JP2002143899A - 汚泥の乾燥方法と乾燥施設と熱分解処理方法 - Google Patents

汚泥の乾燥方法と乾燥施設と熱分解処理方法

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JP2002143899A JP2000344659A JP2000344659A JP2002143899A JP 2002143899 A JP2002143899 A JP 2002143899A JP 2000344659 A JP2000344659 A JP 2000344659A JP 2000344659 A JP2000344659 A JP 2000344659A JP 2002143899 A JP2002143899 A JP 2002143899A
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Yoshiyuki Kashiwagi
佳行 柏木
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沈降した汚泥の含水率は、通常97〜99
%、脱水機を通過後の含水率は、60%程度である。こ
れを炭化する目的で加熱処理装置に投入して処理する
と、水分除去に必要なエネルギーコストが増大する。こ
のエネルギーコストの低減する乾燥手段が望まれてい
る。 【解決手段】 乾燥手段20を略閉鎖した筒状容器21
で形成し、筒状容器21内に汚泥を投入して移動させ、
この移動する方向と対向する方向に熱ガスを通風して熱
ガスを汚泥に積極的に接触させて乾燥を効果的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含水汚泥の乾燥方
法と乾燥施設および乾燥した汚泥の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浄水場から発生する汚泥や、建設汚泥、
河川、湖沼等に堆積した汚泥を処理する際、高含水率の
汚泥をまず脱水処理し、これを乾燥又は焼成して減容化
し、これを建設資材又は園芸用土などに資源化して有効
活用することが試みられている。
【0003】このように高含水率の汚泥は、一旦脱水機
で脱水して汚泥の含水率をある程度下げた後、乾燥手段
によって乾燥させるのであるが、乾燥のための熱源は、
燃料を燃焼させて得るため、燃料の消費量が膨大なもの
となり、ランニングコストがかさみ好ましくない。
【0004】そこで、浄水場等の自家発電用電源として
設置されているガスタービン発電機から発生する排ガス
を、乾燥機の伝熱管に供給して乾燥する方法(特開平1
0−57998)、およびガスタービン発電機から出る
高温排ガスの一部を熱風乾燥機および高温焼成機に供給
して、汚泥の乾燥および焼成すること(特開平8−61
646)などが提案されている。
【0005】また、下水処理場から発生する悪臭をガス
タービンの吸気で除去し、排ガスを脱水汚泥の乾燥に利
用することも提案されている(特開平6−28548
6)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ガスタ
ービンの排ガスを利用して含水汚泥を乾燥してそのまま
建材や園芸用土の資源として活用することや、乾燥後焼
却処理することは知られている。
【0007】近年、汚泥の有効利用の方法として、焼却
処理するのではなく、熱分解(乾留)処理することで炭
化物を得、これを燃料又は土壌改良材として活用するこ
とが試みられている。水分の少ない一般の廃棄物の炭化
処理施設については概ね普及しつつあるが、しかし、水
分含有率が60〜70%以上と高い汚泥の炭化処理を低
コストで行うについてはこれら汚泥の水分を効果的に除
去する手段の開発が課題となる。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
もので、熱分解処理施設に好適な汚泥の乾燥方法と乾燥
施設およびこの乾燥方法を適用した熱分解処理方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】沈降した汚泥の含水率
は、通常97〜99%と高く、脱水機を通過した後の含
