JP2010273191A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像読取装置の安定待機状態において、読取制御部の処理速度を低減させることなく、画像読取装置の消費電力を低減できるようにすることにある。
【解決手段】 画像読取装置は、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光から画像を読み取り画像信号を出力するイメージセンサと、を有する画像読取部と、画像読取部における画像の読取動作を制御する読取制御部と、イメージセンサ及び読取制御部に供給される動作クロックを調整する動作クロック調整部と、を備える。ここで、画像読取部が待機モードであるとき、動作クロック調整部は、読取制御部への動作クロックの周波数は維持しながら、イメージセンサへの動作クロックの周波数を画像読取部の通常動作モード時の動作クロックよりも低減するように調整する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像を読み取る画像読取装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
近年、環境保護を目的として、複写機等の画像形成装置における消費電力の低減が求められている。そのなかでも、特に画像形成を行っていない待機状態における消費電力の低減が求められている。
そこで、例えば特許文献1では、省エネルギーモードを設け、そのモードにおいては画像形成装置の駆動制御を行うための制御部や画像形成動作を行う画像処理部に対する動作クロックの供給を一括して最低限に抑えるようにしている。
特開2005−17870号
しかし、上記のように特許文献1では、画像処理部に供給する動作クロックとともに、制御部としてのCPUに供給する動作クロックについても同様の比率で一括低減させてしまう。従って、画像形成は行っていないが他の動作が行われている場合、例えば外部デバイスと通信状態にある場合に、CPUの動作クロックを低減させることにより通信動作まで遅くなるという問題がある。
一方、画像形成装置の駆動制御を行うCPUとは別に、画像読取部や画像処理部等の各部毎に異なるCPUが設けられた画像形成装置がある。このような画像形成装置のうち、例えば画像読取部において、上述のように待機状態の際に画像読取部への動作クロックとともに画像読取部のCPUに供給される動作クロックを一括に低減させると、以下のような問題が生じる。まず、画像読取部のCPUの動作クロックが画像形成装置のCPUの動作クロックと異なることになるため、両者間の通信速度の低下を招く。さらに、画像読取部のCPUに対する動作クロックの低減により、画像読取部自体の画像読み取りの処理速度が低減する。従って、画像読取部の待機状態において、画像形成装置の他部などからの画像読み取りの指示を受け取った場合、画像の読み取り制御に遅れが生じる。
本発明の課題は、画像読取装置の安定待機状態において、読取制御部の処理速度を低減させることなく、画像読取装置の消費電力を低減できるようにすることにある。
第1発明に係る画像読取装置は、画像読取部と、読取制御部と、動作クロック調整部と、を備える。画像読取部は、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光から画像を読み取り画像信号を出力するイメージセンサと、を有する。読取制御部は、画像読取部の画像読取動作を実行させる。動作クロック調整部は、イメージセンサ及び読取制御部に供給される動作クロックを画像読取部の動作モードに応じて調整する。ここで、動作クロック調整部は、画像読取部が待機モードであるとき、読取制御部への動作クロック周波数は維持しながら、イメージセンサへの動作クロックの周波数を画像読取部の通常動作モード時の動作クロック周波数よりも低減させる。
ここでは、画像読取部が待機モードであるとき、動作クロック調整部は、イメージセンサへの動作クロックの周波数を、画像読取部の通常動作モード時より低減させる。すると、イメージセンサの単位時間当たりの動作回数は通常動作モード時より少なくなるため、待機モードにおける画像読取装置の消費電力を落とすことができる。その一方で、動作クロック調整部は、読取制御部への動作クロックの周波数は、通常動作モード時の動作クロックの周波数を維持する。そのため、読取制御部自体の動作速度は維持することができる。従って、画像読取装置の待機モードにおいて、読取制御部の処理速度は低減させることなく、画像読取装置の電力の消費を低減させることができる。
