JP2013544171A - 「agoラスティング」として知られる作業方法によって主に提供される防水性で蒸気透過性の靴 - Google Patents

「agoラスティング」として知られる作業方法によって主に提供される防水性で蒸気透過性の靴 Download PDF

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Abstract

−蒸気透過領域(12、112)を有する靴底(11、111)、−防水材料から作られ、少なくとも1つの蒸気透過性又は穴あき部分(14)を、組立てられたときにそれが覆う前記蒸気透過領域(12、112)の上に有する組立中敷(13)、−蒸気透過性裏地(16)、蒸気透過性甲革(17)、およびそれらの間の防水性で蒸気透過性の甲革膜(18)を備え、上部アセンブリィ(15)は、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法によって前記組立中敷(13)に結合され、
を備え、前記組立中敷(13)の前記靴底(11、111)への防水密封のための領域(A)が設けられ、前記密封領域(A)は、蒸気の透過用に開放された前記蒸気透過性又は穴あき部分(14)を実質的に囲むことを特徴とする防水性で蒸気透過性の靴。

Description

この発明は、「AGOラスティング(lasting)」として知られる作業方法によって主に提供される防水性で蒸気透過性の靴に関する。
靴の快適さは、構造上の適合性のみならず、汗によって靴の内部に形成される水蒸気を外へ放散する能力に関連することが知られている。
この理由のため、防水性で蒸気透過性の膜を積層した裏地(lining)をつけた甲革(upper)を有する防水性の靴が、永年にわたって知られてきた。
「防水性で蒸気透過性の」という表現は一般に、液状の水を通さず水蒸気を通すという特性を示す。
周知のように最も高い発汗効果を有する足の部分が足の裏であり、発生した汗は湿気で空気を飽和し、大部分は濃縮されて中敷(insock)に停滞する。
汗によって生じる液体のごく一部のみが甲革の側面に発散し、その側面が通気性であればそこから出ていく。
足底領域に集まりやすい汗を容易に消散させるために液状の水を通さないが水蒸気を通すことができ、靴底本体に対しその貫通開口を覆うように密封される通気性と防水性のある膜を用いることによって得られる色々なタイプのゴム底を有する靴が一般に知られている。
「AGOラスティング」と通常呼ばれる作業方法は、すでに、靴の製造業界で永く知られている。ラスティングと呼ばれる処理では、靴型(last)に上部アセンブリィを引き込んで、ラスティングマージンとして知られるその下部エッジを中敷(insole)の下に折り返し、下部エッジは中敷に対して周辺が接着され、中敷と中敷の上に組み立てられる靴底との間に部分的に介在する。
靴底の組立ては、接着によるか又は型(mold)に直接射出することによって靴の甲革部分に靴底を結合することから構成される。
「AGOラスティング」作業方法は、一般的に古典的な又は優雅なものとして分類されるタイプの靴のために、通常は使用される。
実際、靴型の上に甲革と裏地とを広げることによって、それらを靴型に正確に接着させることができ効果的な成形が行われる。
組立中敷(assembly insole)は可撓性材料で作られるが、ラスティング中に接着されるラスティングマージンによって印加されるひっぱり力の影響によって変形されないように構成される。
上部アセンブリィが、追加の改善なしに甲革の外層と内部裏地との間に挿入された防水性で蒸気透過性の膜を有しているときでさえ、防水性がほぼ完全に欠乏することは現在知られている。
実際、「AGOラスティング」の作業方法は、現在、行われているように、甲革の外層と組立中敷とを介して靴の内部へ水を浸入させる。
上部アセンブリィにおいて、防水性で蒸気透過性の膜を有する靴の製造に際して特に感じられる必要なことは、組立中敷、膜付の裏地、甲革の外層および靴底の間の結合領域を効果的に密封して、外側からの浸透を、いかに少なくとも避けるということである。
靴底を前記膜に対して密封することは実際、特に難しいが、それは、「AGOラスティング」の作業方法において、靴の底が、例えば「ストローベル(strobel)」の作業方法の場合のように、円滑で平坦でないからである。ストローベルの作業方法では中敷のエッジは甲革のエッジ又は膜が積層された裏地のエッジに縫付けられるが、甲革のラスティングマージンは組立中敷に重ね合わされ、その周囲に沿って凸凹を形成する。
特に、組立中敷の上に甲革のつま先とかかとを組み立てる結果として生じるしわが、水の浸透用の実際の溝を形成する。
一方、ワイヤブラシによって甲革を荒仕上げする一般的な処理によってこれらの突起を除去することはできない。それは、この処理によって甲革と裏地との間に挿入された防水性で蒸気透過性の膜が損傷を受けるからである。
この理由のために、例えば、特許出願WO9316612に記載されているように、防水性で蒸気透過性の膜を備える防水性で蒸気透過性の中敷を有し、防水性で通気性の膜を有する裏地のラスティングマージンが、第1ラスティング処理によってその膜に結合されている靴が長年研究されてきた。
膜付きの裏地と中敷との間の結合領域は、防水性密封テープによって密封される。
次に、甲革の外層のラスティングマージンは、第2ラスティング処理により、防水性で蒸気透過性の中敷に結合される。
甲革の外層によって吸収されその中へ運ばれる水が防水性の中敷の下に停滞することがあるから、その実施は欠点のないものにできる観点がないわけではない。
さらに、この構造は、開口を備える靴底を使用する場合には、さらなる欠点をこうむる。それは、その開口を介して水が浸入し、甲革のラスティングマージンをぬらし、それにしみ込み、さらに、足挿入領域へ上昇するからである。
さらに、もし、靴底の通気性表面がその全縦方向にわたって伸びていない場合には、中敷の全表面を覆う防水性で蒸気透過性の膜を使用することは、無益であり、非常に費用がかかる。
防水性で蒸気透過性の中敷の使用に対する他のものが米国特許5,426,869に記載され、その特許では、ガスケット(gasket)機能を有する防水層が、ポリカプロラクトーンを基材とする接着剤の層によりその表面が均一に被覆されたポリエステル製の不織布を備える。そのような防水性ガスケットは、もし、裏地又は甲革のラスティングマージンが防水性で蒸気透過性のものであればそのラスティングマージンの間に横切るように備わる領域を満たすように用いられ、中敷と靴底との間に防水層を構成する。
