JP2010286110A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】管同士を容易に接合することが可能な管継手を提供する。
【解決手段】受口2の内部に挿口4が挿入され、挿口4の外周面と受口2の内周面との隙間にシール材22が配設され、挿口4に外嵌されて管軸心方向Aへ移動自在な押輪23が受口2の開口端面30に外側から対向し、シール材22が押輪23によって受口2の奥側へ押込まれて挿口4の外周面と受口2の内周面との間をシールする管継手21であって、相対向する押輪23の端面31と受口2の開口端面30との間に、所定の間隙Mを形成するスペーサー34が介在し、スペーサー34は周方向における複数箇所に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、受口に挿口が挿入された管継手に関する。
管継手として、互いに接合される一方の管の端部に形成された受口の内部に、他方の管の端部に形成された挿口が挿入され、この挿口の外周面と上記受口の内周面との間の隙間に配設された環状のシール材を、上記挿口における受口に入り込まない部分の外周に配設された環状の押輪により、受口内の奥側へ押圧してシールする構造は既に知られている(例えば、特許文献1等)。
図16および図17は、このような管継手構造を例示するものであり、図16は後述するシール材を装着した状態を示し、図17はシール材を装着する前の状態を示す。ここで、互いに接合される一方の管1の端部には受口2が形成され、他方の管3の端部には、受口2の内部に挿入される挿口4が形成されている。受口2の内周には、受口2の開口端より奥側ほど径が小さくなるテーパ面5aとこのテーパ面5aの奥端部から同じ径で受口2の奥側に延びる平坦面5bとを有するシール材収容溝5と、このシール材収容溝5よりも受口奥側に位置するロックリング収容溝6とが形成されている。なお、管1、3は鋳鉄製とされている。
図16に示すように、シール材収容溝5が設けられている空間、すなわち、シール材収容溝5が形成されている受口2の内周面と挿口4の外周面との間の隙間には、ゴム製で環状のシール材(いわゆるゴム輪)11が収容されている。このシール材11は、挿口4における受口2に入り込まない部分の外周に配設された金属製等の剛体からなる環状の押輪12により、受口2内の奥側へ押圧された圧縮状態で配設されており、これにより受口2の内周面と挿口4の外周面との間がシールされている。
ここで、押輪12は、その環状の断面が管径方向(径方向とも称す)に平板状に延びた形状とされ、押輪12を締結して支持するボルト7を挿通させる挿通孔12aが、径方向外側寄り部分における周方向の複数箇所(例えば2箇所)に形成されている。また、受口2の端部外周にはフランジ部8が形成されているとともに、このフランジ部8において、押輪12の挿通孔12aに対応する箇所に、挿通孔8aが形成されている。そして、フランジ部8の挿通孔8aから押輪12の挿通孔12aに向けて管軸心方向にボルト7を挿通させ、ボルト7のねじ部先端にナット9を螺合させて締め込むことで、押輪12がフランジ部8に近接する方向へ移動し、これにより、シール材11が押輪12により受口奥側に押圧されてシール材収容溝5内に圧入状態で収容されるよう構成されている。
図17に示すように、シール材11は、その断面が、圧入される際に先端となる箇所において円形に形成された円形先端部11aと、この円形先端部11aに繋がる部分が薄肉状で、押輪12寄り側ほど厚肉となる台形状の基部11bとを一体的に形成した構成とされている。そして、基部11bの端面が、押輪12のフランジ部8に対向する平坦面に当接された状態で、シール材11が押圧されてシール材収容溝5内に圧入される。
また、図16に示すように、従来の管継手構造では、最終的に押輪12とフランジ部8との間が所定の間隙Mとなるまで、ボルト7を締め込んで押輪12をフランジ部8に向けて接近させてこの位置関係を保持させることで、押輪12によってシール材11が受口奥側へ押圧された状態を維持させるとともに受口2の内周面および挿口4の外周面に密着させて、シール材11による所要のシール機能を発揮させている。なお、図16、図17における10は環状で周方向1つ割のロックリング、14は挿口4の先端部外周に形成された挿口突部である。
特開2003−222276号公報
