JP2010269728A - 鉄道車両の配線経路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線経路長、配線類の引き回し距離および作業時間が短縮し、材料費、作業費を含めコストの低減が図れる鉄道車両の配線経路構造を提供する。
【解決手段】設置された床下機器2からの引き入れ口3を側構体4の車体長手方向の途中に持ち、側構体4の内部を天井裏6まで立ち上がって、天井裏6を車体長手方向の一方またはおよび他方に延び、車内配線類7用と区別される引き通し線類9用には車体1端部外への引き出し口24を持っているようにして、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は鉄道車両の配線経路構造、詳しくは床下機器からの配線、配線配管、配線ダクトといった一部空気配管も含む配線類を引き回すための鉄道車両の配線経路構造に関するものである。
鉄道車両に艤装する機器は、発熱、騒音などの問題と、居住空間を狭めないという課題などから車体の外まわりに設けるのが普通で、車両の重心を下げる意味でも床下機器として床下に設置することが多い(例えば、特許文献1、2参照。)。特許文献1は、床下機器の吊り下げに堪える十分な剛性構造を有した台枠の下面に吊り下げレールを設けて、床下機器を吊り下げることにより、床下機器の配置スペースを十分に確保する改良技術を開示し、特許文献2は床下機器を車両の長手方向に長く配置することによって、車両走行時の空気抵抗を低減する改良技術を開示している。
床下機器として艤装する鉄道車両の外部機器は多岐に亘り、インバータ方式の主制御器VVVFなどのように複数の電気機器をユニット化したものもあるなか、機能の違い、メーカーの違い、販売ルートの違い、取り扱いの違い、設置位置の違いなどから、配線、配線配管、配線ダクトなどの事後接続が、相互間や車体など他との間で必要な独立した多数の同種、異種機器を組合せ艤装している。
床下機器の床下での相互接続とは別に、床下機器からの車体内配線や車体間への引き出し線用の配線は、車体を通じて引き回される。従来、この引き回しは図1(a)に示すように、台車a、a間などに配した床下機器bからの引き入れ口を車体cの台枠dの長手方向途中に持ち、台枠d内を車体長手方向の一方に延びてこの一方側の妻構体f内を天井裏まで立ち上がり、天井裏を車体cの他方側に延びる室内配線用の配線経路gと、台車a、a間に設置された床下機器cからの引き入れ口を車体cの台枠dの長手方向途中に持ち、台枠d内を車体cの長手方向の一方および他方に延びる引き通し線用の配線経路hとを有した配線経路構造を採用している。
特開2001−55139号公報 特開2005−59621号公報
しかし、上記従来の配線経路g、hを持つ配線経路構造では、室内配線用の配線経路gの必要長が車体長さの2倍弱と長く、手間がかかり、配線、配線配管、配線ダクトの材料費、それらの引き回し作業費を含め高価につく上、配線経路g、h共に台枠dの枕梁jを貫通するので、貫通穴の加工、貫通穴への通し作業が必要となり、また、枕梁への貫通穴加工は強度に影響するので強度補償部材とその付帯作業が必要になるので、これらもコスト上昇の原因になる。
本発明は、上記の問題点に鑑み、配線経路長、配線類の引き回し距離および作業時間が短縮し、材料費、作業費を含めコストの低減が図れる鉄道車両の配線経路構造を提供することを課題とする。
上記のような課題を達成するために、本発明の鉄道車両の配線経路構造は、鉄道車両車体の配線、配線配管、配線ダクトといった一部空気配管を含む配線類を引き回すための配線経路構造であって、設置された床下機器からの引き入れ口を側構体の車体長手方向の途中に持ち、側構体の内部を天井裏まで立ち上がって、天井裏を車体長手方向の一方またはおよび他方に延び、車内配線類用と区別される引き通し線類用には車体端部外への引き出し口を持っていることを1つの特徴としている。
このような構成では、床下機器から車体側に延びる配線、配線配管、配線ダクトといった一部空気配管を含む配線類を引き回す配線類経路は、車内配線類、引き出し線類を含め、側構体の車体長手方向の途中を天井裏まで立ち上がる立ち上がり経路と、この立ち上がり経路から天井裏を車体の長手方向一方またはおよび他方に延び、引き出し線類用には車体端部外への引き出し口を持った、最大T字型の単純形態かつ短い配線類経路にて全て引き回せる。また、引き出し線類は立ち上がり分だけ従来に比し配線長は増大するが、車内配線類の配線長は立ち上がり経路から車体端部までの配線が天井裏だけでよくなり、従来の台枠内で車体一方の端部まで必要とした配線が不要で、車内配線類の増大配線長を上回る配線長減となる。
