JPH0717064A - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

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JPH0717064A
JPH0717064A JP15725093A JP15725093A JPH0717064A JP H0717064 A JPH0717064 A JP H0717064A JP 15725093 A JP15725093 A JP 15725093A JP 15725093 A JP15725093 A JP 15725093A JP H0717064 A JPH0717064 A JP H0717064A
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JP
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tape
color
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JP15725093A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahito Nonomura
禎人 野々村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2色印字により文書の所望の部分を視覚的に
印象付けできるテープを作成し得るようなテープ印字装
置を提供すること。 【構成】 印字キーの操作により実行される印字処理制
御では、テキストメモリからデータが読み出され(S5
2)、そのデータが色指定データならば(S60:Ye
s)、その指定データに応じて色フラグがセットまたは
リセットされる(S62、S63)。一方、読み出され
たデータが文字コードならば(S53)、ドットパター
ンデータが作成された(S54)後、色フラグがセット
されていれば(S55:Yes)、熱転写リボンを介し
て感熱発色テープ上にドットパターンが印字される(S
70)。色フラグがリセットされていれば(S55:N
o)、第2ステップモータが駆動されて第1ハウジング
が移動され(S57)、感熱発色テープが直接発色され
てドットパターンが印字される(S73)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドを発熱
させてテープに文字等を印字するテープ印字装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、実開平1−85050号
公報に記載のように、印字媒体としての透明テープ(例
えば、約9ミリ、約12ミリの幅のテープ)に文字や記
号を印字する為のサーマルヘッド及び印字リボンを設け
た印字機構を備える一方、複数の文字や記号の各々に付
いて、印字用のドットパターンデータを格納したパター
ンデータメモリを設け、キーボードから入力した文字や
記号を印字リボン及びサーマルヘッドを介してテープに
印字するようにしたテープ印字装置を実用化した。
【0003】このテープ印字装置は、ファイルの表紙や
背表紙などに貼るファイル名などを印字したテープの作
成などに好適のものである。また、この印字リボンとし
て「黒」、「赤」、「緑」・・など複数色準備されてい
るので、所望の色の印字リボンを適宜使用することによ
り、所望の色で文字や記号を印字したテープを作成する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記本願出願人が提案
したテープ印字装置においては、所望の色の印字リボン
を使用して、所望の色で文字や記号をテープに印字する
ことができるが、入力した文字列は全て「黒」や「赤」
などの同一色で印字されるので、文字サイズを変更した
り、斜体文字や縁取り文字などの文字修飾を施すことで
しか文書の所望の部分を強調させて印象付けることしか
できず、その強調度合いや印象度合いに限界があった。
【0005】本発明の目的は、2色印字により文書の所
望の部分を視覚的に印象付けできるテープを作成し得る
ようなテープ印字装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープ印字装置は、サーマルヘッドと、その
サーマルヘッドと相対する帯状のテープと、サーマルヘ
ッドとテープとの間に配置されたインクリボンとを備
え、入力された文字や記号等をインクリボンを介してサ
