JP2010274437A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷不良を確実に防止することを可能とした印刷装置を提供する。
【解決手段】クーリング対象の印刷フォーマットで印刷を行った場合(S35:YES)に、カウント値に所定の初期値を設定する(S36)とともに、テープ印刷装置1の電源がON又はOFFのいずれの状態にあるかにかかわらず、印刷を行った時点からの時間経過に従ってカウント値をカウントダウンし、カウントダウンされたカウント値が“0”に到達するまでは印刷指示があった場合であっても印刷処理を実行せず、カウントダウンされたカウント値が“0”に到達した後に印刷を許可するように構成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、サーマルヘッドを用いて印刷媒体に印刷を行う印刷装置に関する。
従来、サーマルヘッドに対して通電することにより、サーマルヘッドの発熱素子を発熱させ、1ライン分の印刷データを順次、被記録媒体に対して感熱印刷を行う印刷装置が知られている。このようなサーマルヘッドを用いた印刷装置では、印刷中に発熱(通電)させる発熱素子数(即ち、印字ドット数)が多い場合に、サーマルヘッドの温度が非常に高温となる場合がある。そして、サーマルヘッドの温度が高い状態で継続して印刷を行うと、印刷つぶれや印刷のかすれ等の印刷不良が発生していた。
そこで、従来より印刷処理を行った後にサーミスタ等でサーマルヘッドの温度を検出し、検出された温度が高温であった場合に、次の印刷処理を連続して行わずに、サーマルヘッドの温度が下がるまで印刷処理を中断することが行われていた(例えば、特開平5−116346号公報参照)。
特開平5−116346号公報(第2頁〜第4頁、図2〜図4)
しかしながら、上記特許文献1に記載の印刷装置では、サーマルヘッドの温度を検出する為のサーミスタをサーマルヘッドに対して取り付けなければならないので、サーマルヘッド周辺にサーミスタの設置スペースが必要となっていた。従って、特に小型の印刷装置では、サーミスタを設置することが難しくなっており、サーミスタを用いない構成が望まれていた。
また、上記特許文献1に記載の印刷装置では、装置本体の電源が一旦OFFにされてしまうと、上記のサーマルヘッドの高温化に基づく印刷処理の中断に関する処理がリセットされてしまう問題があった。即ち、上記特許文献1に記載の印刷装置では、サーマルヘッドの温度が高温であった場合に、所定時間印刷処理を中断した後にサーマルヘッドの温度を検出するという処理を繰り返し行うことにより、サーマルヘッドの温度が下がるまで印刷処理を中断する構成としている。しかし、印刷処理の中断中に一旦電源をOFFにすると、その直後に電源をONした際にサーマルヘッドの温度がまだ高温であるにもかかわらず、印刷処理が実行可能となる問題が生じていた。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、サーマルヘッドにサーミスタ等の温度センサを取り付けることなく、また、サーマルヘッドの高温化に基づく印刷処理の中断中に装置本体の電源がOFFにされた場合であっても、サーマルヘッドの温度が印字不良を起こさない適切な温度へと下がるまでの間、次回以降の印刷処理を中断することが可能となり、印刷不良を確実に防止することを可能とした印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る印刷装置は、装置本体の電源のON又はOFFを切り替える電源切替手段と、発熱素子を備え、前記発熱素子への通電に基づいて印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドと、装置本体の電源がON又はOFFのいずれの状態にあるかにかかわらず、前回に前記サーマルヘッドによる印刷を行った時点からの時間経過に従ってカウント値をカウントする経過時間カウント手段と、前記経過時間カウント手段によりカウントされた前記カウント値が所定値に到達した場合に、次回の前記サーマルヘッドによる印刷を許可する印刷許可手段と、を有することを特徴とする。
尚、「カウント」には、カウント値を減算するカウントダウンと、カウント値を加算するカウントアップを含む。
また、請求項2に係る印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置であって、前回に前記サーマルヘッドにより行われた印刷内容が所定の印刷内容であった場合に、前記経過時間カウント手段はカウントを開始することを特徴とする。
また、請求項3に係る印刷装置は、請求項2に記載の印刷装置であって、複数の印刷フォーマットから印刷を行う印刷フォーマットを選択するフォーマット選択手段を有し、前回に前記サーマルヘッドにより行われた印刷において選択された印刷フォーマットが所定のフォーマットであった場合に、前記経過時間カウント手段はカウントを開始することを特徴とする。
また、請求項4に係る印刷装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置であって、ユーザの操作を受け付ける操作受付手段を有し、前記印刷許可手段は、前記経過時間カウント手段によりカウントされた前記カウント値が所定値に到達していない場合であっても前記操作受付手段において特定の操作を受け付けた場合には、次回の前記サーマルヘッドによる印刷を許可することを特徴とする。
また、請求項5に係る印刷装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置であって、前記経過時間カウント手段は、装置本体の電源がONの状態にある場合とOFFの状態にある場合とで前記カウント値をカウントする速度を変更することを特徴とする。
また、請求項6に係る印刷装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷装置であって、装置本体に対して開閉可能に取り付けられ、開放状態にある場合に前記印刷媒体が装置内部に収納可能となるカバー部材と、前記カバー部材の開閉状態を検出する開閉検出手段と、を有し、前記経過時間カウント手段は、前記カバー部材が開放状態にある場合と閉鎖状態にある場合とで前記カウント値をカウントする速度を変更することを特徴とする。
