JP2019507911A - 液体電子写真印刷装置および中間転写部材 - Google Patents

液体電子写真印刷装置および中間転写部材 Download PDF

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Abstract

液体電子写真印刷のための中間転写部材がここに開示されている。中間転写部材は、熱可塑性ポリウレタンを含む少なくとも1つの層を含むことができる。液体電子写真プリンタおよび中間転写部材の形成方法もまた記載されている。【選択図】なし

Description

液体電子写真印刷プロセスは、典型的には、光導電性表面上に画像を生成し、荷電粒子を有するインクを光導電性表面に適用して画像に選択的に結合させ、そして画像の形態の荷電粒子を印刷基材に転写することを含む。
光導電性表面は円筒上にありえ、しばしばフォトイメージングプレート(PIP)と称される。光導電性表面は、異なる電位を有する画像領域および背景領域を有する静電潜像を選択的に帯電させる。例えば、キャリア液中に荷電トナー粒子を含む電子写真用インク組成物を、選択的に帯電した光導電性表面と接触させることができる。荷電トナー粒子は潜像の画像領域に付着し、背景領域は清浄なままである。そして画像は、印刷基材(例えば、紙)に直接転写されるか、またはいくつかの例では、最初に軟質膨潤ブランケットであり得る中間転写部材に、次いで印刷基材に転写される。
図1は、液体電子写真印刷装置の一例の概略図である。 図2は、中間転写部材(ITM)の一例の断面図である。 図3は、ITM構造の例の概略的な断面図である。 図4は、以下の例1および4に記載されるようなITM構造の一例の概略断面図である。 図5は、以下の例2に記載されるようなITM構造の一例の概略断面図である。 図6は、以下の例3に記載されるようなITM構造の一例の概略断面図である。
液体電子写真印刷装置、中間転写部材および関連する態様が開示されかつ説明される前に、本開示は本明細書に開示の特定のプロセスステップおよび材料に限定されるものではなく、なぜならそのようなプロセスステップおよび材料がいくらか変わり得ることが理解されるべきである。本明細書で使用する用語は、特定の例のみを説明するために使用されることも理解されたい。これらの用語は、限定されることを意図するものではなく、なぜなら本開示の範囲が添付の特許請求の範囲およびその均等物によってのみ限定されることが意図されているからである。
単数形「a」、「an」および「the」は、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示対象を含むことに留意されたい。
本明細書で使用される場合、「液体キャリア」、「キャリア液体」、「キャリア」または「キャリアビヒクル」は、ポリマー、粒子、着色剤、電荷ディレクタおよび他の添加剤を分散させて液体電子写真インクまたは静電インクを形成する流体を指す。そのようなキャリア液体およびビヒクル成分は当該技術分野において公知である。典型的なキャリア液体は、界面活性剤、共溶媒、粘度調整剤および/または他の可能な成分のような種々の異なる薬剤の混合物を含むことができる。
本明細書で使用される場合、「電子写真用インク組成物」は、一般に、静電印刷プロセスと呼ばれることがある電子写真印刷プロセスでの使用に典型的に適したインク組成物を指す。電子写真用インク組成物は、本明細書に記載されるような液体キャリア中に分散された樹脂および顔料の荷電可能な粒子を含むことができる。
本明細書で使用される場合、「コポリマー」は、少なくとも2つのモノマーから重合されるポリマーを指す。
特定のモノマーは、ポリマーの特定の重量パーセントを構成するものとして本明細書に記載され得る。これは、ポリマー中の前記モノマーから形成された繰り返し単位がポリマーの前記重量パーセントを構成することを示す。
本明細書において標準試験が記載されている場合、特に言及されない限り、参照される試験のバージョンは本特許出願の提出の時点で最新である。
本明細書で使用される「電子写真印刷」または「静電印刷」は、一般に、フォトイメージングプレートから直接または中間転写部材を介して間接的に印刷基材に転写される画像を提供するプロセスを指す。このように、画像は、それが適用されるフォトイメージングプレートに実質的に吸収されない。さらに、「電子写真プリンタ」または「静電プリンタ」は、一般に、上述のように電子写真印刷または静電印刷を行うことができるプリンタを指す。「液体電子写真印刷」は、粉末トナーではなく液体トナーが電子写真プロセスで使用される特定のタイプの電子写真印刷である。静電印刷プロセスは、静電インク組成物を電場、例えば電場勾配が1000V/cm以上、またはいくつかの例では1500V/cm以上の電場に供することを含むことができる。
本明細書で使用する「導電層」または「上部導電層」は、導電性粒子を含む層を指し得る。
本明細書で使用される用語「約」は、所与の値が端点の「少し上」または「少し下」であることを定めることにより、数値範囲の端点に柔軟性を提供するために使用される。この用語の柔軟性の程度は、特定の変数によって決定されることができ、経験および本明細書の関連する記載に基づいて決定する当業者の知識の範囲内にある。
本明細書で使用されるように、複数の項目、構造要素、構成要素、および/または材料は、便宜上共通のリストに提示され得る。しかし、これらのリストは、リストの各メンバーが別々の一意のメンバーとして個々に識別されるように解釈されるべきである。したがって、そのようなリストの個々のメンバーは、共通のグループにおけるそれらの提示のみに基づいて、同一のリストの他のメンバーと事実上同等であると解釈されるべきではない。
濃度、量、および他の数値データは、本明細書では範囲形式で表現または提示され得る。このような範囲形式は、単に便宜および簡潔さのために使用されているので、範囲の限界として明確に列挙された数値だけでなく、各数値および部分範囲は明示的に記載されているかのように、その範囲内に包含される個々の数値または部分範囲を含むように柔軟に解釈されるべきである。例示として、「約1重量%〜約5重量%」の数値範囲は、約1重量%〜約5重量%の明示的に列挙された値だけでなく、示された範囲内の個々の値および部分範囲も含むと解釈されるべきである。したがって、この数値範囲には、2、3.5および4などの個々の値および1〜3、2〜4、3〜5などの部分範囲などが含まれる。この同じ原則は、1つの数値のみを記載した範囲に適用される。さらに、そのような解釈は、記載されている範囲または特性の幅に関係なく適用されるべきである。
他に記載がない限り、本明細書に記載された任意の特徴は、本明細書に記載された任意の態様または他の特徴と組み合わせることができる。
