JP2010529403A - 水含有物質を乾燥させるためのシステムおよび方法 - Google Patents

水含有物質を乾燥させるためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

空気の流れを、第1の熱交換器1にて、空気の流れと水含有物質のうちの第1の部分との間の直接接触によって加熱すること、加熱された空気の流れを、第1および第2の空気の流れへと分割すること、第2の空気の流れを加熱ユニット3にて加熱すること、水含有物質のうちの第2の部分を、乾燥ユニット5にて、加熱された第2の空気の流れと上記水含有物質のうちの第2の部分との間の直接接触によって乾燥させること、第2の空気の流れを、第2の熱交換器201aにて、第1の冷却液を使用して、第1の冷却液の温度レベルまで冷却すること、冷却された第2の空気の流れと第1の空気の流れとを、混合ユニットにて混合すること、および混合された空気の流れを、第3の熱交換器201bにて第2の冷却液によって冷却することによって、水含有物質を空気の流れを使用して乾燥させるための方法および装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、糞尿などの水含有物質を乾燥させるためのシステムおよび方法に関する。
豚糞尿スラリは、集約的な養豚のかなりの水分を含む副産物であり、典型的には固形分が3〜10%である。平均的な食用豚は、1年につき1立方メートルの糞尿スラリを生み出し、子豚を伴う平均的な雌豚は、5立方メートルである。糞尿スラリの運搬は、主として水の運搬であり、したがって高価につく。
したがって、糞尿スラリ中の水の量を少なくするための費用対効果に優れた方法について、ニーズが存在する。本発明の目的は、最小限のエネルギを使用して糞尿スラリなどの水含有物質を乾燥させるためのシステムおよび方法を提供することにある。さらに、本発明の目的は、(残余の)熱を効率的な方法で回収し、後に再利用するためのシステムおよび方法を提供することにある。
この目的のため、本発明は、空気の流れによって水含有物質を乾燥させるための請求項1に記載のとおりのシステムを提供する。
一実施形態において、本発明は、空気の流れによって水含有物質を乾燥させるための請求項20に記載のとおりの方法を提供する。
このシステムおよびこの方法は、放出される潜熱(凝縮エネルギ)をプロセス内の他の場所で実質的に同じ温度で水含有物質からの水の気化に使用できるため、高い効率をもたらす。
本システムは、第1の湿式フィルタにおいて比較的低温の余熱が回収されて再使用される「閉じた」熱回路を提供する。余熱を費用対効果に優れた方法で回収および再使用するために、少なくとも10℃の温度差を、乾燥ユニットから来る第2のレベルまで飽和した第2の空気の流れと、水含有物質の第1の部分との間に維持しなければならない。温度差が小さすぎる場合、回収および再使用がもはや実行できないほどに熱損失が大きくなる。このような温度差を達成するために、乾燥床から来る空気を、可能な限り高い温度レベルで飽和させなければならず、これは、加熱ユニットを使用して限られた量の空気のみを加熱することによってのみ達成することができる。これにより、第2のレベルまで飽和した加熱された空気の流れがもたらされ、結果として、第2の熱交換器において加熱された第1の冷却液がもたらされる。加熱された第1の冷却液は、必要な場合には後に第4の熱交換器において水含有物質の第1の部分を加熱するために使用することができるような温度レベルを有している。これを、後に、第1の湿式フィルタを通過する空気を直接加熱するために使用することができる。
第2の熱交換器から来る冷却された第2の空気の流れは、空気の流れの第1の部分の余熱と同様のある量の余熱を依然として含んでおり、この第1の部分は、例えば、さらに加熱されることなくバイパスを介して中和装置および第2のエアスクラバへと渡される。したがって、これら2つの空気の流れを、いかなる問題もなく混合することができる。この混合された空気の流れと第2の(最も低温の)冷却液との間の温度差は、直接接触によって空気の流れから熱を抽出し、それによって第2の冷却液を加熱するために充分である。その結果、加熱された第2の冷却液が、上述のようにさらに加熱される第1の冷却液になる。その結果、冷却液が可能な限り高い温度に達し、可能な限り多くの余熱が再使用される。
本発明を、あくまでも例として、以下の図面を参照しつつさらに詳しく後述する。図面は、本発明の技術的範囲を限定しようとするものではなく、あくまでも本発明を例示しようとするものにすぎない。
本発明による乾燥システムおよび関連のプロセスの実施形態の概要を、図式的に示している。 図1に図式的に示した乾燥システムにおける空気の流れの概要を、図式的に示している。 図1に図式的に示した乾燥システムにおける無機物の流れの概要を、図式的に示している。 図1に図式的に示した乾燥システムにおけるエネルギの流れの概要を、図式的に示している。 本発明の実施形態において使用することができる1回プレスの装置の概略の断面を示している。 下面が開かれた状態の図5aからのプレス装置の概略の断面を示している。 本発明の実施形態において使用することができる多段プレス装置の概略の断面を示している。 本発明の実施形態において使用することができる解放装置の概略図を示している。 本発明の実施形態において使用することができる多段の空冷装置の概略の断面を示している。 中和装置および図7aによる空冷装置としても機能する湿式フィルタの細部の概略図を示している。
