JP2010109547A - 画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切な読取範囲で本スキャン動作を行うことができる画像読取装置等の提供。
【解決手段】設置台106上の所定範囲についてプレスキャン動作を行ってプレスキャン画像を取得し、取得したプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、前記特殊原稿が存在する場合、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、適切な読取範囲で本スキャン動作を行うことができる画像読取装置等に関するものである。
従来、原稿読み取りに関する技術が種々提案されている。例えば、下記特許文献1では、原稿台に載置された原稿のサイズ等の情報を検出し、当該情報に基いて原稿の画像をデータ化する技術が開示されている。
特開2005−217509号公報
上記特許文献1に開示される構成(例えば、当該文献図2の構成)においては、原稿に対し下から光を照射するため、原稿台(フラットベット)は透明な材質とする必要がある。そのため、原稿の読取範囲については、図1記載のように原稿台に直接示すことはできず、図2記載のように原稿台の枠に設けられた所定のマークによって示すことになる。
ユーザは、上記マークを視認することにより、読取範囲を把握することができるものの、図3記載のように、原稿の一部が読取範囲(例えば、A5サイズ)から外れることがある。したがって、図3記載の状態(A5が読取範囲と指定されている状態)で画像読取動作(本スキャン動作)を行ったとしても、前記原稿の一部を読み取ることができないため、ユーザが所望する画像データを取得することができない。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、本スキャン領域を適切に設定することができる画像読取装置等に関するものである。
本発明の一側面である請求項1に係る発明は、画像読取装置であって、光透過可能なフラットベットの一方の面に設置された原稿に対して、該フラットベットの反対の面から前記原稿に対して主走査方向に光を照射し、かつ、前記原稿の副走査方向に移動可能なキャリッジと、前記原稿の主走査方向の反射光を画像信号に変換する画像読取手段と、前記画像信号を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段の画像信号を処理する画像処理手段と、プレスキャン動作及び本スキャン動作を制御する制御手段と、前記原稿の読取範囲を取得する領域取得手段と、を有する。そして、前記画像処理手段は、前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、前記特殊原稿が存在する場合、前記画像処理手段は、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、前記制御手段は、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させることを特徴とする。
上記画像読取装置によれば、取得した読取範囲におけるプレスキャン画像に基いて画像処理の結果、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在すると判断された場合に、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる。
これにより、原稿の一部が取得した読取範囲から外れて設置されている原稿についても、当該原稿の全ての領域の画像データを取得することができる。また、当該原稿の全ての領域の本スキャン画像を記憶(取得)したときに本スキャン動作を終了させるので、本スキャン動作に必要な時間を短縮することができる。
本発明の一側面である請求項2に係る発明は、請求項1の画像読取装置であって、前記画像処理手段は、前記本スキャン動作終了後に、本スキャン画像に含まれる原稿の原稿位置を特定することを特徴とする。
上記画像読取装置によれば、本スキャン動作終了後に、本スキャン画像に含まれる原稿の原稿位置を特定するので、特定した画像の位置を用いて種々の画像処理を行うことができる。
本発明の一側面である請求項3に係る発明は、請求項2の画像読取装置であって、 前記画像処理手段は、前記プレスキャン動作で読み取られず、かつ前記本スキャン動作で読み取られた原稿については、当該原稿の原稿位置を特定しないことを特徴とする。
上記画像読取装置によれば、プレスキャン動作で読み取られず、かつ前記本スキャン動作で読み取られた原稿については、当該原稿の原稿位置は特定しない。
これにより、読み取りを意図していない原稿の画像データの取得を防止することができる。
本発明の一側面である請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3の画像読取装置であって、前記画像処理手段は、前記特定した原稿位置に基いて、前記本スキャン画像から出力画像を生成することを特徴とする。