また、本発明の鉄道車両の配線経路構造は、鉄道車両の車体の配線、配線配管、配線ダクトといった一部空気配管を含む配線類を引き回すための配線経路構造であって、設置された床下機器からの引き入れ口を側構体の車体長手方向の途中に持ち、側構体の内部を天井裏まで立ち上がって、天井裏を車体長手方向の一方またはおよび他方に延びた室内配線類用の配線経路と、設置された床下機器からの引き入れ口を台枠上の床構造部の長手方向の途中に持ち、床構造部内を車体の長手方向一方またはおよび他方に延び車体端部外への引き出し口を持った引き通し線類用の配線経路と、を備えたことを別の特徴としている。
このような構成では、床下機器から車体側に延びる配線、配線配管、配線ダクトといった配線類を引き回す配線類経路は、車内配線類用の配線経路と、引き出し線類用の配線経路とに分かれるが、引き出し線類用の配線経路長は従来と同様で、引き出し線類用の配線経路長はT字型経路の故に、従来の台枠内で車体一方の端部まで必要とした配線長分が短くなる。また、引き出し線類用の配線経路は床構造部のスペースにて台枠を避けて形成できる。
上記において、さらに、配線経路の側構体の途中を立ち上がる立ち上がり経路は、間柱間に位置することを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、間柱間は既設スペースであるが、床下機器配置域である車体の長手方向途中で側構体内を立ち上がっていて、そのままで、床下機器からの配線類を引き回せる立ち上がり経路に実用できる。
上記において、さらに、配線経路の引き入れ口は、台枠および床構造部を貫通し、台枠下から側構体内に通じた貫通ダクトであることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、配線経路の引き入れ口が貫通ダクトで、台枠および床構造部を貫通し、台枠下から側構体内に通じればよく、台枠の側梁を避けた経路で配線類の側構体内への引き入れもできる。
また、上記において、さらに、配線経路の側構体の途中を立ち上がる立ち上がり経路は、戸袋内に位置し、この戸袋車内側および床構造部上に設置される袖仕切り内を含むことを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、戸袋も既設スペースであるが、床下機器配置域である長手方向途中に位置するものがあって、側構体内を立ち上がっているので、そのままで、床下機器からの配線類を引き回せる立ち上がり経路に実用できる。
上記において、さらに、立ち上がり経路は、経路内配線の縦方向適所を結束する結束具の取り付け穴、またはおよび、配線を支持し、また案内する配線支え部材が、外板の補強材に設けられていることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、立ち上がり経路内を下部から上部へ引き回される配線類は、横に延びる配線類のように下から受けて支持することはできないが、立ち上がり経路内に露出している既設の補強材に設けた結束穴に取り付けた結束具により結束し、またはおよび、既設の補強材に取り付けた配線支え部材により配線類の各部を支持し、また案内することで、所定の引き回し経路に拘束できる。
上記において、さらに、天井裏経路では、車体長手方向に延びて配線を下方より受け止め支持する配線支え部材が屋根構体の垂木に取り付け設けられていることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、天井裏経路内を車体長手方向引き回される配線類は、横向きの引き回しとなることに対応して、屋根構体の垂木に取り付けた配線支え部材により下方から受け止め支持することにより、所定の引き回し経路に拘束できる。
上記において、さらに、床構造部は、台枠上を車体長手方向に延びて床材を支持するチャンネル材、ハット型材、Z型材、L型材、キーストン材、キーストン材上のチャンネル材、キーストン材上の中空材、台枠を分割体として、あるいは全体としてなすように押し出し成形した、ホロー形材の床支持リブの少なくとも1つにて、配線経路の台枠上、床材下に位置する車体の長手方向の床経路を形成していることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、床構造部を車体の台枠と床材との間を引き出し配線類用の配線経路スペースを見込んだ高さに設定して、台枠上を車体長手方向に延びて床材を支持するチャンネル材、ハット型材、Z型材、L型材、キーストン材、キーストン材上のチャンネル材、キーストン材上の中空材、台枠を分割体として、あるいは全体としてなすように押し出し成形した、ホロー形材の床支持リブの少なくとも1つによって車体長手方向に延びる各種横断面形状の配線経路を形成することができる。
