JP4310925B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、コピー機、ファクシミリ装置、又はイメージスキャナ等において原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、原稿を走査してその画像データを取得する際に、まず、原稿を1回走査し、そこで得た画像データから原稿サイズ、画像の濃淡のピーク値、像域判定結果等の画像処理のためのパラメータを取得するプレスキャンを行なってから、再度原稿を走査してその画像データを取得する画像読取装置が知られている。このようなプレスキャンを行なうことにより、原稿全体における画像の特徴に基づいて最適な画像処理パラメータを決定することができるので、画像データの画質を向上させることができるという利点がある。
【0003】
しかしながら、このような従来の画像読取装置は、プレスキャン時と原稿読取り時の合計2回原稿を走査するために、当然ながら原稿の画像データを取得するための時間が長くかかるという問題があった。一方、プレスキャンを行なわない場合には、原稿を走査する回数が1回で済むために原稿の画像データを取得するための時間が短くなるが、原稿を走査しながら画像処理パラメータを取得していくこととなるため、原稿の画像の状態(例えば、副走査方向、すなわち走査キャリッジの動作方向に原稿の地色が大きく変化する状態等)によっては適切な画像処理を行なうことができない場合があるという問題があった。
【0004】
そこで、プレスキャンを行なうか否かを使用者が選択することができるようにするのが好ましいが、従来の装置では、そのような選択をすることができないという問題があった。また、このような問題を解決するために、別途プレスキャンの設定用の操作キーを設け、又は他の操作に使用するための操作キーをモード切換え等によりプレスキャンの設定用に共用し、それらの特別の操作キーを使用者が操作することによりプレスキャンを行なうか否かの設定を行なうようにすることも考えられるが、操作が煩雑になってしまうという問題がある。また、プレスキャンを行なうように設定されている場合において、プレスキャンを行なっている途中で使用者がプレスキャンを中止して即時に原稿読取りを行ないたいと考えた際に、それを中止する手段がなく、使用者はプレスキャンが終了するまで待つ必要があるという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、プレスキャンを行っている途中であっても使用者が即時にプレスキャンを中止して原稿読取りを行うことができる画像読取装置を提供することを技術課題とするものである。
【0006】
上記技術課題を解決するための具体的手段は、次のようなものである。すなわち、請求項1に記載する画像読取装置は、原稿を走査して画像処理パラメータを取得するプレスキャンと原稿を走査してその画像データを取得する原稿読取りとを行なう原稿走査部と、この原稿走査部を制御する制御部と、原稿の走査開始の指示を入力する操作入力部とを備えた画像読取装置において、前記制御部は、前記原稿走査部がプレスキャンを行っている間に前記操作入力部による走査開始の指示がされた場合には、プレスキャンを中断し、原稿読取りを開始するように制御することを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載する画像読取装置は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記制御部は、前記原稿走査部がプレスキャンを行っている間に前記操作入力部による走査開始の指示がされた場合には、その時点までに走査を終了したライン数が、プレスキャンのために定められている一定割合を越えているか否かを判断し、前記一定割合を越えている場合には、前記時点までのプレスキャンにより取得する画像処理パラメータに従って原稿読取りを行い、前記割合を越えていない場合には、プレスキャンを中断し、原稿読取りを行うように制御することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像読取装置をコピー・ファクシミリ複合機により具体化した場合の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るコピー・ファクシミリ複合機1の構成を示すブロック図である。この図に示すように、本実施形態に係るコピー・ファクシミリ複合機1は、本発明に係る画像読取装置を構成するものとして、原稿を走査して画像処理パラメータを取得するプレスキャンと原稿を走査してその画像データを取得する原稿読取りとを行なう原稿走査部2と、この原稿走査部2を制御する制御部3と、原稿の走査開始の指示を入力する操作入力部4とを備えている。