以下の説明においては、本発明を、あくまでも例として、糞尿の乾燥に関して説明する。しかしながら、システムおよび方法の両方に関し、説明される実施形態を、浚渫からの廃物、処理場からの泥、あるいは発酵プラントまたは食品加工からの残渣など、他の水含有物質の乾燥にも使用できることを、理解すべきである。
図1が、本発明による乾燥システムおよび関連のプロセスの実施形態の概略図を示している。乾燥システムが、第1の湿式フィルタ1、ラジエタ3、乾燥床5、第2の湿式フィルタ7、第1のエアスクラバ9、および冷却塔11を備えている。上述の部位のすべてが、第1の湿式フィルタ1からの空気が、線31を介してラジエタ3へと流れることができ、ラジエタ3から線33を介して乾燥床5へと流れることができ、乾燥床5から線35を介して第2の湿式フィルタ7へと流れることができ、第2の湿式フィルタ7から線37を介して第1のエアスクラバ9へと流れることができ、第1のエアスクラバ9から線39を介して冷却塔11へと流れることができるような方法で、互いに接続されている。上述の空気の流れの具体的な態様は、図2を参照して説明される。図1に示した乾燥システムの実施形態は、ジェネレータ13、中和装置15、および第2のエアスクラバ17をさらに備えている。これらの構成要素の機能およびそれらの間の接続は、図2を参照して説明される。
図1に示した乾燥システムの実施形態は、熱交換器19をさらに備えている。熱交換器19は、線41および43を介して冷却塔11に、線45および47を介して第1の湿式フィルタ1に連通している。乾燥システムにおける熱交換器19の位置および機能は、図3および4を参照してさらに詳しく説明される。
最後に、図1に示した乾燥システムの実施形態は、分離装置21、バッファ23、プレス装置25、およびスクリーン選別機27をさらに備えている。これらの構成要素は、乾燥システムにおいて無機物の流れを処理するために使用される。乾燥システムのこれらの構成要素および他の構成要素の間の接続、ならびに種々の部位の機能は、図4を参照してさらに詳しく説明される。
図2は、図1に図式的に示したとおりの乾燥システムにおける空気の流れの概略図である。外気が、ジェネレータ13によって線51を介して引き込まれる。さらに、外気を、通気ファン(図示せず)によって乾燥システムのさまざまな位置において引き込むことができる。ジェネレータ13は、線53(図1に示されている)を介して供給される燃料を、例えば電気エネルギまたは熱の形態である有用なエネルギへと変換するために、ある量の空気を使用する。好ましくは、ジェネレータ13は、電気エネルギに加えてある量の余熱も供給する熱電併給(CHP)設備である。余熱を、乾燥システムの種々の場所で使用することができる。ジェネレータ13の代わりにラジエタ3のための供給源として機能することができる他に考えられる熱源は、バイオマス、動物熱、および太陽集熱器である。
さらに、ジェネレータ13へと供給される外気に加え、ある量の外気が、例えばベンチレータ(図示せず)によって、線55を介して第1の湿式フィルタ1へと供給され、第1の湿式フィルタ1を通過する。第1の湿式フィルタ1において、空気の流れが、薄くて水っぽい糞尿部分(以下では、低濃度の糞尿部分と称される)に密接に接触させられる。低濃度の糞尿部分という表現のさらに詳しい説明は、図3の説明において提示される。密接な接触の結果として、空気が、低濃度の糞尿部分から水分およびアンモニアなどの揮発成分を吸収し、それらである程度まで飽和した状態になる。大気湿度に対する95%という飽和の程度、またはそれ以上を、容易に達成することができるが、本発明がこれに限定されるわけではない。さらに、空気が、より高温である糞尿部分によって加熱され、すなわち熱交換器として機能する。
第1の湿式フィルタ1から出る空気を、線57を介して中和装置15へと通され、バイパスとして機能する第1の部分と、線31を介してラジエタ3へと通され、そこから線33を介して乾燥床5へと通される第2の部分とに分割することができる。バイパス57の機能は、後で説明する。まず、空気の流れのうちの第2の部分に関係する空気の流れを説明する。ジェネレータ13から由来する煙道ガスを、ジェネレータ13と乾燥床5との間に存在する線59を介して、空気の流れのこの第2の部分へと混ぜることもできる。空気の流れの温度が、ラジエタ3に通されることによって上昇し、煙道ガスが線59によって追加される場合には、この追加の結果として上昇する。乾燥床5において、空気が、水分およびアンモニアなどの揮発成分を吸収し、それらである程度まで、例えば、85%またはそれ以上の相対湿度のレベルまで飽和した状態になる。しかしながら、本発明がこれに限定されるわけではない。
空気が乾燥床5を通過する結果として、空気の温度が低下する。乾燥床5から出る空気の一部分を、線61を介してラジエタ3へと戻して、再び熱を加えることができ、結果として再循環プロセスがもたらされる。乾燥システムを、再循環プロセスを複数回繰り返すことができるような方法で設計することができ、これは、乾燥システムの効率を向上させる。乾燥床5から出る空気のうち、線61経由の再循環プロセスに導入されない部分は、線35を介して第2の湿式フィルタ7に通される。第2の湿式フィルタ7において、空気の流れは、空気の流れによって運ばれている固体粒子を取り除くため、および空気の流れを水分で飽和させるために、低濃度の糞尿部分に密接に接触させられる。
その後に、空気の流れは、線37を介して第1のエアスクラバ9へと供給される。第1のエアスクラバ9において、空気中に存在するアンモニアが、例えば2.0〜2.5の範囲のpHを有しており、線63(図1に示されている)を介して供給することができる強酸性の溶液との密接な接触によって、空気の流れから取り除かれる。線63を介して供給される酸性の溶液は、硫酸を含むことができる。最後に、空気の流れは、線39を介して第1のエアスクラバ9から冷却塔11へと供給される。