ーマルヘッドにてテープ上に印字するテープ印字装置で
あって、テープを感熱記録媒体にて構成すると共に、イ
ンクリボンをサーマルヘッドとテープとの間に配置する
第1位置とサーマルヘッドとテープとの間から退避した
第2位置とに移動させるインクリボン移動手段と、その
インクリボン移動手段を制御して、インクリボンを第1
位置に配置して入力された文字をインクリボンを介して
テープ上に印字する第1印字モードと、インクリボンを
第2位置に配置してテープを直接発色させて印字する第
2印字モードとを切換える印字制御手段とを備えてい
る。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明のテープ印字装置
は、印字制御手段により第1印字モードに切り換えられ
ると、インクリボン移動手段がインクリボンを第1位置
に配置する。そして、サーマルヘッドがインクリボンを
介してテープ上に入力された文字や記号等を印字する。
印字制御手段により第2印字モードに切り換えられる
と、インクリボン移動手段がインクリボンを第2位置に
配置する。そして、サーマルヘッドが直接テープを発色
させて入力された文字や記号等をテープ上に印字する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例に付いて図面に基づ
いて説明する。
【0009】本発明は、アルファベット文字や記号など
の多数のキャラクタをテープに2色印字が可能なテープ
印字装置に本発明を適用した場合のものである。
【0010】図1に示すように、テープ印字装置1の本
体フレーム2の前部にはキーボード3が配設され、キー
ボード3の後方で本体フレーム2内にはサーマルヘッド
13を有する印字機構PMが配設され、またキーボード
3の後方には文字や記号を表示可能な液晶ディスプレイ
32が設けられている。
【0011】キーボード3には、アルファベットや数字
や記号を入力するための文字キー、スペースキー、リタ
ーンキー、カーソルを右方或いは左方へ移動させるカー
ソル移動キー、印字する文字や記号の印字色を設定する
色設定キー、印字フォーマットを設定するためのフォー
マット設定キー、印字文字のサイズを設定するサイズ設
定キー、印字文字の書体を設定する書体設定キー、印字
を実行する印字キー、テープ24をテープ送りするテー
プ送りキー、電源をON・OFFする為の電源キーなど
が設けられている。
【0012】次に、図2に基づいて文字や記号を2色印
字可能な印字機構PMに付いて簡単に説明すると、印字
機構PMに着脱可能に矩形状のテープ収納カセットCS
が装着されており、このテープ収納カセットCSは、第
2ハウジングCSbとこの第2ハウジングCSbに対し
て着脱可能な第1ハウジングCSaとから構成される。
【0013】第2ハウジングCSbには、幅約12ミリ
の感熱発色テープ5が感熱発色剤を内側にして巻装され
たテープスプール6と、感熱発色テープ5と同一幅を有
する両面テープ10が粘着面を内側に巻装された供給ス
プール11と、これら感熱発色テープ5と両面テープ1
0とを接合させる接合ローラ12とが回転自在に収納さ
れている。
【0014】一方、第1ハウジングCSaには、黒色の
熱転写リボン7が巻装されたリボン供給スプール8と、
この熱転写リボン7を巻き取る巻き取りスプール9とが
回転自在に収納されている。
【0015】前記感熱発色テープ5は、図3に示すよう
に、PETフィルム5aと、感熱発色剤5bとからなる
2層構造であり、この感熱発色テープ5には、赤色に発
色させる薬品が塗布されている。尚、感熱発色テープ5
は、その他に、その塗布された薬品により黒色や青色
や、緑色を発色するものある。
【0016】前記両面テープ10は、図15に示すよう
に、第1粘着剤層10a、PETフィルム10b、印刷
層10c、第2粘着剤層10dと剥離紙10eとからな
る5層構造であり、印刷層10cには、白色が印刷され
ている。その他、青、黄、緑色等に印刷する事ができ
る。
【0017】感熱発色テープ5の送り経路の途中部に
は、熱転写リボン7を介して感熱発色テープ7に文字や
記号を印字する、或いは感熱発色剤5bを発色させるた
めのサーマルヘッド13が立設されている。感熱発色テ
ープ5をサーマルヘッド13に押圧するプラテンローラ
15と感熱発色テープ5と両面テープ10とを接合ロー
ラ12に押圧する押圧ローラ17とは、揺動軸18で回
転可能に支承された支持体19に回転可能に支承されて
いる。また、図4に示すように、支持体19の端部には
偏心カム20が設けられている。第1パルスモータ22
はその回転運動を偏心カム20に伝え、偏心カム20に
