JP2010270432A - 道路用標示体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベース部の外周面に凹部を全周に亘って形成し、この凹部に帯状反射体を全周に亘って巻回させて取り付ける。帯状反射体には帯状体32の表面に多数のガラスビーズ製の反射器31を長手方向に複数の列を形成するように配設させ、且つ帯状体には表面から裏面に至る貫通溝33を前記反射器31の形成する列の間に設ける。前記ベース部が歪んだときに、これに追随する前記帯状体32の歪みが貫通溝33で吸収され、反射器31の破損や脱落が抑制される。
【選択図】図3
Description
すなわち本発明に係る道路用標示体は、道路に固着されるベース部と、該ベース部から上方に突設された可撓性を有する柱形状のポール部とを備えた道路用標示体であって、
前記ベース部にはその外周面に周方向の凹部が全周に亘って形成され、
該凹部には帯状反射体が全周に亘って巻回されて取り付けられており、
該帯状反射体は帯状体の表面に多数のガラスビーズ製の反射器が適宜間隔をおいて配設されて構成され、
前記反射器は複数の列を前記帯状体の長手方向に形成するように配設され、
前記帯状体には表面から裏面に至る貫通溝が前記反射器の形成する列の間に設けられていることを特徴としている。
また、前記帯状体の長手方向に複数の列を形成するように前記反射器を配設するので、一体の帯状反射体を取り付けることで複数列の反射器を一度に配設させることができ、取り付けの作業が良い。
また、前記切欠き部の直径を前記貫通溝の幅より大きくすれば、切欠き部のアールが大きくなることで貫通溝の端部に集中する力がより分散されるので、前記帯状体の破壊がより抑制され好ましい。
図1は本発明に係る道路用標示体の実施の一形態を示す平面図と正面図であり、図2は図1の断面図である。
図面において、1は道路用標示体のポール部であり、2はベース部であり、本発明に係る道路用標示体は、ベース部2の上面にポール部1を突設させて構成されている。
ポール部1は車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を有するように、柱部11を熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマーなどを好適に用いることができる。
補強筒4の材質は、成型の容易さおよび車両等の踏みつけに対する復元性、耐久性等を考慮すると、熱可塑性ポリウレタンや軟質ポリオレフィン、エラストマーなどが好適である。
柱部11および補強筒4は、それぞれ柱部挿入環状溝22および補強筒挿入環状溝21に挿入され融着されてベース部2に固定されている。
柱部11とともに補強筒4をベース部2に融着させることで、道路用標示体の上を車両が通過するなどしてポール部1が折れ曲がる場合に、柱部11の根本部分にかかる応力を補強筒4に分散させることができる。
ベース部2の材質は、柱部11や補強筒4と同様に、成型の容易さおよび車両等の踏みつけに対する復元性に優れる熱可塑性ポリウレタンや軟質ポリオレフィン、エラストマーなどを好適に用いることができ、また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ASA樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂などの硬質な合成樹脂も好適に用いることができる。本実施形態では熱可塑性ポリウレタンを用いて形成している。
ベース2の下面には、ベース部2の成形時にアンカーボルト6が一体的に植設される。
また、ベース部2の形状は前記の円柱形状に限るものではなく、例えば台形錘などをしていても良い。
帯状反射体3は、帯状体32の表面に適宜間隔をおいてガラスビーズ製の反射器31が配設されたものである。
ベース部2の側壁には、帯状反射体3を取り付けるための側壁溝部24が全周に亘って形成されている。
帯状反射体3は、側壁溝部24に巻回されて取り付けられており、このようにベース部2の側壁溝部24に取り付けられることで帯状反射体3が外れにくくなると共に、反射器31を側壁溝部24の分だけベース部2の側壁から突設させることなく設けることができ、また上下方向への位置ずれを防ぐことができ好ましい。
帯状反射体3の取り付け位置である側壁溝部24より上部に緩衝凹溝23を形成することで、道路用標示体が車輪などに押しつぶされベース部2に上方向から荷重などの力が加わったときに、緩衝凹溝23が潰れることでこの位置で上方向からの力が分散されるため、緩衝凹溝23より下部に取り付けられた帯状反射体3へ加えられる力が低減され、帯状反射体3の脱落や破壊の発生が低減される。
