JP2011003748A - 面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置 - Google Patents

面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】偏光を制御することができる面発光型半導体レーザを提供する。
【解決手段】面発光型半導体レーザは、基板100と、基板上に形成されかつ垂直共振器を含み、レーザ光を出射するレーザ素子部20と、基板上に形成されかつ各々が垂直共振器を含み、レーザ素子部20を間において対向する側にそれぞれ配置されたダミー素子部30A、30Bと、レーザ素子部20に駆動電流を供給するための電極部152と、ダミー素子部30A、30Bに駆動電流を供給するための電極部162とを有する。ダミー素子部30A、30Bの出射領域は、p側電極により遮蔽されかつ基板100を介してレーザ素子部20に熱的に結合される。
【選択図】図1

Description

本発明は、面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置に関する。
面発光型半導体レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)は、垂直方向に共振器を有し、レーザ光を垂直方向に出射するため利得の異方性を持たない。
面発光型半導体レーザの偏光方向を制御する方法として、傾斜基板を用いることにより基板面方向への利得の異方性を高くして偏光を制御する方法(特許文献1を参照)、メサポストに対して直交する2方向にそれぞれ異なる条件で絶縁膜を成膜し、その2方向の熱膨張差による応力でストレスを付加し偏光を制御する方法(特許文献2を参照)、および電流狭窄層の絶縁領域に異方性を持たせ、その不均一な分布が及ぼす活性層への応力により偏光を制御する方法(特許文献3を参照)などがある。
特許第2605637号 特公平7−73139号 特開2008−16824号
本発明は、偏光を制御することができる面発光型半導体レーザを提供することを目的とする。
請求項1に係る面発光型半導体レーザは、基板と、基板上に形成されかつ垂直共振器を含み、頂部の出射領域からレーザ光を出射可能なレーザ素子部と、基板上に形成されかつ各々が垂直共振器を含み、前記レーザ素子部を間において対向する側にそれぞれ配置された第1組の発熱素子部と、前記レーザ素子部に駆動電流を供給するための第1の電極部と、前記第1組の発熱素子部に駆動電流を供給するための第2の電極部とを有し、前記第1組の発熱素子部の頂部の出射領域は遮蔽されている。
請求項2において、前記レーザ素子部の頂部の出射領域には、前記垂直共振器と電気的に接続された第1の上部電極が形成され、第1の上部電極には、レーザ光を出射可能な開口が形成され、前記第1組の発熱素子部の各々の頂部の出射領域には、前記垂直共振器と電気的に接続された第2の上部電極が形成され、第2の上部電極は、レーザ光を遮蔽する。
請求項3において、前記レーザ素子部は、第1の溝によって隔離された第1の柱状構造を有し、前記第1の柱状構造は、側壁から選択的に酸化された第1の酸化領域を含み、前記第1組の発熱素子部は、第2の溝によって隔離された第2の柱状構造を有し、前記第2の柱状構造は、側壁から選択的に酸化された第2の酸化領域を含む。
請求項4において、前記第2の酸化領域によって囲まれた第2の導電領域の径は、前記第1の酸化領域によって囲まれた第1の導電領域の径よりも小さい。
請求項5において、前記第1および第2の溝は、熱可塑性樹脂によって充填されている。
請求項6において、前記第1の柱状構造は、前記レーザ素子部と前記第1組の発熱素子部の配列方向に延びる連結部によって前記第2の柱状構造に接続されている。
請求項7において、面発光型半導体レーザはさらに、前記レーザ素子部と前記第1組の発熱素子部の配列方向と直交する方向に配列された第2組の発熱素子部と、前記第2組の発熱素子部に駆動電流を供給するための第3の電極部とを有し、前記第2組の発熱素子部は、前記第1組の発熱素子部と独立して駆動される。
請求項8に係る面発光型半導体レーザ装置は、請求項1ないし6いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザと、前記面発光型半導体レーザからの光を入射する光学部材とを実装する。