ガスケットは防水性で非蒸気透過性の材料で作られているので、この構造は、開放されるか穿孔されて防水性で蒸気透過性の膜で覆われて密封された領域によって液状の水を通さず水蒸気を通すようにしたゴム底には不向きである。
さらに、ガスケットが靴底の蒸気透過領域において穿孔され、発汗により生じる水蒸気を排出させる場合には、甲革の外層のラスティングマージンは、靴底の中へ水を引き込み、その水は実際ガスケットの孔を通じて中敷の上を移動する。
これらの解決策の他のものは、靴下のように閉じられ足の周りを完全に包む防水性で蒸気透過性の膜を有する裏地を用いることである。
中敷は靴下の底に接触し、甲革の外層のラスティングマージンはその周囲に折り返されて接着される。
靴下状の裏地は、足用の開口を備え、2つの横部分と下部分によって一般に形成され、それらの部分はジグザグおよび/又はストローベルの縫い目によって結合され、防水性の密封テープによって密封される。
この製造方法が非常に複雑で繊細であることは、よく知られている。
さらに、縫い目によって閉じられ、靴型のラスティングによって閉じられない靴下の正確な型合わせは、厳密な精度で裁断および裁縫しなければならない種々の構成要素を準備する難しさと、甲革と裏地との間にしわを生じないように正しくテンションをかける難しさの両方により、達成することが容易でない。
実際、裏地を縫い付ける間、靴型を使用しないという事実のために、前記裏地は、正しく形成され引き伸ばされそして滑らかである甲革と裏地を得ることができる「AGOラスティング」作業方法を用いる時に生じるものに反して、甲革のラスティング時にしわが寄る傾向がある。
発明の開示
この発明の目標は、組立中敷と靴底との間の水の浸透を防止することができ、現在知られている防水性で蒸気透過性の靴よりも構造的に単純な防水性で蒸気透過性の靴を提供することである。
この目標に含まれるが、この発明の目的は、「AGOラスティング」として知られる方法によって主に与えられ、靴底に対して少なくとも1つの蒸気透過性又は穴あき部分のある防水材料製の組立中敷の効果的で耐久性のある密封を有する、防水性で蒸気透過性の靴を考案することである。
この発明の他の目的は、効果的で耐久性のある防水性を有し、同時に甲革を介しておよび靴底を介して効果的な蒸気透過性を有し、単純かつ容易に施される防水性密封構造を有する、防水性で蒸気透過性の靴を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、構造的に単純で、使用に快適で、比較的低コストで製造可能な、防水性で蒸気透過性の靴を考案することである。
以下により明確化されるこの目標、およびこれらのそして他の目的は、
−蒸気透過領域を有する靴底、
−防水材料から作られ、前記蒸気透過領域の上に少なくとも1つの蒸気透過性又は穴あき部分を有し、組立時に蒸気透過領域を覆う組立中敷、
−蒸気透過性裏地、蒸気透過性甲革、およびそれらの間の防水性で蒸気透過性の甲革膜を少なくとも備え、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法によって前記組立中敷に結合される上部アセンブリィ、
を備え、領域が前記組立中敷の前記靴底への防水密封のために設けられ、前記密封領域は、蒸気の透過用に開放された前記蒸気透過性の又は穴あき部分を実質的に囲むことを特徴とする防水性で蒸気透過性の靴によって達成される。
図面の簡単な説明
この発明のさらなる特徴と利点は、添付図における非限定の実例によって図示される、この発明による靴の好ましいが排他的でない実施形態の説明からより明らかになるであろう。
図1、2、3a、4、5、6、7、8および10は、この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。
図3bは、この発明による防水性で蒸気透過性の靴の、図3aで見られる部材の分離詳細断面図である。
図9は、この発明による防水性で蒸気透過性の靴の一部の分解断面図である。
図11、12および13は、異なる実施形態におけるこの発明によって提供される防水性で蒸気透過性の靴の靴底の断面図である。
なお、特許処理期間にすでに知られていると認められたすべてのものは、特許を請求すべきではなく、放棄の主体であると理解される。
この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 この発明による防水性で蒸気透過性の靴の、図3aで見られる部材の分離詳細断面図である。 この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 この発明による防水性で蒸気透過性の靴の一部の分解断面図である。 この発明による、色々な実施形態において提供される防水性で蒸気透過性の靴を断面で示す単純化された詳細図である。 異なる実施形態におけるこの発明によって提供される防水性で蒸気透過性の靴の靴底の断面図である。 異なる実施形態におけるこの発明によって提供される防水性で蒸気透過性の靴の靴底の断面図である。 異なる実施形態におけるこの発明によって提供される防水性で蒸気透過性の靴の靴底の断面図である。
発明を実施する方法
図を参照すると、防水性で蒸気透過性の靴が、参照番号10によって全体的に示され、その靴は、
−蒸気透過領域12又は112を有する靴底11又は111、
−防水性材料で作られ、蒸気透過領域12、112の上に少なくとも1つの蒸気透過性又は穴あき部分14を有し、組立時に蒸気透過領域を覆う組立中敷13、
−蒸気透過性裏地16、蒸気透過性甲革17、およびそれらの間の防水性で蒸気透過性の甲革膜18を少なくとも備える上部アセンブリィ15、
を備え、上部アセンブリィ15は少なくとも主に「AGOラスティング(lasting)」として知られる作業方法によって組立中敷13に結合されることを特徴とする。
さらに、密封領域Aが設けられ、その領域では、組立中敷13が靴底11又は111に防水様式で密封され、密封領域Aはさらに、蒸気の透過のために解放されている蒸気透過性又は穴あき部分14を実質的に囲む。
−甲革17がなめし革又は蒸気透過性織布から作られ、
−甲革膜18がたとえば発泡ポリテトラフルオロエチレン、e-PTFE、ポリウレタン、PUなどから作られた、一般に市販されている防水性で蒸気透過性の膜のタイプのものであり、網(mesh)がそれに結合してそれを補強すると好都合である。