上記画像読取装置によれば、特定した原稿位置に基いて、前記本スキャン画像から出力画像を生成することができる。
本発明の一側面である請求項5に係る発明は、請求項2または請求項3の画像読取装置であって、前記画像処理手段は、前記特定した原稿位置に基いて、前記本スキャン画像から所定の画像を切り出すことを特徴とする。
上記画像読取装置によれば、特定した原稿位置に基いて、前記本スキャン画像から所定の画像を切り出すことができる。
本発明の一側面である請求項6に係る発明は、光透過可能なフラットベットに設置された原稿を読み取る画像読取方法であって、前記原稿の読取範囲を取得し、前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、前記特殊原稿が存在する場合、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させることを特徴とする。
上記画像読取方法によれば、取得した読取範囲におけるプレスキャン画像に基いて画像処理の結果、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在すると判断された場合に、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる。
これにより、原稿の一部が取得した読取範囲から外れて設置されている原稿についても、当該原稿の全ての領域の画像データを取得することができる。また、当該原稿の全ての領域の本スキャン画像を記憶(取得)したときに本スキャン動作を終了させるので、本スキャン動作に必要な時間を短縮することができる。
本発明の一側面である請求項7に係る発明は、光透過可能なフラットベットに設置された原稿を読み取る画像読取方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、前記原稿の読取範囲を取得するステップ、前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断するステップ、前記特殊原稿が存在する場合、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断するステップ、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させるステップ、を実行させることを特徴とする。
上記画像読取プログラムによれば、取得した読取範囲におけるプレスキャン画像に基いて画像処理の結果、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在すると判断された場合に、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる。
これにより、原稿の一部が取得した読取範囲から外れて設置されている原稿についても、当該原稿の全ての領域の画像データを取得することができる。また、当該原稿の全ての領域の本スキャン画像を記憶(取得)したときに本スキャン動作を終了させるので、本スキャン動作に必要な時間を短縮することができる。
本発明によれば、適切な読取範囲で本スキャン動作を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態である画像読取装置について図面を参照しつつ説明する。以下の説明においては、当該画像読取装置を、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能及びコードレス電話機能を備えた複合機(MFP)として実現した形態について説明する。
なお、本実施形態の画像読取装置が、コピー装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置等に適用可能であることはいうまでもない。
まず、画像読取装置100の概略構成について説明する。図4は、画像読取装置100の外観斜視図である。
図4に示すように、画像読取装置100は、合成樹脂製の本体ケース(ハウジング)101によって形成されている。画像読取装置100の前面には、給紙カセット(トレイ)102が挿抜可能に形成されている。給紙カセット102の上側には、排紙部103が配置されている。
画像読取装置100の前面には、スロット部104が配置されている。スロット部104にメモリカード等の各種記憶媒体が装填され、当該記憶媒体に記憶された画像データ等を印刷することができる。
画像読取装置100の上側には、各種操作ボタンや液晶表示部等を備えた操作パネル部105が設けられている。
画像読取装置100の上側には、設置台(フラットベット)106が設けられている。設置台106には、原稿が配置される。設置台106は、光透過可能な材質(例えば、ガラス)で構成されている。
画像読取装置100の上側には、カバー部107が設けられている。カバー部107は、開閉可能に構成され、原稿の読み取り時には閉状態となる。
画像読取装置100の内部には、原稿に光を照射するための光源を有するキャリッジ108と、原稿の反射光を撮像する撮像素子を有する撮像機構とが設けられている。