第2発明に記載の画像読取装置は、第1発明の装置において、イメージセンサに入力する水平同期信号の周期を調整する周期調整部をさらに備える。この周期調整部は、画像読取部が待機モードであるとき、水平同期信号の周期を画像読取部の通常動作モード時より長くする。
ここでは、周期調整部が、イメージセンサから出力される信号の周期を決定する水平同期信号の周期を、通常動作モードに比べて待機モードでは長くするように調整する。従って、イメージセンサへの動作クロックの周波数を低減させることによりイメージセンサから出力される信号の周期が長くなったとしても、そのような信号が収まるように水平同期信号の周期を長くすることができる。よって安定した画像信号を得ながら画像読取装置の消費電力を低減させることができる。
第3発明に記載の画像読取装置は、第2発明の装置において、光源からイメージセンサへの入射光量を調節する光量調整部をさらに備える。この光量調整部は、画像読取部が待機モードであるとき、入射光量を画像読取部の通常動作モード時に比べて減少させる。
ここでは、画像読取部が待機モードであるとき、光量調整部は、イメージセンサへの入射光量を画像読取部の通常動作モード時に比べて減少させる。従って、周期調整部によって水平同期信号の周期が長く調整されたとしても、光量調整部によって光源からの入射光量を減少させるので、水平同期信号の一周期においてイメージセンサが受光する入射光量が増えることを回避することができる。よって、待機モードにおいて安定した画像信号を得ながら、画像読取装置の消費電力を低減させることができる。
第4発明に記載の画像読取装置は、第1発明から第3発明のいずれかに記載の装置であって、原稿を載置する原稿台と、原稿台上の原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知部とをさらに備える。ここで、画像読取部が待機モードであるときは、原稿サイズ検知部が原稿のサイズを検知するまで、動作クロック調整部は、イメージセンサに対して低減された周波数を供給するように動作クロックを調整する。
ここでは、動作クロック調整部は、原稿サイズ検知部によって原稿のサイズが検知されるまで、イメージセンサに対して低減された動作クロックの周波数を維持する。従って、周波数が低減された動作クロックに基づき、イメージセンサの単位時間当たりの動作回数が少ない状態で原稿サイズの検知を行うことになる。しかし、原稿サイズの検知ではデータの読み取り量が少ないため、実質的には原稿サイズ検知の動作速度を遅らせることなく、より画像読取装置の消費電力を低減させることができる。
第5発明に記載の画像形成装置は、第1発明から第4発明のいずれかの発明に記載の画像読取装置と、画像読取装置が読み取った画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、を備える。
以上のような本発明によれば、画像読取装置の待機モードにおいて読取制御部の処理速度を低減させることなく、画像読取装置における電力の消費低減を実現することができる。
本実施形態の複写機の外観を示す斜視図である。 複写機の一部を拡大した断面図である。 複写機の要部構成を示すブロック図である。 画像読取装置の拡大図である。 画像読取装置の要部における信号の流れを示すブロック部である。 CCDに供給される動作クロック及び水平同期信号を示す図である。
1.第1実施形態
本発明の実施の一形態である画像読取装置を備えた画像形成装置としてのデジタル複写機を示す。以下、図面を参照して説明する。
[複写機全体]
複写機全体の構成を図1、図2及び図3を用いて説明する。図1は、複写機の外観を示す斜視図である。図2は、複写機の一部を拡大した断面図である。図3は、複写機の要部構成を示すブロック図である。
図1、図2及び図3に示すように、複写機1は、原稿Mを搬送する原稿搬送装置2と、原稿Mの一方の面から画像を読み取る画像読取装置4、画像読取装置4が読み取った画像等を用紙上に印刷する画像形成部5、各部の動作を制御する制御部6及び通信部7を有する本体3と、を備える。
