JP2010504234A - 熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイの層を有する印刷ブランケット又はスリーブ - Google Patents

熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイの層を有する印刷ブランケット又はスリーブ Download PDF

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Abstract

印刷ブランケット又はスリーブのような画像転写用製品が提供され、それは、少なくとも基層と、印刷面層と、選択的中間圧縮層とを備え、それらの層の1枚以上は、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから形成されている。熱可塑性ポリウレタン圧縮層は、予備発泡又は非発泡微小球を使用することにより導入された複数の間隙を内部に有している。その結果得られたブランケット又はスリーブは、押圧に対して良好な耐性を呈する。
【選択図】図2

Description

本発明は、オフセット印刷応用品に使用される印刷ブランケット又は印刷スリーブに関するものであり、特に、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから形成された1枚以上の層を有する印刷ブランケット又はスリーブに関する。
最も一般的な商業的印刷処理の1つとしてオフセットリソグラフィがある。この印刷処理においては、インクが、印刷プレートから、紙のような支持体に転写される前に、ブランケット胴に載せられて表面がゴム処理された印刷ブランケット又は円筒スリーブにオフセットされる。典型的には、印刷ブランケット又はスリーブは、金属又は布でできた一枚以上の基層と、液体印刷インクを保持及び転写するのに適した高分子ゴム材料から形成された印刷面層とを有する。また、ブランケット又はスリーブは、とりわけ中間圧縮層を有している。
しかしながら、現在使用されているほとんどの印刷面層は、とりわけ天然又は合成ゴム材料からなっており、そのゴム材料を溶解して何回もの狭い通し処理を経てベースの紙層に塗布するのには溶剤を必要としていた。その溶剤は、その後、硬化処理前に脱水される必要があった。あるいは、天然又は合成ゴム材料がカレンダーにかけられて1回の通し処理によりベースの紙層に移されるが、それには十分な厚さ制御が必要であったので高い費用がかかった。いずれの方法においても、ゴムは圧力をかけて硬化させる必要があったが、それは時間のかかる処理であった。
現在使用されている圧縮層は、合成ゴム、ゴム配合物、及び注型ウレタンなどの材料からできており、それらは複数の空隙(気孔、ボイド)を含む気泡質又は発泡性のものに処理される。言い重ねるが、ゴムを使用すれば、とりわけそのゴム材料をその後の処理のために溶解するような溶剤の使用が必要になり、そしてその後ゴム材料は硬化処理前に脱水される。注型ウレタンもまた、その可使時間が注意深く制御されなければならないという処理上の問題を呈していたので、混合、注型及び硬化において困難が生じていた。
圧縮層は、画像を歪ませることなく印刷面層の積極的な変位を許容するものであるから、その圧縮層というのは、有効に使用できるように衝撃からの良好な回復性を呈する必要がある。一般的に、永続的な押圧に対するブランケットの能力は有効利用できる期間を決定するものであり、従って、圧縮層というのはブランケットの寿命を限定する層といえる。そのようなことから、永続的な押圧に対する圧縮層の能力を改善し、それにより印刷ブランケットの寿命を改善するような材料でその圧縮層が形成されることが望ましい。
従って、複数の層で形成された印刷ブランケット又はスリーブのような画像転写製品の技術分野においては、容易に処理でき、印刷のための所望の厚さと肌理を有し、永続的な押圧に対する耐性を呈する、という必要性がある。
本発明は、熱可塑性ポリウレタン(TPU)または熱可塑性ポリウレタンアロイから形成された一枚以上の層を有するオフセット印刷ブランケット又はスリーブを提供することで上記必要性を満たしている。熱可塑性ポリウレタンは、溶剤を必要とすることなく100%固体形状で提供されて処理されるのであるから、熱可塑性ポリウレタン材料を使用することにより、従来から使用されていた高分子ゴム材料に対して有利な点を有していることになる。
本発明の一様相によれば、基層と、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り、内部に空隙を有する圧縮層と、印刷面層と、を備える印刷ブランケット又はスリーブが提供される。
前記熱可塑性ポリウレタンは、好ましくはポリエステルベースのポリウレタンである。前記圧縮層は、好ましくは、ニトリルゴム、EPDM、多硫化物、又はブチルゴムを伴った熱可塑性ポリウレタンのアロイから成る。
