JPS585115B2 - し尿処理装置 - Google Patents

し尿処理装置

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JPS585115B2
JPS585115B2 JP3425880A JP3425880A JPS585115B2 JP S585115 B2 JPS585115 B2 JP S585115B2 JP 3425880 A JP3425880 A JP 3425880A JP 3425880 A JP3425880 A JP 3425880A JP S585115 B2 JPS585115 B2 JP S585115B2
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JP
Japan
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heat exchanger
human waste
passage
exhaust gas
filtrate
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JP3425880A
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English (en)
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JPS56130288A (en
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丹誠一
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NIPPON SUIKO KK
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NIPPON SUIKO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は都市ごみ焼却炉より排出される排ガスの熱を利
用してし尿を処理するし尿処理装置に関する。
従来し尿処理装置としては、し尿を水で希釈した後に活
性汚泥法で処理する形式のものや、例えば特願昭54−
44042号記載のし尿を噴霧焼却して処理する形式の
ものが使用されていたが、活性汚泥法による場合には装
置(処理槽等)が大形化するという不具合があり、噴霧
焼却法による場合には燃料費が高くなるという不具合が
あつな本発明は上記従来の不具合を解決するもので、ご
み焼却装置からの排ガスを湿式スクラバーで洗浄減温し
、水蒸気が多量に発生した排ガスを第1熱交換器に加熱
源(水蒸気の凝縮潜熱を利用する)として導入し、第1
熱交換器に被処理液としてし尿ろ液を導入し、第1熱交
換器に、し尿ろ液の蒸発を促す真空ポンプ又は及び真空
装置と、し尿ろ液の蒸気を凝縮させる第2熱交換器とを
接続し、第2熱交換器に水処理装置を接続したことを特
徴としており、次に図面により説明する。
第1、第2図は本発明のレイアウトを示しており、各図
において2重の実線は排ガス流を示し、又第2図におい
て1重実線は液流を、2重の破線は蒸気流をそれぞれ示
している。
第1図において焼却炉1から排気筒2に至る排ガス通路
3の途中には噴水式減温器5、乾式集塵器6が設置して
あり、通路3の集塵器6よりも下流の部分からは排ガス
通路7が分岐している。
8はエアヒータ、■1゜V2は流量調節ダンパー、F1
は誘引送風機である。
第2図の如く排ガス通路7は湿式スクラバー10に接続
している。
温式スクラバー10は下部の洗浄水溜め11に溜まった
洗浄水を上部のノズル12へ送るポンプP1を備え、ス
クラバー10からの多湿排ガス通路13は第1熱交換器
15(蒸発罐)の加熱室16に接続している。
加熱室16は、途中に誘引排風機F2を有する排ガス通
路17を介して排気筒2に接続すると共に、途中にポン
プP2を有する液通路18(多湿排ガスの凝縮水を給送
する通路)を介して熱交換器20の加熱媒体の入口21
に接続している。
熱交換器15の内部には2個の隔壁22.23により加