請求項9において、面発光型半導体レーザ装置はさらに、前記レーザ素子部と前記1組または第2組の発熱素子部を駆動するための駆動手段を含む。
請求項10において、面発光型半導体レーザ装置はさらに、基板上の前記第1組または第2組の発熱素子部の発熱温度を検出する検出手段を含み、前記駆動手段は、前記検出手段によって検出された発熱温度に基づき第1組または第2組の発熱素子部への駆動電流を制御する。
請求項11に係る光伝送装置は、請求項8に記載された面発光型半導体レーザ装置と、前記面発光型半導体レーザ装置から発せられたレーザ光を光媒体を介して伝送する伝送手段とを備える。
請求項12に係る情報処理装置は、請求項1ないし7いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザと、前記面発光型半導体レーザから出射されるレーザ光を記録媒体に集光する集光手段と、前記集光手段により集光されたレーザ光を前記記録媒体上で走査する機構と、
を有する。
請求項1によれば、発熱素子部を持たない構成と比較して、簡易な構成でレーザ光の偏光を制御することができる。
請求項2によれば、上部電極でレーザ光を遮蔽することで簡単に発熱素子部を形成することができる。
請求項3によれば、発熱素子部を持たない選択酸化型の面発光型半導体レーザと比較して、低コストの製造工程を用いてレーザ光の偏光を制御可能な選択酸化型の面発光型半導体レーザを提供することができる。
請求項4によれば、第2の導電領域が第1の導電領域と同じ大きさであるものと比較して、発熱素子部の発熱効率を改善することができる。
請求項5によれば、熱可塑性樹脂を充填しない場合と比較して、レーザ素子部と発熱素子部の配列方向の熱分布の異方性を顕著にすることができる。
請求項6によれば、連結部を持たない構成と比較して、レーザ素子部と発熱素子部の配列方向の熱分布の異方性を顕著にすることができる。
請求項7によれば、レーザ素子部の偏光方向をこれと直交する他の偏光方向にスイッチングさせることができる。
請求項8によれば、面発光型半導体レーザ装置から偏光制御されたレーザ光を出射させることができる。
請求項9によれば、面発光型半導体レーザ装置においてレーザ素子部および発熱素子部の駆動を行うことができる。
請求項10によれば、発熱素子部の消費電力を低減することができる。
請求項11によれば、光伝送装置から偏光制御されたレーザ光を伝送させることができる。
請求項12によれば、情報処理装置において偏光制御されたレーザ光を用いて情報処理をすることができる。
本発明の第1の実施例に係る面発光型半導体レーザの平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 本実施例の面発光型半導体レーザの駆動方法を説明する図である。 本発明の第2の実施例に係る面発光型半導体レーザの平面図である。 図5のA1−A1線断面図である。 本発明の第3の実施例に係る面発光型半導体レーザの平面図である。 図7のA2−A2線断面図である。 本発明の第4の実施例に係る面発光型半導体レーザの平面図である。 本発明の第5の実施例に係る面発光型半導体レーザの平面図である。 本発明の第6の実施例に係る面発光型半導体レーザの平面図である。 本実施例の面発光型半導体レーザに光学部品を実装した面発光型半導体レーザ装置の構成を示す概略断面図である。 本実施例の面発光型半導体レーザを使用した光源装置の構成例を示す図である。 図12に示す面発光型半導体レーザ装置を用いた光伝送装置の構成を示す概略断面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、選択酸化型の面発光型半導体レーザを例示し、面発光型半導体レーザをVCSELと称する。なお、図面のスケールは、発明の特徴を分かり易くするために強調されており、必ずしも実際のデバイスのスケールと同一ではないことに留意すべきである。
図1は、本発明の第1の実施例に係るVCSELの概略平面図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、図1のB−B線断面図である。
