JP2011000087A - 可食吸収体を備える保持棒付き複合冷菓 - Google Patents
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Abstract
【課題】
器具の用意・装着や廃棄物の発生がなく、手や衣服等を汚さずに食べることができる冷菓を提供することである。
【解決手段】
冷菓と、冷菓に挿入し、冷菓を保持するための保持棒と、冷菓が溶けた溶汁を吸収するための可食吸収体とを備えることを特徴とする保持棒付き複合冷菓を用いる。可食吸収体は、物理吸着、化学吸着又はこれらの組合せにより溶汁を吸収する食品が好ましく、さらに好ましくはウエハース、ビスケット、クッキー、パン、スポンジケーキ、ワッフル、プレッツェル、麩菓子及び落雁からなる群より選ばれる少なくとも1種(S1);フリーズドライされた食品(S2);並びに/又は水溶性食物繊維及び/若しくはグリコサミノグリカン(ムコ多糖類)を含む食品(S3)である。
【選択図】図1
器具の用意・装着や廃棄物の発生がなく、手や衣服等を汚さずに食べることができる冷菓を提供することである。
【解決手段】
冷菓と、冷菓に挿入し、冷菓を保持するための保持棒と、冷菓が溶けた溶汁を吸収するための可食吸収体とを備えることを特徴とする保持棒付き複合冷菓を用いる。可食吸収体は、物理吸着、化学吸着又はこれらの組合せにより溶汁を吸収する食品が好ましく、さらに好ましくはウエハース、ビスケット、クッキー、パン、スポンジケーキ、ワッフル、プレッツェル、麩菓子及び落雁からなる群より選ばれる少なくとも1種(S1);フリーズドライされた食品(S2);並びに/又は水溶性食物繊維及び/若しくはグリコサミノグリカン(ムコ多糖類)を含む食品(S3)である。
【選択図】図1
Description
本発明は、可食吸収体を備える保持棒付き複合冷菓に関する。
従来、保持棒付き冷菓を食べる時に、冷菓が溶け出して、手や衣服等を汚すことがあった。これを防止するため、受け皿と受け皿の中央に筒を有するアイスキャンデー保持具が知られている(特許文献1及び2)。
従来、アイスキャンデー保持器具を用いて冷菓を食べる場合、あらかじめこの器具を用意して、冷菓に装着する必要があるという問題がある。また、冷菓を食べ終わった後、この器具を廃棄するため、廃棄物が発生するという問題がある。
本発明の目的は、器具の用意・装着や廃棄物の発生がなく、手や衣服等を汚さずに食べることができる冷菓を提供することである。
本発明の目的は、器具の用意・装着や廃棄物の発生がなく、手や衣服等を汚さずに食べることができる冷菓を提供することである。
本発明の保持棒付き複合冷菓の特徴は、
冷菓と、
冷菓に挿入し、冷菓を保持するための保持棒と、
冷菓が溶けた溶汁を吸収するための可食吸収体とを備える点を要旨とする。
冷菓と、
冷菓に挿入し、冷菓を保持するための保持棒と、
冷菓が溶けた溶汁を吸収するための可食吸収体とを備える点を要旨とする。
冷菓とは、アイスクリーム類及び/又は氷菓から構成され、冷却固化した菓子を意味する。
アイスクリーム類とは、「アイスクリーム」、「アイスミルク」及び「ラクトアイス」の総称であり、食品衛生法(昭和22年法律第233号)の規定に基づく乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和26年厚生省令第52号)に適合するものをいう(アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約第2条第1項)。
アイスクリーム類は、乳固形分及び乳脂肪分の量によって分類され、アイスクリーム、アイスミルク及びラクトアイスが含まれる。
「アイスクリーム」とは、アイスクリーム類のうち、重量百分率で乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上のものをいう(同規約第2条第2項)。
「アイスミルク」とは、アイスクリーム類のうち、重量百分率で乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上のものをいう。ただし、アイスクリームに該当するものを除く(同規約第2条第3項)。
「ラクトアイス」とは、アイスクリーム類のうち、重量百分率で乳固形分3.0%以上のものをいう。ただし、アイスクリーム及びアイスミルクに該当するものを除く(同規約第2条第4項)。