しかしながら、上記従来の管継手構造では、最終的な押輪12とフランジ部8との間隙が上記所定の間隙M(図16参照)よりも大きければシール機能が不十分となる一方、上記所定の間隙Mよりも小さければ、シール材11が過大な力で押し付けられるといった不具合を生じるおそれがあった。したがって、挿口4を受口2に挿入して一方の管1と他方の管3とを接合する際、押輪12とフランジ部8との間隙が上記所定の間隙Mに一致するように管理しなければならず、その分だけ手間がかかっていた。
本発明は上記課題を解決するもので、管同士を容易に接合することが可能な管継手を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本第1発明は、互いに接合される一方の管の端部に形成された受口の内部に、他方の管の端部に形成された挿口が挿入され、
挿口の外周面と受口の内周面との間の隙間に環状のシール材が配設され、
挿口に外嵌されて管軸心方向へ移動自在な環状の押輪が受口の開口端面に外側から対向し、
シール材が押輪によって受口奥側へ押し込まれて挿口の外周面と受口の内周面との間をシールする管継手であって、
相対向する押輪の端面と受口の開口端面との間に、所定の間隙を形成するスペーサーが介在し、
スペーサーは周方向における複数箇所に配置されているものである。
これによると、シール材と押輪とを挿口に外嵌し、挿口を受口に挿入し、この状態で、押輪を管軸心方向に沿って押込方向へ移動させる。これにより、シール材が押輪によって挿口の外周面と受口の内周面との隙間に押し込まれる。
このとき、押輪の端面と受口の開口端面との間にスペーサーが介在することによって、押輪を押込方向へ移動させる際、押輪の端面と受口の開口端面との間隙を正確かつ容易に所定の間隙に保つことができる。これにより、シール材によるシール機能が不足するといった不具合や或いはシール材が過大な力で押し付けられるといった不具合の発生を防止することができ、管同士を容易に接合することができる。
さらに、押輪の端面と受口の開口端面との間隙を通して、シール材の装着状態を目視で確認することができる。また、専用のゲージを押輪の端面と受口の開口端面との間隙に差し込んでゲージの先端をシール材に当接させることによって、受口(又は押輪)の外周面からシール材までの径方向における距離を計測することが可能となり、これにより、シール材の装着状態をより一段と正確に確認することができる。
本第2発明における管継手は、スペーサーは、押輪の端面と受口の開口端面との少なくともいずれか一方の面に設けられ、一方の面から管軸心方向における外向きへ突出しているものである。
これによると、押輪を押込方向へ移動させることにより、シール材が押輪によって挿口の外周面と受口の内周面との隙間に押し込まれ、この際、スペーサーが押輪の端面と受口の開口端面とのいずれか他方の面に当接することで、押輪の端面と受口の開口端面との間隙が所定の間隙に保たれる。
本第3発明における管継手は、スペーサーは、押輪と受口とから切り離された別の部材であり、押輪の端面と受口の開口端面との間に挟持されるものである。
以上のように本発明によれば、シール材によるシール機能が不足するといった不具合や或いはシール材が過大な力で押し付けられるといった不具合の発生を防止することができ、管同士を容易に接合することができる。
さらに、シール材の装着状態を目視で確認することができ、また、専用のゲージを押輪の端面と受口の開口端面との間隙に差し込むことにより、シール材の装着状態をより一段と正確に確認することができる。
本発明の第1の実施の形態における管継手の断面図である。 同、管継手の押輪の正面図である。 図2におけるX−X矢視図である。 同、管継手の断面図であり、シール材を装着する過程を示す。 同、管継手の一部拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態における管継手の押輪の正面図である。 本発明の第3の実施の形態における管継手の押輪の正面図である。 図7におけるX−X矢視図である。 本発明の第4の実施の形態における管継手の受口の正面図である。 本発明の第5の実施の形態における管継手の受口の正面図である。 本発明の第6の実施の形態における管継手の受口の正面図である。 本発明の第7の実施の形態における管継手の断面図である。 同、管継手の間隙維持手段の正面図である。 図13におけるX−X矢視図である。 本発明の第8の実施の形態における管継手の押輪の正面図である。 従来の管継手の断面図である。 同、管継手の断面図であり、シール材を装着する過程を示す。
