JP2010276678A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010276678A JP2010276678A JP2009126403A JP2009126403A JP2010276678A JP 2010276678 A JP2010276678 A JP 2010276678A JP 2009126403 A JP2009126403 A JP 2009126403A JP 2009126403 A JP2009126403 A JP 2009126403A JP 2010276678 A JP2010276678 A JP 2010276678A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- wavelength
- image forming
- forming apparatus
- charge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/06—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
- G03G5/0664—Dyes
- G03G5/0696—Phthalocyanines
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/75—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】380〜420nmの波長域と600〜850nmの波長域に吸収を有するチタニルフタロシアニンを電荷発生物質として含有する感光体と、露光光の波長が380〜420nmである露光手段と、除電光の波長が600〜850nmである除電手段とを備えることを特徴とする画像形成装置により上記の課題を解決する。
【選択図】図1
Description
より詳細には、本発明は、短波長青色レーザーを書き込み露光光として使用する露光部と、長波長赤色LEDを除電光として使用する除電部と、前記両波長に対して吸収域を有する電荷発生物質を含有する電子写真感光体とを備える電子写真画像形成装置に関する。
近年、高精細画質化、カラー化の要求とも相まって、画像の高印字解像度化の要求が高くなっている。
高印字解像度を得るためには、露光光の小径化が必要であるが、露光光の小径化に対しては、光源の発振波長を短くすることが有効である。
d∝(π/4)(λf/D) (1)
(式中、dは感光層上のスポット径であり、πは円周率であり、λはレーザー光の波長であり、fはfθレンズの焦点距離であり、Dはレンズ径である)
で示されるように、感光層上におけるレーザー光のスポット径を理論上、概ね半分のスポット径にできる。
したがって、露光光の発振波長を短くすることは、潜像の書込密度すなわち解像度を上げることに、非常に有利である。
すなわち、長時間にわたり短波長光の曝露を受ける物質(電子写真画像形成装置では感光体が含有する電荷発生物質および/または電荷輸送物質等)は光劣化してしまうという問題がある。
除電工程は、転写工程およびクリーニング工程後に感光体表面に残留した電荷の凸凹を、感光体の全面に光を当てることにより除電するものであり、つづく帯電工程で再び均一な帯電状態にするために必要である。
一般に、除電光光量は露光光光量の3倍から5倍程度である。
露光光は画像領域のさらに画像部のみに、それぞれの画像濃度に応じた光量に変調されて照射されるのに対し、除電光は、帯電工程前に全領域に対し一定光量で照射される。
これに対し、除電手段により、先の一連の画像形成過程において、必ず、帯電工程前に全面に亘り、露光光の最大光量の3〜5倍もの光量が照射される。
すなわち、感光体に照射される光のほとんどが除電光である。
また、本発明によれば、前記露光手段が、青色半導体レーザーである画像形成装置が提供される。
さらに、本発明によれば、前記除電手段が、赤色LEDである画像形成装置が提供される。
また、本発明で用いられる用語「標準印字解像度」とは、いわゆる600dpi×600dpi等の解像度を意味する。
また、本発明における積層型感光体は、導電性支持体上に、中間層と電荷発生層と電荷輸送層とがこの順で形成されていてもよい。
また、本発明における積層型感光体は、導電性支持体上に、電荷発生層と電荷輸送層と保護層とがこの順で形成されていてもよい。
また、本発明による感光体は、導電性支持体上に、電荷発生物質および電荷輸送物質を含む感光層が形成されている単層型感光体であってもよい。なお、この単層型感光体は、前記の中間層および/または保護層を任意に有していてもよい。
導電性支持体は、積層型感光体の電極としての機能と、支持部材としての機能とを有し、その構成材料は、当該分野で用いられる材料であれば特に限定されない。
具体的には、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス鋼、チタンなどの金属材料:ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエステル、ポリオキシメチレン、ポリスチレンなどの高分子材料、硬質紙、ガラスなどからなる支持体表面に金属箔をラミネートしたもの、金属材料を蒸着したもの、導電性高分子、酸化スズ、酸化インジウムなどの導電性化合物の層を蒸着もしくは塗布したものなどが挙げられる。
