JP2010523186A - 防水性・透湿性の靴の製造方法およびこの方法で得られた靴 - Google Patents

防水性・透湿性の靴の製造方法およびこの方法で得られた靴 Download PDF

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Abstract

平坦面あるいは互いに反対側の2つの面に広げることができるように、靴の甲革(12)の半製品要素を用意し、その半製品要素の内側部の表面に防水性・透湿性薄膜(13)を配置し、組付体の透湿性を妨げないように、甲革(12)の半製品要素と薄膜(13)との間に接着手段を用意することからなる防水性・透湿性靴の製造方法。次いで、実質的に平坦であるが、甲革(12)の半製品要素の外面を構成する縫い合わせ継目および重ね合わせ部の相異なる厚さに対してそれら自体を相補的に形成することのできる1以上の形材が用意され、薄膜(13)が、甲革(12)の半製品要素に、外面が形材の上に載るように配置された半製品要素の外側部で接合される。次いで、甲革(12)に三次元構造を持たせ、それを中底(14)に接合することで甲革(12)が仕上げられ、最後に、底革(16)が甲革(12)および中底(14)へ接合される。

Description

この発明は、防水性・透湿性の靴の製造方法に関するものである。この発明はまた、その方法で得られた靴に関するものでもある。
靴の快適性が、それを履いたときの適正な解剖学的構造だけでなく、発汗のために靴の内側に生じた水蒸気の適正な外方透過にも関連している、ということは現在、よく知られている。
伝統的に、透湿性の靴は、皮革のような天然材料あるいは同等の生産品が使用されているが、雨天や悪天候では、それらの透湿特性のために、良好な防水性が保証されず、また実際に、組み付けのために使用された縫い合わせ継目からも染み込むことのある水をどちらかと言えば容易に吸収する。
こういう訳で、透湿性・防水性薄膜(例えば、ゴアテックス(Gore−Tex:登録商標)などのような材料から作られている)でライニングへ接合された甲革を有するいくつかの型の靴が、ここ2〜3年、広く市販されてきた。この型の靴は例えば、米国再発行特許第34890号公報に開示されている。このような特許に開示された靴には、防水性・透湿性薄膜へ接合された布地によって構成された靴下状ライニングがあり、このライニングによって、水が靴の中へ染み込むことが防止されるだけでなく、足に外方透湿性が備わることも可能になる。
しかしながら、この靴には、水が甲革を通してまだ染み込むおそれがあるため、また、上記防水性ライニングと甲革の内面との間に水の保持が引き起こされるおそれがあるため、いくつかの短所がある。このことによって、この靴には、使用の後であっても、乾燥させるためにかなりの時間が必要になる。
さらにまた、このような停滞現象によって、湿気と冷感との不快感が引き起こされ、結果として靴の重さが増大し、そのため使用者の快適性が減少する。さらにまた、このような靴では、防水性・透湿性薄膜がその上へ接合される内側ライニングの使用が必然的に要求され、その結果、製造コストが増大する。
薄膜と、フェルト、布地あるいは皮革である支持体との間の接合は、靴および衣料品の分野では広く知られているが、巻かれた形態にあるかあるいは一片の形態にある単純な材料どうしの間では、縫い合わせ継目あるいは重ね合わせ部に実質的によることなく、常に接着が広く行われている。これらの方法の例は、ドイツ特許第2737756号公報および国際公開WO90/969号パンフレットに認めることができる。
このように防水処理された材料は、靴の製造において有用なものにするために、その後に切断して縫わなければならず、また、次には、縫い合わせ継目を例えば適切なテーピング処理によって防水性にしなければならない。しかしながら、この方法には、仕上げられた製品を構成する相異なる材料の相異なる厚さのために、そのような縫い合わせ継目を防水性にするのが一般に困難である、という不都合がある。
さらにまた、靴の甲革を構成する相異なる構成要素の縫い合わせ継目および重ね合わせ部は、その製造における最も重要な箇所である。
靴を製造するための方法におけるこの作業を不要にするために、甲革と薄膜との間を容易に直接接着することのできる方法が過去において考案された。国際公開WO02/11571号パンフレットおよび国際公開WO2004/112525号パンフレットには、すでに製造された甲革を防水処理するための方法および設備が実際に開示されている。
そのような方法によれば、靴の甲革を用意する最終段階で、その甲革を底革に接合する前に、その甲革を裏返すことと、堅いが甲革をぴんと張るように適合することのできる適切に設けられた靴型にその甲革を装着することとがもたらされる。上記特許によれば、接着剤で設けられてそれらの端部でヒートシールされた1枚あるいは2枚の防水性・透湿性薄膜が、例えば、加熱された付着泡圧接機(air bell press)のような特定の設備を使用することで、甲革に施された適合可能な堅い靴型により構成されたこの三次元状組付体へ、その後、圧接される。最後に、甲革は、その適合可能な靴型から取り外されて、それを底革へ接着することができるように裏返しにされ、その後、上記組付体の中底に接合される。
しかしながら、上記製造方法にはいくつかの制約と短所とがある。
第1の制約は、特に弾性のある薄膜が必要であるということに関連しており、そのため、上記三次元状靴型への適合の間における破損という不利益によって、非伸張性の薄膜がすべて排除されることである。第2の制約は、甲革の縫い合わせ要素とインサートとの両方に近い領域、とりわけ底革が薄膜−甲革組付体へ接合される領域での靴の耐水性に関連している。この方法では、甲革を構成するインサートの上記縫い合わせ継目および上記重ね合わせ部に近い薄膜の完全な接着を保証することができない。第3の制約は、製造時間および製造設備の点で厄介であり、三次元状組付体を圧接する必要があるために複雑であるこの製造方法に関連している。
