JP5652448B2 - 印字装置 - Google Patents
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また、請求項2に係る発明は、複数の発熱素子が直線的に並んだラインヘッドを設けたサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドのラインヘッドとは直交関係にある副走査方向に印字媒体を搬送する搬送装置と、前記搬送装置と前記サーマルヘッドとを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、連続的に繰り返される印加周期毎に、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理を行うことにより、前記サーマルヘッドの副走査方向に前記搬送装置で搬送させている印字媒体に印字ドットを形成して印字を行う印字装置であって、各印加周期は、前記サーマルヘッドの副走査方向に連続した印字ドットを印字媒体に形成させるために、印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスの印加が前記サーマルヘッドのラインヘッドで開始される主加熱開始時点から次の主加熱開始時点までの一定時間とされ、前記制御装置は、単独印加では印字媒体を発色させられないが次の印加周期内で印加されるメインパルスによる主加熱を補うことによって印字媒体を発色させられる補助加熱となるサブパルスの印加を、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に以下(1)の制約、(1)印字媒体を発色させない現在の印加周期の直後において印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスが印加される次の印加周期が続く場合にのみ、印字媒体を発色させない現在の印加周期内でサブパルスを印加すること、の下で実行し、前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内で、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点と前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点との間である時間差が短いときは、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点を前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点に一致させることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、複数の発熱素子が直線的に並んだラインヘッドを設けたサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドのラインヘッドとは直交関係にある副走査方向に印字媒体を搬送する搬送装置と、前記搬送装置と前記サーマルヘッドとを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、連続的に繰り返される印加周期毎に、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理を行うことにより、前記サーマルヘッドの副走査方向に前記搬送装置で搬送させている印字媒体に印字ドットを形成して印字を行う印字装置であって、各印加周期は、前記サーマルヘッドの副走査方向に連続した印字ドットを印字媒体に形成させるために、印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスの印加が前記サーマルヘッドのラインヘッドで開始される主加熱開始時点から次の主加熱開始時点までの一定時間とされ、前記制御装置は、単独印加では印字媒体を発色させられないが次の印加周期内で印加されるメインパルスによる主加熱を補うことによって印字媒体を発色させられる補助加熱となるサブパルスの印加を、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に以下(1)(2’)の制約、(1)印字媒体を発色させない現在の印加周期の直後において印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスが印加される次の印加周期が続く場合にのみ、印字媒体を発色させない現在の印加周期内でサブパルスを印加すること、(2’)印字媒体に同一の印字ドットを形成させるためのサブパルスとメインパルスとを同一の印加周期内に存在させないこと、の下で実行し、前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内で、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点と前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点との間である時間差が短いときは、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点を前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点に一致させることを特徴とする。
また、請求項1に係る発明の印字装置では、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する複数の発熱素子において、メインパルスが印加される第1発熱素子とサブパルスが印加される第2発熱素子とが一つの印加周期内で現れるが、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの終了時点と第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの開始時点との間である時間差が短いときは、第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの終了時点に第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの開始時点を一致させることで、一つの印加周期内における印加パターンデータの転送を1回分省略させることができるので、一定時間である印加周期をさらに短縮することが可能となり、一層の高速印字を図ることができる。
