JP2010517259A - 粗面化処理方法 - Google Patents

粗面化処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010517259A
JP2010517259A JP2009546012A JP2009546012A JP2010517259A JP 2010517259 A JP2010517259 A JP 2010517259A JP 2009546012 A JP2009546012 A JP 2009546012A JP 2009546012 A JP2009546012 A JP 2009546012A JP 2010517259 A JP2010517259 A JP 2010517259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
roughness
oxide
semiconductor substrate
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009546012A
Other languages
English (en)
Inventor
ベルナール アスパル,
ブランシャール, クリステル ラガヘ
ニコラ スービー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soitec SA
Original Assignee
Soitec SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Soitec SA filed Critical Soitec SA
Publication of JP2010517259A publication Critical patent/JP2010517259A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C1/00Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate
    • B81C1/00912Treatments or methods for avoiding stiction of flexible or moving parts of MEMS
    • B81C1/0092For avoiding stiction during the manufacturing process of the device, e.g. during wet etching
    • B81C1/00952Treatments or methods for avoiding stiction during the manufacturing process not provided for in groups B81C1/00928 - B81C1/00944
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C1/00Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B3/00Devices comprising flexible or deformable elements, e.g. comprising elastic tongues or membranes
    • B81B3/0002Arrangements for avoiding sticking of the flexible or moving parts
    • B81B3/001Structures having a reduced contact area, e.g. with bumps or with a textured surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C2201/00Manufacture or treatment of microstructural devices or systems
    • B81C2201/11Treatments for avoiding stiction of elastic or moving parts of MEMS
    • B81C2201/115Roughening a surface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

本発明は、半導体基板(2)内に粗い界面(12)を形成する方法に関する。この方法は、上記基板の表面(4)上に、酸化物又は酸化することができる材料(6)内又は上に凹凸ゾーン(8)を形成するステップと、この材料又はこの酸化物(6)と半導体基板の一部分とを熱酸化し、又はこの材料又はこの酸化物(6)と半導体基板の一部分とを介して熱酸化し、半導体基板(2)内又は上に粗さを形成するステップと、を備える。
【選択図】 図1C

Description

本発明は、微細構造の製造分野及び半導体材料の基板の処理に関する。