第1の実施例に係るVCSEL10は、図1に示すように、n型のGaAs基板100上に、レーザ光を出射するレーザ素子部20と、レーザ素子部20を挟むようにレーザ素子部20の対向する側に配置された2つのダミー素子部30A、30Bとを有する。レーザ素子部20は、基板上に垂直共振器を有し、垂直共振器によって発振されたレーザ光を頂部の出射領域から基板とほぼ垂直方向に出射する。ダミー素子部30A、30Bは、基板上に垂直共振器を有し、垂直共振器によって光を発振させるが、その頂部の出射領域からレーザ光を外部へ出射せず、基板上の発熱素子部として機能する。
レーザ素子部20は、基板100上の半導体層をエッチングし環状の溝22を形成することで、円筒状のメサまたはポスト状(柱状構造)に加工される。図1は、GaAsウエハから切り落とされた1つの矩形状のチップを例示し、レーザ素子部20は、矩形状のチップのほぼ中央に位置されている。符号100Aは、ウエハの切断領域を示している。
2つのダミー素子部30A、30Bは、レーザ素子部20と同様に、基板上の半導体層をエッチングし環状の溝32を形成することで、円筒状のメサまたはポスト状に加工される。レーザ素子部20の光軸(円筒状のメサの軸中心)とダミー素子部30A、30Bの光軸(円筒状のメサの軸中心)を結ぶ線は、直線状または線形であることが望ましい。これらの光軸を結んだ直線を、レーザ素子部とダミー素子部の配列方向という。
ここで、図1に示すように、GaAs基板100の素子形成面におけるX方向の結晶方位を[0、1、1]、Y方向の結晶方位を[0、1、−1]としたとき、レーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bの配列方向は、X方向の結晶方位またはY方向の結晶方位と平行であることが望ましい。X方向またはY方向の結晶方位は、GaAsウエハの位置合わせ部、例えば、オリエンテーションフラット(orientation flat)、に対して平行または直交、あるいはこれと一定の角度となるように予め決められた関係を有する。以後の説明から明らかになるように、レーザ光の偏光方向は、オリエンテーションフラットから容易に認識することが可能になる。
ダミー素子部30A、30Bは、レーザ素子部20と熱的に結合されるようにレーザ素子部20から一定の距離内に配置される。ダミー素子部30A、30Bは、基板上の発熱素子部として機能し、その発熱によって基板上に異方性または方向性のある熱分布または熱応力を生じさせる。
次に、図2および図3を参照してレーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bの詳細を説明する。n型のGaAs基板100上に、Distributed Bragg Reflector(DBR)を構成するn型の下部多層反射鏡102が形成される。下部多層反射鏡102は、例えば、Al0.9Ga0.1AsとAl0.3Ga0.7Asを交互に複数の周期(ペア)で積層する。各層の厚さは、λ/4n(但し、λは発振波長、nは媒質の屈折率)である。下部多層反射鏡102上に、下部スペーサ層104、量子井戸活性層106、上部スペーサ層108が形成される。下部スペーサ層104および上部スペーサ層108は、例えば、アンドープのAl0.5Ga0.5Asから構成される。量子井戸活性層106は、例えば、アンドープのGaAs量子井戸層とアンドープのAl0.2Ga0.8As障壁層で構成される。下部および上部スペーサ層104、108と量子井戸活性層106とを合わせた膜厚は、λ/nである。上部スペーサ層108上に、p型の上部多層反射鏡(DBR)110が形成される。上部多層反射鏡110は、例えば、Al0.9Ga0.1AsとAl0.3Ga0.7Asを交互に複数のペアで積層する。各層の厚さは、下部多層反射鏡102と同様に媒質内波長の1/4である。上部多層反射鏡110の最下層には、p型のAlAs層(電流狭窄層)112が形成され、反対側の最上層には、例えば、キャリア濃度が一段と高いp型のGaAsコンタクト層114が形成される。
レーザ素子部20を規定する環状の溝22は、少なくともAlAs層112の側面が露出される深さを有し、例えば下部多層反射鏡102の一部に至る深さでエッチングされる。ダミー素子部30A、30Bを規定する環状の溝32は、好ましくは溝22と同時にエッチングされ、溝22と同一の深さを有する。図2に示す例では、溝22と溝33の径は同じであり、その結果、レーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bの円筒状の外径はほぼ同じである。
