JP2013210043A - ハウジング形管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスケットの寄りじわの発生や過剰な圧縮を防止し、ガスケットが長期的に保持されても劣化を抑制することができ、シール性能の低下や漏水を防止できるハウジング形管継手を提供する。
【解決手段】1対の管Pを接続するハウジング形管継手1であって、複数のハウジング本体4と、ハウジング本体に収容されるガスケット6とを備え、ガスケットは、筒状の本体部6cと、1対のガスケットリップ部6aと、ガスケットリップ部の間の1対のガスケット舌部6bとを有し、ガスケットリップ部の外面6asは管の外面Psに密着してシール可能であり、ガスケットに負荷を掛けない状態で、ガスケット舌部の先端同士が軸方向に離間し、ガスケット舌部の先端同士を押圧して軸方向に接近させると、ガスケット舌部の基端近傍を中心に本体部が変形し、この変形に伴ってガスケットリップ部が回動してその外面が軸方向となす角が小さくなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、互いに接続される管及び継手の端部同士を突き合わせて接続するハウジング形管継手に関する。
従来のハウジング形管継手100としては、図8および図9に示すように、略半円弧状部の1組のハウジング本体40の内径部に環状のガスケット60を収容し、各半円弧状部の両端に突出したフランジ部50を合わせ、ボルト80およびナット90からなる締結具70で固定する構成が知られている。
このハウジング形管継手100は、次のようにして継手の施工に用いられる。まず、ボルト80とナット90を一旦取り外し、ガスケット60を、一方の管Pの環状溝Paよりも端部側に装着する。ガスケット60の内径は管Pの外径より小さいため、ガスケット60を拡張しながら管Pを装着する。そして、他方の管Pの端部を、上記一方の管Pの端部と突き合わせるようにガスケット60内に挿入し、各管Pの両端を跨ぐようにガスケット60を配置する。図10は、ガスケット60の半断面図であり、軸方向の両側にガスケットリップ部60aを備えている。そして、管Pの外径dは、ガスケットリップ部60aの内径よりも大きく、管Pを挿入するとガスケットリップ部60aに接し、さらに管Pを挿入することでガスケットリップ部60aが潰れ、管Pの外面をシールするようになっている。
次に、一対のハウジング本体40をガスケット60の上から接続部に被せ、ハウジング本体40の各半円弧状部の内径側に突出する爪部40aを、管Pの環状溝Paにそれぞれ係合させるように取付けて軸方向の位置決めを行う。さらに、各ハウジング本体40の対向するフランジ部50のボルト穴にボルト80を挿通し、ナット90を締付けることにより管の接続部を固定する。
ところで、近年では、施工時間の短縮やコスト削減を目的に、ユニットとして仮組みした状態のハウジング形管継手(図示せず)の軸方向両側から、環状溝Paが形成された一対の管Pの端部を同軸に突き合わせて挿入し、その後にハウジング本体の対向するフランジ部に仮組されたボルトとナットを締め付けて固定する差込型のハウジング形管継手が提供されている(特許文献1)。
差込型のハウジング形管継手においては、仮組み状態で管Pの端部をガスケット内に容易に挿入出来るよう、ガスケットの内径が管Pの外径dよりも大きく設定されている。図11は、差込型のハウジング形管継手に使用されるガスケット65の半断面図であり、軸方向に沿ってガスケットリップ部65aの間に、管Pの端部と接触する位置決め突起部65cを備えている。そして、管Pの外径dはガスケットリップ部65aの内径より小さく、かつ位置決め突起部65cの内径より大きくなっている。
特表2007−537414号公報
ところで、上記した差込型のハウジング形管継手の場合、図11に示したように、ガスケット65のうち、管をシールするガスケットリップ部65aの内径が管Pの外径dよりも大きいため、ハウジング本体を締結具(ボルト及びナット)で締め付けた際にガスケット65を径方向に押し込むように縮径させ、ガスケットリップ部65を管の外面に密着させてシールするようになっている。
しかしながら、ガスケット65を縮径させた際、ガスケット(ガスケットリップ部65a)がよれて皺状になり、縮径による寄りじわが生じる。そして、このように過剰に圧縮された状態で長期的にガスケット65が保持されると劣化し、シール性能が低下して漏水が発生する懸念がある。