甲革膜18の下部リム18aをさらに補強するために、図示しないが、例えばポリウレタンのような合成材料で作られた、例えば熱接着テープ、好ましくは弾性タイプの防水性補強要素を、下部リム18aの上に直接張りつけると、好都合である。
前記防水性補強要素を提供するために特に適したテープは、120〜250g/m2の重量を有し、テクノジーアイ社によって市販されている。
さらに、組立中敷13は、足底のアーチにおいて、およびかかとにおいて、靴底のねじれに対してより大きい支持や抵抗を示すためのなめし革やプラスチック材料や金属で作られたシャンクによって都合よく補強される。
組立中敷13に対する靴底11の密封に有効な防水領域は、上部アセンブリィ15のラスティングマージン(lasting margins)によって解放され、かつ、蒸気透過性又は穴あき部分14の外側の組立中敷13の防水領域によって構成される。
さらに、靴底11を上部アセンブリィ15に、そして上部アセンブリィ15を組立中敷13に密封するために有用な防水領域は、周辺に延びて、靴底11の蒸気透過領域12と組立中敷13の蒸気透過性又は穴あき部分14とを囲む。
蒸気透過領域12が靴底11の完全な縦方向の範囲に沿って延びる場合には、蒸気透過性又は穴あき部分14は組立中敷13の全対応表面に沿って延びることが好ましい。
他の変形において、添付図には示されないが、蒸気透過性又は穴あき部分14は、蒸気透過領域12が靴底11の対応する限定領域に影響を及ぼすように予め設定されているとき、組立中敷13の1つ以上の限定領域によって都合よく形成される。
この発明による防水性で蒸気透過性の靴10の第1実施形態において、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法により、甲革膜18の下部リム18aと甲革17の下部エッジ17aとは、組立中敷13の周辺エッジ13aの下で、完全に合致するように結合され折り返されて接着され、甲革膜18の防水性を低下させる固定用のくぎやステープルの援助を受けることなく密封を形成する。
この実施形態において、甲革膜18は、その蒸気透過性を悪化させないように、例えば熱接着性接着剤のスポットにより甲革17に結合される。
都合のよいことに、組立中敷13は、防水性高分子材料から作られ、蒸気透過性又は穴あき部分14はその厚さ方向に貫通する複数の穴14aを有する。
同時に、靴底11は1つ以上の大きい開口又は複数の穴12aを有し、その開口又は穴12aは、蒸気透過性又は穴あき部分14に対面し、かつ、防水性で蒸気透過性挿入体19によって気密的に覆われ、足挿入領域Bから蒸気を排出させると共に、この領域への液体の上昇を防止する。
組立中敷13が作られる防水性高分子材料は、ポリウレタン(PU)又はポリエチレン(PE)又はポリビニルクロライド(PVC)などであると、好都合である。
都合のよいことに、結合された下部エッジ17aと下部リム18aからなるラスティングマージンは、約10-15mmだけ、裏地16の下部ラップ16aから突出している。
前記ラスティングマージンをラスティングする処理は、「AGOラスティング」として知られる作業方法により、組立中敷13の周辺エッジ13aと、結合された下部エッジ17aおよび下部リム18aの下に密封を形成するように折り返して接着することを含むが、「ラスティング装置」として知られる装置によって都合よく行われ、その装置ではラスティング・プライヤは、甲革膜18を引き裂かないように平坦化されている、つまり、プライヤはクランプ用の歯やぎざぎざが除去されている。
上部アセンブリィ15の甲革膜18と組立中敷13との間で密封を形成するように結合することは、熱可塑性タイプ、ポリウレタンタイプ又はネオプレンタイプ又は有効な密封を保証することが可能な他の均等タイプのような、ラスティング処理において用いられる標準の接着剤を用いることによって都合よく行われる。
必要に応じて、組立中敷13は、足挿入領域Bの方に向かう面を覆いそれと共に一つのユニットを構成する蒸気透過性層を備えることができる。
防水性で蒸気透過性の靴10は、
−靴底11を、接着剤接合又はオーバーモールド(overmolding)により、
−「AGOラスティング」作業方法で上部アセンブリィ15と組立中敷13を結合して得られる甲革アセンブリィ20に、
結合することにより、都合よく得られる。
靴底11は密封領域Aにおいて甲革アセンブリィ20に防水方式で密封され、領域Aは下部リム18aから開放され、蒸気透過性又は穴あき部分14に影響しない組立中敷13の一部に沿って都合よく延びている。
好ましくは、靴底11と組立中敷13の間の密封接続は、
さらなる要素や材料の層の介在なしに、
−組立中敷13上で靴底11を構成する材料を把持するか、又は
−接着剤接合、
により、直接的である。
図2を参照すると、防水性で蒸気透過性の靴10の前記第1実施形態の変形において、下部エッジ17aは密封要素21を都合よく備え、要素21は甲革膜18の下部リム18aに完全に合致するように結合される。
下部リム18aと密封要素21は、「AGOラスティング」として知られる作業方法により、組立中敷13の周辺エッジ13aの下に、密封を形成するように都合よく折り返されて接着される。
都合のよいことに、密封要素21は甲革17の下部エッジ17aから延び、要素21はジグザクの縫い目により、約8-12mmだけ下部エッジ17aに結合される。
防水性で蒸気透過性の靴10の組立て時において、甲革膜18は、密封要素21への結合後、接続領域を防水性にするように甲革17に結合される。
好ましくは、密封要素21は甲革17より薄く、甲革17よりも軽い材料で作られ、組立中敷13上での甲革17のつま先とかかとの組立ての結果として生じるしわの形成を制限する。
密封要素21の第1実施形態において、要素21は、下部リム18aと靴底11とにそれらを相互に密封する密封を形成するように十分に接着する防水性で熱活性化高分子材料から都合よく作られる。
特に、密封要素21は、甲革膜18に溶融して密封することができる熱溶融熱可塑性接着テープのような防水性熱接着材料から作られる。
密封要素21の第2の異なる実施形態では、ほぼ均等な方式において、要素21は、密封材料を通すことができ、靴底11を組立中敷13に密封するための材料によって浸透される。
前記密封材料は、
−靴底11が予備形成される時に、靴底11の甲革アセンブリィに接続するための接着剤であって、その接着剤によって靴底を甲革アセンブリィに接着する接着剤、