バイパス57を介して第1の湿式フィルタ1から中和装置15へと通された空気は、中和装置15において、線91を介して第1のエアスクラバ1から到来し、線93を介して第2のエアスクラバ17から到来する酸性のドレイン水に、密接に接触させられる。この目的は、依然としてドレイン水に酸が存在するならば、その酸を中和することにある。空気の流れに存在するアンモニアの一部も、中和装置15において収集される。中和装置15から、空気の流れは、線65を介して第2のエアスクラバ17へと供給される。第2のエアスクラバ17において、空気は、残りのアンモニアを除去するために、第1のエアスクラバ1に関して説明した方法と同様の方法で、例えば2.0〜2.5の範囲のpHを有している強酸性の溶液に密接に接触させられる。この強酸性の溶液は、線94を介して第2のエアスクラバ17へと供給される。第2のエアスクラバ17から出る空気は、飽和しており、線67を介して冷却塔11へと送られる。
冷却塔11において、第1のエアスクラバ1から来る飽和した空気が、第2のエアスクラバ17から来る飽和した空気と混合される。飽和した空気は、線107を介して冷却塔11から取り除かれる。さらに、両方の空気の流れが冷却され、このプロセスにおいて、水の凝縮が形成される。冷却塔11について考えられる実施形態は、図7aを参照して説明される。
図3は、図1に図式的に示したとおりの乾燥システムにおける無機物の流れの概略図である。貯蔵タンク(図示せず)から例えば線71を介して到来する生の糞尿が、分離装置21において、比較的大量である低濃度の糞尿部分、すなわち固形分が例えば2〜3%である糞尿部分と、比較的少量の高濃度の糞尿部分、すなわち固形分が例えば15〜35%である糞尿部分とに分離される。分離装置21は、選別用湾曲部、ドラム分離器、および遠心分離器から構成されるグループからの1つ以上の構成部品を含むことができる。
低濃度の糞尿部分が、線73および75をそれぞれ介して第1の湿式フィルタ1および第2の湿式フィルタ7へと供給される。これらの湿式フィルタ1、7において、低濃度の糞尿部分は、それぞれ外気(第1の湿式フィルタ1)および乾燥床から来る空気(第2の湿式フィルタ7)に密接に接触させられる。この接触の際に、すでに述べたように、低濃度の糞尿部分が、気化によって空気へと水分を失う。その結果、この低濃度の部分が、約15%の最大固形分まで濃縮される。第1の湿式フィルタ1および第2の湿式フィルタ7によってそれぞれ濃縮された部分は、それぞれ線77および78(必要な場合には、合流して線79となる)を介して第1の湿式フィルタ1および第2の湿式フィルタ7から出る。
次いで、このようにして濃縮された部分を、線77、78、79を介して生の糞尿の貯蔵タンクへと戻すことができ、あるいは図1および図3に示されているように、線71を介する分離装置21への生の糞尿の供給へと加えることができる。濃縮された部分の「粘り気のある」性質ゆえに、この濃縮された部分は、新たな生の糞尿と混合されたときに、この生の糞尿に存在する固体粒子に付着する。その結果、分離装置21によって分離することができる分離可能な高濃度部分がもたらされる。乾燥システムの一実施形態においては、濃縮された部分が、分離装置21には送られず、線81を介して分離装置21から出る高濃度の部分へと直接加えられる(図示はされていない)。しかしながら、この場合には、高濃度の部分の固形分が、意図されるさらなる処理(さらに詳しくは、後述)にとって低すぎる可能性がある。
分離装置21における分離に続き、高濃度の糞尿部分は、線81を介してバッファ23へと通される。バッファ23において、高濃度の糞尿部分が、線85を介してスクリーン選別機27から供給される微細粒子などの微細な糞尿物質と混合され、混合済みの高濃度の糞尿部分がもたらされる。この混合済みの高濃度の糞尿部分が、バッファ23から線83を介してプレス装置25へと送られる。そのようなプレス装置25について考えられる実施形態は、図5a〜5cを参照して説明される。
プレス装置25によって、例えばプレス後の湿った糞尿繊維または棒状の糞尿要素の形態である糞尿要素(「湿潤顆粒」とも称される)を、乾燥床5に積もらせることができる。これは、プレス装置25と乾燥床5との間の線87(図3に示されている)によって実行される。乾燥床5において、積もった糞尿要素が、乾燥のための糞尿パッケージを形成する。糞尿パケットの糞尿要素は、少なくとも85%の固形分まで乾燥させられると、乾燥床5から分離される。これは、好ましくは、図6に関して図示および説明される解放装置によって実行される。解放後の乾いた糞尿要素は、搬送ダクト(図示せず)に行き着き、そこから搬送手段によって線89を介してスクリーン選別機27に渡され、その後に貯蔵施設(図示せず)へと渡される。搬送手段は、半開放または閉鎖された管に位置することができるねじジャッキを備えることができる。スクリーン選別機27は、粗い糞尿物質および微細な糞尿物質を互いに分離するように設計される。スクリーン選別機27は、微細な物質(例えば、微細な粒子)を分離するための細かい金網を備えている管の形態であってもよい。図3は、スクリーン選別機27において分離された微細粒子などの微細な物質を、どのようにして線85を介してバッファ23に戻し、バッファ23において分離装置21から来る高濃度の部分と混合することができるのかを示している。顆粒状の糞尿は、線97を介してスクリーン選別機27から排出される。