そこで、本発明は上記課題を解決し、ガスケット(ガスケットリップ部)の寄りじわの発生や過剰な圧縮を防止し、ガスケットが長期的に保持されても劣化を抑制することができ、シール性能の低下や漏水を防止できるハウジング形管継手を提供することを目的とする。
すなわち、本発明のハウジング形管継手は、凹状又は凸状の取付け部を端部に有する1対の管を接続するハウジング形管継手であって、円弧状部と、該円弧状部の周方向両端部に形成されて径方向外側に突出するフランジ部と、前記円弧状部の軸方向に沿った内面にそれぞれ配置されて前記管の前記取付け部に係合する1対の係合部と、軸方向に沿って前記1対の係合部の間で前記円弧状部の内部空間をなす凹部と、を有する複数のハウジング本体と、前記ハウジング本体の前記凹部に収容される環状の弾性体からなるガスケットと、前記複数のハウジング本体を前記フランジ部で締結する締結具と、を備え、前記ガスケットは、筒状の本体部と、該本体部の軸方向両端側から径方向内側へ延びる1対のガスケットリップ部と、軸方向に沿って前記1対のガスケットリップ部の間で前記本体部の内面から径方向内側へ延びる1対のガスケット舌部とを有し、前記ガスケットリップ部の外面は前記管の外面に密着してシール可能であり、前記ガスケットに負荷を掛けない状態で、前記1対のガスケット舌部の先端同士が軸方向に離間し、前記1対のガスケット舌部の先端同士を押圧して軸方向に接近させると、当該1対のガスケット舌部の基端近傍を中心に前記本体部が変形し、この変形に伴って前記1対のガスケットリップ部が回動して当該ガスケットリップ部の外面が軸方向となす角が小さくなる。
このハウジング形管継手によれば、ガスケットリップ部が回動してその外面が軸方向となす角が小さくなるので、ハウジング形管継手を本締めして各ハウジング本体の間隔を縮めた際に、ガスケットリップ部の外面が管の外面に容易に密着することができる。その結果として、ガスケット(ガスケットリップ部)の寄りじわの発生や過剰な圧縮を防止し、ガスケットが長期的に保持されても劣化を抑制することができ、シール性能の低下や漏水を防止することができる。
さらに、ガスケット舌部は管の接続時に管を位置決めすることができ、作業性が向上する。
軸方向に平行な断面で見て、負荷を掛けない状態での前記ガスケットの幅が前記凹部の幅よりも大きく、前記1対のガスケット舌部の先端同士を押圧して軸方向に接近させると、前記ガスケットの幅が前記凹部の幅と同等またはこれより小さくなり、該凹部に完全に収容される。
このハウジング形管継手によれば、ガスケットを凹部に収容して仮組みした際、ガスケットの幅が凹部の幅よりも大きいのでガスケットが凹部に係止され、脱落や軸心のズレを防止する。さらに、1対のガスケット舌部の先端同士が接近するとガスケットの幅が凹部の幅と同等またはこれより小さくなるので、ハウジング形管継手を本締めした時にガスケットがほぼ圧縮されずに凹部に完全に収容され、ガスケットの寄りじわの発生や過剰な圧縮を防止することができる。
前記1対のガスケット舌部の間にセンターリングが介装されていることが好ましい。
ガスケット舌部は、例えば配管の曲げ荷重により変形や損傷等が生じることがあり、この場合には管の位置決め機能として作用しなくなる。そこで、センターリングを設置することで、確実な位置決めが可能となる。
前記センターリングは、ゴム、樹脂、又は金属からなることが好ましい。
本発明によれば、ガスケット(ガスケットリップ部)の寄りじわの発生や過剰な圧縮を防止し、ガスケットが長期的に保持されても劣化を抑制することができ、シール性能の低下や漏水を防止できる。
本発明の実施形態に係るハウジング形管継手を管に取付けたとき、管の軸方向に平行な面で切断した断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 ハウジング形管継手を、軸方向に平行な面で切断した半断面図である。 ガスケットの半断面図である。 ハウジング形管継手に管を接続したときのガスケットの動作を説明する図である。 ガスケットの各ガスケット舌部の間にセンターリングを介装した状態を示す半断面図である。 ガスケットの変形例を示す半断面図である。 従来のハウジング形管継手の軸方向に垂直な方向の断面図である。 従来のハウジング形管継手の軸方向に沿う断面図である。 従来のガスケットの半断面図である。 差込型のハウジング形管継手に使用される従来のガスケットの半断面図である。