上記において、さらに、チャンネル材、ハット型材、Z型材、L型材、キーストン材の床材側に向く凸条、のそれぞれは、高さの、異なるものが混在していることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、チャンネル材、ハット型材、Z型材、L型材、キーストン材の凸条の高さの違いを利用して、高さの高いもので床材を支持して、高さの低いものを跨ぐ両側の高さの高いものの間に、1つ以上の高さの低いものが車幅方向途中に位置する横断面形状の配線経路を形成して、高さの低いものにより引き回し配線類を落ち着かせやすい。
上記において、さらに、配線経路は、床下機器の側面に設けられた電気接続口に対応していることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、配線経路がそれに対応した床下機器の側面の電気接続口からの配線類を直近にて受け入れて引き回すことができ、電気接続口は下向きとすることで雨水に曝され難くする。
上記において、さらに、床構造部は、底板を有していることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、床構造部は、底板により下方から粉塵や風雨に曝されるのを防止される。
本発明の鉄道車両の配線経路構造の1つの特徴によれば、床下機器からの配線類を引き回す配線類経路が、車内配線類、引き出し線類を含め、側構体の途中を天井裏までの立ち上がり経路と、この立ち上がり経路から天井裏を車体の長手方向に延び、引き出し線類用には車体端部外への引き出し口を持った天井裏経路とによる、従来に比し、単純形態かつ短い配線類経路にて、しかも台枠を通らず横梁を貫通しない構成にて、全ての配線類を引き回せるので、配線経路長、配線類の引き回し距離および作業時間が短縮し、材料費、作業費を含めコストの低減が図れる。
また、本発明の鉄道車両の配線経路構造の別の特徴によれば、側構体の途中の立ち上がり経路と、天井裏を延びる天井裏経路とによる最大T字型の社内配線類用の配線経路と、床構造部内を延びる引き出し線類用の配線経路と、に別れるが、従来に比し、総経路長、配線距離が短縮し、しかも、引き出し線類用の配線経路は床構造部のスペースにて台枠を避けて形成し、貫通穴の加工、それに伴う補強作業が不要になるので、配線経路長、配線類の引き回し距離および作業時間が短縮し、材料費、作業費を含めコストの低減が図れる。
上記に加え、さらに、床下機器配置域に対応した側構体内の途中の立ち上がり経路に、間柱間がなす既設スペースを手間無く有効利用して、作業時間の短縮、材料費、作業費の低減が、さらに図れる。
上記に加え、さらに、配線経路の引き入れ口を台枠および床構造部を貫通する貫通ダクトとして、台枠の側梁を避けた経路で挟み込むだけで、台枠の強度低下の問題や複雑な作業無しに形成できるし、貫通ダクトは配線類を引っ掛かりなく引き入れやすくすることができ、作業時間の短縮、材料費、作業費の低減がさらに図れる。
上記に加え、さらに、床下機器配置域に対応した側構体内の途中の立ち上がり経路に、戸袋がなす既設スペースを手間無く有効利用して、作業時間の短縮、材料費、作業費の低減が、さらに図れる。
上記に加え、さらに、床構造部を車体の台枠と床材との間を引き出し配線類用の配線経路スペースを見込んだ高さにて、台枠上で床材を支持するチャンネル材、ハット型材、Z型材、L型材、キーストン材、キーストン材上のチャンネル材、キーストン材上の中空材、台枠を分割体として、あるいは全体としてなすように押し出し成形した、ホロー形材の床支持リブの少なくとも1つによって車体長手方向に延びる各種横断面形状の配線経路を形成することができ、横断面の各部で経路断面の広がりや形状の違う配線経路として、異なった種類、本数の配線類の配線、配管、ダクト通しへの過不足のない適合性を高められる。
この場合、チャンネル材、ハット型材、Z型材、L型材、キーストン材の凸条の高さの違いを利用して、高さの高いもので床材を支持して、高さの低いものを跨ぐ両側の高さの高いものの間に、1つ以上の高さの低いものが車幅方向途中に位置する横断面形状の配線経路を形成して、高さの低いものにより引き回し配線類を落ち着かせやすくなる。
