JP2000299772A - 読み取り装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

読み取り装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000299772A
JP2000299772A JP11105491A JP10549199A JP2000299772A JP 2000299772 A JP2000299772 A JP 2000299772A JP 11105491 A JP11105491 A JP 11105491A JP 10549199 A JP10549199 A JP 10549199A JP 2000299772 A JP2000299772 A JP 2000299772A
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Ikuo Sofue
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCDイメージセンサを用いた読み取り装置
において、読み取り待機状態から駆動開始後のCCDイ
メージセンサの立ち上がり時間を短くすると共に、待機
時の消費電力を抑制する。 【解決手段】 CCDイメージセンサには、シフトパル
スSH及び転送クロックΦ1、Φ2が供給される。読み
取り状態及びその前後の状態では、上記シフトパルスと
転送クロックの周期を短くする第1のモードを設定し、
読み取り待機状態では、上記周期を長くする第2のモー
ドを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDイメージセ
ンサ、密着イメージセンサ、エリアセンサ等を用いて、
原稿、バーコード等の光学的情報を読み取る読み取り装
置、方法及びそれらに用いられるコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より周知のように、CCDイメージ
センサは、入射光を光電変換するフォトダイオード等か
らなる光電変換部とこの光電変換によって得られた入射
光量に対応した電荷を蓄積する電荷蓄積部とからなる感
光部と、この感光部に蓄積された電荷を一走査時間毎に
一旦保持して、一走査時間内に順次出力するためのシフ
トレジスタ部とからなり、これらの各部をシリコン等か
らなる基板上に形成することにより構成されている。
【0003】このため、CCDイメージセンサを用いて
読み取り原稿等の光学的情報を読み取る読み取り装置に
は、CCDイメージセンサを動作させるために、感光部
に蓄積された電荷をシフトレジスタ部に転送させるため
のシフトパルスを発生するシフトパルス発生部、及びシ
フトレジスタ部に転送された各感光部の電荷を順次出力
させるための転送クロックを発生する転送クロック発生
部を備えている。
【0004】そして、CCDイメージセンサ読み取り装
置は、光学的情報の読み取り如何に拘わらず常時一定周
期のシフトパルス及び転送クロックを発生し、CCDイ
メージセンサを駆動していた。また、光学的情報の読み
取りを行わない待機状態では駆動する必要がないので、
例えばバッテリ駆動される携帯型の読み取り装置のよう
に、電力消費量を少なくすべき装置にあっては、使用者
のボタン操作及び原稿挿入口に原稿が挿入されたことを
検知する等によって、外部から光学的情報の読み取り指
令が入力されたときにだけ、CCDイメージセンサを駆
動するようにしたものも知られている。
【0005】ところが、CCDイメージセンサの駆動開
始時には、立ち上がり時間を要している。なぜならCC
D駆動直後には、感光部に、駆動オフ時に光電変換した
電荷が充満しており、さらにシフトレジスタ部にも、感
光部から溢れ出た電荷が充満しているため、駆動開始後
にCCDイメージセンサで光学的情報を読み取れるよう
にするには、感光部やシフトレジスタ部から電荷を掃き
出す必要があるためである。
【0006】こうした電荷の掃き出しは、CCDイメー
ジセンサに対して、転送クロック及びシフトパルスを入
力する通常の駆動制御を実行すればよい。つまり、CC
Dイメージセンサにシフトパルスを入力すれば、感光部
に蓄積された電荷がシフトレジスタ部に転送され、CC
Dイメージセンサに転送クロックを入力すれば、この転
送クロックに同期してシフトレジスタ部内の電荷が順次
排出されるので、通常の読み取りと同様に、CCDイメ
ージセンサに転送クロック及びシフトパルスを入力すれ
ば、電源オフ時に感光部及びシフトレジスタ部に蓄積さ
れた電荷を排出させて、CCDイメージセンサを、光学
的情報を読み取り可能な状態に立ち上げることができる
のである。
