JP7224908B2 - 車体台枠ユニット、機関車および機関車の製造方法 - Google Patents
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Description
運転室構体および機械室構体は、それぞれ複数の構成部材同士を互いに溶接することにより形成され、更に、運転室構体および機械室構体は、互いに、かつ、車体台枠に溶接されることにより箱状の車体を構成している。箱状の車体を形成した後、車体に塗装、防水処理等が施される。複数の室内機器は、箱状に形成された車体内に設置され、車体台枠に取付け固定される。更に、車体内で、室内機器に配線あるいは配管が接続される。
この発明の課題は、組立、製造が容易な車体台枠ユニット、機関車およびその製造方法を提供することにある。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状、寸法等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略あるいは簡略化することがある。
図1は、鉄道車両として、実施形態に係る電気機関車を示す斜視図である。図示のように、電気機関車10は、複数台、例えば、2台の台車12と、台車12上に支持された車体14と、を備えている。後述するように、台車12は、台車枠、台車枠に回転自在に支持された複数の車軸、各車軸に取付けられた車輪、台車枠に実装され車軸を駆動する主電動機等を有している。車体14は、台車12上に支持される車体台枠20と、車体台枠20の前後両端部に搭載された2つの運転室ユニット30と、車体台枠20の両側縁部に立設され機械室を形成する一対の側壁ユニット80と、機械室を覆う屋根モジュール50a、50b、50cと、を備えている。電気機関車10は、車体台枠20の前後に設けられた連結器11により他の列車、貨車を牽引することができる。
車体14は、各側壁ユニット80の外面を覆う複数の外板(化粧板)41と、機械室内で車体台枠20上に搭載される複数の室内機器70と、を有している。室内機器70は、後述するように、主電力変換装置71、補助電源72、複数のブロワー73等を含んでいる。また、車体14は、側壁ユニット80の上端に掛け渡される複数、例えば、2本の垂木42と、垂木42に重ねて側壁ユニット80の上端に固定される複数、例えば、3つの屋根モジュール50a、50b、50cと、を有している。屋根モジュール50a、50b、50cは、側壁モジュール40に締結され、機械室を覆う。
図3は、車体台枠を示す斜視図、図4は、床板を取外した状態の車体台枠の分解斜視図である。
図3および図4に示すように、車体台枠20は、それぞれ車両の走行方向Xに延在し互いに間隔を置いて平行に対向配置された2本の側梁22と、側梁22の走行方向Xの一端部の間および他端部の間にそれぞれ配置され2本の側梁22に締結された2つの引張箱モジュール24と、それぞれ2本の側梁22間に配置され2本の側梁22に締結された2つの枕梁モジュール28と、それぞれ2本の側梁22間に配置され2本の側梁22に締結された2つの横梁モジュール26と、を有している。複数枚、例えば、3枚に分割された床板37a、37b、37cが車体台枠20上に敷設され、運転室および機械室の床を構成している。
図4に示すように、台枠ユニット20Aは、側梁22の長手方向のほぼ半分の長さに形成された、すなわち、側梁22を2つに分割した半側梁からなる一対の側梁モジュール22aと、一対の側梁モジュール22aの一端部間に配置され側梁モジュール22aに締結された引張箱モジュール24と、一対の側梁モジュール22aの他端部の近傍に配置され一対の側梁モジュール22aに締結された横梁モジュール26と、一対の側梁モジュール22aの間で、かつ、引張箱モジュール24と横梁モジュール26との間に配置され一対の側梁モジュール22aに締結された枕梁モジュール28と、を有している。
