JP2010273324A - 制御装置、画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

制御装置、画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿が読取エリアからはみ出ている状態で原稿が読み取られたために再度の原稿の読み取りを行う必要がある場合に、従来よりも利用者の手間を抑制する。
【解決手段】画像処理装置100は、原稿台に載置されている原稿のサイズに応じて設定される読取エリアを読み取って前記原稿の画像を示した画像データを生成する画像読取装置150に接続されている。画像処理装置100は原稿検出部101と指示部102とを有している。原稿検出部101は、画像読取装置150から送られてくる画像データを参照して、原稿台にて原稿の載置されているエリアを示す原稿エリア情報を検出する。指示部102は、前記原稿エリア情報にて示されるエリアが前記読取エリアからはみ出ている場合、前記原稿エリア情報にて示されるエリアの全域が含まれる再読取エリアを設定し、画像読取装置150に再読取エリアを読み取らせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、原稿台に載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置、この画像読取装置を制御する制御装置に関するものである。
スキャナによって原稿を読み取って得られた画像において上記原稿が示されている箇所である原稿像を特定し、上記画像から上記原稿像のみを切り出す(クロップする)技術が従来から知られている。下記の特許文献1は、原稿像をクロップする画像入力装置を示したものである。
特許文献1の画像入力装置は、下記に示すように処理を実行するようになっている。まず、定型紙の縦および横の長さに関するサイズ情報を異なる用紙サイズ毎に格納しておき、入力された画像データのうち原稿部分のサイズを算出する。算出された原稿部分のサイズと記憶されている各サイズ情報とを比較する。原稿部分との差が許容範囲内となるようなサイズ情報がある場合、そのようなサイズ情報のうち、前記原稿部分と最もサイズの近いサイズ情報で画像データをクロップする。これに対し、前記画像入力装置は、原稿部分との差が許容範囲内となるようなサイズ情報がない場合、算出された原稿部分のサイズで画像データをクロップする。
特開2007−201752号公報(公開日:2007年8月9日) 特開2001−298588号公報(公開日:2001年10月26日)
従来から知られているスキャナは、通常、原稿台に載置されている原稿を読み取る前に原稿サイズを検知し、原稿サイズに適合した読取エリアを自動設定し、当該読取エリアを読み取ることで原稿の画像を生成する機能を有している。このようなスキャナにおいて、主走査方向に対してエッジ(原稿の辺)が傾いた状態で原稿が原稿台に載置されていると、以下に説明する問題が生じる。
図1に示すように、A4原稿が原稿台に載置されている場合、読取処理が行われる前に、原稿サイズの検知処理が行われ、A4原稿のサイズと略同一であってA4原稿を読み取るために必要十分なサイズの読取エリアが設定され、読取エリアが読み取られる。読取エリアは、主走査方向に平行な境界線と副走査方向に平行な境界線とからなるように設定される。したがって、図1に示すように、原稿台に載置されているA4原稿のエッジが主走査方向に対して数度傾いているような場合、A4原稿は読取エリアからはみ出してしまう。さらに、同図に示すように、A4原稿が読取エリアからはみ出すと、原稿を読み取って得られた画像において原稿像の一部に欠けが生じてしまう。したがって、利用者は、欠けのない原稿像を取得するために、原稿台に載置されているA4原稿の配置を手作業で正した上で、スキャナに再度の画像の読み取りを実行させなければならないため、手間が生じていた。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、原稿が読取エリアからはみ出ている状態で原稿が読み取られたために再度の原稿の読み取りを行う必要がある場合に、従来よりも利用者の手間を抑制することの可能な画像読取装置、制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、原稿台に載置されている原稿のサイズに応じて設定された読取エリアを読み取って、原稿像を示した画像データを生成する画像読取装置を制御する制御装置であって、前記画像データに基づいて、前記原稿台上にて読み取られる必要のあるエリアである必要エリアが前記読取エリアからはみ出ているか否かを判定する判定部と、前記必要エリアが前記読取エリアからはみ出ていると判定部に判定された場合、前記画像データに基づいて、前記必要エリアの全域が含まれるような再読取エリアを設定する設定部と、前記設定部にて再読取エリアが設定されると、前記画像読取装置に再読取エリアを読み取らせる再読取指示部とを含むことを特徴とする。なお、前記の必要エリアは、前記原稿台にて前記原稿が載置されているエリアであってもよいし、前記原稿台に載置されている前記原稿に示されている画像部分であってもよい。
本発明の構成によれば、前記必要エリアが前記読取エリアからはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合、当該読み取りにて得られた画像データに基づいて前記必要エリアの全域が含まれる再読取エリアが設定され、その後、設定された再読取エリアの読み取りが行われ、必要な情報(必要エリア)が欠落していない画像データが生成されることになる。それゆえ、前記必要エリアが前記読取エリアからはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合、自動的に行われる再度の原稿の読み取りによって、利用者が手作業で原稿の配置を正すことなく、必要な情報の欠落の無い画像データを生成できる。よって、本願発明の構成によれば、利用者が手作業で原稿の配置を正さなくてはならなかった従来技術よりも利用者の手間を軽減できる。
また、特許文献1に記載されているように、原稿サイズの検知を行うことなくスキャナで読み取れる最大サイズで原稿の読み取りを行うことも考えられる。しかし、この場合、原稿が原稿台の基準位置(例えば、原稿台の左上隅)に合わせて原稿が傾くことなく正常に置かれている場合も、スキャナで読み取れる最大サイズの範囲で読み取りが行われ、原稿または原稿上の画像部分の無い不必要領域も読み込まれるため、必要エリアの切り取りを行う必要があり、処理が増加する。一方、本発明では、必要エリアが読取エリアからはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合には再読取エリアの設定および再読取を行うものの、必要エリアが読取エリア(原稿サイズに応じて設定されたエリア)に収まっている場合、再読取エリアの設定および再読取を行わず、且つ必要エリアの切り取りも不要であるため、効率良く処理を行うことができる。
さらに、特許文献2に記載されているように、原稿台に置かれた原稿の四隅を検出して外接矩形を読取エリアとして設定することも考えられる。しかし、この場合、先ず、原稿の四隅を検出するために、原稿が置かれている領域(例えば、スキャナで読み取れる最大原稿サイズ)をプレスキャンして四隅を検出し、検出された四隅より外接矩形の範囲を求めて改めてスキャンを行うというように、必ず2回読み取りを行う必要があり、処理に時間がかかる。また、最初に原稿全体の読み取りを行い、このデータを用いて原稿が置かれている状態を検知することができるので、2回目の読み取り動作が意味をなさなくなる。これに対し、本発明では、必要エリアが読取エリアからはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合のみ、再読取エリアの設定および再読取を行うので、効率良く処理を行うことができる。
また、原稿台にて前記原稿が載置されているエリアを前記必要エリアとする場合、本発明の画像処理装置は、前記画像データに基づき、前記原稿台に載置されている原稿の各頂点の位置を示す原稿エリア情報を検出する原稿検出部を有し、前記判定部は、前記原稿エリア情報を参照して、前記原稿の頂点が前記読取エリアからはみ出ているか否かを判定するものであり、前記設定部は、前記原稿エリア情報に示される全ての頂点が含まれるエリアを再読取エリアとして設定するようになっていることが好ましい。この構成によれば、原稿検出部にて検出された情報(原稿の各頂点の位置を示した情報)は、判定部での判定処理と設定部での再読取エリアの設定処理との両方に利用されているため、データを有効活用でき、データ処理を簡易化できるという効果を奏する。
さらに、前記原稿検出部は、前記画像データに示される原稿像の角部が4つの場合、各角部の座標値を前記原稿エリア情報として出力し、前記画像データに示される原稿像の角部が4つを超える場合、(a)前記画像データを参照して、前記原稿台上の原稿の各頂点のうちの前記読取エリア内の頂点の座標値を特定し、且つ、前記読取エリアの内外の境界線と前記原稿台上の原稿の辺との交点の座標値を特定し、(b)特定した各頂点および各交点の座標値から、前記原稿台上の原稿の各頂点のうちの前記読取エリア外の各頂点の座標値を推定演算し、(c)前記特定した頂点の座標値と前記推定演算にて得られた頂点の座標値とを前記原稿エリア情報として出力するようになっていることが好ましい。これにより、原稿の各頂点の位置を示す原稿エリア情報を簡易に生成できる。
また、設定可能な読取エリアのうちで最も広いエリアである最大読取エリアから原稿がはみ出ている場合、原稿の全域が含まれる再読取エリアを設定できない。それゆえ、この場合に、前記設定部に前記再読取エリアを設定するための演算処理等を行わせようとすると、最終的に前記再読取エリアを設定できないため、無駄な演算処理等が行われることになる。また、この場合、仮に再読み取りを行っても、欠けの無い原稿像を得ることができず、無駄である。そこで、本発明の制御装置において、前記設定部は、前記原稿の載置されているエリアが前記読取エリアからはみ出ている状態であり、且つ、設定可能な読取エリアのうちで最も広いエリアである最大読取エリアからはみ出ていない状態である場合のみ、前記再読取エリアを設定するようになっていてもよい。これにより、無駄な処理が行われることを抑制できる。
