JP2010282172A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定式のハーフミラーにおいて破損を抑止しつつ光量ロスを低減できる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、交換レンズ2を通った被写体光を透過光Laと反射光Lbとに分離する固定式のハーフミラー130と、透過光Laを受光して被写体に係る画像を生成する撮像素子101とを備えている。そして、ハーフミラー130は、光学的等方性を有する光透過性フィルムを備えて構成されている。このような構成により、ハーフミラー130において破損を抑止しつつ光量ロスを低減できることとなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、固定式のハーフミラーを備えた撮像装置に関する。
デジタルカメラなどの撮像装置においては、撮影レンズを通った被写体光の光路上に固定式のハーフミラー(半透過ミラー)を設けることにより、その透過光を撮像素子で受光させ、反射光をAFセンサに入射させて被写体に係る常時の焦点検出を可能にするものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
そして、このようなハーフミラーでは、その基材(母材)としてPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムやガラス板が使用されることがある。
特開2004−212891号公報
しかしながら、上記のPETフィルムは延伸工程(縦延伸や横延伸)を経て製造されるため、光学的異方性を有しており、偏光軸が存在する。このため、被写体光の一部がPETフィルムに吸収されてしまい光量ロスを生じることとなる。
その結果、波長毎の透過率がPETフィルムの配置方向によりバラつく(図7参照)。撮像素子や撮像装置にとってはホワイトバランスが崩れる結果となり、撮像装置の性能としては致命的となる(正しく色を再現出来ない)。
一方、上記のガラス板では、光学的等方性を有し上述の光量ロスを低減できるものの、板厚が薄くなると強度が低下して容易に破損してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、固定式のハーフミラーにおいて破損を抑止しつつ光量ロスを低減できる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、撮像装置であって、固定的に設けられ、撮影光学系を通った被写体光を透過光と反射光とに分離するハーフミラーと、前記透過光を受光して被写体に係る画像を生成する撮像手段とを備えており、前記ハーフミラーは、光学的等方性を有する光透過性フィルムを備える。
本発明によれば、撮影光学系を通った被写体光を透過光と反射光とに分離する固定式のハーフミラーが、光学的等方性を有する光透過性フィルムを備えるため、固定式のハーフミラーにおいて破損を抑止しつつ光量ロスを低減できる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す正面図である。 撮像装置の縦断面図である。 撮像装置の電気的な構成を示すブロック図である。 ハーフミラーの断面構成を説明するための図である。 シクロオレフィンポリマーの偏光特性を説明するための概念図である。 PETフィルムの偏光特性を説明するための概念図である。 PETフィルムの分光透過率特性を説明するための図である。 シクロオレフィンポリマーの分光透過率特性を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るハーフミラーの断面構成を説明するための図である。 層厚50nmの防汚コート層の有無によるハーフミラーの透過率の変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。 層厚100nmの防汚コート層の有無によるハーフミラーの透過率の変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。 層厚150nmの防汚コート層の有無によるハーフミラーの透過率の変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。 層厚200nmの防汚コート層の有無によるハーフミラーの透過率の変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。 層厚250nmの防汚コート層の有無によるハーフミラーの透過率の変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。 防汚コート層の有無によるハーフミラーの解像度の変化を示すグラフである。 ハードコート層が設けられたハーフミラーの断面構成を説明するための図である。 本発明の変形例に係る撮像装置の縦断面図である。