更に、請求項7に係る印刷装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の印刷装置であって、前記経過時間カウント手段は、前記電源切替手段によって装置本体の電源がON又はOFFに切り替えられた場合に、前記カウント値を変動させることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に係る印刷装置では、サーマルヘッドにサーミスタ等の温度センサを取り付けることなく、また、サーマルヘッドの高温化に基づく印刷処理の中断中に装置本体の電源がOFFにされた場合であっても、サーマルヘッドの温度が印字不良を起こさない適切な温度へと下がるまでの間、次回以降の印刷処理を中断することが可能となる。それにより、印刷不良を確実に防止することが可能となる。
また、請求項2に係る印刷装置では、サーマルヘッドにサーミスタ等の温度センサを取り付けなくても、実施した印刷処理の印刷内容からサーマルヘッドの温度が印字不良を起こす虞のある温度まで上昇していることを適切に予測することが可能となる。
また、請求項3に係る印刷装置では、サーマルヘッドにサーミスタ等の温度センサを取り付けなくても、実施した印刷処理の印刷フォーマットからサーマルヘッドの温度が印字不良を起こす虞のある温度まで上昇していることを適切に予測することが可能となる。
また、請求項4に係る印刷装置では、サーマルヘッドのクーリング中であっても所定の操作を受け付けた場合には印刷処理を実行できるので、印字品質よりも速度を希望するユーザに対して、ユーザの要望を満たすことが可能となる。
また、請求項5に係る印刷装置では、装置本体の各電源状態におけるサーマルヘッドの放熱速度の差異を考慮し、サーマルヘッドのクーリング時間を適切な時間に修正することが可能となる。それによって、印字不良を起こすことなく、最短の中断時間で次回以降の印刷を行うことが可能となる。
また、請求項6に係る印刷装置では、装置本体のカバーが開放されている状態及び閉鎖されている状態におけるサーマルヘッドの放熱速度の差異を考慮し、サーマルヘッドのクーリング時間を適切な時間に修正することが可能となる。それによって、印字不良を起こすことなく、最短の中断時間で次回以降の印刷を行うことが可能となる。
更に、請求項7に係る印刷装置では、装置本体の電源の切り替えに伴うサーマルヘッドの放熱速度の変化を考慮し、サーマルヘッドのクーリング時間を適切な時間に修正することが可能となる。それによって、印字不良を起こすことなく、最短の中断時間で次回以降の印刷を行うことが可能となる。
第1実施形態に係るテープ印字装置の外観斜視図である。 第1実施形態に係るテープ印刷装置のカセット収納部周辺を示した上面図である。 第1実施形態に係るテープ印刷装置の制御系を示すブロック図である。 第1実施形態に係るテープ印刷装置で選択可能な印刷フォーマットの一例を示した図である。 第1実施形態に係るメイン処理プログラムのフローチャートである。 第1実施形態に係るカウントダウン処理プログラムのフローチャートである。 第1実施形態に係る印刷処理プログラムのフローチャートである。 第2実施形態に係るメイン処理プログラムのフローチャートである。 第3実施形態に係るカウントダウン処理プログラムのフローチャートである。 第4実施形態に係るカウントダウン処理プログラムのフローチャートである。
以下、本発明に係る印刷装置についてテープカセットから排出されるテープに対して印刷を行うテープ印刷装置1に具体化した第1実施形態乃至第4実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態に係るテープ印刷装置1の概略構成について、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、第1実施形態に係るテープ印刷装置1の外観斜視図である。図2は、第1実施形態に係るテープ印刷装置1のカセット収納部周辺を示した上面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係るテープ印刷装置1は、筐体内部に内蔵されたテープカセット5(図2参照)から排出されるテープに対して印刷を行う印刷装置であり、筐体上面にキーボード3と液晶ディスプレイ4を有している。また、同じく筐体上面には平面視矩形状のテープカセット5を収納するカセット収納部8が収納カバー9で覆われて配設されている。また、このキーボード3の下側には、制御回路部が構成される制御基板(図示せず)が配設されている。また、カセット収納部8の左側面部には、印字されたテープが排出されるテープ排出口10が形成されている。また、テープ印刷装置1の右側面部には、接続インターフェイス(図示せず)が配設されている。この接続インターフェースは、外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ等)と有線または無線接続をする際に用いられる。従って、テープ印刷装置1は、外部機器から送信された印刷データを印刷することも可能である。
ここで、キーボード3は、文字入力キー3A、印刷キー3B、カーソルキー3C、電源キー3D、リセットキー3E、フォーマット選択キー3F、リターンキー3R等の複数種類の入力キーを備えている。文字入力キー3Aは、文書データからなるテキストを作成する際の文字入力に用いられる。印刷キー3Bは、作成されたテキスト等からなる印刷データの印刷実行を指令する際に用いられる。そして、カーソルキー3Cは、液晶ディスプレイ4上に表示されるカーソルを、上下左右に移動する際に用いられる。また、電源キー3Dは装置本体の電源をON又はOFFする際に用いられる。また、リセットキー3Eは装置本体のリセット処理を行う際に用いられる。また、フォーマット選択キー3Fは後述する複数種類の印刷フォーマット(図4参照)から印刷を行う印刷フォーマットを選択する際に用いられる。また、リターンキー3Rは、改行指令や各種処理の実行、選択決定を指令する際に用いられる。
一方、液晶ディスプレイ4は、文字等のキャラクタを複数行に渡って表示する表示装置であり、キーボード3によって作成される印刷データ等を表示しうる。また、後述のようにテープ印刷装置1がサーマルヘッド41のクーリングをする為に印刷処理を中断している場合には、印刷再開までの時間を表示する。
そして、図2に示すように、テープ印刷装置1は、内部のカセット収納部8に対してテープカセット5を装着可能に構成されている。更に、テープ印刷装置1の内部には、テープ駆動印刷機構16及びカッター17を含むテープ切断機構が配設されている。テープ印刷装置1は、テープ駆動印刷機構16により、テープカセット5から引き出されたテープに対して、所望の印刷データに基づく印刷を施すことができる。そして、テープ印刷装置1は、テープ切断機構のカッター17により、印刷されたテープを切断することができる。切断されたテープは、テープ印刷装置1の左側側面に形成されたテープ排出口10から排出される。