「氷菓」とは、食品衛生法の規定に基づく食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)に適合し、糖液若しくはこれに他食品を混和した液体を凍結したもの又は食用氷を粉砕し、これに糠液若しくは他食品を混和し再凍結したもので、凍結のまま食用に供するものをいう。ただし「アイスクリーム類」に該当するものを除く(同規約第2条第5項)。
冷菓は、一種類の冷菓から構成してもよいし、異なった種類の冷菓を組み合わせて構成してもよい。
冷菓の形状は、柱体、柱体の角を丸くしたもの、果実の形状を模したもの、動物の形状を模したもの、植物の形状を模したもの、アニメのキャラクターを模したもの、乗り物の形状を模したもの、トランプのマークに厚みをもたせて立体的に模したもの、星の形に厚みをもたせて立体的に模したもの、数字に厚みをもたせて立体的に模したもの、アルファベットに厚みをもたせて立体的に模したもの、ロゴマークに厚みをもたせて立体的に模したもの及びこれらを組合わせたものが含まれる。
柱体としては、円柱、三角柱、四角柱、五角柱、六角柱、柱体の底面がトランプのマークを模した形状及び柱体の底面が星の形を模した形状が含まれる。
果実の形状を模したものとしては、バナナ、リンゴ、ミカン又はパイナップルを模したものが含まれる。動物の形状を模したものとしては、犬、猫又はイルカを模したものが含まれる。植物の形状を模したものとしては、梅、ひまわり、ばら又はチューリップを模したものが含まれる。乗り物の形状を模したものとしては、自動車、電車又船を模したものが含まれる。
果実の形状を模したものとしては、バナナ、リンゴ、ミカン又はパイナップルを模したものが含まれる。動物の形状を模したものとしては、犬、猫又はイルカを模したものが含まれる。植物の形状を模したものとしては、梅、ひまわり、ばら又はチューリップを模したものが含まれる。乗り物の形状を模したものとしては、自動車、電車又船を模したものが含まれる。
冷菓は、チョコレート、キャラメル又は氷菓等でコーティングしていてもよく、アーモンド、ピーナッツ、シリアル又はドライフルーツ等でトッピングされていてもよい。
冷菓には、練乳、あんこ、小豆、黒蜜、白玉、ゼリー、ラムネ菓子、チョコレート又は果実等が入っていてもよい。
冷菓は、一種類の形状から構成してもよいし、異なった形状を組み合わせて構成してもよい。たとえば、二つの同じ形状を結合して一体として、食べる際、二つに分けることができるような形状であってもよい。
可食吸収体とは、経口摂取でき、体に害をもたらさない吸収体であって、冷菓が溶けた溶汁を、物理吸着、化学吸着(水素結合等)又はこれらの組合せにより吸収するものが含まれる。
物理吸着には、隙間(多孔質構造や毛細管構造)等に溶汁を吸収する現象が含まれる。
物理吸着には、隙間(多孔質構造や毛細管構造)等に溶汁を吸収する現象が含まれる。
可食吸収体としては、ウエハース、ビスケット、クッキー、パン、スポンジケーキ、ワッフル、プレッツェル、麩菓子及び落雁からなる群より選ばれる少なくとも1種(S1)が含まれる。さらに、可食吸収体には、果物(苺、林檎、バナナ、桃、イチジク及びパイナップル等)、野菜(かぼちゃ、ほうれん草及びにんじん等)、豆腐又は油揚げ等をフリーズドライした食品(S2)も含まれる。また、可食吸収体には、水溶性食物繊維及び/又はグリコサミノグリカン(ムコ多糖類)を含む食品(S3)が含まれる。
ウエハースとは、小麦粉、卵及び砂糖から製造される焼き菓子であり、一般的に短冊形をしており、表面に格子模様がつけられている。
ビスケットとは、小麦粉、糖類、食用油脂および食塩を原料とし必要により澱粉、乳製品、卵製品、膨張剤、食品添加物の原料を配合し、または、添加したものを混合機、成型機およびビスケットオーブンを使用し製造した食品をいう(ビスケット類の表示に関する公正競争規約第2条第2項)。
クッキーとは、「手づくり風」の外観を有し、糖分、脂肪分の合計が重量百分比で40%以上のもので、嗜好に応じ、卵、乳製品、ナッツ、乾果、蜂蜜等により製品の特徴づけをおこなって風味よく焼きあげたもの(ビスケット類の表示に関する公正競争規約施行規則第3条第1項第1号)及びその他、全国ビスケット公正取引協議会の承認を得た場合(同第2号)をいう。