本発明の一実施形態にあっては、前記ブランケット又はスリーブの基層は、布、金属、又は高分子材料から成り得る。他の実施形態にあっては、前記基層は、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り得る。
前記印刷面層は、高分子ゴム材料から成り得る。前記印刷面層は、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り得る。
本発明の他の様相においては、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る基層と、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る印刷面層と、を備える印刷ブランケット又はスリーブが提供される。前記ブランケット又はスリーブは、前記基層と前記印刷面層との間に位置し、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り、内部に空隙を有する圧縮層を更に備えてもよい。この実施形態においては、前記印刷面層は、好ましくは熱可塑性ポリウレタンアロイから成り、更に好ましくは熱可塑性ポリウレタン/ニトリルアロイからなる。
この実施形態のブランケット又はスリーブは、前記印刷面層の下に位置する画像補強層を更に備えてもよい。画像補強層は、布、熱可塑性ポリウレタン、又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り得る。好ましくは、前記画像補強層は、前記印刷面層のショアーA硬度よりも大きいショアーA硬度を有する熱可塑性ポリウレタンから成る。好ましくは、前記画像補強層は、約70乃至95のショアーA硬度を有する。
この実施形態の印刷ブランケット又はスリーブは、前記基層と前記印刷面層の間に位置する補強布層を更に備えてもよい。画像補強層が構成に含まれる場合には、前記補強布層は画像補強層の下に位置することが好ましい。
本発明の他の様相によれば、圧縮層を有する印刷ブランケット又はスリーブの製作方法であって、基体ウェブ又はスリーブを供し、空隙生成材料を含む液体状の熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイの源を供し、前記基体ウェブ又はスリーブの実質的全表面に前記熱可塑性ポリウレタン又は前記熱可塑性ポリウレタンアロイを押出して前記基体ウェブ又はスリーブ上に圧縮層を形成し、前記圧縮層上に印刷面層を供する方法が提供される。
前記空隙生成材料は、予備発泡微小球、非発泡微小球、発泡剤、及び浸出添加剤から成るグループから選択される。あるいは、空隙は、層の形成後に排除される浸出材料を混入させることにより、又は液状のままで攪拌して熱可塑性ポリウレタン内に空気を形成することにより、作り出すことができる。
その方法の一実施形態にあっては、前記空隙生成材料は、非発泡微小球から成り、前記熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイを押出す方法ステップは、更に前記微小球を発泡させるステップを有する。他の実施形態にあっては、前記空隙生成材料は、非発泡微小球から成り、前記微小球は、前記圧縮層の押出し後の熱処理により発泡する。
本発明の他の実施形態にあっては、圧縮層を有する印刷ブランケット又はスリーブの製作方法であって、基体ウェブ又はスリーブから成る基層を供し、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り、内部に空隙を有する圧縮層を、前記基体ウェブ又はスリーブに当てつけ、前記圧縮層上に印刷面層を供する方法を提供する。この実施形態では、前記圧縮層は、前記基層に重ね合わされた膜又はシートであってもよい。
前記基層は、布、金属、高分子化合物、熱可塑性ポリウレタン、又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り得る。前記印刷面層は、ゴム、高分子化合物、熱可塑性ポリウレタン、又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り得る。
この方法は、前記印刷面層の下に画像補強層を供するステップを更に備えることができる。
本発明の更に他の実施形態にあっては、印刷ブランケット又はスリーブの製作方法であって、基体ウェブ又はスリーブであって、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る基層を供し、前記基層上に、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る印刷面層を供する方法が提供される。