一態様では、液体電子写真印刷のための中間転写部材が提供される。中間転写部材は、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。
一態様では、電子写真プリンタも提供される。電子写真プリンタは、フォトイメージングプレート、および熱可塑性ポリウレタンを含む少なくとも1つの層を含む中間転写部材を有することができ、中間転写部材は、使用において、電子写真用インクをフォトイメージングプレートから印刷基材に転写することとなる。
さらなる態様において、液体電子写真印刷のための中間転写部材を形成する方法が提供され、この方法は複数の層を結合させて中間転写部材を形成することを含み、層の少なくとも1つは熱可塑性ポリウレタンを含む。
先行技術における中間転写部材を製造するいくつかの方法は、溶媒を使用することを必要とする。例えば、このような方法は、場合によっては溶液から溶媒を蒸発させながら、溶液中の材料を堆積させおよび/または硬化させることを含む。これは、かなりの労力を伴う費用のかかるプロセスであり、時間がかかることがあり得る。さらに、いくつかの従来技術の中間転写部材では、圧縮性層は圧縮または衝撃の結果として永久的な塑性損傷を受けて、印刷品質が低下することになる。さらに、いくつかの従来技術の中間転写部材は、例えばシリコーンを含む剥離層を有しており、これは、繰り返される膨潤(電子写真用インクのキャリア液との接触時)および乾燥(印刷実行後)により経時的に劣化するため、限られた寿命を有する。中間転写部材の例は、上記の困難の1つ以上に取り組むことによってITMの寿命を延ばすことができ、そして簡単で迅速な適用方法を用いて適用されることができる。熱可塑性ポリウレタンの使用は、中間転写部材の永久変形を減少させることが見出され、そして機械的衝撃からの良好な回復を有している。熱可塑性ポリウレタンは、中間転写部材の内側層として、または剥離層として、またはその両方として使用することができる。
熱可塑性ポリウレタン
本文脈における熱可塑性材料は、固体状態から適切な温度に加熱されたときに成形可能、柔軟性または溶融性になり、そして冷却時に固化し、プロセスが繰り返され得る材料を示す。本明細書に記載の熱可塑性ポリウレタンは、典型的には架橋されていない。熱可塑性材料は、固体状態の材料が液体状態から不可逆的に形成(しばしば「硬化」)される、典型的にはポリマーネットワーク内で架橋によって形成される熱硬化性材料とは区別されるべきである。熱可塑性ポリウレタンは、硬質および軟質セグメントを有していてもよい、線形セグメント化ブロックコポリマーを含む一種のポリウレタンプラスチックである。熱可塑性ポリウレタンポリマーは、ジイソシアネート、例えば少なくとも500ダルトンの分子量を有してもよい長鎖ジオール(例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールまたはポリカプロラクトン)、およびいわゆる連鎖延長剤(例えば400ダルトン以下の分子量を有する短鎖ジオールであってもよい)の3成分の反応によって形成されてもよい。熱可塑性ポリウレタンは、ポリエステルポリウレタンであってもよい。ポリエステルポリウレタンは、本明細書に記載の中間転写部材において特に有効であることが見出されている。
長鎖ジオール
長鎖ジオールは、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールもしくはポリカプロラクトン、またはそれらの組み合わせであってもよい。いくつかの例では、長鎖ジオールは、ポリエーテルとポリエステルとの組み合わせを含むことができる。
いくつかの例では、長鎖ジオールはポリエーテルポリオールである。いくつかの例では、ポリエーテルポリオールは、ポリ(オキシプロピレン)ジオールまたはポリ(オキシテトラメチレン)ジオールを含み得る。
いくつかの例では、長鎖ジオールはポリエステルポリオールである。
ポリエステルポリオールは、少なくとも1つのジアルキレングリコールおよび少なくとも1つのジカルボン酸、またはそれらのエステルもしくは無水物から形成され得る。ポリエステルポリオールは、2つの末端ヒドロキシル基、場合によっては2つの第1級ヒドロキシル基を含むことができ、またはポリエステルポリオールは、少なくとも1つの末端ヒドロキシル基を含むことができ、そしていくつかの実施形態では、少なくとも1つの末端ヒドロキシル基および1つ以上のカルボン酸基を含むことができる。ポリエステルポリオールは、約500〜約10,000、約600〜約4000、約600〜約3000、約800〜約3000、約1000〜約2500、または約1200〜約2500の範囲の数平均分子量(Mn)を有することができる、実質的に線状または線状のポリエステルでありえる。いくつかの例では、ポリエステルポリオールは、約1500〜約2500の範囲の数平均分子量を有する。
ポリエステルポリオールは、アジペート、ポリカプロラクトン、ポリカーボネートまたは脂肪族ポリカーボネートであってもよい。
ジイソシアネート
ジイソシアネートは、(i)4,4’−メチレンビス−(フェニルイソシアネート)(MDI)、m−キシリレンジイソシアネート(XDI)、フェニレン−1,4−ジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジイソシアネート(TODI)、およびトルエンジイソシアネート(TDI)などの芳香族ジイソシアネート、または(ii)イソホロンジイソシアネート(IPDI)、1,4−シクロヘキシルジイソシアネート(CHDI)、デカン−1,10−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ビス(イソシアネートナトメチル)シクロヘキサン(CHMDI)およびジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(HMDI)などの脂肪族ジイソシアネートから選択され得る。いくつかの例では、ジイソシアネートは4,4’−メチレンビス(フェニルイソシアネート)(MDI)である。他の例では、列挙されたジイソシアネートの1つ以上が除外される。
鎖延長剤
TPUの合成に使用される第3の反応物は、いわゆる連鎖延長剤であり、これは短鎖ジオールであってもよい。鎖延長剤は、48〜約400または61〜約400の範囲の分子量を有することができる。
適切な連鎖延長剤は、グリコールを含み、脂肪族、芳香族またはそれらの組み合わせであり得る。いくつかの場合では、鎖延長剤は、2〜約20個の炭素原子を有するグリコールである。いくつかの例において、グリコール鎖延長剤は、約4〜約12個の炭素原子を有する低級脂肪族または短鎖グリコールであり、例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、1,9−ノナンジオール、1,12−ドデカンジオール等が挙げられる。いくつかの実施形態において、鎖延長剤は、1,6−ヘキサンジオールのみからなる。