よって得られる直線運動が支持体19の一端に伝えら
れ、他端に設けられたプラテンローラ15及び押圧ロー
ラ17が上下運動を行い、サーマルヘッド13及び接合
ローラ12との圧着、リリースの状態を設けている。ま
た、支持体19は、常にバネ25により、リリース方向
に力が働いている。
【0018】サーマルヘッド13の先端には、発熱素子
が熱転写リボン7の送り方向と直行して一列に並べられ
ている。
【0019】図5に示すように、テープ印字装置1に
は、テープ収納カセットCSをカセット受け80に装着
させた際、接合ローラ12と嵌合するテープ送り駆動軸
50と巻き取りスプール9と嵌合するリボン巻き取りス
プール軸52とが設けられている。また、カセット受け
80の中の、第1ハウジングCSa部を装着する受け部
81は、図6に示すように、第2パルスモータ60(図
7参照)に接続されたピニオン82と、受け部81に固
定されたラック83により、上下に摺動できるようにな
っている。これら、第2パルスモータ60、受け部8
1、ピニオン82、ラック83により本発明のインクリ
ボン移動手段が構成される。
【0020】ここで、テープスプール6から繰出された
感熱発色テープ5は、ガイドローラ30とプラテンロー
ラ15とを経て接合ローラ12に供給される。
【0021】従って、黒色の文字を印字する場合は、受
け部81がカセット受け80と同一面状にセットされ、
熱転写リボン7がプラテンローラ15とサーマルヘッド
13とに圧接された状態で、テープ送りモータ36の所
定回転方向への駆動により接合ローラ12と巻き取りス
プール9とが所定回転方向に各々同期して駆動されなが
らサーマルヘッド13の発熱素子に各々通電させ、感熱
発色テープ5上に熱転写リボンを転写する。
【0022】また、赤色の文字を印字する場合は、第1
パルスモータ22により偏心カム20が回転することに
より、支持体19が揺動軸18を中心に回転し、プラテ
ンローラ15が熱転写リボン7、感熱発色テープ5及び
サーマルヘッド13からリリースされ、かつ、押圧ロー
ラ17が接合ローラ12からリリースされる。ここで、
受け部81がラック83と第2パルスモータ60に接続
されたピニオン82により持ち上げられ、テープカセッ
トの第1ハウジングCSa部を持ち上げる。これによ
り、熱転写リボン7はサーマルヘッド13と対向する位
置からその上方へ移動する。次に、第1パルスモータ2
2により偏心カム20を回転させ、プラテンローラ15
を感熱発色テープ5及びサーマルヘッド13に圧接す
る。かつ、押圧ローラ17を接合ローラ12に圧接す
る。この状態で、テープ送りモータ36の所定回転方向
への駆動により接合ローラ12と巻き取りスプール9と
が所定回転方向に各々同期して駆動されながらサーマル
ヘッド13の発熱素子に各々通電させ、感熱発色テープ
5の感熱発色剤5bを発色させる。
【0023】次に、テープ印字装置1の制御系は、図7
のブロック図に示すように構成されている。
【0024】キーボード3と、液晶ディスプレイ(LC
D)32に表示データを出力するための表示用RAMを
有するディスプレイコントローラ(LCDC)33と、
サーマルヘッド13を駆動するための駆動回路34と、
テープ送りモータ36を駆動するための駆動回路37
と、第1パルスモータ22を駆動するための駆動回路3
5と、第2パルスモータ60を駆動するための駆動回路
61と、警告用ブザー26の為の駆動回路27とは制御
装置Cの入出力インターフェース38に各々接続されて
いる。
【0025】本発明の印字制御手段を構成する制御装置
Cは、CPU40と、このCPU40にデータバスなど
のバス39を介して接続された入出力インターフェース
38、CGROM41、ROM42・43及びRAM4
4とから構成されている。
【0026】CGROM(パターンデータメモリ)41
には、多数のキャラクタの各々に関して、表示のための
ドットパターンデータがコードデータに対応させて格納
されている。
【0027】ROM(アウトラインデータメモリ)42
には、キャラクタを明朝書体で印字するために多数のキ
ャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトライ
ンデータ)が文字コードや記号コードに対応させて格納
されている。
【0028】ROM43には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号等のキャラクタの文字コードや記
号コードに対応させて液晶ディスプレイコントローラ3
3を制御する表示駆動制御プログラム、テキストメモリ