水率は、60%程度である。これを炭化する目的で熱分
解処理炉(加熱処理炉ともいう)に投入して処理する
と、水分除去に必要なエネルギーコストが増大する。
【0010】そこで、施設の電気機器に電力の供給がで
き、且つ排ガス温度の高いガスタービン発電機で発生し
た排ガスを汚泥乾燥の加熱源として利用できることに着
目するとともに、乾燥する汚泥を移動させ、移動方向と
対向する方向に熱ガスを供給することで、汚泥に直接熱
ガスが接触し効果的に水分が除去されることを見出し
た。
【0011】本発明は、これらの知見を基になされたも
ので、上記の課題を解決するための乾燥方法は、略閉鎖
した筒状の容器内に、含水汚泥を投入して移動させ、こ
の汚泥の移動方向と対向する方向に熱ガスを通風して汚
泥と積極的に接触させることで乾燥するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0012】上記の通風する熱ガスは、ガスタービン発
電機のタービン排ガスを利用することが好ましく、これ
により特別に熱ガスを発生させる施設の設置が不要とな
る。
【0013】また、汚泥に、加熱により分解析出する成
分と接触反応して無害な物質を生成する処理剤を添加す
ることが好ましい。処理剤を添加することにより、後工
程の熱分解処理手段で加熱処理したときに、発生した有
害物質と処理剤とが接触反応して無害化処理が実現でき
る。
【0014】また、本発明による汚泥の乾燥施設は、汚
泥の投入口と排出口を有し略閉鎖された筒状容器と、該
筒状容器内に設けられ投入された汚泥を移動させる移動
手段と、移動手段で移動される汚泥の移動方向と対向す
る方向に熱ガスを筒状容器内に通風する手段とを備えた
構成とする。
【0015】前記の筒状容器は、無端管路で構成するこ
とが望ましい。
【0016】また、筒状容器の外周には、熱ガスを導入
して筒状容器を加熱する加熱ジャケットを設けることが
望ましく、筒状容器を外部から加熱することで、汚泥の
水分の除去がより効果的に行われる。
【0017】また、ガスタービン発電機を備え、該ガス
タービン発電機のタービン排ガスを筒状容器内および/
又は加熱ジャケット内に導入するようにすることが好ま
しく、タービン排ガスを利用することにより、特別の熱
風ガス発生手段を省略することができる。
【0018】次に、本発明における汚泥の熱分解処理方
法は、略閉鎖した筒状容器内に、含水汚泥を投入して移
動させ、この汚泥の移動方向と対向する方向に熱ガスを
通風して汚泥と積極的に接触させることで汚泥を乾燥す
るとともに、この乾燥処理した汚泥を熱分解処理するよ
うにしたことを特徴とする。
【0019】このようにすることにより、熱分解処理施
設全体のエネルギーコストの低減が図れる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
【0021】図1は本発明の乾燥施設を備えた熱分解処
理手段の概念図を示す。同図において、10は含水汚泥
を供給する定量供給手段で、含水汚泥を一時貯留する貯
留部11と、該貯留部11の入口側と出口側に設けられ
た開閉バルブ12,13からなり、出口側の開閉バルブ
を閉じ、入口側の開閉バルブを開いて貯留部11に含水
汚泥を充填した後、入口側開閉バルブ12を閉じ、出口
側開閉バルブ13を開いて所定量の含水汚泥を間欠的に
乾燥手段20に供給する。
【0022】乾燥手段20は、図2の平面図にも示すよ
うに、略閉鎖された筒状容器21と、該筒状容器21内
の汚泥を移動させる移動手段22と、筒状容器21を外
部から加熱する加熱ジャケット23とから成り、筒状容
器21は図2に示すように無端管路によって形成されて
いる。この無端管路は、往管路Gと復管路Rと、これら
両管路の両端を密閉接続する曲管路Cとによりエンドレ
スに連結され、汚泥の導入口21aと導出口21bおよ
びタービン排ガスの供給口21cと排出口21dとを有
する。
【0023】移動手段22は、無端管路内をエンドレス
に循環する牽引体(例えばチェーン)22aと、該牽引
体22aに所定間隔をもって複数取り付けられたブレー
ド(又はバケット)22bと、牽引体22aを循環移動
させる駆動源22cによって構成されている。
【0024】駆動源22cは、モータM、牽引体22a
と係合して回転駆動するスプロケットSからなり、スプ