以上から、本発明の実施形態の特徴は、基層、圧縮層、又は印刷面層のうちの少なくとも1枚が、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから形成されている、印刷ブランケット又はスリーブを提供することにある。本発明の他の特徴及び利点は、以下の説明、添付図面、付加された請求項により明らかになるであろう。
図1は、TPUベース層、TPU圧縮性層、及びTPU印刷面層を有する印刷ブランケットの斜視図である。 図2は、TPUベース層、TPU圧縮性層、及びTPU印刷面層を有する印刷スリーブの斜視図である。
熱可塑性ポリウレタン(TPUs)の特性は、それをブランケット又はスリーブ構造における層として使用した場合に明白な処理利点を呈する、ということにある。TPUs又はTPUアロイを使用した場合、オフセット印刷に使用するための所望の特性を有するブランケット又はスリーブの設計に融通性がもたらされる。更に、TPUsは、処理において溶剤の使用の必要性がないので、溶剤の最初の購入ということに加えて、溶剤を加え、乾燥させ、回収する際の時間、費用、及び労力を省くことができる。更に、TPUsは、ブランケット構造に使用される伝統的なゴム材料のように固まることがないので、余計な処理時間や労力が軽減される。TPUsはまた、容易に着色され得るし、再利用可能であるという利点を有する。更に、TPUsは、広い温度範囲に渡って、ゴム弾性特性の振る舞いを維持し、またそれは、高い弾性反発能力と改善された凝集力を有するので、それが混入されるブランケット又はスリーブは寿命が延びることになる。
熱可塑性ポリウレタンは、二官能価イソシアネート調合物を、少なくとの1つの二官能価ポリヒドロキシ化合物及び選択的に連鎖延長剤とを反応させることにより形成される。注型ウレタンとは異なり、TPUsは、交互に固い部分と柔らかい部分を有する遮断共重合分子から成っている。この組み合わせにより、TPUsは、高い弾性、低いガラス転移温度、高い融点、及びゴム弾性特性を有することになる。固い部分と柔らかい部分の比率を調整することにより、引裂き/引張り強度、硬さ、剛さ、及び弾性を含むような広い範囲で、多くの特性を調整可能となる。
本願発明に使用するのに適した熱可塑性ポリウレタンは、ポリエステル又はポリエステルベースのものであり、ハンツマン ポリウレタン、ダウ アンド ベイヤー(Huntsman Polyurethanes, Dow and Bayer)から商業的に取得可能なそれらを含んでいる。ポリエステルベースのポリウレタンは、それらの化学的耐性から好まれて使用される。ニトリルゴム、EPDM、多硫化物、及びブチルゴムのような従来のゴム材料を含んだ上述の熱可塑性ポリウレタンのアロイもまた使用可能である。
図1を参照すると、発明の一実施形態が印刷ブランケット10という形で示されている。ブランケット構造で示されている各層は、スリーブ構造においてもまた適用可能であるということに注意すべきである。印刷ブランケット10は、基層12、圧縮層15、及び印刷面層18を有するように示されている。ブランケットは、選択的に、例えば布補強プライ(ply)又は層(layer)14及び画像補強プライ又は層17のような付加的な層を含んでいてもよい。各種のブランケットプライ又は層が、適当な接着材3を使用して互いに固定されている。示されている実施形態においては、基層12は布層である。2枚以上の基層がその構成に含まれていることに注意すべきである。この実施形態においては、印刷面層18は高分子ゴム材料から成るものであるが、TPU又はTPUアロイのどちらかであってもよい。
基層は、TPU又はTPUアロイのどちらかで構成され、それはブランケットが張力下に置かれた場合に支持が可能であるというものである。ブランケットが張力下にある場合、基層は、印刷シリンダーの周りのブランケットに張力が与えられている場合でも上手くいくような摩擦係数を有しているべきである。このことは、TPU、TPUアロイ、ファイバーで補強されたTPU、TPU/編織布の複合体を使用することにより、又はDelrin(登録商標)(ポリオキシメチレン)のような熱可塑性材料を使用することによって達成される。ブランケットに張力がかからないような場合には、金属基層も使用でき、上記TPU材料のいずれも、所望の低伸長特性を呈する限りは、使用され得る。
圧縮層15は、熱可塑性ポリウレタン(TPU)及び/又はTPUアロイで構成される。TPUsとそのアロイは、TPU材料に複数の空隙を導入することにより、圧縮層へと形成され得る。これらの空隙は、予備発泡微小球(マイクロスフェアー)や、出発原料の熱処理に伴って膨張する非発泡微小球の混入や、吸熱性又は発熱性発泡剤の使用を含むような技法を使用することにより導入することができる。他の適した技法の中には、浸出添加剤を入れてその後に排除するもの、材料を機械的に高速攪拌させるもの、及び/又は低沸点の液体添加剤を混入させるものがある。
空隙寸法及び空隙含有率を制御する能力は、空隙が導入される方法によって各種に分かれる。熱可塑性ポリウレタンに空隙を導入するのには、微小球を使用することが好ましい。微小球は、TPUペレット形成の前に、又は以下で説明する押出しのような熱処理の間に添加剤として、TPU化合物に混入され得る。