45の各データコードに対応するアウトラインデータか
ら印字用のドットパターンデータに変換処理して印字バ
ッファ47に展開するイメージ展開処理制御プログラ
ム、印字バッファ47のデータを順次読出してサーマル
ヘッド13やテープ送りモータ36を駆動する印字駆動
制御プログラム、本願特有の後述のテープ印字制御の制
御プログラムなどが格納されている。尚、このイメージ
展開処理制御プログラムには、キャラクターにボールド
や白抜きなどの文字修飾を施す文字修飾処理制御のため
の各種のサブルーチンが含まれている。
【0029】RAM44のテキストメモリ45には、キ
ーボード3から入力された文字や記号のコードデータが
文書データとして格納される。印字フォーマットメモリ
46には、設定された文字サイズデータや書体のデータ
や選択された文字修飾のデータ等の複数の印字フォーマ
ット情報が格納される。印字バッファ47には、イメー
ジ展開された複数の文字や記号等の印字用ドットパター
ンデータが格納される。
【0030】印字ポインタ(この内容を印字ポインタ値
PPとする)48には、印字する文字コードを読出する
為にテキストメモリ45の1つのアドレスが格納され
る。フラグメモリ49には、設定された色指定データが
熱転写リボン7の色である基本色BCのときにセット
(データが「1」)される色フラグCFのフラグデータ
が格納される。
【0031】次に、テープ印字装置1の制御装置Cで行
われるテープ印字制御のルーチンに付いて、図8〜10
のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中符号S
i(i=10、20、30・・・)は各ステップを示
す。
【0032】電源キー操作により電源が投入されるとこ
の制御が開始され、先ず各メモリ45〜49をクリアす
るなどの初期設定が実行される(S10)。そして、印
字文字の色を設定するために色設定キーが操作されたと
きには(S11:Yes、S12:No、S15:Ye
s)、印字色設定処理制御(図9参照)が実行される
(S16)。
【0033】この制御が開始されると、先ず印字色設定
画面が液晶ディスプレイ32に表示される(S30)。
例えば、図11に示すように、項目番号「1」として熱
転写リボン7の印字色を意味する「BASE COLO
R」、項目番号「2」として感熱発色テープ5の印字色
を意味する「OPT COLOR」が各々液晶ディスプ
レイ32に表示される。
【0034】次に、数字「1」または「2」の数字キー
が操作されたときには(S31・32:Yes)、入力
された数字に対応する色指定データCDがテキストメモ
リ45に格納され(S33)、文書のデータと色指定マ
ークCMとが表示され(S34)、この制御を終了して
テープ印字制御にリターンする。ここで、熱転写リボン
7の印字色に対応する色指定データCDを「BC」と
し、感熱発色テープ10の印字色に対応する色指定デー
タCDを「OC」とする。例えば、図13に示すように
テキストメモリ45の先頭アドレスに色指定データCD
が格納され、図12に示すように、液晶ディスプレイ3
2の先頭表示位置には色設定マークCMが表示される。
尚、Kはカーソルである。
【0035】ここで、数字「1」叉は「2」の数字キー
以外の文字キーが操作されたときには(S31:Ye
s、S32:No)、警告のためにブザー26が鳴動さ
れ(S35)、S31に戻る。
【0036】次に、文書を入力するために、文字キーや
記号などの文書作成に関連するキーが操作されたときに
は(S11・S12:Yes)、入力された文字コード
がテキストメモリ45に格納され(S13)、その文字
コードの文字が液晶ディスプレイ32に表示され(S1
4)、S11に戻る。例えば、図13に示すように、文
字列「ABC」が入力されたときには、テキストメモリ
45には、前記色指定データCDに続いて文字列「AB
C」の文字コード列が格納される。
【0037】そして、印字キーが操作されたときには
(S11:Yes、S12・S15:No、S17:Y
es)、印字処理制御(図10参照)が実行される(S
18)。尚、このとき、図12に示すように、色設定す
る毎に文字列「ABC」、「DEF」、「GHI」が入
力され、これらの文字列及び色設定マークCMが液晶デ
ィスプレイ32に表示される一方、テキストメモリ45
には、図13に示すように、文字列「ABC」、「DE
F」、「GHI」の文字コード列が格納されるととも
に、各文字コード列の直前には色指定データCDが格納
されているものとする。
【0038】この制御が開始されたときに、印字すべき