ロケットSは、曲管路C内で牽引体22aと係合し、こ
の係合部はカバー22dで密封されている。
【0025】筒状容器21の汚泥の導入口21aには、
図1に示すように定量供給手段10が接続され、汚泥を
筒状容器21内に導入する。また、導出口21bには定
量排出手段31が接続され、該定量排出手段31を介し
て乾燥処理された汚泥を搬送手段30に送出する。この
定量排出手段31は、定量供給手段10と同じ構成をな
す。
【0026】この搬送手段30は、図2の筒状容器21
と概略同じく内部に移動手段22を有する筒状容器より
なり、定量排出手段31から排出された汚泥を搬送し、
定量供給手段51に導入する。
【0027】40はガスタービン発電機で、該ガスター
ビン発電機40は、ガスタービン41と、該ガスタービ
ン41に燃焼ガスを供給する燃焼器42と、ガスタービ
ン41によって駆動される空気圧縮機43および発電機
44とからなる。このガスタービン41から排出される
排ガスは、筒状容器21の排ガスの供給口21cに供給
され、排出口21dより排出される。
【0028】また、この排ガスは加熱ジャケット23の
排ガスの供給口23aにも供給され、排出口23bから
排出される。
【0029】50は熱分解処理手段で、乾燥手段20で
乾燥処理された汚泥を定量排出手段31,搬送手段30
および定量供給手段51を介して導入する。なお、定量
供給手段51の構成は、前記の定量供給手段10と同じ
である。
【0030】熱分解処理は、加熱処理炉によって行われ
るが、加熱処理炉は回転キルン形又はスクリュー(スパ
イラル)コンベアを内蔵する非回転形のいずれでもよい
が、少なくとも汚泥を投入する円筒容器52と、該円筒
容器52の外周に設けられ、円筒容器内の汚泥を外部か
ら間接的に加熱する加熱手段53と、円筒容器内の汚泥
を投入口側から排出口側に移動する手段(図示省略)を
備え、熱分解処理された処理物は取り出し部54から取
り出す。
【0031】60は排ガス処理手段で、熱分解処理手段
50によって加熱処理中に発生した分解ガスおよび乾燥
手段20で利用したタービン排ガスを、ガス管L1を介
して導入して燃焼処理する燃焼炉61を有する。この燃
焼炉61の燃料にはLNG,LPG又は石油等を使用す
る。
【0032】燃焼炉61で燃焼処理するときに生ずる高
温の熱ガスは、熱交換器62で熱を回収した後、ブロワ
63を介してバグフィルタ64で清浄化した後、煙突6
5から排出される。
【0033】また、熱分解処理手段50の加熱手段は、
熱ガス又は電気加熱のいずれでもよいが、ガス加熱によ
る場合は、燃焼炉61で発生した熱ガスの一部を循環ブ
ロワBで取り出して加熱手段53を介して循環させて加
熱源として利用することができる。
【0034】図1の構成によれば、被処理物である含水
汚泥が定量供給手段10から、炭化物の取り出し部54
に至る流通路はすべて略閉鎖構成となっているので、施
設内に汚泥特有の悪臭を発生させることはない。
【0035】通常の汚泥の含水率は、97〜99%で、
これを脱水機で脱水して60%程度の含水率としてい
る。一般に汚泥を乾留する場合は、この脱水後の含水汚
泥を乾燥処理する。
【0036】この含水汚泥の乾燥処理は、まず、ガスタ
ービン発電機40のタービン41からの排ガスを、筒状
容器21および加熱ジャケット23の夫々の排ガス供給
口21cおよび23aから筒状容器21内および加熱ジ
ャケット23内に導入するとともに移動手段22を始動
する。
【0037】次に、定量供給手段10から含水汚泥を間
欠的に筒状容器21内に供給する。供給された汚泥は、
図2に示すように移動手段22のブレード22bによっ
て往管路G側から復管路R側に(反時計方向)移動さ
れ、排出口21bから排出される。
【0038】このとき高温のタービン排ガスは、排ガス
供給口21cから供給され、図3に示すように汚泥の進
行方向とは逆の方向に通風させて、汚泥と対面接触さ
せ、水分の蒸発を促進させる。
【0039】同時に、加熱ジャケット23によって筒状
容器21内の汚泥は加熱されながら撹拌移動されている
ので、相乗的に含水率が低下する。
【0040】なお、加熱ジャケット23の加熱源として
の熱ガスは、タービン排ガスだけでは不足する場合は、