この発明の目標は、簡単かつ迅速であって、複雑でない設備を使用することのできる、防水性・透湿性靴の製造方法を提供することである。
この目標、およびこれ以降にいっそう明らかになる他の諸目的は、次の諸工程、すなわち、
平坦な表面に広げることができるように完全に展開されている、靴のための甲革の半製品要素を用意する工程、
上記甲革の内側部分の表面に防水性・透湿性薄膜を配置する工程、
組付体の透湿性を妨げないように、上記甲革と上記薄膜との間に接着の手段を用意する工程、
実質的に平坦であるが、上記甲革の外面を構成する縫い合わせ継目および重ね合わせ部の相異なる厚さに対してそれら自体を相補的に形成することのできる1つ以上の形材を用意する工程、
上記外面が上記形材の上に載るように配置された上記甲革の外側部分で、上記薄膜を上記甲革へ堅固に接合する工程、
欠けている接合部を設け、上記甲革に三次元構造を持たせて、それを中底に接合することで、上記甲革を仕上げる工程、および
底革を上記防水性甲革および上記中底へ接合する工程
から構成される防水性・透湿性靴の製造方法によって達成される。
この発明のさらに別の特徴および利点は、添付図面において非制限的実例のために示された、好ましいが限定的ではないその実施形態の記載からいっそう明らかになる。
図1は、防水性・透湿性である薄膜を、縫い合わされなかったかかと部で甲革の内面へ接合するための工程の模式的斜視図である。 図2は、それとともに接合された防水性・透湿性薄膜でかかと部へ縫い合わされた甲革の模式的斜視図であり、上記薄膜を上記甲革の上へ圧接するための形材に関する分解図で示されている。 図3は、それとともに接合された防水性・透湿性薄膜で縫い合わされ、上記薄膜を甲革の上へ圧接するための形材へ接合された甲革の模式的上面断面図である。 図4aは、この発明による、上記圧接用形材の上に配置された薄膜がある甲革の断面図である。 図4bは、この発明による、上記圧接用形材の上に配置された薄膜がある甲革の断面図である。 図4cは、この発明による、上記圧接用形材の上に配置された薄膜がある甲革の断面図である。 図5は、この発明による靴の一部分に係る第1実施形態の模式的縦断面図である。 図6は、この発明による靴の一部分に係る第2実施形態の模式的横断面図である。 図7は、この発明による靴の一部分に係る第3実施形態の模式的一部分解横断面図である。 図8aは、この発明による靴の一部分に係る第4実施形態の模式的横断面図である。 図8bは、その異なる実施形態の拡大図である。 図9は、この発明による靴の一部分に係る第5実施形態の模式的一部分解横断面図である。 図10は、この発明による靴の一部分に係る第6実施形態の模式的一部分解横断面図である。
この特許取得処理の間にすでに知られたと認められるあらゆるものは、特許請求されることがなく、また、特許放棄の対象でない、と理解されることに留意すべきである。
上記の図によれば、この発明による方法で製造された靴は、参照符号10によって全体が表わされており、また、図5に認めることができる。
この靴10には上方部11が備わっており、この上方部11は、透湿性のある甲革12(あるいは、同等の意味で、例えば、メッシュ生地などによって構成された夏用靴のための甲革のような、小さい穴が設けられたもの)によって、甲革12の内側部分に接合された防水性・透湿性である型の薄膜13(例えば、商標名「Gore−Tex」(登録商標)(ゴアテックス)あるいは商標名「Sympatex」(登録商標)(シンパテックス)によって一般に知られたようなもの)によって、さらに、甲革12および薄膜13により形成された組付体に接合された中底14によって、構成されている。上方部11の下方、すなわち中底14の下側には、底革16によって構成された下方部15がある。
この靴10の製造方法が以下に説明される。この発明によれば、少なくとも1枚の薄膜13の甲革12への取り付けが提供されるが、この薄膜13は必要に応じて、合成材料から作られた1枚以上のメッシュへ、かつ/または、封止用材料の通過が可能である他の保護要素あるいは支持要素へ、その透湿性を損なうことなく接合される。この薄膜13は、甲革12の内面を完全に被覆することができる。
代案として、甲革12を構成するとともにすでに防水性である要素では、薄膜13の使用をなしですますことができる。従って、この場合には、好都合なことに薄膜のかなりの表面を省略することができる。
重要であるのは、薄膜13と上記防水性材料との間に、上記防水性材料に対して実質的に約5.0〜10.0mm沿っている、例えば上記薄膜の重ね合わせ部および封止部からなるような防水性封止部が存在していること、あるいは、防水性テープによって防水処理された縫い合わせ継目が存在していることである。
その後における上方部11の底革16への組み付けのために、薄膜13の下方縁辺あるいはフラップ17は、それが甲革12の下方縁部18から例えば10〜15mmだけ突出する(図5を参照)ように、残されているのが好ましい。
甲革12と薄膜13との相互組み付けのために、例えば、甲革12に接している薄膜13の表面に、その透湿性を損なうことがないように、ある量の熱接着性接着剤を塗布することができる。この塗布は、例えばポリウレタン(PU)型の接着剤の塗布、あるいは、0.1〜2.0mmの直径および50〜600スポット/cm2の密度がある、ホットメルト型の接着剤のスポットによる塗布であるのが好ましい。薄膜13を約6バール(bar)で圧接しながら、約100〜150℃まで10秒間、加熱することによって、甲革12との完全な接着が達成される。
接着は、薄膜13と甲革12との間にこの組付体の透湿性を損なうことなく取り付けられる有孔の熱接着性フィルム(皮膜)によってもまた、促進することができる。
二次元状のものとして規定することのできるある実施形態によれば、甲革12は、ほとんど完全に組み付けられているが、例えばかかと領域では縫い合わされていないので、その甲革12は、図1に示されかつ参照符号20によって表わされた平坦な表面(例えば参照符号S1によって表わされた平坦な形材)の上に広げることができる。