そして、テープ印刷装置1の内部には、カセット収納部フレーム18が配設されている。図2に示すように、このカセット収納部フレーム18には、テープカセット5が着脱自在に装着される。
テープカセット5は、その内部に、テープスプール32、リボン供給スプール34、巻取スプール35、基材供給スプール37、接合ローラ39を備えており、夫々回転自在に軸支されている。テープスプール32には、表層テープ31が巻回されている。表層テープ31は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等からなる透明なテープである。そして、リボン供給スプール34には、インクリボン33が巻回されている。このインクリボン33には、インク加熱により溶融或いは昇華するインクが塗布され、インク層を形成している。巻取スプール35は、印刷に使用されたインクリボン33を巻き取る。そして、基材供給スプール37には、二重テープ36が巻回されている。この二重テープ36は、表層テープ31と同一幅で両面に接着剤層を有する両面接着テープの片面に対して、剥離テープを貼り合わせて構成されている。又、当該二重テープ36は、剥離テープが外側に位置するように、基材供給スプール37に巻回されている。そして、接合ローラ39は、二重テープ36と表層テープ31とを重ねて接合させる際に用いられる。
図2に示すように、カセット収納部フレーム18には、アーム20が、軸20aを中心として揺動可能に配設されている。アーム20の先端には、プラテンローラ21、搬送ローラ22が回動可能に軸支されている。プラテンローラ21、搬送ローラ22は、何れもゴム等の可撓性部材を表面に有している。
アーム20が最も時計回りに揺動すると、プラテンローラ21は、表層テープ31及びインクリボン33を、後述するサーマルヘッド41に対して圧接する。又、この時、搬送ローラ22は、表層テープ31及び二重テープ36を、接合ローラ39に対して圧接する。
また、カセット収納部フレーム18には、プレート42が立設されている。このプレート42のプラテンローラ21側側面には、サーマルヘッド41が配設されている。サーマルヘッド41は、表層テープ31及び二重テープ36の幅方向と同方向に、複数(例えば、128個や256個)の発熱素子を1列に列設することで構成される。
テープカセット5が所定位置に装着されると、プレート42は、テープカセット5の凹部43に嵌め込まれる。
また、カセット収納部フレーム18には、テープ搬送モータ2が配設されている。テープ搬送モータ2による駆動力は、カセット収納部フレーム18に沿って配設されたギア列を介して、プラテンローラ21及び搬送ローラ22等に夫々伝達される。
従って、テープ搬送モータ2に対する電力供給により、テープ搬送モータ2の出力軸の回転が開始されると、プラテンローラ21、搬送ローラ22等も、連動して回転を開始する。これにより、テープカセット5内の表層テープ31、インクリボン33、二重テープ36は、テープスプール32、リボン供給スプール34、基材供給スプール37から、巻き解かれ、下流方向(テープ排出口10、巻取スプール35方向)へと搬送される。
そうすると、表層テープ31及びインクリボン33は、互いに重ね合わされてからプラテンローラ21とサーマルヘッド41との間を通過する。従って、当該テープ印刷装置1において、表層テープ31、インクリボン33は、プラテンローラ21とサーマルヘッド41とによって挟まれた状態で搬送される。この時、サーマルヘッド41に配列された多数の発熱素子は、制御部60(図3参照)により、印刷データ及び後述する印刷制御プログラムに基づいて選択的かつ間欠的に通電される。
ここで、各発熱素子は、通電により発熱し、インクリボン33に塗布されているインクを溶融或いは昇華させるので、インクリボン33のインクは、表層テープ31にドット単位で転写される。この結果、表層テープ31には、印刷データに基づくユーザ所望のドット画像が鏡像で形成される。
その後、インクリボン33は、サーマルヘッド41を通過すると、リボン巻取ローラ15によって巻き取られる。一方、表層テープ31は、二重テープ36と重ねられ、搬送ローラ22と接合ローラ39との間を通過する。この時、表層テープ31と二重テープ36は、搬送ローラ22、接合ローラ39により圧接され、積層テープ38となる。ここで、当該積層テープ38は、ドット印刷済みの表層テープ31の印刷面側が二重テープ36と強固に重ね合わされる。従って、ユーザは、表層テープ31の印刷面の裏面側(即ち、積層テープ38の表面側)から印刷画像の正像を視認可能である。
その後、積層テープ38は、搬送ローラ22の更に下流に搬送され、カッター17を含むテープ切断機構に到達する。テープ切断機構は、カッター17と、切断用モータ72(図3参照)により構成されている。そして、カッター17は、固定刃17aと、回動刃17bに備えており、固定刃17aに対して回動刃17bを回動させることで切断対象物を剪断する鋏形式のカッターである。そして、回動刃17bは、切断用モータ72によって支点を中心に往復揺動可能に配設されている。従って、切断用モータ72の駆動により、積層テープ38は、固定刃17a、回動刃17bに剪断される。
切断された積層テープ38は、テープ排出口10を介して、テープ印刷装置1の外部へ排出される。そして、当該積層テープ38は、二重テープ36の剥離テープを剥がし、接着剤層を露出させれば、任意の場所に貼り付けることが可能な粘着ラベルとして使用可能である。
次に、テープ印刷装置1の制御構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図3は、テープ印刷装置1の制御系を示すブロック図である。
テープ印刷装置1内には、制御基板(図示せず)が配設されており、この制御基板上には、制御部60、タイマ67、ヘッド駆動回路68、切断用モータ駆動回路69、搬送モータ駆動回路70が配設されている。
そして、制御部60は、CPU61、CG−ROM62、EEPROM63、ROM64、RAM66により構成されている。又、当該制御部60は、タイマ67、ヘッド駆動回路68、切断用モータ駆動回路69、搬送モータ駆動回路70と接続されている。更に、制御部60は、液晶ディスプレイ4、カセットセンサ7、カバーセンサ73、キーボード3、接続インターフェース71にも接続されている。
CPU61は、テープ印刷装置1における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。従って、このCPU61は、キーボード3等からの入力信号及び後述する印刷処理プログラムを含む各種制御プログラムに基づいて、液晶ディスプレイ4等の各周辺装置を制御する。