マイクロエレクトロニクスにおいて、接合(bonding)作業など一部の作業には、接合される表面が可能な限り平滑であることが求められる。しかし、一部のデバイス、特に膜又は可動部品を実装するタイプの製造には、接合面上への膜の時宜を得ない接合を正しく防止することが可能となるように、またこの膜の可動性を維持することが可能となるように、互いに向かい合っているが互いに密着することができない表面の利用を必要とすることがある。
従って、仏国特許発明第2857953号明細書は、いわゆる構造化ゾーンが作製されており別の表面への接合が防止されるBSOI型構造を製造する方法を開示している。このタイプの構造は、MEMS分野では、より詳細には、センサを製造するために表面シリコン膜を除去しなければならない場合には興味深い。
解除ステップ、例えば下層酸化物侵食を含むステップ中、又はセンサの作動時に、この膜が基板に接合すると、それにより構成部品の機能障害が誘発される。
上記文献に説明されているように、粗い埋め込み界面を備えるBSOI基板によりこの問題が回避され、埋め込み界面の粗さが膜と支持体との間の接合が防止される。
仏国特許発明第2857953号明細書においては、粗面化処理により様々な技法、例えば機械的及び/又は化学的薄化(化学機械研磨、研削、TMAHもしくはHF/HNOエッチング)が実施される。
これらの技法により、半導体基板の表面に(また、研削の場合には基板の内部においても)欠陥が生じることがあり、これらの欠陥により、製造中に具体的なBSOI固着防止基板に欠陥(例えば、SOI層中の接合欠陥又は構造欠陥)が生じることがある。活性層となるよう粗面化基板を薄くする場合には、これらの欠陥が一部のタイプの構成部品の製造を妨害することがある。
非単結晶材料の堆積によって粗面化処理を行うこともできるが、この非単結晶材料はそれゆえ単結晶基板とは異なる。その場合、堆積させた材料は、初期基板の物理的性質とは異なり、一部の用途の妨げとなることもある物理的性質、例えば熱伝導率及び/又は電気伝導率を有する。
従って、初期基板について欠陥の密度を増大させることなく、またその主な物理的特性を変えることなく、基板に粗面を作製することを可能にする別の方法を見出すという課題が提起される。
本発明により、粗面を有する第1の単結晶半導体基板を製造することが可能となる。この第1の粗面は、非常に低い欠陥密度を示し、(例えば単結晶Siの)初期基板の材料と同一である均質な材料である。
その後、この粗面化基板を、固着防止構造、すなわち、粗い埋め込まれた界面を有するBSOI構造を作製するために使用することができる。
本発明は、特に、半導体基板内に粗い界面又は粗いトポロジーを形成するための方法に関する。この方法は、
上記半導体基板の表面上に、酸化することができる材料及び/又は酸化を遮断しない材料の凹凸ゾーン(zone of irregularities)を形成するステップと、
材料及び半導体基板の一部分を熱酸化し、又は材料及び半導体基板の一部分を介して熱酸化し、半導体基板内に粗界面を形成するステップと、を備える。
本発明によれば、第1の基板(半導体基板)の表面上に、基板の初期トポロジー又は粗さよりも大きい高度(attitude)のトポロジー又は粗さを有する材料を堆積又は形成し、材料及び基板の少なくとも一部分を酸化する、又は材料を介して基板の一部分を酸化する。
この酸化ステップは、950℃〜1200℃の範囲内の温度における乾式ステップ又は湿式酸化ステップとすることができる。
酸化ステップの条件は、第1の基板上に追加した材料が少なくとも完全に酸化されるようにして適合させる。酸化境界(front)も優先的に基板に到達する。
一実施形態によれば、第1の基板上に均質又は不均質な層が形成される。均質又は不均質な層は粗く、例えば100nm〜1μmの範囲内の厚さdを有する。均質又は不均質な層は酸化バリアではない。基板は、例えばシリコンなどの半導体材料であり、その場合の均質又は不均質な層は、例えば多結晶シリコンである。
第1の基板の表面に形成される材料又は層の初期表面トポロジー又は粗さは、この材料もしくはこの層の酸化によって、又はこの材料を通しての酸化によって(例えば、この材料が酸化物である場合)、基板に転写される。
堆積させた層の酸化による総消費により、欠陥、特に結晶性欠陥を、堆積させたp−Si層から除去することが可能となる。その後、酸化境界が初期基板に到達する。従って、表面酸化物(例えば、ポリ−Si材料及び基板の一部の消費による)及び初期Si基板(好ましくは単結晶)を用いると、欠陥密度は、初期基板の欠陥密度と同一又は同程度である。酸化物/シリコン界面は粗く、堆積させた材料の表面粗さは酸化境界の前進時に移される。
その後、場合によっては酸化物が除去されるものとすることができ、基板の粗面上にあらたな酸化物堆積又は新たな酸化が行われるとすることができる。
従って、初期酸化物又は新しい酸化物に、分子付着による接合の観点から化学機械研磨を施すことができる。
その後、本発明による処理を施した別の基板との組立て、又は未処理のバルク基板との組立てを行うことができる。いずれの場合にも、組立体の一部、例えば組み立てた2枚の基板の一方をその後、例えば薄化によって処理することができる。