低濃度の糞尿部分の無機物含有の部分流れ、および高濃度の糞尿部分の無機物含有の部分流れ(どちらも上述した)に加えて、第3の無機物含有の部分流れも、本発明による乾燥システムの実施形態に存在する。この第3の無機物含有の部分流れは、図2を参照して説明した方法で第1のエアスクラバ1および第2のエアスクラバ7によって空気から取り除かれるアンモニアによって形成される。第1のエアスクラバ1および/または第2のエアスクラバについて考えられる実施形態は、図7bを参照して詳しく説明される。
図3に示されているように、いわゆるスクラブ処理が、2つのエアスクラバ、すなわち第1のエアスクラバ9および第2のエアスクラバ17において行われる。形成されるアンモニウム塩の可溶性に実質的に相当する特定の量のアンモニアがエアスクラバ9またはエアスクラバ17において強酸性の溶液に溶解するや否や、このエアスクラバへの酸性溶液の供給が中止される。次いで、第1のエアスクラバ9および第2のエアスクラバ17から由来する酸性のドレイン水が、線91および線93をそれぞれ介して中和装置15へと供給される。アンモニアが取り込まれる結果として、強酸性の溶液が中和され、その結果、上記溶液が、比較的短時間で8.5〜9.0というpHに達する。図3には示されていない乾燥システムの一実施形態においては、第2の中和装置が、第2の湿式フィルタ7と第1のエアスクラバ9との間に追加で設けられる。
中和装置15などの別途の中和装置における中和の利点は、第1のエアスクラバ9および/または第2のエアスクラバ17そのものにおいて、中和を行なう必要がないことにある。これは、第1のエアスクラバ9および第2のエアスクラバ17の両者を常に低いpHに保ち、空気からのアンモニアの95〜98%の除去という比較的高い一定の効率を達成可能にする。中和装置15から到来する水分の多い中和済みの溶液を、排出しても、生の糞尿の貯蔵施設へと戻しても、あるいは図3に示されているように、線79を介して分離装置21へと供給される濃縮された糞尿部分の糞尿の流れに、線95を介して加えてもよい。これは、酸がいかなる腐食も引き起こすことがないという利点を有している。
上述の無機物含有の部分流れの最終結果は、1つの出発製品、すなわち線71を介して分離装置21へと供給される生の糞尿と、1つの最終製品、すなわち線97を介してスクリーン選別機27から排出される乾燥した糞尿要素または「顆粒の糞尿」の存在である。図3において、生の糞尿が、線71を介して供給され、顆粒状の糞尿が、線97を介して排出される。
図4は、図1に図式的に示したとおりの乾燥システムにおけるエネルギの流れの概略図である。ジェネレータ13が、乾燥プロセスのための熱の供給として機能する。好ましくは、ジェネレータ13が、線53を介して供給することができる燃料の燃焼によって、比較的一定の量の余熱を電気に加えて生成するCHP設備である。上述の燃焼によって、高温の煙道ガスが放出される。さらに、ジェネレータ13は、水によって冷却される。ジェネレータ13において熱を吸収した冷却水を、線101を介してラジエタ3へと供給することができる。ラジエタ3において、上記冷却水が、自身の吸収した熱を、第1の湿式フィルタ1から線31を介して到来する比較的低温かつ飽和した空気の流れへと与える。これにより、空気の流れが加熱され、水が冷却される。冷却された水を、再び冷却水として使用するために、線103を介してラジエタ3からジェネレータ13へと戻すことができる。ラジエタ3からの加熱された空気を、線59を介して乾燥床5へと直接渡される高温の煙道ガスの一部に混ぜることができる。しかしながら、煙道ガスは常にラジエタ3よりも高温であるため、煙道ガスのすべてを、乾燥床5への進入に先立ってラジエタ3からの加熱された空気に混合し、その後に混合後の空気を線33を介して乾燥床に通すことが好ましい。ジェネレータ13として機能することができる他に考えられる熱源は、バイオマス、動物熱、および太陽集熱器などといった持続可能な熱源である。
図2を参照して上述したように、線61(すなわち、再循環回路)を介して乾燥床5から現れる空気の一部分が、ラジエタ3へと戻される。ラジエタ3において、この空気を再び加熱し、高温の煙道ガスを再び注入し、次いで乾燥床5に再び通すことができる。この方法で、空気の流れが飽和した状態において再循環回路がない場合に可能な温度よりも高い温度に達するため、乾燥プロセスの効率を大きく高めることができる。再循環回路を使用し、1000kWの熱出力で1時間当たり約1000リットルの水を気化させることが可能であることが明らかになっている。
さらに、乾燥床5から到来し、第2の湿式フィルタ7および第1のエアスクラバ9によって飽和させられた高温の空気から熱を抽出し、その後に抽出した熱を熱交換器19へと戻すことによって、乾燥プロセスの効率を大きく高めることが可能である。高温かつ飽和した空気の流れから熱を抽出する効果的な方法は、冷却塔11を使用することである。そのような冷却塔11について考えられる実施形態が、図7aを参照して説明される。
上で述べたように、凝縮の水を含む冷却塔11において加熱された水を、線41を介して熱交換器19へと供給することができる。熱交換器19は、図2および3に関して説明したとおり、低濃度の糞尿部分が、やはり第1の湿式フィルタ1へと供給された外気を加熱するために、線45を介した再循環プロセスにおいて第1の湿式フィルタ1へと供給される前に加熱されるチューブ熱交換器またはプレート熱交換器であってもよい。熱伝達および気化による冷却に続いて、第1の湿式フィルタ1からの低濃度の糞尿部分を、線47を介して熱交換器19へと再び戻すことが可能である。低濃度の糞尿部分を熱交換器19で加熱し、この加熱された糞尿部分に外気を直接接触させることで、熱がきわめて効果的な方法で伝達される。