<第1実施形態>
[撮像装置の要部構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1の外観構成を示す正面図である。
撮像装置1は、デジタルスチルカメラとして構成されており、カメラボディ10と、カメラボディ10に着脱自在な撮影レンズとしての交換レンズ2とを備えている。
図1において、カメラボディ10の正面側には、正面略中央に交換レンズ2が装着されるマウント部301と、マウント部301の右横に配置されたレンズ交換ボタン302と、把持可能とするためのグリップ部303とが設けられている。また、カメラボディ10には、正面左上部に配置されたモード設定ダイアル305と、正面右上部に配置された制御値設定ダイアル306と、グリップ部303の上面に配置されたシャッターボタン307とが設けられている。
また、カメラボディ10は、その上部に、ポップアップ式の内蔵フラッシュとして構成されるフラッシュ部318と、外部フラッシュ等をカメラボディ10に取り付ける際に使用される接続端子部319とを備えている。
マウント部301には、装着された交換レンズ2との電気的接続を行うためコネクタEc(図3参照)や、機械的接続を行うためのカプラ75(図3参照)が設けられている。
レンズ交換ボタン302は、マウント部301に装着された交換レンズ2を取り外す際に押下されるボタンである。
グリップ部303は、ユーザが撮影時に撮像装置1を把持する部分であり、フィッティング性を高めるために指形状に合わせた表面凹凸が設けられている。なお、グリップ部303の内部には電池収納室およびカード収納室(不図示)が設けられている。電池収納室にはカメラの電源として電池69B(図3参照)が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカード67(図3参照)が着脱可能に収納されるようになっている。なお、グリップ部303には、当該グリップ部303をユーザが把持したか否かを検出するためのグリップセンサを設けるようにしても良い。
モード設定ダイアル305及び制御値設定ダイアル306は、カメラボディ10の上面と略平行な面内で回転可能な略円盤状の部材からなる。モード設定ダイアル305は、自動露出(AE)制御モードや自動焦点(AF;オートフォーカス)制御モード、或いは1枚の静止画を撮影する静止画撮影モードや連続撮影を行う連続撮影モード等の各種撮影モード、記録済みの画像を再生する再生モード等、撮像装置1に搭載されたモードや機能を択一的に選択するためのものである。一方、制御値設定ダイアル306は、撮像装置1に搭載された各種の機能に対する制御値を設定するためのものである。
シャッターボタン307は、途中まで押し込んだ「半押し状態」の操作と、さらに押し込んだ「全押し状態」の操作とが可能とされた押下スイッチである。静止画撮影モードにおいてシャッターボタン307が半押しされると、被写体の静止画を撮影するための準備動作(露出制御値の設定や焦点検出等の準備動作)が実行される。また、シャッターボタン307が全押しされると、撮影動作(撮像素子101(図2参照)を露光し、その露光によって得られた画像信号に所定の画像処理を施してメモリカード67(図3参照)等に記録する一連の動作)が実行される。
交換レンズ2は、被写体からの光(光像)を取り込むレンズ窓として機能するとともに、当該被写体光をカメラボディ10の内部に配置されている撮像素子101に導くための撮影光学系として機能するものである。この交換レンズ2は、上述のレンズ交換ボタン302を押下操作することで、カメラボディ10から取り外すことが可能となっている。
交換レンズ2は、光軸LTに沿って直列的に配置された複数のレンズからなるレンズ群21を備えている(図2参照)。このレンズ群21には、焦点の調節を行うためのフォーカスレンズ211(図3参照)と、変倍を行うためのズームレンズ212(図3参照)とが含まれており、それぞれ光軸LT(図2参照)方向に駆動されることで、変倍や焦点調節が行われる。また、交換レンズ2には、その鏡胴の外周適所に該鏡胴の外周面に沿って回転可能な操作環が備えられており、上記のズームレンズ212は、マニュアル操作或いはオート操作により、上記操作環の回転方向及び回転量に応じて光軸方向に移動し、その移動先の位置に応じたズーム倍率(撮影倍率)に設定されるようになっている。
[撮像装置1の内部構成]
次に、撮像装置1の内部構成について説明する。図2は、撮像装置1の縦断面図である。図2に示すように、カメラボディ10の内部には、撮像素子101、ミラー部13、位相差AFモジュール107などが備えられている。