パンとは、小麦粉、水、塩及びバターからなる生地をイースト菌で発酵させた後、焼いたものである。
スポンジケーキとは、鶏卵、小麦粉及び砂糖を原料に、空気を巻き込ませて製造される焼き菓子である。
ワッフルとは、小麦粉、鶏卵、牛乳、砂糖及びバターからなる原料を、格子模様のついた鉄板に挟みながら焼きあげた焼き菓子である。
プレッツェルとは、小麦、水、塩及びイースト菌で作った生地を、棒状やひらがなの「め」のような形にして焼き上げた菓子である。
麩菓子とは、グルテン、ベーキングパウダー及び餅米から製造され、表面に黒砂糖等によって味付けされている。
落雁とは、米粉等の澱粉質の粉、水飴及び砂糖から製造される菓子である。
フリーズドライとは、食品を−30℃前後で急速凍結した後、減圧にて、水分を昇華させる方法である。
フリーズドライされた食品は、スライス状、角切り状又は半月切り状の切断加工された形状であっても、切断加工していないもの(乾燥前の食品の形状)であってもよい。また、フリーズドライされた食品は、パウダー状にして他の食品(焼き菓子等の可食吸収体等)に混合してもよく、パウダー状にしたものに、バインダー(水飴等)を加え、型にいれ圧力を加えて成形した後、乾燥させてもよい。
フリーズドライされた食品は、通常の加熱乾燥された食品に比べて復元性がよいという特徴がある。したがって、フリーズドライされた食品を用いると、フリーズドライの状態の食感を楽しむだけでなく、フリーズドライされた食品が溶汁を吸収することにより、元の食品に復元した後の食感も楽しむことができる。
水溶性食物繊維としては、水に溶解する食物繊維であり、ペクチン、グルコマンナン、フコイダン、アガロース、ガラクトマンナン、アルギン酸ナトリウム及びポリデキストロースが含まれる。
グリコサミノグリカン(ムコ多糖類)としては、ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイチン4−硫酸、コンドロイチン6−硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸及びヘパリンが含まれる。
可食吸収体の形状としては、柱体、錐体、平板状、動物の形状を模したもの、植物の形状を模したもの、アニメのキャラクターを模したもの、乗り物の形状を模したもの、トランプのマークに厚みをもたせこれを立体的に模したもの、数字に厚みをもたせ立体的にこれを模したもの、アルファベットの文字に厚みをもたせこれを立体的に模したもの、ロゴマークに厚みをもたせこれを立体的に模したもの、骨の形状を模したもの及びこれらを組合わせたものが含まれる。
柱体としては、円柱、三角柱、四角柱、五角柱、六角柱、柱体の底面の形状がトランプのマークを模した形状又は柱体の底面が星の形状を模した形状が含まれる。錐体としては、円錐、三角錐、四角錐、五画錐又は六角錐が含まれる。動物の形状を模したものとしては、犬、猫、魚、熊又はイルカを模したものが含まれる。植物の形状を模したものには、梅、もみじ、菊、さくら又はひまわりを模したものが含まれる。乗り物の形状を模したものには、自動車、電車又は船を模したものが含まれる。
可食吸収体には、保持棒を挿入するための挿入孔を予め設けてもよい。また、溶汁の吸収効率を向上させるために、溶汁と可食吸収体との接触表面積を増大させてもよく、たとえば、可食吸収体の表面に凹凸(各種模様等)を設けたり、可食吸収体に溶汁を受け、表面積を増大できる溶汁吸収溝を設けたりしてもよい(図6参照)。
凹凸や溶汁吸収溝を設ける場合、これらの大きさや数には限定がないが、吸収効率及び複合冷菓の保存性や運搬性等を考慮して適宜決定される。
凹凸や溶汁吸収溝を設ける場合、これらの大きさや数には限定がないが、吸収効率及び複合冷菓の保存性や運搬性等を考慮して適宜決定される。
可食吸収体は、冷菓が溶けた溶汁を吸収するために、溶汁が垂れやすい場所に備えられていれば、溶汁が垂れにくい場所にも備えられていてもよい。
溶汁が垂れやすい場所としては、複合冷菓を食する際、冷菓に対して鉛直下向きにある場所が含まれ、たとえば、冷菓に保持棒が設けられる側及びその周辺が挙げられる(図1〜6参照)。
溶汁が垂れにくい場所としては、複合冷菓を食する際、冷菓に対して鉛直上向きにある場所が含まれ、たとえば、複合冷菓の保持棒が設けられる側と反対側及びその周辺が挙げられる。