甲革12を広げる仕方、すなわち、その甲革12が縫い合わされていない領域、例えばかかと部あるいは爪先部またはこれらの両方において甲革12を広げる仕方は、重要ではない。
この組付体の接合は、薄膜13(もちろん、介在された熱接着性接着剤とともに)を甲革12の上へ、例えば、加熱手段が設けられた平坦なあるいは円筒状の簡略圧接機によって、あるいは熱風クッションによって加熱圧接することで行われ、代わりの方法として、真空中で薄膜13を甲革12へ接合することもできる。加熱圧接によって、接着剤の溶融と甲革12への薄膜13の接合とが可能になる。
薄膜13が置かれる上記表面は、甲革12の構成が平坦であって閉鎖されていない場合には、圧接を促進するために、わずかに湾曲され、凹状にされ、あるいは凸状にされてもよい。
一般に、甲革12は、いくつかの要素、インサート、金属製アクセサリおよび特定の固締具の重ね縫いによって製造されるので、厚さの不規則性を排除するとともに甲革12の 内面が圧接の間に平坦であることを保証するために、平坦面20は、ニトリルゴム、シリコーン、ポリクロロプレンあるいは微小孔性発泡EVAのような、(弾性)変形の後にその初めの形状を取り戻すことができるとともに温度耐性のある材料から作らなければならない。この改良点は薄膜13の接着のために本質的なものである。
甲革12の上への薄膜13の平坦な圧接を、それゆえ重要な箇所の完全な接着を可能にし、それによって、接合されていない例えば泡の状態にある水の染み込みを防止するために、上記甲革の重ね合わされたフラップがあるインサート12aあるいは縫い合わせ領域12b(図4aおよび図4bを参照)は、平坦面20によって「吸収される」ことが重要である。
平坦面20が剛性材料(図4c)、例えば、温度および圧力に対する抵抗性のある樹脂、アルミニウム、真鍮、微小孔性剛性EVA、ポリウレタンから作られている(図4c)ときには、その面あるいは上記形材には、甲革の内面(薄膜圧接面)が平坦であるということを再び保証するために、例えば、上記要素どうしの重なり部、厚さの差、あるいは上記甲革の縫い合わせ継目に関して相補的である小さいくぼみ部20cがなければならない。
また、上記甲革への上記薄膜の完全に平坦な接着を達成するためには、互いに対向しているか、あるいは対向していない、また、この場合には、例えば上記甲革の厚さの差に関して相補的であるくぼみ部および隆起部がある剛性型材S1aおよび相補的型材S1bを使用することが、さらに可能である。
より良好な結果のためには、参照符号12cによって表わされた甲革12の中央舌部における適正な接合を達成するように、相異なる2種類の圧接、すなわち、薄膜13および甲革12によって構成された組付体の2分の1における初めの圧接と、他の2分の1におけるその後の圧接とを行うことが好ましい。
図1によれば、上記「舌部」は、一般に上記甲革が作られているのと同じ材料から作られた細長片であり、足の甲を保護するとともに靴の展開および足の挿入を促進するために、留め具に、あるいは靴の展開のための異なる機構に配置されている。防水性甲革の場合には、上記舌部は、靴が閉鎖されたときにそれ自体の上へ折り返され、それによって、靴をいっそう防水性にするとともに容易な足の挿入を可能にする蛇腹状舌部として設けられている。
上記舌部を防水処理するとともに水が靴の中へ侵入するのを防止するために必要とされる必須の蛇腹部分を設けるために、この領域に薄膜のインサート13aが必要であるときには、そのようなインサートは、例えば5〜10mmだけ重ね合わされ、かつ、適切な熱融着処理により適用された封止用接着剤および/またはテープ30によって封止しなければならない。
展開状甲革12と薄膜13との間のこのような平坦な接着がいったん行われると、必要であれば、甲革12の製造は、二次元状圧接を可能にするために展開状に残された縁の1つ以上の縫い合わせ継目を使用することによって、また、その後の縫い合わせ継目の防水性封止によって終わる。
代案としての、三次元状のものとして規定することのできる実施形態では、この例においても参照符号12によって表わされ、裏返されて閉鎖される甲革(図2および図3を参照のこと。図2は、型材S2へ接合される間に裏返された甲革12と薄膜13とによって構成された組付体を示しており、また、図3は、型材S2の表面に嵌合された薄膜がある甲革の上面断面図である。)と、甲革12の上記型材を実質的に複製するために形成されて縫い合わされる薄膜13とを用意することができる。
例えば、薄膜13は、4つの端部で縫い合わされる2つの部分によって形成することができ、あるいは、折り曲げられて2つの係合用端部で縫い合わされれる単一部分によって形成することができる。薄膜13は甲革12の周りに巻き付けられている。
この場合にも、三次元的解決は、剛性材料から作られた芯によって構成され、かつ、2つの平坦な外面20aおよび20bを形成しているとともに、例えば、ニトリルゴム、シリコーン、ポリクロロプレン(ネオプレン)あるいは微小孔性発泡EVAのような、(弾性)変形の後にその初めの形状を取り戻すことができるとともに温度耐性のある材料から作られた外面部分によって構成された平坦な型材S2(具体的には、平坦で平行な2つの面がある)の表面へ上記組付体を嵌合させることによって、実質的に二次元状接着までに減らされている。
この場合にも、接合は、好ましくは、熱とともに、あるいは真空において、展開状甲革12についての上記設備で、圧接をすることによって行うことができる。
この場合には、相異なる2種類の圧接を行うこと、すなわち、平坦な型材S2の上に嵌合された、甲革12および薄膜13によって構成された組付体の一方側面に初めの圧接を行い、その後に他方側面に圧接を行うことが好ましい。
かかとの部分における甲革12と薄膜13との間の接着の達成は、加熱される半靴型と、重ね合わされた甲革12および薄膜13へ圧力を加えるエアークッションとが備わっている、一般に「かかと革予備成形機」として知られた靴製造機を使用することによってもまた、行うことができる。