文書データがテキストメモリ45に存在するときには
(S50:Yes)、印字ポインタ値PPにテキストメ
モリ45の先頭アドレスがセットされ(S51)、この
印字ポインタ値PPで指示するデータが色指定データC
Dのときに(S52、S53:No、S60:Ye
s)、その色指定データCDが熱転写リボン7の印字色
に対応する「BC」のときには(S61:Yes)、色
フラグCFがセットされ(S62)、S58に移行す
る。しかし、その色設定データCDが感熱発色テープ5
の印字色に対応する「OC」のときには(S61:N
o)、色フラグCFがリセットされ(S63)、S58
に移行する。そして、印字ポインタ値PPが1つインク
リメントされ(S58)、印字ポインタ値PPで指示す
るテキストメモリ45のアドレスに文字コードが存在す
るときには(S59:Yes)、S52以降が繰り返さ
れる。
【0039】ところで、印字ポインタ値PPで指示する
データが文字コードのときには(S52、S53:Ye
s)、設定されたサイズのデータに基づいて拡大率が求
められ、この拡大率を用いてアウトラインデータを拡大
・縮小処理するとともに、このアウトラインデータから
印字用のドットパターンデータが作成されて印字バッフ
ァ47に格納される(S54)。尚、アウトラインデー
タからドットパターンデータに変換するドットパターン
データ変換処理制御の詳細に付いては、特開昭49−1
29447号公報を参照。
【0040】次に、色フラグがセットされているとき、
つまり文字や記号を熱転写リボン7の印字色で印字する
ときには(S55:Yes)、第1パルスモータ22を
駆動させ、プラテンローラ15をサーマルヘッド13に
圧接し(S56)、印字バッファ47のドットパターン
データが、サーマルヘッド13に出力されて感熱発色テ
ープ5に印字し(S70)、印字後、第1パルスモータ
22を駆動させ、プラテンローラ15をサーマルヘッド
13からリリースする(S71)。そして、印字ポイン
タ値PPが1つインクリメントされ(S58)、印字ポ
インタ値PPで指示するテキストメモリ45のアドレス
に文字コードが存在するときには(S59:Yes)、
S52以降が繰り返される。
【0041】一方、色フラグCFがリセットされている
とき、つまり文字や記号を感熱発色テープの印字色で印
字するときには(S55:No)、第2パルスモータ6
0を駆動させ、テープカセットの第1ハウジング部CS
aを上方に移動させ、熱転写リボン7をサーマルヘッド
13と対向する位置からその上方へ外し(S57)、第
1パルスモータを駆動させ、プラテンローラ15をサー
マルヘッド13に圧接し(S72)、印字バッファ47
のドットパターンデータをサーマルヘッド13に出力し
て感熱発色テープ5を発色させ(S73)、文字を印字
した後、第1パルスモータ22を駆動させ、プラテンロ
ーラ15をサーマルヘッド13からリリースさせ(S7
4)、第2パルスモータ60を駆動させ、テープカセッ
トの第1ハウジング部CSaを下方に移動させ、再度熱
転写リボン7をサーマルヘッド13と対向する位置へ配
置する(S75)。その後、S58、S59を経てS5
2に戻る。
【0042】また、読み込んだコードデータが文字コー
ドでも色指定データCDでもないとき、例えば、スペー
スコード等のときには(S52、S53、S60:N
o)、そのコードデータに対応する指令が印字機構PM
に出力され(S64)S58に移行する。
【0043】そして、テキストメモリ45内の全ての文
字に関して印字処理が完了したときには(S59:N
o)この制御を終了してテープ印字制御にリターンす
る。尚、この制御の開始時に印字すべき文書データがテ
キストメモリ45に存在しないときには(S50:N
o)、警告のためにブザー30が鳴動され(S65)、
すぐにテープ印字制御にリターンする。
【0044】例えば、図13に示すように、文字列「A
BC」、「GHI」の直前に色指定データCDとして各
々「BC」が格納され、文字列「DEF」の直前の色指
定データCDとして「OC」がテキストメモリ45に格
納されている場合には、図14に示すように、テープ2
4には、文字列「ABC」、「GHI」が熱転写リボン
7にて各々黒色で印字されるとともに、文字列「DE
F」が感熱発色テープ5の発色により赤色で印字され
る。
【0045】以上説明したように、サーマルヘッド13
により熱転写リボン7を介して熱転写リボン7の黒色で
印字された透明な感熱発色テープ5と、熱転写リボン7
が収納されているテープカセットCSの第1ハウジング