導電性支持体の表面には、必要に応じて、画質に影響のない範囲内で、陽極酸化皮膜処理、薬品、熱水などによる表面処理、着色処理、表面を粗面化するなどの乱反射処理が施されていてもよい。
電荷発生層は、波長380〜420nmの光および波長600nm〜850nmの光を吸収することによって電荷を発生する電荷発生物質を含有することを特徴とする。
すなわち、本発明者らは、近赤外領域と紫外領域の異なる波長の光線を吸収する特定の結晶構造を有するチタニルフタロシアニンが、紫外および近赤外領域の、それぞれ波長が異なる露光光および除電光のいずれに対しても電荷発生物質として機能することを見出した。
なお、この吸収帯の位置はフタロシアニンの中心金属や結晶型により様々であり、本発明の結晶型チタニルフタロシアニン以外に、この位置にソーレー帯の吸収帯が存在する物質であれば本発明の画像形成装置に用いることができる。
バインダ樹脂としては、当該分野で用いられる結着性を有する樹脂を使用でき、電荷発生物質との相溶性に優れるものが好ましい。
バインダ樹脂の使用割合は、特に限定されないが、電荷発生物質100重量部に対して0.5〜2.0重量部程度である。
可塑剤としては、例えばフタル酸エステルなどの二塩基酸エステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、塩素化パラフィンおよびエポキシ型可塑剤などが挙げられる。
また、レベリング剤としては、例えばシリコーン系レベリング剤などが挙げられる。
乾式法としては、例えば、電荷発生物質を導電性支持体上に真空蒸着する方法が挙げられる。
湿式法としては、例えば、電荷発生物質および必要に応じてバインダ樹脂を適当な有機溶剤に溶解または分散して電荷発生層形成用塗布液を調製し、この塗布液を導電性支持体の表面に、または導電性支持体上に形成された中間層の表面に塗布し、次いで乾燥して有機溶剤を除去する方法が挙げられる。
電荷発生物質を溶剤中に溶解または分散させるために、ペイントシェーカ、ボールミルおよびサンドミルなどの分散機を用いることができる。このとき、容器および分散機を構成する部材から摩耗などによって不純物が発生し、塗布液中に混入しないように、分散条件を適宜設定するのが好ましい。
これらの塗布方法の中でも、浸漬塗布法は、塗布液を満たした塗工槽に基体を浸漬した後、一定速度または逐次変化する速度で引上げることによって基体の表面に層を形成する方法であり、比較的簡単で、生産性および原価の点で優れているので、感光体の製造に好適に用いることができる。浸漬塗布法に用いる装置には、塗布液の分散性を安定させるために、超音波発生装置に代表される塗布液分散装置が設けられていてもよい。
乾燥温度が50℃未満では、乾燥時間が長くなることがある。また、乾燥温度が140℃を超えると、感光体の繰返し使用時の電気的特性が悪化して、得られる画像が劣化するおそれがある。
このような感光層の製造における温度条件は、感光層のみならず後述する中間層などの層形成や他の処理においても共通する。
電荷発生層の膜厚が0.05μm未満では、光吸収の効率が低下し、感光体の感度が低下するおそれがある。また、電荷発生層の膜厚が5μmを超えると、電荷発生層内部での電荷移動が感光層表面の電荷を消去する過程の律速段階となり、感光体の感度が低下するおそれがある。
電荷輸送層は、電荷輸送物質としてアミン系化合物とバインダ樹脂とを含有する。
アミン系化合物の含有量は、電荷輸送層の5〜70重量%であるのが好ましい。
アミン系化合物の含有量が5重量%未満では、電荷を輸送することができず感度が低下するおそれがある。また、アミン系化合物の含有量が70重量%を超えると、膜強度が低下するおそれがある。
バインダ樹脂としては、当該分野で用いられる結着性を有する樹脂の中で、波長380〜420nmの光を吸収しない透明な樹脂を使用でき、電荷発生層に含まれるものと同様の樹脂の1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらの中でも、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアリレートおよびポリフェニレンオキサイドは、体積抵抗値が1013Ω以上であって電気絶縁性に優れ、かつ成膜性、電位特性などにも優れるので好ましく、ポリカーボネートが特に好ましい。
バインダ樹脂の使用割合は、特に限定されないが、電荷輸送物質100重量部に対して50〜300重量部程度である。
酸化防止剤としては、フェノール系化合物、ハイドロキノン系化合物、トコフェロール系化合物およびアミン系化合物などが挙げられ、これらの中でも、ヒンダードフェノール誘導体、ヒンダードアミン誘導体およびこれらの混合物が特に好ましい。
酸化防止剤の含有量が0.1重量部未満では、塗布液の安定性の向上および感光体の耐久性の向上に充分な効果を得ることができないおそれがある。また、酸化防止剤の含有量が50重量部を超えると、感光体特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
電荷輸送層形成用塗布液の調製に使用する溶剤としては、電荷発生層形成用塗布液の調製に使用するものと同様の溶剤の1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
