JP2010262943A - 有機el発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物が混入した場合であっても画素領域間の有機発光層の膜厚が均一であり、かつ開口率の高い有機EL発光装置を提供すること。
【解決手段】発色領域を有する基板と、発色領域を規定し、互いに対向するライン状の主バンクと、画素領域間に配置された画素分離領域と、画素領域毎に配置された画素電極と、を有するアクティブマトリクス型有機EL発光装置であって、画素分離領域には、補助バンクと、画素領域同士を連通する溝と、が配置され、第1画素領域と、第2画素領域との間の画素分離領域を、画素分離領域Aとし、第2画素領域と、第3画素領域との間の画素分離領域を、画素分離領域Bとしたとき、画素分離領域Aに配置された溝の第2画素領域側の端部を、第1画素領域側から第2画素領域側に、主バンクのライン方向に沿って投射すると、端部の投象は、画素分離領域Bの補助バンクに遮蔽される、有機EL発光装置。
【選択図】図4

Description

本発明は有機EL発光装置に関する。
有機EL発光装置は、有機化合物の電界発光を利用した発光装置である。有機EL発光装置では、赤(R)、緑(G)または青(B)色に発光する有機発光層を有する副画素(画素領域)が、基板上にマトリクス状に配置されている。
電界発光する有機発光層に含まれる有機化合物は、低分子有機化合物の組み合わせ(ホスト材料とドーパント材料)と、高分子有機化合物とに大別され得る。電界発光する高分子有機化合物の例には、PPVと称されるポリフェニレンビニレンやその誘導体などが含まれる。高分子有機化合物を利用した有機EL発光装置は、比較的低電圧で駆動でき、消費電力が少なく、ディスプレイパネルの大画面化に対応しやすいことから、現在、積極的にその研究が行なわれている。
高分子有機化合物を含む有機発光層は、例えば、有機発光材料および溶媒を含む材料液を、インクジェットなどで画素電極上に塗布することで形成される。したがって、有機EL発光装置の各副画素に有機発光材料を含むインクを塗布する場合、異なる色を発光する副画素にインクが浸入しないようにする必要がある。
異なる色を発光する副画素にインクが浸入することを防止するために、同一の色を発光する副画素が一列に配列された領域(以下「発色領域」とも称する)をライン状の隔壁(バンク)で規定し、発色領域内にインクを塗布する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたように、ライン状のバンクによって規定された発色領域内にインクを塗布する方法では、インクが発色領域内を自由に移動することができるので、発色領域内の副画素が有する有機発光層の膜厚がレベリングされ、副画素間で有機発光層の膜厚が均一になる。これにより、画素間で輝度のばらつきのない有機EL発光装置を提供することができる。
しかしながら特許文献1に開示された方法のように、発色領域内の副画素間を隔てる障壁がないと、発色領域内の副画素間でクロストークが生じ、有機EL発光装置のコントラストが低下するという問題があった。
このような問題を解決するため、発色領域内の副画素間に第2隔壁を配置する方法が知られている(例えば特許文献2参照)。図1は、特許文献2に開示された有機EL発光装置の平面図を示す。
図1に示されるように、特許文献2に開示された発光装置は、発色領域を規定する第1隔壁5と、発色領域内の副画素間3に配置された第2隔壁7とを有する。また、発色領域内において隣接する副画素3同士は、第1隔壁と第2隔壁との間に形成された溝8(第2隔壁の非形成領域)を介して繋がっている。
このように、発色領域内の副画素間に第2隔壁を配置することで、副画素間のクロストークを抑制し、発光装置のコントラストを上げることができる。また、隣接する副画素同士は、溝を介して繋がっていることから発色領域内に塗布された材料液は副画素間を移動することができるので、副画素間で有機発光層の膜厚がレベリングされる。このように、特許文献2に記載の発明によれば、クロストークの抑制と、有機発光層の膜厚のレベリングとを両立させることができる。
また、塗布法による有機発光層の形成は、クリーンルーム内で行われているが、有機発光層を形成するための機材や周辺環境からのパーティクルなどの異物を完全に除去することはできない。したがって、有機EL発光装置を製造する過程で、副画素に異物が混入してしまうことがある。