予備発泡微小球を使用する場合には、押出しのようなズレを伴う熱処理により空隙が破壊されないように注意する必要がある。
本発明においては、非発泡微小球を使用することが好ましい。そのような微小球は熱が与えられると発泡するものであり、押出しの間に加えることができ、後述のようにTPU混合物が押出しダイから排出されるときに発泡するか、押出しの後に更に熱を加えることにより発泡する。空隙寸法は、熱の正しい与え方、冷却率、及び、層の形成及び/又は積み重ねの間にその層に加えられる圧力により制御される。予備発泡微小球又は非発泡微小球のどちらにおいても、空隙含有率は、空隙寸法、加えられる球の数、及び、圧縮層内の均一分布性の関数となる。
TPU圧縮層は、例えば、エチレンビニールアセテートや、55乃至70のショアーA硬度を有する熱可塑性ポリウレタン内で分散する非発泡微小球を使用して生成することが好ましい。
微小球をTPUに混入するのに適した方法というのは、欧州特許出願EP1174459A1及びEP1233037A2、並びにPCT出願WO01/10950及びWO00/44821に開示されており、それらの内容はここで組み込まれて参照されるものとする。TPU圧縮層が発泡微小球を使用することにより生成される場合には、その適用処理中のTPUの温度は、圧縮層の処理の間に発泡量が一定になるように、微小球の発泡温度未満に保たれるべきである。
TPU圧縮層が非発泡微小球を使用することにより生成される場合には、発泡が押出しダイの出口のところ又は出口の近くで生ずるように、TPUが、押出しの間、微小球の発泡温度に丁度等しいか又は僅かに高い温度で温められてもよい。柔らかいままのTPUは、その後、寸法規制ニップを通過して所望の寸法に仕上げられる。あるいは、TPUの温度は、押出し処理の間、微小球の発泡温度よりも低く保たれて、その後、微小球の発泡温度に丁度等しいか又は僅かに高い温度にしてやってもよい。この場合、TPUが発泡に合わせて変形するように、TPUの融点は、微小球の発泡温度に相対的に近似の値に合わせられるべきである。TPUの温度を微小球の発泡温度にまで上げる一方法としては、非発泡微小球を含む押出しTPU膜を1つの加熱ニップ又は連続する加熱ニップに通過させることにより、その複合体の温度を徐々に微小球の発泡温度にまで上げ、圧縮層の全厚さを制御できるように圧力下で発泡を起こさせるというものである。この温度は、配合及び押出し中に到達する温度を超えるものであり、それにより材料は柔らかくなり、微小球は圧力下で発泡するので、発泡の量を制御することができる。
あるいは、TPUの初期の配合/製造の間とTPUペレット形成の前又は、好ましくは熱処理の間、吸熱性及び/又は発熱性発泡剤をTPU材料に導入することができる。発泡剤は、その活性化温度に達すると分解し、分解に伴って気体を発生する。吸熱性発泡剤は、分解中にエネルギーを吸収し、発熱性発泡剤よりも少ない気体、約110ml/gを発生させる傾向を有する。そのような発泡剤は、より微細でより均質な発泡を作り出すのに有用である。
発熱性発泡剤は、分解中にエネルギーを発散し、吸熱性発泡剤よりも多い気体、約220ml/gを発生させる傾向を有する。そのような発泡剤は、より大きな寸法の空隙となるような発泡を作り出すのに有用である。空隙寸法及び空隙含有率は、発泡剤の量及び種類、熱、冷却率、並びに、層の形成及び積み重ねの間にその層に加えられる圧力に依存する。
各種塩や砂糖、又は他の選択的可溶材料のような浸出添加剤を、配合段階又は熱処理中に、TPUに加えることが可能である。一旦浸出添加剤が混入されると、TPU層が形成されるまでは空隙は生成されない。この時点で、TPU層を劣化させることなく、その添加剤を溶解又は浸出させるような適当な溶剤にそのTPU層を触れさせるようにしなければならない。このように添加剤が取り除かれることにより、層に空隙が残存することになる。これらの空隙の寸法は、選択された粒状添加剤の寸法により決定され、一方、空隙含有率は、添加剤の量及び配分並びに取り除く度合の関数である。
溶融したTPUを機械的に高速攪拌することも、層に空隙を生じさせるのに採用し得る。例えば、TPUが、押出しや他の手段による熱処理により溶融した場合には、TPUは、空気や他の気体が混入するように機械的手段により攪拌され得る。そのような機械的手段としては、掻き混ぜ、こう解、高速攪拌(ホイッピング)、又は、空気や他の気体が強制的に溶融材料に混ぜられるような他のあらゆる機械的処理がある。あるいは、空気又は他の気体が溶融TPUに注入されて混ぜられて、それにより空気/気体が内部で均一に分散するようにしてもよい。攪拌/混合された材料は、その後、適切な層に成形される。空隙寸法及び空隙含有率は、攪拌/混合処理の激しさや、導入される空気又は気体の量により、又は攪拌機、スクリュー、パドル等の攪拌/混合機器の形状・大きさにより機械的に制御される。