−靴底11が形成されるときに甲革アセンブリィ20上に直接射出することによって靴底11を少なくとも部分的に提供する材料、
の間から選択される。
都合のよいことに、この第2実施形態において、密封要素21は合成材料から作られた網によって与えられ、その網は編まれた織物、織られた織物又は3次元織物であり、その網を介して前記密封材料が通過可能である。
好ましくは、密封要素21は水を引き込まないようにモノフィラメント材料から作られる。
従って、靴底11は、密封要素21を貫通することによって、又はそれと共に溶解することによって甲革膜18に直接密封する。
さらに、甲革17の接着マージンは、密封要素21によって与えられ、甲革17に対して薄く、甲革17は足型のエッジにほぼ近いので、粗仕上げをする必要はない。
密封要素21の他の機能は、それが靴底11に対して密封すると共に甲革膜18の下部リム18aを強固にすることである。
変形として、もし、ラスティングが適当なプライヤを用いて手で行われるときには、ラスティング中に甲革膜18の下部リム18aを損傷する危険性がないように、前記密封要素21を使用しないことが可能である。
従って、靴底11は甲革膜18に直接密封を形成するように接着する。
このようにして、組立中敷13と靴底11との間の水の停滞を避けることができ、水は組立中敷13の蒸気透過性又は穴あき部分14によって靴10の内側へ運ばれる。
甲革膜18の組立中敷13に対する防水密封を助長するために、下部エッジ17aを下部リム18aと結合することによって形成される上部アセンブリィ15のラスティングマージンは、都合よく、裏地16の下部フラップ16aに対して約10-15mmだけ突出する。
前記ラスティングマージンと組立中敷13間の密封結合は、熱可塑性タイプ、ポリウレタンタイプ又は商品名ネオプレンによって一般に知られるポリクロロプレンを基材とする合成ゴムのタイプ、又は効果的な密封を保証できる他の均等物のような、ラスティング処理に用いられる一般的な接着剤を使用して都合よく行われる。
図3aと3bを参照すると、この発明による防水性で蒸気透過性の靴10の第2実施形態において、裏地16の下部フラップ16aと甲革膜18の下部リム18aとが都合よく完全に合致するように結合され、下部フラップ16aは下部リム18aを露出するように削りとられる。下部リム18aは下部フラップ16a越しに露出され折り返されて接着され、組立中敷13の周辺エッジ13aの下に、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法によって密封を形成する。
特に、前記第2実施形態において、随意に網と結合する甲革膜18は、裏地16に張り付けられる。
蒸気透過領域12が、靴底11の縦方向の全延長範囲に沿って延びるように配置されるとき、蒸気透過性又は穴あき部分14は、組立中敷13の対応する全表面に沿って延びることが好ましい。
添付図に示さない他の変形において、蒸気透過性又は穴あき部分14は、蒸気透過領域12が靴底11の対応する局部領域に影響を及ぼすとき、組立中敷13の1つ以上の局部領域によって都合よく形成される。
甲革膜18の組立中敷13に対する防水性密封を助長するために、裏地16の下部フラップ16aは、甲革膜18の下部リム18aが約10-15mmだけ露出されるまで下部リム18aを損傷させないように都合よく削られる。
この切削処理は、例えば「フォルトウナ4」として市場で知られた1つのタイプの切削機として知られる装置によって下部フラップ16aを構成する材料のマージンを薄くすることからなる。
切削時に、甲革膜18の下部リム18aが効果的に露出するまで裏地16を甲革膜18の損傷がないように削ることは難しいことがある。
従って、ラスティングの前に、削られた下部フラップ16aに接着剤を染み込ませ、この接着剤が下部リム18aに到達して把持し、下部リム18aと組立中敷13との間の防水性密封の堅さを補強すると好都合である。
前記ラスティングマージンのラスティング処理は、組立中敷13の周辺エッジ13aの下に、密封を形成するように、「AGOラスティング」として知られる作業方法によって、削られた下部フラップ16aに結合する下部リム18aを折り返して接着することを含み、ラスティング・プライヤが平坦化された、つまり甲革膜18を引き裂かないように締め歯やぎざぎざが除去された「ラスティング機械」として知られる機械によって都合よく行われる。
上部アセンブリィ15の甲革膜18と組立中敷13との間の密封結合は、熱可塑性タイプ、ポリウレタンタイプ又はネオプレンタイプ又は有効な密封を保証可能な他の均等物のような、ラスティング処理に用いられる通常の接着剤を使用することによって、都合よく行われる。
変形として、ラスティングは適当なプライヤを用いることにより手で行うことができる。
甲革17は、現在知られているラスティング手順に通常用いられるタイプの接着剤を、接着に用いる第2ラスティング処理により、甲革膜18の下部リム18aの下に組み立てられる。
変形として、前記第2実施形態における防水性で蒸気透過性の靴10のラスティングは、甲革17の下部エッジ17aを、削られた下部フラップ16aに結合された下部リム18aに結合することによって構成された上部アセンブリィ15のラスティングマージンを、組立中敷13の周辺エッジ13aの下で組立てることを伴う。
都合のよいことに、組立中敷13は防水性の高分子材料から作られ、蒸気透過性又は穴あき部分14はその厚さ方向に貫通する複数の穴14aを有する。
同時に、靴底11は、蒸気透過性又は穴あき部分14に面し、かつ、防水性で蒸気透過性の挿入体19によって気密的に覆われた1つ以上の大きな開口又は複数の穴12aを有し、足挿入領域Bから蒸気を排出させるが、その領域への液体の上昇を防止する。
組立中敷13が作られる防水性の高分子材料は、ポリウレタン(PU)又はポリエチレン(PE)又はポリビニルクロライド(PVC)などであれば、都合がよい。
靴底11は、密封領域Aにおいて、甲革アセンブリィ20に防水形式で密封され、密封領域Aは、下部リム18aから開放された組立中敷13の部分に沿って都合よく延び、蒸気透過性又は穴あき部分14に影響しない。