いくつかの例では、鎖延長剤は芳香族グリコールを含んでもよい。いくつかの例では、芳香族グリコールはベンゼングリコールまたはキシレングリコールであってもよい。キシレングリコールは、1,4−ジ(ヒドロキシメチル)ベンゼンおよび1,2−ジ(ヒドロキシメチル)ベンゼンの混合物であってもよい。ベンゼングリコールは、ヒドロキノンビス(ベタヒドロキシエチル)エーテル(HQEE)、1,3−ジ(2−ヒドロキシエチル)ベンゼン、1,2−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、またはそれらの組み合わせであり得る。
ジアミンは鎖延長剤として使用することもできる。
適切なTPUは、例えばBASF製のElastollan(登録商標)の種類(例えば、soft 35 A 12 P 000、soft 45 A 12 P 000、およびS 60 A 15 SPF 000)にて市販されている。
TPUは、その中にシリコーンの粒子、好ましくは架橋シリコーンゴムを含むことができる。このタイプのTPUは、ITMの外側剥離層として特に有用である。このタイプのTPUは、例えば、ともにDow Corning製のTPSiV(登録商標)4200−60A熱可塑性エラストマーおよびTPSiV(登録商標)4200−70A熱可塑性エラストマーにて市販されている。
TPUは、約80未満、約75未満、約70未満、約65未満、または約60以下のショアA硬度値を有することができる。TPUは、約20より大きい、約30より大きい、約40より大きい、または約50より大きいショアA硬度値を有することができる。ショアA硬度値は、ASTM D−2240またはDIN ISO 7619−1(3s)またはISO 868によって測定される。
液体電子写真(LEP)印刷装置
図1は、LEP印刷装置1の一例の概略図とその中の中間転写部材の使用を示す。グラフィックス、テキスト及び画像の任意の組み合わせを含む画像は、LEP印刷装置1に通信される。LEP印刷装置は、フォトチャージングユニット2およびフォトイメージングシリンダ4を含む。画像は、中間転写部材(ITM)20の外側剥離層30に転写される前に、フォトイメージングプレート(この場合光伝導性部材としても知られている)上に、この場合はフォトイメージングシリンダ4の形態で、最初に形成され(第1の転写)、次いでITM20の外側剥離層30から印刷基材62(第2の転写)に転写される。
例示的な一例によれば、初期画像は、フォトチャージングユニット2によって回転するフォトイメージングシリンダ4上に形成される。最初に、フォトチャージングユニット2はフォトイメージングシリンダ4上に均一な静電荷を堆積させ、その後、フォトチャージングユニット2のレーザイメージング部分3がフォトイメージングシリンダ4上の画像領域の選択された部分を消散させて静電潜像を残す。静電潜像は、印刷される画像を表す静電荷パターンである。そして、液体電子写真用インクは、2成分インク現像器(BID)ユニット6によってフォトイメージングシリンダ4に転写される。BIDユニット6は、液体電子写真インクの均一なフィルムをフォトイメージングシリンダ4に提供する。液体電子写真用インクは、荷電顔料粒子を含み、これは静電画像領域上の適切な電位によって、フォトイメージングシリンダ4上の静電潜像に引き付けられる。液体電子写真用インクは、帯電していない非画像領域には付着せず、静電潜像の表面に現像されたトナー画像を形成する。フォトイメージングシリンダ4は、その表面上に単色インク画像を有する。
次いで、現像されたトナー画像は、電気の力によってフォトイメージングシリンダ4からITM20の外側剥離層30に転写される。次いで、画像は、ITM20の外側剥離層30から圧胴50上に配置された印刷基材に転写される前に、ITM20の外側剥離層30上で乾燥され、融着される。そして、最終画像に含まれる有色インク層の各々についてプロセスを繰り返すことができる。
画像は、フォトイメージングシリンダ4とITM20との間に印加された適切な電位により、フォトイメージングシリンダ4からITM20に転写され、荷電インクがITM20に引き付けられる。
1回目と2回目の転写の間に、現像されたトナー画像の固形分が増加し、インクがITM20に融着する。例えば、第1の転写後に外側剥離層30に付着した現像トナー画像の固形分は、典型的には約20%であり、第2の転写により現像されたトナー画像の固形分は、典型的には約80〜90%である。この乾燥および融着は、典型的には、高温および気流補助乾燥を用いることによって達成される。いくつかの例では、ITM20は加熱可能である。
印刷基材62は、印刷基材供給トレイ60によって印刷装置内に送り込まれ、圧胴50上に配置される。印刷基材62がITM20に接触すると、単一カラー画像が印刷基材62に転写される。
単一のカラー画像(例えば、白黒画像)を形成するために、圧胴50およびITM20を通る印刷基材62の1通過が画像を完成させる。多色画像の場合、印刷基材62は圧胴50上に保持され、ニップ40を通過する際にITM20と複数の接触を行う。各接触において、追加の色平面が印刷基材62上に配置されてもよい。
中間転写部材
本明細書では、簡潔にするために中間転写部材をITMと称することがある。ITMは、外側剥離層がその上に配置される支持部分を含むことができる。支持部分および/または外側剥離層は、熱可塑性ポリウレタンを含む層を含むことがあり得る。ITMは、例えば金属基部などの基部を有することがあり得る。基部は、円筒形状を有することがあり得る。基部は、ITMの支持部分の一部を形成してもよい。
ITMは円柱形状を有することができ、そのようなITMは、例えば印刷装置のローラなどのローラとしての使用に適することがあり得る。
ITMの支持部分は、ITMの基部上に配置された層状構造を含むことができる。層状構造は、その上に外側剥離層が配置されることができる、コンプライアント基材層、例えばゴム層または熱可塑性ポリウレタンを含む層を含むことができる。
コンプライアント基材層は、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。コンプライアント基材層は、アクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ポリウレタンエラストマー(PU)、EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンターポリマー)、フルオロシリコーンゴム(FMQまたはFLS)、フルオロカーボンゴム(FKMまたはFPM)またはパーフルオロカーボンゴム(FFKM)を含むゴム層を含んでもよい。