撮像素子101は、カメラボディ10に交換レンズ2が装着された場合の当該交換レンズ2が備えているレンズ群の光軸LT上において、光軸LTに対して垂直となる方向に配置されている。撮像素子101としては、例えばフォトダイオードを有して構成される複数の画素がマトリクス状に2次元配置され、各画素の受光面に、それぞれ分光特性の異なる例えばR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタが1:2:1の比率で配設されてなるベイヤー配列のCMOSカラーエリアセンサ(CMOS型の撮像素子)が用いられる。撮像素子101は、交換レンズ2を通って結像された被写体の光像をR(赤)、G(緑)、B(青)各色成分のアナログの電気信号(画像信号)に変換し、R、G、B各色の画像信号として出力する。
上記の光軸LT上における撮像素子101の前方には、ハーフミラー(半透過ミラー)130を備えてなるペリクルミラー(固定式のミラー)としてのミラー部13がカメラボディ10に対して固定的に設けられている。このハーフミラー130は、交換レンズ2を通過した被写体光の一部を透過させる一方、それ以外の光を位相差AFモジュール107に向けて反射させるように構成されている。換言すれば、ハーフミラー130により交換レンズ2を通った被写体光は透過光Laと反射光Lbとに分離され、透過光Laを受光した撮像素子101で被写体に係る画像が生成される。なお、ハーフミラー130の構成については、後で詳述する。
位相差AFモジュール107は、被写体に関しての焦点検出情報(ピント情報)を取得する測距素子等からなる所謂AFセンサとして構成されている。この位相差AFモジュール107は、ハーフミラー130に対して斜め前上方に配設されており、位相差検出方式の焦点検出(以下では「位相差AF」ともいう)により合焦位置を検出する。なお、焦点検出部として機能する位相差AFモジュール107では、撮影等の際にハーフミラー130からの反射光Lbを常に受できるため、被写体に係る常時の焦点検出が可能である。
撮像素子101の前方には、シャッタユニット40が配置されている。このシャッタユニット40は、上下方向に移動する幕体を備え、その開動作および閉動作により光軸LTに沿って撮像素子101に導かれる被写体光の光路開口動作および光路遮断動作を行うメカニカルフォーカルプレーンシャッタとして構成されている。なお、シャッタユニット40は、撮像素子101が完全電子シャッター可能な撮像素子である場合には省略可能である。
また、カメラボディ10の背面には、LCD(Liquid Crystal Display)311が備えられている。LCD311は、画像表示が可能なカラー液晶パネルを備えており、撮像素子101で撮像された画像の表示や記録済みの画像の再生表示等を行うとともに、撮像装置1に搭載される機能やモードの設定画面を表示するものである。このLCD311では、本撮影前における被写体の構図決め(フレーミング)の際、ハーフミラー130の透過光Laを受光する撮像素子101で順次に生成される画像信号に基づき動画的態様で被写体を表示するライブビュー(プレビュー)表示が行われることとなる。
[撮像装置1の電気的構成]
図3は、撮像装置1の電気的な構成を示すブロック図である。ここで、図1〜図2と同一の部材等については、同一の符号を付している。なお、説明の便宜上、交換レンズ2の電気的構成について先ず説明する。
交換レンズ2は、上述したレンズ群21に加え、レンズ駆動機構24と、レンズ位置検出部25と、レンズ制御部26と、絞り駆動機構27とを備えている。
レンズ群21では、フォーカスレンズ211及びズームレンズ212と、カメラボディ10に備えられた撮像素子101へ入射される光量を調節するための絞り23とが、鏡胴22内において光軸LT(図2)方向に保持されており、被写体の光像を取り込んで撮像素子101に結像させる。AF制御では、フォーカスレンズ211が交換レンズ2内のAFアクチュエータ71Mにより光軸LT方向に駆動されることで焦点調節が行われる。
フォーカス駆動制御部71Aは、レンズ制御部26を介してメイン制御部62から与えられるAF制御信号に基づき、フォーカスレンズ211を合焦位置に移動させるために必要な、AFアクチュエータ71Mに対する駆動制御信号を生成するものである。AFアクチュエータ71Mは、ステッピングモータ等からなり、レンズ駆動機構24にレンズ駆動力を与える。
レンズ駆動機構24は、例えばヘリコイド及び該ヘリコイドを回転させる図示省略のギア等で構成され、AFアクチュエータ71Mからの駆動力を受けて、フォーカスレンズ211等を光軸LTと平行な方向に駆動させるものである。なお、フォーカスレンズ211の移動方向及び移動量は、それぞれAFアクチュエータ71Mの回転方向及び回転数に従う。
レンズ位置検出部25は、レンズ群21の移動範囲内において光軸LT方向に複数個のコードパターンが所定ピッチで形成されたエンコード板と、このエンコード板に摺接しながらレンズと一体的に移動するエンコーダブラシとを備えており、レンズ群21の焦点調節時の移動量を検出する。
