JP2010505441A - ケンペロール−3−o−ルチノシドを製造する方法及びこれを含有する皮膚外用剤組成物 - Google Patents

ケンペロール−3−o−ルチノシドを製造する方法及びこれを含有する皮膚外用剤組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、ケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法及びこれを有効成分として含有する皮膚外用剤組成物に関する。より詳細には、植物抽出物でケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体から酵素または微生物を利用して選択的に糖を除去する加水分解を通じてケンペロール-3-O-ルチノシドを分離する方法及びこれを有効成分として含有し、しわ改善効果に優れた皮膚外用剤組成物に関する。

Description

本発明は、下記化学式1で表されるケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法、及びこれを有効成分として含有する皮膚外用剤組成物に関する。より詳細には、植物抽出物中のケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体から酵素または微生物を利用する選択的糖除去が可能な加水分解を通じて、ケンペロール-3-O-ルチノシドを分離する方法、及びこれを有効成分として含有し、しわ改善効果に優れた皮膚外用剤組成物に関する。
Figure 2010505441
上記化学式1で表されるケンペロール-3-O-ルチノシドは、フラボノイドの1つであるフラボノールの代表的な成分中の1つであって、植物の花または葉に広く分布している(Redox report, 4, 13-16, 1999)。特に、ケンペロール-3-O-ルチノシドは、抗酸化(Redox Report, Vol.4, No.3, 1999)、血行改善(Biol. Pharm. Bull. 25(4)505-508, 2002)などの生理活性に優れた物質として多様な効能が研究されており、多様な分野への適用がなされている。しかし、現在使用されているケンペロール-3-O-ルチノシドは、大部分が植物抽出物に微量含有された形態であって、その含有量が数ppmから数十ppm程度であり、ケンペロール-3-O-ルチノシドの実質的な効能を発現させるのは困難である。また、ケンペロール-3-O-ルチノシドを多量に含有する植物を見つけ出すのは困難であり、多量のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造するための分離精製も経済性を勘案するとメリットに乏しく、ケンペロール-3-O-ルチノシドの大量生産に対する研究はほとんどなされていないのが実情である。
一方、皮膚の外形は、真皮組職の細胞外マトリックス(ECM;extracelluar matrix)成分が担当するようになり、ECM全体の約70〜80%を占めているものがコラーゲンである。皮膚しわの生成は、老化や紫外線などによって誘発されるコラーゲンの生成低下または破壊に起因し、特に、コラゲナーゼのようなマトリックスメタロプロテアーゼ(matrix metallo protease)の発現に起因して皮膚内で正常的に生成されたコラーゲンが分解され、しわが生成されるようになる。
このようなしわ生成の原因となるコラーゲンの減少を抑制しようとする目的で、さまざまな物質が開発されて使用されており、レチノール、レチノイン酸などのレチノイド物質は、しわ改善効果を示し(Dermatology therapy, 1998, 16, 357〜364)、麦芽抽出物などを含む組成物は、コラゲナーゼを抑制するのに応用されている(日本国特許第5,105,693号公報)。しかし、これらレチノイドは、少量だけを皮膚に適用しても、刺激が現われるという短所を有する。また、大部分の天然物来由の原料は、単純抽出物の形態で使用されて来、その抽出物が示す効能が正確にどんな物質によるものであるかが明らかにされていないため、その抽出物の活性を持続的に維持、制御することが難しいことが現実である。
日本国特許第5,105,693号公報
Redox report, 4, 13-16, 1999 Redox Report, Vol.4, No.3, 1999 Biol. Pharm. Bull. 25(4)505-508, 2002 Dermatology therapy, 1998, 16, 357〜364
これより、本発明者らは、緑茶にカメリアシードA、カメリアシードBなどの配糖体が多量含有されていることを知見し、これから生理活性に優れたケンペロール-3-O-ルチノシドを大量生産することができる方法を研究し、また、ケンペロール-3-O-ルチノシドが皮膚しわ改善効果に優れていることを確認するようになった。