図4を参照すると、この発明による防水性で蒸気透過性の靴10の第3実施形態において、組立中敷13は蒸気透過構造層22を備え、その構造層22は組立中敷き13にほぼ合致し、足挿入領域Bの方に向く表面に重ねられ、裏地16の下部フラップ16aと甲革膜18の下部リム18aは、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法により蒸気透過構造層22の下に折り返されて接着される。
組立中敷13は、都合よく、蒸気透過構造層22と下部リム18aにまたがって載置されると共に、防水方式でそれらに密封されている。
さらに、甲革17の下部エッジ17aは、「AGOラスティング」として知られる作業方法により、靴底11に密封された組立中敷13の周辺エッジ13aへ下に折り込まれて接着され、密封領域Aを少なくとも部分的に形成する。
この発明の第3実施形態において、甲革膜18は都合よく裏地16に積層される。
下部リム18aに結合された下部フラップ16aによって構成される、上部アセンブリィ15のラスティングマージン(lasting margins)を蒸気透過構造層22の下へラスティングする処理は、都合よく「ラスティング装置」として知られる装置によって実施され、その装置では、甲革膜18を引き裂かないように、ラスティング・プライヤ(lasting pliers)が平坦化されている、つまり、クランプ用の歯やぎざぎざが除去されている。
下部フラップ16aの蒸気透過構造層22への接着は、現在知られているラスティング処理において一般的に用いられている接着剤を使用して都合よく行われる。
変形として、ラスティング処理は、適当なプライヤを用いて手で行うことができる。
甲革膜18の下部リム18aと組立中敷13との間に密封を形成するように結合することは、現在知られている靴底の組立処理に一般的に使用されるポリウレタン型の接着剤によって都合よく行われる。
従って、甲革17は第2のラスティング処理によって組立中敷13の下にラスティングされるが、そのために、ラスティング用に一般的に用いられる接着剤が都合よく使用される。
都合のよいことに、組立中敷13は防水性の高分子材料から作られ、蒸気通気性又は穴あき部分14はその厚さ方向に貫通する複数の穴を有する。
同時に、靴底11は1つ以上の大きな開口又は複数の穴12aを有し、それらは蒸気通気性又は穴あき部分14に対面すると共に、防水性で蒸気透過性の挿入体19によって気密的に覆われ、足挿入領域Bからの蒸気を排出させ、この領域への液体の上昇を防止する。
組立中敷13が作られる防水性高分子材料は、ポリウレタン(PU)又はポリエチレン(PE)又はポリビニルクロライド(PVC)などであると好都合である。
靴底11は、密封領域Aにおいて甲革アセンブリィに防水方式で密封され、密封領域Aは、下部エッジ17aから離れている組立中敷13の一部に沿って都合よく延び、その上で組立てられ、蒸気通気性つまり穴あき部分14に影響を及ぼさない。
図5を参照すると、この発明による防水性で蒸気透過性の靴10の第4実施形態において、都合のよいことに、裏地16の下部フラップ16aと、甲革膜18の下部リム18aとは、組立中敷13の周辺エッジ13aの下で、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法によって、完全に合致するように結合され、折り返されて、接着される。
都合のよいことに、補助ガスケット23が、組立中敷13と下部リム18aに載置されてまたがり、防水方式でそれらを互いに密封する。
甲革17の下部エッジ17aは、「AGOラスティング」として知られる作業方法により、補助ガスケット23の上に折り返されて接着される。
この発明の第4実施形態においても、甲革膜18は、都合よく裏地16に積層される。
組立中敷13の下で、甲革膜18の下部リム18a結合される、裏地16の下部フラップ16aによって構成される上部アセンブリィ15のラスティングマージンをラスティングする処理は、「ラスティング装置」として知られる装置によって都合よく行われるが、その装置において、ラスティング・プライヤは、甲革膜18を引き裂かないように平坦化されている、つまりクランプ用の歯やギザギザを有していない。
下部フラップ16aの組立中敷13への接着は、現在知られているラスティング処理に通常用いられる接着剤を使用して都合よく行われる。
変形として、ラスティング処理は、適当なプライヤを用いて手作業で行うことができる。
都合のよいことに、補助ガスケット23は、下部リム18aを組立中敷13に密封することによって、約5mmだけその上に延びている。
さらに、補助ガスケット23は、都合のよいことに、熱と圧力によって活性化し得る、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィンなどから作られたホットメルト熱可塑性接着剤のフィルムである。
補助ガスケット23を提供するために特に適したフィルムは、ベミス・アソシエーツ社により品番3218で、又はコラノ・エージー・キロ・アドヘッシブ・フィルム社により品番XAF36.004で市販されている。
都合のよいことに、組立中敷13は防水性高分子材料から作られ、蒸気透過性の又は穴あき部分14は、その厚さ方向に貫通する複数の穴14aを有する。
同時に、靴底11は、蒸気透過性の又は穴あき部分14に対面すると共に防水性で蒸気透過性の挿入体19によって気密的に覆われた1つ以上の大きな開口又は複数の穴12aを有し、足挿入領域Bからの蒸気を排出させ、この領域への液体の上昇を防止する。
組立中敷13が作られる防水性の高分子材料は、都合よくポリウレタン(PU)又はポリエチレン(PE)又はポリビニルクロライド(PVC)である。
靴底11は密封領域Aにおいて、甲革アセンブリィに防水方式で密封され、領域Aは、組立中敷13に載置された補助ガスケット23の一部によって都合よく形成され、それと共に密封を形成する。
図6を参照すると、この発明による防水性で蒸気透過性の靴10の第5実施形態において、都合のよいことに、裏地16の下部フラップ16aと甲革膜18の下部リム18aとは、甲革膜18の防水性を損なう固定くぎやステイプルを用いることなく、組立中敷13の周辺エッジ13aの下に、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法により完全に合致して結合され、折り返されて接着される。
甲革17の下部エッジ17aは、都合よく、「AGOラスティング」として知られる作業方法により、下部リム18aの上に折り返されて接着され、約10mm以上延びるその端部24を露出させる。