(第1の実施の形態)
以下、本発明における第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。尚、先述した従来のものと同じ部材については同一の符号を付記して詳細な説明を省略する。
図1に示すように、管継手21は、互いに接合される一方の管1の端部に形成された受口2の内部に、他方の管3の端部に形成された挿口4が挿入され、挿口4の外周面と受口2の内周面との間の隙間に環状のシール材22が配設され、挿口4に外嵌されて管軸心方向Aへ移動自在な環状の押輪23が受口2の開口端部に外側から対向し、シール材22が押輪23によって受口奥側へ押し込まれて挿口4の外周面と受口2の内周面との間をシールするものである。
シール材22は、ゴム製で円環状に形成されており、その断面が、圧入される際に先端となる箇所において円形に形成された円形先端部22aと、この円形先端部22aに繋がる部分が薄肉状で、押輪23寄り側ほど厚肉となる台形状の基部22bとを一体的に形成した構成とされている。尚、シール材22の基部22bは、押輪23に当接して押輪23により受口奥方向Bへ押圧される基端部24を有している。
図2,図3に示すように、押輪23は、表裏両側に貫通する中央孔部26と、ボルト7を挿通させる複数の挿通孔23aとを有している。尚、フランジ部8の挿通孔8aと押輪23の挿通孔23aとはそれぞれ、周方向において180°間隔おきに2個ずつ形成されている。
また、押輪23の管軸心方向Aにおける表裏両端面31には、シール材22の基端部24が嵌まり込む円形の窪み部27が形成されている。窪み部27は、底部に形成され且つシール材22の基端部24を押圧する押圧面28と、押圧面28の周囲に形成され且つシール材22の基端部24を拡径方向C(図4参照)において拘束する拘束面29とを有している。尚、押圧面28は端面31よりも一段低く形成されている。
相対向する押輪23の端面31と受口2の開口端面30との間には複数のスペーサー34が介在している。図2,図3に示すように、スペーサー34は、押輪23の管軸心方向Aにおける表裏両端面31にそれぞれ形成されており、押輪23の周方向において180°間隔おきに2個ずつ配設され、管軸心36(押輪23の中心)と挿通孔23aとを通る径方向の直線L1上に位置するとともに、押輪23の径方向において挿通孔23aの外側近傍箇所(すなわち窪み部27以外の箇所)に位置している。
また、各スペーサー34は、図3に示すように、押輪23の径方向から見て円錐台形状に形成されており、押輪23の端面31(一方の面の一例)から管軸心方向Aにおける外向きへ突出している。尚、押輪23の端面31から各スペーサー34の先端部までの高さMはそれぞれ一定値に保たれている。
尚、一方および他方の管1,3と押輪23とはそれぞれ鋳造品であり、各スペーサー34は鋳出しによって押輪23に一体に形成されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
一方の管1と他方の管3とを接合する際、図4に示すように、先ず、ロックリング10を受口2内のロックリング収容溝6内に嵌め込み、さらに、シール材22と押輪23とを挿口4に外嵌し、シール材22の基端部24を押輪23の片方の窪み部27に嵌め込み、挿口4を受口2に挿入する。
そして、挿口突部14がロックリング10の内周を受口奥方向Bへ通過すると、ボルト7を各挿通孔8a,23aに挿通し、ナット9を締め込んで押輪23を押込方向D(すなわち受口奥方向B)へ移動させる。これにより、シール材22が、押輪23によって挿口4の外周面と受口2の内周面との隙間に押し込まれ、シール材収容溝5に収容される。
この際、シール材22の基端部24は片方の窪み部27の拘束面29により拡径方向C(図4参照)において拘束されているため、シール材22の基端部24が窪み部27の押圧面28に沿って拡径方向Cへ移動(変形)するのを防止することができる。これにより、図1に示すように、シール材22の基端部24が押輪23の端面31と受口2の開口端面30との間に挟まれることはなく、シール材22をシール材収容溝5に良好に挿入することができ、一方の管1と他方の管3とが接合される。