レーザ素子部20のAlAs層112は、溝22によって露出された側面から内部に向けて一定の距離を選択的に酸化される。これにより、AlAs層112には、外縁を取り囲む酸化領域112Aと、酸化領域112Aによって囲まれた導電領域112Bとが形成され、導電領域112Bの平面視野は円形状となる。また、導電領域112Bの径は、好ましくは基本横モードを発振する大きさであり、例えば3ミクロン程度もしくはそれ以下である。ダミー素子部30A、30Bもまた同様に、そのAlAs層112内に選択的に酸化された酸化領域112Aとそれによって囲まれた導電領域112Bを有する。
選択酸化されたAlAs層112は、コンタクト層114から注入された電流を酸化領域112Aで絞り込み、電流密度の高いキャリアを活性層106へ供給する電流狭窄層として機能し、かつ同時に、活性層で発生された光を閉じ込める機能を有する。
レーザ素子部20の頂部の出射領域には、環状のp側電極120が形成される。p側電極は、金、または金と他の金属の積層や合金から構成される。p側電極120は、p型のGaAsコンタクト層114に電気的に接続され、レーザ素子部20に電流を注入する。また、p側電極120の中央には、円形状の開口120Aが形成され、開口120Aの中心は、導電領域112Bの中心にほぼ一致する。開口120Aは、レーザ光を出射するときの出射窓として機能する。
他方、ダミー素子部30A、30Bの頂部の出射領域には、p型のGaAsコンタクト層114に電気的に接続される円形状のp側電極130が形成される。p側電極130は、好ましくはp側電極120と同一工程で同一材料を用いて形成することができるが、p側電極130は、p側電極120と異なり、ダミー素子部30A、30Bの頂部の出射領域のほぼ全面を覆うことに留意すべきである。ダミー素子部30A、30Bは、注入された駆動電流に応じてレーザ発振をするが、発振されたレーザ光は、p側電極130で遮蔽され内部に留保されるため、ダミー素子部30A、30Bにより効果的に熱が発生される。なお、本例では、p側電極130によってダミー素子部の出射領域を遮蔽したが、p側電極130とは別の遮蔽材料を出射領域に形成するようにしてもよい。
レーザ素子部20およびダミー素子部30A、30Bを含む基板上に、SiNx、SiON等の絶縁膜からなる層間絶縁膜140が形成される。レーザ素子部20の頂部において、層間絶縁膜140には、p側電極120を露出するためのコンタクトホール142が形成される。また、ダミー素子部30A、30Bの頂部において、層間絶縁膜140には、p側電極130を露出するためのコンタクトホール144が形成される。レーザ素子部20のp側電極120は、図1および図3に示すように、コンタクトホール142を介して金属配線150に接続され、金属配線150は、層間絶縁膜140上を延在して電極パッド152に接続される。また、ダミー素子部30A、30Bのp側電極130は、コンタクトホール144を介して金属配線160に接続され、金属配線160は、層間絶縁膜140上を延在してもう1つの電極パッド162に接続される。最後に、基板100の裏面には、レーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bに共通のn側電極170が形成される。
次に、本実施例のVCSELの動作について説明する。図4は、図1に示すVCSELの駆動方法の一例を示す図である。レーザ素子部20のp側電極120は、電極パッド152を介して駆動回路180に接続され、ダミー素子部30A、30Bのp側電極130は、電極パッド162を介して発熱制御回路190に接続される。n側電極170は、レーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bの共通のカソード電極となる。
駆動回路180は、しきい値を超える駆動電流をレーザ素子部20に供給し、これに応じて活性層106で発生された光は、垂直共振器を構成する下部多層反射鏡102と上部多層反射鏡110によって発振され、発振されたレーザ光は、レーザ素子部20の頂部から出射される。例えば、850nmのシングル横モードのレーザ光が、p側電極120の開口120Aから基板と垂直な方向に出射される。