また、隣接する発色領域内にインクが侵入しないように、ライン状のバンクに突起を設ける技術が知られている(例えば特許文献3参照)。特許文献3に開示された有機EL発光装置は、パッシブマトリクス型であり、バンクは対向電極のセパレータとして機能する。
また、アクティブマトリクス型有機EL発光装置において、対向電極がバンクによって分断されることを防止するために、バンクに溝を形成する技術が知られている(例えば特許文献4〜9参照)。特許文献4〜9に開示された有機EL発光装置では、有機発光層は、副画素ごとに独立して配置されている。
米国特許第7091660号明細書 特開2007−227127号公報 特開2004−288403号公報 特開平11−65487号公報 特開2004−146388号公報 米国特許第6373453号明細書 米国特許出願公開第2002/0075207号明細書 米国特許出願公開第2003/0206144号明細書 米国特許出願公開第2008/0036699号明細書
しかしながら、特許文献2に開示された発光装置では、副画素に異物が付着すると、発色領域内に塗布された材料液が異物に吸引され、有機発光層の膜厚が不均一になったり、有機発光層が形成されない領域が発生することがあった。
図2Aは、図1に示された特許文献2の発光装置の一部拡大図を示す。図2A中の15は、異物を示す。また、図2A中の矢印Yは、発色領域内に塗布された有機発光層の材料液の動きを示す。このように、異物15が付着した副画素3cを含む発色領域内に有機発光層の材料液を塗布した場合、インクが第1隔壁5と第2隔壁7との間に形成された溝8を通って、異物15に吸引される。このため、副画素3aおよび副画素3bに塗布された材料液は、副画素3cに吸引される。
図2Bは、図2Aに示された発光装置のAA線による断面図である。図2Bに示されるように、材料液は、副画素3cに吸引されるので、副画素3cでは有機発光層9の膜厚が厚くなり、副画素3bでは有機発光層9の膜厚が薄くなる。また、副画素3aでは、有機発光層9が形成されない領域が生じる。
このため、特許文献2の有機EL発光装置では、副画素に異物が付着した場合、副画素間で有機発光層の膜厚がばらつき、副画素間で輝度にばらつきが生じる。有機EL発光装置の副画素間の輝度のばらつきが大きいと、有機EL発光装置は検査過程で不良品とみなされる。したがって、特許文献2の有機EL発光装置では、歩留まりが低いという問題があった。
また、溝8の長さを長くすることで、材料液が副画素間を流れにくくし、異物に材料液が吸引されることを抑制することも考えられる。しかし、溝8を長くするには、第2隔壁の発色領域の長軸方向の長さ7w(副画素間の間隔)を長くする必要がある。このため、溝8を長くした場合、副画素間の非発色領域の面積が大きくなり、有機EL発光装置の単位面積あたりの発光面積(開口率)が減少する。
このように従来は、高い開口率を維持したまま、副画素間の有機発光層の膜厚をレベリングすることと、異物によって材料液が吸引されることを抑制することとを両立することは困難であった。
本発明の目的は、異物が混入した場合であっても画素領域間の有機発光層の膜厚が均一であり、かつ開口率の高い有機EL発光装置を提供することである。
本発明は、以下に示す有機EL発光装置に関する。
[1]2以上の画素領域が一列に配列された発色領域と、ソース電極およびドレイン電極を有する薄膜トランジスタと、を有する基板と、前記発色領域を規定し、互いに対向するライン状の主バンクと、前記発色領域において前記画素領域間に配置された画素分離領域と、前記画素領域毎に配置され、かつ前記薄膜トランジスタのソース電極またはドレイン電極と接続された画素電極と、前記画素電極上に配置された有機機能層と、を有するアクティブマトリクス型有機EL発光装置であって、前記画素分離領域には、補助バンクと、前記画素領域同士を連通する溝と、が配置され、前記発色領域において連続する3つの前記画素領域を、第1画素領域、第2画素領域、第3画素領域とし、前記第1画素領域と、前記第2画素領域との間の画素分離領域を、画素分離領域Aとし、前記第2画素領域と、前記第3画素領域との間の画素分離領域を、画素分離領域Bとしたとき、前記画素分離領域Aに配置された溝の前記第2画素領域側の端部を、前記第1画素領域側から前記第2画素領域側に、前記主バンクのライン方向に沿って投射すると、前記端部の投象は、前記画素分離領域Bに配置された前記補助バンクに遮蔽される、アクティブマトリクス型有機EL発光装置。