キャリッジ108から照射された光は、設置台106を透過して原稿に対して照射され、その反射光は、設置台106を透過して撮像素子(例えば、CCD)で読み取られる。
なお、撮像機構は、キャリッジ108の内部に設けてもよく、キャリッジ108の外部に設けてもよい。
さらに、本実施形態において、CIS(Contact Image Sensor)方式の主走査方向に1ラインの画像読取センサと、そのセンサを副走査方向に移動させるモータとを組み合わせたCISキャリッジを用いてもよい。
キャリッジ108は、駆動モータ(図示せず)によって駆動する駆動ベルト(図示せず)によって、副走査方向(図4におけるX方向)の位置制御が行われる。以下、駆動モータ及び駆動ベルトを総称して駆動機構という。
本実施形態では、設置台106の上に原稿を設置し、設置台106の下から原稿に照射する構成であるが、設置台106の下に原稿を設置し、設置台106の上から原稿に照射する構成としてもよい。
画像読取装置100の内部には、印字機構が設けられている。印字機構は、給紙カセット102にセットされている被印刷媒体に、撮像機構で読み取った原稿、記憶媒体の画像データ、または通信I/Fを介してコンピュータ(PC)から受信した画像データ等の所定のデータを印刷する。
画像読取装置100の内部には、紙送り機構が設けられている。紙送り機構は、印刷済みの記録媒体を、撮像機構から見た主走査方向(図4におけるY方向)に搬送することができる。
なお、撮像機構、印字機構、及び紙送り機構それぞれの構成・動作については、公知であるので、詳細な説明は省略する。
画像読取装置100の内部には、制御装置が設けられている。
以下、画像読取装置100の制御装置について説明する。図5は、制御装置のブロック図である。図5に示すように、制御装置には、CPU121、ROM122、RAM123、入出力I/F124、通信I/F125が設けられている。また、それぞれの要素は、信号線によって互いに接続され、種々のデータが送受信される。
CPU121は、画像読取装置100全体を制御する。また、本発明を実現するためのプログラム(後述の原稿読取処理プログラム)を実行する。
ROM122には、上記プログラム及び各種テーブルが記憶されている。ROM122として、フラッシュメモリを用いてもよい。
RAM123には、CPU121によるプログラムの実行の際に、種々のデータの読み込み/書き込みが行われる。また、RAM123には、撮像機構が撮像した画像信号(後述のプレスキャン画像、本スキャン画像)が記憶される。
入出力I/F124には、種々の機器(操作パネル部105、キャリッジ108、駆動機構、撮像機構、印字機構、紙送り機構等)が接続されており、接続されている機器との間で、種々のデータが送受信される。
なお、図5に示す内部構成は、単なる一例であり、本発明は、この内部構成を有するものに限定されないことはいうまでもない。
次に、原稿読取処理について説明する。原稿読取処理は、設置台106の上に、1または複数の原稿が設置され、カバー部107が閉じられ、プレスキャン領域が指定され、操作パネル部105の所定のボタン(スタートボタン等)が押下されることにより、実行が開始される。なお、操作パネル部105の操作に代えて、接続されるコンピュータ等からの指示信号に基いて、原稿読取処理の実行を開始してもよい。また、以下の説明では、プレスキャン領域としてA5サイズが指定されたとする。
図6は、設置台106に、原稿210、原稿220が設置されている様子であり、原稿210及び原稿220が、プレスキャン領域であるA5サイズの範囲内(点線で示している)に収まっている様子を示している。
図7は、設置台106に、原稿230〜原稿260が設置されている様子であり、原稿230はプレスキャン領域(点線で示している)に収まっており、原稿240及び原稿250の一部はプレスキャン領域に収まっておらず、原稿260はプレスキャン領域に入っていない様子を示している。
図8は、原稿読取処理のフローチャートである。
S11において、プレスキャン動作指示を出力する。キャリッジ108は、設置台106上の原稿に対して光を照射しつつ、副走査方向にA5サイズの長さだけ移動する。また、原稿からの反射光は、光電変換されてRAM123に記憶される。
すなわち、プレスキャン動作指示が出力されることにより、プレスキャン領域の画像信号が、プレスキャン画像としてRAM123に記憶される。
S12において、S11で取得したプレスキャン画像から原稿の領域を抽出し、抽出した領域の頂点を検出する。原稿の領域の抽出方法、及び、頂点の検出方法として公知の種々の技術を用いることができる。
S13において、S11で読み取られた全ての原稿がプレスキャン領域に収まっているか否かを判断する。S12で検出した全ての頂点が、プレスキャン画像(S11で取得した画像)の境界に存在しないと判断した場合に、読み取られた全ての原稿がプレスキャン領域に収まっていると判断される。
図9は、プレスキャン画像301と、その画像に含まれる領域310と領域320、頂点311〜頂点314、及び頂点321〜頂点324を示している。ここで、領域310は図6の原稿210に対応し、領域320は図6の原稿220に対応している。また、設置台106の領域を点線で示している。