下部リム18aに結合された、裏地16の下部フラップ16aによって構成された上部アセンブリィ15のラスティングマージンを、組立中敷13の下にラスティングする処理は、「ラスティング装置」として知られる装置によって都合よく行われるが、その装置ではラスティング・プライヤが、甲革膜18を引き裂かないように平坦化されている、つまり、クランプ用の歯やギザギザを備えていない。
下部フラップ16aの組立中敷13への接着は、現在知られているラスティング処理で通常用いられる接着剤を使用することによって都合よく行われる。
変形として、このラスティング処理は、適当なプライヤを用いて手作業で行うことができる。
都合のよいことに、組立中敷13は防水性の高分子材料から作られ、蒸気透過性又は穴あき部分14はその厚さ方向に貫通する複数の穴14aを有する。
同時に、靴底11は、蒸気透過性又は穴あき部分14に対面すると共に防水性で蒸気透過性の挿入体19によって気密的に覆われた1つ以上の大きな開口又は複数の穴12aを有し、足挿入領域Bからの蒸気を排出させ、この領域への液体の上昇を防止する。
組立中敷13が作られる防水性の高分子材料は、都合よくポリウレタン(PU)又はポリエチレン(PE)又はポリビニルクロライド(PVC)などである。
靴底11は、密封領域Aにおいて、甲革アセンブリィ20に防水形式で密封され、密封領域Aは、その上に組立てられた下部リム18aから離れた組立中敷13の部分に沿って都合よく延び、蒸気透過性の穴あき部分14に影響しない。
さらに、都合のよいことに、靴底11は下部リム18aの端部24に、防水形式で密封されている。
図7を参照すると、この発明による防水性で蒸気透過性の靴10の第6実施形態において、靴10は、少なくとも蒸気透過性又は穴あき部分14において、組立中敷13に結合した防水性で蒸気透過性の足底挿入体25を備える。
足底挿入体25は、その周辺25aに沿って都合よく組立中敷13に密封され、少なくとも蒸気透過性の穴あき部分14を覆いそれを防水かつ蒸気透過方式で密封する。
都合のよいことに、この発明による防水性で蒸気透過性の靴10は、第6実施形態において、1つの蒸気透過領域112又は、必要に応じて複数の蒸気透過領域112を備える。
蒸気透過領域112は、好ましくは、足挿入領域Bに到達する水蒸気をそれから排出するために、厚さ方向に貫通する1つ以上の大きな開口又は複数の開放穴112aを有する。
組立中敷13は、都合のよいことに、防水性の高分子材料から作られ、蒸気透過性又は穴あき部分14はその厚さ方向に貫通し、かつ、足底挿入体25によって気密的に覆われる複数の穴14aを有する。
都合のよいことに、足底挿入体25は、発泡ポリテトラフルオロエチレン、e-PTFE、又はポリウレタン、PU又は類似材料で作られた少なくとも1つの膜を備え、その膜は表面に結合された網(meshes)を随意に有する。
靴底111は、密封領域Aにおいて、甲革アセンブリィ20に防水形式で密封され、密封領域Aは、下部リム17aから離れた組立中敷13の部分に沿って都合よく延び、蒸気透過性又は穴あき部分14に影響しない。
第6実施形態の第1構造的変形において、組立中敷13は蒸気透過性構造層22を備え、層22は実質的に組立中敷13に一致し、それが覆う足底挿入体25に重ねられる。
図7において、蒸気透過性層22が、非限定実施例によって、破線で示されている。
図8を参照すると、第6実施形態の第2変形において、下部エッジ17aは都合よく密封要素21を備え、要素21は前記第1実施形態の変形ですでに説明されたものと実質的に同じ方法で、甲革膜18の下部リム18aに全く一致するように結合される。
図9を参照すると、熱可塑性高分子材料で作られた密封フィルム26が足底挿入体25の周辺を、組立中敷13に密封し、その蒸気透過性又は穴あき部分14を防水方式で少なくとも覆っている。
組立中敷13は、都合よく土踏まずの芯(shank)27によって上部で補強されるが、芯27は少なくとも靴底111の蒸気透過領域112において、蒸気透過性か又は穴あきである。
土踏まずの芯27は、靴のねじれにより強く抵抗して耐えるために、なめし革、プラスチック材料又は金属で作られると好都合である。
密封フィルム26は、前述のベミス3218型などのホットメルト熱可塑性接着剤から作られることが好ましい。
ここで、足底挿入体25の周辺を組立中敷13に上から密封するために密封フィルム26を用いることは、例えば、現在知られており、かつ、通常用いられるタイプのポリウレタン接着剤による下からの周辺接着による密封の使用に対して、防水性で蒸気透過性の靴10を製作する工程を単純化し、迅速化させる。
実際、足底挿入体25の下から、足底挿入体25を組立中敷13に密封する場合、まず、足底挿入体25と組立中敷13とがポリウレタン接着剤で処理され、次に、それらの接着を促進するために、10分から20分まで変化する適正な乾燥期間、待機し、ポリウレタン接着剤を再活性化させてそれらを加圧し、それらの接着を助長する。
その代わりに、足底挿入体25を組立中敷13に密封する場合には、足底挿入体25の上に設置された密封フィルム26によって、次のように実施される。
密封フィルム26は、それがその上および組立中敷13の上で足底挿入体25の周辺25aにまたがるように、新しいポリウレタン接着剤で接着される。
次に、アセンブリィは熱加圧されて、その結合を促進し、ポリウレタン接着剤の乾燥時間を節約する。
図10を参照すると、この発明による防水性で蒸気透過性の靴10の第7実施形態において、組立中敷13は、好ましくは少なくとも一つの層で、防水性で蒸気透過性の高分子材料から作られる。
組立中敷13および特に少なくとも前記層は、周辺が靴底111にその密封領域Aにおいて密封され、密封領域Aは下部エッジ17aから離れた組立中敷13の部分に沿って都合よく延び、上記透過性部分14に影響しない。
従って、組立中敷13および特に少なくとも前記層は、靴底111の蒸気透過領域112を、防水性で蒸気透過性方式で密封し、蒸気透過領域112は、到達する水蒸気を足挿入領域Bから排出するために、その厚さ方向に貫通する少なくとも1つの開放穴又は開口112aを有する。
蒸気透過領域112は、好ましくは、靴底111の全長手方向に沿って延び、組立中敷13はそれを覆って防水性で蒸気透過性の密封を形成する。
都合のよいことに、組立中敷13の少なくとも1層を提供する前記防水性で蒸気透過性の高分子材料は、発泡ポリテトラフルオロエチレン、e-PTFE、又はポリウレタン、PU、又は類似材料から作られ、随意に表面で1つ又は2つの網に結合される。
