JP2010526497A - ウェブベースの映像プレイヤのためのユーザインタフェース - Google Patents

Abstract

システム、方法および種々のユーザインタフェースは、ウェブベースの映像プレイヤを介してアクセスするために、要求された共有映像コンテンツと広告コンテンツとを関連付けることを可能にする。広告コンテンツは、映像コンテンツの再生と連動して選択的に提供される。広告をどのようにどこに表示するかの選択は、広告情報にアクセスする十分に人目をひく機会を提供することと、要求された映像コンテンツを見るときの満足な視聴者の体験を心に留めておくこととの間で柔軟に管理されたバランスに基づいている。
【選択図】図１

Description

本発明は、一般に、ウェブベースの映像ディスプレイに関し、より具体的には、オンラインコンテンツ提供システムにおける映像および広告コンテンツを管理するためのユーザインタフェース特性に関する。

本出願は、２００７年５月２日に出願された米国仮特許出願第６０／９１５，６５４号の利益を主張する。この出願は参照によりそのまま本出願に組み込まれる。

ウェブサイト上の映像コンテンツの共有は、多数のウェブサイトによりサポートされる世界的な現象に発達してきた。平均して毎日１万以上の映像が掲示され、映像を取り込むツールおよび機会が使いやすくなり、一般に普及するにつれて、この数は増加している。共有映像コンテンツは、要求された映像コンテンツとともに広告対象（マテリアル）を視聴者に提示する機会を提供する。しかしながら、共有映像とともに広告を配信するいくつかの機構は比較的効果がないものであった。一方、その他はユーザに不愉快であるとして認識されている。

映像共有サービスを利用する人々は、それらのサービスを利用するという広範囲の動機（モチベーション）を有する。そのいくつかは、共有されたコンテンツ内の特定の情報に興味があるが、その他は、コンテンツを通してゆっくりとした方法でブラウズするのみである。ユーザの満足な経験を維持するのと同様に、効果的であるために、映像コンテンツに関連して現れる広告は、これらの多種多様なユーザ特性を考慮する方法で提示される必要がある。

現在、映像コンテンツは、広範囲の技術を介してユーザに配信されており、それぞれは、広告コンテンツを配信するための機構を確立したものである。ＤＶＤ形式で商業的にリリースされる映画は、例えば、同じ制作会社からの他の映画のための予告編を一般に同梱している。これらの予告編は、しばしば、ユーザが一次プログラムを見ようとするとき、自動的に提示される。時には、ユーザが広告コンテンツを見るのを避けることは不可能とは言えないまでも困難である。多くのユーザは、特に、ＤＶＤを購入するために相当額を既に支払った後に、望まない広告を最後まで見る必要性に失望を示していた。さらに、広告コンテンツは、しばしば、最初にリリースされた後ある期間ＤＶＤを見たときには時代遅れになっている。この種の広告に対する全ユーザの満足が相反していた。

最近になって、主要テレビジョンネットワークは、自らのウェブサイト上のプログラミングのいくつかを利用可能になっていた。それらが利用するプレイヤは、典型的には、要求されたプログラミングの前、途中または後に、広告コンテンツを見ることを視聴者に要求する。また、そのようなウェブサイトからの第一印象も相反していた。

視聴者にとって満足であり、広告主のために効率的である方法で、要求された映像コンテンツおよび広告を提示することを可能にする順応性のあるインタフェースの必要性がまだ残っている。

種々のシステム、方法およびソフトウェアツールにより、ウェブサイト上の映像を視聴しているユーザは、再生体験のある態様を制御することができるとともに、コンテンツプロバイダが効果的な方法で広告コンテンツを提供することができる。

一態様において、要求されたコンテンツの再生の前に、広告ウィンドウは映像再生ウィンドウ上に重ね合わせられる。一実施形態では、ユーザは、広告を選択しまたはスキップする（省く）ためのオプションを与えられる。広告は、テキストのみ、音声、映像、あるいはその組み合わせであればよい。

第２の態様において、広告ウィンドウは、映像再生ウィンドウの一端に向かって位置するバナーとして提示される。バナーは、必要に応じて、不透明または半透明な形状で提示される。

別の態様において、広告ウィンドウは、映像再生前よりもむしろ、映像の再生中に現れる。そのような例では、広告ウィンドウの選択された不透明度／透明度は、その広告に与えるべきと望まれる注意の度合いに基づいて選択される。

さらに別の態様において、広告ウィンドウは、映像の再生後に現れる。一変形例では、ウィンドウは、ちょうど表示されたコンテンツ、すなわち、ユーザの前の選択に基づいてユーザが見たい対象（material）に関連する映像コンテンツのより大きいウィンドウ内のバナーとして現れる。

ある実施形態の他の態様は、要求された映像コンテンツに付随する広告の量および配置についての視聴者のためのインジケータである。プレイヤ上のタイマ／スライダバーは、要求された映像コンテンツに対応する部分を示すために赤く塗られ、広告を示すために黄色く塗られる。広告とともに現れるタイミングアイコンは、その広告がどれくらい掛かるかをユーザに明らかにする。ユーザインタフェースの制御部は、ユーザが広告コンテンツを取り消し、次の広告コンテンツに移動するのを可能にする。広告コンテンツのためのユーザインタフェースは、あらゆる特定のコンテンツが共有された映像または広告の一部であるか否かについて視聴者が混乱しないように、共有された映像のためのものに関して特有のものとなっている。

本発明の概要および以下の詳細な説明に記述される特徴および利点はすべてを含むものではない。多くの追加の特徴および利点は、本出願の図面、発明の詳細な説明および特許請求の範囲を考慮して、当業者に明白になるであろう。