この粗さ又はトポロジーは、酸化ケイ素層又はポリシリコン若しくは非晶質シリコン層の堆積によって形成するとすることができる。
更に、別の実施形態によれば、基板の表面上への粒子の堆積によって、粗さ又はトポロジーを誘発することができる。
本発明の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態を示す図である。 本発明の別の実施形態を示す図である。 本発明の別の実施形態を示す図である。 本発明の別の実施形態を示す図である。 本発明の別の実施形態を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明による基板の別の基板との組立体を示す図である。 本発明による基板の別の基板との組立体を示す図である。 本発明による2枚の基板の組立体を示す図である。 本発明による2枚の基板の組立体を示す図である。 酸化物層が除去され、その後別の酸化物層に置き換えられた本発明による基板を示す図である。 粗さのないデバイスと、対応する接合の問題とを示す図である。 粗さのあるデバイスを示す図である。
本発明によれば、その表面4が粗さR1と等しい粗さを示す、第1の半導体単結晶材料の基板2を選択する(図1A)。
次いで、この基板の表面に第2の材料6を形成する又は堆積させる。この材料の表面は、堆積させた層のタイプ及び使用した堆積技法に関連した粗さR2を示す。この粗さR2は、基板2の粗さR1よりも大きい。粗さは、第2の材料6の表面の高いゾーンと低いゾーンとの間の高度又は高さ(基板の表面4に垂直な軸zに従う)の違いに由来する。粗さは高度プロファイルを示し、粗さを同じ周波数(高い又は低い周波数)で比較した場合、最大高度(例えば、ある粗さである)R2が基板2の粗さR1よりも大きい。
次いで、熱酸化を行う。第2の材料6の性質によれば、酸化境界が第2の材料6を完全に酸化する、又は第2の材料6を完全に越え(第2の材料6が既に酸化されている場合)、トポロジー及び粗さプロファイルを少なくとも部分的にバルク基板2内に転写されることになる。
この酸化の終わりには、基板2内に転写された第2の材料6のトポロジー又は粗さが維持又は低減されているが、基板4の初期粗さR1よりも大きいままである。
これにより、熱酸化によって生成される熱酸化物10と基板2との間に粗界面12が生成される結果となる(図1C)。
層6が最初は酸化物でない場合には、基板2上に堆積させた層6と、場合によっては基板の一部とが、酸化中に完全に変形してしまう。層6が酸化物(例えば、酸化ケイ素)である場合には、酸化により粗さ又はトポロジーが基板2内に転写し、更に基板の一部が酸化されることになる。
図1A〜1Cに示す本発明の一実施形態によれば、例えばシリコンの初期基板2を選択する。基板2の表面4に堆積物6を形成する。この堆積物は、例えばポリシリコン又は非晶質シリコンである。例えば5μm×5μmの走査窓に対してでもAFMによるRMSが数nm程度、例えば1nm〜10nmであるこの堆積物6の粗さR2は、「固着防止」構造の作製に適応している。
次いで、酸化ステップを行う。堆積物が多結晶性又は非晶質シリコンの層6である場合、好ましくは、
E=d/0.44
以上の厚さEの熱酸化物10を形成する(図1C)。
この厚さは、表面4上に堆積させた層6のすべてを酸化することを可能にする熱酸化物10の厚さに対応する。
この酸化ステップの終わりには、酸化境界12又は酸化物−基板界面12が、表面8の下で実質的に深さd/0.44に、又は基板2自体の中に(従って、表面8の下でd/0.44を超える深さに)ある。
この境界又は界面は、粗さR2と等しい又は実質的には粗さR2以下であるが、粗さR1よりも大きい最終的なトポロジー又は表面粗さR3を有する。膜がこの粗さの表面R3に面して位置し、この表面と接している場合に、この表面粗さR3さは、膜の転写を妨害することになるこの表面上での膜の接合を実現しない程度に十分である。
界面12の粗さR3は適応させることができ、堆積材料6の表面粗さR2は、堆積厚さが大きいほどより大きくなる。加えて、より厚い熱酸化物の生成は、酸化境界前の粗さを低減させる傾向にある。
従って、堆積物6の厚さd及び酸化厚さである2つのパラメータを利用することによって、挙げた例における酸化物/シリコン界面、埋め込み界面12の最終的な粗さR3を制御することが可能である。これらの考察は、層6が既に酸化物層である場合にも有効である。
堆積物6の厚さdは、数nm又は数十nm〜数μmだけ、例えば5nm〜3μmだけ変わるものとすることができる。
以下の実験条件例を挙げることができる。
多結晶性シリコンの厚さd=400nm
E=1.2μm
酸化中の温度:1100℃
埋め込み界面の最終的な粗さ:5×5μmの走査において3nmRMS
図2A、2B、3A及び3Bに示す本発明の別の実施形態によれば、基板2の表面上に、例えばシリカ又はシリコンからなるビーズ又は粒子(必ずしも球形ではない)14、14’の堆積物を作製する。これらのビーズが、この基板2の表面上に、既に上で説明した意味のトポロジーを形成することになる。このトポロジーの高度は、堆積させた粒子の(基板2の表面4と垂直な)軸zに沿って測定されるビーズの直径d、すなわち最大寸法によって規定される。図2Aの粒子は直径d1を有し、図3Aの粒子はd1よりも小さい直径d2を有する。