鉄道車両の配線経路構造と配線類の引き回し例を示し、(a)は従来例を示す鉄道車両の車体の透視側面図、(b)本発明の実施の形態に係る1つの例を示す車体の透視側面図、(c)は本発明の実施の形態に係る別の例を示す車体の透視側面図である。 間柱間の既設スペースを利用した図1(b)(c)に示す配線経路の立ち上がり経路の1つの具体例と、同経路への配線類の引き回し例を示し、(a)は車体の横断面図、(b)は側構体の立ち上がり経路を含む外板の背面図、(c)は配線経路、立ち上がり経路の引き入れ口をなすダクトの引き回し配線類と共の横断面図である。 戸袋の既設スペース利用した図1(b)(c)に示す配線経路の立ち上がり経路の別の具体例と、同経路への配線類の引き回し例を示し、(a)は車体の片側側構体および袖仕切りを含む横断面図、(b)は側構体の立ち上がり経路を含む外板の背面図、(c1)は(b)のA−A断面図、(c2)は(b)のB−B断面図、(c3)は(b)のC−C断面図、(c4)は(b)のD−D断面図である。 床構造部を利用した図1(c)の引き出し線類用の配線経路、配線類の引き回しの1つの具体例を示し、(a)は車体床部の横断面図、(b)は一部拡大図である。 床構造部を利用した図1(c)の引き出し線類用の配線経路、配線類の引き回しの、図4とは別の具体例を(a)(b)に2例示す横断面図である。 床構造部を利用した図1(c)の引き出し線類用の配線経路、配線類の引き回しの、図4、図5とは別の具体例を(a)〜(c)に3例示す横断面図である。 床構造部を利用した図1(c)の引き出し線類用の配線経路、配線類の引き回しと、床下機器、シールド連結栓受けと接続の具体例を示し、(a)は床構造部を含んでみた台枠の全体平面図とそのA部の拡大平面図、(b)は(a)のB―B矢視図、(c)は(a)のC−C矢視図、(d)は(a)のD−D矢視図、(e)は(a)のE−E矢視図である。 配線類を結束具にて結束し補強材に支持した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る鉄道車両の配線経路構造について図1〜図8を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明および図示は、本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載内容を限定するものではない。
図1(b)に示す本実施の形態の鉄道車両の配線経路構造100は、台車5で前後を支持される車体1の配線、配線配管、配線ダクトといった一部空気配管も含む配線類を引き回すためのものであって、設置された床下機器2からの引き入れ口3を側構体4の車体長手方向の途中に持ち、側構体4の内部を天井裏6まで立ち上がって、天井裏6を車体長手方向の一方またはおよび他方に延び、車内配線類7はそのままスイッチ類、電灯類、戸閉め機といった各種の車内電気機器8、空気機器8aと接続し、引き通し線類9用は車体端部外への引き出し口11を持っていることを基本的な構成としている。これにより、床下機器2から車体4側に延びる配線、配線配管、配線ダクトといった配線類を引き回す配線類経路12は、車内配線類7、引き出し線類9を含め、側構体4の車体長手方向の途中を天井裏6まで立ち上がる立ち上がり経路12aと、この立ち上がり経路12aから天井裏6を車体1の長手方向一方またはおよび他方に延び、引き出し線類9用には車体1端部外への引き出し口11を持った、最大T字型の単純形態かつ短い配線類経路12にて全て引き回せる。また、引き出し線類9は立ち上がり分だけ従来に比し配線長は増大するが、社内配線類7の配線長は立ち上がり経路12aから車体1端部までの配線が天井裏6だけでよくなり、従来の台枠内で車体一方の端部まで必要とした配線が不要で、車内配線類7の増大配線長を上回る配線長減となる。
この結果、床下機器2からの配線類を引き回す配線類経路12が、車内配線類7、引き出し線類9を含め、側構体4の途中を天井裏6までの立ち上がり経路12aと、この立ち上がり経路12aから天井裏6を車体1の長手方向に延び、引き出し線類9用には車体1端部外への引き出し口11を持った天井裏経路12bとによる、従来に比し、単純形態かつ短い配線類経路12にて、しかも台枠13を通らず横梁13aを貫通しない構成にて、全ての配線類を引き回せるので、配線経路長、配線類の引き回し距離および作業時間が短縮し、材料費、作業費を含めコストの低減が図れる。
また、図1(c)に示す本実施の形態の鉄道車両の配線経路構造200は、図1(b)の配線経路構造100と同様に、鉄道車両の車体1の配線、配線配管、配線ダクトといった一部空気配管を含む配線類を引き回すためのものであって、設置された床下機器2からの引き入れ口3を側構体4の車体長手方向の途中に持ち、側構体4の内部を天井裏6まで立ち上がって、天井裏6を車体長手方向の一方またはおよび他方に延びた室内配線類7用の配線経路21と、設置された床下機器2からの引き入れ口22を台枠13上の床構造部23の長手方向の途中に持ち、床構造部23内を車体の長手方向一方またはおよび他方に延び車体1端部外への引き出し口24を持った引き通し線類9用の配線経路25と、を備えたことを基本構成としている。これにより、床下機器2から車体1側に延びる配線、配線配管、配線ダクトといった配線類を引き回す配線類経路は、車内配線類7用の配線経路21と、引き出し線類9用の配線経路25とに分かれるが、引き出し線類9用の配線経路25での配線経路長は図1(a)に示す従来例と同様で、室内配線類7用の配線経路21での配線経路長はT字型の配線経路21の故に、従来の台枠内で車体一方の端部まで必要とした配線長分が短くなる。また、引き出し線類9用の配線経路25は床構造部23の内部スペースにて台枠13を避けて形成できる。
