JP2010529111A - 2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法 - Google Patents

2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、工業的スケールにも対応できる、簡便かつ効率的な2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFC−1234yf)の製造方法を提供する。
【解決手段】2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(CFCF=CH)の製造方法であって、(I)一般式(1):
CFCFCHX (1)
(式中、XはCl、Br又はIを示す。)
で表される化合物に塩基を反応させて、一般式(2):
CFCF=CHX (2)
(式中、Xは前記に同じ。)
で表される化合物を製造する工程、及び(II)一般式(2)で表される化合物を、触媒存在下に水素で還元して2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する工程、を含むことを特徴とする製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(CFCF=CH)の製造方法に関する。
2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(以下「HFC−1234yf」とも表記する)は、代替フロンとして使用可能な混合冷媒の構成成分として注目されている。
HFC−1234yfの製造方法としては、例えばCFCFCHX(X=Cl又はI)をエタノール中で亜鉛(Zn)と反応させて一段階で製造する方法が非特許文献1に記載されている。しかし、亜鉛は高価であり、しかも廃棄物が生じるという問題があるため、該方法は工業的規模の製造方法には適さない。
これ以外のHFC−1234yfの製造方法として、特許文献1〜5、非特許文献2〜3に記載はあるものの、原料の製造が困難であったり、反応条件が過酷であったり、反応試薬が高価であったり、収率が低かったりするため、工業的に有効な製法とは言い難い。
特開昭63−211245号公報 米国特許第3996299号明細書 米国特許出願公開第2006/258891号明細書 米国特許第2996555号明細書 米国特許第2931840号明細書
J. Chem. Soc., 1957, 2193-2197 J. Chem. Soc., 1970, 3, 414-421 J. Flu. Chem., 1997, 82, 171-174
本発明は上記した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、工業的スケールにも対応できる、簡便かつ効率的な2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFC−1234yf)の製造方法を提供することである。
本発明者は上記した目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、安価で容易に入手可能な1−クロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(CFCFCHCl)を、水酸化カリウム等の塩基と反応させて1−クロロ−2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(CFCF=CHCl)を製造し、これを触媒の存在下水素で還元することにより、HFC−1234yfを簡便かつ効率的に製造できることを見いだした。かかる知見に基づきさらに検討を加えて、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記のHFC−1234yfの製造方法を提供する。
項1. 2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法であって、
(I)一般式(1):
CFCFCHX (1)
(式中、XはCl、Br又はIを示す。)
で表される化合物に塩基を反応させて、一般式(2):
CFCF=CHX (2)
(式中、Xは前記に同じ。)
で表される化合物を製造する工程、及び
(II)一般式(2)で表される化合物を、触媒存在下に水素で還元して2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
項2. 前記工程(I)において、水を含む媒体中で反応させる項1に記載の製造方法。
項3. 前記工程(I)において、水及び疎水性有機溶媒を含む媒体中で反応させる項1に記載の製造方法。
項4. 前記工程(I)において、更に界面活性剤を含む項3に記載の製造方法。
項5. 前記工程(I)において、更に相間移動触媒を含む項3に記載の製造方法。