レンズ制御部26は、例えば制御プログラムを記憶するROMや状態情報に関するデータを記憶するフラッシュメモリ等のメモリが内蔵されたマイクロコンピュータからなっている。
また、レンズ制御部26は、コネクタEcを介してカメラボディ10のメイン制御部62との間で通信を行う通信機能を有している。これにより、例えばレンズ群21の焦点距離、射出瞳位置、絞り値、合焦距離及び周辺光量状態等の状態情報データや、レンズ位置検出部25で検出されるフォーカスレンズ211の位置情報をメイン制御部62に送信できるとともに、メイン制御部62から例えばフォーカスレンズ211の駆動量のデータを受信できる。
絞り駆動機構27は、カプラ75を介して絞り駆動アクチュエータ76Mからの駆動力を受けて、絞り23の絞り径を変更するものである。
続いて、カメラボディ10の電気的構成について説明する。カメラボディ10は、先に説明した撮像素子101、シャッタユニット40等の他に、AFE(アナログフロントエンド)5、画像処理部61、画像メモリ614、メイン制御部62、フラッシュ回路63、操作部64、VRAM65、カードI/F66、メモリカード67を備えて構成される。また、カメラボディ10は、通信用I/F68、電源回路69、電池69B、シャッタ駆動制御部73A及びシャッタ駆動アクチュエータ73M、絞り駆動制御部76A及び絞り駆動アクチュエータ76Mを備えて構成されている。
撮像素子101は、先に説明した通りCMOSカラーエリアセンサからなり、後述のタイミング制御回路51により、当該撮像素子101の露光動作の開始(及び終了)や、撮像素子101が備える各画素の出力選択、画素信号の読出し等の撮像動作が制御される。
AFE5は、撮像素子101に対して所定の動作を行わせるタイミングパルスを与えるとともに、撮像素子101から出力される被写体の画像信号に所定の信号処理を施し、デジタル信号に変換して画像処理部61に出力するものである。このAFE5は、タイミング制御回路51、信号処理部52及びA/D変換部53などを備えて構成されている。
タイミング制御回路51は、メイン制御部62から出力される基準クロックに基づいて所定のタイミングパルス(垂直走査パルスφVn、水平走査パルスφVm、リセット信号φVr等を発生させるパルス)を生成して撮像素子101に出力し、撮像素子101の撮像動作を制御する。また、所定のタイミングパルスを信号処理部52やA/D変換部53にそれぞれ出力することにより、信号処理部52及びA/D変換部53の動作を制御する。
信号処理部52は、撮像素子101から出力されるアナログの画像信号に所定のアナログ信号処理を施すもので、CDS(相関二重サンプリング)回路、AGC(オートゲインコントロール)回路及びクランプ回路等が設けられている。このAGC回路では、撮像素子101で生成された画像信号を増幅率(ゲイン)可変に増幅することができ、このゲインを変化させることで銀塩フィルムに対応したISO感度の変更が可能である。また、A/D変換部53は、信号処理部52から出力されたアナログのR、G、Bの画像信号を、タイミング制御回路51から出力されるタイミングパルスに基づいて、複数のビット(例えば12ビット)からなるデジタルの画像信号に変換するものである。
画像処理部61は、AFE5から出力される画像データに所定の信号処理を行って画像ファイルを作成するもので、黒レベル補正回路611、ホワイトバランス制御回路612及びガンマ補正回路613等を備えて構成されている。なお、画像処理部61へ取り込まれた画像データは、撮像素子101の読み出しに同期して画像メモリ614に一旦書き込まれ、以後この画像メモリ614に書き込まれた画像データにアクセスして、画像処理部61の各ブロックにおいて処理が行われる。
黒レベル補正回路611は、A/D変換部53によりA/D変換されたR、G、Bの各デジタル画像信号の黒レベルを、基準の黒レベルに補正するものである。
ホワイトバランス補正回路612は、光源に応じた白の基準に基づいて、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分のデジタル信号のレベル変換(ホワイトバランス(WB)調整)を行うものである。すなわち、ホワイトバランス制御回路612は、メイン制御部62から与えられるWB調整データに基づき、撮影被写体において輝度や彩度データ等から本来白色であると推定される部分を特定し、その部分のR、G、Bそれぞれの色成分の平均と、G/R比及びG/B比とを求め、これをR、Bの補正ゲインとしてレベル補正する。
ガンマ補正回路613は、WB調整された画像データの階調特性を補正するものである。具体的にはガンマ補正回路613は、画像データのレベルを色成分毎に予め設定されたガンマ補正用テーブルを用いて非線形変換するとともにオフセット調整を行う。