また、原稿に示される画像部分を前記必要エリアとする場合、本発明の画像処理装置において、前記判定部は、前記画像データに基づいて、前記画像データに示されている前記画像部分の分布を示した分布情報を生成し、前記分布情報に基づいて、前記画像データに示されている前記画像部分のうちの主走査方向の一端部と他端部と、前記画像データに示されている前記画像部分のうちの副走査方向の一端部と他端部とを特定し、特定した各端部のうち、前記読取エリアの内外の境界線からの最短距離が閾値以下の端部がある場合、前記画像部分が前記読取エリアからはみ出ていると判定し、特定した各端部のうち、前記境界線との最短距離が閾値以下の端部が無い場合、前記画像部分が前記読取エリアからはみ出ていないと判定するようになっていることが好ましい。これにより、原稿上の画像部分が読取エリアからはみ出ている事を簡易且つ精度よく検出できる。
さらに、原稿に示される画像部分を前記必要エリアとする場合、本発明の画像処理装置において、前記設定部は、前記分布情報を参照して、前記原稿に示されている画像部分の外接矩形の各頂点のうちの前記読取エリア内の頂点と、前記境界線と前記外接矩形との交点とを特定し、特定した各頂点および各交点の座標値から、前記外接矩形の各頂点のうちの前記読取エリア外の各頂点の座標値を推定演算し、前記外接矩形の全ての頂点が含まれるエリアを前記再読取エリアとして設定するようになっていることが好ましい。これにより、原稿上の画像部分が読取エリアからはみ出ている場合、当該画像部分を完全に収容するような再読取エリアを簡易且つ精度良く設定できる。
また、前記制御装置を有する画像読取装置、および、前記制御装置と前記画像読取装置とを有する画像形成装置も、本発明の範疇にはいる。さらに、本発明は、原稿台に載置されている原稿のサイズに応じて設定された読取エリアを読み取って、原稿像を示した画像データを生成する画像読取装置を制御する制御方法であって、前記画像読取装置を制御するコンピュータが、前記画像データに基づいて、前記原稿台上にて読み取られる必要のあるエリアである必要エリアが前記読取エリアからはみ出ているか否かを判定する工程と、前記必要エリアが前記読取エリアからはみ出ていると判定された場合、前記画像データに基づいて、前記必要エリアの全域が含まれるような再読取エリアを設定する工程と、前記再読取エリアが設定されると、前記画像読取装置に再読取エリアを読み取らせる工程とを実行することを特徴とする。
また、本発明の制御装置に含まれる各部をコンピュータで実現してもよく、この場合、コンピュータを前記制御装置に含まれる各部として機能させる制御プログラム、該制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇にはいる。
本発明の構成によれば、前記必要エリアが前記読取エリアからはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合、前記必要エリアの全域が含まれる再読取エリアが設定され、自動的に行われる再度の原稿の読み取りによって、利用者が手作業で原稿の配置を正すことなく原稿像に欠けのない画像データを生成できる。よって、本発明の構成によれば、利用者が手作業で原稿の配置を正さなくてはならなかった従来技術よりも利用者の手間を軽減できるという効果を奏する。
傾いた状態で原稿台に載置された原稿と、当該原稿から読み取った画像データの画像とを示した模式図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置の原稿台と読取エリアとを示した模式図である。 原稿台に載置された原稿の各頂点の座標値を示した図である。 原稿像の縦方向の画素数および横方向の画素数と用紙サイズ(原稿サイズ)との関係を示したテーブルである。 (a)は、図2に示される傾き検出部の内部構成を示したブロック図であり、(b)は、図2に示される指示部の内部構成を示したブロック図である。 (a)は、原稿の全域が読取エリアに含まれている状態を示す図である。(b)は、原稿が読取エリアからはみ出しているが原稿台からはみ出していない状態を示す図である。(c)は、原稿が読取エリアからはみ出し且つ原稿台からもはみ出している状態を示す図である。 アフィン変換を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の処理内容を示した説明図である。 本実施形態に係る画像処理装置を備えている画像読取装置の概略構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置を備えている画像形成装置の概略構成を示したブロック図である。 主走査方向についての黒画素の度数のヒストグラムと、副走査方向についての黒画素の度数のヒストグラムとを示した図である。 原稿に示される画像部分の外接矩形と読取エリアとの関係を示す図である。 実施の形態2に係る画像処理装置の処理の流れを示したフローチャートである。
[実施の形態1]
以下、実施の形態1について詳細に説明する。図2は、本実施形態の画像処理装置100の概略構成を示したブロック図である。
本実施形態の画像処理装置100は、画像読取装置150および記憶部200に接続され、画像読取装置150にて生成された画像データを処理する装置であり、且つ画像読取装置150を制御する制御装置でもある。
画像読取装置150は、CCD(Charge coupled device)ラインセンサによって、原稿台に載置されている原稿を読み取ることにより、原稿像の示された画像(デジタル画像)の画像データを生成するスキャナである。なお、本実施形態では、画像読取装置150にて生成された画像のうち原稿が示されている箇所を原稿像と称する(図1参照)。
画像読取装置150は、原稿台に載置された原稿を読み取る場合、読み取りを行う前に、原稿台に載置された原稿の原稿サイズをセンサ(不図示)にて検知するようになっている。その後、図3に示すように、画像処理装置100が、前記センサにて検知された原稿サイズに基づいて、原稿台113に載置されている原稿に適合した読取エリア111を画像読取装置150に設定するようになっている。そして、画像処理装置100の制御の下、画像読取装置150は、読取エリア111を読み取ることによって、原稿像の示される画像の画像データを生成するようになっている。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、読取エリア111の左上の頂点と原稿台113の左上の頂点とが重なるように読取エリア111の位置が定められる。なお、本実施形態では、原稿台113の左上の頂点および読取エリア111の左上の頂点を原点112とし、主走査方向をY軸とし、副走査方向をX軸とした座標が設定される。また、この座標は原稿台113上が第1象限になるように設定される。つまり、図3の原稿台113に設定される座標において、原点112から原稿台113の左下の頂点117へ向かう方向がY軸方向であり、原点112から頂点117へ向かうにつれてY座標値が大きくなる。さらに、原点112から原稿台113の右上の頂点118へ向かう方向がX軸方向であり、原点112から頂点118へ向かうにつれてX座標値が大きくなる。
また、図3に示すように、読取エリア111は、主走査方向に平行な境界線と副走査方向に平行な境界線とからなるように設定される。さらに、原稿を縦置きにする場合(原稿の長辺が主走査方向に平行になるように原稿を載置する場合)、読取エリア111の主走査方向の境界線のサイズは、図3に示すように、原稿の長辺方向のサイズと略同一であって原稿全体を読み取るために必要十分なサイズに設定される。また、この場合、読取エリア111の副走査方向の境界線のサイズは、原稿の短辺方向のサイズと略同一であって原稿全体を読み取るために必要十分なサイズに設定される。
これにより、原稿における1つの頂点と図3に示す原点112とが重ねられ、且つ、原稿の長辺が主走査方向と平行になるように原稿が原稿台113に配置された場合、原稿全体が読取エリア111内に収まるようになっている。そして、この状態で、読取エリア111が読み取られると、欠けの無い原稿像の示された画像(つまり、原稿全体が示された画像)が生成される。
これに対し、原稿の長辺が主走査方向に対して傾いた状態で原稿が原稿台に載置された場合、図1に示したように、原稿台に載置された原稿が読取エリアからはみ出してしまう。そして、この状態で、読取エリアが読み取られると、図1に示すように、一部が欠落した原稿像の示された画像が生成されることになる。
なお、本実施形態において、読取エリア111の広さは原稿台113に載置された原稿のサイズに応じて設定されることになるが、設定可能な読取エリア111のうちで最も広い最大読取エリアの広さは原稿台113の広さと同じ広さである(図3参照)。つまり、本実施形態の画像処理装置100は、原稿台113上の全域を最大の読取エリアとして設定することが可能になっている。
記憶部200は、画像処理装置100にて扱われる各種データを保存するためのデータ保存手段である。記憶部200としては一般的なハードディスク装置を用いることができる。
画像処理装置100は、図2に示すように、原稿検出部101、指示部102、傾き検出部103、傾き補正部104を有している。なお、画像読取装置150にて原稿が読み取られることによって画像データが生成されると、この画像データは原稿検出部101に入力すると共に、記憶部200に書き込まれるようになっている。
原稿検出部(検出部)101は、画像読取装置150から入力した画像データに基づき、原稿台113にて原稿の載置されているエリアを示す原稿エリア情報を検出(推定)する処理を行うブロックである。また、原稿検出部101は、画像読取装置150から入力した画像データを傾き検出部103に転送するようになっている。
指示部102は、原稿検出部101に検出された原稿エリア情報に基づいて原稿の配置状態を判定し、この判定結果に応じて再読取指示および傾き補正指示のうちのいずれかを出力するブロックである。なお、再読取指示は画像読取装置150に対して与えられ、傾き補正指示は傾き検出部103および傾き補正部104に与えられるようになっている。
傾き検出部103は、指示部102から傾き補正指示を受け取ると、原稿検出部101から送られてきた画像データに基づき、原稿台113に載置されている原稿のエッジと主走査方向とのなす角度である傾き角度θ(図4参照)を算出する処理を行うブロックである。そして、傾き検出部103は、算出した傾き角度θを記憶部200に書き込むようになっている。