ITMは、剥離層とコンプライアント層との結合または接合を容易にするためのプライマー層を含むことができる。プライマー層は、ITMの支持部分の一部を形成することができ、いくつかの例では、プライマー層はコンプライアント基材層上に配置される。剥離層が熱可塑性ポリウレタンを含む場合、ITMはプライマー層を欠いていてもよい。
いくつかの例では、プライマー層は、オルガノシラン、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメチルシランなどのエポキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどのビニルシラン、ビニルトリエトキシシラン、アリルシラン、または不飽和シラン由来のオルガノシラン、およびチタンまたは白金を含む触媒のような触媒を含んでもよい。
プライマー層は硬化性プライマー層から形成することができる。硬化性プライマー層は、外側剥離層が支持部分上に形成される前に、ITMの支持部分のコンプライアント基材層に適用されてもよい。硬化性プライマー層は、オルガノシランおよび触媒、例えばチタンを含む触媒を含むことができる。
いくつかの例では、硬化性プライマー層に含まれるオルガノシランは、エポキシシラン、ビニルシラン、アリルシランおよび不飽和シランから選択される。
硬化性プライマー層は、第1のプライマーおよび第1の触媒、ならびに第2のプライマーおよびいくつかの例では第2の触媒を含むことができる。第1のプライマーおよび/または第2のプライマーはオルガノシランを含むことができる。オルガノシランは、エポキシシラン、ビニルシラン、アリルシランおよび不飽和シランから選択することができる。
いくつかの例において、第1の触媒は、縮合硬化反応を触媒するための触媒、例えば、チタンを含む触媒である。第1のプライマーは、第1の触媒による縮合反応によって硬化させることができる。第2のプライマーは、第1の触媒による縮合反応によって硬化させることができる。
いくつかの例では、第2の触媒は、付加硬化反応を触媒するための触媒である。そのような場合、第2の触媒は、前硬化(プレキュア、pre-cure)剥離組成物の付加硬化反応を触媒して、剥離層を形成することができる。
硬化性プライマー層は、第1および第2のプライマーならびに第1および第2の触媒を含む組成物としてコンプライアント層に適用することができる。
いくつかの例では、硬化性プライマー層は、1つが第1のプライマーおよび第1の触媒を含む組成物、他方が第2のプライマーおよび第2の触媒を含む組成物の、2つの別個の組成物としてコンプライアント層に適用することができる。
いくつかの例では、ITMは、コンプライアント基材層を基部に接合するための接着層を含むことができる。接着層は、織物層、例えば、織布または不織布の綿、合成、天然および合成の組み合わせ、または例えば改良された耐熱性材料を有するように処理された処理材料であってもよい。
コンプライアント基材層は、複数のコンプライアント層で形成することができる。例えば、コンプライアント基材層は、圧縮性層、追従(コンプライアンス)層および/または導電層を含むことができる。「導電層」は、導電性粒子を含む層であってもよい。いくつかの例では、複数のコンプライアント層のうちの任意の1つ以上は、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。
いくつかの例では、圧縮性層は、ITMの基部上に配置される。圧縮性層は、接着層によってITMの基部に接合することができる。導電層は、圧縮性層上に配置されてもよい。追従層は、存在する場合には導電層上に配置されてもよく、導電層が存在しない場合には圧縮性層上に配置されてもよい。圧縮性層および/または追従層が部分的に導電性である場合、追加の導電層を必要としなくてもよい。
圧縮性層は、大きな程度の圧縮性を有することができる。いくつかの例では、圧縮性層は600μmの厚さであってもよい。
圧縮性層は、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。いくつかの例では、圧縮性層は熱可塑性ポリウレタンを含んでもよい。圧縮性層は、例えばアクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ポリウレタンエラストマー(PU)、EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンターポリマー)、またはフルオロシリコーンゴム(FLS)を含み得る、ゴム層であってもよい。いくつかの例では、圧縮性層は、その熱伝導率を高めるためにカーボンブラックを含んでもよい。
いくつかの例では、圧縮性層は小さな空隙を含み、これは、圧縮性層の形成に使用されるマイクロスフェアまたは発泡剤の結果であり得る。いくつかの例では、小さな空隙は、圧縮性層の約40〜約60体積%を含む。
追従層は、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。追従層は、約65未満のショアA硬度値、または約55未満および約35超のショアA硬度値、または約42と約45との間のショアA硬度値を有する軟質エラストマー材料を含むことができる。いくつかの例では、追従層27は、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタンまたはアクリルを含む。ショアA硬度は、ASTM規格D2240によって測定される。
いくつかの例では、追従層は、アクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ポリウレタンエラストマー(PU)、EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンターポリマー)、フルオロシリコーンゴム(FMQ)、フルオロカーボンゴム(FKMまたはFPM)またはパーフルオロカーボンゴム(FFKM)を含む。いくつかの例では、追従層は、熱可塑性ポリウレタンを含む。
一例では、圧縮性層および追従層は同じ材料から形成される。
導電層は、例えばアクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、またはEPDMゴム(エチレンプロピレンジエンターポリマー)のようなゴム、 およびカーボンブラックまたは金属粒子を含むがこれらに限定されない1以上の導電性材料を含んでもよい。いくつかの例では、導電層は、熱可塑性ポリウレタンおよびカーボンブラックまたは金属粒子を含むがこれらに限定されない1以上の導電性材料を含むことができる。
いくつかの例では、圧縮性層および/または追従層は、導電性粒子、例えば、導電性カーボンブラック、金属粒子または金属繊維の添加によって部分的に導電性にされてもよい。いくつかの例では、圧縮性層および/または追従層が部分的に導電性である場合、追加の導電層を必要としなくてもよい。