【0007】また、CCDイメージセンサが光学的情報
を読み取り可能になるまでの立ち上がり時間は、CCD
駆動開始後、CCDイメージセンサに入力する1周期以
上の転送クロックシフトパルスと転送クロックによって
決定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したことにより明
らかなように、光学的情報の読み取り如何に拘わらず常
時一定周期のシフトパルス及び転送クロックで駆動して
いる場合は、CCD及びクロック発生部等のスイッチン
グ電流が流れ続け、読み取り待機時には無駄な消費電力
が増大するという問題があった。
【0009】一方、使用者のスイッチ操作及び原稿挿入
口に原稿が挿入されたことを検知する等によって、外部
から光学的情報の読み取り指令が入力されたときにだ
け、CCDイメージセンサを駆動するようにした従来の
読み取り装置では、待機時に予期しない外光が入力され
ることがある。この時には感光部に、駆動オフ時に光電
変換した電荷が充満しており、さらにシフトレジスタ部
にも、この感光部から溢れ出た電荷が充満しているた
め、駆動開始後にCCDイメージセンサで光学的情報が
読み取れるようにするには、感光部やシフトレジスタ部
から電荷を掃き出す必要がある。外光の有る無しの判定
ができないため、一定周期で転送クロック及びシフトパ
ルスを数周期発生するようにしていたため、CCDイメ
ージセンサの駆動開始後、CCDイメージセンサが光学
的情報を読み取り可能になるまでの立ち上がり時間がか
かるという問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、CCDイメージセンサを用いて光学的情
報を読み取る装置において、待機時から駆動開始後のC
CDイメージセンサの立ち上がり時間を短くすると共
に、装置の待機時の消費電力を低減することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による読み取り装置においては、1次元又
は2次元方向に配列され、入射光を光電変換しこの光電
変換により得られた電荷を蓄積する複数の感光部と、各
感光部に蓄積された電荷を外部から入力されるシフトパ
ルスによって夫々保持すると共に、上記保持された電荷
を外部から入力される転送クロックによって順次出力す
るシフトレジスタ部とを備え、上記シフトレジスタ部か
らの電荷を画像信号として出力するイメージセンサと、
上記転送クロックを所定周期で発生する転送クロック発
生手段と、上記転送クロック発生手段から上記感光部の
数以上の転送クロックが出力される時間を1周期とする
上記シフトパルスを発生するシフトパルス発生手段と、
上記転送クロック及びシフトパルスを各々第1の周期で
発生させる第1のモードと、上記転送クロック及びシフ
トパルスを各々第2の周期で発生させる第2のモードと
を上記転送クロック発生手段及びシフトパルス発生手段
に行わせ、上記画像信号の読み取り動作中及びその前後
の状態では上記第1のモードに設定し、読み取り待機状
態では上記第2のモードに設定する制御手段とを設けて
いる。
【0012】また、本発明による読み取り方法において
は、1次元又は2次元方向に配列され、入射光を光電変
換しこの光電変換により得られた電荷を蓄積する複数の
感光部と、各感光部に蓄積された電荷を外部から入力さ
れるシフトパルスによって夫々保持すると共に、上記保
持された電荷を外部から入力される転送クロックによっ
て順次出力するシフトレジスタ部とを備え、上記シフト
レジスタ部からの電荷を画像信号として出力するイメー
ジセンサを用い、上記転送クロック及びシフトパルスを
各々第1の周期で発生させる第1のモードと、上記転送
クロック及びシフトパルスを各々第2の周期で発生させ
る第2のモードとを設け、上記画像信号の読み取り動作
中及びその前後の状態では上記第1のモードに設定し、
読み取り待機状態では上記第2のモードに設定するよう
にしている。
【0013】また、本発明による記憶媒体においては、
1次元又は2次元方向に配列され、入射光を光電変換し
この光電変換により得られた電荷を蓄積する複数の感光
部と、各感光部に蓄積された電荷を外部から入力される
シフトパルスによって夫々保持すると共に、上記保持さ
れた電荷を外部から入力される転送クロックによって順
次出力するシフトレジスタ部とを備え、上記シフトレジ
スタ部からの電荷を画像信号として出力するイメージセ
ンサにおける上記転送クロックを所定周期で発生する処
理と、上記感光部の数以上の転送クロックが発生される
時間を1周期とする上記シフトパルスを発生する処理
と、上記転送クロック及びシフトパルスを各々第1の周
期で発生させる第1のモードと、上記転送クロック及び