また、上記のように押輪23を押込方向Dへ移動させる際、各スペーサー34の先端部が受口2の開口端面30(他方の面の一例)に当接することで、押輪23の端面31と受口2の開口端面30との間隙35を正確かつ容易に所定の間隙Mに保つことができる。これにより、シール材22によるシール機能が不足するといった不具合や或いはシール材22が過大な力で押し付けられるといった不具合の発生を防止することができる。
さらに、上記間隙35を通して、シール材22の装着状態を目視で確認することができる。また、図5に示すように、専用の薄板状のゲージ38を上記間隙35に差し込んでゲージ38の先端をシール材22の基部22bの外周面に当接させることによって、受口2のフランジ部8(又は押輪23)の外周面からシール材22の基部22bの外周面までの径方向Eにおける距離Fを計測することが可能となり、これにより、シール材22の装着状態をより一段と正確に確認することができる。
尚、図2に示すように、スペーサー34を挿通孔23aの外側近傍に位置させているため、図1に示すように、ボルト7とナット9とで押輪23を受口2のフランジ部8に締結した際、ボルト7の締付力はスペーサー34の近傍で作用し、これにより、押輪23の厚さ方向の撓み量を低減することができる。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、図2に示すように、スペーサー34を押輪23の径方向において挿通孔23aの外側近傍箇所に位置させているが、第2の実施の形態として、図6に示すように、スペーサー34を押輪23の径方向において挿通孔23aの内側近傍箇所に位置させてもよい。
(第3の実施の形態)
上記第1および第2の実施の形態では、図2,図6に示すように、スペーサー34を直線L1上の位置に設けているが、スペーサー34を直線L1上から押輪23の周方向へ所定角度αずらした位置に設けてもよい。例えば、第3の実施の形態として、図7,図8に示すように、スペーサー34の位置を直線L1上から押輪23の周方向へ90°(所定角度αの一例)ずらしてもよい。尚、所定角度αは90°以外であってもよい。
上記第1〜第3の実施の形態では、図1,図2,図6,図7に示すように、挿通孔8aを受口2のフランジ部8の周方向における2箇所に設け、挿通孔23aとスペーサー34とをそれぞれ押輪23の周方向における2箇所に設けたが、これらは2箇所に限定されるものではなく、2箇所以外の複数箇所に設けてもよい。
上記第1〜第3の実施の形態では、図3,図8に示すように、スペーサー34を、押輪23の表裏両端面31にそれぞれ形成したが、表裏のいずれか片方の端面31のみに形成してもよい。
上記第1〜第3の実施の形態では、図2,図6,図7に示すように、押輪23に形成された挿通孔23aの個数と押輪23の片方の端面31に設けられたスペーサー34の個数とを同数にしたが、異なった数にしてもよい。
(第4の実施の形態)
上記第1〜第3の実施の形態では図1,図6,図7に示すように、複数のスペーサー34を押輪23に設けたが、第4の実施の形態として図9に示すように、複数のスペーサー34を受口2の開口端面30に設けてもよい。スペーサー34は、受口2の周方向において180°間隔おきに2個配設され、管軸心36と挿通孔8aとを通る径方向の直線L2上に位置するとともに、受口2の径方向において挿通孔8aの外側近傍箇所に位置している。尚、各スペーサー34は鋳出しによって受口2に一体に形成されている。
これによると、上記第1の実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(第5の実施の形態)
上記第4の実施の形態では、図9に示すように、スペーサー34を受口2の径方向において挿通孔8aの外側近傍箇所に位置させているが、第5の実施の形態として、図10に示すように、スペーサー34を受口2の径方向において挿通孔8aの内側近傍箇所に位置させてもよい。
(第6の実施の形態)
上記第4および第5の実施の形態では、図9,図10に示すように、スペーサー34を直線L2上の位置に設けているが、スペーサー34を直線L2上から受口2の周方向へ所定角度αだけずらした位置に設けてもよい。例えば、第6の実施の形態として、図11に示すように、スペーサー34の位置を直線L2上から受口2の周方向へ90°(所定角度αの一例)ずらしてもよい。尚、所定角度αは90°以外であってもよい。