画像メモリ614は、撮影モード時には、画像処理部61から出力される画像データを一時的に記憶するとともに、この画像データに対しメイン制御部62により所定の処理を行うための作業領域として用いられるメモリである。また、再生モード時には、メモリカード67から読み出した画像データを一時的に記憶する。
メイン制御部62は、コンピュータとして働くCPUと、制御プログラム等を記憶するROMと、一時的にデータを記憶するRAMとを備えて構成され、撮像装置1各部の動作を制御するものである。
フラッシュ回路63は、フラッシュ撮影モードにおいて、フラッシュ部318または接続端子部319に接続される外部フラッシュの発光量を、メイン制御部62により設定された発光量に制御するものである。
操作部64は、上述のシャッターボタン307等を含み、操作情報をメイン制御部62に入力するためのものである。
VRAM65は、LCD311の画素数に対応した画像信号の記憶容量を有し、メイン制御部62とLCD311との間のバッファメモリである。カードI/F66は、メモリカード67とメイン制御部62との間で信号の送受信を可能とするためのインターフェースである。メモリカード67は、メイン制御部62で生成された画像データを保存する記録媒体である。通信用I/F68は、パーソナルコンピュータやその他の外部機器に対する画像データ等の伝送を可能とするためのインターフェースである。
電源回路69は、例えば定電圧回路等からなり、メイン制御部62等の制御部、撮像素子101、その他の各種駆動部等、撮像装置1全体を駆動させるための電圧を生成する。なお、撮像素子101への通電制御は、メイン制御部62から電源回路69に与えられる制御信号により行われる。電池69Bは、ニッケル水素充電池等の二次電池や、アルカリ乾電池等の一次電池からなり、撮像装置1全体に電力を供給する電源である。
シャッタ駆動制御部73Aは、メイン制御部62から与えられる制御信号に基づき、シャッタ駆動アクチュエータ73Mに対する駆動制御信号を生成するものである。シャッタ駆動アクチュエータ73Mは、シャッタユニット40の開閉駆動(開閉動作)を行うアクチュエータである。
絞り駆動制御部76Aは、メイン制御部62から与えられる制御信号に基づき、絞り駆動アクチュエータ76Mに対する駆動制御信号を生成するものである。絞り駆動アクチュエータ76Mは、カプラ75を介して絞り駆動機構27に駆動力を与える。
[ハーフミラー130の構成]
図4は、ハーフミラー130の断面構成を説明するための図である。
ミラー部13のハーフミラー130は、ミラー基材(ミラー母材)としてのフィルム131と、フィルム131上に成膜し形成される無機層(無機材料の層)132とを備えており、例えば透過率70%(反射率30%)の光透過特性(反射特性)を有している。
フィルム131は、例えば90%の透過率(反射率10%)を有した光透過性のフィルムとして構成され、光学的等方性を有する素材、例えばゼオノアフィルム(R)として商品化されているシクロオレフィンポリマーで形成されている。
このシクロオレフィンポリマーは、例えば押し出し成型で製造される熱可塑性高機能透明樹脂であり、偏光特性を示す図5の円Pcのように偏光軸が存在しない(偏光軸を特定できない)光学フィルムとして構成される。これに対し、上述した従来技術のPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムは、延伸工程(縦延伸や横延伸)を経て製造されるため、偏光角度毎の透過率を示す図6(a)の楕円Peのように、楕円Peの長軸・短軸方向に沿った透過割合の異なる軸Ap、Aqを有しており、配置方向が変化すると図6(b)のように軸Ap、Aqも傾くこととなる。このように光学的異方性を有するPETフィルムでは、無偏光状態を表す円Pcと楕円Peとの面積差が光量ロス(吸収)に相当するため、ハーフミラー130で用いると透過光La(図2)の光量が少なくなって撮像素子101で取得される画像の輝度レベルが低下し、かつ波長毎の透過率がバラつくため、ホワイトバランスが崩れ、正しい色を再現出来なくなってしまう。このため、本実施形態の撮像装置1では、ハーフミラー130のフィルム131として、いずれの方向(それぞれ直交するxyzの3軸方向など)にも無偏光の特性を示すシクロオレフィンポリマーを採用することとし、光量ロスの低減を図るようにする。また、偏光軸を特定出来ないレベルであれば、複屈折が無視できる程小さく解像度の劣化の低減も図れる。
無機層132は、五酸化ニオブ(Nb25)の層133と二酸化ケイ素(SiO2)の層134とが交互に積層されており、例えば積層数を変化させればハーフミラー130の透過光La(図2)および反射光Lb(図2)に関する光量の比率が調整可能である。換言すれば、反射率10%のフィルム131上に形成する無機層132の積層数等を適宜に調整することにより、上記30%の反射率を有するハーフミラー130が生成できることとなる。