したがって、本発明の目的は、化粧品及び食品素材として活用が可能な高純度のケンペロール-3-O-ルチノシドを大量に製造することができる方法を提供し、また、上記ケンペロール-3-O-ルチノシドを含有し、しわ改善効果に優れた皮膚外用剤組成物を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明では、下記化学式1で表されるケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法において、ケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体から選択的に糖除去が可能な酵素または微生物を利用した加水分解を通じてケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法を提供する。
Figure 2010505441
また、本発明は、ケンペロール-3-O-ルチノシドを含有するしわ改善用皮膚外用剤組成物を提供する。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
上記化学式1で表されるケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法は、
(1)水または有機溶媒を利用してケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体を含有する植物抽出物を収得する段階と、
(2)酵素または微生物を利用して上記抽出物でケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体から選択的に糖を除去する加水分解を通じてケンペロール-3-O-ルチノシドを分離する段階と、を含むことを特徴とする。
(1)水または有機溶媒を利用してケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体を含有する植物 抽出物を収得する段階
植物、特に、緑茶(Camellia sinensis)から水または有機溶媒を利用してケンペロール-3-O-ルチノシドまたはケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体を含有する植物抽出物を収得するために、緑茶の葉または緑茶の種子に約1乃至6倍、好ましくは、約3倍の有機溶媒を入れ、常温で1乃至5回撹拌しながら抽出して脱脂させる。脱脂された植物に約1乃至8倍、好ましくは、約4倍の水または有機溶媒を入れ、1乃至5回還流抽出した後、10乃至20℃で1乃至3日間沈積させる。次に、濾過と遠心分離を通じて残渣と濾液を分離し、分離した濾液を減圧濃縮して得た抽出物を水に懸濁した後、エーテルなどを利用して色素を除去する。水層を有機溶媒を使用して1乃至5回抽出した後、収得した有機溶媒層を減圧濃縮して有機溶媒抽出物を得る。次に、これを少量のメタノールなどに溶解した後、大量のエチルアセテートなどを追加して生成された沈殿物を乾燥させて、本発明の上記ケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体を含有する抽出物を収得することができる。
上記段階で収得する抽出物に含有されたケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体は、特にカメリアシードAまたはカメリアシードBであることを特徴とする。
また、上記有機溶媒としては、エタノール、メタノール、ブタノール、エーテル、エチルアセテート及びクロロホルムよりなる群から選択された1種以上の有機溶媒またはこれらと水の混合物を使用することができ、好ましくは、80%エタノールを使用することができる。
(2)酵素または微生物を利用して上記抽出物でケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体か ら選択的に糖を除去する加水分解を通じてケンペロール-3-O-ルチノシドを分離する 段階
上記(1)段階で製造された抽出物のうちケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体であるカメリアシードAまたはBから酵素または微生物を利用してケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する。