燃焼炉61からの熱ガスの一部を点線のガス管L2によ
って追加供給してもよい。
【0041】また、タービン排ガスに代えて燃焼炉61
の熱ガスのみを使用するようにしてもよい。
【0042】加熱ジャケット23,筒状容器21内で発
生した水蒸気、分解ガスは燃焼炉61に導かれ燃焼処理
される。
【0043】この含水汚泥を乾燥処理するとき、汚泥に
加熱分解により分解析出する揮発と接触反応して無害な
物質を生成する処理剤を添加して乾燥すると、この乾燥
処理した汚泥を後工程で加熱処理する場合に有害物質を
発生させることなく処理することが可能となる。
【0044】このとき、汚泥に添加する処理剤は、少な
くともHCl(塩化水素)と接触反応して無害な塩化物
を生成するアルカリ物質を使用する。例えば、本願の出
願人が先に出願した特開平9−155326号、特開平
10−43713号、特開平10−235186号、特
開平10−235187号に示すように、アルカリ土類
金属、アルカリ土類金属化合物、アルカリ金属、アルカ
リ金属化合物で、具体的には、カルシウム、石灰、消石
灰、炭酸カルシウム、ドロマイト、珪酸塩(珪酸カルシ
ウムなど)、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セ
スキ炭酸ナトリウム、天然ソーダ、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウムの中
から1種類選択するか、数種類混合して使用する。
【0045】例えば、上記の炭酸水素ナトリウム(Na
HCO3)を添加して乾燥し、この乾燥処理した汚泥を
加熱処理する場合、加熱処理炉においてHCl成分の分
解ガスが発生するが、直ちに炭酸水素ナトリウムと反応
して(NaHCO3)+(HCl)→(NaCl)+
(H2O)+(CO2)となり、無害な塩化ナトリウム
(NaCl)を生成し、分解ガスから有害なHClが無
くなる。このことによって、分解ガス中のHCl成分の
無害化と残渣の無害化が同時に行われる。
【0046】乾燥手段20で低含水率(例えば、10%
以下)に乾燥処理された汚泥は、定量排出手段31,搬
送手段30および定量供給手段51を介して熱分解処理
手段50に投入され熱分解処理される。
【0047】処理剤を添加して乾燥処理した汚泥を、こ
の熱分解処理手段50で処理する場合は、有害成分が分
解析出する温度(例えば、200℃〜350℃)と時間
(約1時間)で処理する。この熱分解処理手段50での
加熱処理は、「燃焼、焼却」ではなく、低酸素雰囲気で
の「蒸し焼き、熱分解」での処理とし、塩素系ガス等を
汚泥から分解析出して処理剤と反応させ、無害な塩類を
生成させる。
【0048】この無害化処理した汚泥を炭化処理する場
合は、熱分解処理手段50で乾燥処理された汚泥が炭化
する温度(例えば、600℃)で加熱処理する。
【0049】上記の熱分解と炭化処理とは別個の加熱処
理炉を設けて加熱処理することが望ましい。
【0050】脱塩素用の処理剤の添加は、乾燥手段20
で乾燥処理した汚泥を別の場所で加熱処理する場合に
は、上記のように乾燥手段の前側で添加することが好ま
しいが、図1のように熱分解処理手段50まで連続的に
処理する場合は、乾燥手段20の後側、即ち、乾燥処理
された汚泥又は熱分解処理手段50に直接添加してもよ
い。
【0051】乾燥処理した汚泥は乾燥手段20から取り
出し、搬送手段(図示省略)を経て、貯留場に一時貯留
後、別施設で炭化処理するか、又は、搬送手段30を介
して直接熱分解処理手段50で炭化処理した炭化物を土
壌改良材などとして再利用することができる。
【0052】勿論、再利用に供する場合には、重金属の
溶出試験を行って安全基準範囲内の物のみが再利用され
る。再利用に適用不可のものは、固化などの処理後、最
終処分場に埋設される。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の乾燥方法によれ
ば、略閉鎖した筒状容器内において汚泥を移動させ、そ
の汚泥の移動方向と対向する方向から高温の熱ガスを導
入して通風しているので、汚泥と熱ガスとの接触が積極
的に行われ、乾燥が効果的に行われる。
【0054】しかも、この乾燥に使用する熱ガスは施設
内電気機器の電力を賄うガスタービン発電機のタービン