フッ化炭素樹脂又はクロロ炭素樹脂のような低沸点液体添加剤も、TPUの熱処理の間に混入させることができる。しかしながら、そのような液や熱処理パラメータの選択は、その液体が沸騰前にTPU内でよく混ざるように、注意深く行われなければならない。沸騰が生ずると、層の形成処理中のTPUの冷却のときに残ってしまうであろう空隙が材料内に形成されてしまう。空隙寸法及び空隙含有率は、加えられた液体の量及び種類、加熱と冷却のバランス、並びに、層の形成及び積み重ねの間にその層に加えられる圧力により決定される。
圧縮層は、これまでTPU層から成るものとして記述されてきたが、あるブランケット/スリーブ構成においては、圧縮層は高分子ゴム層から成るものであってもよいことに注意すべきである。そのような圧縮性高分子ゴム層にも上述のような空隙を混入させることができる。
圧縮層は、約0.006インチから約0.100インチまで(約0.15mmから2.54mmまで)の厚さを有していることが好ましく、更に好ましくは、約0.010インチから約0.060インチまで(約0.25mmから1.5mmまで)の厚さがよい。
基層は、典型的には、約0.010インチから約0.026インチまで(約0.25mmから0.66mmまで)の厚さであり、印刷面層は、典型的には、約0.010インチから約0.025インチまで(約0.25mmから0.64mmまで)の厚さである。しかしながら、基層及び印刷面層の厚さは、それぞれの層に選択された材料と所望の仕上がりブランケット/スリーブ特性とに依存して変動することに注意しなければならない。
熱可塑性ポリウレタン圧縮層15を有する印刷ブランケット又はスリーブを創作する好適な方法においては、基層12が印刷ブランケット又はスリーブ上に配され、熱可塑性ポリウレタン圧縮層が、上述したように液状で押し出されるか、又は、熱及び/又は接着剤を使用して基層に重ね合わされる。印刷面層18が、接着接合、熱積層、又は直接押出しにより、圧縮層15に付される。
図2は、本発明の他の実施形態を示しており、つまり、印刷スリーブ20の形態であり、その場合、スリーブのすべての層は、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイにより形成されている。そのスリーブ構成で示されている層は、ブランケット構成にも適用できることに注意すべきである。示されている通り、そのスリーブは、基層22、選択的圧縮層24、選択的画像補強層26、及び印刷面層28を有している。
基層22は、上述したように、低伸長、高引張り強度のTPU及び/又はTPUアロイから成っている。選択的画像補強層26は、印刷面層28の下に位置しており、好ましくは、印刷面層28を安定化させ、下の圧縮層24(存在する場合)を防御する機能を有する固いTPU及び/又はTPUアロイから成っている。画像補強層の厚さ、硬さ及び伸長度は、TPU材料の選択により望むように修正でき、それにより製品搬送率を、特定の印刷プレス設計に要求されるに応じて、調整し、可変にする手段を提供できる。これによりこれまで画像補強層として使用されてきた繊維材料よりも改良されたものが提供される。
画像補強層は、好ましくは、70乃至95のショアーA硬度を有し、更に好ましくは、80乃至90である。このTPU材料は、好ましくは、他の高分子化合物又は他の適切な処理補助剤と混ぜられて、処理におけるタックや補助剤が少なくなるようにしている。
図2に示された実施形態においては、印刷面層28は、比較的柔らかい非可塑化TPU及び/又はTPUアロイから成っている。適したTPUアロイというのは、ニトリルゴム、イソブチレン−イソプレン、多硫化物系ゴム、EPDM三元共重合体、天然ゴム、及びスチレンブタジエンゴムを含有する。このアロイは、更に、てん料及び/又は表面処理剤を含んでいてもよい。
印刷面層は、好ましくは、TPU/ニトリルゴムや、滑石(タルク)のような鉱物質添加剤から成っている。滑石は、好ましくは、概ね1%から35%までの添加比率で含有されており、機械的な表面仕上げ(研磨)処理の間、補助剤としての役割を果たす。すなわち、研摩中の摩擦熱が上昇するのを抑える役割を果たす。
印刷面層は、40%以下のショアー回復性(レジリエンス)と、約0.5ミクロ以下の平均表面粗さを呈することが好ましい。「ショアーレジリエンス」ということであるから、層の垂直弾性反発が、ASTM2632に則って計測されているということになる。印刷表面状態の所望の特性というのは、TPU又はTPUアロイ材料をブランケット/スリーブ複合体に適用する前又は後の熱的な形成により得られる。あるいは、所望の表面状態というのは、研摩/研削により、又はTPU材料のブランケット/スリーブ複合体に適用後の化学的なエッチング又は浸出により機械的に付与される。