酸化ステップ中に、不規則な酸化境界が生成され、この酸化境界もやはり粗界面22、22’を形成する、又はビーズ又は粒子14、14’によって形成される初期のトポロジーをほぼ再現することとなる。シリコンからなる基板2及び最初はシリコンからなる粒子14、14’の例において、この界面は、酸化物/シリコン型である。
界面22、22’のトポロジーの粗さ又は高度は、堆積させた粒子14、14’の軸zに沿って測定される最大寸法(これらの粒子の寸法は、数十nmから数μm、例えば10nm又は20nm〜1μm又は10nmへと変わることがある)及びの熱酸化物20、20’の厚さに依存する。実際には、この酸化物が厚くなるほど、界面22、22’のトポロジーの粗さ又は高度がより低減される。
従って、堆積させた粒子14、14’の密度及び寸法によって、高周波数及び/又は低周波数である粗さ及び/又はトポロジーを生成することができる(これらの周波数は、基板表面における凹凸の分布の空間周波数である)。Siの粒子の場合、
E=d/0.44
以上の熱酸化物の厚さにより、粒子のほぼすべてを消費することが可能となる。ここで、dは直径に、又は最大粒子の最大寸法に相当する。
この技法により、ウエハ上に形成される粒子14、14’の濃度及び寸法の不均一性をもたらすことも可能となり、それにより同じウエハ上に異なるタイプの粗さ及び/又はトポロジーを形成することが可能となる。このために、様々な直径を有する粒子14、14’、例えば直径d1を有する粒子と、直径d1よりも小さい直径d2を有する粒子とを堆積させる。
図4A〜4Cに関連する他の2つの実施形態について説明する。
本発明のこれらの実施形態の1つによれば、基板2上に(LPCVD又はPECVD技術によって)酸化物又は窒化物の粗い堆積物36を形成する。
この堆積物の表面38の粗さR2は、基板2の初期表面4の粗さR1よいも大きい(図4A)。
熱酸化中、上で説明した他の場合のように不規則な酸化境界31が生じる(図4B)。この不規則な酸化境界は、堆積させた層36の表面粗さによるものである。粗さR2に近い、より詳細には粗さR2よりもわずかに小さい粗さR3を有する埋め込みの粗界面32も形成される。
酸化ステップの継続時間は、酸化境界が少なくとも初期基板2に達し、場合によってはその初期表面4を越えて基板2内へ進む程度のものである。
酸化物層36の場合、酸化境界が酸化物層36を越え、この酸化境界がさらに、基板を酸化することになる。この酸化により、表面38の粗さが基板内へ転写されることが可能となる。
本発明の更なる別の実施形態によれば、(例えば、PECVD又はLPCVD若しくは熱酸化によって)酸化物層36、又は(例えば、PECVD又はLPVDによって)窒化物層36を作製し、次いで、HF侵食(このHFの濃度は1%から49%までの範囲で変わるものとすることができる。)によって、又はSiNにはHPO(オルトリン酸)を用いてこの層を粗くする又はこの層の粗さを増大させることが可能である。この侵食は、基板2に到達する前に停止する。
上で既に説明したように、粗面化処理ステップの後に第2の酸化を行う場合、不規則な酸化境界が基板2内へ転写される。また、ここでは、形成される熱酸化物厚さ40(図4C)は、酸化境界が界面4を越え、基板2内へ侵入するようなものとなる。界面32の粗さは、一方でHF侵食(この侵食は、表面38の初期粗さを利用することになる)のパラメータ(時間、濃度)を変化させることによって、また他方で酸化ステップにより生じる酸化物40の厚さを変えることによって適合されるものとすることができる。
本発明による方法によって得られる基板は、選択した粗さを有する又は最初に作り出されたトポロジーと類似のトポロジーを有する埋め込み界面12、22、22’、32を備え、様々な用途に利用することができる。
特に、「上質の(superior)」基板及び/又は支持体である固着防止BSOI基板の製造にこの基板を利用することができる。材料層10、20、20’、40は除去されるものとすることができ、従って所望の粗さR2で露出される酸化境界12、22、22’、32を残すことができる。新たな熱酸化ステップを行って、非常に高品質の酸化ケイ素を生成することができる。
酸化基板は、粗界面に接合させることができる。その後、表面を準備することが推奨される。
図5Aに示すように、酸化物層10(図6A、6Bに加えて、図5Aは、一例として層10を示しているが、他の層20、20’、40、60も影響を受ける)の優れた表面粗さ(すなわち、直接接合に適合している粗さ)を取り戻すために、化学機械研磨ステップを行うことができる。
図5Bに示すように、次いで第2の基板52、例えばバルクシリコン上で、接合、例えば分子付着による直接接合が行われるとすることができる。この第2の基板又は第1の基板はその後薄くされるものとすることができる。
任意の薄化技法、例えば、機械的技法、化学的技法、機械化学的技法、又は「Smart Cut(商標)」プロセスが実施されるとすることができる。