【0009】
原稿走査部2は、原稿読取り時に原稿を走査してその画像データを取得するとともにプレスキャン時に画像処理パラメータの基礎となるデータを取得するCCD(電荷結合素子)等のイメージセンサ5と、このイメージセンサ5により走査した原稿の多値の画像データを記憶する走査画像メモリ6と、走査した原稿の画像データについての画像処理パラメータを記憶するパラメータメモリ7と、イメージセンサ5により取得した画像データ及び画像処理パラメータの基礎となるデータを処理して走査画像メモリ6及びパラメータメモリ7に記憶させるとともに、走査画像メモリ6内に記憶された多値の画像データを読み出して二値化し、後述のバス15に出力する画像処理回路部8と、原稿の読取面からイメージセンサ5までの光学系を形成する走査キャリッジ9を動作させるモータ10と、イメージセンサ5による走査のために原稿の読取面に照射する光の光源11と、走査キャリッジ9がホーム位置にあるか否かを検出するホーム位置センサ12と、走査する原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出センサ13と、モータ10及び光源11の動作制御を行なう機構制御部14とを備えている。ここで、原稿サイズ検出センサ13は、走査する原稿が載置されるフラットベッドスキャナの原稿載置板等に沿って所定位置に配置されるセンサであり、A4、B5等の定型サイズの原稿サイズを検出することができる。
【0010】
プレスキャン時にイメージセンサ5により取得された画像処理パラメータの基礎となるデータは、プレスキャンにより得られた原稿の画像データそのものであり、この画像データを画像処理回路部8において一定の分析処理をすることにより、画像処理パラメータを得る。この画像処理回路部8において取得する画像処理パラメータとしては、具体的には、原稿サイズ、画像データの濃淡のピーク値、画像域の位置及び範囲、像域判定結果等が該当する。ここで、原稿サイズとは、プレスキャンにより取得した画像データから原稿の端縁の位置を検出することにより得られる実際の原稿サイズであって、例えば、新聞等の切り抜き等の不定型の原稿サイズも含まれる。画像データの濃淡のピーク値とは、取得した画像データの各画素の濃度値の最大値と最小値のことである。このような各画素の濃度値は例えば256階調に分けられた濃淡の数値情報等で表される。画像域とは、原稿全体の中における文字、図形、写真等の画像が現れている領域のことである。像域判定結果とは、プレスキャンにより取得した画像データを多数の領域に分割し、各領域内の画素の濃度値の分布を分析することにより、各領域内における画像の文字、写真、又は網点等の種別を判定した結果である。なお、ここで得られた画像処理パラメータは、パラメータメモリ7に記憶される。
【0011】
そして、原稿走査部2は、プレスキャンにより取得した画像処理パラメータに従って原稿読取りを行なうことにより、原稿画像の全体の特徴に合致する最適な画像処理を施した画像データを取得することができる。すなわち、原稿を走査する際には、画像処理パラメータの中の原稿サイズや画像域の位置及び範囲等に従って走査キャリッジ9の動作範囲を決定することにより、走査キャリッジ9の動作範囲を最小限に抑えて走査に要する時間を短縮することができるとともに、取得する画像データのデータ量を少なくすることができる。なお、走査キャリッジ9の動作範囲は、原稿サイズ検出センサ13の検出値によっても決定される。すなわち、走査キャリッジ9の動作範囲の決定は、原稿サイズが定型サイズの場合には原稿サイズ検出センサ13の検出値に従って行ない、原稿サイズが不定型サイズの場合にはプレスキャンにより得られた画像処理パラメータに含まれる原稿サイズや画像域の位置及び範囲等に従って行なう。
【0012】
また、原稿を走査した後は、画像処理パラメータの中の画像データの濃淡のピーク値や像域判定結果等に基づいて濃度補正のレベルや画像処理方式の選択(二値化処理、又はディザ処理もしくは誤差拡散処理等の擬似中間処理)等を行い、画像処理回路部8において取得した画像データの画像処理を行なうことにより再現性の高い画像データを取得することができる。
【0013】