いくつかの例では、中間転写部材は、以下の順で
a.ファブリック層;
b.内部に空隙を有してもよい圧縮性層;
c.導電性粒子を含む層;
d.任意のコンプライアント層;および
e.外側剥離層、を含み、
ここで圧縮性層、導電性粒子を含む層、任意のコンプライアント層、および外側剥離層の少なくとも1つは、熱可塑性ポリウレタンを含む層を含み、他の層は本明細書に記載されているものであってよい。いくつかの例では、コンプライアント層が存在し、コンプライアント層および外側剥離層は両方とも熱可塑性ポリウレタンを含み、外側剥離層は熱可塑性ポリウレタン中に分散されたシリコーンの粒子をさらに含む。
図2は、ITMの一例の断面図である。ITMは、基部22と、基部22上に配置された基材層23とを含む支持部を含む。基部22は、金属円筒であってもよい。基材層23は、熱可塑性ポリウレタン層を含んでいてもよく、または熱可塑性ポリウレタン層であってもよい。ITM20はまた、基材層23上に配置された外側剥離層30を含む。外側剥離層30は、熱可塑性ポリウレタン層を含んでもよく、または熱可塑性ポリウレタン層であってもよい。
基材層23は、アクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ポリウレタンエラストマー(PU)、EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンターポリマー)、フルオロシリコーンゴム(FMQまたはFLS)、フルオロカーボンゴム(FKMまたはFPM)またはパーフルオロカーボンゴム(FFKM)を含んでもよい、ゴム層を含むか、または(熱可塑性ポリウレタン層も含む場合)さらに含むことができる。例えば、ゴム層は、少なくとも部分的に硬化したアクリルゴム、例えばカーボンブラックパール130(Cabot、ツーシーポートレーン、スーツ1300、ボストン、マサチューセッツ州02210、米国)で充填されたアクリル樹脂Hi−Temp 4051 EP(Zeon Europe GmbH、ニーダーカッセラー・ローヴェグ177,40547、デュッセルドルフ、ドイツ)および例えばNPC−50促進剤(Zeon製のアンモニウム誘導体)を含んでもよい硬化システムの配合物を含むアクリルゴムを含むことができる。基材層23は、熱可塑性ポリウレタン層を含むことができる。
図3は、基材層23の圧縮性層25を基材22に接合するための、基部22と圧縮性層25との間に配置された接着層24を含む基材層23を有するITMの断面図を示し、導電層26が圧縮性層25上に配置されてもよく、そして追従層27(ソフトコンプライアント層とも呼ばれる)は、導電層上に配置されてもよい。プライマー層28は、基材層23と外側剥離層30との間に配置される。層24〜27および30の少なくとも1つは、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。
図4は、基材層23の圧縮性層25を基部22に接合するための基部22と圧縮性層25との間に配置された接着層24を含む基材層23を有するITM(例えば、例1および4に記載されている)の断面図を示し、導電層26は圧縮性層25上に配置されることができる。外側剥離層30は、熱可塑性ポリウレタン層を含む。
図5は、基材層23の圧縮性層25を基部22に接合するための基部22と圧縮性層25との間に配置された接着層24を含む基材層を有するITM(例えば、例2に記載されている)の断面図を示し、導電層26は圧縮性層25上に配置されてもよく、熱可塑性ポリウレタン31を含む層は、導電層26上に配置されてもよく、そして追従層27(ソフトコンプライアント層とも呼ばれる)は、導電層上に配置されてもよい。外側剥離層30は、追従層27上に配置されてもよいプライマー層28上に配置されてもよい。
図6は、基材層23の圧縮性層25を基部22に接合するための基部22と圧縮性層25との間に配置された接着層24を含む基材層23を有するITM(例えば、例3に記載されている)の断面図を示しており、導電層26は圧縮性層25上に配置されてもよく、そして熱可塑性ポリウレタンを含む層31は、導電層26上に配置されてもよい。熱可塑性ポリウレタンを含む層上に配置された外側剥離層30は、熱可塑性ポリウレタン中に分散されたシリコーンを含むことができる。
接着層は、ファブリック層、例えば織布または不織布の綿、合成、天然および合成の組み合わせ、または処理された材料、例えば改善された耐熱性を有するように処理された材料であってもよい。一例では、接着層23は、例えば約200μmの厚さを有するNOMEX材料から形成されたファブリック層である。
圧縮性層25は、例えば、アクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ポリウレタンエラストマー(PU)、EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンターポリマー)またはフルオロシリコーンゴム(FLS)を含んでもよいゴム層であってもよい。圧縮性層は、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。
追従層27は、約65未満のショアA硬度値、または約55未満および約35より大きいショアA硬度値、または約42および約45の間のショアA硬度値を有する軟質エラストマー材料を含むことができる。いくつかの例では、追従層27は、ポリウレタンまたはアクリルを含む。いくつかの例では、追従層27は、熱可塑性ポリウレタンを含む。ショアA硬度は、ASTM規格D2240によって測定される。いくつかの例では、追従層は、アクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ポリウレタンエラストマー(PU)、EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンターポリマー)、フルオロシリコーンゴム(FMQ)、フルオロカーボンゴム(FKMまたはFPM)またはパーフルオロカーボンゴム(FFKM)を含む。
一例では、圧縮性層25および追従層27は同じ材料から形成される。
いくつかの例では、導電層26は、ゴム、例えばアクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、またはEPDMゴム(エチレンプロピレンジエンターポリマー)、および1以上の導電性材料を含む。いくつかの例では、導電層26は、熱可塑性ポリウレタンおよび1以上の導電性材料を含む。いくつかの例では、導電層26を省略することができ、そしていくつかの例では、圧縮性層25、追従層27、または剥離層30は部分的に導電する。例えば、圧縮性層25および/または追従層27は、導電性カーボンブラックまたは金属繊維を加えて部分的に導電するように製造されることができる。