この場合において、上記半靴型は、熱接着性接着剤を再活性化するように加熱され、上記エアークッションは、上記材料を圧接してそれらの相互接着を達成するように設計されている。この場合には、例えば、圧接は、上記甲革が裏返されていないときに行われる。
上記平坦形材と「かかと革予備成形機」の上記半靴型との両方は、甲革の型が変更されるときに設備を変更する必要によることなく、すべての種類の靴に使用することができる。
防水性材料から作られた爪先革22は、靴の先端を補強するために、一般に甲革12へ取り付けられる。この場合には、図5において防水性爪先革22に重ね合わされる薄膜13の部分を使用する必要がない。それゆえ、薄膜13のかなりの表面を節約することができる。重要であるのは、防水性封止部、例えば、およそ5.0〜10.0mmにわたる2つの材料の重ね合わせ部と封止用接着部とがあること、あるいは爪先革22と薄膜13との間に防水性テープ処理が施された縫い付け継目があることである。この爪先革22は、薄膜13と甲革12との接合の前に甲革12へ直接、取り付けられるのが好ましく、あるいは、代案として、薄膜13を部分的に重ね合わすためにその後に取り付けることができる。
爪先革22が透湿性あるいは有孔性のものであって防水性のものでないときには、その爪先革22は、その透湿性を保証するために、例えば、スポット接着によって、あるいは熱可塑性材料から作られた有孔性フィルムを介在させることによって、甲革12へ取り付けることができる。
その後、それ自体知られた方法によって、上記組付体が上記中底の上へいったん取り付けられると、その組付体の厚さおよび折り目を減少させるために、また、底革16とのその接着を促進するために、その組付体は、甲革12の下方縁部18をざらざら処理することによって平坦化する必要がある。このような平坦化は、爪先革22の下方周辺端部を露出させることによってさえ、可能である。
爪先革22がないときには、薄膜13を破損しないように、上記ざらざら処理の作業を回避することが代わりに好ましい。実際のところ、薄膜13は一般に、きわめて薄くてもろい材料から作られており、また、薄膜13は、ざらざら処理により甲革12の折り目を排除するための上記作業によって、容易に破れるおそれがある。
同じように、例えば、薄膜13と甲革12との接合の後に、裏かかと革23を施すことができる。
この場合においても、かかと革23が防水性材料から作られているときには、そのような要素を重ね合わせるために上記薄膜の一部を使用する必要はない。重要であるのは、防水性封止部、例えば重ね合わせ部と、およそ5.0〜10.0mmにわたる2つの材料の封止用接着部とがあること、あるいは上記かかと革と上記薄膜との間に防水性テープ処理が施された縫い付け継目があることである。
透湿性内側ライニング24が薄膜13の内面に接合されるが、この接合は接着によって行うことができる。代案として、このライニングは、これがいったん設けられると、甲革、薄膜および中底によって構成された上記組付体と内面で接合される靴下の形態に設けることができる。
最後に、上記底革の接着の前に靴10の上方部11を仕上げるために、甲革12および薄膜13によって構成された上記組付体へ透湿性および/または有孔性の中底14が取り付けられる。
薄膜13の周辺フラップ17と甲革12の周辺縁部18とが、折り返されて中底14の下方に固定される。具体的には、甲革12および薄膜13の中底14への接合は、薄膜13を損傷するおそれのある釘あるいはステープルを使用することなく、例えば「AGO靴型」として知られた構造体によって、行うことができる。
靴の上方部11がいったん閉鎖されると、底革16はその上方部11に接合される。この実施形態では、底革16は、単一のブロックであり、また、例えば接着剤によって、上方部11に接合される。
この発明の諸目的のためには、薄膜13の下方フラップ17と上記甲革の下方縁部18との間に、この靴の下方部、この場合には底革16に対して防水性である封止用区域26がある。
防水性封止用区域26は、封止用リング27を形成するために、実際にはこの区域が中底14に達するまで、甲革12の下方縁部18の上に、また、薄膜13の下方フラップ17の表面に塗布される接着材料によって、構成することができる。この封止用リング27によれば、靴の上方部11への底革16の接着もまた可能になる。
底革16は、上方部11の上に直接、オーバーモールドすることもできる。この場合、その底革を構成するポリマー材料にもよるが、封止用リング27の使用を回避することができる。その理由は、封止用区域26が、この底革が接する上方部11の一部分(甲革の下方縁部、薄膜の下方フラップおよび中底14の一部)にじかに接合される底革のポリマー材料によって設けられているからである。
封止用区域26はまた、他の方法、封止用テーピング、または、例えば縫い付けあるいは接着により甲革へ固定される要素によって得られた、甲革の下方縁部の拡張部分28で設けることもできる。
これらの拡張部分28の作用は、薄膜13の下方縁部を保護することである。この薄膜はきわめて薄いため、中底14の周りに薄膜13および甲革12によって構成された組付体を靴型合わせ機の靴型合わせ用プライヤーによる靴型合わせ作業の結果として、この薄膜は実際に破れることがある。
例えば10〜15mmの幅(実際には、上記薄膜フラップの端部へ達するようなもの)がある拡張部分28によれば、例えば、シリコーン接着剤あるいはポリウレタン接着剤のような封止用材料が通過することのできる、例えば、合成材料、網状布地、織り込み布地あるいは三次元状布地から作られたヒートシール用のテープあるいはメッシュによるような封止が可能である。これらの場合には、薄膜13は、相異なる材料どうしの接合箇所を防水処理するために、保護要素どうしの接合の後に、設けなければならない。
薄膜の組付体縁部をさらに補強するために、例えば、薄膜と甲革との接合の後に、防水性補強要素、例えば、伸縮自在であって合成材料から作られているのが好ましいヒートシール用防水性テープを、薄膜の下方縁部へ直接、貼り付けることが有利であろう。