CG−ROM62は、印刷される文字や記号の画像データをコードデータと対応させてドットパターンで記憶するキャラクタージェネレータ用メモリである。又、EEPROM63は、記憶内容の書込・消去ができる不揮発性メモリであり、当該テープ印刷装置1におけるユーザ設定等を示すデータを格納している。
そして、ROM64には、テープ印刷装置1における各種制御プログラムやデータが格納されている。従って、後述する印刷処理プログラムは、このROM64に格納されている。更に、ROM64には、複数種類の印刷フォーマットが記憶されている。そして、制御部60は複数の印刷フォーマットの内、ユーザに選択された印刷フォーマットで文字や記号を印刷する。ここで、図4は第1実施形態に係るテープ印刷装置1でROM64に記憶された印刷フォーマットの一例を示した図である。尚、図4に示す例では、『12345』を各印刷フォーマットで印刷した印刷例を示す。図4に示すように、同一の文字内容を印刷する場合であっても、フォーマット毎に文字サイズ、配置、書体等が変化する。即ち、フォーマット毎に印刷中に発熱(通電)させる発熱素子数(即ち、印字ドット数)が異なり、例えば、“フォーマットC”で印刷を行う場合には、“フォーマットA”や“フォーマットB”で印刷を行う場合より、印刷中に発熱(通電)させる発熱素子数が多くなる。
また、RAM66は、CPU61での演算結果等を一時的に格納する記憶装置である。このRAM66には、キーボード3の入力により生成された印刷データや、外部機器78から接続インターフェース71を介して取り込まれた印刷データ、後述のカウント値も格納される。
そして、タイマ67は、テープ印刷装置1の制御を実行する際に所定期間の経過を計時する計時装置である。具体的には、タイマ67は、後述する印刷処理プログラムにおいて、サーマルヘッド41の発熱素子に対する通電期間等の開始・終了を判断する際に参照される。また、サーマルヘッド41のクーリングの為に印刷処理を中断する際に、印刷再開までの残り時間をカウントする際にも参照される。
また、カバーセンサ73は収納カバー9の開閉を検出する接触式センサであり、収納カバー9が開放されている状態において検出信号が制御部60へと送信される。
ヘッド駆動回路68は、CPU61からの制御信号に基づいて、後述する印刷処理プログラムに基づいて、サーマルヘッド41に駆動信号を供給し、サーマルヘッド41の駆動態様を制御する回路である。この時、ヘッド駆動回路68は、発熱素子毎に対応付けられたストローブ番号に基づいて、各発熱素子の通電の有無を制御することで、サーマルヘッド41全体の発熱態様を制御する。そして、切断用モータ駆動回路69は、CPU61からの制御信号に基づいて切断用モータ72に駆動信号を供給し、切断用モータ72の駆動制御を行う回路である。又、搬送モータ駆動回路70は、CPU61からの制御信号に基づいてテープ搬送モータ2に駆動信号を供給し、テープ搬送モータ2の駆動制御を行う制御回路である。
次に、テープ印刷装置1におけるメイン処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図5は、テープ印刷装置1に係るメイン処理プログラムのフローチャートである。ここで、図5に示すメイン処理プログラムは、CPU61に対して電力が供給されて、CPU61が駆動を開始するタイミング(即ち、テープ印刷装置1に対して初めて電池を装着したとき、又は初めてACアダプタを挿したとき)に実行される。尚、以下の図5〜図10にフローチャートで示されるプログラムは、ROM64等に記憶されており、CPU61により実行される。
メイン処理プログラムの実行が開始されると、CPU61は、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1においてイニシャライズ(初期化)を行う。
次に、S2においてCPU61は、テープ印刷装置1の電源ステータスを電源OFF状態に設定する。尚、電源ステータスは、現在のテープ印刷装置1の電源状態を示すステータスであり、テープ印刷装置1の電源がONされている状態では、電源ON状態に設定され、テープ印刷装置1の電源がOFFされている状態では、電源OFF状態に設定される。また、現在のテープ印刷装置1の電源ステータスはEEPROM63に記憶される。
続いて、S3においてCPU61は、後述のカウントダウン処理(図6)を行う。尚、カウントダウン処理は、サーマルヘッド41のクーリングの為に印刷処理を中断している場合に、時間経過に従ってカウント値を所定の初期値からカウントダウンする処理である。そして、カウント値が所定値(例えば0)に到達した場合に印刷を再開する構成とする(図7参照)。
その後、S4においてCPU61は、EEPROM63から現在のテープ印刷装置1の電源ステータスを読み出し、電源ON状態か否かを判定する。
そして、電源ステータスが電源ON状態でないと判定された場合(S4:NO)、即ち、テープ印刷装置1の電源がOFFされている場合には、S5へと移行する。一方、電源ステータスが電源ON状態であると判定された場合(S4:YES)、即ち、テープ印刷装置1の電源がONされている場合には、S7へと移行する。
S5においてCPU61は、キーボード3の電源キー3Dが押されたか否かを判定する。そして、電源キー3Dが押されたと判定された場合(S5:YES)には、装置本体の駆動を開始し、テープ印刷装置1の電源ステータスを電源ON状態へと移行する(S6)。具体的には、EEPROM63から現在のテープ印刷装置1の電源ステータスを読み出し、電源ON状態に設定した後、再度EEPROM63に格納する。その後、S3へと戻る。
一方、S5において電源キー3Dが押されていないと判定された場合(S5:NO)には、S3へと戻る。
また、S7においてCPU61は、キーボード3の電源キー3Dが押されたか否かを判定する。そして、電源キー3Dが押されたと判定された場合(S7:YES)には、装置本体の駆動を停止し(但し、最低限の機能は実行可能な状態にある)、テープ印刷装置1の電源ステータスを電源OFF状態へと移行する(S8)。具体的には、EEPROM63から現在のテープ印刷装置1の電源ステータスを読み出し、電源OFF状態に設定した後、再度EEPROM63に格納する。その後、S3へと戻る。尚、テープ印刷装置1の電源がOFFされた場合には、その後に印刷処理や文字入力処理等は実行することができなくなるが、CPU61等には電力供給源から引き続き電力が供給されており、以降も継続してプログラムが実行される。即ち、テープ印刷装置1の電源がON又はOFFのいずれの状態にあるかにかかわらず、カウントダウン処理(S3、S32)等は実行される。