傾き補正部104は、指示部102から傾き補正指示を受け取ると、記憶部200から画像データおよび傾き角度θを読み出し、読み出した傾き角度θに基づいて前記画像データに対して傾き補正を施すブロックである。そして、傾き補正部104にて傾き補正の施された画像データは、所定の画像処理が施された上で、プリンタや表示装置等へ出力されるようになっている。プリンタへ出力される画像データは印刷処理に用いられ、表示装置へ出力される画像データは表示処理に用いられる。また、傾き補正後の画像データは、所定の形式のファイル(例えばJPEGファイル)に変換された後、記憶部200に保存されるようになっていてもよい。
(原稿検出部101について)
つぎに、原稿検出部101にて行われる処理の内容について、より具体的に説明する。原稿検出部101は、画像読取装置150にて生成された画像データに基づき、原稿台113上に設定される座標において、原稿の各頂点(各角部)の座標値P1(X1,Y1)、P2(X2,Y2)、P3(X3,Y3)、P4(X4,Y4)を算出する。つまり、長方形状である原稿の4つの頂点に対応する位置が特定されることになる。なお、P1とP2とを結ぶ直線、および、P3とP4とを結ぶ直線が原稿の横方向に対応するものとする。また、P1とP3とを結ぶ直線、および、P2とP4とを結ぶ直線が原稿の縦方向に対応するものとする。
ここで、原稿の全域が読取エリア111内に収まっている場合、読取エリア111を読み取って得られた画像データを参照すれば、座標値P1〜P4を特定できる。また、図4に示すように、原稿が傾いた状態で原稿台113に載置されることによって原稿の一部が読取エリア111からはみ出ている場合であっても、画像データを参照して、読取エリア111の外に位置する原稿の頂点の座標値P3・P4を推定で検出することができる。この点について以下説明する。
まず、原稿検出部101は、画像読取装置150で読み取られた画像データについて、副走査方向のライン毎に、注目画素の画素値と隣接画素の画素値とが予め定めた閾値(例えば40)よりも大きくなるような注目画素を選び出し、選び出された画素のうち、最も左側の画素と最も右側の画素とをエッジ画素として特定する。
ここで、前記画像データにおける全てのエッジ画素のうち、原稿像のエッジの頂点(角部)をなす画素が丁度4つである場合、原稿の全ての頂点が読取エリア111の内側にあるものと考えられる。そこで、原稿検出部101は、原稿像のエッジの頂点をなす画素が丁度4つである場合、4つの頂点に対応する各座標値を、原稿の頂点の座標値P1〜P4として扱う。
これに対し、図4に示すように、前記画像データにおける全てのエッジ画素のうち、原稿像のエッジの頂点(角部)をなす画素が4つを超えている場合、原稿検出部101は、以下に説明する処理を行う。まず、原稿検出部101は、前記画像データにおける全てのエッジ画素のうち、最も上に位置する画素を上部画素、最も下に位置する画素を下部画素、最も左に位置する画素を左部画素、最も右に位置する画素を右部画素として扱う。そして、原稿検出部101は、上部画素、下部画素、左部画素、右部画素の座標値を算出する。図4に示す例では、上部画素、下部画素、左部画素、右部画素の座標値は下記のようになる。
上部画素:P2(X2,Y2)
下部画素:p1(x1,y1)、p3(x3,y1)
左部画素:P1(X1,Y1)
右部画素:p2(x2,y2)、p4(x2,y4)
但し、x3>x1であり、y4>y2である。
ここで、上部画素、下部画素、左部画素、右部画素のうち、座標値が一つのみの画素(上部画素、左部画素)は原稿の頂点に対応する画素として扱われる。つまり、原稿検出部101は、図4の例において、P2とP1とを原稿の頂点の座標値として扱う。
これに対し、上部画素、下部画素、左部画素、右部画素のうち、座標値が2つある画素(下部画素、右部画素)は、原稿の頂点に対応する画素として扱われない。つまり、原稿検出部101は、図4において、p1(x1,y1)、p3(x3,y1)、p2(x2,y2)、p4(x2,y4)を原稿の頂点の座標値として扱わない。そして、原稿検出部101は、各画素の座標値および各画素を結ぶ直線に基づいて、P2およびP1以外の原稿の頂点の座標値を推定演算する。図4の例においては、原稿検出部101は、P1とp1とを結ぶ直線、P2とp2とを結ぶ直線、p3とp4とを結ぶ直線を求める。そして、原稿検出部101は、P1とp1とを結ぶ直線と、p3とp4とを結ぶ直線との交点の座標値P3(X3,Y3)を求める。また、原稿検出部101は、P2とp2とを結ぶ直線と、p3とp4とを結ぶ直線との交点の座標値P4(X4,Y4)を求める。そして、原稿検出部101は、このようにして求めたP3およびP4を、読取エリア111の外にある原稿の頂点の座標値として特定する。このようにすれば、原稿の全頂点のうちの一部の頂点が読取エリア111の外にある場合であっても、原稿検出部101は、原稿の各頂点(各角部)の座標値P1(X1,Y1)、P2(X2,Y2)、P3(X3,Y3)、P4(X4,Y4)を求めることができる。
そして、原稿検出部101は、座標値P1〜P4を原稿エリア情報として指示部102に伝達する。なお、原稿は方形状であるため、頂点位置の座標値が特定できれば原稿エリア全体を特定できるため、本実施形態では座標値P1〜P4を原稿エリア情報として扱うことにしている。
つまり、原稿検出部101は、画像読取装置150にて生成された画像データに示される原稿像の角部が丁度4つの場合、各角部の座標を原稿の各頂点の座標として扱い、各角部の座標値を原稿エリア情報として出力するようになっている。これに対し、原稿検出部101は、前記画像データに示される原稿像の角部が4つを超える場合、前記画像データを参照して、原稿台113上の原稿の各頂点のうちの読取エリア111内の頂点の座標値を特定する(図4ではP1とP2)。つぎに、原稿検出部101は、読取エリア111の内外の境界線と原稿台113上の原稿の辺との交点の座標値を特定する(図4ではp1〜p4)。また、原稿検出部101は、特定した各頂点および各交点の座標値から、原稿台113上の原稿の各頂点のうちの読取エリア111の外側の各頂点の座標値を推定演算する(図4ではP3・P4)。そして、原稿検出部101は、読取エリア111内の頂点の座標値と前記推定演算にて得られた頂点の座標値とを原稿エリア情報として出力するようになっている。
なお、図5に示すように、原稿像の縦方向(長辺方向)の画素数および横方向(短辺方向)の画素数と用紙サイズ(原稿サイズ)との関係を示したテーブルを記憶しておき、このテーブルを用いて、読取エリア111の外にある原稿の頂点の座標値を特定してもよい。例えば、図4のような状況では、読取エリア111の内側にあるP1の座標値およびP2の座標値さえ特定すれば、読取エリア111の外側にあるP3の座標値およびP4の座標値を特定できる。つまり、P1の座標値およびP2の座標値から、P1とP2との間の画素数を求め、求めた画素数と最も近い縦方向の画素数または横方向の画素数を有する用紙サイズを図12のテーブルを参照して特定する。そして、特定された用紙サイズに対応付けられている縦方向の画素数および横方向の画素数と、P1とp1とを結ぶ直線と、P2とp2とを結ぶ直線とから、P3の座標値およびP4の座標値を求めることができる。
(指示部102について)
つぎに、指示部102で行われる処理の内容についてより詳細に説明する。図6(b)に示すように、指示部102は、判定部121、設定部122、再読取指示部123、補正指示部124を含んでいる。
判定部121は、原稿検出部101から原稿エリア情報が送られてくると、原稿エリア情報に基づいて、原稿台113に載置されている原稿の配置状態を判定する。より具体的に説明すると、判定部121は、原稿が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定する第1判定処理を行う。さらに、第1判定処理において原稿が読取エリア111からはみ出ていると判定された場合、判定部121は、原稿が原稿台113からはみ出ているか否かを判定する第2判定処理を行う。以下では、これら判定処理について説明する。
まず、第1判定処理について説明する。判定部121は、原稿エリア情報として原稿の頂点の座標値P1〜P4を受け取ると、座標値P1〜P4と読取エリア111とを比較して、原稿が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定する。具体的には、図7(a)に示すように、読取エリア111の最上部且つ最左部を原点(0,0)とし、読取エリア111の最右部且つ最下部の座標値をR(X5,Y5)とする。そして、判定部121は、座標値P1〜P4の各々について、下記の条件1を満たしているか否かを判定する。
条件1:X座標値が0以上であってX5以下であり、且つ、Y座標値が0以上且つX5以下である。
ここで、条件1を満たす座標値は、図7(a)のP1〜P4のように読取エリア111に含まれることになる。また、条件1を満たさない座標値は、図7(b)のP3や、図7(c)のP1のように読取エリア111からはみ出ていることになる。
そこで、判定部121は、原稿検出部101から入力した座標値P1〜P4が全て条件1を満たす場合、原稿台113に載置されている原稿の全域が読取エリア111に含まれている状態(以下「状態1」と称す)と判定する。なお、図7(a)は状態1を示したものである。これに対し、判定部121は、入力した座標値P1〜P4のうちの少なくとも1つが条件1を満たさない場合、原稿台113に載置されている原稿が読取エリア111からはみ出している状態(以下「状態2」と称す)と判定する。なお、図7(b)および図7(c)は状態2に属する状態2aおよび状態2bを示したものである。
つぎに、第2判定処理について説明する。図7(b)および図7(c)に示すように、状態2は、原稿が読取エリア111からはみ出しているが原稿台113からはみ出していない状態(以下「状態2a」と称する)と、原稿が読取エリア111からはみ出し且つ原稿台113からもはみ出している状態(以下「状態2b」と称する)とに区別される。そこで、判定部121は、第1判定処理において状態2と判定した場合、さらに、原稿が原稿台113からはみ出しているか否かを判定する第2判定処理を行う。具体的には、図3に示すように原稿台113の最下部且つ最右部の座標値をQ(X6,Y6)とする。そして、判定部121は、原稿検出部101から入力した座標値P1〜P4のうち、前記の条件1を満たさない座標値が、下記の条件2を満たしているか否かを判定する。
条件2:X座標値が0以上であってX6以下であり、且つ、Y座標値が0以上且つX6以下である。
ここで、前記の条件1を満たさず且つ条件2を満たす座標値は、図7(b)のP3やP4のように読取エリア111に含まれないものの原稿台113に含まれることになる。また、前記の条件1且つ条件2を満たさない座標値は、図7(c)のP1のように原稿台113からはみ出ていることになる。