広告と映像コンテンツの両方を表示するためのユーザインタフェースを提供するシステムアーキテクチャのブロック図である。 広告を映像に関連付けるための処理フローである。 「ミッドロール」動作モードにおけるユーザの相互作用のための処理フローである。 「プレロール」動作モードにおける例示的なインタフェースを実現するウェブページを示す。 「ミッドロール」動作モードにおける例示的なインタフェースを実現するウェブページを示す。 「ミッドロール」コンテンツの例示的な提示を実現するウェブページを示す。 「ポストロール」動作モードにおける例示的なインタフェースを実現するウェブページを示す。 統合された広告コンテンツを有する映像ウェブサイトのための例示的なインタフェースを示す。

図面は、例示のみの目的のために本発明の種々の実施形態を描写する。当業者は、ここに記載する本発明の原則から逸脱することなく、本明細書に例示される構造および方法の代わりの実施形態が用いられ得ることを以下の議論から容易に認識するであろう。

明確性の目的のために、典型的なウェブベースの映像プレイヤおよびそれを用いる方法で見出される多くの他の構成要素を排除しつつ、本発明の明確な理解に関連性のある構成要素を示すために、本発明の図面および記述が単純化されていることを理解されたい。当業者は、他の構成要素あるいはステップが本発明の実施に望ましいか、要求されるものであることを認識すればよい。しかしながら、そのような構成要素やステップが周知であり、本発明のより良い理解を容易にすることがないので、そのような構成要素およびステップの議論は本開示では提供しないものとする。本開示は、当業者に公知のそのような構成要素および方法へのそのような変更や修正のすべてを対象とする。

図１は、一実施形態に係るシステムアーキテクチャのブロック図である。図１に示すように、映像ホスティングウェブサイト１００は、フロントエンドサーバ１４０と、広告管理システム１３０と、映像サーバ１１０と、ユーザデータベース１５０および映像データベース１９０を含む種々のデータベースとを備えている。ファイアーウォール、ロードバランサ、アプリケーションサーバ、フェイルオーバサーバ、サイト管理ツールなどの多くの従来の特徴は、システムの特徴をより明確に示すように図示していない。システムの実行のための適切なウェブサイト１００は、www.youtube.comで見付けられるユーチューブ（YOUTUBE；登録商標）ウェブサイトである。他の映像ホスティングサイトは周知であり、本明細書に開示される教示にしたがって動作するように構成され得る。用語「ウェブサイト」がコンテンツをアップロードおよびダウンロードするあらゆる方法を表し、インターネットまたはＨＴＴＰプロトコルを介してアップロードもしくはダウンロードされたコンテンツに制限するものではないことを理解されたい。種々のサーバは、ソフトウェアもしくはハードウェアの単体あるいはソフトウェアもしくはハードウェアの複数体として従来用いられるものである。また、一般に、一実施形態で記述したサーバ側で実行されるような機能は、適切な場合には、他の実施形態においてクライアント側で実行されてもよい。

クライアント１７０は、ブラウザ１７１を実行し、ネットワーク１８０を介してフロントエンドサーバ１４０に接続する。ネットワーク１８０は典型的にはインターネットであり、限定するものではないが、ＬＡＮ、ＭＡＮ、ＷＡＮ、モバイル、有線もしくは無線ネットワーク、プライベートネットワーク、あるいは仮想プライベートネットワークを含むあらゆるネットワークであってもよい。１つのクライアント１７０および１つのブラウザ１７１のみを示すが、非常に多くの（例えば、数百万の）クライアントがサポートされ、常にウェブサイト１００と通信可能であることを理解されたい。いくつかの実施形態では、ブラウザ１７１は、サードパーティの映像プレイヤ（例えば、アドビシステムズ社からのフラッシュ（Flash：登録商標）プレイヤ）、またはウェブサイト１００に用いられる映像ファイルフォーマットに適用されるあらゆる他のプレイヤを含む。典型的には、ユーザは、映像のカタログをブラウズし、キーボードの検索を実行し、他のユーザもしくはシステム管理者からの再生リストをレビューし（例えば、チャンネルを形成する映像の収集）、特定のユーザグループ（例えば、コミュニティ）に関連付けられた映像を視聴することにより、ウェブサイト１００から映像にアクセスする。また、いくつかの実施形態では、ブラウザ１７１は、サードパーティのウェブサイト内の埋め込まれたハイパーリンクを介してアクセスされる埋め込まれた映像を介して、間接的に映像ファイルにアクセスする。

クライアント１７０およびブラウザ１７１のユーザは、ネットワーク１８０を介して、（例えば、映像、音声、あるいは映像と音声の組み合わせを含み得る）コンテンツをウェブサイト１００にアップロードすることができる。アップロードされたコンテンツは、映像データベース１９０内に格納するために処理され、配置される。この処理は、フォーマット変換、圧縮、メタデータタグ付けおよび他のデータ処理を含むことができる。いくつかの実施形態では、アップロードされたコンテンツファイルは、アップロードするユーザに関連付けられ、ユーザのアカウント記録は、必要に応じて、ユーザデータベース１５０に更新される。いくつかの実施形態では、ユーザに関する他のデータもデータベース１５０への記憶のために配置される。例えば、ウェブサイト１００がユーザに提示する様々な種類のコンテンツおよび広告をユーザが自己選択するのを可能にする目的のため、ユーザは、興味のあるカテゴリまたは製品／サービスの種類を自己選択するよう求められてもよい。

一実施形態の便宜および記述のために、アップロードされたコンテンツを「映像」または「映像ファイル」というが、この技術によりアップロードされ得るコンテンツの種類を制限することを意図しない。