その他の工程やその条件は、電荷発生層の形成に準ずる。
電荷輸送層の膜厚が5μm未満では、感光体表面の帯電保持能が低下し、出力画像のコントラストが低下するおそれがある。また、電荷輸送層の膜厚が100μmを超えると、感光体の生産性が低下するおそれがある。
本発明の感光体は、導電性支持体と積層型感光層との間に中間層を有するのが好ましい。
中間層は、例えば、樹脂材料を適当な溶剤に溶解させて中間層形成用塗布液を調製し、この塗布液を導電性支持体上に塗布し、乾燥により有機溶剤を除去することによって形成できる。
また、中間層形成用塗布液は、金属酸化物粒子を含んでいてもよい。
金属酸化物粒子は、中間層の体積抵抗値を容易に調節でき、積層型感光層への電荷の注入をさらに抑制できると共に、各種環境下において感光体の電気特性を維持できる。
金属酸化物粒子としては、例えば、酸化チタン、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化スズなどが挙げられる。
また、樹脂材料の重量Eと金属酸化物粒子の重量Fとの比率(E/F)は、90/10〜1/99が好ましく、70/30〜5/95が特に好ましい。
中間層の膜厚が0.01μm未満では、中間層として実質的に機能しなくなり、導電性支持体の欠陥を被覆して均一な表面が得られないおそれがある。すなわち、導電性支持体からの積層型感光層への電荷の注入を防止することができなくなり、積層型感光層の帯電性の低下が生じる。また、中間層の膜厚が20μmを超えると、均一な中間層を形成し難く、また中間層上に均一な積層型感光層を形成し難くなり、感光体の感度が低下するおそれがある。
なお、導電性支持体の構成材料がアルミニウムの場合には、アルマイトを含む層(アルマイト層)を形成し、中間層とすることができる。
本発明の感光体は、積層型感光層上に保護層を有していてもよい。
保護層は、感光体の耐久性を向上させる機能を有し、バインダ樹脂からなり、電荷輸送層に含まれるものと同様の電荷輸送物質の1種または2種以上を含有していてもよい。
バインダ樹脂は、電荷発生層および電荷輸送層に含まれるものと同様のバインダが挙げられる。
その他の工程およびその条件は、電荷発生層および電荷輸送層の形成に準ずる。
保護層の膜厚が0.5μm未満では、感光体表面の耐擦過性が劣り、耐久性が不十分になるおそれがある。また、10μmを超えると、感光体の解像度が低下するおそれがある。
また、表面保護層は、露光波長である波長380〜420nmと波長600〜850nmの両領域の光を透過する必要がある。
本発明による画像形成装置において、露光手段として用いられ、波長380〜420nmの露光光光源としては青色レーザーダイオードが好適に用いられる。
より具体的には、上記の光源として、シャープ株式会社製の青色レーザーダイオードGH04020B2AEおよびGH04020A2GEがあげられる。
また、本発明による画像形成装置において、除電手段として用いられる600〜850nmの除電光光源としては、ハロゲンランプ、ヒューズ球等のランプ球;蛍光灯等の放電管ランプ;LEDランプ等の半導体デバイス;あるいは、EL発光素子等の各種の発光デバイスが使用可能である。
小型化あるいは低消費電力と低発熱の観点から、特にLEDなどの省電力デバイスが好ましい。
これらの発光素子を複数個、感光体軸方向にライン状に配設したライン状光源とし直接感光体面上を照射するように構成しても良いし、あるいは、1個または複数個の発光素子からの光を導光体等によって、感光体表面へ導光されるように構成してもよい。
また、所望の波長すなわち600nm以上の光となるように光源と感光体表面との間の光路中にバンドパスフィルターを設けた構成でもよいし、あるいは、感光体表面上で均一な光量分布となるように拡散フィルタ等を設けた構成でもよい。
図1は、画像形成装置10の構成を示している。同図に示すように、画像形成装置10は、画像読取装置60(図示せず)にて読み取られた画像の記録出力はもとより、パーソナルコンピュータ等の外部接続機器が接続されると、この外部接続機器からの画像データを記録出力するものである。
チタロフタロシアニンの製造
ジイミノイソインドリン29.2gとスルホラン200mlを混合し、チタニウムテトライソプロポキシド17.0gを加え、窒素雰囲気下に140℃で2時間反応させた。放冷した後析出物を濾取し、クロロホルムで洗浄、2%の塩酸水溶液で洗浄、水洗、メタノール洗浄して、乾燥して、以下:
感光体Aの製造
以下に記載の方法に従って感光体Aを作成した。
酸化チタン(商品名:タイベークTTO−D−1、石原産業株式会社製)3重量部および市販のポリアミド樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ株式会社製)2重量部を、メチルアルコール25重量部に加え、ペイントシェーカにて8時間分散処理し、下引き層形成用塗工液3kgを調製した。得られた下引き層用塗布液を、切削加工(JISB−0601規定の十点表面粗さRzJIS:0.80μmに加工)後、表面洗浄した直径:80mm、長さ:348mmのアルミニウム製導電性基持体に浸漬塗布法により塗布し、膜厚1μmの下引き層を形成した。
感光体Bの製造