そこで、判定部121は、第1判定処理において条件1を満たさないと判定された座標値のうち、条件2も満たさない座標値が少なくとも1つある場合、原稿の配置状態が状態2bであると判定する。また、判定部121は、第1判定処理において条件1を満たさないと判定された全ての座標値が条件2を満たす場合、原稿の配置状態が状態2aであると判定する。
そして、判定部121は、第1判定処理にて状態1と判定された場合、または第2判定処理にて状態2bと判定された場合、補正指示部124に対して処理コマンドを伝達する。また、判定部121は、第2判定処理にて状態2aと判定された場合、設定部122に処理コマンドを伝達する。
設定部122は、判定部121から処理コマンドを受け取ると、原稿台113に載置されている原稿の全域が含まれる再読取エリアを設定する処理を行う。この処理について以下具体的に説明する。設定部122は、原稿の各頂点の座標値P1〜P4のうちのX座標値の最大値を特定し、座標値P1〜P4のうちのY座標値の最大値を特定する。さらに、設定部122は、図10の符号Cに示すように再読取エリア114の最下部且つ最右部の座標値をR´(X5´,Y5´)とする。そして、設定部122は、R´におけるX5´を、座標値P1〜P4のうちのX座標値の最大値よりも大きな値に設定し、R´におけるY5´を、座標値P1〜P4のうちのY座標値の最大値よりも大きな値に設定する。そして、図10の符号Cに示すように、設定部122は、(0,0)、(X5´,Y5´)、(0,Y5´)、(X5´,0)を頂点とした四角形を再読取エリア114として設定する。このように設定される再読取エリア114は、図10の符号Cに示すように、原稿の全ての頂点を含み、原稿の全域を含むようになっている。
なお、設定部122は、再読取エリア114を設定すると、再読取指示部123に対して処理コマンドを伝達するようになっている。
再読取指示部123は、設定部122から処理コマンドを受け取ると、再読取エリア114を読み取る旨の再読取指示を画像読取装置150に送るようになっている。これにより、画像読取装置150は再読取エリア114を読み取る(つまり、再スキャンする)。
補正指示部124は、判定部121から処理コマンドを受け取ると、傾き補正指示を傾き検出部103および傾き補正部104へ送るようになっている。
(傾き検出部103について)
つぎに、傾き検出部103で行われる処理の内容をより詳細に説明する。傾き検出部103は、指示部102から傾き補正指示を受け取ると、原稿検出部101から送られてきた画像データに基づいて、原稿台113に載置されている原稿のエッジと主走査方向とのなす角度を傾き角度θとして検出するブロックである。ここで、原稿の傾き角度θを検出する方法は従来から知られている様々な手法を用いることができるが、本実施形態では特開平7−192086に記載の方法によって傾き角度θを検出する。以下、当該方法について説明する。
図6(a)に示されるように、傾き検出部103は、信号処理部131、2値化処理部132、解像度変換部133、角度検出部134を有している。
信号処理部131は、指示部102から傾き補正指示を受け取ると、下記の式aを用いて、画像読取装置150より入力したRGBの画像データを輝度値に変換し、当該輝度値を2値化処理部132に送る。
Yi=0.30Ri+0.59Gi+0.11Bi 式a
Y:各画素の輝度値
R,G,B:各画素の各色成分の値
i:画素毎に付与される値(iは1以上の整数)
2値化処理部132は、信号処理部131から送られてきた輝度値に対して2値化処理を行って2値化画像データを作成する。ここで、2値化処理に用いられる閾値は、例えば、画像データが8ビットの場合は128に設定される。また、画像データにおいて複数の画素からなるブロック(例えば5×5画素)を設定し、このブロックにおける輝度値の平均値を求め、求めた平均値を当該ブロック内の画素についての閾値としてもよい。
なお、RGBの画像データから輝度値を求めて当該輝度値を2値化するのではなく、RGBの画像データからL値を求め、L値を2値化することにより2値化データを生成してもよい。L値は、CIE1976L表色系(CIE:Commission Internationale de l'Eclairage)における明度を示す値であり、a値およびb値は前記L表色系における色度を示す値である。また、G信号の値を2値化して2値化データを生成してもよい。
解像度変換部133は、2値化処理部132にて生成された2値化画像データを低解像度化する。例えば、1200dpiないし600dpiで読み取られたデータを300dpiのデータに変換する。解像度変換の方法は、公知のニアレストネイバー法、バイリニア法、バイキュービック法等を用いて行う。
角度検出部134は、解像度変換部133にて解像度変換された後の2値化データにおいて、黒画素と白画素との境界点を複数個抽出し、各境界点の座標値を求め(点列の座標データ)、メモリに格納する。例えば、原稿像における文字部分の上端における白画素と黒画素との境界点が抽出され、この境界点の座標値が求められることとなる。
そして、角度検出部134は、求めた各座標値から回帰直線を求め、その回帰直線の回帰係数bを下記の式(1)に基づいて求める。
Figure 2010273324
なお、下記の式(2)〜式(4)に示すようにSx、Syは、それぞれ、変量xの残差平方和、変量yの残差平方和であり、Sxyはxの残差とyの残差との積の和である。
Figure 2010273324
角度検出部134は、式(1)に基づいて求めた回帰係数bの値を、下記の式(5)に代入することによってθを求め、求めたθを傾き角度θとする。そして、角度検出部134は、当該傾き角度θを記憶部200に書き込むようになっている。
Figure 2010273324
なお、以上にて示した信号処理部131、2値化処理部132、解像度変換部133、角度検出部134の処理によって傾き角度θを算出するのではなく、他の手法によって傾き角度θを算出してもよい。例えば、原稿検出部101にて求められた上部画素,下部画素,左部画素,右部画素の座標値を用いても傾き角度θを求めることが可能である。この点、図4のケースを用いて以下にて説明する。例えば、図4に示すケースでは、p1の座標値およびP1の座標値から傾き角度θの正接を求めることが可能である。また、p2の座標値およびP2の座標値を用いても傾き角度θの正接を求めることができる。つまり、図4に示すケースでは、P1の座標値およびp1の座標値から傾き角度θを求めることができ、また、P2の座標値およびp2の座標値からも傾き角度θを求めることができる。
(傾き補正部104について)
つぎに、傾き補正部104で行われる処理の内容についてより詳細に説明する。まず、傾き補正部104は、傾き検出部103にて求められた傾き角度θと画像データとを記憶部200から読み出し、この傾き角度θに基づいて画像データに対して傾き補正処理を施す。つまり、図4のように、原稿のエッジ(同図では長辺方向のエッジ)が主走査方向に対して傾いた状態で画像データが生成されても、傾き補正が施されることにより、出力される画像データにおいては原稿の傾きが補正される(出力画像の縦方向と出力画像に示される原稿像の長辺方向とが一致するようになる)。
そして、傾き補正処理としては、回転行列を用いたアフィン変換処理を利用できる。このアフィン変換処理について図8を参照して以下説明する。
画素(x,y)をθ°回転させて得られる画素(x´,y´)の座標値は、下記の式(6)によって表すことができる。
Figure 2010273324
そして、図8に示すように、画素(x’,y’)の画素値Zを出力するためには、画素(x’,y’)の座標値を整数とし、画素(x’,y’)の回転前の画素(x,y)を画素(xs,ys)と定め(xsおよびysは実数)、画素(xs,ys)の画素値Zをバイリニア法等の補間演算によって求める。
具体的には、式(6)の逆変換式である上記式(7)によって、画素(x’,y’)の回転前の画素(xs,ys)を定めることができる。そして、図8に示す回転前画像のx−y座標系において、画素(xs,ys)の周囲4点に位置する画素(xi,yi),(xi+1,yi),(xi,yi+1),(xi+1,yi+1)の各々の画素値Z1〜Z4を上記の式(8)に代入することにより、画素(xs,ys)の画素値Z、つまり画素(x’,y’)の画素値Zを求めることができる。
なお、図8および式(8)において、xi≦xs<xi+1,yi≦ys<yi+1が成立する。また、図8および式(8)において、|xi+1-xs|:|xs-xi|=(1-u):uであり、|yi+1-ys|:|ys-yi|=(1-v):vである(ただし、u,vは共に0以上であって1未満である)。
処理対象画像に対して以上のアフィン変換を実行することにより、処理対象となる画像をθ回転させた回転後画像を出力することが可能になり、傾き補正が行われることになる。つまり、主走査方向と原稿のエッジ(図4では長辺方向のエッジ)とのなす角度がθ°である場合、傾き補正が行われることによって主走査方向と原稿画像のエッジとの角度をゼロにすることができる。
(処理の流れについて)
つぎに、図9および図10を用いて、画像処理装置100の処理の流れを説明する。図9は、本実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示したフローチャートであり、図10は、本実施形態に係る画像処理装置の処理の内容を示した説明図である。
図9に示すように、利用者が画像読取装置150の原稿台113に原稿を載置すると、画像処理装置100は原稿台113に載置されている原稿の原稿サイズを検出する(S1)。S1の後、画像処理装置100は、検出した原稿サイズに基づいて原稿台113に載置されている原稿に適合した読取エリア111を設定する(S2)。S2の後、画像処理装置100は画像読取装置150に対して読取指示を与える。これにより、画像読取装置150は、読取エリア111をスキャンして(S3)、原稿像の示された画像データを生成する。なお、生成された画像データは、記憶部200に書き込まれると共に、画像処理装置100に入力するようになっている。
ここで、原稿の全域が読取エリア111に収まっている場合、原稿全体が示された画像データが生成される。ところが、原稿の一部が読取エリア111からはみ出している場合、図10の符号Aに示すように、画像データにおいて原稿像の一部に欠けが生じる。