シフトパルスを各々第2の周期で発生させる第2のモー
ドとを行わせ、上記画像信号の読み取り動作中及びその
前後の状態では上記第1のモードに設定し、読み取り待
機状態では上記第2のモードに設定する処理とを実行す
るためのプログラムを記憶している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。まず、本発明に適用されるCCDの原
理について説明する。図2に示すように、CCDの基本
的な構造は、P型シリコン等の半導体基板表面の絶縁膜
の上に電極を設けたMOS容量である。電極に電圧を印
加すると、絶縁膜と半導体基板界面との近傍に空乏層が
形成され、これが少数キャリアに対してエネルギー準位
の低い電位の凹みとなる。これを電位の井戸(ポテンシ
ャルウェル)と呼ぶ。この電位の井戸に、光入射によっ
て発生した信号電荷を注入してやれば、これらは一時的
に蓄積されアナログ量として記録される。
【0015】次に、CCDリニアイメージセンサの動作
原理について説明する。CCDリニアイメージセンサ
は、フォトダイオードアレイで光電変換・蓄積した信号
電荷を、CCDアナログシフトレジスタで転送し順次読
み出すものである。感光部は、図3に示すようにフォト
ダイオード、MOS容量とシフト電極で構成される。入
力光はフォトダイオードで光電変換されて光電流とな
り、MOS容量に蓄積されて信号電荷となる。この信号
電荷はシフト電極を通して転送部に移送される。
【0016】電荷を転送するためのクロックパルスは通
常2相が用いられる。この場合、図4に示すように1つ
のポテンシャル井戸は電荷を蓄積する役割を、それに隣
接する井戸は各画素の電荷を分離する役割を持ってい
る。つまり2つの井戸が1組となって動作するため、感
光部の1画素はポテンシャル井戸2つ分に相当すること
になる。従って、画像信号は転送クロックパルス1周期
に対して1画素分出力される。
【0017】図5にシングルチャネルレジスタの構成図
を示す。簡単な例として4画素CCDの構成である。図
6にその動作タイミングチャートを示す。
【0018】次に、本発明の実施の形態による転送クロ
ック停止時シフトパルスのみの駆動時の動作について説
明する。前記CCDの動作原理の説明において、感光部
への入力光はフォトダイオードで光電変換されて光電流
となり、MOS容量に蓄積されて信号電荷となり、この
信号電荷はシフト電極を通して転送部に移送されるの
で、シフトパルスが入力されるたびに入力光に比例した
信号電荷が転送部に蓄積される。これを繰り返すと転送
部の電荷が溢れ出し、他のブロックに流れ込むのでこれ
をうまく防ぐ工夫が必要である。
【0019】通常の読み取り時は転送クロックが入力さ
れ、全画素が転送し終わり空クロックを入力した後、シ
フトパルスが入力されるように制御するため、オーバー
フローは発生しない。
【0020】図1は本発明の実施の形態による読み取り
装置の構成を示すブロック図である。図1において、1
は原稿を照射する光源、2は光を照射された原稿を読み
取るCCD、3は画像処理部、4はシフトパルス発生
器、5は転送クロック発生器、6は転送クロックの周期
設定部、7はモード移行判定部、8は原稿カバーの開閉
を検知するためのカバーセンサ、9は原稿挿入口に原稿
が挿入されたことを検知する原稿検知センサ、10は本
装置全体を制御する制御部、11は読み取りスタートの
起動ボタン等が配置される操作部、12はシフトパルス
の周期設定部である。
【0021】シフトパルス発生器4は、CCD2に対し
てシフトパルスSHを供給する。制御部は10は、シフ
トパルスの起動停止を制御し、通常は常時駆動する。転
送クロック発生器5は、CCD2に対して2相の転送ク
ロックΦ1及びΦ2を供給する。クロック周期は周期設
定部6で設定される。そのタイミングは、図7及び図8
に示すようにシフトパルスに同期するように制御され
る。つまり、モード移行指示があった場合、シフトパル
スが出力される時点でそれ以前に設定されている転送ク
ロック周期に変更される。
【0022】この周期の変更を指示するのがモード移行
判定部7である。制御部10からの機器の状態信号に基
づいてモード移行判定部7は、第1のモードか第2のモ
ードかを判定する。本実施の形態では、第1のモード
は、シフトパルスと転送クロックを読み取り時に短周期
に設定するモードであり、第2のモードは、読み取り待
機時にシフトパルスと転送クロックを長周期に設定する
モードである。モード移行判定部7は、上記判定結果に
応じて周期設定部6に指示する。
【0023】カバーセンサ8、原稿検知センサ9及び操
作部11の読取りスタートボタンの押下等による各信号
は制御部10に入力される。制御部10は、現在の装置