[2]前記主バンクは、順テーパ状である、[1]に記載の有機EL発光装置。
[3]それぞれの前記画素分離領域には、一つの補助バンクが配置され、前記画素分離領域Aに配置された補助バンクは、前記対向する主バンクの一方にのみ接続し、前記画素分離領域Bに配置された補助バンクは、前記対向する主バンクの他方にのみ接続し、それぞれの画素分離領域に配置された前記補助バンクの前記ライン方向に垂直方向の長さは、前記発色領域の短軸方向の長さの1/2以上である、[1]または[2]に記載の有機EL発光装置。
[4]それぞれの前記画素分離領域には、第1補助バンクおよび第2補助バンクが配置され、前記第1補助バンクは、前記対向する主バンクの一方にのみ接続し、前記第2補助バンクは、前記対向する主バンクの他方にのみ接続し、前記第1補助バンクの前記ライン方向の位置と、第2補助バンクの前記ライン方向の位置とは異なり、前記第1補助バンクおよび前記第2補助バンクの前記ライン方向に垂直方向の長さは、前記発色領域の短軸方向の長さの1/2以上である、[1]または[2]に記載の有機EL発光装置。
[5]それぞれの前記画素分離領域には、第1補助バンク、第2補助バンクおよび第3補助バンクが配置され、前記第1補助バンクは、前記対向する主バンクの一方にのみ接続し、前記第2補助バンクは、前記対向する主バンクの他方にのみ接続し、前記第1補助バンクと第2補助バンクとは、互いに対向し、前記第1補助バンクと、前記第2補助バンクとの間には前記溝が配置され、前記第3補助バンクの前記ライン方向の位置は、前記第1補助バンクおよび第2補助バンクの前記ライン方向の位置と異なり、前記第3補助バンクの前記ライン方向に垂直方向の位置は、前記第1補助バンクと前記第2補助バンクとの間に配置された前記溝の位置と重なる、[1]または[2]に記載の有機EL発光装置。
[6]前記補助バンクの高さは、前記主バンクの高さの0.05〜1.0倍である、[1]〜[5]のいずれか一つに記載の有機EL発光装置。
[7]前記画素電極と前記有機機能層との間には正孔注入層が配置され、前記正孔注入層の材料は遷移金属の酸化物である、[1]〜[6]のいずれか一つに記載の有機EL発光装置。
[8]前記遷移金属の酸化物は、WO、MoO、TiO、NiO、VまたはRuOから選択される、[7]に記載の有機EL発光装置。
本発明によれば、画素領域間の有機発光層の膜厚が均一であり、かつ開口率の高い有機EL発光装置を提供することができる。
従来の有機EL発光装置の平面図 従来の有機EL発光装置の平面図および断面図 本発明の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 本発明の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態1の有機EL発光装置の平面図 実施の形態1の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態2の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態3の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態4の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態5の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態6の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態6の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態6の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態6の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態6の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態7の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態7の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態8の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態8の有機EL発光装置の平面の一部拡大図 実施の形態9の有機EL発光装置の平面の一部拡大図