この結果、側構体4の途中の立ち上がり経路21aと、天井裏6を延びる天井裏経路21bとによる最大T字型の社内配線類用の配線経路21と、床構造部23内を延びる引き出し線類9用の配線経路25と、に別れるが、従来に比し、総経路長、配線距離が短縮し、しかも、引き出し線類9用の配線経路25は床構造部23の内部スペースにて台枠13を避けて形成し、枕梁13aへの貫通穴の加工、それに伴う補強作業が不要になるので、配線経路長、配線類の引き回し距離および作業時間が短縮し、材料費、作業費を含めコストの低減が図れる。
図1(b)に示す例では、配線経路12の側構体4の途中を立ち上がる立ち上がり経路12aは、図2(a)、(b)に示すように、間柱26間に位置している。この間柱26間は既設スペースであるが、床下機器2の配置域である車体1の長手方向途中で側構体4内を立ち上がっていて、そのままで、床下機器2からの配線類を引き回せる立ち上がり経路12aに実用できる。従って、床下機器2の配置域に対応した側構体4内の途中の立ち上がり経路12aに、間柱26間がなす既設スペースを手間無く有効利用して、作業時間の短縮、材料費、作業費の低減が、さらに図れる。
また、配線経路12の引き入れ口3は、台枠13および床構造部23を貫通し、台枠13下から側構体4内に通じた貫通ダクト3aとしている。このようにすると、配線経路12の引き入れ口3が貫通ダクト3aで、台枠13および床構造部23を貫通し、台枠13下から側構体4内に通じればよく、図2(a)に示すように台枠13の側梁13aを避けた経路で配線類の側構体4内への引き入れもできる。従って、配線経路12の引き入れ口3を台枠13および床構造部23を貫通する貫通ダクト3aとして、台枠13の側梁13aを避けた経路で挟み込むだけで、台枠13の側枠13aを切り欠くといったことによる強度低下の問題や複雑な作業無しに形成できるし、貫通ダクト3aは配線類7、9を引っ掛かりなく引き入れやすくすることができ、作業時間の短縮、材料費、作業費の低減がさらに図れる。
また、立ち上がり経路12aは、経路内配線である例えば図2(c)に示すDC100V線31、シールド線32、特殊シールド線33、AC線34、戸閉配管35などの、縦方向適所を結束する図8に示すような結束具36を取り付ける取り付け穴37、またはおよび、配線を嵌め込んだり通したりして支持するチャンネル材、パイプ材、チューブ材など各種の配線支え部材38が、外板39の補強材41に設けている。これにより、立ち上がり経路12a内を下部から上部へ引き回される配線類は、横に延びる配線類のように下から受けて支持することはできないが、立ち上がり経路12a内に露出している既設の補強材に取り付けた結束用の支持部材に配線類の各部を結束具にて結束することで、所定の引き回し経路に拘束できる。
図1(b)の例に対し、図2(c)の例では、配線経路21の側構体4の途中を立ち上がる立ち上がり経路21aは、図3(a)〜(c4)に示すように、戸袋27内に位置し、この戸袋27の車内側および床構造部23上に設置される袖仕切り28内を含んだものとしている。戸袋27も間柱26間同様に既設スペースであるが、床下機器2の配置域である車体1の長手方向途中に位置するものがあって、側構体4内を立ち上がっているので、そのままで、床下機器2からの車内配線類7などを引き回せる立ち上がり経路21aに実用できる。本例では、特に、内骨29が設けられる戸袋パネル27aによる既設スペースや戸袋27に続く袖仕切り28による既設スペースを立ち上り経路21aとして車内配線類7などを引き回している。さらに具体的には、車内配線類7などの立ち上がり経路21aへの引き回しは、戸袋パネル27の既設の内骨29や袖仕切り28に設けた内骨29に沿わせて引き回し、内骨29を支持、案内するようにしてある。これにより、図2(b)に示す例のような取り付け穴37や配線支え部材38を用いずに支持できる。しかし、それら支持構造ないしは他の適当な支持構造を必要に応じ採用することができる。