一体構造の底革に加えて、例えば、接地体を形成する下方本体と、中底とこの下方本体との間に介在された中物とによって形成された複合底革を、上記上方部へ取り付けることもできる。
この複合底革を靴の上方部(甲革および中底)へ組み付けるいくつかの方法は、多重オーバーモールド処理への接着とはたいてい本質的に異なっているであろう。
靴には、それ自体、知られた型の防水性・透湿性の底革が備わっていてもよい、ということは明らかであり、それらの実施形態は従来のいくつかの特許に開示されている。そのような底革は、少なくとも1つの領域に貫通孔が設けられた接地体が備わっており、その接地体の上方に、防水性・透湿性であって上で説明されたものに類似している型の保護要素および薄膜があるものである。
防水性・透湿性底革の場合には、底革に対向している甲革の薄膜と下方縁部との封止用領域は必然的に、周辺に配置されて透湿性のために設計された領域を取り囲む防水性封止用区域でなければならない。
これまで簡潔に説明されたような防水性・透湿性である底革を使用する、この発明による靴のいくつかの実施形態が、これ以降、説明される。
国際公開WO97/14326号パンフレットによる図6を参照すると、薄膜113の下方フラップ117へ接着される甲革112の下方縁部118は、ひっくり返され、次いで、薄膜113を損傷するおそれのある釘あるいはステープルを使用することなく、「AGO靴型」として広く知られた構造体により、中底114の下方で接着剤によって接合されている。ライニング124が薄膜113の内面に接合されている。
薄膜113は、靴の下側にある部分とともに防水性であってこの場合には底革116のポリマー材料によって構成されている封止用周辺区域126を形成するために、甲革112の下方縁部118に対して例えば少なくとも10〜15mmだけ露出した状態に残されている。底革116は実際には、足を完全に取り囲む上方部111の組付体の上へ直接、オーバーモールドされている。
国際公開WO2005/070658号パンフレットによる図7を参照すると、甲革212の下方縁部218および薄膜113の下方フラップ217および組み付け中底214の接合の後に、中底214と甲革212の薄膜213とに周辺で接合される防水性内靴240が使用されているが、この内靴240を使用するのは、中底214と薄膜213とを接合するための領域に、かつ、甲革212の下方縁部218に重ね合わされて、内靴240の上方における甲革212の下方縁部218からの水の側方浸透を防止するためと、甲革212の下方縁部218と薄膜213の下方フラップ217との組み付けによるあらゆる折り目およびしわを「ならす」ことを可能にする第1周辺封止部226aをもたらすためとである。
防水性内靴240は、透湿性のものであってもよく、あるいは、透湿性のために設計された底革の上記領域に適切な孔が設けられたものでもよい。例えば、防水性内靴240は、中底214、甲革の下方縁部218、および薄膜の下方フラップ217によって引き起こされた相異なる厚さへ適合させるために、微小孔性EVAあるいは発泡ポリウレタンのような柔軟材料から作ることができる。
極端な場合には、内靴240には大きい孔を中央に設けることができ、実際に、それによって、それ自体を、甲革、薄膜および中底を接合する領域に封止部をもたらす、例えば防水性のリングおよびテープによって形成された周辺リムまで、減少させることができる。
内靴240の代案として、甲革と薄膜との周辺領域に防水性封止部を直接、設けるために、甲革の下方縁部218と薄膜の下方フラップ217とを、例えば、シリコーン接着剤、熱可塑性接着剤、または、例えば、H.B.Fullerの製品IPATHERM S 14/176あるいはその同等物のような反応性ホットメルト・ポリウレタン接着剤のような接着剤あるいは封止剤で含浸させるか、または、それらをラテックスとともに塗布(ラテックスコーティング)し、あるいはポリウレタンとともに塗布(ポリウレタンコーティング)することができる。
この実施形態では、底革216は、先に説明された実施形態に示されたものに類似しており、また、接地体を形成する底革216の下方本体216aによって構成されているとともに、下方本体216aが別個に型成形された複数の貫通孔229がある領域を有している。その後、下方本体216aは金型の中に置かれ、また、接地体の貫通孔229の箇所に配置された薄膜であって、これ以降、それを甲革212に接合された薄膜213と明確に区別するために下方薄膜231と称される防水性・透湿性薄膜のための有孔領域の上方に、保護層230が配置される。この保護層230は、耐加水分解性、撥水性、透湿性あるいは有孔性である材料から作られている。
透湿性(あるいは、必要に応じて有孔性)の充填要素232が、下方薄膜231を覆って配置されているが、この要素には、そのような下方薄膜231の周辺環状領域を露出状態に残すために、下方薄膜231の表面寸法よりも小さい表面寸法がある。
充填要素232の周りには、液体が接地体の上記貫通孔を通して足挿入領域の中へ侵入するのを防止するために、より小さい充填要素232によって露出状態に残される、底革216に関連した下方薄膜231の上記環状領域を封止する中物233がある。
ヨーロッパ特許第1197158号による図8aによれば、甲革312と薄膜313との間を接合する前に、防水性結合要素350が、例えばジグザグ縫い付け部352によって甲革312の下方縁部318に接合されるが、この結合要素350は、例えば10〜15mmの幅があり、実際には、上記甲革の上記下方縁部から突出する薄膜313の下方フラップ317と同じほど幅が広い。
結合要素350は2層シートによって構成されているのが好ましく、薄膜313へ向けられたその内側層350aには、先に説明された甲革における薄膜の上記圧接の間に生じた温度に等しい融点がある。このような温度は、底革を金型成形するための工程の間に生じた温度よりも低い。それゆえ、上記圧接工程の間に、内側層350aは溶融して、薄膜313へ接着される。
第2層である外側層350bは、薄膜313を甲革312に圧接するための上記作業の間におけるその溶融を防止するために、代わりに、底革の材料と相溶性である材料から作ることができ、また、第1の内側層350aよりも高い融点がなければならない。