原稿搬送装置2は、原稿Mを画像読取装置4に対して移動させるための装置であり、本体3の上方に配置される。原稿搬送装置2は、ハウジング20、原稿を載置するための原稿載置トレイ21、及び読み取りが終わった原稿を受け取る原稿排出トレイ23を備えると共に、ハウジング20の内部に設けられ、原稿載置トレイ21上の原稿を原稿排出トレイ23まで搬送する原稿搬送部22等を有する。原稿搬送部22は、複数のローラからなる原稿搬送ローラ群22aと、原稿押圧部22bとを含む。原稿搬送ローラ群22aは、原稿載置トレイ21から原稿Mを一枚ずつ引き出し、第二プラテンガラス44上を経て原稿排出トレイ23へと排出する。原稿押圧部22bは、画像読取装置4が第二プラテンガラス44を介して原稿Mの一方の面(以下、表面と称する)から画像を読み取れるように、原稿搬送ローラ群22aによって搬送される原稿Mを第二プラテンガラス44に押し付ける。原稿搬送装置2は、さらにCIS(ContactImage Sensor:密着型イメージセンサ)24を有する。CIS24は、原稿Mの裏面に形成された画像を読み取るセンサである。
本体3は、上述の部材に加えて、画像形成部5で用いる用紙を載置するための手差しトレイ31、用紙を収容する用紙カセット32、画像形成後の用紙が排出される用紙排出トレイ33、ユーザからの指示を受け付けたりユーザに種々の情報を提示したりする操作パネル34等を有する。上述の原稿搬送装置2のハウジング20は、第一プラテンガラス43上に原稿を押し付ける原稿押さえとしても機能する。
画像読取装置4は、原稿の画像を読み取り、その画像のデジタルデータを生成するものである。画像読取装置4の詳細については後述する。
画像形成部5としては、電子写真方式又はインクジェット方式等の印刷機構を適宜採用することができる。
制御部6は、操作パネル34等を介してユーザから受け付けた指示や各種センサの検知結果に応じて、複写機1の各部との間でデータ信号及び制御信号の送受信を行い、画像形成動作等を統括的に制御するものである。具体的には、制御部6は、CPU61(Central Processing Unit)、ROM62(Read Only Memory)、及びRAM63(Random Access Memory)によって構成可能である。CPU61は、種々の演算を行い、プログラムを実行することがきる。ROM62には、CPU61によって行われる制御に関するプログラムや、複写機1内の各部の動作に関するプログラム等が格納されている。また、RAM63は、CPUの作業領域として機能する他、ユーザの入力内容等を保持する領域等を有している。制御部6は、さらに基準クロック信号を生成し各部へ出力する水晶発振器64を有する。
通信部7は、通信回線を介して外部の装置と通信を行う。通信部7は、例えば外部のパソコンやFAX機から送信された画像データを受信する。
[画像読取装置]
画像読取装置4について、再び図2及び図3と、さらに図4を用いて説明する。図4は、画像読取装置の拡大図である。
図2に示すように画像読取装置4は、原稿台としての第一プラテンガラス43及び第二プラテンガラス44、第一プラテンガラス43に平行に配されたレール41、レール41上を矢印方向に移動可能なキャリッジ42を備える。なお、以下レール41に垂直かつ第一プラテンガラス43の長手方向に平行な方向を主走査方向、レール41に平行な方向を副走査方向という。
また画像読取装置4は、図4に示すように、キャリッジ42内に、画像読取部としての光源45、ミラー群46、集光レンズ47、CCD(CCDイメージセンサ)48等を有する。
光源45は、第一プラテンガラス43の下面に近接し、かつ第一プラテンガラス43の用紙搬送方向の中央部から上流側にずれた位置に配置されている。光源45は第一プラテンガラス43及び第二プラテンガラス44を介して原稿Mの表面に光を照射する。
ミラー群46は、複数のミラーによって光源45からの光が原稿Mで反射した反射光を、集光レンズ47に導く。反射光は集光レンズ47によってCCD48に集められる。
CCD48は、原稿からの反射光から画像を読み取り画像信号を出力する撮像素子であって、光像を受光してアナログの電気信号に変換する。なお、CCD48はイメージセンサの一例であって、CMOSイメージセンサ等の他のイメージセンサに適宜置換可能である。