以上のような撮像装置1においては、ハーフミラー130の基材となる光透過性のフィルム131が光学的等方性を有し一定の剛性を持つシクロオレフィンポリマーで形成されるため、ガラス板のように割れる恐れがなくハーフミラー130の破損を抑止できるとともに、従来技術のPETフィルムに比べて光量ロスおよび解像度劣化を低減できる。また、このようにフィルム131にシクロオレフィンポリマーを使用すれば、その配置方向の違いによる色ムラの発生がPETフィルムより抑えることができる。これについて図7および図8を参照して説明する。
図7は、PETフィルムの分光透過率特性を説明するための図である。また、図8は、シクロオレフィンポリマーの分光透過率特性を説明するための図である。これらの図7〜8においては、横軸が光の波長(nm)を示し、縦軸が光の透過率(%)を示している。なお、図7のPETフィルムと図8のシクロオレフィンポリマーとは、上述した無機層により透過率(反射率)が調整済の状態である。
図7には、PETフィルムの配置方向を60°ずつ変化させた各特性、具体的には配置方向を0°(基準位置)、60°および120°それぞれとした場合の分光透過率特性が、グラフJ0(実線)、グラフJ60(一点鎖線)およびグラフJ120(点線)で表されている。ここで、例えば400〜700nmのスペクトル域Rwにおいて各グラフJ0、J60、J120を比較すると、光学的異方性を有するPETフィルムでは、その配置方向に応じて分光透過率特性が異なっている。よって、PETフィルムにおいては、配置方向に応じた色ムラが生じることとなる。
一方、図8には、シクロオレフィンポリマーの配置方向を60°ずつ変化させた各特性、具体的には配置方向を0°(基準位置)、60°および120°それぞれとした場合の分光透過率特性が、グラフK0(実線)、グラフK60(一点鎖線)およびグラフK120(点線)で表されている。ここで、例えば400〜700nmのスペクトル域Rwにおいて各グラフK0、K60、K120を比較すると、光学的等方性を有するシクロオレフィンポリマーでは、その配置方向が変化しても分光透過率特性はほぼ一定となっている。よって、シクロオレフィンポリマーにおいては、配置方向の違いによる色ムラの発生を抑えることができる。
以上のことから、フィルム131にシクロオレフィンポリマーを採用することにより、従来に比べて色ムラの発生を抑制できることとなる。
<第2実施形態>
[撮像装置の要部構成]
本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Aは、図1〜3に示す第1実施形態の撮像装置1と類似の構成を有しているが、ミラー部のハーフミラーの構成が異なっている。この撮像装置1Aに設けられたミラー部13Aのハーフミラー130Aの構成について、以下で詳しく説明する。
[ハーフミラー130Aの構成]
図9は、ハーフミラー130Aの断面構成を説明するための図である。
ハーフミラー130Aは、図4に示す第1実施形態のハーフミラー130に対して、防汚コートが施された層として形成された防汚コート層135が最上部に付加されている。
すなわち、ハーフミラー130Aは、第1実施形態と同様にミラー基材としてのフィルム131および無機層132を備えるとともに、無機層132上に成膜された防汚コート層135をさらに備えている。また、ハーフミラー130Aは、例えば透過率70%(反射率30%)の光透過特性(反射特性)を有している。
フィルム131は、第1実施形態と同様に、光学的等方性を有した素材からなる光透過性のフィルムとして構成されている。ただし、第2実施形態のフィルム131では、その素材としてPC(ポリカーボネート:Polycarbonate)が使用される。
無機層132は、第1実施形態と同様に五酸化ニオブの層133と二酸化ケイ素の層134とを交互に積層して形成されている。すなわち、無機層132は、二酸化ケイ素を含む2種類の無機材料が積層された4層(2以上の層)からなっており、その最上層が二酸化ケイ素で構成された層134である。
防汚コート層135は、フッ素系表面処理剤によるフッ素コート処理が施されることで生成され、例えば純水に対しての接触角105°、表面張力15mN/mの特性を有している。このようなフッ素コート処理により、撥水性、撥油性、滑り性や離型性を向上させることができ、ハーフミラー130Aの清掃性を良好にできる。
また、防汚コート層135は、二酸化ケイ素(SiO2)に強固に密着する性質を有している。ここで、防汚コート層135は、無機層132に積層される無機材料の4層のうち最上層の二酸化ケイ素の層134と接しているため、無機層132との結合が強固となる。