項6. 前記工程(I)において、一般式(1)及び(2)のXがClである項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
項7. 前記工程(I)において、塩基がアルカリ金属水酸化物である項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
項8. 前記工程(II)において、触媒としてパラジウム−炭素(Pd−C)を用いる項1〜7のいずれかに記載の製造方法。
項9. 前記工程(II)において、水を含む媒体中、塩基の存在下に還元する項1〜8のいずれかに記載の製造方法。
項10. 一般式(2):
CFCF=CHX (2)
(式中、XはCl、Br又はIを示す。)
で表される化合物を製造する方法であって、一般式(1):
CFCFCHX (1)
(式中、Xは前記に同じ。)
で表される化合物に塩基を反応させることを特徴とする方法。
本発明の製造方法によれば、簡便かつ効率的に2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFC−1234yf)を製造することができる。また、用いる試薬が安価であり、反応条件も穏和であり、しかも高収率でHFC−1234yfを得ることができる。そのため、工業的スケールの製造方法として好適である。
本発明は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(CFCF=CH)の製造方法であって、
(I)一般式(1):
CFCFCHX (1)
(式中、XはCl、Br又はIを示す。)
で表される化合物に塩基を反応させて、一般式(2):
CFCF=CHX (2)
(式中、Xは前記に同じ。)
で表される化合物を製造する工程、及び
(II)一般式(2)で表される化合物を、触媒存在下に水素で還元して2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する工程、
を含むことを特徴とする。
XはCl、Br又はIを示すが、好ましくはClである。なお、一般式(1)で表される化合物は、市販されているか或いは公知の方法を用いて容易に製造することができる。例えば、特開平2−204428号公報、特開平3−127747号公報、米国特許第3038947号明細書等の記載に従い又は準じて製造することができる。
工程(I):
工程(I)では、一般式(1)で表される化合物に塩基を反応させ脱HFさせて、一般式(2)で表される化合物を製造する。
本反応は媒体中で実施することができ、通常、水を含む媒体が用いられる。水を含む媒体には、水以外の媒体(例えば、有機溶媒等)を含んでいてもよく、例えば、ベンゼン、トルエン、(o−、m−、又はp−)キシレン等の芳香族炭化水素;へキサン、オクタン、ノナン等の脂肪族炭化水素;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類などが挙げられる。中でも、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素等の疎水性有機溶媒が選ばれ、沸点が100℃以上のものが好ましい。具体的にはトルエン、キシレンが好ましい。
用いる媒体の全量は、一般式(1)で表される化合物1重量部に対して、通常、1〜15重量部、好ましくは2〜10重量部である。そのうち、水と水以外の媒体との重量比率は、通常、100/0〜10/90、好ましくは70/30〜30/70である。
塩基は、脱HF反応を促進させ炭素−炭素二重結合を形成するために用いられる。水に溶解し得るものであれば有機塩基又は無機塩基を問わない。有機塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のトリアルキルアミン類が挙げられる。無機塩基としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物;水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物;酸化マグネシウム等の金属酸化物等が挙げられる。そのうち、好ましくはアルカリ金属水酸化物であり、より好ましくは水酸化カリウムである。
塩基の量は、通常、一般式(1)で表される化合物1モルに対して、通常、1〜5モル、好ましくは1.5〜3.5モルとすればよい。塩基の量が増えるほど添加率及び収率は向上する傾向にある。
本反応では、通常、上記の水及び有機溶媒(特に、疎水性有機溶媒)を含む媒体が用いられる。反応媒体2相を形成する場合には、2相間の物質の反応を促進させるため、更に界面活性剤、相間移動触媒等を用いることができる。
界面活性剤としては、例えば、脂肪酸ジエタノールアミド等の非イオン性界面活性剤、アルキルトリエチルアンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、モノアルキル硫酸塩等の陰イオン性界面活性剤、アルキルカルボキシベタイン等の両性界面活性剤などが挙げられる。このうち、好ましくは、耐熱性の観点から両性界面活性剤が選ばれる。