熱交換器19において、冷却塔11から来る冷却水と凝縮水の混合物が冷却される。この冷却された凝縮水を、線43および、その後に105を介して熱交換器19から引き出すことができ、その結果として、凝縮水による熱損失が最小限に減らされる。冷却された凝縮水の一部を、線43を介して冷却塔11へと排出してもよい。
以下で、図1〜4を参照して説明したとおりの乾燥システムのいくつかの部分について、考えられる実施形態をさらに詳しく説明する。
図5aは、プレス装置25の実施形態の概略の断面図を示している。図5bは、下面が開放された図5aからのプレス装置25の概略の断面図を示している。プレス装置25は、皿153が設けられた貯蔵容器151を備えている1回プレスの装置であり、皿153を下面において再び閉じることが可能である。この形式の再閉鎖可能な皿153を使用することは、必須ではないが、実務においてきわめて有用であることがわかっている。皿は、図5a〜5cに示されるように、細長くて半円形であってもよい。皿153の下面に、全長にわたって好ましくは規則的な間隔で開口155が設けられている。細長い歯車157が、半円形の皿内に設けられている。歯車157は、回転軸を中心にして第1の回転方向(例えば、反時計方向)および第2の回転方向(例えば、時計方向)の両方に自由に回転できるように設計されている。「自由に回転」という表現は、回転の際に皿153に触れることがないことを意味する。歯車157の回転軸を、電気モータなどの駆動手段によって、当業者にとって周知の方法で駆動することができる。歯車157を、例えば最初に反時計方向、次に時計方向など、第1の回転方向および第2の回転方向に交互に回転させることによって、高濃度の糞尿部分を開口155を通って押し出すことができる。さらに、このことは、高濃度の糞尿部分に存在する毛などが、歯車157の回転方向に整列し、開口155を詰まらせる結果を引き起こすことを防止する。それでもなお、歯車157が、例えば石などの比較的大きくて硬い物体によって塞がれる場合には、そのような物体を、再閉鎖可能な皿153を開くことによって容易に取り除くことができる。図5aおよび5bに示した実施形態においては、保持ナット159のおかげで、皿を再び閉じることが可能である。例えば、石を取り除こうとする場合、再閉鎖可能な皿153を、図5bに示されているように、保持ナット159を緩めることによって簡単な方法で開くことができる。石を取り除いた後、再閉鎖可能な皿を、保持ナット159を再び締めることによって再び閉じることができる。図示の保持ナット159によるボルト/ナットの組み合わせに加えて、当業者であれば気付くであろう皿153を再閉鎖可能にする多数の他の方法が存在することを、理解すべきである。
図5cが、プレス装置25の別の実施形態の概略の断面図を示している。プレス装置25のこの実施形態は、複数プレスの装置に関する。このような複数プレスの装置は、例えば>30%など、比較的固形分の多い高濃度の糞尿部分に特に適している。図5cに示した複数プレスの装置は、貯蔵容器151の下面を閉じる開口155を伴う皿153内の歯車157の上方に、これに平行に延びる2つの細長い歯車161、163が設けられている。2つの歯車161、163は、それぞれの回転軸を中心にして反対の回転方向に回転するように設計されている。2つの歯車161、163を同時に回転させる結果として、プレス装置25の底部における圧力が高められる。この高い圧力により、再閉鎖可能な皿153内の歯車157が、高濃度の糞尿部分を、たとえ比較的固形分が多くても、開口155を通って押し出すことができる。
図5a〜5cに示したとおりのプレス装置の一実施形態においては、再閉鎖可能な皿153の開口155が、環状の開口である。図5cに示したとおりのプレス装置25の実施形態においては、貯蔵容器151が、真っ直ぐに延びる壁を有している。当然ながら、そのようなプレス装置が、ちょうど図5aおよび5bに示したプレス装置25の実施形態のような先細りの壁を有してもよく、その反対も可能である。
種々の実施形態において、プレス装置25は、車輪が設けられたフレーム(図示せず)に配置される。この車輪付きのフレームによって、プレス装置25を、乾燥床5を横切って前後に移動させることができる。その結果、プレス済みの湿った糞尿繊維および棒状の糞尿要素を、乾燥床の全体に一様に分布させることができる。一実施形態においては、プレス装置25が、プレス装置25が適時にバッファ23によって満たされるように保証する制御モジュールへと接続される。
図6は、本発明による乾燥プロセスの実施形態において使用することができる解放装置181の概略図を示している。上述したように、その目的は、糞尿要素を、乾燥床において少なくとも85%の固形分まで乾燥したならばすぐに、乾燥床5から取り外すことにある。これは、図6に示したとおりの解放装置181によって実行可能である。解放装置181を、例えばプレス装置25の車輪付きのフレームなど、プレス装置25(図示せず)へと取り付けることができる。解放装置181は、ファン状の部材185が設けられた1つ以上の回転ロッド183を備えている。1つ以上の回転ロッド183を、例えば電動モータ187によって個別または一緒に駆動することができる。
乾燥床5は、直立した縁と開口が設けられた底板191とを有する収集トレイ189を備えている。開口により、糞尿要素が、重力によって乾燥床から出ることができる。さらに、開口は、空気の自由な通過を可能にしている。好ましくは、収集トレイ189は、好ましくは収集トレイ189の直立縁のうちの1つ以上に載せられたプレス装置25を、好ましくは案内縁が設けられた車輪によって、直立縁上で移動させることができるような方法で設計される。車輪に案内縁が設けられる場合、プレス装置25を、収集トレイ189の直立縁に沿って平行な方式でのみ移動させることが可能である。