また、上記酵素は、糖結合を分解する酵素であって、微生物などから得ることができる酵素である。この酵素は、商業的に市販されるものを使用するか、または、必要に応じて製造して使用することができる。この酵素は、特に、ケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体から糖を選択的に除去することによって、ケンペロール-3-O-ルチノシドを分離する活性を有する酵素であることを特徴とする。
カメリアシードAからケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する反応は、下記反応式1のとおりである。
Figure 2010505441
上記反応では、ケンペロール-3-O-ルチノシドは、カメリアシードAからガラクトピラノースグループの糖を選択的に除去して収得されるものであることを特徴とし、カメリアシードAから糖を除去するための酵素は、グルコシダーゼ、セルラーゼ、ガラクトシダーゼ及びアミログルコシダーゼよりなる群から選択された1種以上であることを特徴とする。
カメリアシードBからケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する反応は、下記反応式2のとおりである。
Figure 2010505441
上記反応では、ケンペロール-3-O-ルチノシドは、カメリアシードBからキシロピラノースグループの糖を選択的に除去して収得されるものであることを特徴とし、カメリアシードBから糖を除去するための酵素は、キシロシダーゼ、キシラナーゼ及びナリギナーゼよりなる群から選択された1種以上であることを特徴とする。
また、反応式1及び2で使用する微生物は、アスペルギルス属、バチルス属、ペニシリウム属、クモノスカビ(Rhizopus)属、ケカビ(Mucor)属、タラロミセス属、ビフィドバクテリウム属、クサレケカビ(Mortierella)属、クリプトコックス属、及びミクロバクテリウム属よりなる群から選択された1種以上であることを特徴とする。
この時、酵素または微生物の反応時のpHは、4.0乃至5.5の範囲であることが好ましく、pH4未満なら反応速度が遅くなり、pH5.5を超過すれば、収率が低下する問題点がある。また、酵素または微生物の反応温度は、30乃至50℃であることが好ましく、上記温度が30℃未満なら反応速度が遅くなり、反応速度が50℃を超過すれば、酵素の反応選択性が低下する問題点がある。
一方、上記マトリックスとして緑茶種子抽出物の濃度は、5乃至20%範囲であることが好ましく、上記範囲から外れる場合、酵素または微生物の使用量対比経済性が低下するか、反応速度が非常に遅くなる問題点がある。この時、反応時間は、48乃至76時間であることが好ましい。
最後に、反応液について薄層クロマトグラフィーでマトリックスの消去率を確認し、マトリックスが完全に消失されれば、熱水(80〜100℃)中で5乃至15分間加熱し、反応を終了させる。反応液を減圧濃縮して溶媒を除去し、残渣にアルコールを加えて1乃至5回撹拌させた後、沈殿された塩を濾過により除去する。その後、濾過された濾液を減圧濃縮して粗生成物を収得し、収得された粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=8:1〜4:1)で分離し、純粋なケンペロール-3-O-ルチノシドを収得することができる。
本発明では、ケンペロール-3-O-ルチノシドを含有するしわ改善用皮膚外用剤組成物を提供する。
上記の方法で植物、特に緑茶から得たケンペロール-3-O-ルチノシドを含有する外用剤組成物は、プロコラーゲン生成促進とコラゲナーゼの発現抑制活性の複合相乗作用によりしわ改善効果に優れている。
本発明の皮膚外用剤組成物は、上記の方法で得たケンペロール-3-O-ルチノシドを組成物の全体重量に対して0.0001〜10重量%含有することを特徴とする。含量が0.0001重量%未満の場合には、上記成分による皮膚しわ改善効果などを得ることができず、含量が10重量%超過する場合には、含量増加に比べて効果の増加が大きくないからである。
本発明によるケンペロール-3-O-ルチノシドは、皮膚外用剤組成物に使用されることができ、その剤形において特に限定されるものではない。例えば、柔軟化粧水、収斂化粧水、栄養化粧水、栄養クリーム、マッサージクリーム、エッセンス、アイクリーム、アイエッセンス、クレンジングクリーム、クルレンジングフォーム、クレンジングウォーター、パック、パウダー、ボディーローション、ボディークリーム、ボディーオイル、ボディーエッセンス、メーキャップベース、ファウンデーション、染毛剤、シャンプー、リンス、ボディー洗浄剤などの化粧料組成物、または軟膏、ゲル、クリーム、パッチ、噴霧剤などの医薬用組成物に剤形化されることができる。これら各剤形は、その剤形の製剤化に必要であり、適切な各種の基剤と添加物を含有することができ、これら成分の種類と量は、発明者によって容易に選定されることができる。