界面活性剤を用いる場合、その量は、媒体として用いる水1重量部に対して、通常、0.0005〜0.10重量部、好ましくは0.0008〜0.05重量部である。
界面活性剤の具体例として、アノンBF(日本油脂(株)製)、アノンBL(日本油脂(株)製)等が挙げられる。
相間移動触媒としては、例えば、テトラブチルアンモニウムブロマイド(TBAB)、トリメチルベンジルアンモニウムブロマイド、トリエチルベンジルアンモニウムブロマイド、トリオクチルメチルアンモニウムクロライド(TOMAC)などの第四級アンモニウム塩;塩化テトラブチルホスホニウムクロライド(TBPC)などのホスホニウム塩;15−クラウン5、18−クラウン6などのクラウンエーテル類等を挙げることができる。
相間移動触媒を用いる場合、その量は、一般式(1)で表される化合物に対して、0.1〜10モル%、好ましくは0.5〜5モル%である。
本反応の反応温度は、通常、10〜150℃、好ましくは30〜130℃であり、反応圧力は、通常、−0.1〜10MPa・G、好ましくは0〜5MPa・Gである。特に、相間移動触媒を用いる場合、反応温度が10〜80℃、好ましくは20〜50℃、反応圧力が−0.1〜10MPa・G、好ましくは0〜5MPa・Gと、穏和な条件で反応させることができる。しかも、転化率、選択率及び収率が大きく向上する。反応は上記の条件下で、通常撹拌して行われる。反応時間は、反応条件により変化するが、通常、1〜9時間程度である。
反応の進行状況は、反応系中のガスをサンプリングして気相部分の成分をガスクロマトグラフィーで分析することにより確認することができる。得られた一般式(2)で表される化合物を含む生成物は、通常、沸点が低いため(例えば、X=Clの場合、沸点は15℃程度)寒剤を用い冷却して、分留等により回収することができる。
本工程によれば、上記の穏和な条件下で、高い転化率、選択率及び単離収率にて、一般式(2)で表される化合物を製造することができる。
工程(II):
工程(II)では、上記工程(I)で得られた一般式(2)で表される化合物を、触媒存在下に水素で還元して、目的の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する。
本反応は媒体中で実施することができ、通常、水を含む媒体が用いられる。用いる媒体の全量は、一般式(2)で表される化合物1重量部に対して、通常、1〜10重量部、好ましくは3〜7重量部である。
水素の量は、一般式(2)で表される化合物1モルに対し、1〜1.2モル、好ましくは1.05〜1.1モルである。
接触水素化に用いる触媒は、パラジウム又はパラジウム担持触媒であることが好ましく、典型的には、活性炭にパラジウムを担持させた触媒、即ちパラジウム−炭素(Pd−C)が挙げられる。パラジウム担持触媒の量は、一般式(2)で表される化合物1重量部に対し、0.001〜0.01重量部、好ましくは、0.002〜0.004重量部である。
更に、本反応では上記の触媒を被毒させて反応させることが好ましい。例えば、反応系中に、被毒物質である、硫酸カリウム(KSO)、硫酸バリウム(BaSO)、硫酸ナトリウム(NaSO)等を添加することができる。
このうち、単価、溶解性等の点から、硫酸カリウムが最も好ましい。被毒物質の量は、通常、上記触媒に担持されたパラジウム1モルに対し、0.1〜5モル、好ましくは、1〜3モルである。
本反応は、通常、回分式で行われる。本反応の反応温度は、通常、0〜50℃、好ましくは0〜20℃であり、反応圧力は、通常、0.05〜1.0MPa・G、好ましくは0.1〜0.5MPa・Gである。反応は上記の条件下で、通常撹拌して行われる。反応時間は、反応条件により変化するが、通常、8〜12時間程度である。
反応の進行状況は、反応系中のガスをサンプリングして気相部分の成分をガスクロマトグラフィーで分析することにより確認することができる。反応終了後、得られた2,3,3,3−テトラフルオロプロペンは、沸点が−28.3℃と低いため寒剤を用い冷却して、分留等により回収することができる。
本工程によれば、高い転化率、選択率及び単離収率にて、一般式(2)で表される化合物から2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造することができる。
本発明方法によって得られる2,3,3,3−テトラフルオロプロペンは、各種用途に用いることができる。この化合物は、温暖化係数及びオゾン層破壊係数がいずれも小さい化合物であり、例えば、代替フロンとして使用可能な混合冷媒の構成成分(例えば、カーエアコン用の冷媒)等として用いられる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴を明確にする。本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1