他方、ダミー素子部30A、30Bには、発熱駆動回路190からしきい値を超える駆動電流が供給される。ダミー素子30A、30Bは、印加された駆動電流に応じてレーザ発振をするが、その頂部の出射領域は、p側電極130によって遮蔽されているため、レーザ光は外部に出射されない。ダミー素子部30A、30Bで生じた熱は、基板100を介してレーザ素子部20に熱伝導される。これにより、基板上のレーザ素子部20およびダミー素子部30A、30Bの配列方向に方向性のある熱分布が生じ、基板上のレーザ素子部に異方性のある熱応力または熱歪が与えられる。レーザ素子部20は、このような熱応力または熱的歪により偏光方向を特定の方向に安定化するように制御される。また、発熱制御回路190による駆動電流の印加を停止すれば、レーザ素子部20から出射されるレーザ光の偏光は、不安定な状態に戻り得る。
好ましくは、発熱制御回路190は、ダミー素子部30A、30Bの発熱量を制御するため、ダミー素子部30A、30Bの発熱状態を検出する温度センサー192からの出力に基づき駆動電流を制御することができる。これにより、基板上の方向性のある温度分布を一定に保ちながら、ダミー素子部30A、30Bによる無駄な消費電力を抑制する。なお、駆動回路180、発熱制御回路190および温度センサー192は、VCSELと同一のパッケージ内に収容されることが好ましい。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図5は、第2の実施例に係るVCSEL10Aの平面図、図6は、そのA1−A1線断面図である。第2の実施例に係るVCSEL10Aでは、レーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bの配列方向は、結晶方位[01−1]と平行である。さらに、ダミー素子部30A、30Bの外径をレーザ素子部20の外径よりも小さくすることで、ダミー素子部30A、30BのAlAs層(電流狭窄層)112に形成される導電領域112Bの径を、レーザ素子部20に形成される導電領域112Bの径よりも小さくする。ダミー素子部30A、30Bの導電領域112Bの径をより小さくすることで、電気的抵抗が増加し、そこでの発熱効率は向上する。従って、第2の実施例では、ダミー素子部30A、30Bへの駆動電流を小さくしても効率よく大きな発熱を得られ、消費電力の低減に寄与する。
なお、レーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bの半導体層の構成が同一であり、かつ同一の酸化工程によって双方の素子に同時に酸化領域112Aを形成する場合には、上記のように、レーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bの外径を異ならせる必要があるが、レーザ素子部20とダミー素子部30A、30Bの酸化工程を別々に行う場合には、両者のメサの外径は同一であってもよい。さらに、双方の素子のAlAs層の膜厚あるいはAlの濃度が異なるような場合には、両者のメサの外径は同一であってもよいし、同一の酸化工程で選択酸化を行い導電領域の径を可変としもよい。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図7は、第3の実施例に係るVCSEL10Bの平面図、図8は、そのA2−A2線断面図である。第1および第2の実施例では、レーザ素子部20およびダミー素子部30A、30Bは、環状の溝22、32による空間によって隔離されているが、第3の実施例に係るVCSEL10Bでは、溝22および32にブリッジ(連結部)24A、24Bが形成されている。ブリッジ24A、24Bは、配列方向に平行に延在し、ダミー素子部30Aは、ブリッジ24Aによってレーザ素子部20に連結され、ダミー素子部30Bは、ブリッジ24Bによってレーザ素子部20に連結されている。ブリッジ24A、24Bは、半導体層のエッチングパターンを変更し、半導体層を残存させることによってメサと一体に形成することができる。あるいは、他の部材を用いてブリッジ24A、24Bを構成するようにしてもよい。このようなブリッジ24A、24Bを形成することによって、ダミー素子部30A、30Bとレーザ素子部20の配列方向の熱的結合は向上する。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図9は、第4の実施例に係るVCSEL10Cの平面図である。第4の実施例では、第3の実施例ように配列方向にブリッジを形成する代わりに、溝22および溝33内に、電気的に絶縁性の熱可塑性樹脂32を充填する。例えば、ポリイミド樹脂などを充填する。これにより、ダミー素子部30A、30Bとレーザ素子部20の熱的結合を向上させ、同時に、レーザ素子部20およびダミー素子部30A、30Bのメサの機械的な強度を向上させる。