熱室16の上下に室25.26が形成されている。
上部の室25には循環タン、す27から延びるし尿ろ液
通路28の出口が接続している。
通路28の途中にはポンプP3と熱交換器20が設けで
ある。
上部の室25は加熱室16内を延びる多数のパイプ30
を介して下部の室26に接続し、室26はろ液の蒸気を
給送する蒸気通路31を介して第2熱交換器32(コン
デンサー)の冷却室34に接続している。
更に室26はろ液の濃縮液を給送する濃縮液通路33を
介してスクリーン39(固液分離器)にも接続している
P4はポンプである。冷却室34には真空ポンプB(又
は及び真空装置)を途中に有する吸引通路35が接続し
、通路35の図示されていない出口は脱臭装置に接続し
ている。
更に冷却室34には蒸気の凝縮液を給送する液通路36
が接続し、通路36の出口は水処理装置3Tに接続して
いる。
装置37は例えば生物処理法(活性汚泥法)により水処
理を行うようになっている。
熱交換器32には循環通路38を介して冷却塔40から
の水が冷却媒体として供給されるようになっている。
P5.P6はポンプである。スクリーン39の分離ろ液
出口41は液通路42を介し循環タンク27に接続し、
分離ケーキ出口43はベルトコンベヤー等の通路45を
介して図示されていない焼却炉等に接続している。
循環タンク27にはポンプP7を途中に有する通路46
を介してし尿ろ液槽47の出口が接続している。
熱交換器20の加熱媒体出口48は通路49を介して凝
縮沈殿式の水処理装置50に接続している。
水処理装置50には通路51を介して湿式スクラバー1
0の洗浄水溜め11の出口が接続しており、洗浄水溜め
11内の洗浄水が所定量を越すと、洗浄水の一部を水処
理装置50へ排出するようになっている。
洗浄水溜め11の入口には前記水処理装置31が通路5
2,53を介して接続しており、通路52,53の接続
点55には水処理装置50に入口が接続する通路54の
出口が接続している。
通路52,54の途中にはポンプP8P9が設けである
第1図の減温器5からの排水も水処理装置50に送り込
まれて処理される。
次に作用を説明する。
第1図の焼却炉1において都市ゴミが焼却され、焼却炉
1からの排ガスは減温器5及び集塵器6で減温、集塵さ
れ、その一部又は全部が通路7へ導入される。
通路7中の排ガス温度は250〜300℃であり、又通
路7へ導入される排ガス量はダンパー■1、■2により
調節される。
第2図において通路7からスクラバー10に導入された
排ガスはノズル12からの洗浄水シャワーを受けて更に
減温多湿化され、90°〜100℃の多湿排ガスとなっ
て熱交換器15の加熱室16に導入される。
加熱室16内において排ガスはパイプ30内を流下する
し尿ろ液をパイプ30外から間接的に加熱する。
上記加熱により排ガス(多湿ガス)自体は熱(凝縮熱)
を失い、一部は60〜75℃となって通路18から熱交
換器20の加熱媒体入口21に導入され、残りの排ガス
(非凝縮分)は通路17を経て排気筒2から大気に放出
される。
上記加熱室16内における熱交換は間接的であるので、
排ガスがし尿ろ液で汚染されることはなく、排ガスを大
気に放出しても何ら差支えない。
熱交換器20の加熱媒体入口21に導入された排ガス凝
縮水は循環タンク27からのし尿ろ液を加熱した後、出
口48から水処理装置50へ送られ、通路54,53を
経てスクラバー10に洗浄水として戻される。
熱交換器15の上部室25には循環タンク27からのし
尿ろ液が熱交換器20を経て導入される。
し尿ろ液はパイプ30内を流下する間に前述の如く排ガ
ス中の水蒸気の凝縮熱により加熱され、一部は蒸気とな
って通路31から熱交換器32の冷却室34に導入され
る。
その場合、パイプ30及び室26内は真空ポンプBによ
り減圧されているので、パイプ30及び室26内におけ
るろ液の沸点が下がり、蒸発効率が上昇し、又冷却室3
4へ導入される蒸気は低圧低温(50〜65℃)となっ
ている。
熱交換器20は必ずしも必要ではないが、排ガス凝縮水
の余熱を利用して熱交換器20でし尿ろ液を予熱してお
くと、蒸発罐15におけるろ液の蒸発を促進させること
ができ、又排ガスの熱エネルギーをより一層有効に利用
できる。
し尿ろ液の蒸気は熱交換器32内において冷却されて凝