また、請求項2に係る発明の印字装置では、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に、印字媒体を発色させない現在の印加周期の直後において印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスが印加される次の印加周期が続く場合にのみ、次の印加周期内で印加されるメインパルスを補うためのサブパルスを現在の印加周期内で印加させており、一つの発熱素子に対して印加されるメインパルスとサブパルスの双方が一つの印加周期内に一緒に存在することはないので、一定時間である印加周期の短縮が可能となる。さらに、一定時間である印加周期が短縮され、メインパルス又はサブパルスが印加されても、メインパルス及びサブパルスが印加されていない非加熱時間を十分に確保することができるので、印字が連続しても、印字品質に悪影響を与えるような蓄熱を防止できる。このようにして、サーマルヘッドに対して新たな通電補正がなされた熱履歴制御が行われることにより、高速印字が可能となる。さらに、各印加周期内での各パルス印加のタイミングを変更させるだけで、サーマルヘッドに対して新たな通電補正がなされた熱履歴制御が行われ、サーマルヘッドの改良が伴わないことから、コスト上昇を招くこと
はない。
また、請求項2に係る発明の印字装置では、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する複数の発熱素子において、メインパルスが印加される第1発熱素子とサブパルスが印加される第2発熱素子とが一つの印加周期内で現れるが、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの終了時点と第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの開始時点との間である時間差が短いときは、第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの終了時点を第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの開始時点に一致させることで、一つの印加周期内における印加パターンデータの転送を1回分省略させることができるので、一定時間である印加周期をさらに短縮することが可能となり、一層の高速印字を図ることができる。
また、請求項5に係る発明の印字装置では、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する複数の発熱素子において、メインパルスが印加される第1発熱素子とサブパルスが印加される第2発熱素子とが一つの印加周期内で現れるが、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの終了時点と第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの開始時点との間である時間差が短いときは、第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの終了時点に第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの開始時点を一致させることで、一つの印加周期内における印加パターンデータの転送を1回分省略させることができるので、一定時間である印加周期をさらに短縮することが可能となり、一層の高速印字を図ることができる。
また、請求項6に係る発明の印字装置では、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に、印字媒体を発色させない現在の印加周期の直後において印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスが印加される次の印加周期が続く場合にのみ、次の印加周期内で印加されるメインパルスを補うためのサブパルスを現在の印加周期内で印加させており、一つの発熱素子に対して印加されるメインパルスとサブパルスの双方が一つの印加周期内に一緒に存在することはないので、一定時間である印加周期の短縮が可能となる。さらに、一定時間である印加周期が短縮され、メインパルス又はサブパルスが印加されても、メインパルス及びサブパルスが印加されていない非加熱時間を十分に確保することができるので、印字が連続しても、印字品質に悪影響を与えるような蓄熱を防止できる。このようにして、サーマルヘッドに対して新たな通電補正がなされた熱履歴制御が行われることにより、高速印字が可能となる。さらに、各印加周期内での各パルス印加のタイミングを変更させるだけで、サーマルヘッドに対して新たな通電補正がなされた熱履歴制御が行われ、サーマルヘッドの改良が伴わないことから、コスト上昇を招くことはない。
また、請求項6に係る発明の印字装置では、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する複数の発熱素子において、メインパルスが印加される第1発熱素子とサブパルスが印加される第2発熱素子とが一つの印加周期内で現れるが、サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの終了時点と第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの開始時点との間である時間差が短いときは、第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの終了時点を第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの開始時点に一致させることで、一つの印加周期内における印加パターンデータの転送を1回分省略させることができるので、一定時間である印加周期をさらに短縮することが可能となり、一層の高速印字を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図8は、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置のサーマルヘッド41を拡大して示した図である。
図8に示すように、サーマルヘッド41は、複数(例えば、1024個や2048個)の発熱素子41Aを1列に列設させたラインヘッド41B等で構成される。発熱素子41Aが1列に並んだ方向が「サーマルヘッド41の主走査方向D1」である。これに対して、「サーマルヘッド41の主走査方向D1」に垂直な方向が「サーマルヘッド41の副走査方向D2」である。尚、符号42は、サーマルヘッド41が配設されたプレートである。
(1)主加熱された第1発熱素子41C。
(2)補助加熱された第2発熱素子41D。
(3)駆動(主加熱も補助加熱も)されていない第3発熱素子41E。
(A)印加周期Fは、具体的に言えば、一つの発熱素子41Aに対し、現在の1ラインの印字処理Q(N)でメインパルスMPの印加が開始された主加熱開始時点ms0から次の1ラインの印字処理Q(N+1)でメインパルスMPが印加が開始された主加熱開始時点ms1までの間の一定時間である。