図9に示すように、頂点311〜314及び頂点321〜324のいずれもがプレスキャン画像の境界にないので、S13の判断は「YES」となる。
全ての原稿がプレスキャン領域に収まっていると判断した場合は(S13:YES)、S14に移行する。
S14において、本スキャン範囲を決定する。本スキャン範囲の主走査方向長さは、キャリッジ108における主走査方向の最大読取幅(光を照射できる最大幅)である。また、副走査方向読取開始位置(本スキャン範囲の始点、以下、単に「読取開始位置」という。)は、設置台106の原点位置に最も近い頂点(図9の頂点311及び頂点314)の位置となる。副走査方向読取終了位置(本スキャン範囲の終点、以下、単に「読取終了位置」という。)は、設置台106の原点位置から最も遠い頂点(図9の頂点322及び頂点323)の位置となる。
図10は、読取開始位置と読取終了位置を示している。
S15において、キャリッジ移動指示を出力する。キャリッジ108は、本スキャン動作の初期位置に移動する。この初期位置は、上述した読取開始位置よりも1ライン分だけ逆方向に移動した位置である。
S16において、本スキャン動作指示を出力する。
S17において、キャリッジ移動指示を出力する。キャリッジ108は、1ライン分だけ正方向に移動する。
ここで、S16からS17に移行したときに、キャリッジ108は、S17の処理により上述した読取開始位置に移動することになる。
S18において、主走査方向1ライン分の画像データを取得し、RAM123に記憶する。
S19において、キャリッジ108が、読取終了位置に到達したか否かを判断する。キャリッジ108が読取終了位置に到達していないと判断した場合は(S19:NO)、S17に戻る。
これにより、キャリッジ108が読取終了位置に到達するまでの間、S17及びS18の処理が繰り返されるため、主走査方向の1ライン分の画像データを順次取得し、RAM123に記憶する。
S19において、キャリッジ108が読取終了位置に到達したと判断した場合は(S19:YES)、本スキャン画像がRAM123に記憶されたので、S21に移行する。
一方、S13において、プレスキャン領域に収まっていない原稿が存在すると判断した場合は(S13:NO)、S20(サブ処理)に移行する。
図11は、プレスキャン画像302と、その画像に含まれる領域330〜領域350、頂点331〜頂点334、頂点341〜頂点344、及び頂点351〜頂点354を示している。ここで、領域330は、図7の原稿230に対応し、領域340は、図7の原稿240の一部に対応し、領域350は、図7の原稿250の一部に対応する。また、プレスキャン画像には、原稿260に対応する領域は含まれていない。また、設置台106の領域と各原稿の読み取られなかった領域を点線で示している。
図11に示すように、領域340の頂点342と頂点343、及び、領域350の頂点353と頂点354が、プレスキャン画像の境界(プレスキャン画像の端部)に存在するので、S13の判断は「NO」となる。
次に、サブ処理について説明する。図12は、サブ処理のフローチャートである。
S31において、読取開始位置を決定する。読取開始位置(本スキャン範囲の始点)は、設置台106の原点位置に最も近い頂点(図11の頂点331及び頂点334)の位置となる。また、読取終了位置(本スキャン範囲の終点)は決定されない。
図13は、読取開始位置を示している。
S32において、キャリッジ移動指示を出力する。キャリッジ108は、本スキャン動作の初期位置に移動する。この初期位置は、上述した読取開始位置よりも1ライン分だけ逆方向に移動した位置である。
S33において、本スキャン開始指示を出力する。
S34において、キャリッジ移動指示を出力する。キャリッジ108は、1ライン分だけ正方向に移動する。
ここで、S33からS34に移行したときに、キャリッジ108は、S34の処理により上述した読取開始位置に移動することになる。
S35において、主走査方向1ライン分の画像データを取得し、RAM123に記憶する。
S36において、キャリッジ108が読取終了位置に到達したか否かを判断する。この判断は、S11のプレスキャン動作によって読み取られた原稿(図7の原稿230〜250)の全ての領域が読み取られた時点で、「YES」となる。
ここで、読取終了位置の決定方法について説明する。なお、以下に示す決定方法は単なる例示にすぎず、他の方法を用いてもよい。
(方法1)
例えば、「S35で取得した1ライン分の画像(以下、「(N+1)ライン目の画像」とする。)」と「Nライン目の画像」との輝度値の差分値が、所定値以上となっている場合に、Nライン目を読取終了位置とすることができる。なお、(N+1)ライン目の画像は、本スキャン画像から除外される。
(方法2)
また、1ライン分の画像を読み取るごとに、当該ライン目までの本スキャン画像に含まれる領域の副走査方向の頂点位置(以下、単に「頂点位置」という。)を検出し、「(N+1)ライン目までの本スキャン画像に含まれる領域の頂点位置」と「Nライン目までの本スキャン画像に含まれる領域の頂点位置」とが同じである場合に、Nライン目を読取終了位置とすることができる。なお、(N+1)ライン目の画像は、本スキャン画像から除外される。