上記第4〜第6の実施の形態では、図9〜図11に示すように、挿通孔8aとスペーサー34とをそれぞれ受口2の開口端面30の周方向における2箇所に設けたが、これら2箇所に限定されるものではなく、2箇所以外の複数箇所に設けてもよい。また、挿通孔8aの個数とスペーサー34の個数とを同数にしたが、異なった数にしてもよい。
上記第1〜第3の実施の形態では、図1,図6,図7に示すように、スペーサー34を押輪23の端面31のみに形成し、上記第4〜第6の実施の形態では、図9〜図11に示すように、スペーサー34を受口2の開口端面30のみに形成したが、スペーサー34を押輪23の端面31と受口2の開口端面30との両方に形成してもよい。
(第7の実施の形態)
また、第7の実施の形態として、図12〜図14に示すように、複数のスペーサー34を、押輪23と受口2とから切り離した別の部材にしてもよい。この場合、両スペーサー34は円環状の薄いシート部材39に設けられ、スペーサー34とシート部材39とで間隙維持手段40が構成される。尚、スペーサー34とシート部材39とは、樹脂製であり、一体成形されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
一方の管1と他方の管3とを接合する際、先ず、図12に示すように、ロックリング10を受口2内のロックリング収容溝6内に嵌め込み、さらに、シール材22と押輪23と間隙維持手段40とを挿口4に外嵌し、シール材22の基端部24を押輪23の片方の窪み部27に嵌め込み、挿口4を受口2に挿入する。
そして、挿口突部14がロックリング10の内周を受口奥方向Bへ通過すると、ボルト7を各挿通孔8a,23aに挿通し、ナット9を締め込んで押輪23を押込方向Dへ移動させる。
この際、各スペーサー34が押輪23の端面31と受口2の開口端面30との間に挟持され、これにより、押輪23の端面31と受口2の開口端面30との間隙35を正確かつ容易に所定の間隙Mに保つことができる。
上記第7の実施の形態では、図13に示すように、周方向において2個のスペーサー34を有する間隙維持手段40を示したが、スペーサー34を2個以外の複数個有する間隙維持手段40であってもよい。
(第8の実施の形態)
上記各実施の形態では、図2,図6,図7,図9〜図11,図13に示すように、スペーサー34は管軸心36の方向から見て円形状に形成されているが、円形状に限定されるものではなく、例えば、第8の実施の形態として、図15に示すように、スペーサー34を押輪23又は受口2の周方向において長い長円状に形成してもよい。
上記各実施の形態では、窪み部27を、押輪23の表裏両端面31に形成したが、表裏のいずれか片方の端面31のみに形成してもよい。
1 一方の管
2 受口
3 他方の管
4 挿口
21 管継手
22 シール材
23 押輪
30 開口端面
31 端面(一方の面)
34 スペーサー
A 管軸心方向
B 受口奥方向
M 所定の間隙

Claims (3)

  1. 互いに接合される一方の管の端部に形成された受口の内部に、他方の管の端部に形成された挿口が挿入され、
    挿口の外周面と受口の内周面との間の隙間に環状のシール材が配設され、
    挿口に外嵌されて管軸心方向へ移動自在な環状の押輪が受口の開口端面に外側から対向し、
    シール材が押輪によって受口奥側へ押し込まれて挿口の外周面と受口の内周面との間をシールする管継手であって、
    相対向する押輪の端面と受口の開口端面との間に、所定の間隙を形成するスペーサーが介在し、
    スペーサーは周方向における複数箇所に配置されていることを特徴とする管継手。
  2. スペーサーは、押輪の端面と受口の開口端面との少なくともいずれか一方の面に設けられ、一方の面から管軸心方向における外向きへ突出していることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. スペーサーは、押輪と受口とから切り離された別の部材であり、押輪の端面と受口の開口端面との間に挟持されることを特徴とする請求項1記載の管継手。
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