制御部3は、コピー・ファクシミリ複合機1の各部とバス15により接続されており、原稿走査部2を含むコピー・ファクシミリ複合機1の各部の動作制御を行なう部分であって、データの演算及び加工や各部への命令信号の出力等を行なうCPU(中央処理装置)16と、このCPU16の動作に必要な制御プログラム等が記憶されたROM17と、CPU16の動作や処理に伴って得られたデータ等を一時的に記憶するためのRAM18と、所定の経過時間を計測するためのタイマー19とを有して構成されている。この制御部3の制御による原稿走査部2の動作については、後に詳述する。
【0014】
操作入力部4は、使用者が操作してコピー・ファクシミリ複合機1に対して各種動作の指示入力を行なうための部分であり、原稿の走査開始の指示を入力するスタートキー20を備えている。なお、図示していないが、操作入力部4は、スタートキー20以外にも、テンキーやファンクションキー等の指示入力に必要な各種入力キーを備えている。そして、使用者がスタートキー20を操作することにより、制御部3に対して走査開始を指示する信号が出力される。
【0015】
また、このコピー・ファクシミリ複合機1は、画像データのファクシミリ送受信のための通信制御手段であるモデム21及び網制御装置(NCU)22と、ファクシミリ送受信等のために原稿走査部2において取得した画像データの符号化及び復号を行なうコーデック(CODEC)23と、このコーデック23において符号化された画像データやファクシミリ受信した画像データを記憶しておく画像メモリ24と、液晶表示パネルやLED等を有し、制御部3からの信号及びデータに従って各種情報を表示する表示部25と、画像メモリ24に記憶された画像データを記録紙に記録するプリンタ26とを備えている。
【0016】
次に、本実施形態に係るコピー・ファクシミリ複合機1において原稿の画像を走査する際の動作について、図2、図3及び図4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、各図における丸で囲まれたA、B、C、Dの符号は、それぞれ別の図における同符号と連続するものとする。ここでは、操作入力部4のスタートキー20が所定時間内に2回連続してオンされた場合にはプレスキャンを行なった後で原稿読取りを行ない、スタートキー20が1回のみオンされた場合にはプレスキャンを行わずに原稿読取りを行なうように動作させるものとする。なお、これらのフローチャートに示す各部の動作は、ROM17に記憶されている制御プログラムに基づいてCPU16の制御の下に行なわれる。
【0017】
原稿の画像を走査する際には、まず、スタートキー20がオンされたか否かについて判断する(S1)。スタートキー20のオンは、操作入力部4のスタートキー20が押し下げられたか否かにより判断される。スタートキー20がオンされない場合には(S1:NO)、そのまま待機する。スタートキー20がオンされた場合には(S1:YES)、次に、スタートキー20がオフされたか否かについて判断する(S2)。スタートキー20のオフは、押し下げられたスタートキー20が離されたか否かにより判断される。スタートキー20がオフされない場合には(S2:NO)、スタートキー20が押し下げられたまま離されていないと判断できるので、そのまま待機する。スタートキー20がオフされた場合には(S2:YES)、タイマー19の動作を開始させる(S3)。タイマー19の動作時間は、使用者がスタートキー20をオフしてからすぐにオンするまでの間に一般的に要する時間とし、例えば1〜2秒程度とする。
【0018】
次に、タイマー19の動作中に再度スタートキー20がオンされたか否かについて判断する。すなわち、まずスタートキー20がオンされたか否かを判断し(S4)、スタートキー20がオンされない場合には(S4:NO)、タイマー19の動作が終了したか否かを判断する(S5)。タイマー19の動作が終了していない場合には(S5:NO)、タイマー19の動作が終了するまで引き続きスタートキー20がオンされたか否かを監視する。
【0019】
そして、スタートキー20がオンされないままにタイマー19の動作が終了した場合には(S5:YES)、結局スタートキー20は1回のみオンされたと判断することができるので、処理はS6へ進み、原稿のプレスキャンを行なわずに通常の原稿読取りが行なわれる。すなわち、まず、光源11を点灯するとともに、モータ10を駆動して走査キャリッジ9の動作を開始させる(S6)。次に、原稿を1ライン分走査してそのラインの画像データを取得する(S7)。ここで、1ラインとは、1本の走査線のことである。そして、取得した画像データを画像処理回路部8において分析処理することにより、そのラインの画像データについての画像処理パラメータを取得する(S8)。ここで取得された画像処理パラメータは、パラメータメモリ7に記憶される。そして、取得した画像処理パラメータに従ってそのラインの画像データを画像処理し、走査画像メモリ6に記憶する(S9)。このとき使用する画像処理パラメータは、画像処理すべきラインの画像データについて取得された画像処理パラメータのみとしてもよいし、それ以前の1又は2以上のラインの画像データについて取得された画像処理パラメータを合せて適用するようにしてもよい。なお、図示しないが、これらの処理と並行して、画像処理回路部8は、走査画像メモリ6に記憶された多値の画像データを読み出して二値化し、コーデック23に出力する。そして、二値化された画像データはコーデック23において符号化され、画像メモリ24に記憶される。
