JP5301962B2 - 道路用標示体 - Google Patents

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Description

本発明は道路における車線のセンターライン標示、車線誘導標示あるいは交通規制誘導標示などを目的として、道路に立設して設置される道路用標示体に関するものである。
センターライン等に設置される従来の道路用標示体は、その設置場所の状況や目的に応じて、種々の形状のものが製造されて利用されている。
例えば特許文献1においては、曲げ剛さを増大させる補強材を内部に組み込まれた中空のポールを備えるポリウレタン樹脂系の熱可塑性エラストマーを用いて作られた視線誘導道路標識柱において、補強材が、ポールの長手方向にそって延び、ポールの内面から突出してポールと一体に形成され、内部に溝或いは中空孔を有する複数の突起からなることを特徴とする視線誘導道路標識柱が開示されている。
特許3769696号公報
しかしながら特許文献1に開示される視線誘導道路標識柱は、ポリウレタン樹脂系の熱可塑性エラストマー製の中空のポールの内面に補強材を形成して曲げ剛さを増大させているが、ポールの形状による剛性強化であり補強材がポールと同じ熱可塑性エラストマーであるため、ポール自体の強度そのものには大きな変化はなくその効果が限定的であるという問題があった。
そこで本発明は、ポール部の曲げに対する復元性を増大させるとともに、引張強さなどの強度も向上させた道路用標示体を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る道路用標示体は、ベース部と、該ベース部に下端を支持固定されて立設されるポール部を備え、該ポール部は少なくとも可とう性の合成樹脂を用いて形成され、前記ポール部には長手方向の両端部に亘って補強糸が埋設されている道路用標示体であって、
前記ポール部は、熱可塑性ポリウレタンを用いて中空円筒形状で形成された内筒部の外周面上に、合成樹脂で形成された前記補強糸が配置され、さらにその外周に熱可塑性ポリウレタンを用いて形成された外筒部が被覆されたものであり、且つ前記補強糸が前記ベース部に支持されたポール部の下端から上端に至るように設けられていることを特徴としている。
本発明に係る道路用標示体によれば、可とう性の合成樹脂を用いて形成されたポール部に補強糸が埋設されているので、ポール部の曲げに対する復元性を増大させるとともに、引っ張り力に対する強さも向上するため、ポール部が破壊されにくくなる。また、前記の補強糸がポール部の長手方向の両端部に亘って埋設されているので、道路用標示体の根本などポール部が折れ曲がりやすい部位以外に荷重などがかかっても、前記補強糸による復元性増大などの効果を得ることができる。
また、前記補強糸を前記ポール部の長手方向へ螺旋巻きにして埋設すれば、同一の本数の補強糸でより大きなポール部の範囲をカバーできるので、より効率的に補強糸による効果を得ることができ好ましい。
また、前記補強糸が第一の補強糸と第二の補強糸を備え、この第一の補強糸と第二の補強糸とをそれぞれ反対方向の螺旋巻きにしてポール部に埋設すれば、ポール部の折り曲げなどに対して、第一の補強糸と第二の補強糸とがそれぞれ埋設された方向へかかる力に対応するので、それぞれの補強糸が複合的に作用してより大きな効果を得ることができ好ましい。
本発明に係る道路用標示体によれば、ポール部が折り曲げられたときの復元性がよく破壊されにくい。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図1は本発明に係る道路用標示体の実施の一形態を示す正面図であり、図2は図1の断面図であり、図3は本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の一形態を示す図であり、図4は本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の他の一形態を示す図であり、図5は本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の他の一形態を示す図である。
図面において、1は道路用標示体のポール部である。ポール部1は円筒形の中空柱状体からなり、その上部の外側面には入射光に対して平行に出射光を反射する再帰反射性を有する反射シート11が被着されている。ポール部1の材質は、成形の容易さおよび車両等の踏みつけに対する復元性、耐久性等を考慮すると、熱可塑性ポリウレタンや軟質ポリオレフィン、軟質PVC、エラストマーなどが好適である。