圧力計、温度計、ガス抜バルブ及び安全弁を備えた容量200mlのSUS-オートクレーブに、水90.2gとKOH 16.8g、界面活性剤であるアノンBF(日本油脂(株)製) 0.150gを入れ、メカニカルスターラーを用いてよく懸濁させた。上記装置を氷冷下、窒素置換後、真空ポンプによって減圧状態とし、CF3CF2CH2Cl(純度91.3%)27.7g(0.150mol)を仕込んだ。これにより6℃から7.5℃まで発熱した。
上記操作終了後、1000rpmの回転数で攪拌し、バンドヒーターを用いて120℃まで昇温した。このときの圧力は0.5MPa・Gであった。120℃にて1時間毎にガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィーにより気相部分の組成を分析した。4時間反応させた後、更に130℃まで昇温し、5時間反応させた。このときの圧力は0.7MPa・Gであった。
合計9時間反応させた後、反応器を80℃として反応器内のガス成分を抜き出し回収した。なお、主生成物(CF3CF=CHCl)は沸点が15.0℃であるので、これを回収するためにドライアイスとアセトンからなる寒剤を使用した。ここで回収した生成物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、転化率92.3%、選択率51.0%となり、単離収率は47.1%であった。
実施例2
実施例1と同様の装置に水45.4gとKOH 8.5g、界面活性剤であるアノンBF(日本油脂(株)製) 0.145g、o-キシレン 53.7gを入れ、メカニカルスターラーを用いてよく懸濁させた。上記装置を氷冷下、窒素置換後、真空ポンプによって減圧状態とし、CF3CF2CH2Cl(純度93.7%)12.7g(0.0751mol)を仕込んだ。これにより6.4℃から8.5℃まで発熱した。
上記操作終了後、1000rpmの回転数で攪拌し、バンドヒーターを用いて100℃まで昇温した。このときの圧力は0.14MPa・Gであった。100℃にて1時間毎にガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィーにより気相部分の組成を分析した。3.5時間反応させ、このときの圧力は0.17MPa・Gであった。
合計3.5時間反応させた後、反応器を80℃として反応器内のガス成分を抜き出し回収した。なお、主生成物(CF3CF=CHCl)は沸点が15.0℃であるので、これを回収するためにドライアイスとアセトンからなる寒剤を使用した。ここで回収した生成物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、転化率67.5%、選択率94.3%となり、単離収率は67.3%であった。
実施例3
実施例1と同様の装置に水11.8gとKOH 9.6g、界面活性剤であるアノンBF(日本油脂(株)製) 0.430g、o-キシレン 20.9gを入れ、メカニカルスターラーを用いてよく懸濁させた。上記装置を氷冷下、窒素置換後、真空ポンプによって減圧状態とし、CF3CF2CH2Cl(純度96.9%)6.87g(0.0395mol)を仕込んだ。これにより4.9℃から7.4℃まで発熱した。
上記操作終了後、1000rpmの回転数で攪拌し、バンドヒーターを用いて100℃まで昇温した。このときの圧力は0.11MPa・Gであった。100℃にて1時間毎にガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィーにより気相部分の組成を分析した。4時間反応させ、このときの圧力は0.18MPa・Gであった。
合計4時間反応させた後、反応器を80℃として反応器内のガス成分を抜き出し回収した。なお、主生成物(CF3CF=CHCl)は沸点が15.0℃であるので、これを回収するためにドライアイスとアセトンからなる寒剤を使用した。ここで回収した生成物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、転化率97.8%、選択率87.2%となり、単離収率は84.9%であった。
実施例4
実施例1と同様の装置に水50.5gとKOH 37.8g、相間移動触媒であるテトラブチルアンモニウムブロマイド(TBAB) 2.18g、o-キシレン 52.0gを入れ、メカニカルスターラーを用いてよく懸濁させた。上記装置を氷冷下、窒素置換後、真空ポンプによって減圧状態とし、CF3CF2CH2Cl(純度95.8%)40.0g(0.227mol)を仕込んだ。これにより7.0℃から11.5℃まで発熱した。
上記操作終了後、1000rpmの回転数で攪拌し、バンドヒーターを用いて50℃まで昇温した。このときの圧力は0.08MPa・Gであった。50℃にて1時間毎にガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィーにより気相部分の組成を分析した。2時間反応させ、このときの圧力は0.09MPa・Gであった。