【0020】
次に、原稿の走査が終了したか否かを判断する(S10)。原稿の走査が終了したか否かの判断は、原稿サイズに合せて決定される所定のライン数の走査が終了したか否かにより判断する。すなわち、この場合のようにプレスキャンを行なわずに原稿読取りを行なう場合には、原稿サイズは、原稿サイズ検出センサ13により原稿サイズが検出された場合には原稿サイズ検出センサ13の検出値に従って決定する。そして、原稿サイズ検出センサ13により原稿サイズが検出できない場合には、規定の原稿サイズとして判定した旨、及びその規定の原稿サイズを変更する場合には原稿サイズを入力すべき旨のメッセージを表示部25に表示し、操作入力部4からの原稿サイズの入力がなければそのまま規定サイズとして決定し、原稿サイズの入力があればその入力値に従って決定する。なお、原稿サイズ検出センサ13により検出された原稿サイズ、及び操作入力部4から入力される原稿サイズはいずれもA4、B5等の定型サイズである。そこで、決定された原稿サイズから走査キャリッジ9を動作させて走査を行なうライン数を算出して決定する。
【0021】
原稿の走査が終了していない場合には(S10:NO)、処理はS7へ戻り、原稿の次のラインを走査してその画像データを取得する。そして、このS7からS9までの処理を原稿サイズから決定された所定のライン数の走査が終了するまで、すなわち、決定されたライン数の最終のラインの走査が終了するまで繰り返して行なう。そして、原稿の走査が終了した場合には(S10:YES)、光源11を消灯するとともに、走査キャリッジ9をホーム位置まで戻す(S11)。走査キャリッジ9がホーム位置に到達したことは、ホーム位置センサ12により確認することができる。以上により、プレスキャンを行なわない通常の原稿読取りは終了する。
【0022】
一方、タイマー19の動作が終了するまでにスタートキー20がオンされた場合には(S4:YES)、スタートキー20が所定時間内に連続して2回オンされたと判断することができるので、処理はS12へ進み、原稿のプレスキャンが行なわれる。このように、所定時間内に連続してスタートキー20が操作されたか否かによりプレスキャンを行なうか否かを選択できるようにしたことにより、使用者がプレスキャンを行なうか否かの設定のために操作キーを操作してモード切換えを行なう等の煩雑な操作をする必要がない。この際、まず、光源11を点灯するとともに、モータ10を駆動して走査キャリッジ9の動作を開始させる(S12)。次に、原稿を1ライン分走査してそのラインの画像データを取得する(S13)。プレスキャンでは、画像処理パラメータを得ることができる程度の原稿の概略の画像データを取得すれば良いので、プレスキャンに要する時間を短くするために走査の解像度を下げると好適である。例えば、原稿読取りにおける解像度の2分の1から3分の1とすることができる。そして、取得した画像データを画像処理回路部8において分析処理することにより、そのラインの画像データからその原稿全体の画像データについての画像処理パラメータを取得するために必要なデータを抽出する(S14)。このようなデータとしては、走査したラインにおける画像データの濃度値の分布等が該当する。ここで抽出されたデータは、プレスキャンの終了後に画像処理パラメータを取得する際に用いるため、一旦パラメータメモリ7に記憶される。
【0023】
次に、プレスキャン中にスタートキー20がオンされたか否かについて判断する。すなわち、まずスタートキー20がオンされたか否かについて判断し(S15)、スタートキー20がオンされない場合には(S15:NO)、次にプレスキャンが終了したか否かを判断する(S16)。プレスキャンが終了したか否かの判断は、プレスキャンのために定められている所定のライン数の走査が終了したか否かにより判断する。プレスキャンのために定められているライン数は、原稿走査部2において走査可能な最大の大きさの原稿サイズに合せて決定される。プレスキャンが終了していない場合には(S16:NO)、処理はS13へ戻り、原稿の次のラインを走査してその画像データを取得する。そして、このS13からS15までの処理を所定のライン数の走査が終了するまで、すなわち、所定のライン数の最終のラインの走査が終了するまで繰り返して行なう。