また、図1(c)に示すように、出入り口42の両側にある戸袋27内、具体的には内骨29に沿って立ち上がり経路21aを振り分け配置すれば、戸袋27内を立ち上がり経路21aに有効利用できるスペースが狭隘であっても、必要数の車内配線類8はもとより、引き出し線類9をも配線することができる。
さらに、天井裏経路12b、21bでは、図2(a)に車内配線7の場合で代表して示した例のように、車体長手方向に延びて配線を下方より受け止め支持する配線支え部材43が屋根構体44の垂木44aに取り付け設けている。これにより、天井裏経路12b、21b内を車体長手方向引き回される配線類は、横向きの引き回しとなることに対応して、屋根構体44の垂木44aに取り付けた配線支え部材43により下方から受け止め支持することにより、所定の引き回し経路に拘束できる。なお、戸閉配管35はそれ自体剛体であるので、特別な配線支え部材43を用いず、垂木44aに結束具や帯止め具などにて直接結束したり帯止めしたりするなどして配管することもできる。
また、床構造部23は、台枠13上を車体長手方向に延びて床材51を支持するチャンネル材、図4(a)(b)、図5(a)に示すようなハット型材53、図5(a)に示すZ型材54、L型材、図4(a)(b)、図5(b)、図6(a)(b)に示すようなキーストン材55、図6(b)に示すキーストン材55上の矩形断面をなした中空形材56、図6(c)に示す台枠13を分割体として、あるいは全体としてなすように押し出し成形した、ホロー形材57の床支持リブ57aの少なくとも1つにて、配線経路の台枠13上、床材51下に位置する車体1の長手方向の床経路58を形成する。これにより、床構造部23を車体1の台枠13と床材51との間を引き出し配線類9用の配線経路スペースを見込んだ高さに設定して、床材51を車体長手方向に延びて台枠13上に支持するチャンネル材、図4(a)(b)、図5(a)に示すようなハット型材53、図5(a)に示すZ型材54、L型材、図4(a)(b)、図5(b)、図6(a)(b)に示すようなキーストン材55、図6(b)に示すキーストン材55上の中空材56、図6(c)に示す台枠13を分割体として、あるいは全体としてなすように押し出し成形した、ホロー形材57の床支持リブ57aの少なくとも1つによって車体長手方向に延びる各種横断面形状の床経路58を形成することができる。
図4に示す例では、特に、床材51は床構造部23の上板51b、上板51bの表面を覆う敷物51aよりなり、台枠13上に配線経路スペースの高さよりも低い凸条55aを有するステンレス鋼製のキーストン材55を、底板62を介して支持して床構造部23に必要な強度、雨水の侵入や周りからの断熱、車内への防音効果が得られる密封性、を保証した上で、このキーストン材55上の車幅方向各部に鋼板製またはアルミニウム製のハット型材53を支持し、このハット型材53上に床材51を支持することにより台枠13上に必要高さの配線スペースを確保している。ハット型材53間には中央に凸条55aが位置する車幅方向に凹凸のある床経路58が形成でき、凸条55aにより床経路58を引き回した配線類を捕捉して安定させられるし、場合により配線類の種類により振り分けた引き回しも可能となる。
このような凸条55aのハット型材53間での数は、凸条55aの配列ピッチまたはおよびハット型材53の配列ピッチによって種々に設定できる。また、形成された床経路58は床材51を配置するまでは上方に開放されているので、配線類の床経路58を利用した初期引き回しは開放された床経路58内に上方から載置していくことで簡単かつ短時間に行える。床材51のハット型材53上への支持を接着剤59によって行い、必要に応じ剥がせるようにしておく、あるいは、電線配管を予め床経路58に仕込んでおくことで、配線類の交換といったメンテナンスも容易に行えるし、ねじ止めなどによる外観への影響も生じない。台枠13上への底板62、キーストン材55、ハット型材53の支持はスポット溶接、レーザ溶接などによって行える。
なお、以上のような床構造部23は、床経路58を形成する車幅方向域だけでよく、他の床経路58を形成しない車幅方向域では、キーストン材55の凸条55aに対応する凹条61aを有する塗り床材61にて形成し、床構造部23の構造を単純化している。また、床材51と塗り床材61の表面は段差のない面一状態としてある。さらに、引き出し線9の引き回し時、所定の本数単位、種類の単位、引き回し単位毎に結束して纏めておくと配線類の引き回し時の取り扱い単位数が低減する。塗り床材61は弾性、断熱性に優れた材料を採用できる。しかし、塗り床材61に代えて弾性や断熱性を有し床材を採用することもできる。