広告管理システム１３０は、ユーザに要求されたコンテンツとともに提示すべき広告コンテンツを格納する。いくつかの例では、広告コンテンツは、ユーザに要求されたコンテンツ（例えば、映像コンテンツ要求のための映像広告）と同じフォーマットである。他の例では、他の種類の広告としては、純粋なテキスト広告、広告主のウェブサイトへのハイパーリンクを提供する広告、テキストおよび音声広告、静止画広告などがユーザに提示される。広告制御サブシステム１３１は、広告データベース１３２に格納される広告コンテンツへのアクセスを管理するとともに、あるユーザに要求されたコンテンツにある広告コンテンツを関連付ける機能を有する。一実施形態では、その関連付けは、要求された映像のコンテンツにおいてのみなされるが、別の実施形態では、その関連付けは、その上、ユーザデータベース１５０に格納されるユーザの特定情報などの他の要因に基づいてなされる。このように、新しい映画についてさらに学ぶことを望むように自ら確認したユーザは、そのような好みを示さないユーザよりも、映画志向の広告コンテンツをより多くの頻度で提示されてもよい。

図２は、システム１３０を介して提供されるような共有された映像とともに広告コンテンツを提供するための処理の一実施形態を示す。この説明のために、図２は、広告管理システム１３０に管理者がログインすることから始まる（ステップ２１０）。そして、管理者は、特定の共有された映像に関連付けられた広告コンテンツを選択する（ステップ２２０）。一実施形態では、この関連付けは手動でなされる。別の実施形態では、広告コンテンツは、映像コンテンツに自動的に関連付けられる。別の実施形態では、コンテンツの所有者または財産管理人は、どの広告が彼らのコンテンツに関連付けられるかを選択する。いくつかの状況では、そのような関連付けはランダムであるが、他の状況では、関連付けは、映像コンテンツのある態様に基づいてなされてもよい。例えば、映像が一腹の子犬たちを示すならば、その映像のためのメタデータは、ペットフード会社の広告コンテンツへの関連付けを引き起こすように処理されればよい。また、上述のように、特定のユーザに関するメタデータは、どの広告コンテンツが映像の特定の表示に関連付けられるかを決定するために、いくつかの実施形態で用いられる。別の実施形態では、同じ映像を見ているとき、第１ユーザが第１広告を視聴し、第２ユーザが異なる広告を視聴するように、広告コンテンツは、ユーザの前の行動または特性に応じて選択される。

一度関連付けがなされると（ステップ２２０）、管理者は、映像で用いられる広告表示の種類を選択する。一実施形態では、管理者がプレロール広告（プレウォッチ広告とも呼ばれる）を選択するとき（ステップ２３０）、映像が始まる前に、広告コンテンツに対応するピクセルを映像プレイヤの映像再生領域上に重ね合わせることにより、そのようなウィンドウの出現が提供される。

一実施形態では、広告コンテンツは、ポップアップウィンドウ、すなわち、下層のコンテンツに対して位置することができるが、その代わりに映像コンテンツに統合される動かない静止領域である別のウィンドウ内に実際に実施されない。映像コンテンツは、固定であっても動画であってもよい。このように、一実施では、その中で再生するプレロール広告を有する映像は、１つのストリーミングファイルとしてブラウザに送信される。ある状況では、これは、広告コンテンツが要求された映像の一部ではないことを視聴者により明白にする。さらに、これは、その領域が移動可能なウィンドウのように見えるが、そうではないので、広告コンテンツ領域とのより大きいユーザの相互作用を正確に提供する。ユーザがその領域を別の場所に移すよう試みても、本実施形態では、ユーザはそうすることができないだろう。これにより、ユーザは、その表示の広告部分に今まで以上に注意を払い、積極的に広告を片付け、広告についてのさらなる情報を視聴することを選択する。要求された映像が再生する前に提示される広告を「プレロール」広告コンテンツという。一実施形態では、プレロール広告は自動的に開始される。代わりの実施形態では、ユーザがその表示の広告部分を積極的に押下するならば、プレロール広告のみが再生する。さらに別の実施形態では、インタフェースボタンは、広告コンテンツ全体を見るためにユーザがそのボタンをクリックしなければならないように、表示の広告部分内に設けられる。

プレロール広告表示部分は、一実施形態では、完全に不透明な表示として提示される。他の実施形態では、広告部分と、それが下層の要求された映像のどの部分を覆うかとの両方をユーザが見ることを可能にするように、広告部分は部分的にまたは完全に透明である。

いくつかの実施形態では、広告コンテンツは静止している。いくつかの実施形態では、広告コンテンツはそれ自身が映像である。

要求された映像を見る前に、ユーザがその広告を見るのに費やす必要がある時間以上にユーザが落胆しないように、プログレスバーは、グラフを使って、または数値タイマにより、あるいはその両方で、広告コンテンツの表示がどのくらい残っているかを示すいくつかの実施形態で表示される。広告の「プレロール」表示のさらなる詳細は、図４の議論に関連して提供される。

また、広告コンテンツの「プレロール」表示の設定に加えて、管理者は、「ミッドロール」広告表示（ミッドウォッチ広告とも呼ばれる）を選択することもできる（ステップ２４０）。ミッドロール表示は、最初に要求された映像コンテンツを既に楽しんでいる間、ユーザが広告コンテンツを提示されるという点で、プレロール表示とはかなり異なる。したがって、多くの例では、広告コンテンツに用いられる提示の種類は、ユーザの経験全体を混乱させないように、プレロールやミッドロール状況では異なる必要がある。このように、ミッドロールシナリオでは、要求されたコンテンツの本質により、広告コンテンツのあまり突出しない表示が望まれてもよい。一例として、ミッドロール配置が与えられるとき、プレロール広告のための上述の「自動開始」機構が典型的なユーザに受け入れがたいように、ユーザが要求された映像を視聴するのを完全に中断する方法で自動的に現れるミッドロール広告をユーザが満足することは恐らくまれであろう。ミッドロール広告表示についてのさらなる詳細は、図５の議論に関連して提供される。