【0024】
そして、スタートキー20がオンされることなく(S15:NO)、プレスキャンが終了した場合には(S16:YES)、プレスキャンで取得した画像データから抽出してパラメータメモリ7に記憶されたデータに基づいて、画像処理回路部8において分析処理することにより、原稿全体の画像データについての画像処理パラメータを取得する(S17)。この画像処理パラメータとしては、原稿サイズ、画像データの濃淡のピーク値、画像域の位置及び範囲、像域判定結果等が該当する。ここで取得された画像処理パラメータは、パラメータメモリ7に記憶される。また、光源11を消灯するとともに、走査キャリッジ9をホーム位置まで戻す(S18)。次に、走査キャリッジ9がホーム位置に到達したか否かについて判断する(S19)。走査キャリッジ9がホーム位置に到達していない場合には(S19:NO)、到達するまでそのまま待機する。走査キャリッジ9がホーム位置に到達した場合には(S19:YES)、処理はS20へ進み、原稿読取りを開始する。
【0025】
すなわち、まず、光源11を点灯するとともに、モータ10を駆動して走査キャリッジ9の動作を開始させる(S20)。次に、原稿を1ライン分走査してそのラインの画像データを取得する(S21)。そして、取得した画像データは、プレスキャンで取得された画像処理パラメータに従って画像処理回路部8において画像処理し、走査画像メモリ6に記憶する(S22)。これにより、原稿画像の全体の特徴に合致した最適な画像データを取得することができる。なお、この場合も図示しないが、画像処理回路部8は、S22の処理と並行して、走査画像メモリ6に記憶された多値の画像データを読み出して二値化し、コーデック23に出力する。そして、二値化された画像データはコーデック23において符号化され、画像メモリ24に記憶される。次に、原稿の走査が終了したか否かを判断する(S23)。原稿の走査が終了したか否かの判断は、プレスキャンにより取得した画像処理パラメータに従って決定される所定のライン数の走査が終了したか否かにより判断する。原稿の走査を行なう所定のライン数は、画像処理パラメータの中の原稿サイズや画像域の位置及び範囲等から走査キャリッジ9を動作させて原稿の走査を行なうことが必要な範囲を決定し、その範囲に合せて走査を行なうライン数を算出して決定する。このようにすることにより、原稿サイズが不定型サイズの場合であっても、最小限の走査により画像データを取得することができる。
【0026】
原稿の走査が終了していない場合には(S23:NO)、処理はS21へ戻り、原稿の次のラインを走査してその画像データを取得する。そして、このS21及びS22の処理を所定のライン数の走査が終了するまで、すなわち、決定されたライン数の最終のラインの走査が終了するまで繰り返して行なう。そして、原稿の走査が終了した場合には(S23:YES)、光源11を消灯するとともに、走査キャリッジ9をホーム位置まで戻す(S24)。これにより、プレスキャン後の原稿読取りは終了する。
【0027】
一方、プレスキャン中にスタートキー20がオンされた場合には(S15:YES)、次に、その時点までに走査を終了したライン数が、プレスキャンのために定められている所定のライン数に対して一定割合を越えているか否かについて判断する(S25)。この割合は、原稿画像の全体をプレスキャンして得られる画像処理パラメータとほぼ同程度の正確性を有する画像処理パラメータを得ることができる程度とし、使用者が任意に設定することができる。なお、一般的な原稿の場合であれば、原稿の半分、すなわち50%以上をプレスキャンすれば残りはほぼ同じ傾向の画像データであるとして画像処理をすることができる。したがって、その場合には、前記割合は50%とする。
【0028】
走査を終了したライン数が一定割合を越えている場合には(S25:YES)、処理はS17へ進み、それまでのプレスキャンで取得した画像データから抽出してパラメータメモリ7に記憶されたデータに基づいて、画像処理回路部8において分析処理することにより、原稿の画像データについての画像処理パラメータを取得し(S17)、その画像処理パラメータに従って原稿読取りを行なう(S18〜S24)。一方、走査を終了したライン数が一定割合を越えていない場合には(S25:NO)、プレスキャンを中断して光源11を消灯するとともに、走査キャリッジ9をホーム位置まで戻す(S26)。そして、走査キャリッジ9がホーム位置に到達したか否かについて判断し(S27)、走査キャリッジ9がホーム位置に到達していない場合には(S27:NO)、到達するまでそのまま待機し、走査キャリッジ9がホーム位置に到達した場合には(S27:YES)、処理はS6へ進み、原稿のプレスキャンを行なわない場合と同様の通常の原稿読取りが行なわれる。このようにすることにより、プレスキャンを行なっている途中で使用者がプレスキャンを中止してすぐに原稿読取りを行ないたいと考えた際に、すぐに原稿読取りを開始することができる。