上記方法2について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図14は、本スキャン画像と領域の頂点位置との関係を示した図である。
図14(A)は、Xライン目までの本スキャン画像601に含まれる領域の頂点位置が「X」であることを示している。
図14(B)は、(X+1)ライン目までの本スキャン画像602に含まれる領域の頂点位置が「X+1」であることを示している。
図14(A)及び(B)に示されるように、頂点位置が「X」から「X+1」に変化しているので、Xライン目は読取終了位置ではない。
図14(C)は、Yライン目までの本スキャン画像603に含まれる領域の頂点位置が「Y」であることを示している。
図14(D)は、(Y+1)ライン目までの本スキャン画像604に含まれる領域の頂点位置が「Y+1」であることを示している。
図14(C)及び(D)に示されるように、頂点位置は同じ「Y」であるので、Yライン目が読取終了位置となる。
なお、所定ライン目までの本スキャン画像から頂点位置を検出する方法は、例えば、以下のとおりである。
(1)本スキャン画像データから、直線で構成されるエッジ(輪郭線)画像データを作成
(2)前記直線が交わる点の座標位置を、頂点位置として検出
説明を図12に戻す。
キャリッジ108が読取終了位置に到達していないと判断した場合は(S36:NO)、S34に戻る。
これにより、キャリッジ108が読取終了位置に到達するまでの間、S34及びS35の処理が繰り返されるため、主走査方向の1ライン部の画像データを順次取得し、RAM123に記憶する。
S36において、キャリッジ108が読取終了位置に到達したと判断した場合は(S36:YES)、本スキャン画像がRAM123に記憶されたので、S37に移行する。
図15は、本スキャン動作が終了する副走査方向読取終了位置を示している。
S37において、本スキャン画像に基いて、プレスキャン画像に含まれていた原稿領域の新たな頂点を決定する。
図16は、本スキャン画像402と、その画像に含まれる領域430〜領域460、頂点331〜334、頂点341、442、443、344、及び頂点351、352、453、454を示している。なお、図11のプレスキャン画像302の頂点と同じ位置の頂点には、同じ符号を用いている。
図16に示すように、頂点442、頂点443、頂点453、頂点454が新たに決定されている。また、領域460は、プレスキャン画像302に含まれていなかった領域であるから、頂点は検出されていない。
S37で頂点を決定したあと、S21(図8)に移行する。
S21において、検出した頂点に基いて、本プレスキャン画像から出力画像を生成し、生成した出力画像を所定の出力先に出力する。
例えば、本スキャン画像402(図16参照)について、本スキャン画像402から領域460を除去した画像を出力画像とすることができる。
また、本スキャン画像402から領域430、領域440、領域450をそれぞれ切り出した画像を出力画像としてもよい。
出力画像の出力先は、RAM123の所定領域、所定の表示画面、スロット部104に装填された記憶媒体等、適宜設定可能である。
また、RAM123の所定領域に記憶された場合は、当該記憶された出力画像は、他の処理(例えば、文字認識処理)の対象とすることができる。
以上説明した本発明の実施形態によれば、設置台106上の所定範囲についてプレスキャン動作を行ってプレスキャン画像を取得し、取得したプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、前記特殊原稿が存在する場合、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる。
これにより、原稿の一部が読取範囲(プレスキャン領域)から外れていた場合であっても、当該原稿の全ての領域を読み取るように適切な範囲で本スキャン動作が行われるので、ユーザが所望する画像データを取得することができる。
また、本スキャン動作は、上記領域の一部が読み取られなかった原稿が全て読み取られた時点で終了するので、本スキャン動作に必要な時間を短縮することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはいうまでもない。
また、上述したフローチャートは単なる一例であり、該フローチャートの処理と同等の結果を得ることできるものであれば、他のフローチャートによって原稿読取処理を実現してもよい。
また、上述した画像読取装置に係る方法、該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、該プログラムを記憶した記憶媒体等としても本発明は実現可能である。