の状態、例えば読み取り中/待機中といった状態と各入
力信号に従って機器の状態信号を生成し、モード移行判
定部7にその信号を送る。
【0024】次に、図1の各部による転送クロックとシ
フトパルスの駆動タイミングについて詳細に説明する。
読み取り終了後光源1を消灯し、一定時間経過しても読
み取り開始がなされないときは、図7に示すように周期
設定部6は、次のシフトパルスからΦ1及びΦ2の周期
を長くする。それと同時に周期設定部12によりシフト
パルスの周期を転送クロックが感光部の素子数以上人力
されるように長く設定する。このとき、既に光源1は消
灯状態にあるので、入力光はゼロに近い。
【0025】従って、シフトパルスの周期が読み取り時
よりかなり長くなっても、転送部の電荷は溢れない。即
ち、図3のt3の状態が読み取り時より長くなるが、受
光部の電荷(図の斜線部)が殆ど無いに等しいので、図
の感光部に蓄積される電荷は長時間であっても感光部か
ら溢れることは無い。
【0026】しかし、そのままシフトパルスを入力しな
ければ、いつかはオーバフローするので、図9に示すよ
うに第2のモードで長周期単位でシフトパルスを入力す
るように設定しておく。これにより、感光部の電荷は一
定周期で転送電極に転送されので、オーバフローを防ぐ
ことができ、かつ、単位時間当たりのMOSのスイッチ
ング電流は小さくなる。
【0027】例えば単位時間当たりのCCD2及びシフ
トパルス発生器4及び転送クロック発生器5の第1のモ
ードでの電流値をIH、その第2のモードでの電流値を
ILとする。また、第1のモードでのシフトパルス周期
をt0、第2のモードでのシフトパルス周期を100t
0とすると、 IL=1/100IH IL≪IHなので、実に99%の消費電流低減を実現す
ることができる。
【0028】CCDイメージセンサの転送クロックを停
止するようにした従来の読み取り装置では、待機時に予
期しない外光が入力されることがあるが、本実施の形態
によれば、長周期とはいえ一定周期毎に、シフトパルス
及び転送クロックで駆動しているので、速やかに通常の
状態に復帰することが可能である。
【0029】さらに、原稿読み取り部の原稿解除等で原
稿カバー等を開けることにより、読み取り位置を開放し
て外光が入力される状態があり得る場合は、カバー解除
センサを設け、解除を検知したときに、即座に第1のモ
ードに復帰させるように制御する。これによって、不意
の外光等によるオーバフローを防止できる。
【0030】次に、待機時に使用者の読取りスタートボ
タン操作及び原稿挿入口に原稿が挿入されたことを検知
する等により、外部から光学的情報の読み取り指令が入
力されたときについて説明する。本体より原稿の挿入、
又は原稿挿入後の読み取りスタートボタンによる読み取
り開始信号が入力されたとき、図1の制御部10は、待
機時であればその読取り開始の起動信号をモード移行判
定部7に送る。
【0031】モード移行判定部7は、第2のモード状態
であった時に読み取り開始信号が入力されたことにな
り、第2のモードに移行することを判定する。そして、
第2のモードに移行するように周期設定部6、12に指
示し、即座にCCD2のシフトパルス周期を復帰させ
る。転送クロック発生器5は、周期変更の指示がある
と、図8に示すように転送クロックΦ1及びΦ2をシフ
トパルスに同期させて、周期を通常周期に戻す。制御部
10は、1周期以上の定常周期の転送クロックがCCD
2に入力されると光源1を点灯させ、光量安定後、原稿
の給紙及びプリスキャンシェーディング補正等を行い、
読み取り動作に入る。
【0032】図8の読取り開始時の転送クロックの周期
設定タイミングは、原稿カバー等の解除による外光入力
の危険を検知したとき、同様に行われる。但し、光源1
の点灯以降の動作は行わない。
【0033】尚、上記実施の形態におけるシフトパルス
の周期は任意であるので、CCDの暗電流等のスペック
が著しく優れていれば周期は限りなく大きくでき、消費
電流低減にもかなり貢献する。
【0034】また、カバーセンサ等の誤認識を防ぐため
に、CCD近傍に別途ホトセンサを設置し、このセンサ
による光検知信号を以てモード移行判定を行うこともで
きる。さらに、上記ホトセンサの光量検知量に従って待
機状態の前記シフトパルス周期を最適に制御することも
できる。これは転送電極の電荷のオーバフローを避ける
上で有効な制御方法である。
【0035】また、本実施の形態におけるCCDを、密
着タイプのコンタクトイメージセンサに置き換えても、
2次元のエリアセンサに置き換えても上記実施の形態と
同様の効果が得られることは勿論である。
【0036】次に本発明による記憶媒体について説明す
る。図1の各ブロックから成るシステムは、CPUとメ