第３のオプションとして、管理者は、広告のポストロール配置（ポストウォッチ広告とも呼ばれる）を選択してもよい（ステップ２５０）。映像再生ウェブサイトのユーザが、典型的には、要求されたコンテンツを見た後、他の潜在的に関連した映像コンテンツの提案を提示されるように、この種の表示はプレロールやミッドロール状況とはさらに異なる。多くの状況では、ユーザ全体の満足は、ユーザが関連した映像のポスト再生を選択することからあまりに多く気をそらされる命令と関係する。しかしながら、再生直後には、ユーザが広告のために非常に受容的な状態であることが分かる。したがって、広告の効果的な配置は、提案された映像の選択を可能にするボタンの近くであるが、それとは別の広告再生ボタンを提示するものであると分かる。一実施形態では、広告再生ボタンは、提案された映像用のボタンとして同じウィンドウ全体に位置されるが、ちょうど見た映像を共有し、その映像を再度見るためのユーザインタフェース制御部により、提案された映像ボタンからまだ離れている。ポストロール広告表示についてのさらなる詳細は、図６の議論に関連して提示される。

ある例では、プレロール、ミッドロールおよびポストロール配置の組み合わせが望まれてもよい。例えば、それは、ある種の映像では、ユーザがミッドロール広告メッセージに気付き、それを見たい可能性が高いが、要求された映像コンテンツが再生している間、ユーザインタフェース制御部を実際に活性化するには、進行中の映像コンテンツにあまりにも興味があり過ぎてもよい。その種の状況では、現れるミッドロールとして同じ広告主または同じ広告に言及するポストロール広告ボタンを提示することは、ミッドロールが現れた広告をフォローアップする機会をユーザに提供すると同時に、その映像を享受するというユーザの興味を満足する解決であってもよい。このように、一実施形態では、ミッドロールが提示されたとき、ユーザがその広告の再生を止めたならば、同じ広告がポストロールで提示される。別の実施形態では、同じ広告は、ユーザがミッドロール広告を止めたか否かによりポストロールで提示される。別の実施形態では、広告されるコンテンツをユーザの心理に強く主張するために、プレロール、ミッドロールおよびポストロールのいずれか２つの広告が関連し、同じ広告であってもよい。

図２のミッドロール配置２４０を示す太い線およびプレロールまたはポストロール配置２３０、２５０を示す点線の使用は、図２に示されている状況のミッドロール配置を使用することを管理者が選択したことを目的としている。しかしながら、上述のように、プレロール、ミッドロールおよびポストロール表示の組み合わせが可能であり、特定の映像または特定のユーザプロフィールのために望まれてもよい。

ここで、図３を参照すると、フロー図は、ある実施形態に応じて、ミッドロール広告をユーザに提供する処理のために提示される。ユーザが選択した映像コンテンツを再生するために（ステップ３１０）、従来のユーザインタフェース制御部を活性化すると、処理が開始する。その映像が再生を開始する。ある時点、一実施形態では映像中の１５秒で、ユーザインタフェースバナーまたは（ウィンドウブラインドへの出現における類似に基づく）「ブラインド（blind）」が広告コンテンツとともにユーザに見える（ステップ３２０）。一実施形態では、ブラインドは、水平に延びるユーザインタフェースボタンのように現れる主として長方形のボックスである。そのウィンドウは、容易に気付かれるほど大きいが、本実施形態では、要求された映像の典型的なユーザの享受に重大な影響を与えるほど大きくはない。一実施形態では、ブラインドは、映像ウィンドウの下部の比較的小さな部分を部分的に覆い隠すまで、映像ウィンドウの下部から垂直にロールアップすることにより現れる。ブラインドは、要求された映像の再生を一時的に停止している広告をすぐに見るために、視聴者がクリックすること（ステップ３３０）を可能にするユーザインタフェースボタンを含む。一度ユーザのクリックに応じて広告コンテンツが示されると、最初に要求された映像の再生は完了まで続く（ステップ３４０）。一実施形態では、ブラインドは広告コンテンツを示した後消えるが、別の実施形態では、最初に要求された映像の全継続期間までのおよびそれを含む期間のために表示されたままである。同様に、ユーザが広告ブラインド内のボタンを全くクリックしないならば、ブラインドは、ある期間後に消えるか、あるいはスクリーン上に残るように設定されてもよい。一実施形態では、ブラインドは、要求された映像を過度に覆い隠さないように半透明であるが、いくつかの適用では、不透明なブラインドを用い、例えば、ボタンによるさらなる障害がなく、最初に要求された映像の再生がその後も継続することができるように、広告コンテンツを示すためのボタンをクリックする視聴者の動機を提供することが好ましい。

一実施形態では、ブラインドが上に巻き上がる。別の実施形態では、ブラインドは左右いずれかから水平に巻き上がる。

ここで、図４を参照すると、例示的なプレロール表示が示される。映像コンテンツウィンドウ４０１は、要求された映像の第１フレーム（あるいは、いくつかの実施形態では、第１フレームではない代表的なフレーム）で表示される。境界のあるウィンドウ内ウィンドウまたは従来のポップアップのスタイルで第２ウィンドウである広告ウィンドウ４０２に現れるものは、映像コンテンツウィンドウ４０１に重ね合わせられる。図４に示す実施形態では、大きい「再生（play）」ボタン４０３は、広告ウィンドウ４０２内に顕著に表示され、広告ウィンドウ４０２内のコンテンツがボタン４０３を押すことにより再生され得る映像であることをユーザに示す。前述のように、ウィンドウ４０２は、一実施形態では、ユーザにとっては別のウィンドウとして実際に実行されないが、それは、ポップアップウィンドウとして最初に現れてもよい。商業用ＤＶＤからインターネットテレビジョンサイトまでの多くの既存の映像コンテンツ情報源は、広告コンテンツにおいて、その前、すなわち、「先頭に追加する（prepend）」広告をユーザにより所望される主要なコンテンツに追加する。しかしながら、共有された映像ウェブサイトの本質は、ユーザが様々な興味を持つことであり、いくつかがプレロール広告と一致すればよく、その他は一致しなくてもよい。プレロール広告配置を選択的に可能にすることにより、ユーザ経験全体を高めるもののみを用いることができ、効果的でなく、評判も高くないものは避けられる。この選択が可能であり、ここでは、プレロール広告が選択されるので、他の可能なものよりも積極的な方法でそれを実施することができる。したがって、一実施形態では、プレロール表示のデフォルト表示モードは、広告コンテンツの自動開始を通して、すなわち、それを要求するユーザを待つことがない。さらに、ユーザにより選択された映像の一部が広告の１つ以上の側（辺）で目に見えるままであることを可能にすることにより、ユーザは、広告の後どの映像を見るかを思い出し、その映像がまもなく利用可能であるという注意（リマインダ）を提供することができる。