2は、反射部材である。反射部材2は、帯状の形状をした基材22に適宜間隔をおいてガラスビーズ製の反射器21が配設されている。反射器21は入射光に対して平行に光を反射する再帰反射性が高く、かつ汚れにくく、劣化しにくいガラスビーズ製のものを用いるのが好ましいが、基材22の表面に反射テープなどを貼着してもよい。基材22の材質は、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属などを用いてもよいが、反射器21を埋め込み形成することを容易にするためにゴム、ウレタン系樹脂、エラストマーなどの弾性の高い合成樹脂を用いるのが好ましく、反射器21が外れにくくなるように、ポリエチレンやポリプロピレン等、ある程度高い硬度を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのがより好ましい。
3は、ベース部である。ベース部3は円柱形状をしており、その上面にはポール部1を挿入する環状溝31が形成されている。ポール部1はその下端を環状溝31に挿入され融着されて固定されている。
ベース部3の側壁には、帯状の反射部材2を取り付けるための側壁溝部32が全周に亘って形成されている。ベース3の材質は、成形の容易さおよび車両等の踏みつけに対する復元性、耐久性等を考慮すると、熱可塑性ポリウレタンや軟質ポリオレフィン、エラストマーなどが好適である。また、耐衝撃性に優れる塩化ビニル、ASA樹脂、ABS樹脂なども好適に用いることができる。
帯状の反射部材2は、ベース部3の側壁溝部32に巻回されて取り付けられている。反射部材2は、側壁溝部32に巻回させることで外れにくくなると共に、反射器21をベース部3の外面からそれ程突設させることなく設けることができ、また上下方向への位置ずれを防ぐことができ好ましい。また、ベース部3の外周への反射部材2の取り付けは、側壁溝部32を設けずに行っても良い。また、反射部材2は、反射テープをそのまま貼着してもよく、ガラス製の反射器をそのままベース部3の外周に埋め込むように取り付けてもよい。
ベース部3の下端面には、アンカーボルト5が固定されている。アンカーボルト5はベース部3の下端面の中心にその頭部を埋設し、アンカーボルト5の雄ねじ部がポール部1の軸方向へ向けて突出するように設けられている。
ベース部3を回転させて、アンカーボルト5の雄ねじ部を路面に埋設して固定されたアンカーナットに螺入させれば、ベース部3を路面に固定することができる。
4はキャップ部である。キャップ部4中空筒形状に形成されており、その上部には端部を塞ぐように上壁部41が形成され、下部の端部は開口されている。また、キャップ部4の側壁44の下端には、ポール部1の内周壁の形状に対応した形状に外周壁を形成したキャップ下端部43が形成されている。キャップ部4は、キャップ下端部43をポール部1の上端に挿し入れて、融着させてポール部1に固定されている。
キャップ部4の上壁部41において、その中央に空気抜き孔42が上壁部41の上面から下面に至るように貫通させて設けられている。空気抜き孔42を設けることで、ポール部1が車両等に踏みつけられて潰れる際に、ポール部1の中に形成された中空部15の内部の空気が空気抜き孔42から外側へ排出されるので、ポール部1が内部の空気の圧力の上昇によって破裂することが防止される。
図3は本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の一形態を示す図である。
ポール部1は、中空円筒状に形成された内筒部13と、その外側を覆うように設けられた外筒部12とを備え、内筒部13と外筒部12との間には、ポリウレタン繊維の補強糸14が中空円筒状のポール部1の上下両端に至るように長手方向に向けて設けられている。ポール部1の形成方法を具体的に記載すると、最初に内筒部13を内径φ74、厚さ2mmの中空円筒形状に熱可塑性ポリウレタンの押し出し成形により形成する。その後、その押し出し方向に向けて、1本が太さ約500デニールのポリウレタン繊維で形成された補強糸14を円筒部13の外周面にそれぞれ均等に12本配置し、更にその外周に厚さ1mmの外筒部12を熱可塑性ポリウレタンの押し出し成形によって被覆して形成している。本実施形態では内筒部13と外筒部12とを熱可塑性ポリウレタンを用いて形成しているが、これに限るものではなく、それぞれの材料となる樹脂を異ならせてもよい。