1.本発明の有機EL発光装置
本発明の有機EL発光装置は、1)基板と、2)画素電極と、3)主バンクと、4)画素分離領域と、5)有機機能層と、6)対向電極とを有する。
後述するように本発明によれば、画素領域に異物が付着した場合であっても、有機機能層の材料液が異物に吸引されることを抑制することができる。このため、本発明は、特に大画面の有機EL発光装置に効果を発揮する。大画面の有機EL発光装置を製造する場合、画素領域内にパーティクルなどの異物が混入するおそれが高く、本発明によって材料液が異物に吸引されることを防止する必要性が高いからである。以下、本発明の有機EL発光装置のそれぞれの構成要件について説明する。
1)基板
基板は、発色領域を有する。発色領域は通常、ライン状であり、特定の方向に沿って、それぞれの長軸が平行になるように配置される。それぞれの発色領域には、2以上の画素領域が一列に配列されている。ここで「画素領域」とは赤(R)、緑(G)または青(B)の光を発する副画素が形成される領域を意味する。すなわち本発明では、3種類の発色領域(R、G、B)が互いに平行に配置されている。例えば、赤発色領域の隣に緑発色領域を配置し、緑発色領域の隣に青発色領域を配置し、青発色領域の隣に赤発色領域を配置する。
基板の材料は有機EL発光装置がボトムエミッション型か、トップエミッション型かによって異なる。例えば、有機EL発光装置がボトムエミッション型の場合、基板は、透明であることが求められる。したがって、有機EL発光装置がボトムエミッション型の場合、基板の材料の例にはガラスや石英、透明プラスチックなどが含まれる。一方、有機EL発光装置がトップエミッション型の場合、基板が透明である必要はない。したがって有機EL発光装置がトップエミッション型の場合、基板の材料は絶縁体であれば任意であり、例えば不透明プラスチックや金属などである。
また、基板には、副画素を駆動するための金属配線や薄膜トランジスタ(TFT)を有していてもよい。TFTのソース電極またはドレイン電極は、後述する画素電極に接続される。
2)画素電極
それぞれの画素領域内には画素電極が配置される。画素電極とは、基板上に配置された導電性部材である。画素電極は、通常陽極として機能するが、陰極として機能してもよい。画素電極は、各画素領域内に配置される。有機EL発光装置がパッシブマトリクス型である場合、複数のライン状の画素電極が基板上に配置される。ライン状の画素電極は、互いに並行であることが好ましい。一方、有機EL発光装置がアクティブマトリクス型である場合、画素電極は画素領域ごと独立して配置される。
ボトムエミッション型有機EL発光装置では、画素電極が透明電極であることが求められる。このような画素電極の材料の例は、ITO(酸化インジウム・スズ)やIZO(酸化インジウム・亜鉛)、ZnO(酸化亜鉛)などを含む。
トップエミッション型有機EL発光装置では、画素電極に光反射性が求められる。このような画素電極の材料の例は、銀を含む合金、より具体的には銀−パラジウム−銅合金(APCとも称する)や銀−ルテニウム−金合金(ARAとも称する)、MoCr(モリブデンクロム)、NiCr(ニッケルクロム)、アルミニウム−ネオジム合金(Al−Ndとも称する)などのアルミニウム系合金などを含む。また反射性の画素電極の表面には、ITO膜およびIZO膜(Indium Zinc Oxide)が配置されていてもよい。
また、画素電極上には正孔注入層が配置されていてもよい。正孔注入層は、画素電極から後述する有機機能層への正孔の注入を補助する機能を有する層である。このため、正孔注入層は画素電極と有機機能層との間に配置される。
正孔注入層の材料には、ポリエチレンスルホン酸をドープしたポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT−PSSと称される)や、その誘導体(共重合体など)、遷移金属の酸化物などが含まれる。