溶汁が垂れやすい場所としては、複合冷菓を食する際、冷菓に対して鉛直下向きにある場所が含まれ、たとえば、冷菓に保持棒が設けられる側及びその周辺が挙げられる(図1〜6参照)。
溶汁が垂れにくい場所としては、複合冷菓を食する際、冷菓に対して鉛直上向きにある場所が含まれ、たとえば、複合冷菓の保持棒が設けられる側と反対側及びその周辺が挙げられる。
可食吸収体は、冷菓の溶汁が垂れやすい場所に貼り付けた構成(図1、3、4、6参照)であってもよいし、冷菓の溶汁が垂れやすい場所に可食吸収体を挿入した構成(図2、5参照)であってもよい。また、冷菓の溶汁が垂れやすい場所に可食吸収体を設けてあれば、溶汁が垂れにくい場所にも備えられていてもよく、たとえば、直方体の冷菓の場合、保持棒が設けられる側(底面)と側面の一部に可食吸収体を設けた構成であってもよく、底面と側面の底面付近とを囲むように可食吸収体を設けた構成(図4参照)であってもよい。
可食吸収体を冷菓に貼り付ける方法としては、冷菓が固化する前に可食吸収体を貼り付け、冷却し固化することにより貼り付ける方法であっても、食品用接着剤(プルラン等)を用いて貼り付ける方法であってもよい。
保持棒は、冷菓を保持するための棒であれば、さまざまな形状、大きさのものを用いることができる。また、直接冷菓に触れることなく、冷菓を保持することができるため、冷菓に体温が移りにくく冷菓が溶けにくいので手が汚れにくい。
保持棒の形状は、平板状、柱体、動物の形状を模したもの、トランプのマークに厚みをもたせこれを立体的に模したもの、星の形状に厚みをもたせこれを立体的に模したもの、アルファベットの文字に厚みをもたせこれを立体的に模したもの、数字に厚みをもたせこれを立体的模したもの、ロゴマークに厚みをもたせこれを立体的に模したもの及びこれらを組合わせたものが含まれる。
柱体には、柱体の底面の形状が、丸、三角、四角、五角、六角、トランプのマークの形状を模したもの、星の形状を模したもの、アルファベットの形状を模したもの又は数字の形状を模したものが含まれる。
保持棒は、冷菓に一本挿入されているものであっても、複数本挿入されているものであってもよい。
保持棒としては、木、竹又はプラスチックからできていてもよく、可食材料(ビスケット、麩菓子等)からできていてもよい。
本発明の保持棒付き複合冷菓は、様々な製造方法により製造することができ、たとえば、原料を混合溶解する工程、冷菓ミックスを濾過する工程、乳化均質する工程、殺菌工程、エイジング工程、フリージング工程、充填工程、保持棒挿入工程、凍結工程及び取り出し工程により製造することができる。なお、冷菓が氷菓の場合には、乳化均質する工程及びエイジング工程が省略される。
可食吸収体は、フリージング工程と充填工程との間において、氷管等の型の内側に装着してもよく、充填工程の直後に装着してもよいし、保持棒挿入工程の直後に装着してもよく、取り出し工程後に貼り付けてもよいし、これらを組合わせて装着してもよい。
本発明の可食吸収体は、以上の保持棒付き複合冷菓に使用するためのものであり、上記の可食吸収体が含まれる。
本発明の可食吸収体は、冷菓を食する直前に、冷菓に装着してから、冷菓を食することができるし、予め、冷菓に装着しておいてもよい。
本発明の可食吸収体は、冷菓を食する直前に、冷菓に装着してから、冷菓を食することができるし、予め、冷菓に装着しておいてもよい。
本発明の複合冷菓は、器具の用意・装着・廃棄物の発生がなく、手や衣服等を汚さずに食べることができる。
したがって、本発明の複合冷菓を用いて冷菓を食べる場合、あらかじめ器具を用意する必要がなく、冷菓に装着する必要もない。また、冷菓を食べ終わった後、この器具を廃棄する必要がないため、廃棄物が発生するという問題がない。
したがって、本発明の複合冷菓を用いて冷菓を食べる場合、あらかじめ器具を用意する必要がなく、冷菓に装着する必要もない。また、冷菓を食べ終わった後、この器具を廃棄する必要がないため、廃棄物が発生するという問題がない。
以下、図面を用いて、本発明の保持棒付き複合冷菓について、さらに詳細に説明する。
<図1>
図1は、直方体形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)付近の側面(50)を囲むように、かつ、底面(40)からはみ出るように可食吸収体(30)を設け、底面(40)に、平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)を挿入した実施態様を模式的に示した斜視図である。