また、防汚コート層135の層厚は、上記のフッ素コート処理によって形成される防汚コート層135の構成分子1つ分の大きさ程度(5〜10nm)である。このように防汚コート層135の厚みが10nm以下の極薄であれば、フィルム131および無機層132で達成されるハーフミラー130Aの光学特性に影響を及ぼすことを軽減できる。これに関して、図10〜15を参照して説明する。
図10〜14は、防汚コート層135の有無によるハーフミラーの透過率の変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。ここで、図10〜14では、防汚コート層135の厚みを順に50nm、100nm、150nm、200nmおよび250nmに設定した各ケースを表している。また、図10〜14に示す各グラフでは、横軸および縦軸が光の波長および透過率を示し、防汚コート層135が有る場合の分光特性Ca1〜5(実線)と防汚コート層135が無い場合の分光特性Cb1〜5(破線)とを表している。
防汚コート層135が設けられた場合の分光特性Ca1〜5と、防汚コート層135が設けられない場合の分光特性Cb1〜5とに関して、代表的な波長として破線円Q1〜5内における550nm付近の波長を比較すると、防汚コート層135の厚みが10nm以下の各ケース(図10〜11)では防汚コート層135の有無で透過率が殆ど変化しないが、10nmより大きい各ケース(図12〜14)では防汚コート層135の有無で透過率が顕著に変化していることが分かる。よって、防汚コート層135を10nm以下で成膜すれば、フィルム131および無機層132によって達成されるハーフミラー130Aの分光特性に与える影響が殆どないこととなる。
図15は、防汚コート層135の有無によるハーフミラーの解像度の変化を示すグラフである。この図15では、コート無しの場合(防汚コート層135が無い場合)の水平・垂直方向の解像度を示す棒グラフBo、Bpと、コート有りの場合(防汚コート層135が有る場合)の水平・垂直方向の解像度を示す棒グラフBh、Bvとが表されている。
防汚コート層135が設けられない場合の解像度を示す棒グラフBo、Bpと、防汚コート層135が設けられた場合の解像度を示す棒グラフBh、Bvとを比較すると、水平方向については防汚コート層135の有無で解像度が殆ど変化せず、垂直方向については防汚コート層135が有る場合の方が解像度が向上していることが分かる。よって、極薄の防汚コート層135を付加しても、フィルム131および無機層132によって達成されるハーフミラー130Aの解像度に与える影響は極めて低いこととなる。
なお、ヘイズによるフレアの度合いについて防汚コート層135の有無で比較する実験を行ったが、殆ど変化しない結果が得られ、この点からもハーフミラー130Aの光学特性への影響が極めて低い。
以上のようにフィルム131および無機層132で実現されるハーフミラー130Aの光学特性に殆ど影響を及ぼさない層厚、つまり10nm以下の厚みを有した防汚コート層135により、防汚コート層135に起因したハーフミラー130Aの製造バラツキを抑えられ、ハーフミラー130Aの表面に汚れが付着し難くなるとともに、付着した汚れの除去を容易に行えることとなる。また、防汚コート層135をハーフミラー130Aの表面に形成することで、耐薬品性が向上し、付着物等の除去の際に用いるエタノールなどのアルコールによる無機層132へのアタックを受けにくくなり、膜剥がれやクラック、割れを防止できる。
すなわち、撮像装置に設けられた従来のペリクルミラー(固定式のハーフミラー)では、その表面にフッ素コートなどの防汚コートが施されないため、ゴミや汚れが付着しやすく、付着したゴミや汚れの除去が容易でない。また、付着物を除去するためにアルコール等(溶剤)による拭き取り作業を行えば、そのアルコール等のアタックを受けて表面の膜剥がれ等が生じてしまう。一方、本実施形態のハーフミラー130Aのように表面に防汚コート層135を設けるようにすれば、これらの従来の不具合が解消されることとなる。
以上で説明した撮像装置1Aのハーフミラー130Aにおいては、無機層(無機材料の層)132の上に防汚コート層135が形成されるため、ハーフミラー130Aにゴミや汚れが付着しづらく、付着した場合でも、その拭き取りが容易であるともに、アルコールなどの付着物除去用の溶剤からのアタックを受けづらくなる。また、ハーフミラー130Aは、光学的等方性を有するフィルム131を備えるため、第1実施形態と同様にハーフミラーの破損を抑止しつつ光量ロスおよび解像度劣化の低減が図れる。
また、撮像装置1Aにおいては、ハーフミラー130Aに対してハードコート層が付加された構成のハーフミラーを備えても良い。この構成について、図16を参照して詳しく説明する。
図16は、ハードコート層136が設けられたハーフミラー130Bの断面構成を説明するための図である。