共有された映像の本質は、ユーザが広告からコンテンツを常に区別可能ではないものである。多くの状況では、顧客にとって、何が広告であり、何が最初に要求されたコンテンツであるかを明確にすることは有利であろう。一実施形態では、ユーザが要求された映像よりもむしろ広告コンテンツを見ていることをより明確に示すために、映像プレイヤの従来の制御ボタン（例えば、タイムスライダ、一時停止ボタンなど）は、自動で開始される広告の再生中グレイアウトされる。また、一実施形態では、広告の継続期間の表示、例えば、プログレスバー、ダイナミッククロックアイコンも設けられる。視聴者の混乱をさらに避けるために、映像広告の中か映像広告の外のいずれかに、広告コンテンツが示されているように、用語「広告」がプレイヤの境界の一部として表示される。また、「広告」表示のそのような使用は、以下に詳述する他の広告ウィンドウ、ブラインドおよびバナーで種々の実施形態において用いられる。広告コンテンツが要求された映像の一部ではないというさらなる表示は、ポップアップウィンドウの出現を与えることによりなされ、特定の例では適切であるように、ウィンドウの境界を強調表示し、視聴者がウィンドウを超えてマウスを移動させるとウィンドウ全体を強調表示し、ユーザインタフェースの出現および動作において、広告ウィンドウ４０２を他の方法で映像コンテンツウィンドウ４０１の残りのものとは異ならせる。

上述のように、ユーザは、どれくらい続くかを知っていれば、プレロール広告に対してより寛大となるかもしれない。一実施形態では、広告ウィンドウ４０２は、それが表示する広告コンテンツの継続期間の視覚的表示、例えば、プログレスバー、クロックアイコンを提供するだけでなく、そのような視覚的表示は、映像コンテンツウィンドウ４０１において提供される映像時間枠のどのような表示からも視覚的に異なる。映像コンテンツおよび広告コンテンツのためのそのような異なるタイミングインジケータの使用は、最初に要求されたコンテンツから広告コンテンツをさらに区別する。また、別のユーザインタフェース制御部は、視聴者が最初に要求されたコンテンツの音声を消すことを選択していたとしても、広告コンテンツに関連した音声を視聴者が聞くことを可能にするために設けられる。一実施形態では、これは、広告ウィンドウ４０２内に表示される拡声器アイコン制御部を介して実行される。

いくつかの実施形態では、ユーザの経験は、ユーザの満足の減少に至らしめ得る広告コンテンツを避ける方法がないならば、それほど満足しないであろう。したがって、いくつかの実施形態では、ユーザが広告ウィンドウ４０２を完全に取り除き、映像コンテンツウィンドウ４０１内の最初に要求された映像の再生を開始するのを可能にするために、「ウィンドウを閉じる（close）」アイコンが広告ウィンドウ４０２内に設けられる。この「ウィンドウを閉じる」の能力は、同様に以下で議論される他の広告ウィンドウ、ブラインドおよびバナーにデフォルトとして設けられる。

ここで、図５Ａを参照すると、ミッドロール広告のためのインタフェースディスプレイの例が示される。映像コンテンツウィンドウ５０１は、この環境では、ユーザが要求した映像を既に表示している。上述のように、あるポイントでは、半透明の広告ブラインド５０２は、映像コンテンツウィンドウ５０１の一部に重ね合わせられて現れる（あるいはロールアップされる）。一実施形態では、最初に要求された映像は、中断することなく再生し続ける。ブラインド５０１は、選択されると、現在の映像を一時停止する様々な広告コンテンツへのアクセスを提供することができる。例えば、あるウェブサイトへのリンクは、一度そのウェブサイトがユーザによりレビューされたならば、ブラインド上で、好ましくは、要求された映像の再生を再開するための「戻る（back）」ボタンを提供するリンクされたサイトで提示されればよい。ウェブサイトリンクの代わりに、あるいはそれに加えて、ブラインド上に広告映像を提示することができる。一実施形態では、視聴者が広告映像を開始することを可能にするために、ユーザインタフェース「再生（play）」ボタン５０３とともに、そのような映像のサムネイルフレームが表示される。一実施形態では、選択された広告コンテンツ（例えば、映像またはウェブサイト）は、図５Ｂに示すようなミッドロール広告ウィンドウ５１０内に提示されてもよい。一実施形態では、広告が提示されている間、映像コンテンツウィンドウ５０１内の一時停止された映像はグレー表示される。要求されたコンテンツの再生を再開するために、戻るボタン５１２を選択することができる。一実施形態では、一度広告映像が完全に再生され、ユーザによりキャンセルされると、要求された映像の再生が再開される。