図5に示すように、側梁モジュール22a、すなわち、側梁22の半分の長さに形成された半側梁は、一例では、チャンネル鋼材で構成され、長手方向に延在する側壁23aと、側壁23aの一側縁から側壁23aに対して垂直に延出し一側縁に沿って延在する第1壁23bと、側壁23aの他側縁から側壁23aに対して垂直に延出し他側縁に沿って延在し第1壁23bと間隔を置いて対向した第2壁23cと、を一体に有している。側梁モジュール22aは、長手方向に間隔を置いて配置された複数の補強壁23dを有し、各補強壁23dは、第1壁23bと第1壁23cとの間に位置し第1壁23b、第1壁23c、および側壁23aに固定されている。側梁モジュール22aは、長手方向の一端部21aおよび他端部21bを有し、他端部21bは、他の側梁モジュールに連結可能に形成されている。第1壁23b、第1壁23c、側壁23aの所定位置に、ボルトを通すための複数の透孔が設けられている。
一対の側梁モジュール22aは、側壁23a同士が向かい合った状態で、互いに間隔をおいて平行に対向して配置される。一対の側梁モジュール22aは、一端部21a同士が対向し、かつ、他端部21b同士が対向して配置される。
組立工程において、横梁モジュール26は、側梁モジュール22aの一方側から、例えば、上側から一対の側梁モジュール22aの間に装填され、各横梁26aの両端が側梁モジュール22aの側壁23aに当接し、フランジ25が側梁モジュール22aの第1壁23bに当接する。次いで、複数のボルトにより、各横梁26aの両端が側壁23aに締結され、複数のボルトによりフランジ25が第1壁23bに締結される。各横梁26aの上面は、側梁モジュール22aの第1壁23bとほぼ面一に位置する。フランジ25は、側梁モジュール22aに対して、横梁モジュール26の下方向(側梁に直交する下方向)への変位を規制するストッパとして機能する。
これにより、引張箱モジュール24が一対の側梁モジュール22aに固定され、引張箱24aの上面は、側梁モジュール22aの第1壁23cとほぼ面一に位置する。引張箱24aの前面は、走行方向Xに直交して延在し、かつ、一対の側梁モジュール22aの一端にほぼ整列して位置している。フランジ24dは、側梁モジュール22aに対して、引張箱モジュール24の下方向への変位を規制するストッパとして機能する。更に、ストッパアーム24cは、側梁モジュール22aに対して、引張箱モジュール24の走行方向への変位を規制するストッパとして機能する。
図9に示すように、車体台枠20の組立工程において、台枠ユニット20A、20Bは、側梁モジュール22aが整列した状態に、かつ、側梁モジュール22aの他端部21b同士が向い合う向きに配置される。続いて、他端部21b同士を突き合わせた後、位置あわせ、レベル出しを行い、2つの台枠ユニット20A、20Bを一列に整列させる。
この状態で、図10に示すように、複数の連結板(例えば、ガセットプレート)CPおよびボルトにより、側梁モジュール22aの他端部21b同士を連結する。一例では、連結部において、各側梁モジュール22aの側壁23aの外面および内面、第1壁23bの内面および外面、並びに、第1壁23cの外面および内面に分割位置を跨いで連結板CPをそれぞれ配置し、複数のボルトにより、これらの連結板CPを側梁モジュール22aに締結する。これにより、2つの台枠ユニット20A、20Bが互いに連結され、車体台枠20が構成される。
床板37a、37b、37cは、それぞれ両側縁部が側梁22の第1壁23b上に載置され、複数のボルトにより第1壁23bに締結される。床板37a、37b、37cは、引張箱モジュール24、横梁モジュール26、および枕梁モジュール28を覆い、運転室および機械室の床を構成している。
図11Aに示すように、床板37bの両側縁部は側梁22の第1壁23b上に載置され、ボルトにより第1壁23bに締結されている。
図11Bに示すように、横梁26aの両端は、ボルトにより側梁22の側壁23aに締結され、フランジ25は第1壁23b上に位置しボルトにより第1壁23bに締結されている。床板37bは、横梁26aの上面に重ねて敷設されている。フランジ25は、床板37bの凹所38b内に位置している。
図11Cに示すように、枕梁モジュール28の横梁28aの両端は、ボルトにより側梁22の側壁23aに締結され、ベース板28cのフランジ27は側梁22の第2壁23c上に位置しボルトにより第2壁23cに締結されている。床板37aは、横梁28aの上面に隙間をおいて対向している。
図11Dに示すように、引張箱モジュール24のブラケット24bは、ボルトにより側梁22の側壁23aに締結され、ブラケット24bのフランジ24dは側梁22の第1壁23b上に位置しボルトにより第1壁23bに締結されている。床板37aの一部は、引張箱24aの上面に重ねて敷設されている。また、フランジ24dは、床板37aの凹所38a内に位置している。