モリを含むコンピュータシステムで構成することができ
るが、その場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を
構成する。この記憶媒体には、上記実施の形態について
説明した動作を制御するための処理手順を実行するため
のプログラムが記憶される。
【0037】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモ
リカード等に構成して用いてよい。
【0038】従って、この記憶媒体を図1に示したシス
テムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そのシス
テムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し、実行することによって
も、前述した実施の形態と同等の機能を実現できると共
に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成
することができる。
【0039】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは、記憶媒
体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続され
た拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能
ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一
部又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機
能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、
本発明の目的を達成することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イメージセンサで用いられる転送クロック及びシフトパ
ルスを各々所定の周期で発生する第1のモードと、転送
クロック及びシフトパルスを各々他の所定の周期で発生
する第2のモードとを設け、読み取り動作中及びその前
後の状態では第1のモードに設定し、読み取り待機状態
では第2のモードに設定するようにしたことにより、待
機時に予期しない外光が入力されることがあっても、感
光部に、長周期時に光電変換した電荷が充満することも
無く、また、シフトレジスタ部にも、この感光部から溢
れ出た電荷が充満しないので、通常周期設定後に感光部
やシフトレジスタ部から電荷を掃き出す必要が無い。
【0041】従って、従来のように駆動開始後に常時一
定周期で転送クロック及びシフトパルスを発生する必要
が無く、イメージセンサの駆動開始時、イメージセンサ
の立ち上がり時間を短くすることと、装置の待機時の消
費電力を充分抑制することとを両立させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による読み取り装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】CCDの基本構造を示す構成図である。
【図3】感光部の断面構造及び動作原理を示す構成図で
ある。
【図4】2相駆動の動作原理を示す構成図及びタイミン
グチャートである。
【図5】シングルチャネルレジスタの構成図である。
【図6】シングルチャネルレジスタの動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】読取り終了時の動作を示すタイミングチャート
である。
【図8】読取り開始時の動作を示すタイミングチャート
である。
【図9】待機時の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 光源 2 CCD 3 画像処理部 4 シフトパルス発生器 5 転送クロック発生器 6 周期設定部 7 モード移行判定部 8 原稿カバーカバーセンサ 9 原稿原稿検知センサ 10 制御部 11 操作部 12 周期設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C024 AA01 CA02 CA03 CA20 GA11 JA21 JA23 JA32 5C051 AA01 BA03 BA04 DA03 DA06 DB01 DB12 DE03 DE29 EA09 FA01 FA02 5C072 AA01 BA06 DA15 EA05 FA07 FA08 FB08 UA11 XA01 XA02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次元又は2次元方向に配列され、入射