解放装置181の1つ以上の回転ロッド183を、プレス装置25のフレームから乾燥床5へと下降させることができる。好ましくは、1つ以上のロッド183は、下降の際に回転する。ファン状の部材185が、糞尿が少なくとも85%の固形分まで乾燥させられた乾燥床5上の糞尿パケット内の高さ(通常は、乾燥床5の底板に近い)に位置する場合、フレームが上述のとおりの可動フレームであれば、回転しているロッド183を乾燥床5の全長にわたって移動させることができる。この方法で乾燥床5を乱すことによって、圧密された乾いた糞尿要素が互いに緩められ、これらの緩められた乾燥糞尿要素が、乾燥床5の底板の穴を通って移動し、乾燥床5の下方に位置する搬送ダクト(図示せず)へと落下し、そこからスクリーン選別機27を介して搬送手段によって貯蔵施設(図示せず)へと運ばれる。
さらに、糞尿パケットが残存し、すなわち乾いた糞尿要素が、乾燥床の底部で実質的に動かず、湿った糞尿要素は、実質的に乾燥床の上部に位置する。
図7aは、多段の空冷装置、すなわち冷却塔11の実施形態の概略の断面を示している。図7bは、図7aからの空冷装置の細部の概略図を示している。一実施形態においては、第1のエアスクラバ9および第2のエアスクラバ17の少なくとも一方が、この冷却塔に組み込まれている。冷却塔11に使用される同じ技術的原理を、第1の湿式フィルタ1、第2の湿式フィルタ7、エアスクラバ9、17、および中和装置15においても使用することが可能である。
図7aに示されている冷却塔11は、パッキン材料からなる第1および第2の層201a、201bを備えている。冷却媒体(ここで説明される実施形態では、比較的低温の水である)が、パッキン材料の第2の層201bの上方に位置するパイプ203を介して供給される。パイプに、図7bに示されるとおりに噴霧穴を設けることができ、噴霧穴によって、水をパッキン材料の第2の層201bへと分配することができ、液体の膜として、重力によってパッキン材料の第2の層201bを通って流すことができる。パッキン材料の第2の層201bの底部において、水は、重力によってパッキン材料の第1の層201aへと滴り落ち、やはり液体の膜としてパッキン材料の第1の層201aを通って流れる。次いで、水は、パッキン材料の第1の層201aの底部において、収集トレイ205へと滴り落ちる。パッキン材料の第1および第2の層201a、201bの下方に、異なる温度の空気の流れのための別個の導入口207、209が設けられている。
この冷却塔11は、たいていの場合、プロセスからの比較的高温の冷却水を冷却するために、外気を使用することがなく、冷却の一部が気化によって達成される。対照的に、本発明による乾燥システムの実施形態において使用される冷却塔11は、比較的高温かつ飽和した空気の流れから顕熱および潜熱を抽出するために、比較的低温の水を使用する。この場合、比較的低温の水が、比較的高温の凝縮水で加熱され、比較的高温の凝縮水に混合される。
原理的には他の構成においても使用することができる図7aからの冷却塔11が、図1〜4に関して説明した乾燥システムにおいて使用される場合、乾燥床5から第2の湿式フィルタ7を介して到来する空気(図2において線39によって示されている)が、パッキン材料の第1の層201aの下方の導入口207(以下では、第1の導入口207と称する)へと供給される。バイパス57から到来する空気が、中和装置15および第2のエアスクラバ17を介して、パッキン材料の第2の層201bの下方の導入口209(以下では、第2の導入口209と称する)へと供給される(図2において線67によって示されている)。第2の導入口209へと供給される空気は、比較的低温であり、さらには飽和している。第1の導入口207へと供給される空気は、比較的高温であり、やはり飽和している。
水が上述の方法で冷却塔11に供給され、パッキン材料の2つの層201a、201bを通過する場合、パイプ203を介して供給される比較的低温の水が、2つの段階で、第1の導入口207へと供給される比較的高温の空気の流れの温度にきわめて近付く温度まで加熱される。パッキン材料の第1の層201aが、第2の湿式フィルタ7から来る空気が冷却される熱交換器として機能する。両方の空気の流れが、第1および第2のパッキン材料201a、201bの間の空間において互いに混合される。次いで、混合された空気が、パッキン材料の第2の層201bにおいて冷却され、したがって、パッキン材料の第2の層も熱交換器として機能する。このようにして、きわめて効率的な熱伝達が可能であり、1000kWの熱出力によって一時間当たり5000〜6000リットルの水を気化させることが可能である。
パッキン材料は、好ましくは、比較的大きな内部表面積を有している。適切なパッキン材料は、例えば2H Net 150であってもよい。そのようなパッキン材料は、空気と反対向きに流れ、あるいは空気と交差するように流れる液体の膜を、パッキン材料の全体に分布させる。
図7aおよび7bに示した装置を、エアスクラバ、例えば、第1のエアスクラバ9および/または第2のエアスクラバ17としても機能するような方法で設計することができる。この場合、1つ以上の噴霧ヘッドを備える1つ以上のパイプ203によって分配される液体が、酸性溶液(例えば、硫酸溶液)などのスクラブ液である。この液体は、特に上述のような適切なパッキン材料が使用される場合、空気からアンモニアを除去し、溶存硫酸アンモニウムを形成する。ここで説明されるエアスクラバは、硫酸アンモニウムの溶解度に達するまで空気からアンモニアを除去でき、その後に酸性のスクラブ溶液である液体を排出しなければならない。