一方、S7において電源キー3Dが押されていないと判定された場合(S7:NO)には、S9へと移行する。
S9においてCPU61は、キーボード3のフォーマット選択キー3Fが押されたか否かを判定する。そして、フォーマット選択キー3Fが押されたと判定された場合(S9:YES)には、フォーマット選択処理を行う(S10)。具体的には、CPU61は複数の印刷フォーマット(図4参照)の内、ユーザの操作に基づいて選択された印刷フォーマットを、印刷対象とするフォーマットに選択する。その後、S3へと戻る。
一方、S9においてフォーマット選択キー3Fが押されていないと判定された場合(S9:NO)には、S11へと移行する。
S11においてCPU61は、キーボード3の印刷キー3Bが押されたか否かを判定する。そして、印刷キー3Bが押されたと判定された場合(S11:YES)には、後述の印刷処理(図7)を行う(S12)。尚、印刷処理は、ユーザによる文字入力キー3Aの操作に基づいて入力された文字列を、前記S10で選択された印刷フォーマットでテープに印刷する処理である。
一方、S11において印刷キー3Bが押されていないと判定された場合(S11:NO)には、S13へと移行する。
S13においてCPU61は、その他の処理を実行する。その他の処理においては、例えば、文字入力キー3Aの入力操作に基づく文字入力処理や設定処理等を実行する。その他の処理を終了すると、S3へと戻る。
続いて、メイン処理プログラムのS3及び後述の印刷処理プログラムのS32で実行されるカウントダウン処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図6は、カウントダウン処理プログラムのフローチャートである。
カウントダウン処理プログラムの実行が開始されると、S21においてCPU61は、RAM66からカウント値を読み出し、カウント値が“0”であるか否かを判定する。ここで、カウント値は後述の印刷処理プログラム(図7)において、サーマルヘッド41のクーリングが必要であると判定された場合に所定の初期値(例えば“180”)に設定され、時間経過に従ってカウントダウンされるパラメータである。尚、初期設定時には“0”に設定されている。また、RAM66に記憶されたカウント値は、テープ印刷装置1の電源がOFF又はONされた場合であってもリセットされない。
そして、カウント値が“0”であると判定された場合(S21:YES)にはカウントダウン処理プログラムを終了し、S4へと移行する。それに対して、カウント値が“0”以外の値であると判定された場合(S21:NO)には、S22へと移行する。
S22においてCPU61は、前回の処理実行時に後述のS23でカウント値がカウントダウンされてから、又は後述のS36でカウント値が所定の初期値に設定された直後である場合にはカウント値が所定の初期値に設定されてから、所定時間(例えば1sec)経過したか否かを判定する。
そして、所定時間が経過したと判定された場合(S22:YES)には、カウント値をカウントダウンする(S23)。具体的には、RAM66からカウント値を読み出し、読み出したカウント値を「−1」減算した後に再度RAM66に格納する。一方、所定時間が経過していないと判定された場合(S22:NO)にはカウントダウン処理プログラムを終了し、S4へと移行する。
続いて、メイン処理プログラムのS12で実行される印刷処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図7は、印刷処理プログラムのフローチャートである。
印刷処理プログラムの実行が開始されると、S31においてCPU61は、RAM66からカウント値を読み出し、カウント値が“0”であるか否かを判定する。
そして、カウント値が“0”以外の値であると判定された場合(S31:NO)には、S32へと移行する。それに対して、カウント値が“0”であると判定された場合(S31:YES)には、S34へと移行する。
S32においてCPU61は、前述のカウントダウン処理(図6)を行う。尚、カウントダウン処理は、サーマルヘッド41のクーリングの為に印刷処理を中断している場合に、時間経過に従ってカウント値を所定の初期値からカウントダウンする処理である。
続いて、S33においてCPU61は、RAM66からカウント値を読み出し、液晶ディスプレイ4に現在のカウント値を所定時間表示する。その後、S31へと戻る。尚、ユーザは表示されたカウント値を参照することによって、指示した印刷が開始されるまでの時間を推定することが可能となる。尚、カウント値ではなく、カウント値が“0”になるまでの予想時間を表示しても良い。
一方、S34においてCPU61は、印刷処理を実行する。印刷処理を開始すると、CPU61は、先ず、印刷対象とするイメージデータ(ドット単位のデータで構成)を生成する。尚、イメージデータは文字入力キー3Aで入力された文字列、前記S10で選択された印刷フォーマット、CG−ROM62に格納されているドットパターンに基づいて作成される。その後、イメージデータを、サーマルヘッド41に列設された発熱素子で印刷される1ライン分のライン印刷データ単位に分割し、RAM66に記憶する。その後、テープ搬送モータ2を駆動してテープを所定速度で搬送しつつ、以下の(a)〜(c)の処理を繰り返し実行する。
(a)一のライン印刷データを対象ライン印刷データとし、当該対象ライン印刷データをRAM66から読み出す。
(b)読み出した対象ライン印刷データをサーマルヘッド41に転送する。
(c)サーマルヘッド41にある発熱素子の内、対応する発熱素子に通電する。
これにより、対象ライン印刷データに基づく印刷が、表層テープ31に施される。そして、印刷データを構成する全てのライン印刷データの印刷を終了した後にS35へと移行する。
S35においてCPU61は、前記S34で印刷処理を行った際に選択されていた印刷フォーマットがクーリング対象のフォーマットであったか否かを判定する。ここで、クーリング対象のフォーマットとは、印刷中に発熱(通電)させる発熱素子数の割合が高い印刷フォーマットであり、例えば、図4に示す“フォーマットA”〜“フォーマットC”の印刷フォーマットを備えるテープ印刷装置1では、“フォーマットC”がクーリング対象のフォーマットである。