部CSaがサーマルヘッド13の上方へ退避することに
より、感熱発色テープ5の感熱発色剤5bを赤く発色さ
せ、各々を一体化した粘着可能なテープ24を作成で
き、しかも前記熱転写リボン7の黒色と感熱発色テープ
5の赤色とを混在させた2色印字が可能となり、この2
色印字により文書の所望の部分を視覚的に特に強調でき
印象づけることができる。
【0046】尚、本発明は上記一実施例に限定されるも
のではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々
の変形を加えることができる。
【0047】例えば、上記実施例において、感熱発色テ
ープ5に両面テープ10を貼合わせることにより貼着可
能なテープ24を作成したが、両面テープ10を一方の
面に感熱発色剤が塗布され、他方の面に粘着層及び剥離
紙を有する片面テープで構成してもよい。この片面テー
プによれば、他のテープと貼合わせることなく、貼着可
能なテープを作成することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のテープ印刷装置は、帯状のテープに2色印刷がで
き、文書の所望の部分を視覚的に印象付けできるテープ
を作成することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープ印字装置の平面図である。
【図2】印字機構の概略平面図である。
【図3】感熱発色テープの構造を説明する感熱発色テー
プの部分拡大断面図である。
【図4】印字機構の説明図である。
【図5】テープ印字装置の説明図である。
【図6】印字機構の説明図である。
【図7】テープ印字装置の制御系ブロック図である。
【図8】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図9】印字色設定処理制御のルーチンの概略フローチ
ャートである。
【図10】印字処理制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図11】印字色設定画面の表示例を示す図である。
【図12】文書データの表示例を示す図である。
【図13】テキストメモリ内のデータ構成を説明する図
である。
【図14】文字列を2色印字した印字例を示す図であ
る。
【図15】両面テープの構造を説明する両面テープの部
分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 5 感熱発色テープ 7 熱転写リボン 13 サーマルヘッド 60 第2パルスモータ 81 受け部 82 ピニオン 83 ラック C 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドと、そのサーマルヘッド
    と相対する帯状のテープと、サーマルヘッドとテープと
    の間に配置されたインクリボンとを備え、入力された文
    字や記号等をインクリボンを介してサーマルヘッドにて
    テープ上に印字するテープ印字装置において、 前記テープを感熱記録媒体にて構成すると共に、 前記インクリボンをサーマルヘッドとテープとの間に配
    置する第1位置とサーマルヘッドとテープとの間から退
    避した第2位置とに移動させるインクリボン移動手段
    と、 そのインクリボン移動手段を制御して、インクリボンを
    第1位置に配置して入力された文字をインクリボンを介
    してテープ上に印字する第1印字モードと、インクリボ
    ンを第2位置に配置してテープを直接発色させて印字す
    る第2印字モードとを切換える印字制御手段とを備えた
    ことを特徴とするテープ印字装置。
JP15725093A 1993-06-28 1993-06-28 テープ印字装置 Pending JPH0717064A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207846A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Teraoka Seiko Co Ltd 帯掛け装置
JP2010274437A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Brother Ind Ltd 印刷装置
CN114034289A (zh) * 2021-09-16 2022-02-11 核工业二四三大队 一种多功能地质图量算尺

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