画像読取装置4は、上述した部材に加えて、図3に示すように、A/D変換器401、画像処理部402、読取制御部403、クロック生成部404、動作クロック調整部405、周期調整部406、光量調整部407及び原稿サイズ検知部408を有する。なお、複写機1内において画像読取装置4と他の各部とは、データバスなどのバス8を介して互いに接続されている。
A/D変換器401は、CCD48からのアナログの画像信号をデジタル信号に変換するものであって、アナログフロントエンド(AFE)回路を含む。画像処理部402は、A/D変換器401からのデジタル信号に基づいて画像を再合成する等の画像処理を行う。
読取制御部403は、光源45やCCD48を含む画像読取部の読取動作の実行など、画像読取装置4の各部の動作を制御するものである。例えば、読取制御部403は、第一プラテンガラス43上の原稿から画像を読み取るときは、原稿搬送装置2のハウジング20が第一プラテンガラス43上に閉じられたとき、または操作パネル34のスタートボタンの押下に応じて、光源45を点灯させ、キャリッジ42を副走査方向に移動させる。そして光源45を移動させつつ第一プラテンガラス43上に載置された原稿に光を照射し、CCD48に原稿からの反射光を撮像させるように制御する。一方、原稿搬送装置2で搬送される原稿の表面の画像を読み取るときは、操作パネル34のスタートボタンの押下に応じて、キャリッジ42を第二プラテンガラス44に対向する位置に静止させ、同様に光源45及びCCD48への制御を行う。
また読取制御部403は、モード監視部403aを有し、光源45やCCD48等を含む画像読取部の動作状況を監視する。例えば、画像読取部が通常の画像読み取り運転状態である場合は通常動作モードであると判断する。また一定の期間、画像読取部の動作が行われていない場合、またはユーザから待機モードへの移行の指示があった場合は、待機モードであると判断する。モード監視部403aは、通常動作モードである画像読取部が待機モードに変化したと判断した場合は、待機モード信号を生成し、後述する動作クロック調整部405に出力する。本実施形態では、モード監視部403aはさらに後述する周期調整部406及び光量調整部407に対しても同様に待機モード信号を出力する。
クロック生成部404は、制御部6の水晶発振器64から出力された基準クロックに基づき、画像読取装置4の各部に供給される動作クロックを各部毎に生成し、動作クロック調整部405に出力する。
動作クロック調整部405は、クロック発生部404により生成された動作クロックを調整するものである。そして、調整された動作クロックを画像読取装置4の各部に出力する。周期調整部406は、CCD48に与えられる水平同期信号の周期を調整する。光量調整部407は、光源45から照射されCCD48に対して入射される入射光量を調整する。動作クロック調整部405、周期調整部406及び光量調整部407については、後に詳述する。
原稿サイズ検知部408は、第一プラテンガラス43上の原稿のサイズを検知する。サイズ検知は、原稿搬送装置2のハウジング20が第一プラテンガラス43に対して閉じられたときやスタートボタンが押されたとき等に行う。原稿のサイズを検知する場合、例えば読取制御部403は光源45の光源を点灯させる。そして、原稿サイズ検知部408は、予め図示しない記憶部などに記憶している閾値に基づいて原稿のサイズを判定する。より具体的には、原稿の載置位置に対応するラインセンサの領域には原稿からの反射光が入光するので明るくなり、他の領域は暗くなる。そこで予め与えられた閾値とCCD48が原稿から受光した反射光とを比較することで原稿のサイズを判定する。
原稿サイズ検知部408は、原稿のサイズを判定すると、検知したサイズに応じた信号を読取制御部403に出力するとともに、前述の動作クロック制御部405に対して原稿サイズ検知の終了を示す原稿検知信号を出力する。原稿サイズ検知部408は、さらに周期調整部406及び光量調整部407に対しても同様に原稿検知信号を出力する。
[動作クロック調整]
次に、動作クロック調整部405の動作について、図5を用いて説明する。図5は、画像読取装置の要部における信号の流れを示す図である。図5では、クロック信号の流れを実線で、原稿検知信号の流れを点線で、待機モード信号の流れを一点鎖線で、画像データの流れを二重矢印で示す。なお、図5において制御データの流れは省略する。