上記の製造例2における感光体Aの製造方法において、電荷発生物質として使用したチタニルフタロシアニンの代わりに、図4に示す吸光度を有するジブロモアンサンスロン(ZENECA limited (ゼネカ社)、型番:D01148)を使用した以外は、製造例2と全く同様にして、感光体Bを作成した。
製造例2で作成した感光体Aと先に説明した画像形成装置10とを組み合わせて構成した実施例1について説明する。
光走査ユニット11には実施例1と同じ光走査ユニット(波長405nm、1200dpi)を用い、除電ランプユニット12には青色LED(日亜化学工業株式会社製、NS4C107T)を並べて実装した除電ランプユニットを用いた画像形成装置10に感光体Aを組み込んだ。最大露光光光量は実施例1と同じ光量に調整し、また、除電光光量は、感光体表面位置上での光量がAR−625S機オリジナルの除電光と同じ光量に調整した画像形成装置を作成した。
光走査ユニット11は波長780nm、標準画像用として600dpiであるAR−625Sオリジナルの光走査ユニットで、除電ランプユニット12は比較例1と同じ除電ランプユニット(青色光)にした画像形成装置10に感光体Aを組み込んだ。最大露光光量は実施例1と同様に感光体Aの明電位が−60V±5Vとなる光量に調整し、また、除電光光量は比較例1と同じ光量に調整した画像形成装置を作成した。
光走査ユニット11は比較例2と同じ光走査ユニット(波長780nm、600dpi)で、除電ランプユニット12は実施例1と同じ除電ランプユニット(AR−625S機オリジナルの赤色光)にした画像形成装置10に感光体Aを組み込んだ。最大露光光光量は比較例2と同じ光量に調整し、また、除電光光量は実施例1と同じ光量に調整した画像形成装置を作成した。
光走査ユニット11は実施例1と同じ光走査ユニット(波長405nm、1200dpi)で、除電ランプユニット12は実施例1と同じ除電ランプユニット(赤色光)にした画像形成装置10に.感光体Bを組み込んだ。最大露光光量は実施例1と同様に感光体Bの明電位が−60V±5Vとなる光量に調整し、また、除電光光量は実施例1と同じ光量に調整した画像形成装置を作成した。
光走査ユニット11は実施例1と同じ光走査ユニット(波長405nm、1200dpi)を用い、除電ランプユニット12は比較例1と同じ除電ランプユニット(青色光)にした画像形成装置10に感光体Bを組み込んだ。最大露光光光量は比較例4と同じ光量に調整し、また、除電光光量は比較例1と同じ光量に調整した画像形成装置を作成した。
光走査ユニット11は比較例2と同じ光走査ユニット(波長780nm、600dpi)で、除電ランプユニット12は比較例1と同じ除電ランプユニット(青色光)にした画像形成装置10に感光体Bを組み込んだ。除電光光量は比較例1と同じ光量に調整し、次いで、最大露光光光量を実施例1と同様に.感光体Bの明電位が−60V±5Vとなる光量に調整しようとしたが、光量を他の比較例1から6あるいは実施例1に比べて十二分に高く設定しても、明電位は暗電位からほとんど落ちず、−60V付近にすることはできなかった。
すなわち、この画像形成装置では、初期から良好な画像を得ることはできなかった。
光走査ユニット11は比較例2と同じ光走査ユニット(波長780nm、600dpi)で、除電ランプユニット12は実施例1と同じ除電ランプユニット(赤色光)にした画像形成装置10に感光体Bを組み込んだ。除電光光量は実施例1と同じ光量に調整した。最大露光光光量を実施例1と同様に感光体Bの明電位が−60V±5Vとなる光量に調整しようとしたが、比較例6と同様に光量を十二分に高く設定しても、明電位は暗電位からほとんど落ちなかった。
すなわち、この画像形成装置では、初期から良好な画像を得ることはできなかった。
前記の実施例1および比較例1〜7で作成した画像形成装置を用いて、耐久テストを実施した結果を以下の表に示す。
なお、各実施例および比較例で作成した画像形成装置は、評価に示す評価基準に従って評価した。
VG: 印刷物の濃度も十分で、かすれやガサツキ、キズ等の画像欠陥がなく、良好な
画像が得られ、かつ解像度の高い高精細で、極めて優れた画像が得られた;
G: 印刷物の濃度も十分で、かすれやガサツキ、キズ等の画像欠陥がなく、優れた
画像が得られた;
NB: 印刷物において多少の濃度低下、あるいは、かすれやキズも注意して見ないと
分からない(一見して問題のない)レベルであり十分許容レベルであり、質が
悪くない画像が得られた;
B: 印刷物全体を一目見て、濃度低下やかすれ、キズ等の画像欠陥、あるいはゴー
ストメモリ等の問題がわかり、質が悪い画像が得られた;
VB: Bよりさらに状態が悪く、重大な画像不良が発生し、質が極めて悪い画像が得
られた。
特に、露光光を405nmにした実施例1と比較例1では、比較例2、3に比べより高い解像度の画像まで精細に再現された良好な画像を得ることができた。
また、200kテスト終了後、感光体を確認したところ、表面が変質してしまっていた。
また、200k枚後の感光体も、表面は磨耗し細かいキズは見られるものの、感光体そのものが変質しているというようなことはなかった。
まず、露光光を780nmにした比較例6および7では、帯電電荷(暗電位)を十分に打ち消すだけの感度が得られず、すなわち、露光しても暗電位はほとんど下がらず、その結果、濃度のある画像はでず、画像として認識できる印刷物を得ることはできなかった。