画像読取装置の原稿台を示した図である。 画像読取装置の原稿台を示した図である。 画像読取装置の原稿台に原稿が設置されている様子を示した図である。 本発明の一実施形態における画像読取装置の外観斜視図である。 本発明の一実施形態における画像読取装置の制御装置のブロック図である。 本発明の一実施形態において、設置台に原稿が設置されている様子を示した図である。 本発明の一実施形態において、設置台に原稿が設置されている様子を示した図である。 本発明の一実施形態における原稿読取処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるプレスキャン画像の内容を示した図である。 本発明の一実施形態における副走査方向読取開始位置及び副走査方向読取終了位置を示した図である。 本発明の一実施形態におけるプレスキャン画像の内容を示した図である。 本発明の一実施形態におけるサブ処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態における副走査方向読取開始位置を示した図である。 本発明の一実施形態における本スキャン画像と領域の頂点位置との関係を示した図である。 本発明の一実施形態における副走査方向読取終了位置を示した図である。 本発明の一実施形態における本スキャン画像の内容を示した図である。
符号の説明
100 画像読取装置
106 設置台
108 キャリッジ
121 CPU
122 ROM
123 RAM
210〜260 原稿
301、302 プレスキャン画像
402 本スキャン画像

Claims (7)

  1. 光透過可能なフラットベットの一方の面に設置された原稿に対して、該フラットベットの反対の面から前記原稿に対して主走査方向に光を照射し、かつ、前記原稿の副走査方向に移動可能なキャリッジと、
    前記原稿の主走査方向の反射光を画像信号に変換する画像読取手段と、
    前記画像信号を記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段の画像信号を処理する画像処理手段と、
    プレスキャン動作及び本スキャン動作を制御する制御手段と、
    前記原稿の読取範囲を取得する領域取得手段と、を有する画像読取装置において、
    前記画像処理手段は、前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、
    前記特殊原稿が存在する場合、
    前記画像処理手段は、本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、
    前記制御手段は、前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記本スキャン動作終了後に、本スキャン画像に含まれる原稿の原稿位置を特定する、
    ことを特徴とする請求項1の画像読取装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記プレスキャン動作で読み取られず、かつ前記本スキャン動作で読み取られた原稿については、当該原稿の原稿位置を特定しない、
    ことを特徴とする請求項2の画像読取装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記特定した原稿位置に基いて、前記本スキャン画像から出力画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3の画像読取装置。
  5. 前記画像処理手段は、前記特定した原稿位置に基いて、前記本スキャン画像から所定の画像を切り出す、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3の画像読取装置。
  6. 光透過可能なフラットベットに設置された原稿を読み取る画像読取方法であって、
    前記原稿の読取範囲を取得し、
    前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断し、
    前記特殊原稿が存在する場合、
    本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断し、
    前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させる、
    ことを特徴とする画像読取方法。
  7. 光透過可能なフラットベットに設置された原稿を読み取る画像読取方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記原稿の読取範囲を取得するステップ、
    前記取得した読取範囲のプレスキャン画像に基いて、原稿の一部が当該読取範囲から外れて設置されている特殊原稿が存在するか否かを判断するステップ、
    前記特殊原稿が存在する場合、
    本スキャン動作中に、前記特殊原稿の全領域を含む本スキャン画像が記憶されたか否かを判断するステップ、
    前記特殊原稿の全ての領域の本スキャン画像が記憶されたときに、前記本スキャン動作を終了させるステップ、
    を実行させるための画像読取プログラム。
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