冷却塔11へと供給される飽和した空気は、少量のアンモニアを依然として含んでもよい。必要な場合には、上記アンモニアを、2段階の生物学的フィルタ(硝化/脱窒)または活性炭フィルタを使用して取り除くことができる。冷却塔11から得ることができる凝縮水は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリアン酸、およびイソバレリアン酸、などといった少量の揮発性脂肪酸を含むことができ、これらを生物学的な浄化、活性炭による浄化、またはROなどの分離技法によって取り除くことができる。苛性ソーダまたは他のアルカリを、揮発性脂肪酸の除去のためのアルカリスクラバにおいて、液体/空気接触剤の液体として使用することができる。
種々の熱交換器、すなわち第1の湿式フィルタ1、第2の湿式フィルタ7、パッキン材料の第1の層201a、パッキン材料の第2の層201b、および熱交換器19を、上記において説明した。本明細書に記載した熱交換器とは別の種類の熱交換器を、使用することが可能である。しかしながら、第1の湿式フィルタ1、第2の湿式フィルタ7、パッキン材料の第1の層201a、およびパッキン材料の第2の層201bの位置においては、水含有物質または水(冷却液)のそれぞれと空気との間の直接接触を可能にする開放熱交換器が好ましく使用される一方で、熱交換器19は、冷却液と水含有物質との間に物理的な分離が存在する閉鎖型である。
好ましくは、図7aに示されているように、パッキン材料の第1の層201aおよびパッキン材料の第2の層201bが一体化され、すべての水(または、他の冷却液)が、一体化された第1および第2の空気の流れによって加熱され、次いで第1の空気の流れによってさらに加熱される。
すべての熱交換器は、好ましくは、いわゆる対向流の原理に従って運転され、すなわち熱交換器を通過する比較的高温の流れと比較的低温の流れとが、反対の方向である。
このシステムは、放出される潜熱(凝縮エネルギ)がプロセス内の他の場所で実質的に同じ温度で気化のために使用されるという事実ゆえに、高い効率を達成する。気化と凝縮との間の温度差を、例えば熱交換器を完全に対向流で運転することによって、さらには水含有物質の一部および凝縮水をエネルギの搬送媒体として使用することによって、小さくすることができる。
以上の説明は、本発明について考えられるいくつかの実施形態を説明したにすぎない。本発明の多数の他の実施形態を考え出すことができ、それらがすべて本発明の技術的範囲に包含されることを、容易に理解できるであろう。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲およびその技術的な均等物によってのみ決定される。

Claims (21)

  1. 水含有物質を空気の流れによって乾燥させるためのシステムであって、
    前記空気の流れと前記水含有物質のうちの第1の部分との間の直接接触によって、前記空気の流れを加熱し、第1のレベルまで飽和した加熱された空気の流れをもたらす第1の熱交換器(1)と、
    第1のレベルまで飽和した前記加熱された空気の流れを、第1の空気の流れおよび第2の空気の流れへと分割するためのユニットと、
    前記第2の空気の流れを加熱し、加熱された第2の空気の流れをもたらす加熱ユニット(3)と、
    前記水含有物質のうちの第2の部分を、前記加熱された第2の空気の流れと前記水含有物質のうちの前記第2の部分との間の直接接触によって乾燥させ、第2のレベルまで飽和した加熱された第2の空気の流れと、乾燥製品とをもたらす乾燥ユニット(5)と、
    第2のレベルまで飽和した前記加熱された第2の空気の流れを、第1の冷却液を使用して冷却し、基本的に前記第1の冷却液の温度レベルまで冷却され、第2のレベルまで飽和した第2の空気の流れと、加熱された第1の冷却液とをもたらす第2の熱交換器(201a)と、
    前記第1の冷却液の温度レベルまで冷却され、前記第2のレベルまで飽和した前記第2の空気の流れと、前記第1の空気の流れとを混合し、混合された空気の流れをもたらす混合ユニットと、
    前記混合された空気の流れを、第2の冷却液によって冷却し、第3のレベルまで飽和した冷却済みの混合された空気の流れと、加熱された第2の冷却液とをもたらす第3の熱交換器(201b)と
    を備えるシステム。
  2. 前記第1の冷却液が、前記加熱された第2の冷却液の少なくとも一部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1のレベル、前記第2のレベル、および前記第3のレベルが、完全な飽和のレベルに実質的に同一であることを特徴とする、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記加熱された第1の冷却液を受け取り、前記水含有物質のうちの前記第1の部分を前記第1の熱交換器(1)に通される前に加熱する第4の熱交換器(19)を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記第4の熱交換器(19)が、閉鎖型であることを特徴とする、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記第1の熱交換器(1)、前記第2の熱交換器(201a)、および第3の熱交換器(201b)が、開放型であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記第2の熱交換器(201a)および第3の熱交換器(201b)が、冷却塔に組み込まれ、
    前記第2の熱交換器が、パッキン材料の第1の層(201a)を備え、
    前記第3の熱交換器が、動作時に前記パッキン材料の第1の層(201a)の上方に配置されるパッキン材料の第2の層(201b)を備え、