露光光を405nm、除電光を青色光にした比較例5では、初期的には高解像度の精細な良好画像を得ることができた。しかしながら、75k枚で画像レベルが悪化し100k枚以降、急激に画像が悪くなった。
さらに、200kテスト終了後、感光体を確認したところ、感光体表面が変質してしまっていた。
2:現像ユニット
3:感光体ドラム
4:クリーニングユニット
5:帯電手段
6:転写手段
7:現像剤補給容器
8:定着装置
9:切換えゲート
11:光走査ユニット
12:除電ランプユニット
14:レジストローラ
16:ピックアップローラ
17(17a〜17c):用紙受口
25:搬送ローラ
81:定着ローラ
82:加圧ローラ
94:用紙供給トレイ
Claims (5)
- 380〜420nmの波長域と600〜850nmの波長域に吸収を有するチタニルフタロシアニンを電荷発生物質として含有する感光体と、露光光の波長が380〜420nmである露光手段と、除電光の波長が600〜850nmである除電手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記チタニルフタロシアニンが、CuKα特性X線(波長:1.5418Å)に対するX線回折スペクトルにおいて、そのブラッグ角(2θ±0.2°)で7.3°、9.4°、9.6°、27.2°に主ピークを有する結晶型チタニルフタロシアニンであって、9.4°と9.6°の重なったピーク束が最大ピ−クであり、かつ、27.2°のピークが第2の最大ピークである結晶型チタニルフタロシアニンである請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記露光手段が、高印字解像度用の印刷用である請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記露光手段が、青色半導体レーザーである請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置。
- 前記除電手段が、赤色LEDである請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009126403A JP4790047B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 画像形成装置 |
US12/783,043 US8340551B2 (en) | 2009-05-26 | 2010-05-19 | Image forming apparatus having a photoconductor containing titanylphthalocyanine |
CN2010101895612A CN101900957B (zh) | 2009-05-26 | 2010-05-26 | 图像形成设备 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009126403A JP4790047B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010276678A true JP2010276678A (ja) | 2010-12-09 |
JP4790047B2 JP4790047B2 (ja) | 2011-10-12 |
Family
ID=43220368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009126403A Active JP4790047B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 画像形成装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8340551B2 (ja) |
JP (1) | JP4790047B2 (ja) |
CN (1) | CN101900957B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6071439B2 (ja) | 2011-11-30 | 2017-02-01 | キヤノン株式会社 | フタロシアニン結晶の製造方法、および電子写真感光体の製造方法 |
CN102998918B (zh) * | 2012-11-20 | 2015-04-29 | 宁波舜韵光电科技有限公司 | 一种有机光导鼓四层涂布工艺及其制备得到的有机光导鼓 |
CN102998917B (zh) * | 2012-11-20 | 2014-12-10 | 宁波舜韵光电科技有限公司 | 一种三层涂布工艺及其制备得到的感光鼓 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000199976A (ja) * | 1998-12-29 | 2000-07-18 | Sharp Corp | 電子写真感光体、その製造方法及び電子写真画像形成法 |
JP2000330307A (ja) * | 1999-05-19 | 2000-11-30 | Sharp Corp | 電子写真感光体および電荷発生層用塗液 |