次に、S36においてCPU61は、サーマルヘッド41が高温となっていると判定し、カウント値に所定の初期値(例えば“180”)を設定する。具体的には、RAM66からカウント値を読み出し、読み出したカウント値に所定の初期値を代入した後に再度RAM66に格納する。それによって、次回以降に印刷キー3Bが押された場合であっても、カウント値が“0”となるまで印刷処理(S34)は開始されず、その間に自然放熱によるサーマルヘッド41のクーリングが行われる。そして、カウント値が“0”に到達した場合には、サーマルヘッド41の温度が印字不良を起こさない温度まで下がったと判定し、印刷が許可される。その結果、印刷処理(S34)が実行される。
以上詳細に説明した通り、第1実施形態に係るテープ印刷装置1では、クーリング対象の印刷フォーマットで印刷を行った場合(S35:YES)に、カウント値に所定の初期値を設定する(S36)とともに、テープ印刷装置1の電源がON又はOFFのいずれの状態にあるかにかかわらず、印刷を行った時点からの時間経過に従ってカウント値をカウントダウンし(S3、S32)、カウントダウンされたカウント値が“0”に到達するまでは印刷指示があった場合であっても印刷処理を実行せず、カウントダウンされたカウント値が“0”に到達した後に印刷を許可する(S31〜S34)ので、サーマルヘッド41にサーミスタ等の温度センサを取り付けることなく、また、サーマルヘッド41の高温化に基づく印刷処理の中断中に装置本体の電源がOFFにされた場合であっても、サーマルヘッド41の温度が印字不良を起こさない適切な温度へと下がるまでの間、次回以降の印刷処理を中断することが可能となる。それにより、印刷不良を確実に防止することが可能となる。
また、サーマルヘッド41にサーミスタ等の温度センサを取り付けなくても、実施した印刷処理の印刷フォーマットからサーマルヘッド41の温度が印字不良を起こす虞のある温度まで上昇していることを適切に予測することが可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係るテープ印刷装置について、図8に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図7の第1実施形態に係るテープ印刷装置1等の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係るテープ印刷装置1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第2実施形態に係るテープ印刷装置の概略構成は、第1実施形態に係るテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も第1実施形態に係るテープ印刷装置1とほぼ同じ制御処理である。
ただし、第2実施形態に係るテープ印刷装置は、サーマルヘッド41のクーリングの為に印刷処理を中断している場合であっても、所定の操作が行われた場合には強制的に印刷処理が実行される点で第1実施形態に係るテープ印刷装置1と異なっている。
以下に、第2実施形態に係るテープ印刷装置において実行するメイン処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図8は、テープ印刷装置に係るメイン処理プログラムのフローチャートである。
尚、S41〜S46の処理は、第1実施形態に係るメイン処理プログラムにおけるS1〜S6の処理と同様の処理であるので説明は省略する。
CPU61は、S46においてテープ印刷装置の電源ステータスを電源ON状態へと移行した後に、S47へと移行する。
そして、S47においてCPU61は、電源キー3Dが押された際にリセットキー3Eも同時に押されているか否かを判定する。そして、リセットキー3Eも同時に押されたと判定された場合(S47:YES)には、S48へと移行する。それに対して、電源キー3Dのみが押されたと判定された場合(S47:NO)には、S43へと戻る。
S48においてCPU61は、テープ印刷装置に設定されている各種設定をクリア(初期化)するリセット処理を行う。
次に、S49においてCPU61は、カウント値に“0”を設定する。具体的には、RAM66からカウント値を読み出し、読み出したカウント値に“0”を代入した後に再度RAM66に格納する。それによって、カウント値のカウントダウン中であった場合であっても、次回以降に印刷キー3Bが押された場合には、印刷処理(S55)が実行される。
尚、S50〜S56の処理は、第1実施形態に係るメイン処理プログラムにおけるS7〜S13の処理と同様の処理であるので説明は省略する。
以上詳細に説明した通り、第2実施形態に係るテープ印刷装置では、カウントダウンされているカウント値が“0”に到達する前、即ちサーマルヘッドのクーリング中であっても、所定のリセット操作を受け付けた場合(S47:YES)には、印刷処理を実行できる。従って、印字品質よりも速度を希望するユーザに対して、ユーザの要望を満たすことが可能となる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係るテープ印刷装置について、図9に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図7の第1実施形態に係るテープ印刷装置1等の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係るテープ印刷装置1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第3実施形態に係るテープ印刷装置の概略構成は、第1実施形態に係るテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も第1実施形態に係るテープ印刷装置1とほぼ同じ制御処理である。
ただし、第3実施形態に係るテープ印刷装置は、テープ印刷装置1の電源状態(ON状態又はOFF状態)によってカウント値をカウントダウンする速度が変更される点で第1実施形態に係るテープ印刷装置1と異なっている。
以下に、第3実施形態に係るテープ印刷装置において実行するカウントダウン処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図9は、第3実施形態のテープ印刷装置に係るカウントダウン処理プログラムのフローチャートである。
カウントダウン処理プログラムの実行が開始されると、S61においてCPU61は、RAM66からカウント値を読み出し、カウント値が“0”であるか否かを判定する。
そして、カウント値が“0”であると判定された場合(S61:YES)にはカウントダウン処理プログラムを終了し、S4へと移行する。それに対して、カウント値が“0”以外の値であると判定された場合(S61:NO)には、S62へと移行する。