ストローベル(Strobel)として広く知られた構造に従って、甲革312と薄膜313とで構成された組付体は、縫い合わせ継目353によって、透湿性あるいは有孔の中底314へ内側ライニング324とともに接合されている。
「AGO靴型」として知られた構造に従って、上記中底が上記甲革・薄膜組付体に接合されると、甲革の下方縁部と薄膜の下方フラップとが上記組み付け中底の下方で折り返されて、上記結合要素は、先に説明されたように、甲革の下方縁部の拡張部分に重なる。底革316の少なくとも一部は、靴の上方部311の上へ直接、オーバーモールドされる。
底革が射出成形されるとき、溶融したポリマーによって生じた圧力および熱によって、結合要素350の上記第2層の部分溶融が引き起こされ(もちろん、上記第1層に加えて)、それによって、薄膜313の下方フラップ317と底革316との間に防水性封止のための周辺区域326が作り出されて、液体の側方浸透が防止される。
靴製造の分野における当業者にすでに知られている1つの変形例が図8bに示されており、また、この変形例には、参照符号350’によって表わされ、液体状態にあるポリマー材料、具体的にはポリウレタンが透過することのできる材料、例えば、合成材料から作られたメッシュ、あるいは幅の広いメッシュがある三次元状布地のような材料から全体が作られ、上記オーバーモールド工程の間に溶融した上記ポリマー材料が底革を薄膜313へ接合することのできる、甲革の結合要素あるいは拡張部分が設けられている。
さて、図9によれば、底革416は、自発的に設けることもでき、その後、例えば接着剤によって靴の上方部分へ接合することができる。
この場合には、甲革412の下方縁部418と中底414との接合部があり、この接合部は、透湿性あるいは有孔性のものであり、例えば、合成材料から作られた網あるいは幅の広いメッシュがある三次元状布地のような、流体封止剤が透過することのできる材料から作られた結合要素450の介在がある。接合は、縫い合わせ継目454および455によってもたらされている。
結合要素450は、薄膜413の下方フラップ417に防水性封止部を直接、設けるための第1周辺封止部426aを設けるために、例えば、シリコーン接着剤、熱可塑性接着剤、または、例えば、H.B.Fullerの製品IPATHERM S 14/176あるいはその同等物のような反応性ホットメルト・ポリウレタン接着剤のような接着剤あるいは封止剤で含浸されるか、または、ラテックスとともに塗布(ラテックスコーティング)され、あるいはポリウレタンとともに塗布(ポリウレタンコーティング)される。
図10によれば、例えば「AGO靴型」構造の場合には、結合要素650は、水を内方へあるいはそれ自体の繊維に沿って引き込まないことができる通常の布地、ケブラー(Kevler:登録商標)のアラミド繊維で補強された布地、あるいは、例えば防水性ポリマー材料であってもよい。
この場合には、中底614は、甲革における薄膜の下方フラップあるいは下方縁部617との間に直接、防水性封止部を設けるための周辺区域626aを設けることができるようにするために、少なくともその周辺部分において底革616の材料および薄膜613の材料と相溶性であるポリマー材料から、さもなければ防水性材料から、作られていなければならない。
この靴の防水性封止部を仕上げるために、この場合にも、結合要素650は、防水性中底に対して封止用区域626bを設けるために、例えば、シリコーン接着剤、熱可塑性接着剤、または、例えば、H.B.Fullerの製品IPATHERM S 14/176あるいはその同等物のような反応性ホットメルト・ポリウレタン接着剤のような接着剤あるいは封止剤で含浸されるか、または、ラテックスとともに塗布(ラテックスコーティング)され、あるいはポリウレタンとともに塗布(ポリウレタンコーティング)される。
いずれにせよ、中底614は、透湿について意図され、それゆえ透湿性あるいは有孔性でなければならない中央部分に影響を及ぼすことなく、底革616と、また、薄膜613の下方フラップあるいは下方縁部617と、周辺部分でだけ密封状に接合される。
薄膜の組付体縁部をさらに補強するためには、例えば、薄膜と甲革612との接合の後に、防水性補強要素651、例えば、伸縮自在であって合成材料から作られているのが好ましいヒートシール用防水性テープを、薄膜613の下方フラップあるいは下方縁部へ直接、貼り付けることが有利であろう。
実際に、以上のように説明されたこの発明によれば、意図された目標および諸目的が達成されることがわかった。
この発明によれば、完全に防水性かつ水蒸気透過性であって、底革から足挿入領域の中への水のほんのわずかな側方浸透でさえも防止するために製造された靴が、実際に提供される。
このことは、甲革への薄膜の特定の表面接合によって可能になり、圧接作用によって、また、特別な形材の存在によって適切に保証される。実際、そのような形材によれば、縫い付け継目によって、また、とりわけ靴の甲革を構成する相異なる要素の重ね合わせ部によって決定された臨界箇所をも効果的に防水処理することが可能になる。このような甲革の防水処理によって、靴の甲革と上記ライニングとの間の水の溜まり込みを防止することが可能になる。
さらにまた、薄膜の下方フラップが甲革の下方縁部から突出するような薄膜と甲革との接合によって、靴の下方部分とともにこの領域に封止用区域を作り出すことができ、実際に、甲革と薄膜との間および薄膜と靴の下方部分との間における表面界面で水が染み込むのが防止される。
以上のように構想されたこの発明は、すべてが添付の特許請求の範囲の適用範囲の内部にある多数の修正および変更が施される余地がある。すべての細部は、技術的に等価な他の要素でさらに置き換えることができる。
実際に、使用される材料は、それらが特定の用途と適合性とがある限り、寸法と同様に、その技術の要件および状態に従う任意のものであってよい。
この出願が優先権を主張するスイス特許出願第00538/07号明細書における開示は、参照によってこの明細書に組み入れられている。