JP2003149837A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-21 | Sharp Corp | 電子写真感光体及びそれを用いた電子写真装置 |
JP2003228182A (ja) * | 2002-02-01 | 2003-08-15 | Kyocera Mita Corp | 電子写真感光体および画像形成装置 |
JP2004045997A (ja) * | 2002-07-15 | 2004-02-12 | Canon Inc | 電子写真方法及び電子写真画像形成装置 |
JP2006208764A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007226189A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-09-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05249708A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-09-28 | Sharp Corp | 電子写真用感光体 |
JP2000007935A (ja) | 1998-06-29 | 2000-01-11 | Sharp Corp | 結晶型オキソチタニルフタロシアニン及び電子写真感光体とその製造方法 |
EP0977086B1 (en) * | 1998-07-31 | 2007-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic apparatus |
EP0997783B1 (en) * | 1998-10-28 | 2005-12-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photoreceptor containing oxotitanylphthalocyanine |
JP2001312081A (ja) * | 2000-05-01 | 2001-11-09 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
JP4533100B2 (ja) | 2003-11-26 | 2010-08-25 | キヤノン株式会社 | 電子写真装置 |
JP2006259018A (ja) | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2007011116A (ja) | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
WO2007049719A1 (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-03 | Mitsubishi Chemical Corporation | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
US20070172752A1 (en) * | 2006-01-24 | 2007-07-26 | Tatsuya Niimi | Image forming apparatus and image forming method |
US7670738B2 (en) * | 2007-08-31 | 2010-03-02 | Xerox Corporation | Boron containing photoconductors |
-
2009
- 2009-05-26 JP JP2009126403A patent/JP4790047B2/ja active Active
-
2010
- 2010-05-19 US US12/783,043 patent/US8340551B2/en active Active
- 2010-05-26 CN CN2010101895612A patent/CN101900957B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000199976A (ja) * | 1998-12-29 | 2000-07-18 | Sharp Corp | 電子写真感光体、その製造方法及び電子写真画像形成法 |
JP2000330307A (ja) * | 1999-05-19 | 2000-11-30 | Sharp Corp | 電子写真感光体および電荷発生層用塗液 |
JP2003149837A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-21 | Sharp Corp | 電子写真感光体及びそれを用いた電子写真装置 |
JP2003228182A (ja) * | 2002-02-01 | 2003-08-15 | Kyocera Mita Corp | 電子写真感光体および画像形成装置 |
JP2004045997A (ja) * | 2002-07-15 | 2004-02-12 | Canon Inc | 電子写真方法及び電子写真画像形成装置 |