排ガスを利用するものであるから、特別の熱風ガス発生
手段は必要とせず、熱風ガス発生のための燃料を使用し
ないので、ランニングコスト低減を図ることができる。
【0055】また、この乾燥手段を熱分解処理施設に適
用することにより、含水汚泥の熱分解処理を低コストで
実現できる。
【0056】また、筒状容器を略閉鎖構成としたことに
より、汚泥の悪臭を断つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚泥乾燥施設を備えた熱分解処理施設
の概念図。
【図2】本発明の乾燥手段における筒状容器の要部切載
平面図。
【図3】筒状容器の要部断面図。
【符号の説明】
10…定量供給手段 20…乾燥手段 21…筒状容器 22…移動手段 23…加熱ジャケット 30…搬送手段 31…定量排出手段 40…タービン発電機 41…ガスタービン 42…燃焼器 43…空気圧縮機 44…発電機 50…熱分解処理手段 51…定量供給手段 52…円筒容器 53…加熱手段 54…取り出し部 60…排ガス処理手段 61…燃焼炉 62…熱交換器 63…ブロワ 64…バグフィルタ 65…煙突

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略閉鎖した筒状の容器内に、含水汚泥を
    投入して移動させ、この汚泥の移動方向と対向する方向
    に熱ガスを通風して汚泥と積極的に接触させることで乾
    燥するようにしたことを特徴とする汚泥の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 通風する熱ガスは、ガスタービン発電機
    のタービン排ガスであることを特徴とする請求項1記載
    の汚泥の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 汚泥に、加熱により分解析出する揮発と
    接触反応して無害な物質を生成する処理剤を添加したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の汚泥の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 汚泥の投入口と排出口を有し略閉鎖され
    た筒状容器と、該筒状容器内に設けられ、投入された汚
    泥を移動させる移動手段と、移動手段で移動される汚泥
    の移動方向と対向する方向に熱ガスを筒状容器内に通風
    する手段とを備えたことを特徴とする汚泥の乾燥施設。
  5. 【請求項5】 筒状容器は無端管路で構成したことを特
    徴とする請求項4記載の汚泥の乾燥施設。
  6. 【請求項6】 筒状容器の外周に熱ガスを導入して筒状
    容器を加熱する加熱ジャケットを備えたことを特徴とす
    る請求項4又は5記載の汚泥の乾燥施設。
  7. 【請求項7】 ガスタービン発電機を備え、該ガスター
    ビン発電機のタービン排ガスを筒状容器内および/又は
    加熱ジャケット内に導入するようにしたことを特徴とす
    る請求項4,5又は6のいずれか1項に記載の汚泥の乾
    燥施設。
  8. 【請求項8】 略閉鎖した筒状容器内に、含水汚泥を投
    入して移動させ、この汚泥の移動方向と対向する方向に
    熱ガスを通風して汚泥と積極的に接触させることで汚泥
    を乾燥するとともに、この乾燥処理した汚泥を熱分解処
    理するようにしたことを特徴とする汚泥の熱分解処理方
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010529403A (ja) * 2007-06-04 2010-08-26 ルーダル ホールディング ビー.ヴィー. 水含有物質を乾燥させるためのシステムおよび方法
JP2013057498A (ja) * 2012-11-02 2013-03-28 Metawater Co Ltd 焼却炉への下水汚泥供給装置
CN112094030A (zh) * 2020-09-17 2020-12-18 毅康科技有限公司 一种污泥干燥破碎处理装置

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