その場合、それ自体も埋め込みの粗界面112を有する第2の基板102上で、直接接合を行うとすることができる(図6A)。この基板は、好ましくは上述の方法のうちの1つに従って得た。
その後、1つ又は2つの粗い酸化物/シリコン界面を備えるSOI構造105が得られるまで、この組立構造物に熱処理を施して接合界面を強化し、薄化ステップを1回又は複数回施すとすることができる。図6Bは、2つの粗界面12、112を有し、第2の基板の残留層110を有するこのような構造を示す。
集積化センサ膜又は可動部品の製造時には、その後、残留層110内に作製した開口111、113を通してエッチングすることによって、酸化物10の一部が局所的に除去されるとすることができる。次いで、膜の下に空洞を局所的に形成することができる。粗界面112が、基板2上への膜の時宜を得ない接合又は付着を防止する。
本発明による基板の別の利用を図7に示す。第1(例えば、層10)が十分に均質でなかった場合には、酸化物10、20、20’、40を酸化物層60に置き換えることができる。このために、HF(フッ化水素酸)溶液を用いた脱酸素(desoxidation)ステップを行うことができ、その後基板2の熱酸化ステップを行い、それにより酸化物層60が生成される。それにより生成される界面12’は、第1の酸化後に得られる粗界面12の粗さ以下である粗さ、粗さR3を有する。
本発明による製造方法の1つの利点は、粗い酸化物/シリコン界面を得る際の柔軟性である。到達することができる粗さ周波数の範囲が大きいが、基板が結晶性材料に保たれ、また欠陥のない状態に保たれる。
記載の製造方法の別の利点は、利用する凹凸の層6、14、36が酸化物生成ステップ中に完全に酸化され、この酸化物生成ステップにより粗さ又はトポロジーが転写することになることである。これにより、インサート材料なしで(単結晶シリコン及び酸化物のみ)BSOI構造を作製することが可能となる。
開示されている様々な実施形態を、個々に使用することも、連続して使用することも、又は組み合わせることさえもできる。
上で挙げた例では、シリコン基板が実施される。しかし、本発明は、酸化することができるすべての半導体基板、特に、単結晶Si、多結晶Si、非晶質Si、SiCに適用することができる。
本発明による粗い埋め込まれた界面を構成することは、「固着防止」BSOI型基板、例えば仏国特許発明第2857953号明細書に記載されている用途の製造においては特に興味深い。
本発明による方法においては、得られる粗さを、例えばTENCOR 6200(surfscan)型の機器でヘーズを測定することによって検査するとすることができる。このパラメータにより、2004年、春にYield Management Solutionsから出版されたF.Holsteynsらの論文、「Seeing through the haze,Process monitoring and qualification using comprehensive surface data」50〜54ページに説明されているように、基板表面全体の表面粗さに関する情報(「フルウエハ」マッピング)が提供される。
また、粗さは、AFM(原子間力顕微鏡)測定によって典型的には1μm〜10000μmの範囲に及ぶ走査で検査するものとすることができる。
図8及び図9は、粗界面なしのデバイスと粗界面有りのデバイスとの間の挙動の違いを示している。
図8においては、開口113を通して酸化物層120中に空洞111をエッチングすることによって膜110を得た。この組立体は、半導体材料(例えば、シリコン)の支持体2上にとどまっている。膜110のゾーン107及び109が、下層の酸化物のエッチングの間に、又はその後、完成した構成部品の動作と関連しているこの膜の変形時に基板2の上面に付着することがある。
図9は、本発明によるデバイスを再度示している。図9において、基板2の上面12は、例えば、図6Bに関連して上で説明したような本発明による方法によって得られる粗さを備える。
これらの粗さは、膜110のゾーン107及び109が基板2の上面12に付着することを防止する。
一変形例おいては、これが、例えば図6Bに関連して上で説明したような本発明による方法によって得られる粗さを備える、膜110の下面112であってもよい。この粗さは、膜110のゾーン107及び109が基板2の上面12に付着することを防止する。

Claims (21)

  1. 半導体基板(2)内に粗い界面(12、22、22’、32)を形成する方法であって、 前記半導体基板の表面(4)上に、酸化することができる材料及び/又は酸化を遮断しない材料(6、14、14’、36)の凹凸ゾーン(8、38)を形成するステップと、
    前記材料(6、14、14’、36)及び前記半導体基板の一部分を熱酸化し、又は前記材料(6、14、14’、36)及び前記半導体基板の一部分を介して熱酸化し、前記半導体基板(2)内に粗界面を形成するステップと、を備える方法。