縮水に変わり、通路36から水処理装置37へ送られる
その場合の凝縮水は文字通りし尿ろ液を蒸発させて精製
したものであるので、凝縮水中に含まれる無機塩類等の
物質は極めて少なく、従って水処理装置37は小形のも
のでよい。
装置37で処理された再生水は通路52.53から再び
湿式スクラバー10に返されて洗浄水として有効に利用
される。
熱交換器32に導入されたし尿ろ液蒸気中には元のし尿
中の低温揮発性のガス状物質(NH3、H2S等)が含
まれているが、それらのガス状物質は通路35から図示
されていない脱臭炉へ導かれて無公害ガスに変えられる
熱交換器15で処理されたし尿ろ液の内、蒸発しなかっ
た濃縮ろ液は無機塩類等の有機物質を多量に含んでおり
、そのような濃縮ろ液は通路33からスクリーン39へ
送られ、スクリーン39において固形物が分離された後
に循環タンク21へ戻され、し尿ろ液槽47からの新た
なろ液と共に再度上述の処理工程へ送られる。
スクリーン39で分離されたケーキ又はゼリー状の固形
物は通路45から図示されていない焼却炉等へ送られる
なお固形物を焼却せずに把料原料として利用する。
こともできる。
湿式スクラバー10及び熱交換器15における物質収支
及び熱収支は例えば次の通りである。
(1)湿式スクラバー10における物質収支※排ガスの
減温及び洗浄にて蒸発する水分1903kg/時 りは液 Gはガス (2)熱交換器15における物質収支 kg/時 (3)湿式スクラバーにおける熱収支 (4)熱交換器15における熱収支 以上説明したように本発明によると、都市ごみ焼却炉1
からの排ガスの熱を有効に利用して第1熱交換器15で
し尿ろ液を蒸発させ、熱交換器15からのろ液蒸気を第
2熱交換器32で凝縮させた後に水処理装置37で処理
するようにしたので、し尿処理に要する燃料コストが極
めて安くなり、しかも水処理装置37も小形化され、装
置コストも安くなる。
本発明によると都市ごみ処理施設とし尿処理施設とが隣
接することになるが、そのように画処理施設を隣接させ
ることは環境問題の点からも好ましい。
一定地域におけるごみの量とし尿の量とは概ね比例する
ので、常に都市ごみの排ガスの熱を比較的過不足なく有
効に利用することができる。
なお本発明を具体化する場合には水処理装置37からの
再生水をそのまま外部へ放流することもできる。
熱交換器15と熱交換器32の間に更に1個又は2個の
蒸発罐を設け、それらの蒸発罐を多重効用罐として使用
することもできる。
湿式スクラバー10を熱交換器15に直結することもで
きる。
熱交換器15としては図示のものとは異なった型式のも
のを採用することもできる。
スクリーン39を廃止することもでき、その場合には循
環タンク21に溜まった固形物を一部のろ液と共に取り
出し、別に設けた噴霧焼却式の処理装置で処理する。
本発明の処理装置に従来型のし尿処理装置を併設してお
くと、都市ごみの排ガスを利用できない場合でも、従来
型の装置によりし尿処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1、第2図は本発明のレイアウト図である。 1・・・都市ごみ焼却炉(ごみ焼却装置の一部)、10
・・・湿式スクラバー、15・・・第1熱交換器、32
・・・第2熱交換器、31・・・水処理装置、B・・・
真空ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ごみ焼却装置からの排ガスを湿式スクラバーで洗浄
    減温して第1熱交換器に加熱源として導入し、第1熱交
    換器に被処理液としてし尿ろ液を導入し、第1熱交換器
    において上記排ガス中の水蒸気の凝縮熱を利用してし尿
    ろ液を蒸発させ、第1熱交換器に、し尿ろ液の蒸発を促
    す真空ポンプ又は及び真空装置と、し尿ろ液の蒸気の凝
    縮させる第2熱交換器とを接続し、第2熱交換器に水処
    理装置を接続したことを特徴とするし尿処理装置。
JP3425880A 1980-03-17 1980-03-17 し尿処理装置 Expired JPS585115B2 (ja)

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