以下、本発明を詳細に説明するが、それにより本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るハウジング形管継手1を管Pに取付けたとき、管の軸方向に平行な面で切断した断面図、図2は図1のA−A線に沿う(管の軸方向に垂直な面で切断した)断面図、図3はハウジング形管継手1を、軸方向に平行な面で切断した半断面図、図4はガスケット6の半断面図である。ハウジング形管継手1は、1対のハウジング本体4と、環状の弾性体からなるガスケット6と、ボルト8とナット9からなる締結具7と、を有し、これらを組み付けて構成されている。
ハウジング本体4は、略半円形状の円弧状部3と、円弧状部3の周方向両端部に形成されて径方向外側に突出するフランジ部5と、円弧状部3の軸方向に沿った内面にそれぞれ配置された1対の爪部(係合部)4aと、軸方向に沿って1対の爪部4aの間で円弧状部3の内部空間をなす凹部4bと、を有する。
図1、図3に示すように、爪部(係合部)4aは、円弧状部3の両側部から径方向内側かつ円周方向に沿って突出している。そして、この爪部4aが一対の管Pの端部の周方向に沿ってそれぞれ形成された溝(取付け部)Paに係合することにより、管Pがハウジング形管継手1に接続される。
なお、一対の管Pは、ほぼ同軸になるよう取り付けられるが、接続した管の軸同士が多少偏心したり角度が生じた状態で接続されることもある。又、本実施形態では、管Pの取付け部Paが溝(凹部)になっていて、これに係合する係合部4aが爪部(凸部)になっているが、取付け部Paを凸部とし、係合部4aを溝(凹部)としてもよい。
図4に示すように、ガスケット6は、筒状の本体部6cと、本体部6cの軸方向両端側から径方向内側へ延びる1対のガスケットリップ部6aと、軸方向に沿って1対のガスケットリップ部6aの間(本体部6cの中央部C)にて本体部6cの内面から径方向内側へ延びる1対のガスケット舌部6bとを有している。
ここで、1対のガスケット舌部6bはリング状をなし、ガスケット6に負荷を掛けない状態で、各ガスケット舌部6bの基端はそれぞれ中央部Cで接すると共に、先端に向かって広がるように各ガスケット舌部6bが軸方向に離間している。なお、「ガスケット6に負荷を掛けない状態」とは、ガスケット6を押圧しない状態をいう。ガスケット6は、例えば、ゴムを用いることができる。又、ガスケット6に用いるゴムとしては、EPDM(エチレンプロピレン)、NBR(二トリル)、 ACM (アクリル)、Si系(シリコン系)、FR(フッ素)、SBR(スチレンブタシエン)などを例示することができる。
又、ガスケットリップ部6aの外面6asは、軸方向中央へ向かって先細るテーパー状をなし、管Pの外面に密着してシールするようになっている。なお、ガスケットリップ部6a、ガスケット舌部6b及び本体部6cの間に内部空間6dが形成され、管P内を流れる液体の圧力によってガスケットリップ部6aを管Pに押圧するようになっている。つまり、ガスケット6は、管P内を流れる液体の圧によってシール性が向上するセルフシール構造となっている。
なお、1対のガスケット舌部6bの基端から径方向外側に向かってガスケット6に亀裂が生じないよう、各ガスケット舌部6bの基端を切れ目とせずに丸みを持たせた断面とするとよい。
さらに、ガスケット舌部6bの内径dは、管Pの外径dより小さく、ガスケットリップ部6aの内径dは、管Pの外径dと同等またはこれより大きい。従って、予めガスケット6をハウジング本体4の内部に仮組みした状態で、ハウジング形管継手1の軸方向両側から、一対の管Pの端部を同軸に突き合わせて挿入することができ、その後にハウジング本体の対向するフランジ部に仮組されたボルトとナットを締め付けて固定することで、差込型のハウジング形管継手を構成する。
なお、内径d、dは、それぞれガスケット舌部6b及びガスケットリップ部6aの最も狭い部分の内径をいう。
又、軸方向に平行な断面で見て、負荷を掛けない状態でのガスケット6の幅W2が、凹部4bの幅W1より大きい。このため、ガスケット6を凹部4bに収容して仮組みした際、ガスケット6が凹部4bに係止され、脱落や軸心のズレを防止するようになっている。なお、ガスケット6を凹部4bに収容した際、ガスケット6が軸方向に若干圧縮されるが、ガスケット舌部6bの先端同士がくっつくほど圧縮されないものとする。又、負荷を掛けない状態で、ガスケット6の本体部6cの外面6csは、中央部が凹状で両端に向かって径方向外側に立ち上がっている。そして、後述するように、管Pによって押圧されたガスケット舌部6bの先端同士がくっつくと、中央部Cを中心に本体部6cが変形し、外面6csがほぼ軸方向に沿う平面となって凹部4bに密着するようになっている。