また、本実施形態では、補強糸14にポリウレタン繊維の糸を用いているが、これに限るものではなく、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエステル、など他の合成樹脂繊維の糸を用いてもよく、炭素繊維の糸など合成樹脂以外の繊維の糸を用いてもよい。また、本実施形態では、補強糸14を12本埋設しているが、これに限らずにあらゆる本数を埋設してよく、4〜24本程度の埋設で好適な効果を得ることができる。また補強糸14のポリウレタン繊維に約500デニールの糸を用いているが、これに限らずにあらゆる太さの糸を用いることができ、約400〜2000デニールの糸を好適に用いることができる。また、ポール部1の内筒部13,外筒部12の寸法についても、適宜変更しても良い。
図4は本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の他の一形態を示す図である。
本実施形態は、補強糸14を内筒部13の外周に螺旋巻きにして配置した後、外筒部12を被覆してポール部1を形成したした点が、図3に示した前記の実施形態と異なる事項である。
このように補強糸14を螺旋巻きにして配置することで、1本の補強糸14でポール部1のより広い範囲を補強できるので、同一の本数の補強糸でより効率的に補強効果を得ることができる。
図5は本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の他の一形態を示す図である。
本実施形態は、12本の補強糸14が、各6本の第一の補強糸14aと第二の補強糸14bとで構成されている。そして、それぞれ内筒部13の外周に各6本づつ均等に配置した第一の補強糸14aと第二の補強糸14bとを、それぞれ反対方向の螺旋巻きで内筒部13に巻き付けた後、外筒部12を被覆してポール部1を形成したした点が、図4に示した前記の実施形態と異なる事項である。
このように第一の補強糸14aと第二の補強糸14bとをそれぞれ反対方向の螺旋巻きに配置することで、補強糸14が網状にポール部1に埋設配置されるので、ポール部1が折り曲げられるなど力がかけられたときには、第一の補強糸14aと第二の補強糸14bとがそれぞれ埋設された方向へかかる力に対応する。これにより、斜め方向に力がかかったときには、その方向に配置された方の補強糸がその力に対応してポール部1の強度と折れ曲がった後の復元性を向上させる。また、正面から力がかかったときには第一の補強糸14aと第二の補強糸14bの2本の補強糸14がそれぞれ配置された方向に向けて力を分散させて対応するので、ポール部1の強度と復元性を向上させる。
本発明に係る道路用標示体の実施の一形態を示す正面図である。 図1の断面図である。 本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の一形態を示す図である。 本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の他の一形態を示す図である。 本発明に係る道路用標示体のポール部の実施の他の一形態を示す図である。
符号の説明
1 ポール部
11 反射シート
12 外筒部
13 内筒部
14 補強糸
15 中空部
2 反射部材
21 反射器
22 基材
3 ベース部
31 環状溝
32 側壁溝部
4 キャップ部
41 上壁部
42 空気抜き孔
43 キャップ下端部
44 側壁
5 アンカーボルト

Claims (3)

  1. ベース部と、該ベース部に下端を支持固定されて立設されるポール部を備え、該ポール部は少なくとも可とう性の合成樹脂を用いて形成され、前記ポール部には長手方向の両端部に亘って補強糸が埋設されている道路用標示体であって、
    前記ポール部は、熱可塑性ポリウレタンを用いて中空円筒形状で形成された内筒部の外周面上に、合成樹脂で形成された前記補強糸が配置され、さらにその外周に熱可塑性ポリウレタンを用いて形成された外筒部が被覆されたものであり、且つ前記補強糸が前記ベース部に支持されたポール部の下端から上端に至るように設けられていることを特徴とする道路用標示体。
  2. 前記補強糸が前記ポール部の長手方向へ螺旋巻きにされて埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
  3. 前記補強糸が第一の補強糸と第二の補強糸を備え、該第一の補強糸と第二の補強糸とがそれぞれ反対方向の螺旋巻きにされて前記ポール部に埋設されていることを特徴とする請求項2に記載の道路用標示体。
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