    前記混合ユニットが、前記パッキン材料の第1の層(210a)と第2の層(210b)との間の空間を備え、
    前記冷却塔が、前記冷却液を前記パッキン材料の第2の層の上面へと供給するための1つ以上のパイプ(203)を備え、
    前記冷却塔が、第2のレベルまで飽和した前記加熱された第2の空気の流れを受け入れるための前記第2の熱交換器(201a)の下方の第1の開口と、前記第1の空気の流れを前記混合ユニットに受け入れるための第2の開口とを有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. すべての熱交換器が、対向流形式であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記加熱ユニット(3)が、煙道ガスを生成するジェネレータ(13)へと接続され、前記乾燥ユニット(5)が、前記煙道ガスの少なくとも一部分を受け取るように設計されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 再循環ユニットが、前記乾燥床を通過した空気の少なくとも一部分を前記加熱ユニット(3)へと戻すために、前記乾燥ユニット(5)と前記加熱ユニット(3)との間に配置されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記水含有物質を受け取って、前記水含有物質のうちの前記第1の部分を前記水含有物質のうちの前記第2の部分から分離するように設計された分離装置(21)を備え、前記第2の部分が、固形の物質を前記第1の部分よりも高い濃度で有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 前記乾燥ユニット(5)と前記第2の熱交換器(201a)との間に湿式フィルタ(7)
    を備えることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. 前記湿式フィルタ(7)と前記第2の熱交換器(201a)との間に第1のエアスクラバ(9)を備えることを特徴とする、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記第1の熱交換器(1)と前記第3の熱交換器(201b)との間に第2のエアスクラバ(17)を備えることを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
  15. 動作時に、前記湿式フィルタ(7)から来る空気および前記第1の空気の流れに存在する塩基を中和するために、前記第1のエアスクラバ(9)および前記第2のエアスクラバ(17)へと酸を供給するように設計されていることを特徴とする、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記第1のエアスクラバ(9)および第2のエアスクラバ(17)からの酸性のドレイン水を中和するための中和装置(15)を備えることを特徴とする、請求項14または15に記載のシステム。
  17. 空気の流れおよび凝縮水のうちの少なくとも1つから1つ以上の脂肪酸を除去するように設計されたフィルタ装置をさらに備える、請求項1〜16のいずれか一項に記載のシステム。
  18. 前記フィルタ装置が、生物学的フィルタ、活性炭フィルタ、および逆浸透フィルタから構成されるグループからの少なくとも1つのフィルタを含んでいる、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記水含有物質が、糞尿である、請求項1〜18のいずれか一項に記載のシステム。
  20. 水含有物質を空気の流れによって乾燥させるための方法であって、
    前記空気の流れを、第1の熱交換器(1)において、前記空気の流れと前記水含有物質のうちの第1の部分との間の直接接触によって加熱し、第1のレベルまで飽和した加熱された空気の流れをもたらすステップと、
    第1のレベルまで飽和した前記加熱された空気の流れを、第1の空気の流れおよび第2の空気の流れへと分割するステップと、
    前記第2の空気の流れを加熱ユニット(3)において加熱し、加熱された第2の空気の流れをもたらすステップと、
    前記水含有物質のうちの第2の部分を、乾燥ユニット(5)において、前記加熱された第2の空気の流れと前記水含有物質のうちの前記第2の部分との間の直接接触によって乾燥させ、第2のレベルまで飽和した加熱された第2の空気の流れと、乾燥製品とをもたらすステップと、
    第2のレベルまで飽和した前記加熱された第2の空気の流れを、第2の熱交換器(201a)において、第1の冷却液を使用して冷却し、基本的に前記第1の冷却液の温度レベルまで冷却され、第2のレベルまで飽和した第2の空気の流れと、加熱された第1の冷却液とをもたらすステップと、
    前記第1の冷却液の温度レベルまで冷却され、前記第2のレベルまで飽和した前記第2の空気の流れと、前記第1の空気の流れとを混合し、混合された空気の流れをもたらすステップと、
    前記混合された空気の流れを、第3の熱交換器(201b)において第2の冷却液によって冷却し、第3のレベルまで飽和した冷却済みの混合された空気の流れと、加熱された第2の冷却液とをもたらすステップと
    を備える方法。
  21. 第4の熱交換器(19)が、前記加熱された第1の冷却液を受け取り、前記水含有物質のうちの前記第1の部分を前記第1の熱交換器(1)に通される前に加熱することを特徴とする、請求項20に記載の方法。
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