つぎに、画像処理装置100は、生成された画像データに基づいて、原稿台にて原稿の載置されているエリアを示す原稿エリア情報を生成する(S4)。なお、本実施形態では、画像処理装置100は、原稿エリア情報として、原稿の各頂点位置に対応する座標値P1〜P4を生成している。これは、原稿は方形状であるため、座標値P1〜P4が特定されれば、原稿台113にて原稿の載置されているエリアを特定できるからである。
ここで、原稿の全域が読取エリア111に収まっている場合、原稿エリア情報によって特定される原稿エリアの全域は読取エリア111内になるが、原稿の一部が読取エリア111からはみ出している場合、図10の符号Bに示すように、原稿エリア情報によって特定される原稿エリアは読取エリア111からはみ出すことになる。
つぎに、画像処理装置100は、S4にて生成した原稿エリア情報に基づいて、原稿の配置状態の判定を行う(S5)。より具体的に説明すると、S5において、画像処理装置100は、S4にて生成した原稿エリア情報を参照し、原稿の配置状態が下記の状態1、状態2a、状態2bのいずれに該当するかを判定する。
状態1:原稿の全域が読取エリア111に含まれている状態
状態2a:原稿が読取エリア111からはみ出しているが原稿台113からはみ出していない状態
状態2b:原稿が読取エリア111からはみ出し且つ原稿台113からもはみ出している状態
なお、図7(a)は状態1を示し、図7(b)は状態2aを示し、図7(c)は状態2bを示す。
画像処理装置100は、S5において状態2aであると判定した場合、画像読取装置150に再スキャンを行わせるために、再読取エリア114を設定する(S6にてYes,S8)。なお、図10の符号Cに示されるように、原稿の全域が含まれるエリアが再読取エリア114として設定される。
S8の後、画像処理装置100は、画像読取装置150に再読取エリア114の読み取りを行わせる(S3)。ここで、再読取エリア114が読み取られるということは、図10の符号Dに示されるように、原稿の全域が読み取られることになる。それゆえ、図10の符号Eに示されるように、再読取エリア114の読み取りによって得られる画像においては、欠けの無い原稿像が示されることになる。
なお、S3にて再読取エリア114の読み取りが行われた後、画像処理装置100はS4以降の処理を繰り返すことになる。
また、画像処理装置100は、S5において状態1または状態2bであると判定した場合、再スキャンを行わせることなく、原稿の傾き角度θを検出し、検出した傾き角度θを記憶部200に保存する(S6にてNO,S7)。その後、画像処理装置100は、必要に応じて、傾き角度θに基づいて画像データに対して傾き補正を施し、さらに所定の画像処理を施した上で画像データを出力する。
これにより、原稿が読取エリア111からはみ出していない場合(状態1)、読取エリア111を読み取って得られた画像データを出力することになり、欠けの無い原稿像の示された画像を得ることができる。
これに対し、原稿が読取エリア111からはみ出しているが原稿全域が原稿台113上にある場合(状態2a)、原稿全域が含まれる再読取エリア114が自動設定され、再読取エリア114がスキャンされる。これにより、原稿が読取エリア111からはみ出している場合であっても、原稿像に欠けの無い画像データが生成される。
但し、原稿が読取エリア111且つ原稿台113からはみ出している場合、再読取エリア114を設定せず、読取エリア111を読み取って生成された画像データをそのまま出力している。このようにしているのは、最大読取エリアである原稿台113から原稿がはみ出している場合、再読取エリア114を設定して再スキャンを行っても、原稿像に欠けの無い画像データを生成できないため、無駄にスキャンが繰り返されないようにするためである。
以上にて示したように、本実施の形態の画像処理装置100は、原稿検出部101と指示部102とを有している。原稿検出部101は、画像読取装置150から入力した画像データを参照して、原稿台113において原稿の載置されているエリアを示す原稿エリア情報を検出している。指示部102は、原稿エリア情報に示されるエリアが読取エリア111からはみ出ている場合、原稿エリア情報に示されるエリアの全域が含まれる再読取エリア114を設定し、画像読取装置150に再読取エリア114を読み取らせている。
より具体的に説明すると、本実施形態では、原稿台113において原稿の載置されているエリアを、原稿台上において読み取られる必要のあるエリアである必要エリアとして扱い、原稿の載置されているエリアを示す原稿エリア情報を原稿検出部101に検出させるようになっている。そして、原稿エリア情報にて示されるエリア(原稿の載置エリア)が読取エリア111からはみ出ているか否かを指示部102内の判定部121に判定させ、原稿エリア情報にて示されるエリアが読取エリア111からはみ出ていると判定された場合、前記原稿エリア情報にて示されるエリアの全域が含まれる再読取エリアを指示部102内の設定部122に設定させ、画像読取装置150に再読取エリアを読み取らせるようになっている。
それゆえ、原稿が読取エリア111からはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合、当該読み取りにて得られた画像データに基づいて前記原稿の全域が含まれる再読取エリア114が設定され、再読取エリア114が読み取られることによって原稿像に欠けのない画像データが生成されることになる。したがって、原稿が読取エリア111からはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合、自動的に行われる再度の原稿の読み取りによって、利用者が手作業で原稿の配置を正すことなく原稿像に欠けのない画像データを生成できる。よって、本実施形態の構成によれば、利用者が手作業で原稿の配置を正さなくてはならなかった従来技術よりも利用者の手間を軽減できる。
また、本実施形態において、原稿検出部101は、原稿の各頂点の位置(座標値)を前記原稿エリア情報として検出している。そして、判定部121は、原稿検出部101にて検出された原稿の各頂点の位置と読取エリア111の位置とを参照して、原稿の頂点が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定している。また、設定部122は、原稿の頂点が読取エリア111からはみ出ていると判定された場合、原稿検出部101にて検出された原稿の各頂点の位置を参照して、原稿の全ての頂点が含まれるエリアを再読取エリア114として設定する処理を行っている。これにより、原稿が読取エリア111からはみ出ている場合、原稿の全域が含まれる再読取エリアを設定することが可能になる。また、この構成によれば、検出部にて検出された情報(原稿の各頂点の位置を示した情報)は、判定部での判定処理と設定部での再読取エリアの設定処理との両方に利用されているため、データを有効活用でき、データ処理を簡易化できる。
また、本実施形態において、設定部122は、原稿のいずれかの頂点が読取エリア111からはみ出ている状態であり、且つ、最大読取エリアから原稿のいずれかの頂点がはみ出ていない状態である場合のみ、再読取エリア114を設定し、画像読取装置150に再読取エリア114を読み取らせている。これは、再読取エリア114を設定して再スキャンを行っても原稿像に欠けの無い画像データを得ることができない場合(原稿が最大読取エリアたる原稿台113からはみ出している場合)、再スキャンを行わないことにより、無駄な処理が行われないようにしたものである。
なお、読取エリア111から原稿がはみ出しているか否かの判定は、下記のように行われてもよい。まず、原稿端部の座標(図4のp1・p3、p2・p4)を基準にして、原稿側の領域、例えば、200ライン(解像度:600dpiの場合、8mm程度)の領域の画像データ(閾値(画像データが8ビットの場合、例えば128)以下の画像データ)の主走査方向、副走査方向に関するヒストグラムを作成し、下記座標を求めて、読取エリア111の下部、右部の座標と比較し、両者の差分が所定範囲内(それぞれの方法で座標を求める方法のバラツキを考慮して、例えば、5%)のとき、読取エリア111から原稿がはみ出していると判定できる。
主走査方向のヒストグラム:主走査方向において最も端部の画素の座標を抽出(主走査方向が上下方向の場合、最も上端の画素と最も左端の画素とを抽出)
副走査方向のヒストグラム:副走査方向において最も端部の画素の座標を抽出(副走査方向が左右方向の場合、最も左端の画素と最も右端の画素とを抽出)
また、本実施形態では、図7(c)に示す状態2bであると判定部121に判定された場合、読取エリア111を読み取って得られた画像データをそのまま出力している。しかし、状態2bであると判定部121に判定された場合、読取エリア111を読み取って得られた画像データを出力せず、例えば、原稿が原稿台113からはみ出ている旨を示す情報を、画像処理装置100に接続されている表示装置(不図示)に表示してもよい。
また、S1では、画像処理装置100は、画像読取装置150のセンサにて検知された原稿サイズを検出するようになっている。しかし、スキャンの前に原稿サイズを示す情報を利用者が入力するようになっている場合、画像処理装置100は、S1において、利用者から入力される情報に基づいて原稿サイズを検出するようになっていてもよい。
[実施の形態2]
原稿の一部が読取エリア111からはみ出ていても、原稿に示される画像部分が読取エリア111に収まっている場合、再読取エリア114の設定および再読取を行うことなく、画像データに対して傾き補正を行うような形態であってもよい。以下ではこの形態を説明する。
まず、本実施形態における指示部102での処理内容を以下にて説明する。本実施形態においても、図6(b)に示すように、指示部102は、判定部121、設定部122、再読取指示部123、補正指示部124を有している。
本実施形態の判定部121は、画像読取装置150にて生成された画像データに基づいて、前記原稿に示される画像部分が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定するようになっている。なお、画像部分とは、余白や下地以外の領域であって、原稿に記されている文字,絵画,写真等の画像領域を意味する。例えば、図13に示す文書原稿の場合、この文書原稿に記されている文字画像が前記画像部分に相当する。図13の例では斜線で示される全領域が画像部分である。