なお、幅W2、W1はそれぞれガスケット6及び凹部4bの最大幅である。
次に、図5を参照し、ハウジング形管継手1に管Pを接続したときのガスケット6の動作を説明する。最初に、ハウジング形管継手は仮組み状態であり、ガスケット6が凹部4bに収容され、各ハウジング本体4の対向するフランジ部5のボルト穴にボルト8が挿入されてナット9により緩く仮締めされている。
図5(a)に示すように、仮組み状態のハウジング形管継手1の軸方向両側から、環状溝Paが形成された一対の管Pの端部をそれぞれ挿入する。このとき、既に述べたように、ガスケットリップ部6aの内径dが管Pの外径dよりも大きく設定されているので、管Pの端部をガスケット6内に容易に挿入できる。
管Pをさらに軸方向に挿入すると、各管Pの先端Pfが各ガスケット舌部6bにそれぞれ当接し、ガスケット舌部6bの先端同士が図5(a)の矢印の向きに押圧されてくっつく(図5(b))。このとき、ガスケット舌部6bの基端が接続された本体部6cの中央部Cを中心にして、本体部6cが下に向かって回動するように変形する。そして、この変形に伴い、ガスケットリップ部6aが図5(a)の矢印の向きに回動して、その外面6asが軸方向となす角が小さくなる(ほぼ軸方向に平行となる)。このため、ガスケットリップ部の外面6asの少なくとも一部が管Pの外面Psに接近又は接触する。さらに、本体部6cの変形に伴って外面6csがほぼ軸方向に沿う平面となる。
そして、この状態で、仮締めした締結具7(ボルト8とナット9)をさらに締付けると、各ハウジング本体4の間隔が図5(b)の矢印の向きに縮まり、爪部4aが管Pの溝Paに係合すると共にガスケット6が凹部4bに完全に収容され、管Pがハウジング形管継手1に接続される。
以上のように、ガスケットリップ部6aが回動してその外面6asが軸方向となす角が小さくなるので、ハウジング形管継手1を本締めして各ハウジング本体4の間隔を縮めた際に、ガスケットリップ部6aの外面6asが管Pの外面Psに容易に密着することができる。その結果として、ガスケット6(ガスケットリップ部6a)の寄りじわの発生や過剰な圧縮を防止し、ガスケットが長期的に保持されても劣化を抑制することができ、シール性能の低下や漏水を防止することができる。
さらに、ガスケット舌部6bは管Pの接続時に管Pを位置決めすることができ、作業性が向上する。
なお、本実施形態では、ガスケット舌部6bの先端同士が各管Pの先端Pfで押圧されてくっついた状態で、ガスケット6の軸方向の幅W3が、凹部4bの幅W1と同等またはこれより小さくなる。このため、ガスケット6がほぼ圧縮されずに凹部4bに完全に収容されるので、上記したガスケット6の寄りじわの発生や過剰な圧縮を防止することができる。
さらに、本実施形態では、本体部6cの変形に伴って外面6csがほぼ軸方向に沿う平面となるので、ハウジング形管継手1を本締めした際、外面6csが凹部4bに密着するので、ガスケット6の凹部4bへの片当たりや過剰な圧縮を防止することができる。
図6は、ガスケット6の各ガスケット舌部6bの間にセンターリング2を介装した状態を示す半断面図である。センターリング2は、弾性材料又は塑性材料から構成することができ、特にゴム、樹脂、又は金属からなることが好ましい。
ガスケット舌部6bは、例えば配管の曲げ荷重により変形や損傷等が生じることがあり、この場合には管Pの位置決め機能として作用しなくなる。そこで、センターリング2を設置することで、確実な位置決めが可能となる。
なお、センターリングの断面を逆V字とし、ガスケット舌部6bの開きをさらにガイドするようにしてもよい。
図7は、ガスケットの変形例を示す半断面図である。このガスケット6xはガスケット舌部6bの間隔が異なること以外は図4のガスケット6と同一であるので、同一部分については図4と同一符号を付して説明を省略する。