<図1>
図1は、直方体形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)付近の側面(50)を囲むように、かつ、底面(40)からはみ出るように可食吸収体(30)を設け、底面(40)に、平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)を挿入した実施態様を模式的に示した斜視図である。
図1に示される可食吸収体(30)は、一体成形したものであっても、複数個(たとえば、4個)の可食吸収体を組み合わせたものでもよい。
図1の保持棒付き複合冷菓は、(1)フリージング工程と充填工程との間において、氷管等の型の内側に可食吸収体(30)を装着してから、充填工程等を経て製造してもよいし、(2)取り出し工程後に可食吸収体(30)を貼り付けて製造してもよい。
冷菓(10)の形状、保持棒(20)の形状及び可食吸収体(30)の形状は、図1に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
冷菓(10)の形状、保持棒(20)の形状及び可食吸収体(30)の形状は、図1に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
<図2>
図2は、直方体と半円柱とを組合わせた形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)に、10個の円柱形状を持つ可食吸収体(31)と、平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)とを挿入した実施態様を模式的に示した斜視図である。
図2は、直方体と半円柱とを組合わせた形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)に、10個の円柱形状を持つ可食吸収体(31)と、平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)とを挿入した実施態様を模式的に示した斜視図である。
図2に示される可食吸収体(30)は円柱形状であるが、この形状や大きさ、数は適宜変更でき、形状や大きさの異なるもの同士を組合わせて用いてもよい。また、この可食吸収体は(30)は、冷菓の底面に挿入されるだけでなく、側面にも挿入されていてもよい。
図2の保持棒付き複合冷菓は、(1)充填工程の直後に可食吸収体(30)を装着して、保持棒挿入工程を経て製造してもよいし、(2)保持棒挿入工程の直後の可食吸収体(30)を装着して、冷凍工程等を経て製造してもよく、(3)保持棒挿入工程で、保持棒(20)と可食吸収体(30)とを挿入して、冷凍工程等を経て製造してもよい。
冷菓(10)の形状及び保持棒(20)の形状は、図2に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
冷菓(10)の形状及び保持棒(20)の形状は、図2に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
<図3>
図3は、直方体形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面)に、直方体形状を持つ可食吸収体(30)を張り付けた後、平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)を挿入した実施態様を模式的に示した斜視図である。
図3は、直方体形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面)に、直方体形状を持つ可食吸収体(30)を張り付けた後、平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)を挿入した実施態様を模式的に示した斜視図である。
図3の保持棒付き複合冷菓は、(1)充填工程の直後に可食吸収体(30)を装着して、保持棒挿入工程を経て製造してもよいし、(2)保持棒挿入工程の直後の可食吸収体(30)を装着して、冷凍工程等を経て製造してもよく、(3)取り出し工程後に可食吸収体(30)を貼り付けて製造してもよい。