  2. 前記凹凸ゾーンが、前記半導体基板の前記表面の初期粗さ(R1)より大きい粗さ(R2)を有する追加の層(6、36)を備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記追加の層が、10nm〜3μmの範囲内の初期厚さを有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記追加の層の前記粗さ(R2)が、5μm×5μmの走査において1nmRMS〜10nmRMSの範囲内である、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記追加の層(6、36)の前記粗さ(R2)は、前記追加の層(6、36)の事前の化学的侵食によって得られるものであり、前記事前の化学的侵食が前記半導体基板(2)には到達しない、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記凹凸ゾーンが、ポリシリコン層又は非晶質シリコン層上に形成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記凹凸ゾーンが、酸化ケイ素層又は窒化ケイ素層上に形成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記追加の層(6、36)は熱酸化物又は熱窒化物を含み、該追加の層(6、36)の前記粗さ(R2)がHF又はHPOの事前の侵食によって得られる、請求項5に記載の方法。
  9. 前記凹凸ゾーンが、前記半導体基板の前記表面(4)上に堆積させた粒子(14、14’)を備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記粒子が、前記半導体基板と垂直な軸に沿って測定されると共に10nm〜10μmの範囲内である最大直径又は最大寸法を有する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記粒子は、様々な直径又は様々な寸法を有し、前記直径及び前記寸法が、前記半導体基板と垂直な軸に沿って測定される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記酸化ステップが、950℃〜1200℃の範囲内の温度における乾式熱酸化ステップ又は湿式熱酸化ステップである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記酸化ステップの後に、酸化によって形成される酸化物を除去して前記粗界面を新しく形成するステップと、新たな熱酸化層を形成するステップとが続く、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 粗い埋め込まれた界面を有する半導体部品を形成する方法であって、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の第1の半導体基板内に粗界面(12、22、22’、32)を形成するステップと、
    第2の基板(52、102)との組立てを考慮して、酸化物又は酸化された材料(6、14、14’、36)の表面を形成するステップと、
    前記酸化物又は前記酸化された材料(6、14、14’、36)の前記表面と、前記第2の基板(52、102)とを組み立てるステップと、を備える方法。
  15. 前記第2の基板が、未加工基板又はバルク基板である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第2の基板が、単結晶シリコン基板、多結晶シリコン基板、非晶質シリコン基板、又はSiCである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第2の基板が、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法によって得られる、請求項14に記載の方法。
  18. 前記第1の半導体基板及び前記第2の基板のうちの一方が、薄くされる、請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記酸化物又は前記酸化された材料の少なくとも一部分が除去される、請求項14〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記酸化物の一部を除去するステップが、前記第1の半導体基板及び前記第2の基板のうちの一方に作られた一以上の開口(111、113)を通してエッチングすることによって行われる、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1の半導体基板が、単結晶シリコン基板、多結晶シリコン基板、非晶質シリコン基板、又はSiCである、請求項1〜20のいずれか一項に記載の方法。



JP2009546012A 2007-01-22 2008-01-10 粗面化処理方法 Pending JP2010517259A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0752805A FR2911598B1 (fr) 2007-01-22 2007-01-22 Procede de rugosification de surface.