以下、判定部121での処理内容について詳細に説明する。本実施形態の判定部121は、画像読取装置150にて生成された画像データを入力し、輝度値変換処理、2値化処理、解像度変換処理を順に実行するようになっている。輝度値変換処理は、入力した画像データを輝度値に変換する処理であり、信号処理部131にて実行される処理と同様の処理内容である。2値化処理は、前記輝度値を2値化して2値化画像データを生成する処理であり、2値化処理部132で実行される処理と同様の処理内容である。解像度変換処理は、前記2値化画像データを低解像度化する処理であり(例えば、75dpiのデータに変換する)、解像度変換部133にて実行される処理と同様の処理内容である。なお、画像読取装置150にて生成された画像データがモノクロ画像のデータである場合、輝度値変換処理は行われず、前記画像データから2値化画像データを生成する。
判定部121は、低解像度化された2値化画像データを参照して、図13に示す主走査方向ヒストグラムと副走査方向ヒストグラムとを作成する。主走査方向ヒストグラムは、主走査方向に直交する各ラインについて黒画素の度数(または反転回数)を示したものであり、主走査方向を一方の軸として前記度数を他方の軸としたヒストグラムである。また、副走査方向ヒストグラムは、副走査方向に直交する各ラインについて黒画素の度数を示したものであり、副走査方向を一方の軸として前記度数を他方の軸としたヒストグラムである。
つぎに、判定部121は、主走査方向ヒストグラムを参照して上端画素K1と下端画素K2とを特定し、副走査方向ヒストグラムを参照して右端画素K3と左端画素K4とを特定する。なお、図13に示すように、画像読取装置150にて読み取られた画像データにおいて、前記原稿に示される画像部分を示す画素のうち、主走査方向において最も一端側にある画素を上端画素K1とし、主走査方向において最も他端側にある画素を下端画素K2とし、副走査方向において最も一端側にある画素を右端画素K3とし、副走査方向において最も他端側にある画素を左端画素K4とする。
その後、判定部121は、原稿に示される画像部分が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定する。具体的に、判定部121は、上端画素K1,下端画素K2,右端画素K3,左端画素K4の各々について、読取エリア111の境界線(読取エリア111の内側と外側との境界線)との最短距離を演算する。なお、前記の最短距離は、上端画素K1,下端画素K2,右端画素K3,左端画素K4の各々の座標値と、読取エリア111の各頂点の座標値とから演算できる。
そして、判定部121は、上端画素K1,下端画素K2,右端画素K3,左端画素K4のいずれについても前記の最短距離が閾値(例えば5mm。75dpiの場合は15画素程度)を超える場合、原稿に示される画像部分の全てが読取エリア111に収まっていると判定する。これに対し、判定部121は、上端画素K1,下端画素K2,右端画素K3,左端画素K4のうちの少なくともいずれか一つについて前記の最短距離が閾値以下である場合、原稿に示される画像部分が読取エリア111からはみ出ている可能性があるため、この場合は前記画像部分が読取エリア111からはみ出ていると判定する。
そして、判定部121は、前記画像部分が読取エリア111からはみ出ていると判定した場合、設定部122に処理コマンドを伝達し、前記画像部分の全てが読取エリア111に収まっていると判定した場合、補正指示部124に処理コマンドを伝達するようになっている。
設定部122は、判定部121から処理コマンドを受け取ると、原稿に示される画像部分を全部含んだエリアを再読取エリアとして設定する処理を行う。この処理について以下具体的に説明する。
図13に示すように原稿に示される画像部分の全てを囲う外接矩形300を設定する場合において、当該画像部分が読取エリア111からはみ出ていると、外接矩形300の一部が読取エリア111からはみ出ていることになる(図14参照)。また、外接矩形300の一部が読取エリア111からはみ出ている場合、図14に示すように、外接矩形300の全ての頂点M1〜M4のうち、一部の頂点M1・M2は読取エリア111の内側に位置しているが、他の頂点M3・M4は読取エリア111の外側に位置している。また、この場合、図14に示すように、読取エリア111の内部と外部との境界線上には、外接矩形300のエッジとの交点m1・m2・m3・m4が生じている。
そこで、設定部122は、読取エリア111の内側に位置する頂点M1・M2の各々の座標値、および、読取エリア111の境界線上の交点m1・m2・m3・m4の各々の座標値に基づいて、読取エリア111の外側に位置している頂点M3・M4の座標値を推定演算により求める。なお、ここでの推定演算の手法は、実施の形態1の原稿検出部101にて行われる推定演算(図4のP3の座標値およびP4の座標値の推定演算)と同様の手法である。また、読取エリア111の内側に位置する頂点M1・M2の各々の座標値、および、読取エリア111の境界線上の交点m1・m2・m3・m4の各々の座標値は、上述した主走査方向ヒストグラムおよび副走査方向ヒストグラムから求められる端部の画素位置より特定可能である。
そして、設定部122は、頂点M1〜M4の座標値を参照し、頂点M1〜M4の全てが含まれるような再読取エリアを設定する。これにより、原稿に示される画像部分が完全に含まれるような再読取エリアが設定されることになる。また、設定部122は、再読取エリアを設定すると、再読取指示部123に対して処理コマンドを伝達するようになっている。
再読取指示部123は、実施の形態1と同様、設定部122から処理コマンドを受け取ると、再読取エリアを読み取る旨の再読取指示を画像読取装置150に送るようになっている。これにより、画像読取装置150は再読取エリアを読み取る(つまり、再スキャンする)。
補正指示部124も、実施の形態1と同様、判定部121から処理コマンドを受け取ると、傾き補正指示を傾き検出部103および傾き補正部104へ送るようになっている。なお、傾き検出部103および傾き補正部104の処理内容は実施の形態1と同様である。
つぎに、図15を用いて、実施の形態2における処理の流れを説明する。図15は、本実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示したフローチャートである。まず、図15のうち、S11〜S13については、図9のS1〜S3と処理内容が同じであるため、その説明を省略する。
S13の後、画像処理装置100は、画像読取装置150によって生成された画像データを参照して、図13に示す主走査方向ヒストグラムおよび副走査方向ヒストグラムを作成する(S14)。その後、画像処理装置100は、S14にて作成した両ヒストグラムに基づいて、画像部分の位置判定を行う(S15)。画像部分の位置判定とは、原稿に示される画像部分が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定する処理である。
画像処理装置100は、S15において画像部分が読取エリア111からはみ出ていると判定した場合、画像読取装置150に再スキャンを行わせる必要があるため、原稿に示される画像部分が完全に含まれるような再読取エリアを設定する(S16にてYES,S18)。
S18の後、画像処理装置100は、画像読取装置150に再読取エリアの読み取りを行わせる(S13)。ここで、再読取エリアが読み取られるということは、原稿に示される画像部分が全部読み取られることになる。なお、S13にて再読取エリアの読み取りが行われた後、画像処理装置100はS14以降の処理を繰り返すことになる。
また、画像処理装置100は、S15において前記画像部分が読取エリア111からはみ出ていないと判定した場合、再スキャンを行わせることなく、原稿の傾き角度θを検出し、検出した傾き角度θを記憶部200に保存する(S16にてNO,S17)。
その後、画像処理装置100は、必要に応じて、傾き角度θに基づいて画像データに対して傾き補正を施し、さらに所定の画像処理を施した上で画像データを出力する。
以上のように、本実施形態では、原稿に示されている画像部分(図13参照)を、原稿台上において読み取られる必要のあるエリアである必要エリアとして扱い、判定部121は、画像読取装置150によって得られた画像データに基づいて前記画像部分が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定するようになっている。そして、設定部122は、前記画像部分(必要エリア)が読取エリア111からはみ出ていると判定部121に判定された場合、前記画像部分の全域が含まれる再読取エリアを設定し、再読取指示部123は、再読取エリアが設定された場合に画像読取装置150に再読取エリアを読み取らせるようになっている。
以上の構成によれば、原稿に示される画像部分が読取エリア111からはみ出ている状態で画像の読み取りが行われた場合、この読み取りにて得られた画像データに基づいて前記原稿に示される画像部分が全部含まれるような再読取エリアが設定され、当該再読取エリアが読み取られ、前記画像部分に欠けの無い画像データを生成できる。それゆえ、原稿に示される画像部分が読取エリア111からはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合、自動的に行われる再度の原稿の読み取りによって、利用者が手作業で原稿の配置を正すことなく前記画像部分に欠けのない画像データを生成できる。
また、本実施形態の構成によれば、原稿が傾くことによって原稿の一部が読取エリア111からはみ出ていたとしても、原稿に示されている画像部分(必要エリア)が読取エリア111に収まっていれば、再読取エリアの設定および再読取は行われないので、処理の効率化を図ることができる。つまり、原稿の一部が読取エリア111からはみ出ていても、原稿に示されている画像部分が全て読取エリア111に収まっている状況であれば、必要な情報(画像部分)の欠落は生じないことから再読取を必ず行わなければならないわけではないため、再読取を行わずに処理の効率化を図っているのである。なお、傾いた状態の原稿に示される画像部分が読み取られたとしても、傾き補正部104によって原稿傾き補正が行われるので、出力画像において当該傾きは補正されていることになる。
また、前記画像部分が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定する手法としては、前記の主走査方向ヒストグラムおよび副走査方向ヒストグラムを用いて判定する形態に限定されない。例えば、ライン毎の黒画素の密度や複数画素よりなるブロック毎の平均濃度(黒画素の平均画素値)を求め、当該密度または平均濃度から前記画像部分が読取エリア111からはみ出ているか否かを判定することも可能である。