動作クロック調整部405は、クロック発生部404から動作クロックを受け取り、少なくともCCD48及び読取制御部403に対する動作クロックの周波数を画像読取部の動作モードに応じて調整する。本実施形態では、図5に示すとおり、さらにA/D変換器401や画像処理部402への動作クロックの周波数も同様に調整する。なお、A/D変換器401については、A/D変換器401に含まれるアナログフロントエンド(AFE)についてのみ選択的に調整してもよい。
具体的には、光源45やCCD48を含む画像読取部が通常動作モードである場合は、クロック発生部404からの動作クロックを調整することなくCCD48、読取制御部403、A/D変換器401及び画像処理部402に出力する。一方、動作クロック調整部405は、読取制御部403のモード監視部403aより待機モード信号の出力を受けると、読取制御部403への動作クロックの周波数は通常動作モードの動作クロックの周波数を維持させたまま、CCD48、A/D変換器401及び画像処理部402に供給する動作クロックの周波数を低減するように調整する。
その後、動作クロック調整部405は、画像読取部が待機モードである場合は、原稿サイズ検知部408より原稿検知信号を受け取るまで同様の調整を続ける。すなわち、読取制御部403への動作クロックの周波数は通常動作モードの動作クロックの周波数とし、CCD48、A/D変換器401及び画像処理部402に対しては低減された周波数を供給するように動作クロックを調整する。そして、原稿検知信号を受け取ると、動作クロック調整部405は、CCD48、A/D変換器401及び画像処理部402への動作クロックの周波数を通常動作モード時の動作クロックの周波数まで増大するように調整する。
このような動作クロック調整部405を備えることにより、画像読取部が待機モードである場合に、CCD48、A/D変換器401及び画像処理部402への動作クロックの周波数を通常動作モード時より低減させることができる。その結果、CCD48、A/D変換器401及び画像処理部402の単位時間当たりの動作回数を少なくすることができる。従って、画像読取装置4の電力消費を落とすことができる。その一方で、動作クロック調整部405は、読取制御部403への動作クロックの周波数は、通常動作モード時から変化させない。そのため、読取制御部403自体の動作速度は維持することができる。従って、例えば画像読取部が待機モードであっても、読取制御部403は通常動作モード時の動作クロックで動作することができるため、他の装置や複写機1の他部より画像読み取りの指示を受け取ったとしても、遅れることなく読取動作の制御を行うことできる。このように、本実施形態では、画像読取部の待機モードにおいて、読取制御部403の処理速度は低減させることなく、画像読取装置の消費電力の低減を実現することができる。
また、動作クロック調整部405は、動作クロックの周波数を低減させた後は、画像読取部の待機モードにおいて、原稿サイズ検知部408によって原稿のサイズを検知されるまでCCD48、A/D変換器401及び画像処理部402に対して低減された動作クロックの周波数を供給するように調整する。従って、画像読取部の待機モードにおける原稿サイズの検知は、CCD48、A/D変換器401及び画像処理部402に対して低減されたままの動作クロックの周波数が供給されているため、CCD48の単位時間当たりの動作回数が低減された状態で行われることになる。しかし、原稿検知の際のデータの読み取り量は少ないため、実質的に原稿検知の動作遅延を招くことなく、画像読取装置の消費電力をより低減させることができる。
[周期調整動作]
次に、図5及び図6を参照して周期調整部406の動作について説明する。図6は、CCDに供給される動作クロック及び水平同期信号を示す図である。ここで、図6の(a)は、画像読取部が通常動作モードである場合の動作クロック及び水平同期信号を、(b)は画像読取部が待機モードである場合の動作クロック及び水平同期信号を示す。
周期調整部406は、CCD48に与えられる水平同期信号の周期を調整する。水平同期信号とは、CCD48から出力される電圧信号(画素信号)の周期を決定し、副走査方向の解像度を決定するものである。
