JP2010109547A - 画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】設置台106上の所定範囲についてプレスキャン動作を行ってプレスキャン画像を取得し、取得したプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、前記特殊原稿が存在する場合、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる。
【選択図】図8
Description
これにより、原稿の一部が取得した読取範囲から外れて設置されている原稿についても、当該原稿の全ての領域の画像データを取得することができる。また、当該原稿の全ての領域の本スキャン画像を記憶(取得)したときに本スキャン動作を終了させるので、本スキャン動作に必要な時間を短縮することができる。
これにより、読み取りを意図していない原稿の画像データの取得を防止することができる。
これにより、原稿の一部が取得した読取範囲から外れて設置されている原稿についても、当該原稿の全ての領域の画像データを取得することができる。また、当該原稿の全ての領域の本スキャン画像を記憶(取得)したときに本スキャン動作を終了させるので、本スキャン動作に必要な時間を短縮することができる。
これにより、原稿の一部が取得した読取範囲から外れて設置されている原稿についても、当該原稿の全ての領域の画像データを取得することができる。また、当該原稿の全ての領域の本スキャン画像を記憶(取得)したときに本スキャン動作を終了させるので、本スキャン動作に必要な時間を短縮することができる。
なお、本実施形態の画像読取装置が、コピー装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置等に適用可能であることはいうまでもない。
図4に示すように、画像読取装置100は、合成樹脂製の本体ケース(ハウジング)101によって形成されている。画像読取装置100の前面には、給紙カセット(トレイ)102が挿抜可能に形成されている。給紙カセット102の上側には、排紙部103が配置されている。
画像読取装置100の上側には、設置台(フラットベット)106が設けられている。設置台106には、原稿が配置される。設置台106は、光透過可能な材質(例えば、ガラス)で構成されている。
画像読取装置100の上側には、カバー部107が設けられている。カバー部107は、開閉可能に構成され、原稿の読み取り時には閉状態となる。
キャリッジ108から照射された光は、設置台106を透過して原稿に対して照射され、その反射光は、設置台106を透過して撮像素子(例えば、CCD)で読み取られる。
なお、撮像機構は、キャリッジ108の内部に設けてもよく、キャリッジ108の外部に設けてもよい。
さらに、本実施形態において、CIS(Contact Image Sensor)方式の主走査方向に1ラインの画像読取センサと、そのセンサを副走査方向に移動させるモータとを組み合わせたCISキャリッジを用いてもよい。
画像読取装置100の内部には、紙送り機構が設けられている。紙送り機構は、印刷済みの記録媒体を、撮像機構から見た主走査方向(図4におけるY方向)に搬送することができる。
以下、画像読取装置100の制御装置について説明する。図5は、制御装置のブロック図である。図5に示すように、制御装置には、CPU121、ROM122、RAM123、入出力I/F124、通信I/F125が設けられている。また、それぞれの要素は、信号線によって互いに接続され、種々のデータが送受信される。
ROM122には、上記プログラム及び各種テーブルが記憶されている。ROM122として、フラッシュメモリを用いてもよい。
RAM123には、CPU121によるプログラムの実行の際に、種々のデータの読み込み/書き込みが行われる。また、RAM123には、撮像機構が撮像した画像信号(後述のプレスキャン画像、本スキャン画像)が記憶される。
S11において、プレスキャン動作指示を出力する。キャリッジ108は、設置台106上の原稿に対して光を照射しつつ、副走査方向にA5サイズの長さだけ移動する。また、原稿からの反射光は、光電変換されてRAM123に記憶される。
すなわち、プレスキャン動作指示が出力されることにより、プレスキャン領域の画像信号が、プレスキャン画像としてRAM123に記憶される。
図9に示すように、頂点311〜314及び頂点321〜324のいずれもがプレスキャン画像の境界にないので、S13の判断は「YES」となる。
S14において、本スキャン範囲を決定する。本スキャン範囲の主走査方向長さは、キャリッジ108における主走査方向の最大読取幅(光を照射できる最大幅)である。また、副走査方向読取開始位置(本スキャン範囲の始点、以下、単に「読取開始位置」という。)は、設置台106の原点位置に最も近い頂点(図9の頂点311及び頂点314)の位置となる。副走査方向読取終了位置(本スキャン範囲の終点、以下、単に「読取終了位置」という。)は、設置台106の原点位置から最も遠い頂点(図9の頂点322及び頂点323)の位置となる。
図10は、読取開始位置と読取終了位置を示している。
S16において、本スキャン動作指示を出力する。
ここで、S16からS17に移行したときに、キャリッジ108は、S17の処理により上述した読取開始位置に移動することになる。
S18において、主走査方向1ライン分の画像データを取得し、RAM123に記憶する。
これにより、キャリッジ108が読取終了位置に到達するまでの間、S17及びS18の処理が繰り返されるため、主走査方向の1ライン分の画像データを順次取得し、RAM123に記憶する。
S31において、読取開始位置を決定する。読取開始位置(本スキャン範囲の始点)は、設置台106の原点位置に最も近い頂点(図11の頂点331及び頂点334)の位置となる。また、読取終了位置(本スキャン範囲の終点)は決定されない。
図13は、読取開始位置を示している。
S33において、本スキャン開始指示を出力する。
ここで、S33からS34に移行したときに、キャリッジ108は、S34の処理により上述した読取開始位置に移動することになる。
S35において、主走査方向1ライン分の画像データを取得し、RAM123に記憶する。
例えば、「S35で取得した1ライン分の画像(以下、「(N+1)ライン目の画像」とする。)」と「Nライン目の画像」との輝度値の差分値が、所定値以上となっている場合に、Nライン目を読取終了位置とすることができる。なお、(N+1)ライン目の画像は、本スキャン画像から除外される。