次に、本発明の第5の実施例について説明する。図10は、第5の実施例に係るVCSEL10Dの平面図である。第5の実施例に係るVCSEL10Dは、レーザ光の偏光方向をスイッチングさせる機能を有する。図10に示すように、矩形状のチップの略中央にレーザ素子部20が形成される。レーザ素子部20を挟むX方向にダミー素子部30A、30Bが形成され、レーザ素子部20を挟むY方向にダミー素子部30C、30Dが形成される。レーザ素子部20のp側電極は、金属配線を介して電極パッド152に接続され、ダミー素子部30A、30Bのp側電極は、金属配線を介して第1の電極パッド162Aに接続され、ダミー素子部30C、30Dのp側電極は、金属配線を介して第2の電極パッド162Bに接続される。
レーザ素子部20を駆動するとき、第1の電極パッド162Aからの駆動電流をダミー素子部30A、30Bに印加することで、X方向の熱分布によりレーザ素子部20のレーザ光が第1の偏光方向に制御される。このとき、ダミー素子部30C、30Dには、駆動電流は印加されない。他方、ダミー素子部30A、30Bへの駆動電流を停止し、ダミー素子部30C、30Dへ第2の電極パッド162Bから駆動電流を印加すると、基板上の熱分布がY方向に90度変更されるので、レーザ素子部20のレーザ光は、第1の偏光方向と直交する第2の偏光方向にスイッチングされる。第5の実施例のVCSEL10Dは、偏光依存性のある光学素子を複数用いた光学系の光源において有効である。
次に、本発明の第6の実施例について説明する。図11は、第6の実施例に係るVCSEL10Eの平面図である。第6の実施例に係るVCSEL10Eは、基板上にアレイ状に配置された複数のレーザ素子部と複数のダミー素子部とを有し、複数のレーザ素子部のそれぞれの偏光方向を制御する。図11において、白い丸は、レーザ素子部を示し、ハッチングされた丸は、ダミー素子部を示す。レーザ素子部は、基板上に3行×3列のアレイ状に配置されている。1つのレーザ素子部は、x方向およびy方向に配置されたダミー素子部によって挟まれている。
レーザ素子部が駆動されるとき、例えば、m−1、m−2、m−3の配列方向のダミー素子部に駆動電流が印加され、n−1、n−2、n−3の配列方向のダミー素子部には駆動電流が印加されず、レーザ素子部のレーザ光は、第1の偏光方向に制御される。偏光方向をスイッチングさせるとき、n−1、n−2、n−3の配列方向のダミー素子部に駆動電流が印加され、m−1、m−2、m−3の配列方向のダミー素子部には駆動電流が印加されず、レーザ光は、第1の偏光方向と直交する第2の偏光方向に制御される。
このように本実施例のVCSELでは、発光素子の周辺に通電可能であるがレーザ光の出射口を持たないダミー素子部を配列することで、通電時にダミー素子部が熱せられチップ内に温度分布が発生し、発光素子部に熱応力が生じることで偏光方向を安定化させている。また、基板上に2次元配列したアレイ素子では、ダミー素子部をアレイ周辺部に配列することで発光素子間の不均一性を抑制している。
次に、上記した実施例のVCSELを含む面発光型半導体レーザ装置、光情報処理装置および光伝送装置について図面を参照して説明する。図12Aは、VCSELと光学部品を実装(パッケージ)した面発光型半導体レーザ装置の構成を示す断面図である。面発光型半導体レーザ装置300は、VCSELが形成されたチップ310を、導電性接着剤320を介して円盤状の金属ステム330上に固定する。また、導電性接着剤320上には、レーザ素子部とダミー素子部を駆動するための駆動回路が形成された駆動用チップ312が実装される。金属ステム330の貫通孔(図示省略)を介して外部端子340、342が取り付けられ、外部端子340、342は、駆動用チップ312に電気的に接続される。