PCT/IB2008/000086 WO2008090428A1 (en) 2007-01-22 2008-01-10 Surface roughening process

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010517259A true JP2010517259A (ja) 2010-05-20

Family

ID=38617982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009546012A Pending JP2010517259A (ja) 2007-01-22 2008-01-10 粗面化処理方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8268703B2 (ja)
EP (1) EP2109583A1 (ja)
JP (1) JP2010517259A (ja)
KR (1) KR20090105911A (ja)
CN (1) CN101578231B (ja)
FR (1) FR2911598B1 (ja)
WO (1) WO2008090428A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011148519A1 (ja) * 2010-05-24 2011-12-01 パナソニック電工株式会社 集合住宅用インターホンシステムの住戸機
US9611133B2 (en) 2014-09-11 2017-04-04 Invensense, Inc. Film induced interface roughening and method of producing the same
EP3072849B1 (en) * 2015-03-24 2018-04-18 InvenSense, Inc. Film induced interface roughening and method of producing the same
US10273141B2 (en) * 2016-04-26 2019-04-30 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Rough layer for better anti-stiction deposition
US11192782B1 (en) * 2020-09-01 2021-12-07 Aac Acoustic Technologies (Shenzhen) Co., Ltd. Method for preparing silicon wafer with rough surface and silicon wafer
EP4392827A1 (en) * 2022-03-25 2024-07-03 Photronics, Inc. System, method and program product for photomask surface treatment

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04738A (ja) * 1989-09-14 1992-01-06 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JP2002252290A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Sharp Corp メモリ膜およびその製造方法、並びにメモリ素子、半導体記憶装置、半導体集積回路および携帯電子機器
JP2004513517A (ja) * 2000-11-06 2004-04-30 コミツサリア タ レネルジー アトミーク ターゲット基板に結合される少なくとも一の薄層を備えた積層構造の作製方法
JP2004200317A (ja) * 2002-12-17 2004-07-15 Shinetsu Quartz Prod Co Ltd 表面に凹凸を形成したSiウェーハおよびSiウェーハ表面の凹凸形成方法
JP2005283654A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像支持材及びその使用方法並びにこれを用いた画像形成装置
JP2006528422A (ja) * 2003-07-21 2006-12-14 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク 積重ね構造およびそれの作成方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02245041A (ja) * 1989-03-16 1990-09-28 Hisashi Ishihara ファインバイオロジープラスチック
US5882538A (en) * 1995-08-28 1999-03-16 Georgia Tech Research Corporation Method and apparatus for low energy electron enhanced etching of substrates
US5985742A (en) 1997-05-12 1999-11-16 Silicon Genesis Corporation Controlled cleavage process and device for patterned films
JP3943782B2 (ja) 1999-11-29 2007-07-11 信越半導体株式会社 剥離ウエーハの再生処理方法及び再生処理された剥離ウエーハ
JP3509781B2 (ja) * 2001-06-25 2004-03-22 株式会社半導体理工学研究センター 半導体装置の製造方法
KR100471158B1 (ko) 2002-12-27 2005-03-10 삼성전기주식회사 실리콘 온 절연체 기판의 제조방법
US7052978B2 (en) 2003-08-28 2006-05-30 Intel Corporation Arrangements incorporating laser-induced cleaving