また、本実施形態では、判定部121は、画像読取装置150にて生成された画像データに基づき、図13に示される主走査方向ヒストグラムおよび副走査方向ヒストグラムを生成している。両ヒストグラムは、前記画像データに示されている前記画像部分の分布を特定可能な分布情報に相当する。そして、判定部121は、両ヒストグラムを参照して、前記画像データに示されている前記画像部分のうちの主走査方向の一端部と他端部(図13のK1・K2)、および、前記画像データに示されている前記画像部分のうちの副走査方向の一端部と他端部(図13のK3・K4)を特定している。さらに、判定部121は、特定した各端部のうち、読取エリア111の内外の境界線からの最短距離が閾値以下の端部がある場合、原稿上の画像部分が読取エリア111からはみ出ていると判定している。これに対し、判定部121は、特定した各端部のうち、前記境界線との最短距離が閾値以下の端部が無い場合、原稿上の画像部分が読取エリア111からはみ出ていないと判定している。これにより、原稿上の画像部分が読取エリア111からはみ出ている事を簡易且つ精度よく検出できる。
さらに、本実施形態では、設定部122は、前記の主走査方向ヒストグラムおよび副走査方向ヒストグラムを参照して、原稿に示されている画像部分の外接矩形300の各頂点のうちの読取エリア111内の頂点(図14のM1・M2)、および、読取エリア111の境界線と外接矩形300との交点(図14のm1・m2・m3・m4)を特定する。そして、設定部122は、特定した各頂点および各交点の座標値から、外接矩形300の各頂点のうちの読取エリア111の外側の各頂点(M3・M4)の座標値を推定演算する。その後、設定部122は、外接矩形300の全頂点M1〜M4の座標が含まれるエリアを前記再読取エリアとして設定するようになっている。これにより、原稿上の画像部分が読取エリア111からはみ出ている場合、当該画像部分を完全に収容するような再読取エリアを簡易且つ精度良く設定できる。
(画像形成装置への適用例)
図2にて示される画像処理装置100の各部は、画像形成装置に備えられる画像処理装置(制御装置)に適用されてもよい。以下ではこの点について説明する。
図12は、本実施形態の画像形成装置10を示すブロック図である。画像形成装置10はデジタルカラー複写機またはデジタルカラー複合機である。なお、デジタルカラー複合機とは、コピア機能・プリンタ機能・ファクシミリ送信機能・scan to e-mail機能等を備える多機能プリンタである。
画像形成装置10は、画像入力装置(画像読取装置)11、画像処理装置12、画像出力装置13、送受信部/記憶部14、制御部15を有している。また、画像処理装置12は、A/D(アナログ・デジタル)変換部16、シェーディング補正部17、入力処理部18、原稿検出部101、傾き検出部103、傾き補正部104、指示部102、領域分離部19、色補正部20、黒生成/下色除去部21、空間フィルタ部22、中間調生成部23を有している。
画像入力装置11は、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサからなり、原稿から反射してきた光をR、G、B(R:赤・G:緑・B:青)に色分解された電気信号に変換する。CCDラインセンサにより入力されたカラー画像信号(RGBアナログ信号)は、A/D変換部16にてデジタル信号に変換され、シェーディング補正部17にて画像入力装置11の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みが取り除かれる。その後、入力処理部18においてRGB信号のそれぞれに対してγを補正する処理などが施される。
入力処理部18から出力されたデータは送受信部/記憶部14に引き渡される。そして、原稿検出部101は、送受信部/記憶部14に保存された画像データを用いて、原稿エリア情報の検出を行う。また、入力処理部18から原稿検出部101に画像データが渡されるようになっており、原稿検出部101は入力処理部18から受け取った画像データに基づいて原稿エリア情報の検出を行ってもよい。
指示部102は、原稿検出部101に検出された原稿エリア情報に基づいて原稿の配置状態を判定し、この判定結果に応じて再読取指示および傾き補正指示のうちのいずれかを出力するブロックである。なお、再読取指示は画像入力装置11に対して与えられ、傾き補正指示は傾き検出部103および傾き補正部104に与えられるようになっている。
傾き検出部103は、指示部102から傾き補正指示を受け取ると、原稿検出部101から送られてきた画像データに基づき、傾き角度θ(図4参照)を算出する処理を行うブロックである。そして、傾き検出部103は、算出した傾き角度θを送受信部/記憶部14に書き込むようになっている。
傾き補正部104は、指示部102から傾き補正指示を受け取ると、記憶部200から画像データおよび傾き角度θを読み出し、読み出した傾き角度θに基づいて前記画像データに対して傾き補正を施すブロックである。
傾き補正部104にて処理の施された画像データに対し、後段の色補正部20を初めとする各部が下記の画像処理を施す。あるいは、傾き補正部104にて処理の施された画像データは、PDFファイルフォーマットに変換され、ネットワーク網や通信回線を介して外部接続装置や通信回線へ向けて送信される。
色補正部20では、RGB信号の補色であるCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)信号が生成されると共に色再現性を高める処理が施され、黒生成/下色除去部21にてCMYK(K:黒)4色信号に変換される。空間フィルタ部22ではCMYK信号に対して強調処理や平滑化処理がなされ、中間調生成部23では画像を出力するための階調再現処理がなされる。
一方、領域分離部19においては、入力画像データの各画素が黒文字、色文字、網点、印画紙写真(連続階調領域)等のどのような領域に属する画素であるのか判定が下される。領域分離部19より出力された領域分離データは、それぞれ、黒生成/下色除去部21、空間フィルタ部22、中間調生成部23に引き渡され、各種領域に応じた適切な処理の切替えが行われる。
中間調生成部23から出力されたCMYK信号は画像出力装置13に引き渡され出力画像が形成される。なお、画像出力装置13は、電子写真方式のプリンタまたはインクジェット方式のプリンタ等であり、画像処理装置12から送られてくる画像データの画像を用紙上に印刷する装置である。
なお、傾き検出部103の処理が行われ、必要に応じて傾き補正部104の処理がなされた画像データをファイリングデータとして管理するようにしても良い。この場合、上記画像データは、例えば、JPEG圧縮アルゴリズムに基づいてJPEGコードに圧縮されて格納される。コピー出力動作やプリント出力動作が指示された場合は、送受信部/記憶部14からJPEGコードが引き出され、不図示のJPEG伸張部に引き渡され、復号化処理がなされRGBデータに変換される。一方、イメージ送信動作の場合は送受信部/記憶部14からJPEGコードが引き出され、ネットワーク網や通信回線を介して外部接続装置や通信回線へ向けてデータが伝送される。なお、ファイリングデータの管理やデータの引渡しの動作制御については制御部15が行うものとする。
(画像読取装置への適用例)
また、図2にて示される画像処理装置100の各部は、画像読取装置に設けられている画像処理装置(制御装置)に適用されてもよい。以下ではこの点について説明する。
図11は、本実施形態の画像読取装置1を示すブロック図である。画像読取装置1は、カラースキャナであり、画像入力装置2と画像処理装置3とから構成される。画像処理装置3は、A/D変換部6、シェーディング補正部7、入力処理部8、原稿検出部101、傾き検出部103、傾き補正部104、指示部102より構成される。画像入力装置2、画像処理装置3の各処理部の処理内容は図12の場合と同様である。
画像処理装置3において上記各処理が施された後のRGB画像信号はコンピュータやハードディスク、ネットワークなどへ出力される。なお、スキャナ本体に表示用ディスプレイが設置され、画像処理装置3にて処理された画像を表示用ディスプレイに表示してもよい。
(プログラムについて)
本実施形態に示した画像処理装置100の各部は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、コンピュータであってもよい。この場合、コンピュータに実行させるためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、画像処理装置にて実行される処理内容を記録するものとすることもできる。この結果、当該プログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、本実施の形態では、マイクロコンピュータで処理が行われるために、この記録媒体としては、図示していないメモリ(例えばROMのようなもの)がプログラムメディアであっても良い。また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこにプログラムメディアである記録媒体を挿入することで、プログラムが読み取り可能になっていてもよい。
いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
また、本実施の形態においては、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。なお、本実施形態は上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。上記記録媒体がデジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで本実施形態が実行される。
(実施形態の総括)
また、以上にて説明したように、実施の形態1では、原稿台に載置されている原稿のサイズに応じて設定された読取エリアを読み取って前記原稿の画像を示した画像データを生成する画像読取装置を制御する画像処理装置(制御装置)において、前記画像データを参照して、前記原稿台における前記原稿の載置されているエリアを示す原稿エリア情報を出力する原稿検出部と、前記原稿エリア情報にて示されるエリアが前記読取エリアからはみ出ている場合、前記原稿エリア情報にて示されるエリアの全域が含まれる再読取エリアを設定し、前記画像読取装置に再読取エリアを読み取らせる指示部とを含むことを特徴とする。この構成によれば、前記原稿が前記読取エリアからはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合、当該読み取りにて得られた画像データに基づいて前記原稿の全域が含まれる再読取エリアが設定され、当該再読取エリアが読み取られることによって原稿像に欠けのない画像データが生成されることになる。それゆえ、前記原稿が前記読取エリアからはみ出ている状態で原稿の読み取りが行われた場合、自動的に行われる再度の原稿の読み取りによって、利用者が手作業で原稿の配置を正すことなく原稿像に欠けのない画像データを生成できる。よって、本願発明の構成によれば、利用者が手作業で原稿の配置を正さなくてはならなかった従来技術よりも利用者の手間を軽減できる。