基層、選択的圧縮層、選択的画像補強層、及び印刷面層の各層が、TPU又はTPUアロイから成っているような実施形態にあっては、それらの層は独立した又は支持された膜という形で実現される。それらの層は、その技術分野においてよく知られた接合方法により、又はブランケット構成に対する熱積層もしくは直接押出しにより、ブランケット構成の隣接した層に接着される。また、それらの層は、隣接層に対して押出し積層されたり、スロットダイコーティングされてもよいし、また、隣接した層と一緒に押し出されてもよい。また、各層は、従来からの接着剤を使用して接着されてもよいことに注意すべきである。あるいは、各層を構成するTPU材料は、熱を加えると柔らかくなってそれら自体が接着剤としての役割を果たすようにしてもよい。
本発明の好適な実施形態は布層を使用することを排している。構成上、布層をなくすと、層の膨潤及び剥離を引き起こすような、印刷プレスからブランケット又はスリーブ層への溶剤及び化学物質のウィッキングが最も少なくなるからである。しかしながら、ブランケット又はスリーブの端部が密封され、及び/又は、布が、適したTPU材料を十分に含浸して溶剤/化学物質のウィッキングを防ぐことができる限り、布層も構成として組み込まれてもよい。ブランケット又はスリーブ層がおもにTPU又はTPUアロイからできている場合には、端部密封は、ブランケットの露出した端部を熱して熱可塑性材料を柔らかくして流動させることにより容易に達成できる。あるいは、追加のTPU又はTPUアロイを熱とともに露出端部に付加してもよい。付加されたTPU又はTPUアロイは、その熱特性によりブランケットの断面に容易く固着する。
1枚以上の布層が補強層(例えば、図1に示すもの)として使用される場合には、好適な布というのは、約4から16%の伸長率と、60ポンド/インチ(27.21kg/cm)の最小引張り強度を呈する。布層の端部は、上述のように、TPU材料で密封されるか、又はTPU又はTPUアロイで含浸されるので、所望の特性が維持され、布はもはや重大なウィッキング特性を維持することはない。
ブランケット又はスリーブがTPU又はTPUアロイ発泡からなる実施形態においては、ブランケット又はスリーブは、1060kPAで約0.14乃至0.22であり、2060kPAで約0.21乃至0.29の静的圧縮特性を有することが好ましい。圧縮層を含むブランケット又はスリーブは、また、約0.025mm以下の動的ゲージ損失を呈するべきである。好ましくは、ブランケット又はスリーブは、蒸留水中で、2.5%未満;3.125%湿し水で3.0%未満;10%湿し水で3.5%未満;ブランケット洗浄液において2.0%未満のそれぞれの体積膨潤度を呈すべきである。
ここで記述した特定の図面及び実施形態は単なる例にすぎず、請求の範囲で規定された発明を限定するようなものではない。また、発明の詳細な説明から、更なる実施形態や例が当業者には自明であり、それらは請求された発明の範囲の包含されているものであろう。
欧州特許出願公開EP1174459A1号明細書 欧州特許出願公開EP1233037A2号明細書 国際公開WO01/10950号 国際公開WO00/44821号

Claims (25)

  1. 基層と、
    熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り、内部に空隙を有する圧縮層と、
    印刷面層と、
    を備えることを特徴とする印刷ブランケット又はスリーブ。
  2. 前記熱可塑性ポリウレタンは、ポリエステルベースのポリウレタンであることを特徴とする請求項1に記載のブランケット又はスリーブ。
  3. 前記圧縮層は、ニトリルゴム、EPDM、多硫化物、及びブチルゴムの中から選択された材料を伴った熱可塑性ポリウレタンのアロイから成ることを特徴とする請求項1に記載のブランケット又はスリーブ。
  4. 前記基層は、布、金属、又は高分子材料から成ることを特徴とする請求項1に記載のブランケット又はスリーブ。
  5. 前記基層は、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成ることを特徴とする請求項1に記載のブランケット又はスリーブ。
  6. 前記印刷面層は、ゴム又は高分子材料から成ることを特徴とする請求項1に記載のブランケット又はスリーブ。
  7. 前記印刷面層は、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成ることを特徴とする請求項1に記載のブランケット又はスリーブ。
  8. 熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る基層と、
    熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る印刷面層と、
    を備えることを特徴とする印刷ブランケット又はスリーブ。
  9. 前記基層と前記印刷面層との間に位置し、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り、内部に空隙を有する圧縮層を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の印刷ブランケット又はスリーブ。