遷移金属の酸化物の例には、WO、MoO、TiO、NiO、V、RuOおよびこれらの組み合わせなどが含まれる。好ましい正孔注入層の材料は、酸化タングステン(WOx)または酸化モリブデン(MoOx)である。正孔注入層の厚さは、通常、10nm〜100nmであり、約50nmでありうる。
正孔注入層の材料は、遷移金属の酸化物であることが好ましい。PEDOT−PSSを含む正孔注入層は塗布法で形成されることから、膜厚が不均一になる恐れがあるからである。また、PEDOT−PSSを含む正孔注入層は、導電性であることから、画素がショートするおそれもある。一方、遷移金属の酸化物からなる正孔注入層は、スパッタリングや蒸着などで形成することができ、膜厚が均一になる。
また、画素電極から有機機能層へ効率的に正孔を注入できる限り、正孔注入層は省略されてもよい。この場合、画素電極上に直接有機機能層が配置される。
3)主バンク
主バンクは、上述したライン状の発色領域を規定する。1の発色領域は、互いに対向する2つの主バンクによって規定される。基板上には複数の互いに平行なライン状の主バンクが配置される。また、画素電極がライン状に形成される場合(パッシブマトリックス型有機EL発光装置の場合)、ライン状の主バンクのラインの方向と、画素電極のラインの方向とは直交することが好ましい。また、本発明の有機EL発光装置がパッシブマトリクス型の場合、主バンクは対向電極セパレータとして機能する。
主バンクの基板の表面からの高さは0.5〜3μmであることが好ましく、0.8μm〜1.2μmであることが特に好ましい。バンクの高さが0.5μm未満であった場合、バンクによって規定された領域内に塗布されたインクがバンクから漏れ出すおそれがある。
主バンクの材料は、撥液性が高いことが好ましい。具体的には、主バンクの表面における水の接触角は60°以上であることが好ましい。主バンクの撥液性を高めるには、主バンクの表面にフッ素ガスを用いたプラズマ処理を施したり、主バンクの材料をフッ素含有樹脂としたりすればよい。
フッ素含有樹脂に含まれるフッ素化合物の例には、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、三フッ化エチレン、およびこれらの共重合体等のフッ化樹脂などが含まれる。またフッ素含有樹脂に含まれる樹脂の例には、フェノール−ノボラック樹脂、ポリビニルフェノール樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂およびこれらの組み合わせが含まれる。
上述したように、パッシブマトリクス型有機EL発光装置では、主バンクは対向電極セパレータとして機能する。有機EL発光装置がパッシブマトリクス型である場合、主バンクの形状は、逆テーパ状であることが好ましい。主バンクの形状が逆テーパ状であると、蒸着法で形成される対向電極が分断されやすいからである。
一方、有機EL発光装置がアクティブマトリクス型である場合、全ての副画素が一つの対向電極を共有する。このため、アクティブマトリクス型有機EL発光装置では、主バンクの形状は順テーパ状であることが好ましい。バンクの形状は順テーパ状であると、対向電極を薄くしても、対向電極が分断されないからである。
4)画素分離領域
画素分離領域は、画素領域間に配置される。画素分離領域は、画素領域間の非発光領域を意味する。画素分離領域には、補助バンクと、画素領域同士を連通する溝と、が配置される。溝のパターンは、本発明の効果を損なわない限り特に限定されない。
また、各画素分離領域に配置される補助バンクの数は、1つであっても、2つ以上であってもよい。また補助バンクの基板表面からの高さは、主バンクの基板表面からの高さよりも低いことが好ましい。補助バンクの高さは主バンクの高さの0.05〜1.0倍であることが好ましい。このように、補助バンクの高さを主バンクの高さよりも低くすることで、1の発色領域内に塗布された有機機能層の材料液が、隣接する発色領域に侵入することを防止することができる。