    光を光電変換しこの光電変換により得られた電荷を蓄積
    する複数の感光部と、各感光部に蓄積された電荷を外部
    から入力されるシフトパルスによって夫々保持すると共
    に、上記保持された電荷を外部から入力される転送クロ
    ックによって順次出力するシフトレジスタ部とを備え、
    上記シフトレジスタ部からの電荷を画像信号として出力
    するイメージセンサと、 上記転送クロックを所定周期で発生する転送クロック発
    生手段と、 上記転送クロック発生手段から上記感光部の数以上の転
    送クロックが出力される時間を1周期とする上記シフト
    パルスを発生するシフトパルス発生手段と、 上記転送クロック及びシフトパルスを各々第1の周期で
    発生させる第1のモードと、上記転送クロック及びシフ
    トパルスを各々第2の周期で発生させる第2のモードと
    を上記転送クロック発生手段及びシフトパルス発生手段
    に行わせ、上記画像信号の読み取り動作中及びその前後
    の状態では上記第1のモードに設定し、読み取り待機状
    態では上記第2のモードに設定する制御手段とを設けた
    ことを特徴とする読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、読み取り開始の起動信
    号が入力された時、上記第2のモードから第1のモード
    ヘ移行させることを特徴とする請求項1記載の読み取り
    装置。
  3. 【請求項3】 上記イメージセンサの感光部への外光の
    入射を遮光する遮光手段と、上記遮光手段による遮光が
    解除されたことを検知する検知手段とを設け、上記制御
    手段は、上記検知手段の検知に応じて上記第2のモード
    から第1のモードヘ移行させることを特徴とする請求項
    1記載の読み取り装置。
  4. 【請求項4】 上記イメージセンサは、光源で照射され
    る原稿画像を読み取るようになされ、上記制御手段は、
    上記起動信号が入力された後、少なくとも上記光源の点
    灯開始直前の上記シフトパルスの1周期以上は上記第1
    のモードに移行し、その後光源の点灯を開始することを
    特徴とする請求項2記載の読み取り装置。
  5. 【請求項5】 上記検知手段は、上記イメージセンサ近
    傍に設置された受光手段からなり、上記制御手段は、上
    記受光手段の受光量に応じて上記転送クロック及びシフ
    トパルスの周期を決定することを特徴とする請求項3記
    載の読み取り装置。
  6. 【請求項6】 上記転送クロック及びシフトパルスの周
    期を、上記第1のモードでは短く設定し、上記第2のモ
    ードでは長く設定することを特徴とする請求項1記載の
    読み取り装置。
  7. 【請求項7】 1次元又は2次元方向に配列され、入射
    光を光電変換しこの光電変換により得られた電荷を蓄積
    する複数の感光部と、各感光部に蓄積された電荷を外部
    から入力されるシフトパルスによって夫々保持すると共
    に、上記保持された電荷を外部から入力される転送クロ
    ックによって順次出力するシフトレジスタ部とを備え、
    上記シフトレジスタ部からの電荷を画像信号として出力
    するイメージセンサを用い、 上記転送クロック及びシフトパルスを各々第1の周期で
    発生させる第1のモードと、上記転送クロック及びシフ
    トパルスを各々第2の周期で発生させる第2のモードと
    を設け、 上記画像信号の読み取り動作中及びその前後の状態では
    上記第1のモードに設定し、読み取り待機状態では上記
    第2のモードに設定することを特徴とする読み取り方
    法。
  8. 【請求項8】 上記読み取り開始の起動信号が入力され
    た時、上記第2のモードから第1のモードヘ移行させる
    ことを特徴とする請求項7記載の読み取り方法。
  9. 【請求項9】 上記イメージセンサの感光部への外光の
    入射を遮光する遮光手段による遮光が解除されたとき、
    上記第2のモードから第1のモードヘ移行させることを
    特徴とする請求項7記載の読み取り方法。
  10. 【請求項10】 上記イメージセンサは、光源で照射さ
    れる原稿画像を読み取るようになされ、上記起動信号が
    入力された後、少なくとも上記光源の点灯開始直前の上
    記シフトパルスの1周期以上は上記第1のモードに移行
    し、その後光源の点灯を開始することを特徴とする請求