また、実施の形態1において、前記原稿検出部は、前記画像データを参照して、前記原稿の各頂点の位置を前記原稿エリア情報として検出し、前記指示部は、前記原稿の各頂点の位置と前記読取エリアの位置とを参照して、前記原稿の頂点が前記読取エリアからはみ出ているか否かを判定する判定部と、前記原稿の頂点が前記読取エリアからはみ出ていると判定された場合、前記原稿の全ての頂点が含まれるエリアを再読取エリアとして設定する設定部とを含む構成である。これにより、前記原稿が前記読取エリアからはみ出ている場合、前記原稿の全域が含まれる再読取エリアを設定することが可能になる。また、この構成によれば、原稿検出部にて検出された情報(原稿の各頂点の位置を示した情報)は、判定部での判定処理と設定部での再読取エリアの設定処理との両方に利用されているため、データを有効活用でき、データ処理を簡易化できるという効果を奏する。
さらに、実施の形態1において、原稿が前記最大読取エリアからはみ出ている場合、前記原稿の全域が含まれる再読取エリアを設定できない。それゆえ、この場合に、前記設定部に前記再読取エリアを設定するための演算処理等を行わせようとすると、最終的に前記再読取エリアを設定できないため、無駄な演算処理等が行われることになる。また、この場合、仮に再読み取りを行っても、欠けの無い原稿像を得ることができず、無駄である。そこで、実施の形態1の画像処理装置(制御装置)において、前記指示部は、前記原稿エリア情報にて示されるエリアが前記読取エリアからはみ出ている状態であり、且つ、設定可能な読取エリアのうちで最も広いエリアである最大読取エリアから前記原稿エリア情報にて示されるエリアがはみ出ていない状態である場合のみ、前記再読取エリアを設定し、前記画像読取装置に再読取エリアを読み取らせる構成になっている。これにより、無駄な処理が行われることを抑制できる。
なお、実施の形態1の画像処理装置(制御装置)を有する画像読取装置、および、前記画像処理装置と前記画像読取装置とを有する画像形成装置も、本発明の範疇にはいる。さらに、実施形態1は、原稿台に載置されている原稿のサイズに応じて設定された読取エリアを読み取って前記原稿の画像を示した画像データを生成する画像読取装置を制御する方法において、前記画像読取装置を制御するコンピュータ(画像処理装置)が、前記画像データを参照して、前記原稿台における前記原稿の載置されているエリアを示す原稿エリア情報を出力する工程と、前記原稿エリア情報にて示されるエリアが前記読取エリアからはみ出ている場合、前記原稿エリア情報にて示されるエリアの全域が含まれる再読取エリアを設定し、前記画像読取装置に再読取エリアを読み取らせる工程とを実行するものである。
また、実施の形態1では、前記原稿の載置されているエリアを必要エリアとし、前記必要エリアが前記読取エリアからはみ出ていると判定部に判定された場合、前記画像データに基づいて、前記必要エリアの全域が含まれるような再読取エリアを設定するようになっているが、実施の形態2のように、原稿上に示されている画像部分を必要エリアとしてもよい。
また、画像処理装置(制御装置)に含まれる各部をコンピュータで実現してもよく、この場合、コンピュータを前記制御装置に含まれる各部として機能させる制御プログラム、該制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の実施の形態の範疇にはいる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した実施形態において開示された各技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、複合機、複写機、スキャナ専用機、ファクシミリ装置、これらを制御する制御装置に好適である。
1 画像読取装置
3 画像処理装置(制御装置)
10 画像形成装置
11 画像入力装置(画像読取装置)
12 画像処理装置(制御装置)
13 画像出力装置
100 画像処理装置(制御装置)
101 原稿検出部
102 指示部
103 傾き検出部
104 傾き補正部
111 読取エリア
113 原稿台
114 再読取エリア
121 判定部
122 設定部
123 再読取指示部
124 補正指示部
150 画像読取装置

Claims (13)

  1. 原稿台に載置されている原稿のサイズに応じて設定された読取エリアを読み取って、原稿像を示した画像データを生成する画像読取装置を制御する制御装置であって、
    前記画像データに基づいて、前記原稿台上にて読み取られる必要のあるエリアである必要エリアが前記読取エリアからはみ出ているか否かを判定する判定部と、
    前記必要エリアが前記読取エリアからはみ出ていると判定部に判定された場合、前記画像データに基づいて、前記必要エリアの全域が含まれるような再読取エリアを設定する設定部と、
    前記設定部にて再読取エリアが設定されると、前記画像読取装置に再読取エリアを読み取らせる再読取指示部とを含むことを特徴とする制御装置。
  2. 前記必要エリアは、前記原稿台にて前記原稿が載置されているエリアであることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記画像データに基づき、前記原稿台に載置されている原稿の各頂点の位置を示す原稿エリア情報を検出する原稿検出部を有し、
    前記判定部は、前記原稿エリア情報を参照して、前記原稿の頂点が前記読取エリアからはみ出ているか否かを判定するものであり、
    前記設定部は、前記原稿エリア情報に示される全ての頂点が含まれるエリアを再読取エリアとして設定するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記原稿検出部は、
    前記画像データに示される原稿像の角部が4つの場合、各角部の座標値を前記原稿エリア情報として出力し、
    前記画像データに示される原稿像の角部が4つを超える場合、(a)前記画像データを参照して、前記原稿台上の原稿の各頂点のうちの前記読取エリア内の頂点の座標値を特定し、且つ、前記読取エリアの内外の境界線と前記原稿台上の原稿の辺との交点の座標値を特定し、(b)特定した各頂点および各交点の座標値から、前記原稿台上の原稿の各頂点のうちの前記読取エリア外の各頂点の座標値を推定演算し、(c)前記特定した頂点の座標値と前記推定演算にて得られた頂点の座標値とを前記原稿エリア情報として出力するようになっていることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記設定部は、前記原稿の載置されているエリアが前記読取エリアからはみ出ている状態であり、且つ、設定可能な読取エリアのうちで最も広いエリアである最大読取エリアからはみ出ていない状態である場合のみ、前記再読取エリアを設定するようになっていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記必要エリアは、前記原稿台に載置されている前記原稿に示されている画像部分であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  7. 前記判定部は、
    前記画像データに基づいて、前記画像データに示されている前記画像部分の分布を示した分布情報を生成し、
    前記分布情報に基づいて、前記画像データに示されている前記画像部分のうちの主走査方向の一端部と他端部と、前記画像データに示されている前記画像部分のうちの副走査方向の一端部と他端部とを特定し、
    特定した各端部のうち、前記読取エリアの内外の境界線からの最短距離が閾値以下の端部がある場合、前記画像部分が前記読取エリアからはみ出ていると判定し、
    特定した各端部のうち、前記境界線との最短距離が閾値以下の端部が無い場合、前記画像部分が前記読取エリアからはみ出ていないと判定することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記設定部は、
    前記分布情報を参照して、前記原稿に示されている画像部分の外接矩形の各頂点のうちの前記読取エリア内の頂点と、前記境界線と前記外接矩形との交点とを特定し、
    特定した各頂点および各交点の座標値から、前記外接矩形の各頂点のうちの前記読取エリア外の各頂点の座標値を推定演算し、
    前記外接矩形の全ての頂点が含まれるエリアを前記再読取エリアとして設定するようになっていることを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置を有することを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置と、前記画像読取装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 原稿台に載置されている原稿のサイズに応じて設定された読取エリアを読み取って、原稿像を示した画像データを生成する画像読取装置を制御する制御方法であって、
    前記画像読取装置を制御するコンピュータが、
    前記画像データに基づいて、前記原稿台上にて読み取られる必要のあるエリアである必要エリアが前記読取エリアからはみ出ているか否かを判定する工程と、
    前記必要エリアが前記読取エリアからはみ出ていると判定された場合、前記画像データに基づいて、前記必要エリアの全域が含まれるような再読取エリアを設定する工程と、
    前記再読取エリアが設定されると、前記画像読取装置に再読取エリアを読み取らせる工程とを実行することを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置の各部として機能させる制御プログラム。
  13. 請求項12に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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