以上説明したように、植物、特に緑茶に多量含有されているカメリアシードA、カメリアシードBを抽出した後、酵素または微生物を利用した選択的糖除去を通じて、主要な生理活性物質の1つであるケンペロール-3-O-ルチノシドを大量で生産することができる。上記ケンペロール-3-O-ルチノシドは、プロコラーゲン生成促進とコラゲナーゼ発現抑制効果を示し、この2つの活性の複合相乗作用により優秀な皮膚しわ改善効果があり、上記ケンペロール-3-O-ルチノシドを含有するしわ改善用皮膚外用剤組成物を提供することができる。
以下、製造例、実施例及び実験例により本発明をさらに詳しく説明する。しかし、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
[製造例1:緑茶種子抽出物の製造]
緑茶種子2kgにヘキサン6リットル(L)を入れ、常温で3回撹拌抽出して脱脂させた後、脱脂された緑茶種子1kgに80%メタノール4Lを入れ、3回還流抽出した後、15℃で1日間沈積させた。その後、濾過布を用いた濾過と遠心分離を通じて残渣と濾液を分離し、分離した濾液を減圧濃縮して得た抽出物を水に懸濁した後、エーテル1Lで5回抽出して色素を除去し、水層を1-ブタノール500mLで3回抽出した。これより得た全体1-ブタノール層を減圧濃縮して1-ブタノール抽出物を得、これを少量のメタノールに溶解した後、大量のエチルアセテートに追加し、生成された沈殿物を乾燥することによって、緑茶種子抽出物250gを収得した。
[実施例1:カメリアシードAを選択的に加水分解する酵素の選別]
上記製造例1で収得した緑茶種子抽出物10gを100mLの0.1M酢酸緩衝溶液(pH4.5)に溶解させ、これに酵素1.5gを添加して37℃水浴で24時間及び48時間反応させた。反応の転換率分析は、HPLCを利用してC18逆相カラム(reverse phase column)でアセトニトリル:水(40:60)を移動相にしてUV波長270nmで分析した。実験に使用された酵素の種類と転換率の結果を下記表1に示した。
Figure 2010505441
上記表1で、一定時間経過後の生成率が50%前後である酵素は、反応選択性が高い可能性がある酵素を意味すると見られる。したがって、ベータ-グルコシダーゼ、アミログルコシダーゼ、セルラーゼ-A及びベータ-ガラクトシダーゼは、上記選択的糖除去反応において選択性が高い候補群であることを予測することができる。
[実施例2:カメリアシードBを選択的に加水分解する酵素の選別]
上記製造例1で収得した緑茶種子抽出物10gを100mLの0.1M酢酸緩衝溶液(pH4.5)に溶解させ、これに酵素1.5gを添加して37℃水浴で24時間及び48時間反応させた。反応の転換率分析は、HPLCを利用してC18逆相カラム(reverse phase column)でアセトニトリル:水(40:60)を移動相にしてUV波長270nmで分析した。実験に使用された酵素の種類と転換率の結果を下記表2に示した。
Figure 2010505441
上記表2で、一定時間経過後の生成率が50%前後である酵素は、反応選択性が高い可能性がある酵素を意味すると見られる。したがって、ベータ-キシロシダーゼ、キシラナーゼ及びナリギナーゼは、上記選択的糖除去反応において選択性が高い候補群であることを予測することができる。
[試験例1:温度によるケンペロール-3-O-ルチノシドの生成率変化]
上記製造例1で収得した緑茶種子抽出物10gを100mLの0.1M酢酸緩衝溶液(pH4.5)に溶解させ、これに上記候補酵素のうちベータ-ガラクトシダーゼ1.5gを添加して、多様な温度でのケンペロール-3-O-ルチノシドの生成率を確認した。
Figure 2010505441
30乃至50℃でケンペロール-3-O-ルチノシドが円滑に転換されることを確認することができた。また、30℃や40℃よりは35℃でさらに高い転換率を示したが、これは、温度によって酵素の反応性が増加した結果である。しかし、45℃以上の温度では生成率が低くなる現象を示したが、これは、温度増加による酵素の不安定性から起因したものと把握される。
[試験例2:反応時間によるケンペロール-3-O-ルチノシドの生成率変化]
上記製造例1で収得した緑茶種子抽出物10gを100mLの0.1M酢酸緩衝溶液(pH4.5)に溶解させ、これに上記候補酵素のうちベータ-ガラクトシダーゼ1.5gを添加して、37℃水浴で反応時間によるケンペロール-3-O-ルチノシドの生成率を確認した。
Figure 2010505441
反応開始後、72時間経過後に98%の生成率を示し、それ以上の反応時にも同様の生成率を示した。
[試験例3:反応pHによるケンペロール-3-O-ルチノシドの生成率変化]