ハーフミラー130Bでは、図9に示すハーフミラー130Aに対して、アクリル系紫外線(UV)硬化材料へのUV処理によって形成されたハードコート層136がフィルム131の直上に追加されている。このハードコート層136は、例えば1000nm〜6000nmの厚みを有し、硬度(JIS規格の鉛筆硬度)がH程度以上となるように構成されている。
以上のようなハードコート層136がフィルム131と無機層(無機材料の層)132との間に介挿されることにより、ハーフミラー130Bの強度向上が図れることとなる。
なお、ハードコート層136が設けられたハーフミラーとして、図16に示すハーフミラー130Bの構成を採用するのは必須でなく、このハーフミラー130Bから防汚コート層135を削除した構成を採用しても良い。この場合、上述のようにある程度の層厚(1000〜6000nm)を有したハードコート層136がフィルム131の直上に存在するため、フィルム131に関しての耐薬品性が向上する。
<変形例>
上記の第1実施形態においては、図2に示す撮像装置1のようにハーフミラー130からの反射光Lbを位相差AFモジュール107に入射させるのは必須でなく、図17に示す撮像装置1Bのように反射光Lbを光学ファインダ17に入射させるようにしても良い。この撮像装置1Bのような構成では、撮像素子101の代わりに、被写体に係る画像を形成(生成)する撮像手段としての銀塩フィルムが設けられるフィルムカメラにも適用可能である。
上記の各実施形態におけるハーフミラーのフィルムについては、シクロオレフィンポリマーやポリカーボネートを使用するのは必須でなく、光学的等方性を有する他の素材、例えばTAC(トリアセチルセルロース:Triacetylcellulose)や、PES(ポリエーテルサルフォン:Poly Ether Sulphone)、TAC(トリアセチルセルロース:Triacetylcellulose)からなるフィルムを使用しても良い。
本発明における「光学的等方性」とは、光学的に厳密な等方性だけでなく、製造誤差や測定誤差(評価誤差)に起因した若干の異方性をも包むものである。
本発明は詳細に説明されたが、以上の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1、1A、1B 撮像装置
2 交換レンズ
10 カメラボディ
13、13A ミラー部
62 メイン制御部
101 撮像素子
130、130A ハーフミラー
131 フィルム
132 無機層
135 防汚コート層
136 ハードコート層
Ap、Aq 透過割合の異なる軸

Claims (11)

  1. 固定的に設けられ、撮影光学系を通った被写体光を透過光と反射光とに分離するハーフミラーと、
    前記透過光を受光して被写体に係る画像を生成する撮像手段と、
    を備えており、
    前記ハーフミラーは、
    光学的等方性を有する光透過性フィルム、
    を備える撮像装置。
  2. 前記ハーフミラーは、
    前記光透過性フィルム上に形成され、前記透過光と前記反射光とに関する光量の比率を調整する無機材料の層、
    を有する請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記光透過性フィルムは、シクロオレフィンポリマーまたはトリアセチルセルロースからなるフィルムである請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記反射光を受光して被写体に係る焦点検出情報を取得する焦点検出部、
    をさらに備える請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記ハーフミラーは、
    前記無機材料の層上に形成される防汚コート層、
    を有する請求項2記載の撮像装置。
  6. 前記防汚コート層は、フッ素コート処理が施された層である請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記防汚コート層の厚みは、10nm以下である請求項5記載の撮像装置。
  8. 前記無機材料の層は、二酸化ケイ素を含む複数種類の無機材料が積層された2以上の層からなっており、
    前記2以上の層のうち前記防汚コート層に接する層は、前記二酸化ケイ素で構成される請求項5記載の撮像装置。
  9. 前記ハーフミラーは、
    前記光透過性フィルムと前記無機材料の層との間に介挿されるハードコート層、
    を有する請求項2または請求項5記載の撮像装置。
  10. 前記ハードコート層は、アクリル系紫外線硬化材料で形成される請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記ハードコート層の厚みは、1000nm〜6000nmである請求項9記載の撮像装置。
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