反射器31は帯状体32の長手方向へ複数の列を形成するように配設されており、本実施形態では二列を形成させている。このように反射器31を複数列に配設することで、反射器31がベース部2の外周面に複数列に配設されるので、夜間などの視認性が向上する。
また、一体の帯状反射体3を取り付けることで複数列の反射器31を一度に配設させることができ、取り付けの作業が良い
帯状体32の材質は、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属などを用いてもよいが、反射器31を埋め込み形成することを容易にするためにゴム、ウレタン系樹脂、エラストマーなどの弾性の高い合成樹脂を用いるのが好ましく、反射器31が外れにくくなるように、ポリエチレンやポリプロピレン等、ある程度高い硬度を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのがより好ましい。
ネジ穴35は帯状体32の幅方向において中央にあたる位置に形成されている。これは道路用標示体に車輪などが衝突し、ベース部2と帯状反射体3に力がかかるときに、帯状反射体3のネジ穴35付近に力が集中して破断する問題を抑制するためのものである。
貫通溝33を設けることで、道路用標示体に車両などが接触してベース部2が歪んだときに、これに追随して生じる帯状体32の歪みが貫通溝33で吸収されるので、反射器31の取り付け位置における歪みがより小さくなされ、反射器31の脱落が抑制される。
また、貫通溝33を反射器31の列の中央にあたる位置に形成するのは、貫通溝33と反射器31の距離をより遠いものにして、反射器31の脱落をより抑制するためのものである。
本実施形態では、貫通溝33と帯状体32の側縁との中央位置に反射器31を配設させている。
貫通溝33の端部に切欠き部34を設けることで、道路用標示体に車両などが接触して上記のように帯状体32が貫通溝33で歪むときに、貫通溝33の端部に集中する力が切欠き部34で分散され、帯状体32の破壊が抑制される。
また、切欠き部34の直径を貫通溝33の幅より大きくすることで、切欠き部34のアールが大きくなり、貫通溝33の端部に集中する力がより分散され、帯状体32の破壊がより抑制される。
ベース部2の側壁溝部24は、帯状体32に対応した幅の大きさに形成されている。
また側壁溝部24において、巻回される帯状反射体3の貫通溝33に対応する位置に、突条25が外方へ突出するように形成されている。詳細には、突条25の幅と長さは、貫通溝33の幅と長さに対応して形成されており、突条25の突出の大きさは、帯状体2の厚みよりも小さく形成されている。
上記のように突条25を形成することで、側壁溝部24に帯状反射体3を巻回させて取り付けるときに、貫通溝33の内部に突条25が収容され、貫通溝33が潰れることで生じる帯状反射体3の側壁溝部24内における変位を抑制しつつ、帯状体32の歪みを吸収することができる。
11 柱部
12 キャップ部
13 空気抜き孔
14 反射シート
15 中空部
2 ベース部
21 補強筒挿入環状溝
22 柱部挿入環状溝
23 緩衝凹溝
24 側壁溝部
25 突条
26 小孔
3 帯状反射体
31 反射器
32 帯状体
33 貫通溝
34 切欠き部
35 ネジ穴
4 補強筒
5 固定ネジ
6 アンカーボルト
Claims (2)
- 道路に固着されるベース部と、該ベース部から上方に突設された可撓性を有する柱形状のポール部とを備えた道路用標示体であって、
前記ベース部にはその外周面に周方向の凹部が全周に亘って形成され、
該凹部には帯状反射体が全周に亘って巻回されて取り付けられており、
該帯状反射体は帯状体の表面に多数のガラスビーズ製の反射器が適宜間隔をおいて配設されて構成され、
前記反射器は複数の列を前記帯状体の長手方向に形成するように配設され、
前記帯状体には表面から裏面に至る貫通溝が前記反射器の形成する列の間に設けられていることを特徴とする道路用標示体。 - 前記貫通溝の端部には円形の切欠き部が設けられており、該切欠き部の直径が前記貫通溝の幅より大きくなされていることを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
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JP2013144881A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Sekisui Jushi Co Ltd | 柱状標示体 |
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