プライマー層28は、剥離層30を基材層23と結合または接合するのを容易にするように設けられてもよい。プライマー層28は、オルガノシラン、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメチルシランのようなエポキシシラン、ビニルトリエトキシシランのようなビニルシラン、ビニルトリエトキシシラン、アリルシラン、または不飽和シランから誘導されたオルガノシラン、およびチタンまたは白金を含む触媒のような触媒を含んでもよい。
一例では、硬化性プライマー層28が、基材層23の追従層27、例えばアクリルゴムで作られた追従層27の外面に適用される。硬化性プライマーは、ロッドコーティングプロセスを用いて適用することができる。硬化性プライマーは、オルガノシラン、および例えば有機チタン酸塩またはチタンキレートなどのチタンを含む第1の触媒チタンを含む第1のプライマーを含むことができる。一例では、オルガノシランは、エポキシシラン、例えば3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(ABCR GmbH&Co.KG、イム・シュレーエルト 10 D−76187、カールスルーエ、ドイツ、製品コードSIG5840から入手可能)およびビニルトリエトキシシラン(VTEO、Evonik、キルシェンアレー、ダルムシュタット、64293、ドイツから入手可能)、ビニルトリエトキシシラン、アリルシランまたは不飽和シランである。第1のプライマーは、例えば、縮合反応により硬化可能である。例えば、シラン縮合反応のための第1の触媒は、Tyzor(登録商標)AA75(Dorf−Ketal Chemicals India Private Limited、ドーフケタルタワー、ドゥモント・ストリート、オルレム、マラド(W)、ムンバイ−400064、マハーラーシュトラ、インドから入手可能)などの有機チタネートでありえる。プライマーはまた、オルガノシラン、例えばビニルシロキサン、例えばビニルシラン、例えばビニルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、アリルシランまたは不飽和シラン、およびいくつかの例では第2の触媒を含む第2のプライマーを含むことができる。第2のプライマーはまた、縮合反応によって硬化することができる。第2の触媒は、存在する場合、第1の触媒とは異なっていてもよく、いくつかの例では、白金またはロジウムを含む。例えば、第2の触媒は、Karstedt触媒,例えば溶液中に9%の白金を含むKarstedt触媒(Johnson Matthey、5thフロアー、25ファリンドンストリート、ロンドンEC4A 4AB、英国から入手可能)またはSIP6831.2触媒(Gelest、11イーストストリートロード、モリスビル、PA 19067、米国から入手可能)でありえる。この第2のプライマーは、付加反応によって硬化させることができる。第2のプライマーの第2の触媒は、プライマー層28に適用された前硬化剥離組成物と接触していてもよい。第2のプライマーの追加の硬化反応を触媒することに加えて、第2の触媒はまた、前硬化剥離組成物の追加の硬化反応を触媒して、剥離層30を形成することもできる。
基材層に適用される硬化性プライマー層23は、第1のプライマーおよび/または第2のプライマーを含むことができる。硬化性プライマー層は、第1のプライマーを含む1つの層と第2のプライマーを含む他の層との2つの別の層として基材層23に適用することができる。
硬化性プライマー層がその上に適用されるとき、基材層23の圧縮性層25、導電層26および/または追従層27のゴム層は未硬化であってもよい。
ITM20の外側剥離層30は、Si−R−Si結合を含む追加の硬化プロセスを用いて架橋されたポリシロキサンであってもよく、ここでRはアルキレン部分であり、そしてモノアルケニルシロキサンは、ポリシロキサンと反応して組み込まれている。
外側剥離層30は、ITMの支持部分に前硬化の剥離層組成物を適用することによって、ITM上に形成されてもよい。例えば、外側剥離層は、基材層23または基材層23に既に適用された硬化性プライマー層の上に適用されてもよい。硬化性プライマー層および剥離層は、それぞれ同時に硬化および架橋されていてもよい。
前硬化の剥離層組成物は、シリコーンオイルのシリコーン鎖に結合したアルケンを有する少なくとも1つのシリコーンオイル、シリコンヒドリド成分を含む架橋剤、およびモノアルケニルシロキサンを含んでもよい。いくつかの例では、前硬化の剥離組成物は、触媒、例えば、白金含有触媒またはロジウム含有触媒を含んでもよい。
いくつかの例では、硬化すると、ITMは、基材層23上に配置された、または存在する場合にはプライマー層28上に配置された外側剥離層30を含む。
いくつかの例では、外側剥離層30のシリコーンポリマーマトリックスは、少なくとも1つのシリコーンオイルおよびシリコンヒドリド架橋成分の架橋生成物を含む。
いくつかの例では、外側剥離層30は、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。いくつかの例では、外側剥離層30は、熱可塑性ポリウレタン内に分散されたシリコーンを含むことができる。
方法
中間転写部材の形成方法は、熱可塑性ポリウレタンを含む少なくとも1つの層を含む、複数の層を結合させて中間転写部材を形成することを含んでもよい。いくつかの例では、熱可塑性ポリウレタンは、適切な温度(例えば、120℃以上の温度)での溶融状態または粘着状態にて、別の層に適用することができる。
いくつかの例では、熱可塑性ポリウレタンを含む層は、熱可塑性ポリウレタンであってもなくてもよい、ITMの別の一つの層または複数の層と、カレンダー加工またはラミネーションにより結合することができる。いくつかの例では、ラミネーションは熱ラミネーションであってもよい。
いくつかの例では、ラミネーションまたはカレンダー加工は、熱可塑性ポリウレタンが粘着性であるが溶融しない温度で行われる。いくつかの例では、ラミネーションまたはカレンダー加工の温度は、約190℃未満、約175℃未満、約150℃未満、または約130℃未満である。いくつかの例では、ラミネーションまたはカレンダー加工の温度は、LEP印刷プロセスで使用される温度よりも高い。いくつかの例では、ラミネーションまたはカレンダー加工の温度は、約115℃より上、約118℃より上、または約120℃以上である。