(B)印加周期Fは、印字中は、連続して繰り返される。
(C)メインパルスMPの印加が開始される主加熱開始時点は、常に、印加周期Fの開始時点と一致する。
(D)サブパルスSPの印加が終了される補助加熱終了時点は、印加周期Fの終了時点と一致する。
(E)現在の印加周期Fで印加されるサブパルスSPと次の印加周期Fで印加されるメインパルスMPは連続する。
(F)一つの発熱素子41Aに着目すれば、一つの印加周期F内に、メインパルスMPとサブパルスSPが一緒に存在しない。
(G)一つの印加周期F内に着目すれば、ある発熱素子41Aに印加されるメインパルスMPと別の発熱素子41Aに印加されるサブパルスMPとが一緒に存在することはあり得る。
次に、本実施形態に係るテープ印刷装置1の概略構成について、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6は、テープ印刷装置1の外観斜視図である。図7は、テープ印刷装置1のカセット収納部周辺を示した上面図である。
テープカセット5は、その内部に、テープスプール32、リボン供給スプール34、巻取スプール35、基材供給スプール37、接合ローラ39を備えており、夫々回転自在に軸支されている。テープスプール32には、表層テープ31(「印字媒体」に相当するもの)が巻回されている。表層テープ31は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等からなる透明なテープである。そして、リボン供給スプール34には、インクリボン33が巻回されている。このインクリボン33には、インク加熱により溶融或いは昇華するインクが塗布され、インク層を形成している。巻取スプール35は、印刷に使用されたインクリボン33を巻き取る。そして、基材供給スプール37には、二重テープ36が巻回されている。この二重テープ36は、表層テープ31と同一幅で両面に接着剤層を有する両面接着テープの片面に対して、剥離テープを貼り合わせて構成されている。また、当該二重テープ36は、剥離テープが外側に位置するように、基材供給スプール37に巻回されている。そして、接合ローラ39は、二重テープ36と表層テープ31とを重ねて接合させる際に用いられる。
アーム20が最も時計回りに揺動すると、プラテンローラ21は、表層テープ31及びインクリボン33を、後述するサーマルヘッド41に対して圧接する。また、この時、搬送ローラ22は、表層テープ31及び二重テープ36を、接合ローラ39に対して圧接する。
すなわち、発熱素子41Aが1列に並んだ方向が「サーマルヘッド41の主走査方向D1」である。これに対して、「サーマルヘッド41の副走査方向D2」は、サーマルヘッド41上を表層テープ31及びインクリボン33が移動する方向と一致する。
図7に戻り、テープカセット5が所定位置に装着されると、プレート42は、テープカセット5の凹部43に嵌め込まれる。
従って、テープ搬送モータ2に対する電力供給により、テープ搬送モータ2の出力軸の回転が開始されると、巻取スプール35、接合ローラ39、プラテンローラ21、搬送ローラ22も連動して回転を開始する。これにより、テープカセット5内の表層テープ31、インクリボン33、二重テープ36は、テープスプール32、リボン供給スプール34、基材供給スプール37からそれぞれ巻き解かれ、下流方向(テープ排出口10、巻取スプール35方向)へと搬送される。
切断された積層テープ38は、テープ排出口10を介して、テープ印刷装置1の外部へ排出される。そして、当該積層テープ38は、二重テープ36の剥離紙を剥がし、接着剤層を露出させれば、任意の場所に貼り付けることが可能な粘着ラベルとして使用可能である。尚、サーマルヘッド41による熱転写の構成の詳細については後述する。
次に、テープ印刷装置1の制御構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図9は、テープ印刷装置1の制御系を示すブロック図である。
テープ印刷装置1内には、制御基板(図示せず)が配設されており、この制御基板上には、制御部60、タイマ67、ヘッド駆動回路68、切断用モータ駆動回路69、搬送モータ駆動回路70が配設されている。
CPU61は、テープ印刷装置1における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。従って、このCPU61は、キーボード3等からの入力信号及び後述する各種制御プログラム等に基づいて、液晶ディスプレイ4等の各周辺装置を制御する。
そして、ROM64には、テープ印刷装置1における各種制御プログラムやデータが格納されている。従って、後述する制御プログラムは、このROM64に格納されている。
そして、タイマ67は、テープ印刷装置1の制御を実行する際に所定期間の経過を計時する計時装置である。具体的には、タイマ67は、後述する制御プログラムにおいて、サーマルヘッド41の発熱素子41Aに対する通電(パルス印加)等の開始・終了を判断する際に参照される。また、サーミスタ73はサーマルヘッド41の温度を検出する為のセンサであり、サーマルヘッド41に取り付けられている。
次に、テープ印刷装置1のサーマルヘッド41の第1駆動制御について説明する。図1は、テープ印刷装置1のサーマルヘッド41を第1駆動制御するための制御プログラムを示したフローチャート図である。尚、図1のフローチャートで示された制御プログラムは、ROM64等に記憶されており、CPU61により実行される。
次に、テープ印刷装置1のサーマルヘッド41の第2駆動制御について説明する。図2は、テープ印刷装置1のサーマルヘッド41を第2駆動制御するための制御プログラムを示したフローチャート図である。尚、図2のフローチャートで示された制御プログラムは、ROM64等に記憶されており、CPU61により実行される。
次に、テープ印刷装置1のサーマルヘッド41の第3駆動制御について説明する。図3は、テープ印刷装置1のサーマルヘッド41を第3駆動制御するための制御プログラムを示したフローチャート図である。尚、図3のフローチャートで示された制御プログラムは、ROM64等に記憶されており、CPU61により実行される。
次に、テープ印刷装置1のサーマルヘッド41の第4駆動制御について説明する。図4は、テープ印刷装置1のサーマルヘッド41を第4駆動制御するための制御プログラムを示したフローチャート図である。尚、図4のフローチャートで示された制御プログラムは、ROM64等に記憶されており、CPU61により実行される。
(1)上記のサーマルヘッド41の温度や上記の1ライン分の発熱ドット数から、サブパルスSPの印加パルス幅WSを決定する。
(2)サブパルスSPの印加パルス幅WSに固定係数を乗じてメインパルスMPを構成する矩形パルスRPの印加パルス幅WRを決定する。