また、1ライン分の画像を読み取るごとに、当該ライン目までの本スキャン画像に含まれる領域の副走査方向の頂点位置(以下、単に「頂点位置」という。)を検出し、「(N+1)ライン目までの本スキャン画像に含まれる領域の頂点位置」と「Nライン目までの本スキャン画像に含まれる領域の頂点位置」とが同じである場合に、Nライン目を読取終了位置とすることができる。なお、(N+1)ライン目の画像は、本スキャン画像から除外される。
図14は、本スキャン画像と領域の頂点位置との関係を示した図である。
図14(A)は、Xライン目までの本スキャン画像601に含まれる領域の頂点位置が「X」であることを示している。
図14(B)は、(X+1)ライン目までの本スキャン画像602に含まれる領域の頂点位置が「X+1」であることを示している。
図14(A)及び(B)に示されるように、頂点位置が「X」から「X+1」に変化しているので、Xライン目は読取終了位置ではない。
図14(D)は、(Y+1)ライン目までの本スキャン画像604に含まれる領域の頂点位置が「Y+1」であることを示している。
図14(C)及び(D)に示されるように、頂点位置は同じ「Y」であるので、Yライン目が読取終了位置となる。
(1)本スキャン画像データから、直線で構成されるエッジ(輪郭線)画像データを作成
(2)前記直線が交わる点の座標位置を、頂点位置として検出
キャリッジ108が読取終了位置に到達していないと判断した場合は(S36:NO)、S34に戻る。
これにより、キャリッジ108が読取終了位置に到達するまでの間、S34及びS35の処理が繰り返されるため、主走査方向の1ライン部の画像データを順次取得し、RAM123に記憶する。
図15は、本スキャン動作が終了する副走査方向読取終了位置を示している。
図16は、本スキャン画像402と、その画像に含まれる領域430〜領域460、頂点331〜334、頂点341、442、443、344、及び頂点351、352、453、454を示している。なお、図11のプレスキャン画像302の頂点と同じ位置の頂点には、同じ符号を用いている。
S37で頂点を決定したあと、S21(図8)に移行する。
例えば、本スキャン画像402(図16参照)について、本スキャン画像402から領域460を除去した画像を出力画像とすることができる。
また、本スキャン画像402から領域430、領域440、領域450をそれぞれ切り出した画像を出力画像としてもよい。
また、RAM123の所定領域に記憶された場合は、当該記憶された出力画像は、他の処理(例えば、文字認識処理)の対象とすることができる。
これにより、原稿の一部が読取範囲(プレスキャン領域)から外れていた場合であっても、当該原稿の全ての領域を読み取るように適切な範囲で本スキャン動作が行われるので、ユーザが所望する画像データを取得することができる。
また、本スキャン動作は、上記領域の一部が読み取られなかった原稿が全て読み取られた時点で終了するので、本スキャン動作に必要な時間を短縮することができる。
106 設置台
108 キャリッジ
121 CPU
122 ROM
123 RAM
210〜260 原稿
301、302 プレスキャン画像
402 本スキャン画像
Claims (7)
- 光透過可能なフラットベットの一方の面に設置された原稿に対して、該フラットベットの反対の面から前記原稿に対して主走査方向に光を照射し、かつ、前記原稿の副走査方向に移動可能なキャリッジと、
前記原稿の主走査方向の反射光を画像信号に変換する画像読取手段と、
前記画像信号を記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段の画像信号を処理する画像処理手段と、
プレスキャン動作及び本スキャン動作を制御する制御手段と、
前記原稿の読取範囲を取得する領域取得手段と、を有する画像読取装置において、
前記画像処理手段は、前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、
前記特殊原稿が存在する場合、
前記画像処理手段は、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、
前記制御手段は、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 前記画像処理手段は、前記本スキャン動作終了後に、本スキャン画像に含まれる原稿の原稿位置を特定する、
ことを特徴とする請求項1の画像読取装置。 - 前記画像処理手段は、前記プレスキャン動作で読み取られず、かつ前記本スキャン動作で読み取られた原稿については、当該原稿の原稿位置を特定しない、
ことを特徴とする請求項2の画像読取装置。 - 前記画像処理手段は、前記特定した原稿位置に基いて、前記本スキャン画像から出力画像を生成する、
ことを特徴とする請求項2または請求項3の画像読取装置。 - 前記画像処理手段は、前記特定した原稿位置に基いて、前記本スキャン画像から所定の画像を切り出す、
ことを特徴とする請求項2または請求項3の画像読取装置。 - 光透過可能なフラットベットに設置された原稿を読み取る画像読取方法であって、
前記原稿の読取範囲を取得し、
前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、
前記特殊原稿が存在する場合、
本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、
前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる、
ことを特徴とする画像読取方法。 - 光透過可能なフラットベットに設置された原稿を読み取る画像読取方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記原稿の読取範囲を取得するステップ、
前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断するステップ、
前記特殊原稿が存在する場合、
本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断するステップ、
前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させるステップ、
を実行させるための画像読取プログラム。
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2008
- 2008-10-29 JP JP2008278096A patent/JP5029569B2/ja active Active
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