  10. 前記印刷面層は、熱可塑性ポリウレタンアロイから成ることを特徴とする請求項8に記載の印刷ブランケット又はスリーブ。
  11. 前記印刷面層は、ニトリルゴム、EPDM、多硫化物、及びブチルゴムの中から選択された材料を伴った熱可塑性ポリウレタンのアロイから成ることを特徴とする請求項8に記載の印刷ブランケット又はスリーブ。
  12. 前記印刷面層の下に位置し、布、熱可塑性ポリウレタン、又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る画像補強層を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の印刷ブランケット又はスリーブ。
  13. 前記画像補強層は、前記印刷面層のショアーA硬度よりも大きいショアーA硬度を有する熱可塑性ポリウレタンから成ることを特徴とする請求項8に記載の印刷ブランケット又はスリーブ。
  14. 前記画像補強層は、約70乃至95のショアーA硬度を有することを特徴とする請求項8に記載の印刷ブランケット又はスリーブ。
  15. 前記印刷面層の下に補強布層を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の印刷ブランケット又はスリーブ。
  16. 圧縮層を有する印刷ブランケット又はスリーブの製作方法であって、
    基体ウェブ又はスリーブを供し、
    空隙生成材料を含む液体状の熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイの源を供し、
    前記基体ウェブ又はスリーブの実質的全表面に前記熱可塑性ポリウレタン又は前記熱可塑性ポリウレタンアロイを押出して前記基体ウェブ又はスリーブ上に圧縮層を形成し、
    前記圧縮層上に印刷面層を供することを特徴とする印刷ブランケット又はスリーブの製作方法。
  17. 前記空隙生成材料は、予備発泡微小球、非発泡微小球、発泡剤、及び浸出添加剤から成るグループから選択されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記空隙生成材料は、非発泡微小球から成り、前記熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイを押出すステップは、更に前記微小球を発泡させるステップを有することを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記空隙生成材料は、非発泡微小球から成り、前記微小球は、前記圧縮層の押出し後の熱処理により発泡することを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 圧縮層を有する印刷ブランケット又はスリーブの製作方法であって、
    基体ウェブ又はスリーブから成る基層を供し、
    熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成り、内部に空隙を有する圧縮層を、前記基体ウェブ又はスリーブに当てつけ、
    前記圧縮層上に印刷面層を供することを特徴とする印刷ブランケット又はスリーブの製作方法。
  21. 前記圧縮層は、前記基層に重ね合わされることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記基層は、布、金属、高分子化合物、熱可塑性ポリウレタン、又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成ることを請求項20に記載の方法。
  23. 前記印刷面層は、ゴム、高分子化合物、熱可塑性ポリウレタン、又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成ることを請求項20に記載の方法。
  24. 前記圧縮層と前記印刷面層の間に画像補強層を供するステップを更に備えることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  25. 印刷ブランケット又はスリーブの製作方法であって、
    基体ウェブ又はスリーブであって、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る基層を供し、
    前記基層上に、熱可塑性ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンアロイから成る印刷面層を供することを特徴とする印刷ブランケット又はスリーブの製作方法。
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