図６に戻って、例示的なポストロール広告インタフェース６００が示される。本例では、インタフェース６００の背景は、単に視聴者がちょうど見終わった映像の最後のフレーム（または代表的なフレーム）である。さらに、視聴者は、高く評価されるものや、視聴者にちょうど示した映像を見た人々によりしばしば要求されたものなどの視聴者が要求する映像をおすすめ（推薦）するバナー６２０、６２１だけでなく、広告バナー６０２も提示される。多くのアプリケーションでは、ユーザは、共有された映像が何であるかと広告が何であるかとの間で当惑しないことを評価するであろう。そして、一実施形態では、広告バナー６０２は、提案された映像バナー６２０、６２１の上に明白に位置し、他のユーザインタフェースボタン、例えば、「共有（share）」ボタン６１０および「再視聴（再度見る：watch again）」ボタン６１１によりそれらとは区別される。さらなる議論は、広告バナー６０２を不透明にし、おすすめ映像バナー６２０、６２１を半透明にするとともに、前述のような広告バナー６０２上に「広告」表示を配置することにより達成される。プレロールおよびミッドロールシナリオと同様に、「再生」ボタン６０３は、広告コンテンツが映像であることを示す。他のアプリケーションでは、そのような区別を最小化するか、取り除くことさえ望ましいと考えられる。いくつかの実施形態では、広告コンテンツを映像に関連付けるとき、管理者はそれらの選択をすることができる。特に、ポストロール広告の場合、広告コンテンツが本質的に広告ではなく、いくつかの適用では、スポンサー提供の映像コンテンツであることを認識されたい。そのような適用では、他の共有された映像からそのようなコンテンツを区別することが望まれるならば、適切な表示、例えば、「スポンサー提供のコンテンツ（sponsored content）」が用いられる。

インタフェース６００の有用性は、その単純な外観により高められるが、典型的には、見事に多くのおすすめ映像を視聴者に提供するのが好ましい。実際には、例えば、バナー６２０、６２１を介して比較的少ない提案された映像を提供し、その後数秒毎にそれらのボタンにおいて提案される映像を変更することが満足するユーザ経験を提供することが分かる。一実施形態では、管理者は、選択された映像に関連付けられた複数の広告を有することを選択することができ、１つの広告が再生すると、その広告の「次の（next）」ボタンにより、ユーザは、すぐに次の広告にスキップすることができる。

管理者によりなされ得る他の選択は、広告の再生中はいつでも視聴者がその広告に関連付けられたウェブサイトに行くことを選択することができるように、映像広告上に重ね合わせられるウェブサイトリンクを有することである。追加した可視性のために、例えば、明るい背景の映像広告では、水平で半透明のシェーディング（濃淡）バーは、他のユーザインタフェース制御部（例えば、「次の」ボタン）と同様に、そのウェブサイトの表示されるＵＲＬに視聴者の目を向けるのを助ける。

視聴者にとって過度に気をそらせ得る映像広告の再生が直ぐに開始するよりもむしろ、一実施形態では、広告スクリーンの中心に大きい「再生」ボタンアイコンとともに、映像広告の第１フレームのみが示される。これは、自動開始が強要するかもしれない散心、あるいはユーザがそのウィンドウを実際に視聴しないときに広告が走るかもしれないリスクなしに、映像広告を再生することをユーザに強く提案することが分かる。映像よりむしろ画像である広告のために、表示は、大きな「再生」ボタンアイコンを有しないこと以外同じである。

また、一実施形態では、タイマ／スライダバー６７０は、要求された映像内の前方および後方の配置の素早いユーザ制御と同様に、再生およびローディング進行の表示を提供するインタフェース６００内に現れる。さらに、このインタフェースは２色で表示される。１色は要求された映像コンテンツを表すものであり、もう１色は広告コンテンツを表すものである。一実施形態では、赤色部６７１は要求されたコンテンツを表し、黄色部６７２は広告コンテンツを表す。このインタフェースで、映像を通して見て回っているユーザは、それがある場所と同様に、広告が要求された映像とどの程度同時に起こるかを容易に言うことができる。

代わりの実施形態では、インタフェース６００は、例えば、映像バナー６２０、６２１を含むが、広告バナー６０２を全く含まないことにより、おすすめ映像コンテンツから広告コンテンツをさらに区別する。バナーよりもむしろ、本実施形態では、広告は、テキストコンテンツ（広告主のウェブサイトへリンクしてあるいはリンクしないで）のみで、例えば、インタフェース６００の下部に表示される。

一実施形態では、広告コンテンツの挿入は、既存のまたは将来のウェブ広告標準、例えば、２５文字最大ヘッダ、２行（およそ７０文字最大）記述、および３５文字最大表示ＵＲＬに適合するフォーマットを用いて容易にされる。

ここで、図７を参照すると、共有された映像再生ウェブサイトのためのインタフェース７００は、広告制御部を他のコンテンツと統合する。図７に示すように、おすすめ映像７１０のウェブサイトの選択とともに、映像広告コンテンツを表すウィンドウ７２０は、顕著な「再生」ボタン７２２の活性化を通してユーザにより再生可能である。本実施形態では、ウィンドウ７２０は、スライダバーおよび拡声器アイコンを含む制御機能を提供するとともに、他の映像、例えばおすすめ映像７１０が評価されるのと同じ方法で１〜５つ星評価システムを用いて、広告映像が評価されることをさらに許可する。

また、図７に示すように、広告映像７２０に加えて、インタフェース７００は画像広告部７３０を含む。一実施形態では、画像広告部７３０をクリックすることは、広告映像７２０に関連したウェブサイトにリンクする。別の実施形態では、画像広告部７３０は広告映像７２０に関連しない。領域７３０は、映像７２０を提供する広告主に最初に提供されてもよく、その広告主がその位置７３０を利用しないと選択するならば、その他に提供されてもよい。

上記のインタフェースおよび関連した方法は、特定のアプリケーションをうまくアドレス指定するために、管理者により容易にカスタマイズされ、視聴者がどの経験を最も楽しむかおよび提示する情報のどのモードが広告主にとって最も役立つかに関するより多くの知識が得られるように応じてさらにカスタマイズされる。いくつかの実施形態では、広告主自身が、位置を確保し、彼らの広告のウェブページ上の再生時間を予定（スケジュール）することができる。例えば、ある映像または映像のカテゴリが示されるとき、あるいは、ユーザのあるカテゴリがそのページを視聴しているとき、広告主は、その日のある時間に自分の映像広告を走らせるのを決定すればよい。