    項8記載の読み取り方法。
  11. 【請求項11】 上記遮光手段による遮光の解除を、上
    記イメージセンサ近傍に設置された受光手段により検知
    し、上記受光手段の受光量に応じて上記転送クロック及
    びシフトパルスの周期を決定することを特徴とする請求
    項9記載の読み取り方法。
  12. 【請求項12】 上記転送クロック及びシフトパルスの
    周期を、上記第1のモードでは短く設定し、上記第2の
    モードでは長く設定することを特徴とする請求項7記載
    の読み取り方法。
  13. 【請求項13】 1次元又は2次元方向に配列され、入
    射光を光電変換しこの光電変換により得られた電荷を蓄
    積する複数の感光部と、各感光部に蓄積された電荷を外
    部から入力されるシフトパルスによって夫々保持すると
    共に、上記保持された電荷を外部から入力される転送ク
    ロックによって順次出力するシフトレジスタ部とを備
    え、上記シフトレジスタ部からの電荷を画像信号として
    出力するイメージセンサにおける上記転送クロックを所
    定周期で発生する処理と、 上記感光部の数以上の転送クロックが発生される時間を
    1周期とする上記シフトパルスを発生する処理と、 上記転送クロック及びシフトパルスを各々第1の周期で
    発生させる第1のモードと、上記転送クロック及びシフ
    トパルスを各々第2の周期で発生させる第2のモードと
    を行わせ、上記画像信号の読み取り動作中及びその前後
    の状態では上記第1のモードに設定し、読み取り待機状
    態では上記第2のモードに設定する処理とを実行するた
    めのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な
    記憶媒体。
  14. 【請求項14】 上記設定する処理は、読み取り開始の
    起動信号が入力された時、上記第2のモードから第1の
    モードヘ移行させることを特徴とする請求項13記載の
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  15. 【請求項15】 上記イメージセンサの感光部への外光
    の入射を検知する処理を実行するためのプログラムを記
    憶し、上記設定する処理は、上記検知に応じて上記第2
    のモードから第1のモードヘ移行させることを特徴とす
    る請求項13記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  16. 【請求項16】 上記イメージセンサは、光源で照射さ
    れる原稿画像を読み取るようになされ、上記設定する処
    理は、上記起動信号が入力された後、少なくとも上記光
    源の点灯開始直前の上記シフトパルスの1周期以上は上
    記第1のモードに移行し、その後光源の点灯を開始する
    ことを特徴とする請求項14記載のコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
  17. 【請求項17】 上記検知する処理は、上記外光の受光
    量を検知し、上記設定する処理は、上記受光量に応じて
    上記転送クロック及びシフトパルスの周期を決定するこ
    とを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体。
  18. 【請求項18】 上記転送クロック及びシフトパルスの
    周期を、上記第1のモードでは短く設定し、上記第2の
    モードでは長く設定することを特徴とする請求項13記
    載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074361A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Keyence Corp Cmosセンサーによる光学読み取り装置及び光学読み取り制御方法
US7522317B2 (en) 2000-12-20 2009-04-21 Seiko Epson Corporation Image reading device
JP2010273191A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及び画像形成装置
JP2010273192A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及び画像形成装置

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