EP1638141B1 (en) 2004-09-16 2007-11-14 STMicroelectronics S.r.l. Process for manufacturing composite wafers of semiconductor material by layer transfer
JP4427489B2 (ja) * 2005-06-13 2010-03-10 株式会社東芝 半導体装置の製造方法
FR2888663B1 (fr) * 2005-07-13 2008-04-18 Soitec Silicon On Insulator Procede de diminution de la rugosite d'une couche epaisse d'isolant

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04738A (ja) * 1989-09-14 1992-01-06 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JP2004513517A (ja) * 2000-11-06 2004-04-30 コミツサリア タ レネルジー アトミーク ターゲット基板に結合される少なくとも一の薄層を備えた積層構造の作製方法
JP2002252290A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Sharp Corp メモリ膜およびその製造方法、並びにメモリ素子、半導体記憶装置、半導体集積回路および携帯電子機器
JP2004200317A (ja) * 2002-12-17 2004-07-15 Shinetsu Quartz Prod Co Ltd 表面に凹凸を形成したSiウェーハおよびSiウェーハ表面の凹凸形成方法
JP2006528422A (ja) * 2003-07-21 2006-12-14 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク 積重ね構造およびそれの作成方法
JP2005283654A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像支持材及びその使用方法並びにこれを用いた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
FR2911598A1 (fr) 2008-07-25
US20080176381A1 (en) 2008-07-24
CN101578231B (zh) 2011-09-07
CN101578231A (zh) 2009-11-11
WO2008090428A1 (en) 2008-07-31
KR20090105911A (ko) 2009-10-07
FR2911598B1 (fr) 2009-04-17
US8268703B2 (en) 2012-09-18
EP2109583A1 (en) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3635200B2 (ja) Soiウェーハの製造方法
JP3237888B2 (ja) 半導体基体及びその作製方法
JP4879749B2 (ja) 半導体材料の中から選択された材料製の層から形成された多層ウェハの表面処理
US8518799B2 (en) Process of making semiconductor on glass substrates with a stiffening layer
JP2010517259A (ja) 粗面化処理方法
JP4723455B2 (ja) 複合材料を製造する方法及びウエハを選択する方法
TW201810543A (zh) 多晶陶瓷基板及其製造方法
US20080153272A1 (en) Method for manufacturing SOI substrate
JP2000331899A (ja) Soiウェーハの製造方法およびsoiウェーハ
US10497609B2 (en) Method for direct bonding of substrates including thinning of the edges of at least one of the two substrates
US20060154445A1 (en) Method for manufacturing soi wafer
TWI582911B (zh) 製造絕緣體上矽之晶圓之方法
KR101695862B1 (ko) 적어도 하나의 결정성 실리콘 초박층을 포함하는 다층 막 제조 방법, 및 상기 방법에 의해 얻어진 장치
US7807548B2 (en) Process of forming and controlling rough interfaces
Mäkinen et al. Thick-film SOI wafers: Preparation and properties
JP3945130B2 (ja) 張り合わせ誘電体分離ウェーハの製造方法
JPH03188648A (ja) 半導体装置の製造方法
US20240071779A1 (en) Facilitating formation of a via in a substrate
TWI743610B (zh) 半導體基板、半導體基板的製造方法以及半導體元件的製造方法
US20220270892A1 (en) Facilitating formation of a via in a substrate
TWI699329B (zh) 用於具微機電系統元件之結構
JP4943172B2 (ja) シリコンエピタキシャル膜を有するsos基板の形成法
TW202347444A (zh) 用於將薄層移轉至載體底材之方法
JP2000021974A (ja) 誘電体分離ウェーハおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140212