図12に示すように、組立工程において、車体台枠20の床板37a、37b、37c上に複数の支持枠(例えば、チャンネルフレーム)44が設置される。複数の支持枠44は、走行方向Xに沿って2列に並んで設置されている。支持枠44は、床板37a、37b、37c上において、機械室の床を構成する領域に設置されている。2列の支持枠列は、それぞれ側梁22の近傍に設置され、2列の支持枠列の間には設置スペースあるいは通路スペースが残されている。支持枠44上に後述する室内機器が搭載され、ボルトにより支持枠44に固定される。複数の支持枠44は、設置する室内機器に合わせて種々の長さに形成されている。
図14および図15に示すように、組立工程において、車体台枠20の一端および他端にエンドカバー21が取り付けられる。エンドカバー21は、床板37a上に設置される天井壁19aと、天井壁19aの一側縁からほぼ垂直に延出し引張箱24aの前面に対向する前壁19bと、前壁19bの両側縁から走行方向の後方に延出し側梁22の一端部21aの外面を覆う一対の側壁19cと、を一体に有している。前壁19bの中央下部に凹所19dが形成されている。この凹所19dは、引張箱24aの凹部29と対向して配置される。エンドカバー21内に複数の配管カップラー46が設置されている。車体台枠20側に設けられる配管を各配管カップラー46の一端に接続可能に形成されている。各配管カップラーの他端に接続配管47が接続されている。前壁19bに電気配線を接続するためのコネクタを設けてもよい。
図15に示すように、組立工程において、引張箱モジュール24の凹部29に連結器11が取り付けられる。引張箱モジュール24のピン受けに中心ピン48が固定される。また、車体台枠20の床下、例えば、横梁モジュール26に通風ダクト52が設置される。
図16に示すように、車両は、床板37a、37b、37c上に設置される配線配管ユニット60を備えている。配線配管ユニット60は、機械室とほぼ等しい長さを有する細長い帯状に形成されている。配線配管ユニット60は、2列の支持枠44列の間で、床板37a、37b、37c上に敷設され、機械室のほぼ全長に渡って延在する。配線配管ユニット60の複数個所は、ボルトにより、床板に締結される。
第1トレイ61aは、床板37a、37b、37c上に配置された帯状の細長い底板65aと、底板65aの両側縁に沿って立設された一対の側板65bと、側板65bの上端部を他方の側板側に折り曲げて形成された一対のフランジ65cと、を一体に有している。各側板65bの複数個所がブラケット64を介して床板37a、37b、37cに固定されている。また、第1トレイ61aは、側板65bの複数個所に形成された複数の開口61dを有し、これらの開口61dは、第1トレイ61aの長手方向に間隔を置いて設けられている。
第2トレイ61b上に敷設された複数本の配線WHは、第2トレイ61bの全長に亘って延在し、一端が第2トレイ61bの一端から外方に延出し、他端が第2トレイ61bの他端から外方に延出している。複数本の配線WHは、側板66bの開口61fを通して側方に延出している。
天板61cは、第2トレイ61bのフランジ66c上に敷設され、複数のボルトによりフランジ66cに締結されている。天板61cは、第2トレイ61bの上部開口を閉塞しているとともに、作業員が乗ることが可能な床板を構成している。
複数台、例えば、2台の台車12がレール上に配置される。一例では、台車12は、3軸台車を用いている。すなわち、台車12は、台車枠13aと、台車枠13aに回転自在に支持された3本の車軸13bと、各車軸13bに取り付けられた一対の車輪13cと、台車枠13aに支持され各車軸を駆動する3台の主電動機13dと、台車枠13aに一体に設けられた芯皿部15と、台車枠13a上に設置された複数の枕ばね17と、を有している。
車体台枠20は2台の台車12上に載置され、枕梁モジュール28に固定された中心ピン48を台車12の芯皿部15に差込むことにより、車体台枠20が2台の台車12に支持される。枕梁モジュール28の複数のバネ受け29bは、それぞれ対応する枕ばね17に当接する。これにより、枕梁モジュール28は、枕バネ17を介して台車12に支持される。