図７では、映像広告ユーザインタフェースは、タイトル（「バナナマリブはどう（How do you bananaMalibu）」）、情報源（「バナナマリブ（BananaMalibu）から」）、ユーザがコメント（書面コメントと映像コメントの両方）を提供する機会、その映像を評価した人の総数、および、ユーザがその広告へのリンクを他のユーザに転送することを可能にする共有ボタンを含む。そのため、共有ボタンは追加の視聴機会を与える。種々の実施は、これらの構成要素のいくつかまたはすべてを用いてもよい。いくつかの実施形態は、ボリューム（音量）を制御するためのユーザインタフェース（ここでは、拡声器アイコンにより示すように）を提供する。いくつかの実施形態は、ユーザがお気に入りとして広告映像にマークを付け、あるいは、同様のトピックスについての同じ情報源からまたは広告主のユーザに選択されたリストから広告のチャンネルにサインすることを可能にする。そのような実施では、広告主は、チャンネルフィードなどに参加するか否か、世界的規模と映像ベース毎のいずれであるかを選択することができる。いくつかの実施では、お気に入りのときでさえ、広告映像は、一定時間だけ利用可能である。種々の実施形態では、この一定時間は、システムにより決定されてもよく、あるいは、広告主により設定されてもよい。

「一実施形態（one embodiment）」あるいは「ある実施形態（an embodiment）」との明細書中の参照は、実施形態に関連して記述される特定の特徴、構造、または特性が少なくとも本発明の一実施形態に含まれることを意味する。明細書の様々な箇所における表現「一実施形態では」または「好適な実施形態」の出現は、同じ実施形態に必ずしも言及するものではない。

上記のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビット上の動作の方法および象徴的な表現に関連して提示される。これらの記述および表現は、彼らの仕事の内容を他の当業者により効果的に伝達するために、当業者により用いられる手段である。ここでは、方法は、一般的に、所望の結果に至るステップ（命令）の自己矛盾のないシーケンスであると考えられる。それらのステップは、物理量の物理的操作を必要とするものである。通常、必ずしも必要ではないが、これらの量は、格納し、転送し、組み合わせ、比較し、および他の方法で処理可能な電気、磁気または光学信号の形式を取る。主として共通使用の理由のため、ビット、値、構成要素、記号、文字、用語、数などとしてこれらの信号に言及することは時には都合がよい。さらに、普遍性を喪失することなく、モジュールまたはコード装置として、物理的量の物理的処理を要求するステップのある取り決めに言及することも時には都合がよい。

しかしながら、これらのおよび同様の用語のすべてが、適切な物理的量に関連付けられ、単にこれらの量に適用される都合のよいラベルであることを心に留めておかれたい。以下の記述から明白なように、特に他の方法で述べない限り、その記述を通して、「処理する（processing）」、「計算する（computing）」、「計算する（calculating）」、「決定する（determining）」、「表示する（displaying）」または「決定する（determining）」などの用語を用いる議論がコンピュータシステムまたは同様の電子計算装置の動作および処理に言及し、あるいは、コンピュータシステムメモリもしくはレジスタ、あるいは他のそのような情報記憶、送信または表示装置内の物理的（電子的）量として表されるデータを処理し、変換することが評価される。

本発明のある態様は、方法の形式で本明細書に記載される処理ステップおよび命令を含む。本発明の処理ステップおよび命令をソフトウェア、ファームウェアあるいはハードウェアで具現化することができ、ソフトウェアに具現化されるときには、存在し、様々なオペレーティングシステムにより用いられる異なるプラットフォームから操作されるために、それらをダウンロードすることができることに注意されたい。

また、本発明は、本明細書の動作を実行するための装置に関する。本装置は、特に、要求される目的のために構成されればよく、コンピュータに格納されるコンピュータプログラムにより選択的に活性化されあるいは再構成される汎用コンピュータを備えていてもよい。そのようなコンピュータプログラムは、限定するものではないが、フレキシブル磁気ディスク、光ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、光磁気ディスク、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、磁気または光学カード、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）を含むあらゆる種類のディスク、または、電子的命令を格納するのに適したあらゆる種類のメディアなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に格納されればよい。それぞれはコンピュータシステムバスに接続される。さらに、本明細書でいうコンピュータは、１つのプロセッサを含めばよく、増加した計算能力のために複数のプロセッサ設計を使用するアーキテクチャであってもよい。

本明細書で提示された方法および表示は、あらゆる特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関連しない。また、種々の汎用システムは、本明細書の教示に従ったプログラムで利用されてもよく、あるいは、要求される方法ステップを実行するより専門の装置を構成することが便利であることが立証されてもよい。様々なこれらのシステムのための要求される構造は、以下の記述から明白になるであろう。さらに、本発明は、あらゆる特定のプログラミング言語を参照して記述していない。当然のことながら、本明細書に記述のように、様々なプログラミング言語が本発明の教示を実施するために用いられてもよく、以下の特定の言語へのあらゆる参照は本発明の実施可能性の開示およびベストモードのために提供される。

特に好適な実施形態およびいくつかの代わりの実施形態を参照して本発明を示したが、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、形態および詳細の種々の変更がそこになされ得ることは、当業者により理解されるであろう。

最後に、読みやすさおよび教示の目的で、明細書において使用した言語（用語）が主として選択され、本発明の主題の境界を定め、あるいは制限するために選択されたものではないことを注意されたい。したがって、本発明の開示は例証を目的とするものであり、本発明の範囲を制限するものではない。

Claims (36)