上記製造例1で収得した緑茶種子抽出物10gを100mLの0.1M酢酸緩衝溶液(pH4.5)に溶解させ、これに上記候補酵素のうちベータ-ガラクトシダーゼ1.5gを添加して、37℃水浴で緩衝溶液のpHによるケンペロール-3-O-ルチノシドの生成率を確認した。
Figure 2010505441
上記結果によれば、pH4.0乃至5.5範囲で90%以上の高い生成率を示し、pH4.5で98%の最高生成率を示した。
[試験例4:マトリックス濃度によるケンペロール-3-O-ルチノシドの生成率変化]
上記製造例1で収得した緑茶種子抽出物を5乃至50%に調整し、これに上記候補酵素のうちベータ-ガラクトシダーゼ1.5gを添加して、37℃水浴でケンペロール-3-O-ルチノシドの生成率を確認した。
Figure 2010505441
上記結果によれば、マトリックス濃度は、5乃至20%範囲で90%以上の高い転換率を示し、10%のマトリックス濃度で98%の最高転換率を示した。
[試験例5:ケンペロール-3-O-ルチノシドの同定]
上記実施例1乃至6で製造された生成物は、下記のような特性を示し、ケンペロール-3-O-ルチノシドで同定(Varian Gemini 2000 300MHz, Varian社)した。
<ケンペロール-3-O-ルチノシドの物理化学的性状>
性状:淡い緑黄色の微細結晶
陽性FAB-MS:595[M+H]+
1HNMR:6.31(1H,d,2,H6), 6.63(1H,d,2,H8), 7.03(2H,d,8,H3',5'), 8.21(2H,d,8,H2',6'), 12.04(1H,s,5-OH), 1.10(3H,d,4,Me-rha), 4.61(1H,brs,H1-rha), 5.20(1H,d,8,H1-glc)
13C-NMR:156.6, 133.5, 177.5, 161.3, 98.9, 16.2, 93.8, 156.9, 104.2, 121.1, 130.9, 115.2, 159.9, 115.2, 130.9, 101.6, 74.4, 76.7, 70.9, 76.0, 67.1, 100.8, 70.5, 70.2, 72.1, 68.3, 17.7
[実施例3:カメリアシードAの酵素反応によるケンペロール-3-O-ルチノシドの製造]
上記製造例1で収得した緑茶種子抽出物10gを100mLの0.1M酢酸緩衝溶液(pH4.5)に溶解させ、酵素1.5gを添加して、37℃水浴で48時間乃至76時間反応させた。ここで、酵素は、ベータ-グルコシダーゼ(実施例3-1)、セルラーゼ-A(実施例3-2)またはベータ-ガラクトシダーゼ(実施例3-3)を使用してそれぞれの酵素を利用して製造されたケンペロール-3-O-ルチノシドを収得するようにした。その後、反応液について薄層クロマトグラフィーでマトリックスの消去率を確認し、マトリックスが完全に消失すれば、熱水(80〜100℃)内で5〜15分間加熱して反応を終了させた。反応液を減圧濃縮して溶媒を除去し、残渣にアルコールを加えて1〜5回撹拌させた後、沈殿された塩を濾過により除去した。その後、濾過された濾液を減圧濃縮して粗生成物を収得し、収得された粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=8:1〜4:1)で分離し、純粋なケンペロール-3-O-ルチノシドを収得した。
[実施例4:カメリアシードBの酵素反応によるケンペロール-3-O-ルチノシドの製造]
使用した酵素がベータ-キシロシダーゼ(実施例4-1)、キシラナーゼ(実施例4-2)またはナリギナーゼ(実施例4-3)であることを上記実施例1と同一の方法にしてカメリアシードBからケンペロール-3-O-ルチノシドを製造した。
[試験例6:コラゲナーゼ発現抑制効能測定]
上記実施例3乃至4から得たケンペロール-3-O-ルチノシドのコラゲナーゼ生成抑制能をトコフェロール及びEGCGと比較して測定した。トコフェロール及びEGCGは、抗酸化物質であって、皮膚の表皮細胞を再生させて皮膚の老化を防止する機能があるものと知られた物質である。
試験は、2.5%の牛胎児血清が含有されたDMEM(Dulbecco's Modified Eagle's Media)培地が入っている96-孔平板培養器(96-well microtiter plate)に人間の繊維芽細胞を5,000細胞/孔(well)になるように入れ、90%程度成長するまで培養した。その後、無血清DMEM培地で24時間培養した後、無血清DMEM培地に溶解された上記実施例3乃至4のケンペロール-3-O-ルチノシド、トコフェロール及びEGCGを10-4モル濃度で24時間処理した後、細胞培養液を採取した。