具体的には、周期調整部406は、前述の読取制御部403のモード監視部403aより待機モード信号を受け取ると、図6の通り水平同期信号の周期を通常動作モード時よりも長くするように調整する。例えば、周期調整部406は、前述の動作クロック調整部405より低減された動作クロックの一周期にCCD48が読み取る画素数を乗算し、そのように乗算された周期を待機モード時における水平同期信号の周期となるように調整する。ここで、一般的にCCDが読み取る一周期の画素数は通常A4サイズの原稿であれば7500程度であるが、CCDの種類によって画素数の設定は異なるので各CCDの設定に合わせて水平同期信号の周期は調整される。なお、待機モード時の長い水平同期信号の周期は、予め乗算されて図示しない記憶部に記憶しておき、待機モード信号の受信時に読み出すことで調整されてもよいし、待機モード信号の受信時にその都度乗算してもよい。
その後、周期調整部406は、画像読取部が待機モードである場合は、後述する原稿サイズ検知部408より原稿検知信号を受け取るまで同様の調整を続ける。すなわち、CCD48に与えられる水平同期信号を通常動作モードの周期よりも長い周期になるように調整する。そして、原稿検知信号を受け取ると、周期調整部406は、CCD48への水平同期信号の周期を通常動作モード時の周期になるように調整する。
上記の通り、本実施形態では、画像読取部が待機モードである場合には、図6のとおりCCD48に供給される動作クロックの周波数が低減される。すると、CCD48から出力される画像信号が所定の水平同期信号内に収まらなくなり、画像不良が生じるという問題がある。
しかし本実施形態では、周期調整部406を設け、水平同期信号の周期を待機モードにおいては通常動作モードよりも長くするように調整する。従って、CCD48への動作クロックの周波数を低減させることによりCCD48から出力される画像信号の周期の長くなったとしても、そのような画像信号が収まるように水平同期信号の周期を長くすることができる。よって安定した画像信号を得ながら画像読取装置の消費電力を低減させることができる。
[光量調整動作]
次に、再び図5を参照して光量調整部407の動作について説明する。
光量調整部407は、前述の読取制御部403のモード監視部403aより待機モード信号を受け取ると、光源45からCCD48に入射される入射光量を減少するように調整する。例えば、水平同期信号の周期が通常動作モードに比べて2倍に長くなった場合は、待機モードの光量を通常運転モードの1/2倍にする。
具体的には、複写機1の出荷前に予め光源45の光量と電流値の関係値が分かっていれば、その関係値を図示しない記憶部に記憶させておく。そして光量調整部407は、待機モード信号の受け取り時に水平同期信号の周期の調整に応じた光量に対する電流値を読み出し、光源45への電流を調整することにより光量を調整する。また、例えば光源45が白色LEDである場合は、光量調整部407は、点灯パルスの時間を水平同期信号の調整比率に連動して調整することにより、光源45からの光量を調整してもよい。
その後、画像読取部の待機モードにおいては、光量調整部407は、光源45からは通常モード時に比べて減少された光量がCCD48に入射されるように光量の調整を行う。そして、画像読取部の待機モード時において原稿サイズ検知部408より原稿検知信号を受け取ると、今度は通常動作モード時の光量になるように低減された光量を増加させるように光量を調整する。
前述のとおり周期調整部406によって水平同期信号の周期が長く調整されると、長く調整された分だけCCD48が受光する入射光量が増加する。しかし、このように本実施形態では、光量調整部407を備え、画像読取部が待機モードであるとき、CCD48への入射光量を画像読取部の通常動作状態に比べて減少させる。従って、周期調整部406によって水平同期信号の周期が長く調整されたとしても、CCD48が受光する入射光量が増えることを防ぎ、画像信号の飽和から生じる画像劣化を回避することができる。従って、待機モードにおいて安定した画像信号を得ながら、画像読取装置の消費電力の低減をより実現することができる。
2.他の実施形態