図5(a)の例では、特に、台枠13上に底板62を介し支持した鋼板製やアルミニウム製のハット型材53とZ型材54とによって床材51を支持した床構造部23として、それらハット型材53、Z型材54間に床経路58を形成し、キーストン材55との組み合わせを省略して必要強度を確保し、床経路58を形成しない車幅方向域は、ステンレス鋼製のキーストン材55と塗り床材61の組み合わせとして必要強度、密封性を確保して床構造を簡略化している。
図5(b)に示す例では、特に、台枠13上に底板62を介し支持したステンレス鋼製で配線スペースに見合う高さの凸条55aを有したキーストン材55によって床材51を支持した床構造部23として、凸条55a間に床経路58を形成するのに併せ、他の形材との組み合わせを省略して必要強度を確保し、床経路58を形成しない車幅方向域は、キーストン材55の配線スペースよりも低い凸条55aを有した部分と弾性床材61に組み合わせとして必要強度、密封性を確保して床構造を簡略化している。低い凸条55aと高い凸条55aとは、1枚のキーストン材55とすることができるし、個別のキーストン材55、55とすることもできる。図示例では一体とし、組立に有利なようにしている。
ここに、チャンネル材、ハット型材53、Z型材54、キーストン材55の床材51側に向く凸条55aは、高さの、異なるものが混在してよく、各種横断面の床経路58を形成することができる。これにより、チャンネル材、ハット型材53、Z型材54、L型材、キーストン材55の凸条55aの高さの違いを利用して、高さの高いもので床材51を支持して、高さの低いものを跨ぐ両側の高さの高いものの間に、1つ以上の高さの低いものが車幅方向途中に位置する横断面形状の床経路58を形成して、高さの低いものにより引き回し配線類を落ち着かせやすくなる。
図6(a)に示す例の床構造部23は、底板62なしに台枠13上に支持したキーストン材55を、配線スペース高さを確保して床材51を支持する高い凸条55aの間に極低い凸条55aを形成したものとして、高い凸条55a間に極低い凸条55aを1つ有した床経路58を形成している。これにより、底板62、ハット型材53、Z型材54などを省略した簡易構造として、必要強度、密封性を保証でき、さらなる低コスト化が図れる。
図6(b)に示す例の床構造部23は、台枠13上に溶接して支持したキーストン材55の配線スペースよりも低い凸条55aの1つ置きなど適当な位置の凸条55a上に、矩形断面などとした中空材56を接着剤64にて接着し、各中空材56によって床材51を、配線スペース高さを確保して支持し、床経路58を形成している。これによっても、底板62、ハット型材43やその溶接付け作業が省略して、必要強度、密封性を確保できさらなる低コスト化が図れる。
図6(c)に示す床構造部23は、台枠13をなすホロー形材57に一体形成した床支持リブ57aにより床材51を支持して所定高さの床経路58を形成しており、床支持リブ57aは床材51との接着代を車幅方向に大きくするため、上端に両側に張り出すなどしたフランジ57bを一体成形して各幅している。床経路58を形成する車幅方向域の床材51は、上板51bと敷物51aとの組み合わせとしてあるが、床経路58を形成しない車幅方向域の床材51は、塗工で形成した塗り床層63の上に敷物51aだけで覆い接着剤59により接着している。これにより、必要強度、密封性をより満足して、床構造部23が台枠13と併せ、部品点数、組立工数の最も少ない、もっとも安価なものとなる。なお、分割したホロー形材57間の繋ぎ目164はレーザ溶接、アーク溶接、摩擦溶接などによって連続に溶接して接合している。
図7に示す車内配線類7、引き出し線類9の車体1からの引き出し構造、床下機器2との接続構造例では、床構造部23の車体1の端部に引き出し口24が、その後段の配線ガイド部24aと共に設けられ、台枠13端部下に取り付けた低圧、シールド連結栓受65に接続されている。また、側構体4や床構造部23の車体長手方向の途中に図7(a)(d)に示す引き入れ口3と、図7(a)(e)に示す引き入れ口22と、が設けられ、図7(a)(d)に示す引き入れ口3には床下機器2に接続した側アクセスコネクタ66からの車内配線類7を引き入れて、袖仕切28、側構体4の立ち上がり経路12aを経て天井裏経路12bへと引き回すようにしている。また、図7(a)(e)に示す引き入れ口22には床下機器2に接続した側アクセスコネクタ67からの引き出し配線類9を受け入れて、床構造部23内の床経路58内を引き回し、前記引き出し口24から引き出すようにしている。図示例では、床下機器2の側面には、側アクセスコネクタ66、67を接続するコネクタ68、69は上向きに設けているが、防水上から下向きに設ける方が好ましい。