チップ310を含むステム330上に矩形状の中空のキャップ350が固定され、キャップ350の中央の開口352内にボールレンズ360が固定されている。ボールレンズ360の光軸は、チップ310のほぼ中心と一致するように位置決めされる。リード340、342間に順方向の電圧が印加されると、チップ310から垂直方向にレーザ光が出射される。チップ310とボールレンズ360との距離は、チップ310からのレーザ光の広がり角θ内にボールレンズ360が含まれるように調整される。また、キャップ内に、VCSELの発光状態をモニターするための受光素子や温度センサーを含ませるようにしてもよい。さらに上記例では、駆動用チップ312をパッケージ内に収容したが、駆動用チップ312は必ずしもパッケージ内に実装することは要しない。
図12Bは、他の面発光型半導体レーザ装置の構成を示す図であり、同図に示す面発光型半導体レーザ装置302は、ボールレンズ360を用いる代わりに、キャップ350の中央の開口352内に平板ガラス362を固定している。平板ガラス362の中心は、チップ310のほぼ中心と一致するように位置決めされる。チップ310と平板ガラス362との距離は、平板ガラス362の開口径がチップ310からのレーザ光の広がり角度θ以上になるように調整される。
図13は、VCSELを光情報処理装置の光源に適用した例を示す図である。光情報処理装置370は、図12Aまたは図12BのようにVCSELを実装した面発光型半導体レーザ装置300または302からのレーザ光を入射するコリメータレンズ372、一定の速度で回転し、コリメータレンズ372からの光線束を一定の広がり角で反射するポリゴンミラー374、ポリゴンミラー374からのレーザ光を入射し反射ミラー378を照射するfθレンズ376、ライン状の反射ミラー378、反射ミラー378からの反射光に基づき潜像を形成する感光体ドラム(記録媒体)380を備えている。このように、VCSELからのレーザ光を感光体ドラム上に集光する光学系と、集光されたレーザ光を光体ドラム上で走査する機構とを備えた複写機やプリンターなど、光情報処理装置の光源として利用することができる。また、偏光依存性のあるポリゴンミラーに対して偏光制御されたレーザ光を照射することができるため、像の結像位置や出力のバラツキを抑制することができる。
図14は、図12Aに示す面発光型半導体レーザ装置を光伝送装置に適用したときの構成を示す断面図である。光伝送装置400は、ステム330に固定された円筒状の筐体410、筐体410の端面に一体に形成されたスリーブ420、スリーブ420の開口422内に保持されるフェルール430、およびフェルール430によって保持される光ファイバ440を含んで構成される。ステム330の円周方向に形成されたフランジ332には、筐体410の端部が固定される。フェルール430は、スリーブ420の開口422に正確に位置決めされ、光ファイバ440の光軸がボールレンズ360の光軸に整合される。フェルール430の貫通孔432内に光ファイバ440の芯線が保持されている。
チップ310の表面から出射されたレーザ光は、ボールレンズ360によって集光され、集光された光は、光ファイバ440の芯線に入射され、送信される。上記例ではボールレンズ360を用いているが、これ以外にも両凸レンズや平凸レンズ等の他のレンズを用いることができる。さらに、光伝送装置400は、リード340、342に電気信号を印加するための駆動回路を含むものであってもよい。さらに、光伝送装置400は、光ファイバ440を介して光信号を受信するための受信機能を含むものであってもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上記実施例では、レーザ素子部およびダミー素子部を円筒状のメサに形成したが、これ以外にも楕円状または矩形状であってもよい。さらに上記実施例では、AlGaAs/GaAs系のVCSELを例示したが、これ以外のIII−V族半導体層を用いたVCSELであってもよい。
10、10A、10B、10C、10D、10E:VCSEL
30A、30B、30C,30D:ダミー素子部(発熱素子部)
100:基板
102:下部多層反射膜
104、108:スペーサ層
106:活性層(量子井戸活性層)
110:上部多層反射膜
112:AlAs層(電流狭窄層)