その後、S62においてCPU61は、EEPROM63から現在のテープ印刷装置1の電源ステータスを読み出し、電源ON状態か否かを判定する。
そして、電源ステータスが電源ON状態であると判定された場合(S62:YES)、即ち、テープ印刷装置1の電源がONされている場合には、S63へと移行する。一方、電源ステータスが電源ON状態でないと判定された場合(S62:NO)、即ち、テープ印刷装置1の電源がOFFされている場合には、S65へと移行する。
S63においてCPU61は、前回の処理実行時にカウント値がカウントダウンされてから、又はカウント値が所定の初期値に設定(S36)された直後である場合にはカウント値が所定の初期値に設定されてから、電源ON時用の所定時間(例えば1sec)経過したか否かを判定する。
そして、電源ON時用の所定時間が経過したと判定された場合(S63:YES)には、カウント値をカウントダウンする(S64)。具体的には、RAM66からカウント値を読み出し、読み出したカウント値を「−1」減算した後に再度RAM66に格納する。一方、電源ON時用の所定時間が経過していないと判定された場合(S63:NO)にはカウントダウン処理プログラムを終了し、S4へと移行する。
一方、S65においてCPU61は、前回の処理実行時にカウント値がカウントダウンされてから、又はカウント値が所定の初期値に設定(S36)された直後である場合にはカウント値が所定の初期値に設定されてから、電源OFF時用の所定時間(例えば0.5sec)経過したか否かを判定する。
そして、電源OFF時用の所定時間が経過したと判定された場合(S65:YES)には、カウント値をカウントダウンする(S64)。具体的には、RAM66からカウント値を読み出し、読み出したカウント値を「−1」減算した後に再度RAM66に格納する。一方、電源OFF時用の所定時間が経過していないと判定された場合(S65:NO)にはカウントダウン処理プログラムを終了し、S4へと移行する。
ここで、テープ印刷装置の電源がOFFされている状態では、電源がONされている状態と比較して、基板、モータ、電池等から発せられる熱が減少する。即ち、電源がOFFされている状態では、電源がONされている状態と比較して、サーマルヘッド41の放熱速度が速くなる。従って、“電源OFF時用の所定時間”を“電源ON時用の所定時間”より短くすることによって、電源がOFFされている時間が長いほどサーマルヘッド41のクーリングを行う時間(即ち、印刷処理を中断する時間)が短くなるように修正することが可能となる。
但し、テープ印刷装置1に放熱ファンが付いている場合には、電源がOFFされると放熱ファンが停止するので、電源がONされている状態の方が、電源がOFFされている状態よりサーマルヘッド41の放熱速度が速くなると推測される。従って、電源OFF時用の所定時間を電源ON時用の所定時間より長くすることが望ましい。
以上詳細に説明した通り、第3実施形態に係るテープ印刷装置では、装置本体の各電源状態におけるサーマルヘッド41の放熱速度の差異を考慮し、サーマルヘッド41のクーリング時間を適切な時間に修正することが可能となる。それによって、印字不良を起こすことなく、最短の中断時間で次回以降の印刷を行うことが可能となる。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態に係るテープ印刷装置について、図10に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図7の第1実施形態に係るテープ印刷装置1等の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係るテープ印刷装置1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第4実施形態に係るテープ印刷装置の概略構成は、第1実施形態に係るテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も第1実施形態に係るテープ印刷装置1とほぼ同じ制御処理である。
ただし、第4実施形態に係るテープ印刷装置は、テープ印刷装置1の収納カバー9の開閉状態(収納カバー9が開放されている状態又は閉鎖されている状態)によってカウント値をカウントダウンする速度が変更される点で第1実施形態に係るテープ印刷装置1と異なっている。
以下に、第4実施形態に係るテープ印刷装置において実行するカウントダウン処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図10は、第4実施形態のテープ印刷装置に係るカウントダウン処理プログラムのフローチャートである。
カウントダウン処理プログラムの実行が開始されると、S71においてCPU61は、RAM66からカウント値を読み出し、カウント値が“0”であるか否かを判定する。
そして、カウント値が“0”であると判定された場合(S71:YES)にはカウントダウン処理プログラムを終了し、S4へと移行する。それに対して、カウント値が“0”以外の値であると判定された場合(S71:NO)には、S72へと移行する。
その後、S72においてCPU61は、カバーセンサ73からの検出信号に基づいて収納カバー9が開放されているか否かを判定する。
そして、収納カバー9が開放されていると判定された場合(S72:YES)には、S73へと移行する。一方、収納カバー9が閉鎖されていると判定された場合(S72:NO)には、S75へと移行する。
S73においてCPU61は、前回の処理実行時にカウント値がカウントダウンされてから、又はカウント値が所定の初期値に設定(S36)された直後である場合にはカウント値が所定の初期値に設定されてから、カバー開放時用の所定時間(例えば0.5sec)経過したか否かを判定する。
そして、カバー開放時用の所定時間が経過したと判定された場合(S73:YES)には、カウント値をカウントダウンする(S74)。具体的には、RAM66からカウント値を読み出し、読み出したカウント値を「−1」減算した後に再度RAM66に格納する。一方、カバー開放時用の所定時間が経過していないと判定された場合(S73:NO)にはカウントダウン処理プログラムを終了し、S4へと移行する。
一方、S75においてCPU61は、前回の処理実行時にカウント値がカウントダウンされてから、又はカウント値が所定の初期値に設定(S36)された直後である場合にはカウント値が所定の初期値に設定されてから、カバー閉鎖時用の所定時間(例えば1sec)経過したか否かを判定する。