冷菓(10)の形状、保持棒(20)の形状及び可食吸収体(30)の形状は、図3に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
冷菓(10)の形状、保持棒(20)の形状及び可食吸収体(30)の形状は、図3に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
<図4>
図4は、大きさの異なる2つの直方体を結合した形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)付近の側面(50)と底面(40)とを囲むように可食吸収体(30)を設け、可食吸収体(30)を貫いて底面(40)に平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)を挿入した実施態様を模式的に示した斜視図である。
図4は、大きさの異なる2つの直方体を結合した形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)付近の側面(50)と底面(40)とを囲むように可食吸収体(30)を設け、可食吸収体(30)を貫いて底面(40)に平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)を挿入した実施態様を模式的に示した斜視図である。
図4に示される可食吸収体(30)は、一体成形したものであっても、複数個(たとえば、5個)の可食吸収体を組み合わせたものでもよい。
図4の保持棒付き複合冷菓は、(1)フリージング工程と充填工程との間において、氷管等の型の内側に可食吸収体(30)を装着してから、充填工程を経て、充填工程の直後に別の可食吸収体(30)を底面(40)に装着して、保持棒挿入工程等を経て製造してもよいし、(2)フリージング工程と充填工程との間において、氷管等の型の内側に可食吸収体(30)を装着してから、充填工程を経て、保持棒挿入工程の直後に別の可食吸収体(30)を底面(40)に装着して、冷凍工程等を経て製造してもよいし、(3)取り出し工程後に可食吸収体(30)を貼り付けて製造してもよい。
冷菓(10)の形状、保持棒(20)の形状及び可食吸収体(30)の形状は、図4に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
<図5>
図5は、直方体形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)に可食吸収体(30)の一部と、平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)とを挿入した実施態様を模式的に示した断面図である。
図5に示した可食吸収体(30)は、フリーズドライされた食品(苺等)であるが、他の可食吸収体に変更してもよいし、形状を加工してもよく、数は適宜変更でき、種類や形状、大きさの異なるもの同士を組合わせて用いてもよい。また、この可食吸収体は(30)は、冷菓の底面に挿入されるだけでなく、側面にも挿入されていてもよい。
図5は、直方体形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)に可食吸収体(30)の一部と、平板形状(端部を半円状に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)とを挿入した実施態様を模式的に示した断面図である。
図5に示した可食吸収体(30)は、フリーズドライされた食品(苺等)であるが、他の可食吸収体に変更してもよいし、形状を加工してもよく、数は適宜変更でき、種類や形状、大きさの異なるもの同士を組合わせて用いてもよい。また、この可食吸収体は(30)は、冷菓の底面に挿入されるだけでなく、側面にも挿入されていてもよい。
図5の保持棒付き複合冷菓は、(1)充填工程の直後に可食吸収体(30)を装着して、保持棒挿入工程を経て製造してもよく、(2)保持棒挿入工程の直後の可食吸収体(30)を装着して、冷凍工程等を経て製造してもよいし、(3)保持棒挿入工程において、保持棒(20)と可食吸収体(30)とを挿入して、冷凍工程等を経て製造してもよい。