(a)第1実施形態では、画像読取機能と画像形成機能とを併せ持つ画像形成装置について説明した。しかし、本発明はこれに限定されず、画像形成機能を持たない画像読取装置としても実施可能である。
(b)第1実施形態では、動作クロック調整部により調整された動作クロックの供給先であるイメージセンサとして、キャリッジ42内のCCD48を例に挙げた。しかし、この例に限定されず、例えば原稿Mの他方の面(裏面)側の画像を読取るCIS(ContactImage Sensor:密着型イメージセンサ)24(図2参照)という他のイメージセンサに対しても適用可能である。
(c)第1実施形態では、画像読取装置4の読取制御部403がモード監視部403aを有し、モード監視部403aが、光源45やCCD48等を含む画像読取部の動作状況を監視し、画像読取部による画像読み取り運転状態を判断する例を挙げて説明した。
しかし、複合機1においては、制御部6が画像読取部の動作状況の監視を行ってもよい。例えば、制御部6が画像読取部の動作を監視し、画像読取部の運転状態(通常運転モード又は待機モード)に応じた信号をモード監視部403aに出力してもよい。そして、モード監視部403aは、制御部6から画像読取部が待機モードであることを示す信号を受け取った場合に待機モード信号を生成し、動作クロック調整部405に出力してもよい。
また、制御部6は、画像読取部の動作の監視は行うが画像読取部の運転状態に応じた信号の出力を行わず、モード監視部403aが、所定の間隔で制御部6の監視に基づいた画像読取部の運転状態を読み取りにいってもよい。
以上に述べた実施形態に、従来公知の技術を組み合わせて得られる形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 複写機
2 原稿搬送装置
3 本体
4 画像読取装置
45 光源
48CCD
401 A/D変換器
402 画像処理部
403 読取制御部
404 クロック生成部
405 動作クロック調整部
406 周期調整部
407 光量調整部
408 原稿サイズ検知部
5 画像形成部
6 制御部

Claims (5)

  1. 原稿に光を照射する光源と、前記原稿からの反射光から画像を読み取り画像信号を出力するイメージセンサと、を有する画像読取部と、
    前記画像読取部における画像の読取動作を制御する読取制御部と、
    前記イメージセンサ及び前記読取制御部に供給される動作クロックを調整する動作クロック調整部と、
    を備え、
    前記画像読取部が待機モードであるとき、前記動作クロック調整部は、前記読取制御部への動作クロックの周波数は維持しながら、前記イメージセンサへの動作クロックの周波数を、前記画像読取部の通常動作モード時の動作クロック周波数よりも低減するように調整する、画像読取装置。
  2. 前記イメージセンサに入力する水平同期信号の周期を調整する周期調整部をさらに備え、
    前記画像読取部が待機モードであるとき、前記周期調整部は前記水平同期信号の周期を前記画像読取部の通常動作モード時より長くする、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記光源から前記イメージセンサへの入射光量を調節する光量調整部をさらに備え、
    前記画像読取部が待機モードであるとき、前記光量調整部は前記入射光量を前記画像読取部の通常動作モード時に比べて減少させる、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿を載置する原稿台と、
    前記原稿台上の原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知部と、
    をさらに備え、
    前記画像読取部が待機モードであるとき、前記原稿サイズ検知部が原稿のサイズを検知するまで、前記動作クロック調整部は、前記イメージセンサに対して低減された周波数を供給するように動作クロックを調整する、請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読み取った画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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