いくつかの例では、熱可塑性ポリウレタン層は、熱可塑性ポリウレタンフィルムとして押出によって形成される。いくつかの例では、押出は、製造前段階で行われる。いくつかの例では、熱可塑性ポリウレタンが押し出され、そしてITMの別の一つ層または複数の層上でカレンダー加工される。
いくつかの例では、熱可塑性ポリウレタンの押出は、ラミネーションまたはカレンダー加工よりも高い温度で行われる。いくつかの例では、押出は、130℃より高い、150℃より高い、175℃より高いまたは190℃より高い温度で行われる。
以下の例は、中間転写部材の多数のヴァリエーションを示す。しかしながら以下は、本印刷装置、中間転写部材および関連する態様の原理の適用の例および例示にすぎないことが理解されるべきである。印刷装置、中間転写部材および関連する態様の精神および範囲から逸脱することなく、多数の改変および代替の中間転写部材を作製することができる。添付の特許請求の範囲は、そのような改変およびアレンジを網羅することを意図している。したがって、本方法および関連する態様は、特に詳細に以下に記載されているが、以下の例は、現在許容されると考えられるものと関連してさらに詳細を提供する。
基準ITM(ブランケット)構造
ブランケット構造は、底部から頂部へ(頂部は剥離層であり、底部は金属ITMドラムと接触する層である):
1.250μm未満の厚さを有する、ファブリック系(これらの例では、綿または綿/レーヨン)接着層、
2.600〜700μmの厚さを有する、広範囲の圧縮性および内部に空隙を有する(これらの例では、カーボンブラック(CB)を含むNBR)ラバー系圧縮性層、
3.140〜300μmの厚さを有する、ゴム系導電層(これらの例では、ContiTech製のCBを含むNBRまたはTrelleborg製のCBを含むACM)、
4.80〜160μmの厚さを有する、ゴム系のソフトコンプライアント層(この場合、ContiTech製のCBを含むACMまたはTrelleborg製のCBを含むACM)、
5.プライマー層は、(基材(ゴム層番号4)上にコーティングされた)1以上の部分を含むことができる。プライマー配合物は、以下の表1に記載されている。
6.下記の表2に記載されるような剥離層。
金属ドラムおよび上述した1〜4の層を含むITMは、プライマー層(上記番号5)そして剥離層(上記番号6)でコーティングされた。ロッドコーティングプロセスを用いてプライマーを適用した。第1のプライマーは、オルガノシランを含んでおり、および第1の触媒は、チタン、例えば有機チタネートまたはチタンキレートを含んでいた。この例では、オルガノシランはエポキシシラン、例えば3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(ABCR GmbH&Co.KG、イム・シュレーエルト 10 D−76187、カールスルーエ、ドイツ、製品コードSIG5840から入手可能)およびビニルトリエトキシシラン(VTEO、Evonik、キルシェンアレー、ダルムシュタット、64293、ドイツから入手可能)、ビニルトリエトキシシラン、アリルシランまたは不飽和シランである。シラン縮合反応のための第1の触媒は、例えば、Tyzor(登録商標)AA75(Dorf−Ketal Chemicals India Private Limited、ドーフケタルタワー、ドゥモント・ストリート、オルレム、マラド(W)、ムンバイ−400064、マハーラーシュトラ、インドから入手可能)であった。プライマーは、例えば縮合反応により硬化可能であった。第2の触媒は第1の触媒とは異なっており、例えば第2の触媒は、Karstedt触媒,例えば溶液中に9%の白金を含むKarstedt触媒(Johnson Matthey、5thフロアー、25ファリンドンストリート、ロンドンEC4A 4AB、英国から入手可能)またはSIP6831.2触媒(Gelest、11イーストストリートロード、モリスビル、PA 19067、米国から入手可能)を含む。この第2の触媒は、剥離層と接触して剥離層の付加硬化反応を触媒するようプライマー溶液によって行われた。
シリコーン剥離配合物をプライマー層上に設けた。ロッドコーティングプロセスを使用した。基材(ACM)はこの時点で未硬化であった。この例において、シリコーン剥離配合物は、上記の表2に詳述されるように、ビニルシリコーン混合物(二官能性vs500、多官能性xprv5000)、シリコンヒドリド架橋剤、および単官能性ビニルシリコーンを含んでいた。シリコーン剥離層はまた、白金含有触媒、すなわちKarstedt型触媒またはビニルシロキサンリガンドとのPt(0)錯体;阻害剤、例えばアセチレンアルコール、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンまたはテトラメチルジビニルジシロキサンを含んでいた。コーティングプロセスが完了した後、ブランケット全体はオーブン中に120℃で1.5時間置かれる(ACM未硬化基材のため)。
このITMの断面図は、図3に概略的に示されている。
例1
熱可塑性ポリエステルポリウレタンElastollan(登録商標)S60A(BASF製)を、Dr.Collinキャスト押出機を用いて190℃の温度で押出した。厚さ60、110、および200μmのフィルムを、3つの旋回式温度制御ロールからなる冷却ロールカレンダー装置を使用して製造した。
このフィルムを、基準ITMに記載されているように、層1、2および3を含む基材の基準ITM(層番号3)のゴム系導電層上に120℃(フィルムが粘着性であるが融解しない温度)で熱ラミネートした。
このITMの断面図は、図4に概略的に示されている。
この図において、層は以下の通りである。
30−TPU(Elastollan(登録商標)S60A)を含む外側剥離層
26−ゴム系導電層(すなわち、基準ITMの層3と同じ)
25−ゴム系圧縮性層(すなわち、基準ITMの層2と同じ)
24−ファブリック系接着層(すなわち、基準ITMの層1と同じ)
22−金属ITMドラム
提供された層状構造は、HP Indigo7500 Digital Pressの中間転写部材のブランケットとして使用された。電子写真印刷におけるITMとしてうまく作用することが判明した。
例2
例1のように作製した60μmの熱可塑性フィルムを、基準ITMブランケット構造の層3と4の間の追加の層として使用した。
ソフトコンプライアント層(基準ITMの上記層4と同じ)を、例1で製造した厚さ60μmのTPU層を有する層状構造にラミネートした。(言い換えれば、基準ITMについて記載された層1、2および3を含む基材のゴム系導電層(基準ITMの層3と同じ)上にTPU層を最初にラミネートした)。プライマー層(基準ITMの層5と同じ)を層4の上にグラビアコーティングし、次いでシリコーン剥離層をプライマー層の上にグラビアコーティングした。全ブランケットを120℃のオーブンに1.5時間入れ、ITMを硬化させた。