(3)サブパルスSPの印加パルス幅WSと矩形パルスRPの印加パルス幅WRの合計値を印加周期Fから減じた計算値をチョッピングパルスCPの印加パルス幅WCに決定する。
(4)チョッピングパルスCPの印加パルス幅WCを固定チョッピング周期時間で除してチョッピングパルスCPの回数を決定する。
(5)サブパルスSPの印加パルス幅WSとチョッピングパルスCPの印加パルス幅WCの合計値に対し実験値の係数を乗じることにより、チョッピングパルスCPのデューティー比を決定する。
すなわち、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、上記(A)〜(G)の決まり(補助加熱条件)に基づき、サーマルヘッド41のラインヘッド41Bを構成する各発熱素子41A毎に、インクリボン33上のインクを溶融或いは昇華させない現在の印加周期Fの直後においてインクリボン33上のインクを溶融或いは昇華させるための主加熱となるメインパルスMPが印加される次の印加周期Fが続く場合にのみ、次の印加周期F内で印加されるメインパルスMPを補うためのサブパルスSPを現在の印加周期内Fで印加させている(図11,図12の下段参照)。従って、一つの発熱素子41Aに対して印加されるメインパルスMPとサブパルスSPの双方が一つの印加周期内Fに一緒に存在することはないので(上記(D)の決まり参照)、一定時間である印加周期Fの短縮が可能となる。
MPの印加開始時点(ms)から独立させてサブパルスSPの印加開始時点(ss)を設定することができるので、サーマルヘッド41Aの熱履歴制御における新たな通電補正に対する制約が少なくなり、具体的に適用する際の自由度が増す。
また、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、図4に示すサーマルヘッド41の第4駆動制御によって、サーマルヘッド41のラインヘッド41Bを構成する複数の発熱素子41Aにおいて、第2発熱素子41Dに対して印加されるサブパルスSPの印加パルス幅WSを、サーマルヘッド41の検出温度Zや1ライン分の発熱ドット総数nなどの環境データに基づいて変化させているので、サーマルヘッド41の熱履歴制御における新たな通電補正に対して検出環境データに基づいたフィードバック制御を適合させることが可能となり、印字品質の向上を図ることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、サーマルヘッド41のラインヘッド41Bを構成する複数の発熱素子41Aにおいて、メインパルスMPが印加される第1発熱素子41CとサブパルスSPが印加される第2発熱素子41Dとが一つの印加周期F内(図12乃至図15参照)、すなわち、図11に示す各1ラインの印字処理Q(N),Q(N+1),…で現れる。しかしながら、サーマルヘッド41のラインヘッド41Bを構成する各発熱素子41Aを選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間Zと比べて、第1発熱素子41Cに対して印加されるメインパルスMPの終了時点meと第2発熱素子41Dに対して印加されるサブパルスSPの開始時点ssとの間である時間差が短いか否かに関係なく、第1発熱素子41Cに対して印加されるメインパルスの終了時点(me)に第2発熱素子41Dに対して印加されるサブパルスSPの開始時点(ss)を一致させたり、逆に、第1発熱素子41Cに対して印加されるメインパルスの終了時点(me)を第2発熱素子41Dに対して印加されるサブパルスSPの開始時点(ss)に一致させたりすれば、一つの印加周期F内における印加パターンデータ(メインパルスデータとサブパルスデータの「ORデータ」)の転送を1回分省略させることができるので(図2,図3参照)、一定時間である印加周期Fをさらに短縮することが可能となり、一層の高速印字を図ることができる。
また、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、図12の下段とは異なって、現在の印加周期F内で印加させたサブパルスSPに連続させることなくそのサブパルスSPに対応するメインパルスMPを次の印加周期F内で印加させても、一定時間である印加周期Fをさらに短縮することは可能であるから、一層の高速印字を図ることができる。
また、本実施形態では、「印字装置」としてテープ印刷装置1が説明されていたが、サーマルヘッド41を搭載する種々のサーマルプリンターであっても、本発明を適用することができる。そして、例えば、印字媒体が感熱紙であるサーマルプリンターの場合には、主加熱とは、印字媒体である感熱紙を発色させることができるエネルギーを与えることであり、補助加熱とは、単独では印字媒体である感熱紙を発色させられないが主加熱と相俟って印字媒体である感熱紙を発色させることができるエネルギーを与えることである。
2 テープ搬送モータ
31 表層テープ
41 サーマルヘッド
41A 発熱素子
41B ラインヘッド
41C 第1発熱素子
41D 第2発熱素子
60 制御部
68 ヘッド駆動回路
70 搬送モータ駆動回路
73 サーミスタ
CP チョッピングパルス
D1 サーマルヘッドの主走査方向
D2 サーマルヘッドの副走査方向
F 印加周期
L データ転送時間
MP メインパルス
MS 重複時間帯
RP 矩形パルス
SP サブパルス
WC チョッピングパルスの印加パルス幅
WS サブパルスの印加パルス幅
WM メインパルスの印加パルス幅
WR 矩形パルスの印加パルス幅
Z サーマルヘッドの検出温度
n 第1発熱素子の総数
ms0 現在の主加熱開始時点
ms1 次の主加熱開始時点
ss0 現在の補助加熱開始時点
se0 現在の補助加熱終了時点
Claims (10)
- 複数の発熱素子が直線的に並んだラインヘッドを設けたサーマルヘッドと、
前記サーマルヘッドのラインヘッドとは直交関係にある副走査方向に印字媒体を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置と前記サーマルヘッドとを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、連続的に繰り返される印加周期毎に、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理を行うことにより、前記サーマルヘッドの副走査方向に前記搬送装置で搬送させている印字媒体に印字ドットを形成して印字を行う印字装置であって、
各印加周期は、前記サーマルヘッドの副走査方向に連続した印字ドットを印字媒体に形成させるために、印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスの印加が前記サーマルヘッドのラインヘッドで開始される主加熱開始時点から次の主加熱開始時点までの一定時間とされ、