採取した細胞培養液を商業的に利用可能なコラゲナーゼ測定器具(米国アマシャムファルマシア社製)を利用してコラゲナーゼ生成程度を測定した。まず、1次コラゲナーゼ抗体が均一に塗布された96-孔平板に採取された細胞培養液を入れ、3時間抗原-抗体反応を恒温槽で実施した。
3時間後、発色団が結合された2次コラーゲン抗体を96-孔平板に入れ、さらに15分間反応させた。15分後、発色誘発物質を入れ、室温で15分間発色を誘発させ、さらに1M硫酸を入れ、反応(発色)を中止させれば、反応液の色は、黄色を呈し、反応進行の程度によって黄色の程度が異なって現われた。
黄色を呈する96-孔平板の吸光度を吸光計を利用して405nmで測定し、下記数式1によってコラゲナーゼの合成程度を計算した。この時、組成物を処理しない群の採取された細胞培養液の反応吸光度を対照群とした。すなわち、非処理群でのコラゲナーゼの発現程度を100にし、これに対比して組成物を処理した群でのコラゲナーゼの発現程度を求め、結果を表7に示した。
[数式1]
コラゲナーゼ発現程度(%)
=(上記物質処理細胞群の吸光度/対照群の吸光度)×100
Figure 2010505441
コラゲナーゼの発現程度が低いほどコラゲナーゼの発現抑制能が高く、皮膚内のコラーゲンの分解が少なく生じ、したがって、生成されるしわの量が少なくなる。表7から明らかなように、実施例3及び実施例4で使用した酵素によってコラゲナーゼ発現の程度に差異があるが、本発明によるケンペロール-3-O-ルチノシドは、試験管内(in vitro)でコラゲナーゼの発現を抑制することを確認することができた。また、コラゲナーゼの発現抑制能が抗酸化物質として知られているトコフェロールより優れていることを確認することができた。
[試験例7:プロコラーゲン生成促進効能実験]
上記実施例3乃至4から得たケンペロール-3-O-ルチノシドのプロコラーゲン生成能をビタミンCと比較して測定した。プロコラーゲンは、コラーゲン生成誘導物質であって、コラーゲン生成と老化防止に必要な物質であり、ビタミンCは、コラーゲンの合成に必須成分として知られている。
試験は、2.5%の牛胎児血清が含有されたDMEM(Dulbecco's Modified Eagle's Media)培地が入っている96-孔平板培養器に人間の繊維芽細胞を5,000細胞/孔になるように入れ、90%程度成長するまで培養した。その後、無血清DMEM培地で24時間培養した後、無血清DMEM培地に溶解された上記実施例3乃至4のケンペロール-3-O-ルチノシド、ビタミンCを10-4モル濃度で24時間処理した後、細胞培養液を採取した。24時間後に培地中に遊離されたプロコラーゲンの量をプロコラーゲンタイプ-1C-ペプチッドEIAキット(procollagen type-1C-peptide EIA kit)(MK101 Takara, Japan)を使用して測定した。
非処理群でのプロコラーゲン生成程度を100にし、これに対比して組成物を処理した群でのプロコラーゲン生成程度を求め、結果を表8に示した。
Figure 2010505441
プロコラーゲンの生成程度が高いほどコラーゲンの生成程度が高くなり、したがって、皮膚しわの生成を防止することができる。表8から明らかなように、実施例3及び実施例4で使用した酵素によってプロコラーゲン生成程度に差異があるが、本発明によるケンペロール-3-O-ルチノシドは、試験管内(in vitro)でプロコラーゲンの生成を促進することを確認することができた。また、プロコラーゲンの生成促進程度がコラーゲンの合成に必須な成分として知られているビタミンCより優れていることを確認することができた。
本発明は、植物抽出物に含有されているケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体から酵素または微生物を利用することによって、選択的に糖を除去し、ケンペロール-3-O-ルチノシドを大量で生産することができる方法を提供する。また、上記ケンペロール-3-O-ルチノシドを含有することによって、しわ改善に効果がある皮膚外用剤組成物を提供する。

Claims (16)

  1. 下記化学式1で表されるケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法において、ケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体から選択的糖除去が可能な酵素または微生物を利用した加水分解を通じてケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
    Figure 2010505441
  2. 上記ケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法は、