このITMの断面図は、図5に概略的に示されている。この図では、層は以下の通り。
30−シリコーンを含む外側剥離層(すなわち、基準ITMの層6と同じ)
28−プライマー層(すなわち、基準ITMの層5と同じ)
27−ゴム系ソフトコンプライアント層(すなわち、基準ITMの層4と同じ)
31−TPU(Elastollan(登録商標)S60A)を含む層
26−ゴム系導電層(すなわち、基準ITMの層3と同じ)
25−ゴム系圧縮性層(すなわち、基準ITMの層2と同じ)
24−ファブリック系接着層(すなわち、基準ITMの層1と同じ)
22−金属ITMドラム
提供された層状構造は、HP Indigo7500 Digital Pressの中間転写部材のブランケットとして使用された。電子写真印刷におけるITMとしてうまく作用することが判明した。
例3
TPSiV(登録商標)4200−70A熱可塑性エラストマー(Dow Corning製)を、Dr.Collinキャスト押出機を用いて200℃の温度で押出した。TPSiV(登録商標)4200−70Aは、熱可塑性ポリウレタン連続相内に分散した完全に架橋したシリコーンゴムを含む熱可塑性エラストマーである。3つの旋回可能な温度制御ロールからなる冷却ロールカレンダー装置を使用して、厚さ250および500μmのフィルムを製造した。
このフィルムを、170℃で、例1で製造した構造体の厚さ60μmのTPU層上に熱ラミネートした。
このITMの断面図は、図6に概略的に示されている。この図において以下が示されている。
30−内部に分散されたシリコーンの粒子を有する熱可塑性ポリウレタン(TPSiV(登録商標)4200−70A)を含む外側剥離層
31−TPU(Elastollan(登録商標)S60A)を含むコンプライアント層
26−ゴム系導電層(すなわち、基準ITMの層3と同じ)
25−ゴム系圧縮性層(すなわち、基準ITMの層2と同じ)
24−ファブリック系接着層(すなわち、基準ITMの層1と同じ)
22−金属ITMドラム
提供された層状構造は、HP Indigo7500 Digital Pressの中間転写部材のブランケットとして使用された。電子写真印刷におけるITMとしてうまく作用することが判明した。
例4
熱可塑性ポリエステルポリウレタンElastollan(登録商標)soft 45A 12 P 000(BASF製)を、基準ITMについて記載されている層1、2および3を含む基材の基準ITMのゴム系導電層(層番号3)上に190℃の温度で押し出し、150〜200℃の温度範囲で、8rpmの速度および70バールの圧力で操作されたカレンダー装置に直ちに移した。50〜400μmの様々な厚さのTPU層が得られた。層状構造は図4に示される通りである。
提供された層状構造は、HP Indigo7500 Digital Pressの中間転写部材のブランケットとして使用された。電子写真印刷におけるITMとしてうまく作用することが判明した。
液体電子写真印刷装置、中間転写部材および関連する態様は、いくつかの例を参照して説明されているが、当業者であれば、本開示の精神から逸脱することなく、様々な修正、変更、省略、および置換を行うことができることを理解するであろう。したがって、本方法および関連する態様は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図される。任意の従属請求項の特徴は、他の従属請求項または独立請求項のいずれかの特徴と組み合わせることができる。

Claims (15)

  1. 液体電子写真印刷用の中間転写部材であって、熱可塑性ポリウレタンを含む少なくとも1つの層を含む中間転写部材。
  2. 導電性粒子を含む層を含む、請求項1に記載の中間転写部材。
  3. 前記熱可塑性ポリウレタンがポリエステルポリウレタンである、請求項1に記載の中間転写部材。
  4. 前記ポリエステルポリウレタンが、少なくとも1つのポリエステルポリオール中間体を、少なくとも1つのジイソシアネートおよび少なくとも1つの鎖延長剤と反応させることにより製造される、請求項3に記載の中間転写部材。
  5. 前記の熱可塑性ポリウレタンを含む少なくとも1つの層の少なくとも1つが、中間転写層上の外層として存在し、そして前記熱可塑性ポリウレタン内に分散されたシリコーンを含む粒子を有する、請求項1に記載の中間転写部材。
  6. 前記熱可塑性ポリウレタンが約80以下のショアA硬度値を有する、請求項1に記載の中間転写部材。
  7. 前記熱可塑性ポリウレタンが約20以上のショアA硬度値を有する、請求項1に記載の中間転写部材。
  8. 前記中間転写部材が圧縮性層および外側剥離層を含み、そして前記圧縮性層および前記外側剥離層の少なくとも1つは、前記の熱可塑性ポリウレタンを含む層である、請求項1に記載の中間転写部材。
  9. 前記中間転写部材が、以下の順で
    a.ファブリック層、
    b.内部に空隙を有してもよい圧縮性層、
    c.導電性粒子を含む層、
    d.任意のコンプライアント層、および
    e.外側剥離層を含み、
    ここで前記圧縮性層、前記導電性粒子を含む層、前記任意のコンプライアント層、および前記外側剥離層のうちの少なくとも1つが、熱可塑性ポリウレタンを含む、請求項1に記載の中間転写部材。
  10. フォトイメージングプレート、および
    熱可塑性ポリウレタンを含む少なくとも1つの層を含む中間転写部材、ここで前記中間転写部材が使用時に電子写真インクを前記フォトイメージングプレートから印刷基材に転写することになる、
    を含む液体電子写真プリンタ。
  11. 前記熱可塑性ポリウレタンがポリエステルポリウレタンである、請求項10に記載の液体電子写真プリンタ。
  12. 液体電子写真印刷用の中間転写部材を形成する方法であって、複数の層を結合させて中間転写部材を形成することを含み、前記層の少なくとも1つが熱可塑性ポリウレタンを含む、方法。
  13. 前記の熱可塑性ポリウレタンを含む少なくとも1つの層の少なくとも1つが、熱ラミネーション、直接押出コーティングまたはカレンダー加工により前記の複数の層の少なくとも1つと結合される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記の熱可塑性ポリウレタンを含む層の結合が、約115℃を超える温度で行われる、請求項12に記載の方法。
  15. 前記の熱可塑性ポリウレタンを含む層の結合が、約190℃未満の温度で行われる、請求項14に記載の方法。
JP2018548097A 2016-04-18 2016-04-18 液体電子写真印刷装置および中間転写部材 Pending JP2019507911A (ja)

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