JP6117978B1 - 管路の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の管路の接続構造では、接続する双方の管の管端にフランジを溶接加工するために相当の時間及び製作コストや労力を必要としていた。【解決手段】本発明の管路の接続構造(1)は、前記第一の管(2−1)の一端には内径が拡大して形成されている拡大径部(3)が形成されているとともに、前記拡大径部(3)に連続してフランジ(4)が形成されており、前記第二の管(2−2)の一端には、当該管の一端から離れた位置の外周に環状の凹み部(8)が形成されており、前記環状の凹み部(8)にはパッキン(6)を装着して、前記第一の管(2−1)の拡大径部(3)に差し込み、前記第一の管(2−1)と前記第二の管(2−2)とは可動フランジ(7)を介して相互に接続され、前記環状の凹み部に装着されたパッキン(6)は前記可動フランジ(7)のストッパーとしても機能している。【選択図】図1
Description
本発明は、複数の管を接続させる管路の接続構造に関する。
従来の管路の接続構造は、両端にフランジが形成された管を用いて、双方のフランジをボルトナットで結合することにより、複数の管を接続するものであって、双方のフランジ間にはゴムパッキンその他のシール部材が挟持されており、斯かる管路の接続構造では、接続する双方の管の管端にフランジを溶接加工するために相当の時間及び製作コストや労力を必要としていた。
このような問題を解決するものとして、一方の管端部にフランジ部を備えた受け口部を形成し、接続菅にゴム輪を装着して受け口部に差し込み、押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とボルトナットで連結して水封性を確保する管路の接続構造において、接続菅の差し込み側の外周に係止突起を突設すると共に、押し輪に前記突起が通過する切欠部を、フランジ部及び押し輪のボルト孔を一致させた場合に、切欠部と係止突部とがずれる位置に設けてなるパイプの接続構造がある(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1には、一方のパイプ端部に備えてある受け口側のフランジ部及び差し込みパイプ側の押し輪双方の内径には、それぞれに切欠部が設けてあり、差し込み側パイプの端部の外周には前記切欠部を通過する係止突起が突設され、フランジや押し輪の双方に切欠部を切削加工してあり、また接続パイプの差し込み側パイプ端部に係止突起を突設されておりパイプの製作工程数が多いという問題があった。
以上の課題を解決するため、本発明の管路の接続構造は、第一の管の管端部には内径を拡大した拡大径部が形成され、前記拡大径部に連続してフランジが形成されており、前記フランジ部は第二の管の受け口であって第二の管が差し込まれ、前記第二の管にはパッキンと前記第二の管に沿って移動する押輪とが装着され、前記フランジ部と前記押輪とは、前記第二の管が前記第一の管の前記フランジ部及び前記拡大径部に差し込まれたときボルトナットを用いて相互に接続され、接続された前記フランジ部と前記押輪とが前記パッキンを押圧して水密性を確保する管路の接続構造であって、前記第二の管は、差し込み側の先端から離れた位置の外周に環状の凹み部が形成されており、前記環状の凹み部には前記パッキンが抜け止め状態で嵌め込まれ前記第一の管の前記フランジ部と前記第二の管に装着された前記押輪のそれぞれの平面に挟まれて前記フランジ部と前記押輪のストッパーになり、前記第一の管の前記フランジ部と前記押輪は、差し込み側の管の外周に嵌合し得る内周部をそれぞれ有しており、前記フランジ部の前記パッキンを押圧する平面と前記フランジ部の内周部とがなす角は直角であり、前記押輪の前記パッキンを押圧する平面と前記押輪の内周部とがなす角は直角であることを特徴とする。
また、前記凹み部は、前記第二の管の外周に複数形成されており、前記第一の管の前記拡大径部は、前記第二の管を差し込む長さが確保されていることを特徴とする。
本発明の管路の接続構造によれば、従来の特許文献1に示したように突起物の溶接や、切欠部の切削加工などの工程を必要としないので、すなわち、第一の管以外の管にはフランジ等の溶接加工を必要とせず、第一の管の拡大径部及び第二の管の一端から離れた位置の外周に環状の凹み部の加工だけで管の製作工程数が少なく製作原価の低減に寄与する。
また、押輪を介して第一の管と第二の管とを相互に接続する場合には、第二の管に装着したパッキンを押圧するように第一の管のフランジ部と第二の管の押輪とボルトナットで相互に接続され管路の抜け止めと水封性が確保される効果がある。