    (1)水または有機溶媒を利用してケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体を含有する植物抽出物を収得する段階と、
    (2)酵素または微生物を利用して上記抽出物でケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体から選択的に糖を除去する加水分解を通じてケンペロール-3-O-ルチノシドを分離する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  3. 上記ケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体は、カメリアシードAまたはカメリアシードBであることを特徴とする請求項1に記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  4. ケンペロール-3-O-ルチノシドは、上記カメリアシードAからガラクトピラノ−スグループの糖を選択的に除去するか、または、上記カメリアシードBからキシロピラノースグループの糖を選択的に除去して収得するものであることを特徴とする請求項3に記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  5. 上記カメリアシードAから糖を除去するための酵素は、グルコシダーゼ、セルラーゼ、ガラクトシダーゼ及びアミログルコシダーゼよりなる群から選択された1種以上であり、上記カメリアシードBから糖を除去するための酵素は、キシロシダーゼ、キシラナーゼ及びナリギナーゼよりなる群から選択された1種以上であることを特徴とする請求項4に記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  6. 上記微生物は、アスペルギルス属、バチルス属、ペニシリウム属 、クモノスカビ(Rhizopus)属 、ケカビ(Mucor)属、 タラロミセス属、ビフィドバクテリウム属、 クサレケカビ(Mortierella)属、クリプトコックス属及びミクロバクテリウム属よりなる群から選択された1種以上であることを特徴とする請求項2に記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  7. 上記酵素または微生物の反応は、pH4.0乃至5.5で行われることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  8. 上記酵素または微生物の反応温度は、30乃至50℃であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  9. 上記酵素または微生物の反応時間は、48乃至76時間であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  10. 上記ケンペロール-3-O-ルチノシド配糖体を含有する植物抽出物は、緑茶抽出物であることを特徴とする請求項2に記載のケンペロール-3-O-ルチノシドを製造する方法。
  11. 下記化学式1で表されるケンペロール-3-O-ルチノシドを含有するしわ改善用皮膚外用剤組成物。
    Figure 2010505441
  12. 上記ケンペロール-3-O-ルチノシドは、プロコラーゲン生成促進とコラゲナーゼ発現抑制効果の複合相乗作用を有するものであることを特徴とする請求項11に記載のしわ改善用皮膚外用剤組成物。
  13. 上記ケンペロール-3-O-ルチノシドは、組成物の全体重量に対して0.0001〜10重量%含有されることを特徴とする請求項11に記載のしわ改善用皮膚外用剤組成物。
  14. 上記組成物は、柔軟化粧水、収斂化粧水、栄養化粧水、栄養クリーム、マッサージクリーム、エッセンス、アイクリーム、アイエッセンス、クレンジングクリーム、クルレンジングフォーム、クレンジングウォーター、パック、パウダー、ボディーローション、ボディークリーム、ボディーオイル、ボディーエッセンス、メーキャップベース、ファウンデーション、染毛剤、シャンプー、リンス、ボディー洗浄剤の剤形を有する化粧料組成物であることを特徴とする請求項11に記載のしわ改善用皮膚外用剤組成物。
  15. 上記組成物は、軟膏、ゲル、クリーム、パッチ、噴霧剤の剤形を有する医薬用組成物であることを特徴とする請求項11に記載のしわ改善用皮膚外用剤組成物。
  16. 上記ケンペロール-3-O-ルチノシドは、緑茶から分離したものであることを特徴とする請求項11に記載のしわ改善用皮膚外用剤組成物。
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