前記制御装置は、単独印加では印字媒体を発色させられないが次の印加周期内で印加されるメインパルスによる主加熱を補うことによって印字媒体を発色させられる補助加熱となるサブパルスの印加を、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に以下(1)の制約、
(1)印字媒体を発色させない現在の印加周期の直後において印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスが印加される次の印加周期が続く場合にのみ、印字媒体を発色させない現在の印加周期内でサブパルスを印加すること、
の下で実行し、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内で、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点と前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点との間である時間差が短いときは、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点に前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点を一致させることを特徴とする印字装置。 - 複数の発熱素子が直線的に並んだラインヘッドを設けたサーマルヘッドと、
前記サーマルヘッドのラインヘッドとは直交関係にある副走査方向に印字媒体を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置と前記サーマルヘッドとを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、連続的に繰り返される印加周期毎に、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理を行うことにより、前記サーマルヘッドの副走査方向に前記搬送装置で搬送させている印字媒体に印字ドットを形成して印字を行う印字装置であって、
各印加周期は、前記サーマルヘッドの副走査方向に連続した印字ドットを印字媒体に形成させるために、印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスの印加が前記サーマルヘッドのラインヘッドで開始される主加熱開始時点から次の主加熱開始時点までの一定時間とされ、
前記制御装置は、単独印加では印字媒体を発色させられないが次の印加周期内で印加されるメインパルスによる主加熱を補うことによって印字媒体を発色させられる補助加熱となるサブパルスの印加を、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に以下(1)の制約、
(1)印字媒体を発色させない現在の印加周期の直後において印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスが印加される次の印加周期が続く場合にのみ、印字媒体を発色させない現在の印加周期内でサブパルスを印加すること、
の下で実行し、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内で、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点と前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点との間である時間差が短いときは、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点を前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点に一致させることを特徴とする印字装置。 - 請求項1又は請求項2に記載する印字装置であって、
前記制御装置は、単独印加では印字媒体を発色させられないが次の印加周期内で印加されるメインパルスによる主加熱を補うことによって印字媒体を発色させられる補助加熱となるサブパルスの印加を、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に前記(1)の制約に加えて以下(2)の制約、
(2)現在の印加周期内でサブパルスの印加が終了する補助加熱終了時点と次の印加周期内でメインパルスの印加が開始する主加熱開始時点とを一致させること、
の下で実行することを特徴とする印字装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載する印字装置であって、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる各印加周期内にて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が開始される主加熱開始時点と、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始される補助加熱開始時点とを独立に制御すること、を特徴とする印字装置。 - 複数の発熱素子が直線的に並んだラインヘッドを設けたサーマルヘッドと、
前記サーマルヘッドのラインヘッドとは直交関係にある副走査方向に印字媒体を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置と前記サーマルヘッドとを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、連続的に繰り返される印加周期毎に、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理を行うことにより、前記サーマルヘッドの副走査方向に前記搬送装置で搬送させている印字媒体に印字ドットを形成して印字を行う印字装置であって、
各印加周期は、前記サーマルヘッドの副走査方向に連続した印字ドットを印字媒体に形成させるために、印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスの印加が前記サーマルヘッドのラインヘッドで開始される主加熱開始時点から次の主加熱開始時点までの一定時間とされ、
前記制御装置は、単独印加では印字媒体を発色させられないが次の印加周期内で印加されるメインパルスによる主加熱を補うことによって印字媒体を発色させられる補助加熱となるサブパルスの印加を、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に以下(1)(2’)の制約、
(1)印字媒体を発色させない現在の印加周期の直後において印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスが印加される次の印加周期が続く場合にのみ、印字媒体を発色させない現在の印加周期内でサブパルスを印加すること、