さらに、都合のよいことに、組立中敷13は蒸気透過性構造層22を備え、構造層22は実質的にそれに一致し、足挿入領域Bの方に向く表面に重ねられる。
都合のよいことに、前記第6および第7実施形態において、図示しない足底挿入体25の充填および保護要素が設けられ、それは、蒸気透過領域112に設けられてその厚さ方向に貫通する開放穴又は開口112aにおいて組立中敷13と靴底111との間に介在する。
前記充填および保護要素は、都合よく、耐加水分解性で、撥水性で、蒸気透過性又は穴あきである材料、例えばフェルト、不織布などから作られ、穴又は開口112aを介して侵入する衝撃や異物に対して足底挿入体25を保護する。
前充填および保護要素を用いることによって、その下でそれらが組立てられる組立中敷13の下に突出するラスティングマージンにより段差が償われるという利点が生じる。
特に、図11、12および13は、この発明による防水性で蒸気透過性の靴10の参照番号11および111で示される異なる実施形態を非限定実施例により示している。
前記実施形態の第1実施形態において、靴底11は、
−蒸気透過領域12において、都合よく耐加水分解性で撥水性で蒸気透過性又は穴あきの保護層29で覆われた貫通穴又は開口12aを有する下部接地本体28、
−前記穴又は開口12aを介しての衝撃と侵入に対して保護されるように保護膜29に重ねられた防水性で蒸気透過性の挿入体19、
−蒸気透過性又は穴あきで、例えば、フェルトや類似材料で作られ、防水性で蒸気透過性の挿入体19に重ねられたスペーサ30、
−スペーサ30を囲み、下部本体28に接続され、防水性で蒸気透過性の挿入体19に密封された下底(mid-sole)31、
を備える。
この第1実施形態において靴底11を提供する方法は、
−下部本体28を成形し、
−下底31の型(mold)の中に下部本体28を配置し、
−蒸気透過領域12において、下部本体28上に保護層29を重ね、
−防水性で蒸気透過性の挿入体19を保護層29の上に重ね、
−防水性で蒸気透過性の挿入体19の上にスペーサ30を重ね、
−スペーサ30を囲む環状部分を形成するように下底31を注入して防水性で蒸気透過性の挿入体19の周辺密封を形成すること、
からなる。
実施において、この発明は、組立中敷と靴底との間の密封のために足挿入領域への水の浸入を防止することができ、現在知られている防水性で蒸気透過性の靴よりも構造が単純な防水性で蒸気透過性の靴を提供することにより、意図した狙いと目的を十分に達成することが見出された。
さらに、主に「AGOラスティング」として知られた作業方法により、この発明によって提供される防水性で蒸気透過性の靴は、靴底に対する上部アセンブリィの効果的で耐久性のある防水性で蒸気透過性の密封を有する。
さらに、この発明による防水性で蒸気透過性の靴は、効果的で耐久性のある防水性であると同時に、その甲革および靴底を介して効果的に蒸気を透過でき、提供するのに単純で容易である防水密封構造を有する。
さらに、この発明による防水性で蒸気透過性の靴において、甲革の下部エッジが靴底と組立中敷との間に密封される。
この方法において、組立中敷の下の領域へ甲革によって運ばれる水の浸入が防止され、反対に、靴底の穴又は開口を介して甲革へ水が運ばれることも防止される。
このように考案されたこの発明は、多くの変更や変形が可能であるが、そのすべては添付の特許請求の範囲の範囲内にあり、すべての詳細は他の技術的均等要素によって、さらに置換可能である。
実施において、使用される材料は、それらが形状や寸法と同様に特定の使用に適合する限り、要求および技術の状況に応じて、どのようなものでもよい。
この出願の優先権主張の基となるイタリア国特許出願第PD2010A000361における開示は、引用によってここに組込まれる。
特許請求の範囲において述べた技術的特徴に参照符号が付加されている場合、それらの参照符号は特許請求の範囲の明瞭性を向上させるという唯一の目的のために付加されたものであって、そのような参照符号は、その符号によって例示される各要素の解釈に限定的な影響を及ぼすものではない。

Claims (18)

  1. −蒸気透過領域(12、112)を有する靴底(11、111)、
    −防水材料から作られ、前記蒸気透過領域(12、112)の上に少なくとも1つの蒸気透過性又は穴あき部分(14)を有し、組立時に蒸気透過領域(12、112)を覆う組立中敷(13)、
    −蒸気透過性裏地(16)、蒸気透過性甲革(17)、およびそれらの間の防水性で蒸気透過性の甲革膜(18)を少なくとも備え、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法によって前記組立中敷(13)に結合される上部アセンブリィ、
    を備え、領域(A)が前記組立中敷(13)の前記靴底(11、111)への防水密封のために設けられ、前記密封領域(A)は、蒸気の透過用に開放された前記蒸気透過性又は穴あき部分(14)を実質的に囲むことを特徴とする防水性で蒸気透過性の靴。
  2. 前記甲革膜(18)の下部リム(18a)と前記甲革(17)の下部エッジ(17a)とが、「AGOラスティング」として知られる作業方法により密封を形成するために、前記組立中敷(13)の周辺エッジ(13a)の下で、結合され、折り返されて、接着されることを特徴とする請求項1記載の防水性で蒸気透過性の靴。
  3. 前記下部エッジ(17a)は前記甲革膜(18)の下部リム(18a)に結合された密封要素(21)を備え、前記下部リム(18a)と前記密封要素(21)は、「AGOラスティング」として知られる作業方法により密封を形成するために前記組立中敷(13)の周辺エッジ(13a)の下方に折り返されて接着されることを特徴とする請求項1又は2記載の蒸気透過性の靴。
  4. 前記密封要素(21)が、防水性の熱活性化高分子材料で作られ、密接に接着して前記下部リム(18a)と前記靴底(11)に対して密封を形成するように作られたことを特徴とする請求項3記載の蒸気透過性の靴。
  5. 前記密封要素(21)は密封材料が浸透可能であり、前記靴底(11)を前記組立中敷(13)に密封するための材料によって浸透され、前記密封材料は、
    −前記靴底(11)が前もって形成される時に、前記組立中敷(13)を前記甲革アセンブリィ(20)に接着するために、前記上部アセンブリィ(15)と前記組立中敷(13)の結合によって形成される甲革アセンブリィ(20)に前記靴底(11)を接続するための接着剤、