図19に示すように、運転室ユニット30は、運転室モジュール31a、先頭モジュール31b、隔壁モジュール31c、および運転機器としての運転台32を有している。運転室モジュール31aは、互いに対向して配置された一対の側壁33aと、一対の側壁33aの上端部に連結された屋根33bと、を有し、運転室DRを規定している。各側壁33aには側窓33cおよび扉33dが設けられている。屋根33bの上に空調装置34が設置されている。側壁33aおよび屋根33bは、側壁33aおよび屋根33bの一側縁(前端縁)に沿って形成されたフランジ35aを一体に有し、このフランジ35aには、ボルトを挿通するための複数の透孔が設けられている。また、一対の側壁33aは、側壁33aの他側縁(後端縁)に形成されたフランジ35bを一体に有している。
運転台32は先頭モジュール31bの内側に配置され、図示しないブラケットを介して先頭壁36aに連結されている。隔壁モジュール31cは、運転室DRと機械室とを仕切る隔壁39aを有している。隔壁39aの中央部には、出入口となる矩形状の開口39bが形成されている。
なお、運転室モジュール31a、先頭モジュール31b、および隔壁モジュール31cは、予め、モジュール単位で塗装、防水処理が施されている。塗装、防水処理が施された各モジュールをボルトにより締結して運転室ユニット30が組立てられる。
図20および図21に示すように、組立工程において、2つの運転室ユニット30が車体台枠20の前端部および後端部に載置され、それぞれボルトにより車体台枠20に締結される。各運転室ユニット30は、先頭壁36aが車体台枠20の走行方向の一端に隣接し、一対の側壁33aが側梁22の側縁と整列する位置に設置される。2つの運転室ユニット30の隔壁モジュール31cは、走行方向に間隔を置いて、すなわち、機械室を挟んで向かい合うように配置されている。また、配線配管ユニット60の配線WHの一部が各運転室ユニット30内の運転機器に接続される。
図23に示すように、側壁ユニット80は、その長手方向の一側縁が車体台枠20の一方の側梁22上に当接し、長手方向の両端縁が2つの運転室ユニット30のフランジ35bにそれぞれ当接した状態に設置され、更に、枠体40bが車両の外側に位置し側板40aが機械室側に位置する向きに設置される。複数のボルトにより枠体40bが側梁22およびフランジ35bに締結され、側壁ユニット80が車体台枠20および運転室ユニット30に固定される。
なお、前述した室内機器の設置および配線作業は、一対の側壁ユニット80が設置されていない状態で行っているが、これに限らず、一方の側壁ユニット80を車体台枠20の一側に設置した状態で、設置作業および配線作業を行う組立工程としてもよい。また、各側壁モジュール40を車体台枠20に取付けた後、側壁モジュール40同士をボルトにより締結する組立工程とすることも可能である。
屋根モジュール50aは、平坦な天井部および天井部の両側に傾斜して延在する左右の側部を有する屋根板51aを備えている。屋根板51aは、左右の側縁から延出するフランジ51b、および前端縁および後端縁からそれぞれ垂直に延出するフランジ51bを一体に有している。屋根板51aの天井部にパンタグラフ53が設置されている。屋根モジュール50aは、複数のボルトにより、左右のフランジ51bを防水用のパッキンを挟んで側壁ユニット80の枠体40bに締結することにより、更に、複数のボルトにより先端側のフランジ51cをパッキンを挟んで運転室ユニット30に締結することにより、車体に取付けられる。
なお、屋根モジュール50a、50b、50cは、予め、モジュール単位で塗装、防水処理が施されている。塗装、防水処理が施された屋根モジュール50a、50b、50cが、複数のボルトにより、側壁ユニット80あるいは運転室ユニット30に締結される。
以上により機関車の組立が完了し、図1に示した電気機関車10が得られる。
図24は、組立てられた車体の横断面図である。図示のように、床板37bの両側縁部は、側梁22の第1壁23bにボルトにより締結されている。配線配管ユニット60は、床板37bの中央部に敷設されている。左右の側壁ユニット80は、それぞれ側梁22の第1壁23b上に立設され、ボルトにより枠体40bが第1壁23bに締結されている。複数の制御配線CWが側板40aの内面に設けられた複数のフック40cに保持され、側壁ユニット80の長手方向に延在している。これらの制御配線CWは、室内機器、あるいは、運転室内の運転機器に接続される。外板41は側壁ユニット80の外面側に配置され、枠体40bに固定されている。外板41は、側壁ユニット80の外面および側梁22の側面を覆っている。屋根モジュール50bのフランジ54bは、パッキン88を挟んで側壁ユニット80の上端縁上に配置され、ボルトにより、側壁ユニット80の枠体40bに締結されている。
複数の室内機器、例えば、主電力変換装置71およびブロワー73が床板37b上の支持枠44に載置され、ボルトにより支持枠44に固定されている。配線配管ユニット60の一部の配線WHは、主電力変換装置71およびブロワー73に接続されている。ブロワー73は、屋根モジュール50bの吸気口に連通した上端部73aを有し、吸気口から外気を吸引し、床下の通風ダクトを介して主電動機13dに冷却空気を供給する。
例えば、電気機関車の台車は、3軸台車に限らず、2軸台車あるいは4軸以上の多軸台車を用いてもよい。運転室ユニットは、2つに限らず、車体台枠のいずれか一方の端部に設けられる1つ運転室ユニットとしてもよい。更に、横梁モジュール、枕梁モジュール、および引張箱モジュールのストッパは、各モジュールに設けられたフランジに限らず、側梁に設けられたブラケット等を用いても良い。
20A、20B…台枠ユニット、22…側梁、22a…側梁モジュール、
24…引張箱モジュール、26…横梁モジュール、26a…横梁、
28…枕梁モジュール、28c…枕梁、37a、37b、37c…床板、
30…運転室ユニット、31a…運転室モジュール、31b…先頭モジュール、
31c…隔壁モジュール、40…側壁モジュール、40a…側板、40b…枠体、
41…外板、50a、50b、50c…屋根モジュール、60…配線配管ユニット、
80…側壁ユニット
Claims (8)
- 間隔を置いて対向配置された一対の側梁モジュールと、
一方の前記側梁モジュールにボルトにより締結された一端と他方の側梁モジュールにボルトにより締結された他端とを有し前記一対の側梁モジュール間に配置された横梁を備える横梁モジュールと、
前記一対の側梁モジュール間に配置され、前記一対の側梁モジュールにボルトにより締結された少なくとも2つの連結部を有する枕梁を備える枕梁モジュールと、
前記一対の側梁モジュールの一端部の間に配置され、それぞれボルトにより前記一対の側梁モジュールに締結された連結部を有する引張箱を備える引張箱モジュールと、
を具備し、
前記側梁モジュールの各々は、長手方向に延在する側壁と、前記側壁の一側縁から前記一側縁の全長に亘って前記側壁と交差する方向に延出した第1壁と、前記側壁の他側縁から前記他側縁の全長に亘って前記側壁と交差する方向に延出し前記第1壁に間隔を置いて対向した第2壁と、前記第1壁と第2壁との間に前記長手方向に間隔を置いて設けられ、それぞれ前記第1壁、側壁、および前記第2壁に連結された複数の補強壁と、を一体に有し、前記一対の側梁モジュールは前記側壁が向かい合って配置されている、
車体台枠ユニット。 - 前記横梁モジュールは、前記横梁の一端から延出した第1フランジと、前記横梁の他端から延出した第2フランジと、を有し、前記横梁の一端および他端がボルトにより前記一対の側梁モジュールの前記側壁に締結され、前記第1フランジおよび第2フランジはそれぞれ前記側梁モジュールの前記第1壁上に位置しボルトにより前記第1壁に締結され、
前記枕梁モジュールは、前記2つの連結部から延出した2つのフランジを有し、前記2つの連結部はそれぞれボルトにより前記側梁モジュールの側壁に締結され、前記2つのフランジは、前記側梁モジュールの第2壁上に位置し、それぞれボルトにより前記第2壁に締結され、
前記引張箱モジュールは、前記引張箱の一端および他端から延出した2つのフランジを有し、前記引張箱の一端および他端は、それぞれボルトにより前記側梁モジュールの側壁に締結され、前記2つのフランジは、前記側梁モジュールの第1壁上に位置し、それぞれボルトにより前記第1壁に締結されている請求項1に記載の車体台枠ユニット。 - 台車と、
複数の請求項1に記載の車体台枠ユニットをボルトにより連結して構成され、前記台車上に支持された車体台枠と、
前記車体台枠上に敷設された床板と、
一対の側壁および前記一対の側壁を連結している屋根を有する運転室モジュールと、先頭壁および前記先頭壁の周縁から延出する周壁を有する先頭モジュールと、隔壁および前記隔壁に形成された出入口を有する隔壁モジュールと、運転機器と、を具備し、前記先頭モジュールの周壁がボルトにより前記運転室モジュールの側壁および屋根に締結され、前記隔壁の周縁部がボルトにより前記運転室モジュールの端部に締結され、前記運転機器が前記運転室モジュール内に配置され前記先頭モジュールに支持されている運転室ユニットと、
側板と前記側板の一方の表面に固定された枠体とをそれぞれ有する複数の側壁モジュールを有し、前記複数の側壁モジュールをボルトにより連結して構成された一対の側壁ユニットと、
それぞれ屋根板を有する複数の屋根モジュールと、を備え、
前記運転室ユニットは、前記車体台枠の一端部上に設置され、ボルトにより前記車体台枠に締結され、
前記一対の側壁ユニットは、前記車体台枠の側縁部に立設され、ボルトにより、前記車体台枠および前記運転室ユニットに締結され、
前記複数の屋根モジュールの各々は、前記一対の側壁ユニットに重ねて配置され、ボルトにより前記一対の側壁ユニットに締結されている、
機関車。 - 前記車体台枠は、間隔を置いて向かい合って配置された一対の側梁を備え、
前記床板は、前記一対の側梁の一部に重ねて配置されボルトにより前記側梁に締結された両側縁部を有し、
前記一対の側壁ユニットの各々は、前記床板の外側で前記側梁に重ねて配置されボルトにより前記側梁に締結されている請求項3に記載の機関車。 - 前記床板上に設置された複数の室内機器と、
前記床板上に敷設された配線配管ユニットと、を備え、
前記配線配管ユニットは、
前記床板上に配置された帯状の細長い底板と、前記底板の両側縁に沿って立設された一対の側板と、前記側板の上端部を他方の側板側に折り曲げて形成された一対のフランジと、を一体に有する第1トレイと、
前記第1トレイ内で前記底板上に配置され前記底板の長手方向に延在する複数の配管と、
前記第1トレイの一対のフランジ上に敷設されボルトにより前記フランジに締結された帯状の細長い底板と、前記底板の両側縁に沿って立設された一対の側板と、前記側板の上端部を他方の側板側に折り曲げて形成された一対のフランジと、を一体に有する第2トレイと、
前記第2トレイ内で前記底板上に配置された複数本の配線と、
前記第2トレイの一対のフランジ上に配置され、ボルトにより前記一対のフランジに締結された天板と、
前記第2トレイ内で前記底板上に配置され前記底板の長手方向に延在する複数本の配線と、
を備えている請求項3に記載の機関車。 - 前記第1トレイは、前記側板に形成された複数の開口を有し、
前記複数の配管の一部は、他の配管から分岐し前記開口を通して前記第1トレイの側方に延出し、
前記第2トレイは、前記側板に形成された複数の開口を有し、
前記複数の配線の一部は、前記開口を通して前記第2トレイの側方に延出している前記室内機器に接続されている請求項5に記載の機関車。 - 複数の請求項1に記載の車体台枠ユニットをボルトにより互いに連結して車体台枠を構成し、
前記車体台枠に床板を敷設し、
一対の側壁および前記一対の側壁を連結している屋根を有する運転室モジュールと、先頭壁および前記先頭壁の周縁から延出した周壁を有する先頭モジュールと、隔壁を有する隔壁モジュールと、をボルトにより締結して運転室ユニットを構成し、
前記運転室ユニットを前記車体台枠の一端部上に設置し、ボルトにより前記車体台枠に締結し、
前記床板上に複数の室内機器を設置し、
前記室内機器に配線あるいは配管を接続し、
側板および側板の一方の表面に固定された枠体を有する複数の側壁モジュールをボルトにより互に連結して一対の側壁ユニットを構成し、
前記側壁ユニットを前記車体台枠の側縁部に立設し、ボルトにより前記枠体を前記車体台枠および運転室ユニットに締結し、
それぞれ屋根板を有する複数の屋根モジュールを前記一対の側壁ユニット上に設置し、
ボルトにより前記屋根板の両側縁部を前記一対の側壁ユニットに締結する
機関車の製造方法。 - 前記運転室モジュール、先頭モジュール、隔壁モジュール、側壁モジュールを個別に塗装処理する請求項7に記載の機関車の製造方法。
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