(2’)印字媒体に同一の印字ドットを形成させるためのサブパルスとメインパルスとを同一の印加周期内に存在させないこと、
の下で実行し、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内で、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点と前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点との間である時間差が短いときは、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点に前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点を一致させることを特徴とする印字装置。 - 複数の発熱素子が直線的に並んだラインヘッドを設けたサーマルヘッドと、
前記サーマルヘッドのラインヘッドとは直交関係にある副走査方向に印字媒体を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置と前記サーマルヘッドとを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、連続的に繰り返される印加周期毎に、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理を行うことにより、前記サーマルヘッドの副走査方向に前記搬送装置で搬送させている印字媒体に印字ドットを形成して印字を行う印字装置であって、
各印加周期は、前記サーマルヘッドの副走査方向に連続した印字ドットを印字媒体に形成させるために、印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスの印加が前記サーマルヘッドのラインヘッドで開始される主加熱開始時点から次の主加熱開始時点までの一定時間とされ、
前記制御装置は、単独印加では印字媒体を発色させられないが次の印加周期内で印加されるメインパルスによる主加熱を補うことによって印字媒体を発色させられる補助加熱となるサブパルスの印加を、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子毎に以下(1)(2’)の制約、
(1)印字媒体を発色させない現在の印加周期の直後において印字媒体を発色させるための主加熱となるメインパルスが印加される次の印加周期が続く場合にのみ、印字媒体を発色させない現在の印加周期内でサブパルスを印加すること、
(2’)印字媒体に同一の印字ドットを形成させるためのサブパルスとメインパルスとを同一の印加周期内に存在させないこと、
の下で実行し、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内で、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるために必要な印加パターンデータの転送時間と比べて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点と前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点との間である時間差が短いときは、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して主加熱となるメインパルスの印加が終了する主加熱終了時点を前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して補助加熱となるサブパルスの印加が開始する補助加熱開始時点に一致させることを特徴とする印字装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載する印字装置であって、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内にて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの印加パルス幅に比べて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの印加パルス幅を短くすること、を特徴とする印字装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載する印字装置であって、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内にて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの印加パルス幅に対して、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの印加パルス幅が重なる時間帯を設けること、を特徴とする印字装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載する印字装置であって、
前記サーマルヘッド又は当該印字装置内の温度を検出する検出装置を備え、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内にて、前記検出装置の検出温度に基づいて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの印加パルス幅又は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの印加パルス幅を変化させること、を特徴とする印字装置。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載する印字装置であって、
前記制御装置は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子を選択的に発熱させるための印加処理が行われる印加周期内にて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子の総数に応じて、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で主加熱が行われる第1発熱素子に対して印加されるメインパルスの印加パルス幅又は、前記サーマルヘッドのラインヘッドを構成する各発熱素子の中で補助加熱が行われる第2発熱素子に対して印加されるサブパルスの印加パルス幅を変化させること、を特徴とする印字装置。
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