1. 映像コンテンツを提供する方法であって、
   映像再生ウィンドウ上に広告ウィンドウを重ね合わせるステップと、
   第１ユーザ相互作用に対応する広告を提示するステップと、
   第２ユーザ相互作用に対応する映像コンテンツを提示するステップと
   を備えることを特徴とする方法。
2. 前記第１ユーザ相互作用は、前記広告のユーザ選択を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記第１ユーザ相互作用は、前記広告をスキップするためのユーザ制御の提示と、該ユーザ制御の作動の欠如とを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記第２ユーザ相互作用は、前記広告をスキップするためのユーザ選択を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記第２ユーザ相互作用は、映像コンテンツのユーザ選択を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記第２ユーザ相互作用は、前記広告の選択のためのユーザ制御の提示と、該ユーザ制御の作動の欠如とを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 前記重ね合わせるステップは、前記映像コンテンツの提示に先行することを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 前記重ね合わせるステップは、前記映像コンテンツの提示と同時に起こることを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. 前記重ね合わせるステップは、前記映像再生ウィンドウ上で前記広告ウィンドウを動画方法で移動させるステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. 前記広告ウィンドウは半透明であることを特徴とする請求項１に記載の方法。
11. 前記広告ウィンドウは、前記広告への所望の注目に対応する所定の不透明度を有することを特徴とする請求項１に記載の方法。
12. 前記重ね合わせるステップは、前記広告ウィンドウを前記映像再生ウィンドウにスライドさせるステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
13. 前記映像コンテンツに関して前記広告の時間的配置および継続時間を示すインジケータを表示するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
14. 前記インジケータを表示するステップは、再生およびローディング処理を示すステップをさらに備えることを特徴とする請求項１３に記載の方法。
15. 広告タイミング情報を表示するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
16. 前記第２ユーザ相互作用は、広告の提示中に該広告をキャンセルするためのユーザ選択を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
17. 前記映像コンテンツとの対応に応じて前記広告を選択するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
18. 前記第１ユーザ相互作用は、前記広告と前記映像コンテンツとの間でユーザ区別を可能にするように、前記第２ユーザ相互作用とは性質が異なることを特徴とする請求項１に記載の方法。
19. 前記重ね合わせるステップは、前記映像再生ウィンドウとは視覚的に異なる方法で前記広告ウィンドウを提示するステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
20. 映像コンテンツを提供する方法であって、
    前記映像コンテンツを提示するステップと、
    その後、広告の第１の提示を開始するための第１ユーザ制御と、前記映像コンテンツの第２の提示を開始するための第２ユーザ制御とを提示するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
21. 前記映像コンテンツとの対応に応じて前記広告を選択するステップをさらに備えることを特徴とする請求項２０に記載の方法。
22. 前記第１ユーザ制御を提示するステップは、前記広告と前記映像コンテンツの間でユーザの区別を提供するステップを含むことを特徴とする請求項２０に記載の方法。
23. 前記映像コンテンツの第２の提示に続いて、前記広告の第１の提示と同じ広告を含む広告の第２の提示を開始するステップをさらに備えることを特徴とする請求項２０に記載の方法。
24. 前記映像コンテンツの第２の提示に続いて、前記第２ユーザ制御を選択するユーザに対応する前記広告の第１の提示と同じ広告を含むとともに、前記第１ユーザ制御を選択するユーザに対応する前記広告の第１の提示と異なる広告も含む広告の第２の提示を開始するステップをさらに備えることを特徴とする請求項２０に記載の方法。
25. 広告データベースと、
    映像データベースおよび前記広告データベースに接続され、ユーザへの提示のために前記広告データベースからの選択項目と前記映像データベースからの選択項目との調和を確立するように構成される広告制御サブシステムと
    を備えることを特徴とする広告管理システム。
26. 前記広告制御サブシステムは、ユーザデータベースにさらに接続され、該ユーザデータベースに格納されるユーザ情報に対応する前記調和を確立するように構成されることを特徴とする請求項２５に記載のシステム。
27. 映像再生ウィンドウと、該映像再生ウィンドウに重ね合わせられた広告ウィンドウとを提示するように、映像サーバと通信するよう構成されることを特徴とする請求項２５に記載のシステム。
28. 前記映像再生ウィンドウおよび前記広告ウィンドウのアクティブな方に操作可能なナビゲーション制御を提示するようにさらに構成されることを特徴とする請求項２７に記載のシステム。
29. コンピュータシステムに連動して使用されるコンピュータプログラムプロダクトであって、該コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体および内蔵されるコンピュータプログラム機構を含み、該コンピュータプログラム機構は、
    映像コンテンツの表示のために、映像再生ウィンドウを提示するための命令と、
    広告コンテンツの表示のために、前記映像再生ウィンドウ上に広告ウィンドウを重ね合わせるための命令と、
    前記広告コンテンツおよび前記映像コンテンツの表示を選択的に制御するための命令と
    を含むことを特徴とするコンピュータプログラムプロダクト。
30. コンピュータシステムにより実行される方法であって、
    映像再生ウィンドウ内に映像を再生するステップと、
    所定期間後、前記映像再生ウィンドウに半透明の広告ウィンドウを重ね合わせるステップと、
    前記半透明の広告ウィンドウとの第１ユーザ相互作用に対応する広告映像を提示するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
31. 前記映像再生ウィンドウ内で再生されている映像は、前記広告映像の提示中一時停止されることを特徴とする請求項３０に記載の方法。
32. 前記映像再生ウィンドウ内で再生されている映像は、前記広告映像の提示中グレー表示されることを特徴とする請求項３０に記載の方法。
33. 前記半透明の広告ウィンドウは動画コンテンツを含むことを特徴とする請求項３０に記載の方法。
34. 前記半透明の広告ウィンドウは、前記映像再生ウィンドウの半分未満を覆うことを特徴とする請求項３０に記載の方法。
35. 前記半透明の広告ウィンドウは、ユーザが該半透明の広告ウィンドウを隠すことを可能にする要素を含むことを特徴とする請求項３０に記載の方法。
36. 前記広告映像は、ユーザが該広告映像を終了し、前記映像再生ウィンドウで前に再生している映像に戻ることを可能にする要素の近くに表示されることを特徴とする請求項３０に記載の方法。

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