特許請求の範囲の任意の請求項で言及された技術的特徴が参照符号に従うときには、それらの参照符号は、請求項の理解度を増大させる目的だけのために含まれており、従って、そのような参照符号は、そのような参照符号による例によって識別されたそれぞれの要素の解釈に関するどのような制限的効果も有していない。

Claims (36)

  1. 平坦な表面にあるいは互いに反対側にある2つの表面に広げて配置することができるような、靴のための甲革(12)の半製品要素を用意し、
    甲革(12)の前記半製品要素の内側部に防水性・透湿性薄膜(13)を配置し、
    組付体の透湿性を妨げないように、甲革(12)の前記半製品要素と前記薄膜(13)との間に接着の手段を用意し、
    実質的に平坦であるが、甲革(12)の前記半製品要素の外面を構成する縫い合わせ継目および重ね合わせ部の相異なる厚さに対してそれら自体を相補的に適合することのできる1つ以上の形材を用意し、
    前記外面が前記形材の上に載るように配置された前記半製品要素の外側部で、前記薄膜(13)を甲革(12)の前記半製品要素へ堅固に接合し、
    前記甲革(12)に適切な三次元構造を持たせて、それを中底(14)に接合することで、前記甲革(12)を仕上げ、さらに
    底革(16)を防水性甲革(12)および中底(14)へ接合すること
    から構成される防水性・透湿性靴の製造方法。
  2. 甲革の前記半製品要素は、完全に展開されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 甲革(12)を仕上げることは、欠けている接合部を設ける工程からなっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記薄膜(13)を甲革(12)へ取り付けるために提供され、その薄膜は、合成材料から作られた1枚以上のメッシュおよび/または封止用材料が通過することのできる他の保護要素あるいは支持要素へ、その透湿性を損なうことなく接合されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記甲革(12)を構成するとともにすでに防水性である要素が前記薄膜(13)に置き換えられ、前記薄膜(13)と前記防水性要素との間に防水性封止部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記防水性要素に対して実質的に約5.0〜10.0mm沿っている前記薄膜の重ね合わせ部および封止部があること、または、防水性テープによって防水処理された縫い合わせ継目があることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 防水性爪先革(22)が靴の先端部で前記薄膜(13)に置き換えられ、前記薄膜(13)と前記防水性爪先革(22)との間に防水性封止部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記防水性爪先革(22)に対して、実質的に約5.0〜10.0mmにわたる前記薄膜(13)の重ね合わせ部および封止部があること、または、防水性テープによって防水処理された縫い合わせ継目があることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 防水性かかと革(23)が靴のかかと部で前記薄膜(13)に置き換えられ、前記薄膜(13)と前記防水性かかと革(23)との間に防水性封止部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記防水性かかと革(23)に対して、実質的に約5.0〜10.0mmにわたる前記薄膜(13)の重ね合わせ部および封止部があること、または、防水性テープによって防水処理された縫い合わせ継目があることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 底革(16)への前記甲革(12)および前記薄膜(13)のその後の組み付けのために、薄膜(13)の下方縁辺(17)が前記甲革の縁辺を越えて延びていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記突出状縁辺(17)は、甲革(12)の前記下方縁部から実質的に10〜15mm突出するものであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 甲革(12)と薄膜(13)との間の組み付けのために、甲革(12)に接している前記薄膜(13)の表面に、その透湿性を損なうことがないように、熱接着性接着剤が塗布されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記接着剤の塗布は、接着剤の粉末の塗布、あるいは、ホットメルト型の接着剤の、0.1〜2.0mmの直径および50〜600スポット/cm2の密度があるスポットによる塗布であることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記薄膜(13)は、約6バールでの圧接によって甲革(12)へ堅固に接合されるように、約100〜150℃まで10秒間、加熱されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 前記接着は、前記組付体の透湿性を損なうことがないように、薄膜(13)と甲革(12)との間に取り付けられる有孔の熱接着性フィルム(織布)によって促進されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 甲革(12)は、それを平坦な表面(20)の上に広げることができるように、ほとんど完全に組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  18. 