114:コンタクト層
120:p側電極
122:開口
130:p側電極
140:層間絶縁膜
142、144:コンタクトホール
150、160:配線
152、162、162A、162B:電極パッド
170:n側電極

Claims (12)

  1. 基板と、
    基板上に形成されかつ垂直共振器を含み、頂部の出射領域からレーザ光を出射可能なレーザ素子部と、
    基板上に形成されかつ各々が垂直共振器を含み、前記レーザ素子部を間において対向する側にそれぞれ配置された第1組の発熱素子部と、
    前記レーザ素子部に駆動電流を供給するための第1の電極部と、
    前記第1組の発熱素子部に駆動電流を供給するための第2の電極部とを有し、
    前記第1組の発熱素子部の頂部の出射領域は遮蔽されている、
    面発光型半導体レーザ。
  2. 前記レーザ素子部の頂部の出射領域には、前記垂直共振器と電気的に接続された第1の上部電極が形成され、第1の上部電極には、レーザ光を出射可能な開口が形成され、前記第1組の発熱素子部の各々の頂部の出射領域には、前記垂直共振器と電気的に接続された第2の上部電極が形成され、第2の上部電極は、レーザ光を遮蔽する、請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  3. 前記レーザ素子部は、第1の溝によって隔離された第1の柱状構造を有し、前記第1の柱状構造は、側壁から選択的に酸化された第1の酸化領域を含み、前記第1組の発熱素子部は、第2の溝によって隔離された第2の柱状構造を有し、前記第2の柱状構造は、側壁から選択的に酸化された第2の酸化領域を含む、請求項1または2に記載の面発光型半導体レーザ。
  4. 前記第2の酸化領域によって囲まれた第2の導電領域の径は、前記第1の酸化領域によって囲まれた第1の導電領域の径よりも小さい、請求項3に記載の面発光型半導体レーザ。
  5. 前記第1および第2の溝は、熱可塑性樹脂によって充填されている、請求項3または4に記載の面発光型半導体レーザ。
  6. 前記第1の柱状構造は、前記レーザ素子部と前記第1組の発熱素子部の配列方向に延びる連結部によって前記第2の柱状構造に接続されている、請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  7. 面発光型半導体レーザはさらに、前記レーザ素子部と前記第1組の発熱素子部の配列方向と直交する方向に配列された第2組の発熱素子部と、前記第2組の発熱素子部に駆動電流を供給するための第3の電極部とを有し、前記第2組の発熱素子部は、前記第1組の発熱素子部と独立して駆動される、請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  8. 請求項1ないし7いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザと、
    前記面発光型半導体レーザからの光を入射する光学部材と、
    を実装した面発光型半導体レーザ装置。
  9. 面発光型半導体レーザ装置はさらに、前記レーザ素子部と前記1組または第2組の発熱素子部を駆動するための駆動手段を含む、請求項8に記載の面発光型半導体レーザ装置。
  10. 面発光型半導体レーザ装置はさらに、基板上の前記第1組または第2組の発熱素子部の発熱温度を検出する検出手段を含み、前記駆動手段は、前記検出手段によって検出された発熱温度に基づき第1組または第2組の発熱素子部への駆動電流を制御する、請求項9に記載の面発光型半導体レーザ装置。
  11. 請求項8に記載された面発光型半導体レーザ装置と、
    前記面発光型半導体レーザ装置から発せられたレーザ光を光媒体を介して伝送する伝送手段と、
    を備えた光伝送装置。
  12. 請求項1ないし7いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザと、
    前記面発光型半導体レーザから出射されるレーザ光を記録媒体に集光する集光手段と、
    前記集光手段により集光されたレーザ光を前記記録媒体上で走査する機構と、
    を有する情報処理装置。
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