ここで、1対のガスケット舌部6bの基端は、それぞれ中央部C付近で軸方向に隙間Gを設けて離間している。さらに、ガスケット舌部6bは先端に向かって広がっている。このように、1対のガスケット舌部6bを基端側でも離間させると、ガスケット6の生産時に金型からの製品の抜きが容易になるので好ましい。なお、1対のガスケット舌部6bの基端から径方向外側に向かってガスケット6xに亀裂が生じないよう、隙間Gの断面を丸みを持たせるとよい。
本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。例えば、上記した実施形態では、1対(2個)のハウジングで接続する管を囲んで固定したが、3個以上のハウジングで管を囲んで固定してもよい。なお、3個のハウジングで管を固定する場合は、各ハウジングのハウジング本体が約1/3円の円弧状をなし、これらを一列に並べると円環状になり、管の外側を囲むようになる。同様に、4個のハウジングで管を固定する場合は、各ハウジングのハウジング本体が約1/4円の円弧状をなすことになる。さらに、各ハウジングの隣接部分をヒンジで接続し、両端となるハウジングのみに固定部を設けてもよい。又、固定部は、上記フランジ部に限られず、各ハウジングで管を囲んだ際に隣接するハウジング同士を固定するものであればよい。
また、上記した実施形態では、管Pとハウジング本体4との間の相対的な動き(管Pの軸方向及び周方向への動き)が許容される可動型のハウジング形管継手を示したが、管Pとハウジング本体4との間の相対的な動き(管Pの軸方向及び周方向への動き、又は軸方向及び周方向のどちらか一方の動き)を制限する固定型又は半固定型のハウジング形管継手にも適用できる。
また、上記した実施形態では、各管Pの先端Pfでガスケット舌部6bが押圧されると、ガスケット舌部6bの先端同士がくっついたが、ガスケット舌部6bの先端同士がくっつかずに接近してもよい。
1 ハウジング形管継手
2 センターリング
3 円弧状部
4 ハウジング本体
4a爪部(係合部)
4b 凹部
5 フランジ部
6、6x ガスケット
6a ガスケットリップ部
6as ガスケットリップ部の外面
6b ガスケット舌部
6c 本体部
7 締結具
P 管
Pa 環状溝(取付け部)
Pf 管の先端部
Ps 管の外面
W1 凹部の幅
W2 負荷を掛けない状態でのガスケットの幅
W3 ガスケット舌部の先端同士が接近したときのガスケットの幅

Claims (4)

  1. 凹状又は凸状の取付け部を端部に有する1対の管を接続するハウジング形管継手であって、
    円弧状部と、該円弧状部の周方向両端部に形成されて径方向外側に突出するフランジ部と、前記円弧状部の軸方向に沿った内面にそれぞれ配置されて前記管の前記取付け部に係合する1対の係合部と、軸方向に沿って前記1対の係合部の間で前記円弧状部の内部空間をなす凹部と、を有する複数のハウジング本体と、
    前記ハウジング本体の前記凹部に収容される環状の弾性体からなるガスケットと、
    前記複数のハウジング本体を前記フランジ部で締結する締結具と、を備え、
    前記ガスケットは、筒状の本体部と、該本体部の軸方向両端側から径方向内側へ延びる1対のガスケットリップ部と、軸方向に沿って前記1対のガスケットリップ部の間で前記本体部の内面から径方向内側へ延びる1対のガスケット舌部とを有し、
    前記ガスケットリップ部の外面は前記管の外面に密着してシール可能であり、
    前記ガスケットに負荷を掛けない状態で、前記1対のガスケット舌部の先端同士が軸方向に離間し、
    前記1対のガスケット舌部の先端同士を押圧して軸方向に接近させると、当該1対のガスケット舌部の基端近傍を中心に前記本体部が変形し、この変形に伴って前記1対のガスケットリップ部が回動して当該ガスケットリップ部の外面が軸方向となす角が小さくなるハウジング形管継手。
  2. 軸方向に見て、負荷を掛けない状態での前記ガスケットの幅が前記凹部の幅よりも大きく、
    前記1対のガスケット舌部の先端同士を押圧して軸方向に接近させると、前記ガスケットの幅が前記凹部の幅と同等またはこれより小さくなり、該凹部に完全に収容される請求項1記載のハウジング形管継手。
  3. 前記1対のガスケット舌部の間にセンターリングが介装されている請求項1又は2に記載のハウジング形管継手。
  4. 前記センターリングは、ゴム、樹脂、又は金属からなる請求項3記載のハウジング形管継手。
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