ここに、立ち上がり経路12a、床経路58共に、床下機器2の電気接続部としてのコネクタ68、69の位置に引き入れ口3が対応した構成となっている。これにより、立ち上がり経路12a、床経路58のいずれの配線経路も、それに対応した床下機器2の側面の電気接続口であるコネクタ68、69からの車内配線類7た引き出し配線類9などの配線類を直近の引き入れ口3にて受け入れて引き回すことができる。
本発明は、鉄道車両の配線類の側構体4や天井裏6、床構造部23内を引き回す配線経路構造、組立、引き回し作業を従来よりも簡略化、作業時間の短縮化を実現し、低コスト化および生産性の向上が図れる。
1 車体
2 以下機器
3、22 引き入れ口
4 側構体
5 台車
6 天井裏
7 車内配線類
8 車内電気機器
8a 車内空気機器
9 引き出し線類
11、24 引き出し口
12 配線類経路
12a 立ち上がり経路
12b 天井裏経路
13 台枠
21 室内配線類用の配線類経路
21a 立ち上がり経路
21b 天井裏経路
23 床構造部
25、58 引き出し線類用の配線経路
26 間柱
27 戸袋
27a 戸袋パネル
28 袖仕切
29 内骨
35 戸閉配管
36 結束具
37 取り付け穴
38、43 電線支え材
39 外板
41 補強材
42 出入り口
44 屋根構体
44a 垂木
51 床材
57 ホロー形材
57a 床支持リブ
66、67 側アクセスコネクタ
68、69 コネクタ

Claims (11)

  1. 鉄道車両の車体の配線、配線配管、配線ダクトといった一部空気配管も含む配線類を引き回すための配線経路構造であって、
    設置された床下機器からの引き入れ口を側構体の車体長手方向の途中に持ち、側構体の内部を天井裏まで立ち上がって、天井裏を車体長手方向の一方またはおよび他方に延び、車内配線類用と区別される引き通し線類用には車体端部外への引き出し口を持っていることを特徴とする鉄道車両の配線経路構造。
  2. 鉄道車両の車体の配線、配線配管、配線ダクトといった一部空気配管も含む配線類を引き回すための配線経路構造であって、
    設置された床下機器からの引き入れ口を側構体の車体長手方向の途中に持ち、側構体の内部を天井裏まで立ち上がって、天井裏を車体長手方向の一方またはおよび他方に延びた室内配線類用の配線経路と、設置された床下機器からの引きいれ口を台枠上の床構造部の長手方向の途中に持ち、床構造部内を車体の長手方向一方またはおよび他方に延び車体端部外への引き出し口を持った引き通し線類用の配線経路と、を備えたことを特徴とする鉄道車両の配線経路構造。
  3. 配線経路の側構体の途中を立ち上がる立ち上がり経路は、間柱間に位置する請求項1、2のいずれか1項に記載の鉄道車両の配線経路構造。
  4. 配線経路の引き入れ口は、台枠および床構造部を貫通し、台枠下から側構体内に通じた貫通ダクトである請求項3に記載の鉄道車両の配線経路構造。
  5. 配線経路の側構体の途中を立ち上がる立ち上がり経路は、戸袋内に位置し、この戸袋車内側および床構造部上に設置される袖仕切り内を含む請求項1、2のいずれか1項に記載の鉄道車両の配線経路構造。
  6. 立ち上がり経路は、経路内配線類の縦方向適所を結束する結束具の取り付け穴、またはおよび、配線を支持し、また案内する配線支え部材が、外板の補強材に設けられている請求項3〜5のいずれか1項に記載の鉄道車両の配線経路構造。
  7. 天井裏経路では、車体長手方向に延びて配線を下方より受け止め支持する配線支え部材が屋根構体の垂木に取り付け設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の鉄道車両の配線経路構造。
  8. 床構造部は、床材を車体長手方向に延びて台枠上に支持する床材を車体長手方向に延びて台枠上に支持するチャンネル材、ハット型材、Z型材、L型材、キーストン材、キーストン材上のチャンネル材、キーストン材上の中空材、台枠を分割体として、あるいは全体としてなすように押し出し成形した、ホロー形材の床支持リブの少なくとも1つにて、配線経路の台枠上、床材下に位置する車体の長手方向の床経路を形成している請求項1〜7のいずれか1項に記載の鉄道車両の配線経路構造。
  9. チャンネル材、または、キーストン材の床材側に向く凸条は、高さの、異なるものが混在している請求項8に記載の鉄道車両の配線経路構造。
  10. 配線経路は、床下機器の側面に設けられた電気接続口に対応している請求項1〜9のいずれか1項に記載の鉄道車両の配線経路構造
  11. 床構造部は、底板を有している請求項1〜10のいずれか1項に記載の鉄道車両の配線経路構造。
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