【0029】
以上、操作入力部4のスタートキー20が所定時間内に2回連続してオンされた場合にはプレスキャンを行なった後で原稿読取りを行ない、スタートキー20が1回のみオンされた場合にはプレスキャンを行わずに原稿読取りを行なうように動作させる場合の動作制御について説明したが、逆に、操作入力部4のスタートキー20が所定時間内に2回連続してオンされた場合にはプレスキャンを行わずに原稿読取りを行ない、スタートキー20が1回のみオンされた場合にはプレスキャンを行なった後で原稿読取りを行なうように動作させることも可能である。そのような動作を行なう場合には、タイマー19の動作が終了するまでにスタートキー20がオンされた場合に(S4:YES)、処理がS6へ進み、スタートキー20がオンされないままにタイマー19の動作が終了した場合に(S5:YES)、処理がS12へ進むように動作制御を行なう。
【0030】
なお、本実施形態においては、コピー・ファクシミリ複合機について説明したが、イメージスキャナやデジタルコピー機等についても同様に適用することが可能である。特にイメージスキャナのようにパーソナルコンピュータ(PC)側から、プレスキャン、原稿スキャンを指示できるようにした装置の場合では、パーソナルコンピュータに戻り、そこから指示する操作が不要となり、装置側のスタートキーにて両者を指示し分けることができて便利である。
【0032】
本発明の請求項1、及び請求項2に係る画像読取装置によれば、前記制御部は、前記原稿走査部がプレスキャンを行っている間に前記操作入力部による走査開始の指示がされた場合には、プレスキャンを中断し、原稿読取りを開始するように制御することにより、プレスキャンを行っている途中であっても使用者が即時にプレスキャンを中止して原稿読取りを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコピー・ファクシミリ複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るコピー・ファクシミリ複合機において原稿の画像を走査する際の動作を示すフローチャートの一部である。
【図3】本発明の実施形態に係るコピー・ファクシミリ複合機において原稿の画像を走査する際の動作を示すフローチャートの一部である。
【図4】本発明の実施形態に係るコピー・ファクシミリ複合機において原稿の画像を走査する際の動作を示すフローチャートの一部である。
【符号の説明】
1 コピー・ファクシミリ複合機
2 原稿走査部
3 制御部
4 操作入力部
5 イメージセンサ
6 走査画像メモリ
7 パラメータメモリ
8 画像処理回路部
9 走査キャリッジ
14 機構制御部
19 タイマー
20 スタートキー

Claims (2)

  1. 原稿を走査して画像処理パラメータを取得するプレスキャンと原稿を走査してその画像データを取得する原稿読取りとを行なう原稿走査部と、この原稿走査部を制御する制御部と、原稿の走査開始の指示を入力する操作入力部とを備えた画像読取装置において、
    前記制御部は、前記原稿走査部がプレスキャンを行っている間に前記操作入力部による走査開始の指示がされた場合には、プレスキャンを中断し、原稿読取りを開始するように制御することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記原稿走査部がプレスキャンを行っている間に前記操作入力部による走査開始の指示がされた場合には、その時点までに走査を終了したライン数が、プレスキャンのために定められている一定割合を越えているか否かを判断し、前記一定割合を越えている場合には、前記時点までのプレスキャンにより取得する画像処理パラメータに従って原稿読取りを行い、前記割合を越えていない場合には、プレスキャンを中断し、原稿読取りを行うように制御することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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