厚さの不規則性を排除するとともに甲革(12)の内面が圧接の間に平坦であることを保証するために、前記平坦な表面(20)は、ニトリルゴム、シリコーン、ポリクロロプレンあるいは微小孔性発泡EVAのような、(弾性)変形の後にその初めの形状を取り戻すことができる材料から作られていることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記平坦な表面あるいは形材(20)が温度および圧力に対する抵抗性のある剛性材料から作られているときには、甲革(12)の内面、すなわち、前記薄膜の圧接面が平坦であるように、前記形材は、前記要素の重ね合わせ部に、厚さの差あるいは甲革(12)の縫い合わせ継目に関して相補的である小さいくぼみ部(20c)を有していることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 前方舌部の領域に、蛇腹状舌部を防水処理するとともに水が靴の中へ侵入するのを防止するために必要とされる蛇腹状舌部を設けるために、薄膜(13)のインサート(13a)があるときには、前記インサートは、重ね合わされ、かつ、熱融着処理により適用された封止用接着剤および/またはテープ(30)によって封止されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  21. 折り返されて閉鎖される甲革(12)と、この甲革(12)の前記形材を実質的に複製するために形成されて縫い合わされる薄膜(13)とを有していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  22. 前記組付体は、剛性材料から作られた芯と、互いに反対側にある2つの平坦な表面(20a,20b)を形成している外面部とによって構成された平坦な表面あるいは形材の上に嵌合されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記平坦な表面(20)は、例えば、ニトリルゴム、シリコーン、ポリクロロプレン(ネオプレン)あるいは微小孔性発泡EVAのような、(弾性)変形の後にその初めの形状を取り戻すことができる材料から作られていることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. かかとの部分における甲革(12)と薄膜(13)との間の接着の達成は、加熱される半靴型と、重ね合わされた甲革(12)および薄膜(13)へ圧力を加えるエアークッションとを有する、一般に「かかと革予備成形機」として知られた靴製造機を使用することによって行われることを特徴とする請求項1〜23のうちいずれか1つに記載の方法。
  25. 透湿性内側ライニング(24)が薄膜(13)の内面に接合されることを特徴とする請求項1〜24のうちいずれか1つに記載の方法。
  26. 接合は接着によって行われることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 靴の上方部(11)がいったん閉鎖されると、前記底革(16)は接着剤によってその上方部(11)に接合されて、薄膜(13)の下方フラップ(17)と甲革(12)の下方縁部(18)との間に、底革(16)とともに防水性封止部をもたらすための区域(26)が設けられることを特徴とする請求項1〜26のうちいずれか1つに記載の方法。
  28. 前記防水性封止用区域(26)は、封止用リング(27)を形成するために、実際にはこの区域が中底(14)に達するまで、甲革(12)の下方縁部(18)の上に、また、薄膜(13)の下方フラップ(17)の表面に広げられる接着材料によって、構成することができることを特徴とする請求項1〜27のうちいずれか1つに記載の方法。
  29. 前記封止用区域(26)は、封止用テープで、または、縫い付けあるいは接着などにより前記甲革へ固定される要素によって得られた甲革の下方縁部の拡張部分(28)で、設けられることを特徴とする請求項1〜28のうちいずれか1つに記載の方法。
  30. 前記薄膜フラップの端部へ達するように充分に幅が広い前記拡張部分(28)は、シリコーン接着剤あるいはポリウレタン接着剤のような封止用材料が通過することのできる、合成材料、網状布地、織り込み布地あるいは三次元状布地などから作られたヒートシール用のテープあるいはメッシュによるような封止が可能なものであるべきであり、また、薄膜(13)は、相異なる材料どうしの接合箇所を防水処理するために、前記要素どうしの接合の後に設けるべきであることを特徴とする請求項1〜29のうちいずれか1つに記載の方法。
  31. 伸縮自在であって合成材料から作られているのが好ましいヒートシール用防水性テープのような防水性補強要素が、薄膜(13)の下方縁部の内面へ直接、貼り付けられることを特徴とする請求項1〜30のうちいずれか1つに記載の方法。
  32. 前記底革(16)は、前記上方部分(11)の上へ直接、オーバーモールドされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  33. 前記薄膜の組み付け縁辺をさらに補強するために、伸縮自在であって合成材料から作られているのが好ましいヒートシール用防水性テープのような防水性補強要素(651)が、前記薄膜の下方縁部へ直接、貼り付けられることを特徴とする請求項1〜32のうちいずれか1つに記載の方法。
  34. 前記防水性補強要素(651)は、薄膜と甲革との接合の後に薄膜の下方縁部へ直接、貼り付けられることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 請求項1〜34のうちいずれか1つに記載の方法で製造されていることを特徴とする防水性・透湿性の靴。
  36. 添付図面において説明されかつ図示されたことを特徴とする、請求項1〜34のうちいずれか1つに記載の方法による防水性・透湿性の靴の製造方法およびその方法で設けられた靴。
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