    −前記靴底(11)が形成されるとき、前記甲革アセンブリィ(20)の上に直接射出することによって、少なくとも部分的に前記靴底(11)を提供するための材料、
    から選択されることを特徴とする請求項3記載の蒸気透過性の靴。
  6. 前記裏地(16)の下部フラップ(16a)と前記甲革膜(18)の下部リム(18a)とが結合され、前記下部フラップ(16a)は前記下部リム(18a)を露出するように削られ、前記下部リム(18a)は、前記下部フラップ(16a)を介して露出され、「AGOラスティング」として知られる作業方法によって密封を形成するように、前記組立中敷(13)の周辺エッジ(13a)の下方で削られ、折り返され、接着されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の蒸気透過性の靴。
  7. 前記組立中敷(13)は、中敷(13)に実質的に一致し足挿入領域(B)の方に向く中敷(13)の表面に重ねられる蒸気透過性構造層(22)を備え、前記裏地(16)の下部フラップ(16a)と前記甲革膜(18)の下部リム(18a)とが、少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法によって、前記蒸気透過性構造層(22)の周辺部分(22a)の下に折り返されて接着され、前記組立中敷(13)は前記蒸気透過性構造層(22)と前記下部リム(18a)にまたがって載置されてそれに防水方式で密封され、前記甲革(17)の下部エッジ(17a)は、「AGOラスティング」として知られる作業方法によって、前記組立中敷(13)の周辺エッジ(13a)の下に、さらに折り返されて接着されることを特徴とする請求項1記載の蒸気透過性の靴。
  8. 前記裏地(16)の下部フラップ(16a)と前記甲革膜(18)の下部リム(18a)が少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法によって、前記組立中敷(13)の周辺エッジ(13a)の下に折り返されて接着され、補助ガスケット(23)が前記組立中敷(13)と前記下部エッジ(18a)に載置されてまたがり、それらを互いに防水方式で密封し、前記甲革(17)の下部エッジ(17a)は「AGOラスティング」として知られる作業方法により、前記補助ガスケット(23)の上にさらに折り返されて接着されることを特徴とする請求項1記載の蒸気透過性の靴。
  9. 前記裏地(16)の下部フラップ(16a)と前記甲革膜(18)の下部リム(18a)が少なくとも主に「AGOラスティング」として知られる作業方法によって、前記組立中敷(13)の周辺エッジ(13a)の下に折り返されて接着され、前記甲革(17)の下部エッジ(17a)が「AGOラスティング」として知られる作業方法により、前記下部リム(18a)の上に折り返されて接着され、その端部(24)を露出させ、前記靴底11は前記端部(24)と前記組立中敷(13)へ防水方式で密封され、前記蒸気透過性の又は穴あき部分(14)を開放させることを特徴とする請求項1記載の蒸気透過性の靴。
  10. 前記組立中敷(13)は防水性の高分子材料から作られ、前記靴底(11)は前記蒸気透過性の又は穴あき部分(14)に対面し、かつ、防水性で蒸気透過性の挿入体(19)によって気密的に覆われる1つ以上の大きい開口又は複数の穴(12a)を有し、足挿入領域(B)からの蒸気を排出させ、同時に前記領域への液体の上昇を防止することを特徴とする請求項1記載の蒸気透過性の靴。
  11. 足底挿入体(25)を備え、足底挿入体(25)は防水性で蒸気透過性であり、その周辺に沿って前記組立中敷(13)に密封され、少なくとも前記蒸気透過性の又は穴あき部分(14)を覆い、前記蒸気透過性又は穴あき部分(14)は前記靴底(11、111)の前記蒸気透過領域(12、112)に周辺で密封されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の蒸気透過性の靴。
  12. 前記組立中敷(13)が、中敷(13)に実質的に合致して前記足底挿入体(25)の上に重ねられる蒸気透過性構造層(22)を備えることを特徴とする請求項11記載の蒸気透過性の靴。
  13. 前記組立中敷(13)を前記蒸気透過性又は穴あき部分(14)の少なくとも周りに密封するように配置され、熱可塑性高分子材料から作られた密封フィルムを備えることを特徴とする請求項11又は12に記載の蒸気透過性の靴。
  14. 前記靴底(11)が、足挿入領域(B)から到達する水蒸気を排出するために、厚さ方向に貫通する1つ以上の大きい開口又は複数の開放穴(112a)を有することを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載の蒸気透過性の靴。
  15. 前記靴底(11)が、前記蒸気透過性の、又は穴あき部分(14)に対面し、かつ、防水性で蒸気透過性の挿入体(19)によって気密的に覆われ、足挿入領域(B)から蒸気を排出させ、同時にその領域への液体の上昇を防止する1つ以上の大きい開口又は複数の穴(12a)を有することを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載の蒸気透過性の靴。
  16. 前記組立中敷(13)は、防水性で蒸気透過性の高分子材料から作られ、その層の少なくとも1つの中にあり、前記蒸気透過領域(12、112)の防水密封を提供するように前記靴底(11、111)に周辺で密封されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の蒸気透過性の靴。
  17. 前記靴底(111)は、到達する水蒸気を足挿入領域(B)から排出するために、厚さ方向に貫通する1つ以上の大きい開口又は複数の開放穴(112a)を有することを特徴とする請求項16記載の蒸気透過性の靴。
  18. 前記靴底(11)が、前記蒸気透過性又は穴あき部分(14)に対面し、かつ、防水性で蒸気透過性の挿入体(19)によって気密的に覆われ、足挿入領域(B)から蒸気を排出させ、同時にその領域への液体の上昇を防止する1つ以上の大きい開口又は複数の穴(12a)を有することを特徴とする請求項16に記載の蒸気透過性の靴。
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