冷菓(10)の形状及び保持棒(20)の形状は、図5に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
冷菓(10)の形状及び保持棒(20)の形状は、図5に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
<図6>
図6は、直方体形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)の底面(40)に、溶汁吸収溝(60)を持つ可食吸収体(30)を設け、可食吸収体(30)を貫いて底面(40)に平板形状(端部を半円状)に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)を挿入した実施態様を模式的に示した断面図である。
図6は、直方体形状を持つ冷菓(10)の保持棒(20)が挿入される側(底面:40)の底面(40)に、溶汁吸収溝(60)を持つ可食吸収体(30)を設け、可食吸収体(30)を貫いて底面(40)に平板形状(端部を半円状)に面取りしたもの)を持つ保持棒(20)を挿入した実施態様を模式的に示した断面図である。
図6に示される可食吸収体(30)は、一体成形したものであっても、複数個の可食吸収体を組み合わせたものでもよい。
溶汁吸収溝(60)は、溶汁の吸収をより効果的にするものであり、溶汁と可食吸収体(30)との接触表面積を増大することができるものである。
図6では、溶汁吸収溝は連続した1本の溝である。溶汁吸収溝の数や大きさには制限が無く、小さな溝の数が多い程吸収効率が向上する傾向にある。また、溶汁吸収溝の溝幅は大きすぎると、複合冷菓の保存、運搬等に支障をきたすから、できるだけ狭い方が好ましい。一方、垂れずに落下する溶汁を吸収するために、溶汁吸収溝を1本の広い溝としてもよい。
図6では、溶汁吸収溝は連続した1本の溝である。溶汁吸収溝の数や大きさには制限が無く、小さな溝の数が多い程吸収効率が向上する傾向にある。また、溶汁吸収溝の溝幅は大きすぎると、複合冷菓の保存、運搬等に支障をきたすから、できるだけ狭い方が好ましい。一方、垂れずに落下する溶汁を吸収するために、溶汁吸収溝を1本の広い溝としてもよい。
図6の保持棒付き複合冷菓は、(1)充填工程の直後に可食吸収体(30)を装着して、保持棒挿入工程を経て製造してもよいし、(2)保持棒挿入工程の直後の可食吸収体(30)を装着して、冷凍工程等を経て製造してもよく、(3)取り出し工程後に可食吸収体(30)を貼り付けて製造してもよい。
冷菓(10)の形状、保持棒(20)の形状及び可食吸収体(30)の形状は、図6に示した形状に限られず、上記の形状等に置き換えることができる。
10 冷菓
20 保持棒
30 可食吸収体
40 冷菓の底面
50 冷菓の側面
60 溶汁吸収溝
20 保持棒
30 可食吸収体
40 冷菓の底面
50 冷菓の側面
60 溶汁吸収溝
Claims (6)
- 冷菓と、
冷菓に挿入し、冷菓を保持するための保持棒と、
冷菓が溶けた溶汁を吸収するための可食吸収体とを
備えることを特徴とする保持棒付き複合冷菓。 - 可食吸収体が物理吸着、化学吸着又はこれらの組合せにより溶汁を吸収する食品である請求項1に記載の保持棒付き複合冷菓。
- 可食吸収体がウエハース、ビスケット、クッキー、パン、スポンジケーキ、ワッフル、プレッツェル、麩菓子及び落雁からなる群より選ばれる少なくとも1種(S1);フリーズドライされた食品(S2);並びに/又は水溶性食物繊維及び/若しくはグリコサミノグリカン(ムコ多糖類)を含む食品(S3)である請求項1又は2に記載の保持棒付き複合冷菓。
- 冷菓がアイスクリーム類及び/又は氷菓である請求項1〜3のいずれかに記載の保持棒付き複合冷菓。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の保持棒付き複合冷菓に使用することを特徴とする可食吸収体。
- ウエハース、ビスケット、クッキー、スポンジケーキ、プレッツェル、麩菓子及び落雁からなる群より選ばれる少なくとも1種(S1);
フリーズドライされた食品(S2);並びに/又は
水溶性食物繊維及び/若しくはグリコサミノグリカン(ムコ多糖類)を含む食品(S3)で構成された請求項5に記載の可食吸収体。
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