JP2006208764A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007226189A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-09-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101900957B (zh) | 2012-07-18 |
US8340551B2 (en) | 2012-12-25 |
CN101900957A (zh) | 2010-12-01 |
JP4790047B2 (ja) | 2011-10-12 |
US20100303500A1 (en) | 2010-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009122513A (ja) | 電子写真感光体及び画像形成装置 | |
JP4790047B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20150160572A1 (en) | Coating solution for forming charge transport layer, electrophotographic photoreceptor prepared therewith and image forming apparatus comprising the same | |
JP5572543B2 (ja) | 積層型電子写真感光体、及び画像形成装置 | |
JP5719886B2 (ja) | 電子写真感光体及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4892519B2 (ja) | 積層型電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2009069184A (ja) | 電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2009098366A (ja) | トリアミン化合物を含有する電子写真感光体とそれを備えた画像形成装置およびトリアミン化合物とその製造方法 | |
JP5718413B2 (ja) | 電子写真感光体及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4565019B2 (ja) | 単層型電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2013134374A (ja) | 電子写真感光体および画像形成装置 | |
JP5040714B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
JP5409119B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4118012B2 (ja) | 電子写真感光体及びそれを用いた電子写真装置 | |
JP4778914B2 (ja) | 電子写真感光体及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP2010250174A (ja) | 電子写真感光体およびそれを用いた画像形成装置 | |
JP2010002482A (ja) | 単層型電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2016053634A (ja) | 電子写真感光体、その製造検査方法および電子写真感光体を備えた画像形成装置 | |
JP5151546B2 (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP6307708B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2015230406A (ja) | 電子写真感光体及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2013200477A (ja) | 電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2012132998A (ja) | 電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2008164715A (ja) | 電子写真感光体 | |
JP2009098404A (ja) | 電子写真感光体、画像形成方法及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110405 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110621 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110719 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4790047 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |