JP4232919B2 - 鉄道車両の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄道車両の製造方法に関し、特に、運転室部に複数の運転台機器ユニット等を組付ける作業の作業能率を高め得る製造方法、連結妻寄車端部に複数の車端部機器ユニット等を組付ける作業の作業能率を高め得る製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両を製造する従来技術について図15〜図18を参照して説明する。図15、図16は鉄道車両の先頭車両100 を示し、この先頭車両100 (和式便所付き)を製造する場合、台枠101 、1対の側部構体102 、前面構体103 、連結妻構体104 、屋根構体105 を溶接結合して強固な6面構体を組立てる。
次に、運転室横仕切106 を溶接接合やボルト・ナット等を用いて結合して6面構体を完成させ、その6面構体に対して塗装を施す。次に、塗装済みの6面構体に和式便所FRPユニット107 をボルト・ナット等により結合し、便所横仕切108 や便所縦仕切109 をボルト・ナット等により結合し、運転室110 と客室111 と和式便所FRPユニット107 の全体の仕切付き6面構体が完成する。次に、この仕切付き6面構体の運転室110 、客室111 、和式便所FRPユニット107 等に対して夫々内装工事(内装品の組付け、配線、配管など)や外装工事を施す。
【0003】
図17、図18は鉄道車両の中間車両120 (洋式便所、洗面所付き)を示し、この中間車両120 を製造する場合、台枠121 、1対の側部構体122 、1対の妻構体123a,123b 、屋根構体124 を溶接結合して強固な6面構体を組立て、その6面構体に塗装を施す。次に、洋式便所FRPユニット125 と洗面所FRPユニット126 を搬入して組付けボルト・ナット等により結合し、その後、便所化粧室横仕切127 、洋式便所縦仕切128 、洗面所縦仕切129 を組付けてボルト・ナット等により結合し、客室、洋式便所、洗面所の全体の仕切付き6面構体が完成する。次に、この仕切付き6面構体の客室130 、洋式便所FRPユニット125 、洗面所FRPユニット126 等に対して夫々内装工事(内装品の組付け、配線、配管など)や外装工事を施す。
【0004】
以上は鉄道車両を製造する一般的な従来技術であるが、その他種々の製造方法が提案されている。特公昭52−34284号公報に記載の鉄道車両の製造方法では、先頭車両を客室部を含む本体構体と運転室部構体とに区分し、本体構体の底部には運転室側へ張り出す台枠部分を一体的に形成し、運転室部構体の底部には基枠を設け、本体構体を組立てて内装を行ない、運転室部構体を組立てて内装を行ない、その後運転室部構体を本体構体の台枠部分の上に組付け、運転室部構体の基枠を台枠部分に嵌め込んだ状態にして両構体を結合する。尚、運転室部構体は、基枠と前面構体と1対の側部構体と屋根構体と運転室横仕切を一体化したものであるが、この運転室部構体に対する内装工事については不明である。
【0005】
特開平9−76905号公報に記載の鉄道車両の製造技術では、鉄道車体を、台枠と1対の側部構体と屋根構体と1対の妻構体とで構成し、その車体の長手方向端部に、貫通路よりも大きな開口部を形成し、その開口部から内装品を搬入して組付ける製造技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の鉄道車両の製造技術において、運転室の構体の組立と内装に関しては、運転室の6面を囲繞する構体(台枠、前面構体、1対の側部構体、屋根構体、運転室横仕切)を完成させてから、運転室の内部へ機器ユニット等の種々の内装品を狭い開口部から搬入するため、搬入作業の作業能率向上が難しい。それらの搬入後に、狭い運転室内で少数の作業者でその組付け作業、配線や配管作業を行なうことになるので作業能率を高めるのが難しい。特に、運転台周辺の機器は数も多く、その配線や配管工事の工事量も多いため、内装工事の期間短縮を図ることが難しい。
【0007】
先頭車両または中間車両の連結妻寄車端部の構体の組立と内装に関しても、前記と同様であり、連結妻寄車端部の構体(台枠、妻構体、1対の側面構体、屋根構体等)を完成させてから、妻構体の開口部や客室部の狭い開口部から便所ユニットや洗面所ユニットを搬入するため、搬入作業の作業能率向上が難しい。しかも、それらの搬入後には、便所化粧室横仕切、洋式便所縦仕切、洗面所縦仕切等を組付けてボルト・ナット等で結合してから、和式便所、洋式便所、洗面所等における内装工事を行うので、狭隘な空間毎に1,2名の作業者で組付け作業、配線や配管作業を行なわなければならないので作業能率を高めるのが難しい。特に、便所周辺や洗面所周辺の内装品の数も多く、その配線や配管工事の工事量も多いため、内装工事の期間短縮を図ることが難しい。
【0008】
本発明の目的は、先頭車両の運転室への運転台機器ユニットなどの内装品の搬入と組付けの作業能率を高める製造方法、先頭車両や中間車両の連結妻寄車端部の便所ユニットなどの内装品の搬入と組付けの作業能率を高める製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の鉄道車両の製造方法は、鉄道車両の台枠と1対の客室部側部構体と客室部屋根構体とを、少なくとも運転室部の前面と1対の側面と屋根面とを開放した状態の客室部4面構体に組立てる第1工程と、前記客室部4面構体に内装品を組付ける第2工程と、前記第2工程と並行的に客室部4面構体の運転室部用台枠部分に、前面と両側面と屋根面を開放した状態で、複数の運転台機器ユニットを組付ける第3工程と、前記第3工程と並行的に運転室部の前面構体と1対の側部構体と屋根構体とを仮組立台上に組み立てて運転室4面構体にユニット化する第4工程と、ユニット化された前記運転室4面構体に前面ガラスと内装パネルと表示機器類とを含む内装品を組付ける第5の工程と、前記運転室4面構体を客室部4面構体の運転室部用台枠部分上に組付けて、客室部4面構体に連結する第6の工程とを備えたことを特徴とするものである。ここで、複数の運転台機器ユニットとは、ユニット運転台、背面機器ユニット、運転士用腰掛などである。
【0010】
第1工程で組立てる客室部4面構体では、少なくとも運転室部の前面と1対の側面と屋根面とを開放してあり、前後両端が開放状になっているため、客室部に内装品を搬入する作業の作業能率を高めることできる。
客室部4面構体のうちの運転室部台枠部分に、前面と両側面と屋根面を開放した状態で、複数の運転台機器ユニットを組付けるので、それら運転台機器ユニットを搬入する作業の作業能率を高め、組付け作業の作業能率を高めることができる。
しかも、第4工程では、運転室部の前面構体と1対の側部構体と屋根構体とを仮組立台上に組み立てて運転室4面構体にユニット化し、第5の工程において、ユニット化した運転室4面構体に前面ガラスと内装パネルと表示機器類とを含む内装品を組付けるため、それら内装品の組付けの作業能率を高めることができる。その後、第6の工程において、運転室4面構体を客室部4面構体の運転室部用台枠部分上に組付けて客室部4面構体に連結し、残りの内装工事を行う。従って、先頭車両を製造する際の内装品組付けの作業能率を高め、先頭車両製造に要する期間を短縮することができる。
【0011】
【0012】
請求項の鉄道車両の製造方法は、請求項の発明において、前記複数の運転台機器ユニットは、ユニット運転台と、背面機器ユニットと、運転士用腰掛とを含むことを特徴とするものである。ユニット運転台、背面機器ユニット、運転士用腰掛などは、運転室部用台枠部分に組付けて固定されるものであるから、これら内装品を第3工程において運転室部用台枠部分に組付けるものとする。
【0013】
請求項の鉄道車両の製造方法は、鉄道車両の台枠と1対の客室部側部構体と客室部屋根構体とを、少なくとも一方の連結妻寄車端部の妻面と1対の側面と屋根面とを開放した状態の客室部4面構体に組立てる第1工程と、前記客室部4面構体に内装品を組付ける第2工程と、前記第2工程と並行的に客室部4面構体の連結妻寄車端部用台枠部分に、妻面と両側面と屋根面を開放した状態で、1又は複数の車端部機器ユニット及び腰掛ユニットを組付ける第3工程と、前記第3工程と並行的に前記連結妻寄車端部の妻構体と1対の側部構体と屋根構体とを仮組立台上に組立てて車端部4面構体にユニット化する第4工程と、ユニット化された車端部4面構体に側窓と内装パネルとを含む内装品を組付ける第5の工程と、前記車端部4面構体を客室部4面構体の連結妻寄車端部用台枠部分上に組付けて客室部4面構体に連結する第6の工程とを有するものである。
ここで、車端部機器ユニットとは、和式便所ユニット、洋式便所ユニット、身障者便所ユニット、洗面所ユニット等の何れかである。
【0014】
第1工程で組立てる客室部4面構体では、少なくとも一方の連結妻寄車端部の妻面と1対の側面と屋根面とを開放してあり、少なくとも一端が開放状になっているため、客室部に内装品を搬入する作業の作業能率を高めることができる。
客室部4面構体のうちの連結妻寄車端部用台枠部分に、妻面と両側面と屋根面を開放した状態で、1又は複数の車端部機器ユニット及び腰掛ユニットを組付けるので、それら車端部機器ユニットや腰掛ユニットを搬入する作業の作業能率を高め、組付け作業の作業能率を高めることができる。
しかも、第4工程では、連結妻寄車端部の妻構体と1対の側部構体と屋根構体とを仮組立台上に組み立てて車端部4面構体にユニット化し、第5の工程において、この車端部4面構体に側窓と内装パネルとを含む内装品を組み付けるため、その4面構体の内外両側を開放した状態において側窓と内装パネルとを含む内装品を能率的に組付けることができる。その後、第6の工程において、車端部4面構体を客室部4面構体の連結妻寄車端部用台枠部分上に組付けて客室部4面構体に連結し、残りの内装工事を行う。従って、鉄道車両を製造する際の内装品組付けの作業能率を高め、製造コストを低減でき、車両製造に要する期間を短縮できる。
【0015】
【0016】
請求項の鉄道車両の製造方法は、請求項の発明において、前記車端部機器ユニットは、和式便所ユニット、洋式便所ユニット、身障者便所ユニット、洗面所ユニットの何れか1つであることを特徴とするものである。これらのユニット類は、連結妻寄車端部用台枠部分上に組付けて固定されるものであるので、第3工程において組付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
最初に、鉄道車両の先頭車両を製造する方法について、図1〜図8を参照して説明する。最初の第1工程において、図1に示すように車両組立用の台車上に客室部4面構体2を組立てる。この客室部4面構体2は、台枠3と、1対の側部構体4と、屋根構体5とで構成されている。台枠3は先頭車両の全長分の長さを有するが、側部構体4と屋根構体5とは、運転室部分と連結妻寄車端部とを除いた客室部19の側部と屋根とを構成するものであり、運転室部用台枠部分6は側部構体4と屋根構体5の端部よりも車両長さ方向へ張り出しており、連結妻寄車端部用台枠部分7も側部構体4と屋根構体5の端部よりも車両長さ方向へ張り出している。
【0018】
この客室部4面構体2を組立てる場合、台枠3と側部構体4と屋根構体5とを予め製作しておき、台車上に台枠3を位置決めして固定し、その台枠3に1対の側部構体4と上端の屋根構体5とを組付けて溶接接合やボルト・ナット等により一体的に結合する。この客室部4面構体2の運転室8に対応する部分には、運転室用台枠部分6だけがあり、前面と両側面と屋根面とが開放状態になっている。この客室部4面構体3の連結妻寄車端部9には、連結妻寄車端部用台枠部分7だけがあり、妻面と両側面と屋根面とが開放状態になっている。この客室部4面構体2の組立後、この客室部4面構体2に所定の塗装を施す。
【0019】
次の第2工程において、図2に示すように、客室部4面構体2の客室部19(1対の側部構体4の内側の部分)に内装品を組付け、外装工事を施す。尚、この内装品は、床面の防水シート、複数の腰掛ユニット、窓ガラス、ドア、ドア用機器、天井側の空調用ダクト、照明機器、放送機器、電気系配線、配管、内装パネル等を含む。これら内装品の搬入に際して、客室部4面構体2の前端と後端の大きな開口からフォークリフト等を用いて大型の内装品の搬入を行うことができるため、搬入作業の作業能率を高めることができる。
【0020】
一方、第3工程においては、図2、図3に示すように、前記第2工程における客室部4面構体2への内装品の組付けと並行して、運転室用台枠部分6を複数の組立作業用支え10により支持した状態で、運転室用台枠部分6の上に、複数の運転台機器ユニット11を組付けてボルト・ナット等で固定し、運転台機器ユニット11に付随する電気系配線や配管の工事も行う。この複数の運転台機器ユニット11は、ユニット運転台11a,11b、背面機器ユニット11c,11d、運転士用腰掛11e等を含んでおり、車両の仕様に応じて複数の運転台機器ユニット11からなる運転室機器セットが決まる。
【0021】
この運転台機器ユニット11の組付けの際、運転室8の前面と両側面と屋根面とが開放状態であるため、運転台機器ユニット11をフォークリフトやクレーンやロボット等を用いて運転室用台枠部分6上へ搬入できるから搬入作業の作業能率を高めることができる。しかも、運転台機器ユニット11に付随する配線や配管の工事をオープンな作業空間で行うことができるため、作業空間の制約がなく、十分な数の作業者を投入して行うことができるから、運転台機器ユニット11の組付けの作業能率を高め、組付け及び内装工事の工事期間を格段に短縮することができる。
【0022】
他方、第4工程においては、前記第3工程の運転台機器ユニット11の組付けと並行して、図2に示すように、運転室用台枠部分6とほぼ同じ形状に構成された仮組立台12上に、運転室8の前面構体13と、1対の側部構体14と、屋根構体15とからなる運転室部4面構体16を組み立ててユニット化し、そのユニット化された運転室部4面構体16に内装品の組付けと外装を施す。その内装品は、前面ガラス、内装パネル、表示機器類、ドア類などを含む。この内装品の組付けの際、運転室部4面構体16の内側と外側とは開放空間であり、作業空間的な制約がないため、内装品の組付け作業を能率的に進めることができ、ロボット等による自動化を図ることもできる。
【0023】
第5工程においては、運転室部4面構体16を客室部4面構体2の運転室部用台枠部分6の上に組付けて、客室部4面構体2に溶接接合やボルト・ナット等により結合する。この場合、天井クレーン等で運転室部4面構体16を吊り上げて移動させ、運転室部用台枠部分6の上に組付ける。その後、運転室横仕切17を搬入して組付けるものとする。但し、運転室横仕切17は、運転室部4面構体16を搭載する前に客室部4面構体2に組付けてもよいし、また、予め運転室部4面構体16に運転室横仕切17を組付けた状態で、運転室部4面構体16を客室部4面構体2に組付けてもよい。
【0024】
図4は、客室部側部構体4と運転室部側部構体14との結合部の構造を示し、結合境界部にはシール材18が充填され、側部構体4,14の端部フレーム4a,14a同士が結合片を介してボルト結合される。尚、客室部屋根構体5と運転室部屋根構体15との結合部の構造も同様である。図5は、運転室部台枠部分6と運転室部前面構体13との結合部を示し、運転室部前面構体13の下端部が運転室部台枠部分6の上面にシール材(図示略)を介してボルト結合される。
【0025】
その後、残りの配線や配管の工事、その他の残りの内装工事を行って運転室8の内装工事が完成する。この最終段階で行う工事は従来技術と同様に狭い空間での作業になるが、その工事量は比較的少ない。
【0026】
次に、連結妻寄車端部9の内装品の組付けや車端部4面構体27の組立て等について説明する。但し、これは、後述の別実施形態における内装品の組付けや車端部4面構体の組立て等と同様であるので、ここでは簡単に説明する。前記第3工程において、図2、図6に示すように、前記第2工程における客室部4面構体2への内装品の組付けと並行して、連結妻寄車端部台枠部分7を組立作業用支え20で支持した状態で、連結妻寄車端部台枠部分7の上に、例えば和式便所ユニット21及び2組の客室部用腰掛ユニット22を組付けてボルト・ナット等で固定し、和式便所ユニット21と客室部用腰掛ユニット22に付随する電気系の配線工事や配管工事等も行う。
【0027】
前記第4工程において、前記第3工程の内装品の組付けと並行して、図2に示すように、連結妻寄車端部用台枠部分7とほぼ同じ形状に構成された仮組立台23上に、連結妻寄車端部9の妻構体24と1対の側部構体25と屋根構体26とからなる車端部4面構体27を組み立ててユニット化し、そのユニット化された車端部4面構体27に内装品の組付けと外装を施す。その内装品は、側窓と内装パネルなどを含む。次に、前記第5工程において、車端部4面構体27を客室部4面構体2の連結妻寄車端部用台枠部分7の上に組付けて客室部4面構体2に結合する。尚、第5工程において、車端部4面構体27を連結妻寄車端部用台枠部分7に結合する前に、和式便所ユニット21を仕切る縦横の仕切り部材を連結妻寄車端部用台枠部分7に組付けるものとする。
【0028】
図7は、例えば3通りの運転台機器セット28a〜28cにおける運転台機器ユニット11の配置例を示すものであり、図8は運転台機器セット28a〜28cに対応する運転室4面構体16a〜16cの正面及び側面を示すものであるが、運転台機器ユニット11の配置および運転室4面構体16a〜16cの構造は、前記のものに限定されるものではなく、種々の形態があり得る。
【0029】
以上説明したように、この鉄道車両の先頭車両の製造方法おいては、客室部4面構体2の前後両端面が開放状になっており、その状態で客室部4面構体2に内装品を組付けるため、それら内装品を客室部4面構体2の前後両端の開放部からフォークリフト等を用いて搬入可能になる。そのため、客室部19への内装品の搬入作業の作業能率を高めることができる。
【0030】
客室部4面構体2の台枠3のうちの運転室部に対応する台枠部分6の前面と両側面と上面を開放状態にしておいて、その台枠部分6に複数の運転台機器ユニット11を組付けるため、それら運転台機器ユニット11をフォークリフトやクレーンやロボット等により搬入可能になるから、その搬入作業の能率を高めることができる。しかも、それら運転台機器ユニット11の配線や配管の作業を開放空間で行うことができるため、それらの作業の作業能率を格段に高めることができ、その配線や配管等を自動化し得る可能性がある。
【0031】
一方、前記の運転台機器ユニット11の組付けと並行して、仮組立台12上において、運転室部の前面構体13と1対の側部構体14と屋根構体15とを運転室4面構体16に組み立ててユニット化し、その運転室4面構体16に種々の内装品を組付けるので、開放空間において運転室4面構体16に内装品を能率的に組付けることができ、ロボット等による内装品の組付けの自動化を図ることも可能である。
【0032】
その後、完全にユニット化され且つ内装品を組付けた運転室4面構体16を客室部4面構体2の運転室部用台枠部分6の上に組付けて客室部4面構体2に連結するので、運転室8の為の内装工事の大部分を、周囲開放状の運転室部用台枠部分6の上および周囲開放状の仮組立台12の上で行うことができる。従って、運転室8のための運転台機器ユニット11を含む内装品の組付けの作業の作業能率を高め、作業期間を短縮し、製造コストの低減を図ることができる。尚、以上のことは、連結妻寄車端部9の種々の内装品(便所ユニット等の車端部機器ユニット)の組付けについても同様であるが、このことは別実施形態の欄において詳細に説明する。
【0033】
別実施形態・・・・(図9〜図14参照)
次に、鉄道車両の中間車両を製造する方法について、図9〜図14を参照して説明する。最初の第1工程において、図9に示すように車両組立用の台車上に客室部4面構体32を組立てる。この客室部4面構体32は、台枠33と、1対の側部構体34と、屋根構体35とで構成される。台枠33は中間車両の全長分の長さを有するが、側部構体34と屋根構体35とは、第1,第2の連結妻寄車端部38,39を除いた客室部49の側部と屋根とを構成するものであり、第1の連結妻寄車端部台枠部分36は側部構体34と屋根構体35の端部よりも車両長さ方向へ張り出しており、第2の連結妻寄車端部台枠部分37も側部構体34と屋根構体35の端部よりも車両長さ方向へ張り出している。
【0034】
この客室部4面構体32を組立る場合、台枠33と側部構体34と屋根構体35とを予め製作しておき、図9に示すように、台車上に台枠33を位置決めして固定し、その台枠33に1対の側部構体34と上端の屋根構体35とを組付けて溶接接合やボルト・ナット締結等により一体的に結合する。この客室部4面構体32の第1の連結妻寄車端部38(図9の左端部)に対応する部分には、第1の連結妻寄車端部台枠部分36だけがあり、妻面と両側面と屋根面とが開放状態になっている。この客室部4面構体32の第2の連結妻寄車端部39(図9の右端部)には、第2の連結妻寄車端部用台枠部分37だけがあり、妻面と両側面と屋根面とが開放状態になっている。この客室部4面構体32の組立後、この客室部4面構体32に所定の塗装を施す。
【0035】
次の第2工程において、図10に示すように、客室部4面構体32の客室部49に内装品を組付け、外装工事を施す。尚、この内装品は、床面の防水シート、複数の客室部用腰掛ユニット、窓ガラス、ドア、ドア用機器、天井側の空調用ダクト、照明機器、放送機器、電気系配線、配管、内装パネル等を含む。これら内装品の搬入に際して、客室部4面構体32の前端と後端の大きな開口からフォークリフト等を用いて大型の内装品の搬入を行うことができるため、搬入作業の作業能率を高めることができる。
【0036】
一方、第3工程においては、図9、図10に示すように、連結妻寄車端部用台枠部分36,37を複数の組立作業用支え50で補強した状態で、前記第2工程における客室部4面構体32への内装品の組付けと並行して、第1の連結妻寄車端部台枠部分36の上に、図11に示すように、4組の客室部用腰掛ユニット40を組付けてボルト・ナット等で台枠部分36の上面に固定するとともに、第2の連結妻寄車端部台枠部分37の上に、図12に示すように、車端部機器ユニット41としての洗面所ユニット41aと洋式便所ユニット41bとを組付けてボルト・ナット等で台枠部分の上面に固定する。
【0037】
但し、第1の連結妻寄車端部台枠部分36の上に、各客室部用腰掛ユニット40に代えて、車端部機器ユニット41(和式便所ユニット41d、洋式便所ユニット41b、身障者便所ユニット41c、洗面所ユニット41a等の何れか)を組付けることもある。第2の連結妻寄車端部台枠部分37の上に組付ける洗面所ユニット41aと洋式便所ユニット41bも一例に過ぎず、これらに代えて、これらとは異なる2つの車端部機器ユニット41(和式便所ユニット41d、洋式便所ユニット41b、身障者便所ユニット41cの何れか2つ)を組付ける場合もある。
【0038】
ここで、前記洗面所ユニット41aは、従来の洗面所FRPユニットだけのユニットではなく、その洗面所FRPユニットに鏡、照明等の付属品を組付けたより完成度の高いユニットである。同様に、洋式便所ユニット41bや和式便所ユニット41dや身障者便所ユニット41cも夫々の便所ユニットに取っ手や照明等の付属品を組付けたより完成度の高いユニットである。
【0039】
この客室部用腰掛ユニット40及び車端部機器ユニット41の組付けの際、車端部38,39の妻面と両側面と屋根面とが開放状態であるため、客室部用腰掛ユニット40や車端部機器ユニット41をフォークリフトやクレーンやロボット等を用いて連結妻寄車端部用台枠部分36,37上へ搬入できるから搬入作業の作業能率を高めることができる。しかも、車端部機器ユニット41に付随する配線や配管の作業をオープンな作業空間で行うことができるため、作業空間の制約がなく、十分な数の作業者を投入して行うことができるから、車端部機器ユニット41の組付けの作業能率を高め、組付け及び内装工事の工事期間を格段に短縮することができる。
【0040】
他方、第4工程においては、前記第3工程の客室部用腰掛ユニット40及び車端部機器ユニット41の組付けと並行して、図10に示すように、第1の連結妻寄車端部用台枠部分36とほぼ同じ形状に構成された仮組立台42上に、第1の連結妻寄車端部38の妻構体43と1対の側面構体44と屋根構体45とからなる第1の車端部4面構体46を組み立ててユニット化する。
【0041】
同様に、第2の連結妻寄車端部用台枠部分37とほぼ同じ形状に構成された仮組立台47上に、第2の連結妻寄車端部39の妻構体48と1対の側面構体49と屋根構体50とからなる第2の車端部4面構体51を組み立ててユニット化する。そのユニット化された第1,第2の車端部4面構体46,51に内装品の組付けと外装を施す。その内装品は、側窓、内装パネル、ドア類などを含む。この内装品の組付けの際、車端部4面構体46,51の内側と外側とは開放空間であり、作業空間的な制約がないため、内装品の組付け作業を能率的に進めることができ、ロボット等による自動化を図り得る可能性もある。
【0042】
第5工程においては、第1,第2の車端部4面構体46,51を客室部4面構体32の第1,第2連結妻寄車端部用台枠部分36,37の上に夫々組付けて、客室部4面構体32に結合する。この場合、天井クレーン等で車端部4面構体46,51を夫々吊り上げて移動させ、第1,第2連結妻寄車端部用台枠部分36,37の上に組付けるものとする。尚、車端部4面構体46,51を客室部4面構体32に組付ける前に、前記ユニット41a〜41dを仕切る縦横の仕切り部材を客室部4面構体32に組付けるものとする。
【0043】
尚、客室部側部構体34と車端部側部構体44,49との結合部の構造は、前記図4の構造と同様である。その後、残りの配線や配管の工事、その他の残りの内装工事を行って第1,第2の連結妻寄車端部38,39の内装工事が完成する。この最終段階で行う工事は従来技術と同様に狭い空間での作業になるが、その工事量は比較的少ない。
【0044】
図13は、第1,第2の連結妻寄車端部38,39に適用される可能性のある客室部用腰掛ユニット40と車端部機器ユニット41の4通りの配置パターン52a〜52dを示す。配置パターン52aは洗面所ユニット41aと洋式便所ユニット41bとを有し、配置パターン52bは身障者用便所ユニット41cを有し、配置パターン52cは4組の客室部用腰掛ユニット40を有し、配置パターン52dは和式便所ユニット41dと2組の客室部用腰掛ユニット40とを有する。図14は、図13の配置パターン52a〜52dに対応する4種類の車端部4面構体51a〜51dの側面を示すものである。
【0045】
以上説明したように、この鉄道車両の中間車両の製造方法おいては、客室部4面構体32の前後両端面が開放状になっており、その状態で客室部4面構体32に内装品を搬入して組付けるため、それら内装品を客室部4面構体32の前後両端の開放部からフォークリフト等を用いて搬入可能になる。そのため、客室部49への内装品の搬入作業の作業能率を高めることができる。
【0046】
客室部4面構体32の台枠33のうちの連結妻寄車端部38,39に対応する台枠部分36,37の妻面と両側面と上面を開放状態にしておいて、その台枠部分36,37に1又は複数の車端部機器ユニット41(便所ユニットや洗面所ユニット等)を組付けるため、それら車端部機器ユニット41をフォークリフトやクレーンやロボット等により搬入可能になるから、その搬入作業の作業能率を高めることができる。しかも、それら車端部機器ユニット41の配線や配管の作業を開放空間で行うことができるため、それらの作業能率を格段に高めることができ、その配線や配管の作業をロボット等を介して自動化できる可能性もある。
【0047】
一方、前記の車端部機器ユニット41の組付けと並行して、2つの仮組立台42,47上において夫々、車端部の妻構体43,48と1対の側部構体44,49と屋根構体45,50とを車端部4面構体46,51に組み立ててユニット化し、その車端部4面構体46,51に種々の内装品を組付けるので、開放空間において車端部4面構体46,51に内装品を能率的に組付けることができる。
【0048】
その後、完全にユニット化され且つ内装品を組付けた車端部4面構体46,51を客室部4面構体32の連結妻寄車端部用台枠部分36,37の上に組付けて客室部4面構体32に連結するので、車端部38,39の為の内装工事の大部分を、周囲開放状の連結妻寄車端部用台枠部分36,37の上および周囲開放状の仮組立台42,47の上で行うことができる。従って、車端部38,39のための車端部機器ユニット41を含む内装品の組付けの作業の作業能率を高め、作業期間を短縮し、製造コストの低減を図ることができる。
【0049】
以上説明した実施の形態は一例を示すものに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記実施の形態に種々の変更を付加した態様で実施可能であることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、第1工程で組立てる客室部4面構体では、前後両端が開放状になっているため、第2の工程において客室部に内装品を搬入する作業の作業能率を高めることできる。客室部4面構体のうちの運転室部台枠部分に、前面と両側面と屋根面を開放した状態で、複数の運転台機器ユニットを組付けるので、それら運転台機器ユニットを搬入する作業の作業能率を高め、組付け作業の作業能率を高めることができる。
しかも、運転室部の前面構体と1対の側部構体と屋根構体とを仮組立台上に組み立てて運転室4面構体にユニット化し、この運転室4面構体に、その内外両側を開放した状態において前面ガラスと内装パネルと表示機器類とを含む内装品を組付けるため、その内装品を能率的に組付けることができる。結局、先頭車両を製造する際の内装品組付けの作業能率を高め、製造コストを低減でき、先頭車両製造の期間を短縮できる。
【0051】
【0052】
請求項の発明によれば、複数の運転台機器ユニットは、運転室部用台枠部分に組付けて固定されるユニット運転台と背面機器ユニットと運転士用腰掛とを含む。それ故、これら内装品を第3工程において運転室部用台枠部分に組付けることで、それら内装品の搬入作業の作業能率を高め、それらの組付けの作業能率を高めることができる
【0053】
請求項の発明によれば、第1工程で組立てる客室部4面構体では、少なくとも一端が開放状になっているため、第2の工程において客室部に内装品を搬入する作業の作業能率を高めることできる。客室部4面構体のうちの連結妻寄車端部用台枠部分に、妻面と両側面と屋根面を開放した状態で、1又は複数の車端部機器ユニット及び腰掛ユニットを組付けるので、それら車端部機器ユニットや腰掛ユニットを搬入する作業の作業能率を高め、組付け作業の作業能率を高めることができる。
しかも、連結妻寄車端部の妻構体と1対の側部構体と屋根構体とを仮組立台上に組み立てて車端部4面構体にユニット化し、この車端部4面構体に、その内外両側を開放した状態において側窓と内装パネルとを含む内装品を組み付けるため、それら内装品を能率的に組付けることができる。結局、鉄道車両を製造する際の内装品組付けの作業能率を高め、製造コストを低減し、車両製造の期間を短縮できる。
【0054】
【0055】
請求項の発明によれば、車端部機器ユニットは、連結妻寄車端部用台枠部分上に組付けて固定される、和式便所ユニット、洋式便所ユニット、身障者便所ユニット、洗面所ユニットの何れか1つであり、これらユニット類を第3工程において連結妻寄車端部用台枠部分上に組付けることで、それらユニット類の搬入作業の作業能率を高め、それらの組付けの作業能率を高めることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る先頭車両の客室部4面構体の側面図である。
【図2】客室部4面構体とこの客室部4面構体に組付け中の内装品と運転室部4面構体と車端部4面構体の側面図である。
【図3】運転室部台枠部分と運転台機器ユニットの平面図である。
【図4】客室部4面構体の側部構体と運転室部4面構体の側部構体の結合部の断面図である。
【図5】運転室部4面構体の前面構体と運転室部台枠部分の結合部の断面図。
【図6】車端部台枠部分と和式便所ユニットと客室用腰掛ユニットの平面図。
【図7】3種類の運転台機器セットを説明する説明図である。
【図8】図7の3種類の運転台機器セットに対応する3種類の運転室部4面構体を説明する説明図である。
【図9】別実施形態に係る中間車両の客室部4面構体の側面図である。
【図10】客室部4面構体とこの客室部4面構体に組付け中の内装品と1対の車端部4面構体の側面図である。
【図11】第1の連結妻寄車端部に組付けた客室用腰掛ユニットの平面図。
【図12】第2の連結妻寄車端部に組付けた洗面所ユニットと洋式便所ユニットの平面図である。
【図13】連結妻寄車端部に適用される車端部機器ユニット等の配置パターンの説明図である。
【図14】図13の配置パターンに対応する車端部4面構体の側面図である。
【図15】従来技術に係る先頭車両の側面図である。
【図16】図15の先頭車両の平面図である。
【図17】従来技術に係る中間車両の側面図である。
【図18】図17の中間車両の平面図である。
【符号の説明】
2 客室部4面構体
3 台枠
4 客室部側部構体
5 客室部屋根構体
6 運転室部用台枠部分
7 連結妻寄車端部用台枠部分
8 運転室
9 連結妻寄車端部
11 運転台機器ユニット
11a,11b ユニット運転台
11c,11d 背面機器ユニット
11e 運転士用腰掛
12 仮組立台
13 前面構体
14 側部構体
15 屋根構体
16 運転室4面構体
32 客室部4面構体
33 台枠
34 側部構体
35 屋根構体
36,37 連結妻寄車端部台枠部分
38,39 連結妻寄車端部
41 車端部機器ユニット
41a 洗面所ユニット
41b 洋式便所ユニット
41c 身障者便所ユニット
41d 和式便所ユニット
43,48 妻構体
44,49 側部構体
45,50 屋根構体
46,51 車端部4面構体

Claims (4)

  1. 鉄道車両の台枠と1対の客室部側部構体と客室部屋根構体とを、少なくとも運転室部の前面と1対の側面と屋根面とを開放した状態の客室部4面構体に組立てる第1工程と、
    前記客室部4面構体に内装品を組付ける第2工程と、
    前記第2工程と並行的に客室部4面構体の運転室部用台枠部分に、前面と両側面と屋根面を開放した状態で、複数の運転台機器ユニットを組付ける第3工程と、
    前記第3工程と並行的に運転室部の前面構体と1対の側部構体と屋根構体とを仮組立台上に組み立てて運転室4面構体にユニット化する第4工程と、
    ユニット化された前記運転室4面構体に前面ガラスと内装パネルと表示機器類とを含む内装品を組付ける第5の工程と、
    前記運転室4面構体を客室部4面構体の運転室部用台枠部分上に組付けて、客室部4面構体に連結する第6の工程と、
    を備えたことを特徴とする鉄道車両の製造方法。
  2. 前記複数の運転台機器ユニットは、ユニット運転台と、背面機器ユニットと、運転士用腰掛とを含むことを特徴とする請求項に記載の鉄道車両の製造方法。
  3. 鉄道車両の台枠と1対の客室部側部構体と客室部屋根構体とを、少なくとも一方の連結妻寄車端部の妻面と1対の側面と屋根面とを開放した状態の客室部4面構体に組立てる第1工程と、
    前記客室部4面構体に内装品を組付ける第2工程と、
    前記第2工程と並行的に客室部4面構体の連結妻寄車端部用台枠部分に、妻面と両側面と屋根面を開放した状態で、1又は複数の車端部機器ユニット及び腰掛ユニットを組付ける第3工程と、
    前記第3工程と並行的に前記連結妻寄車端部の妻構体と1対の側部構体と屋根構体とを仮組立台上に組立てて車端部4面構体にユニット化する第4工程と、
    ユニット化された車端部4面構体に側窓と内装パネルとを含む内装品を組付ける第5の工程と、
    前記車端部4面構体を客室部4面構体の連結妻寄車端部用台枠部分上に組付けて客室部4面構体に連結する第6の工程と、
    を有することを特徴とする鉄道車両の製造方法。
  4. 前記車端部機器ユニットは、和式便所ユニット、洋式便所ユニット、身障者便所ユニット、洗面所ユニットの何れか1つであることを特徴とする請求項に記載の鉄道車両の製造方法。
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