合計2時間反応させた後、反応器を80℃として反応器内のガス成分を抜き出し回収した。なお、主生成物(CF3CF=CHCl)は沸点が15.0℃であるので、これを回収するためにドライアイスとアセトンからなる寒剤を使用した。ここで回収した生成物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、転化率100%、選択率76.0%となり、単離収率は76.0%であった。
実施例5
圧力計、温度計およびガス抜きバルブおよび安全弁を備えた容量200mlのSUSオートクレーブに、Pd-C触媒(NE-ケムキャット製 type-K,5wt%Pd,50%含水C)0.0545g、K2SO40.00826g、KOH 4.2g、水65.8gを入れ、メカニカルスターラーを用いてよく懸濁させた。
上記装置を氷冷下、窒素置換後、真空ポンプによって減圧状態とし、CF3CF=CHCl(純度93.3%)10.7g(0.0670mol)を仕込んだ。また、上記装置に1.30MPa・Gの水素を充填した容量300mlのボンベを接続した。上記操作終了後、1000rpmの回転数で攪拌し、氷水を用いて1〜2℃を保持した。このときの圧力は-0.02MPa・Gであった。この状態で接続した水素ボンベより、内圧が0.3MPa・Gまで水素を供給したところ、0.0283molの水素を供給することができた。
1時間後、内圧が0.1MPa・G付近まで低下したので再び同様の操作で水素を供給した。この操作を繰り返し、4.5時間で合計0.0737molの水素を供給した。1時間毎にガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィーにより気相部分の組成を分析した。合計で10.4時間反応させた。このときの圧力は0.16MPa・Gであった。
反応終了後、1〜2℃の状態で反応器内のガス成分を抜き出し回収した。なお、主生成物(CF3CF=CH2)は沸点が-28.3℃であるので、これを回収するためにドライアイスとアセトンからなる寒剤を使用した。ここで回収した生成物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、転化率95.3%、選択率90.1%となり、単離収率は85.9%であった。副生成物はCF3CHFCH3であった。

Claims (10)

  1. 2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法であって、
    (I)一般式(1):
    CFCFCHX (1)
    (式中、XはCl、Br又はIを示す。)
    で表される化合物に塩基を反応させて、一般式(2):
    CFCF=CHX (2)
    (式中、Xは前記に同じ。)
    で表される化合物を製造する工程、及び
    (II)一般式(2)で表される化合物を、触媒存在下に水素で還元して2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する工程、
    を含むことを特徴とする製造方法。
  2. 前記工程(I)において、水を含む媒体中で反応させる請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記工程(I)において、水及び疎水性有機溶媒を含む媒体中で反応させる請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記工程(I)において、更に界面活性剤を含む請求項3に記載の製造方法。
  5. 前記工程(I)において、更に相間移動触媒を含む請求項3に記載の製造方法。
  6. 前記工程(I)において、一般式(1)及び(2)のXがClである請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 前記工程(I)において、塩基がアルカリ金属水酸化物である請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 前記工程(II)において、触媒としてパラジウム−炭素(Pd−C)を用いる請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 前記工程(II)において、水を含む媒体中、塩基の存在下に還元する請求項1〜8のいずれかに記載の製造方法。
  10. 一般式(2):
    CFCF=CHX (2)
    (式中、XはCl、Br又はIを示す。)
    で表される化合物を製造する方法であって、一般式(1):
    CFCFCHX (1)
    (式中、Xは前記に同じ。)
    で表される化合物に塩基を反応させることを特徴とする方法。
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