図1〜図4において、第一の実施形態に係る管路の接続構造1は、第一の管2−1の拡大径部3に連続してフランジ部4が形成されており、第二の管2−2の一端には、当該管2−2の一端から離れた位置の外周に環状の凹み部8が形成されており、凹み部8にはOリング等のパッキン6を装着して、第一の管2−1の拡大径部3に差し込み、第一の管2−1と第二の管2−2とは可動フランジである押輪7を介して相互に接続され、押輪7は第二の管2−2に沿って移動するように第二の管2−2の外周に篏合し得る内径を有しており、押輪7を介して第一の管2−1と第二の管2−2とを相互に接続する場合には、第二の管2−2に装着したパッキン6を押圧するように押輪7が移動して、第一の管2−1のフランジ部4と第二の管2−2に装着した押輪7とボルトナット9で相互に接続される構造である。
なお、フランジ部4のパッキン6を押圧する平面とフランジ部4の内周部とがなす角は直角であり、押輪7のパッキン6を押圧する平面と押輪7の内周部とがなす角は直角であり、パッキン6がフランジ部4と押輪7のそれぞれの平面に挟まれてフランジ部4と押輪7のストッパーの機能を発揮している。
本実施形態に係る管路の接続構造1によれば、第一の管2−1のフランジ部4の溶接加工の他には溶接加工を必要としないので、従来の管路の接続構造と比較して、製作原価の低減に寄与する。
また、従来の管路の接続構造と比較して、接続構造が単純であり管2−1、2−2の接続や取り外す作業が容易に出来るという効果もある。
図5,図6の第二の実施形態において、第二の管2−2の一端から離れた位置の外周に環状の凹み部8が形成されてなり、その凹み部8には、パッキン6が抜け止め状態で装着されてなる。
第一の管2−1と第二の管2−2とを相互に接続するには、第二の管2−2の凹み部8に装着したパッキン6と押輪7とを介して第一の管2−1のフランジ部4とボルトナット9で連結することで、パッキン6が水封性を確保すると共に、ストッパーとしても機能することが出来る。
第一の管2−1の拡大径部3は、第二の管2−2を差し込む長さが確保されている構造であり、また、複数の管路を連続して接続する場合には、各管路の接続部の近傍に形成されている複数の凹み部8を選択してパッキン6を装着することにより第一の管2−1と第二の管2−2とを相互に接続することにより、管路の接続長さの微調整が可能になる効果がある。
1 管路の接続構造
2−1 第一の管(受け口側の管)
2−2 第二の管(差し込み側の管)
3 拡大径部
4 フランジ部
5 ボルト孔
6 パッキン(Oリング)
7 押輪(可動フランジ)
8 凹み部
9 ボルトナット
2−1 第一の管(受け口側の管)
2−2 第二の管(差し込み側の管)
3 拡大径部
4 フランジ部
5 ボルト孔
6 パッキン(Oリング)
7 押輪(可動フランジ)
8 凹み部
9 ボルトナット
Claims (2)
- 第一の管の管端部には内径を拡大した拡大径部が形成され、前記拡大径部に連続してフランジが形成されており、
前記フランジ部は第二の管の受け口であって第二の管が差し込まれ、
前記第二の管にはパッキンと前記第二の管に沿って移動する押輪とが装着され、
前記フランジ部と前記押輪とは、前記第二の管が前記第一の管の前記フランジ部及び前記拡大径部に差し込まれたときボルトナットを用いて相互に接続され、接続された前記フランジ部と前記押輪とが前記パッキンを押圧して水密性を確保する管路の接続構造であって、
前記第二の管は、差し込み側の先端から離れた位置の外周に環状の凹み部が形成されており、
前記環状の凹み部には前記パッキンが抜け止め状態で嵌め込まれ前記第一の管の前記フランジ部と前記第二の管に装着された前記押輪のそれぞれの平面に挟まれて前記フランジ部と前記押輪のストッパーになり、
前記第一の管の前記フランジ部と前記押輪は、差し込み側の管の外周に嵌合し得る内周部をそれぞれ有しており、
前記フランジ部の前記パッキンを押圧する平面と前記フランジ部の内周部とがなす角は直角であり、前記押輪の前記パッキンを押圧する平面と前記押輪の内周部とがなす角は直角であることを特徴とする管路の接続構造。 - 前記凹み部は、前記第二の管の外周に複数形成されており、前記第一の管の前記拡大径部は、前記第二の管を差し込む長さが確保されていることを特徴とする請求項1に記載した管路の接続構造。
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JP2016148240A JP6117978B1 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 管路の接続構造 |
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JP2016148240A Active JP6117978B1 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 管路の接続構造 |
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JP2008309276A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Taisei Kiko Co Ltd | 管継手部の離脱防止構造 |
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