そして、カバー閉鎖時用の所定時間が経過したと判定された場合(S75:YES)には、カウント値をカウントダウンする(S74)。具体的には、RAM66からカウント値を読み出し、読み出したカウント値を「−1」減算した後に再度RAM66に格納する。一方、カバー閉鎖時用の所定時間が経過していないと判定された場合(S75:NO)にはカウントダウン処理プログラムを終了し、S4へと移行する。
ここで、収納カバー9が開放されている状態では、収納カバー9が閉鎖されている状態と比較して、サーマルヘッド41が露出するので、サーマルヘッド41の放熱速度が速くなる。従って、“カバー開放時用の所定時間”を“カバー閉鎖時用の所定時間”より短くすることによって、収納カバー9が開放されている時間が長いほどサーマルヘッド41のクーリングを行う時間(即ち、印刷処理を中断する時間)を短くなるように修正することが可能となる。
尚、“カバー開放時用の所定時間”を“カバー閉鎖時用の所定時間”より長くしても良い。
以上詳細に説明した通り、第4実施形態に係るテープ印刷装置では、装置本体の収納カバー9が開放されている状態及び閉鎖されている状態におけるサーマルヘッド41の放熱速度の差異を考慮し、サーマルヘッド41のクーリング時間を適切な時間に修正することが可能となる。それによって、印字不良を起こすことなく、最短の中断時間で次回以降の印刷を行うことが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、テープ印刷装置1の電源がON又はOFFに切り替えられた場合に、カウント値を変動させる構成としても良い。具体的には、テープ印刷装置1の電源がONされると電源がONされたことに伴うイニシャライズ処理や液晶ディスプレイ4の駆動処理などが行われるので、テープ印刷装置1内部の温度が一時的に上昇し、サーマルヘッド41の放熱速度が遅くなる。従って、テープ印刷装置1の電源がONに切り替えられた場合に、カウント値を所定数(例えば10)増加させることによって、サーマルヘッド41のクーリング時間を適切な時間に修正することが可能となる。それによって、印字不良を起こすことなく、最短の中断時間で次回以降の印刷を行うことが可能となる。
尚、テープ印刷装置1の電源がONに切り替えられた場合に、カウント値を所定数(例えば10)減少させる構成としても良い。また、テープ印刷装置1の電源がOFFに切り替えられた場合に、カウント値を所定数増加又は減少させる構成としても良い。
また、第1実施形態乃至第4実施形態では、サーマルヘッド41のクーリングが必要であると判定した場合に、カウント値に所定の初期値(例えば“180”)を設定し、時間経過に従ってカウント値をカウントダウンさせる構成としているが、カウント値をカウントアップさせる構成としても良い。その場合には、初期値として“0”を設定し、カウント値が所定値(例えば“180”)に到達した場合に、印刷を許可する構成とする。
また、第1実施形態乃至第4実施形態では、印刷を行った際に選択された印刷フォーマットに基づいて、サーマルヘッドの温度が印字不良を起こす虞のある温度まで上昇しているか否かを判定する構成としているが、実際に印刷対象とした印刷データを参照することにより判定しても良い。
また、第1実施形態乃至第4実施形態では、本願発明をテープに印字を行うテープ印刷装置に適用した例を説明したが、本願発明はサーマルヘッドを印刷手段として用いる印刷装置であれば、他の印刷装置に対して適用することも可能である。例えば、インクリボンを用いずに感熱紙に対して印刷を行う印刷装置に対して適用することも可能である。
1 テープ印刷装置
9 収納カバー
41 サーマルヘッド
61 CPU
73 カバーセンサ

Claims (7)

  1. 装置本体の電源のON又はOFFを切り替える電源切替手段と、
    発熱素子を備え、前記発熱素子への通電に基づいて印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドと、
    装置本体の電源がON又はOFFのいずれの状態にあるかにかかわらず、前回に前記サーマルヘッドによる印刷を行った時点からの時間経過に従ってカウント値をカウントする経過時間カウント手段と、
    前記経過時間カウント手段によりカウントされた前記カウント値が所定値に到達した場合に、次回の前記サーマルヘッドによる印刷を許可する印刷許可手段と、を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前回に前記サーマルヘッドにより行われた印刷内容が所定の印刷内容であった場合に、前記経過時間カウント手段はカウントを開始することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 複数の印刷フォーマットから印刷を行う印刷フォーマットを選択するフォーマット選択手段を有し、
    前回に前記サーマルヘッドにより行われた印刷において選択された印刷フォーマットが所定のフォーマットであった場合に、前記経過時間カウント手段はカウントを開始することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. ユーザの操作を受け付ける操作受付手段を有し、
    前記印刷許可手段は、前記経過時間カウント手段によりカウントされた前記カウント値が所定値に到達していない場合であっても前記操作受付手段において特定の操作を受け付けた場合には、次回の前記サーマルヘッドによる印刷を許可することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記経過時間カウント手段は、装置本体の電源がONの状態にある場合とOFFの状態にある場合とで前記カウント値をカウントする速度を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 装置本体に対して開閉可能に取り付けられ、開放状態にある場合に前記印刷媒体が装置内部に収納可能となるカバー部材と、
    前記カバー部材の開閉状態を検出する開閉検出手段と、を有し、
    前記経過時間カウント手段は、前記カバー部材が開放状態にある場合と閉鎖状態にある場合とで前記カウント値をカウントする速度を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記経過時間カウント手段は、前記電源切替手段によって装置本体の電源がON又はOFFに切り替えられた場合に、前記カウント値を変動させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の印刷装置。
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