また、補助バンクの濡れ性は、主バンクの濡れ性よりも高いことが好ましい。補助バンクの濡れ性を主バンクの濡れ性よりも高くすることで、発色領域内に塗布法で形成される有機機能層の膜厚を均一にすることができるからである。本発明は画素分離領域に配置された補助バンクおよび溝の構造に特徴を有する。以下補助バンクおよび溝の構造について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は有機機能層を省略した本発明の有機EL発光装置における発色領域の拡大図である。図3に示された有機EL発光装置は、基板101、基板101に配置された画素電極103、基板101上に配置された主バンク105を有する。また、基板101は発色領域120を有する。発色領域120には3つの画素領域(第1画素領域121a、第2画素領域121b、第3画素領域121c)が一列に連続して配列されている。
第1画素領域121aと第2画素領域121bとの間には、画素分離領域130Aが配置されている。また第2画素領域121bと第3画素領域121cとの間には画素分離領域130Bが配置されている。画素分離領域(130A、130B)には、それぞれ、補助バンク131と、溝137とが配置されている。画素分離領域130Aに配置された溝137は、第1画素領域121a側の端部138と第2画素領域121b側の端部139とを有する。また線Xは、端部139を第1画素領域121aから第2画素領域121bへと、ライン状の主バンク105のライン方向に沿って投射した際の端部139の投象(以下単に「端部139の投象」とも称する)が現れる領域を示す。
本発明は、画素分離領域130Aに配置された溝137と画素分離領域130Bに配置された補助バンク131との位置関係に特徴を有する。具体的には、本発明の有機EL発光装置では、図3に示されるように、画素分離領域130Aの溝137の端部139の投象は、画素分離領域130Bの補助バンク131に重なる。
このように、本発明では、画素分離領域130Aに配置された溝137の端部139の投象が、画素分離領域130Bの補助バンクに重なるので、有機EL発光装置の製造時に、発色領域にパーティクルなどの異物が付着した場合であっても、有機機能層の材料液が異物に吸引されることを抑制することができる。本発明によって材料液が異物に吸引されることを抑制するメカニズムについては、後述する「2.本発明の有機EL発光装置の製造方法」において詳細に説明する。
5)有機機能層
有機機能層は、少なくとも有機発光層を含む層である。有機機能層は、各画素領域内の画素電極または正孔注入層上に塗布法で形成される。発色領域内の各画素領域に形成された有機機能層は、画素分離領域に配置された溝を介して連結している。
有機機能層に含まれる有機発光層の厚さは、50〜100nmであり、約70nmでありうる。有機発光層に含まれる有機EL材料は、副画素が発する光の色(RGB)に応じて、副画素ごとに適宜選択される。有機EL材料は、高分子有機EL材料および低分子有機EL材料のいずれでもよいが、塗布法により形成する観点からは高分子有機EL材料が好ましい。高分子有機EL材料を用いることで、他の部材に損傷を与えることなく有機発光層を容易に形成することができるからである。高分子有機EL材料の例には、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリアセチレン(polyacetylene)およびその誘導体、ポリフェニレン(polyphenylene(PP))およびその誘導体、ポリパラフェニレンエチレン(polyparaphenylene ethylene)およびその誘導体、ポリ3−ヘキシルチオフェン(poly-3-hexylthiophene(P3HT))およびその誘導体、ポリフルオレン(polyfluorene(PF))およびその誘導体などが含まれる。低分子有機EL材料の例には、トリス(8−キノリノラート)アルミニウムなどが含まれる。
有機機能層は、有機発光層に加えて、正孔輸送層(インターレイヤ)や電子注入層、電子輸送層などを有してもよい。
正孔輸送層は、画素電極と有機発光層との間に配置される。正孔輸送層は、有機発光層に正孔を効率よく運ぶ機能、および画素電極(または正孔注入層)への電子の侵入をブロックする機能を有する。正孔輸送層の材料は、正孔輸送性の有機材料であれば、高分子材料でも低分子材料であってもよい。正孔輸送性の材料の例には、フルオレン部位とトリアリールアミン部位を含む共重合体や低分子量のトリアリールアミン誘導体などが含まれる。
また、正孔輸送層上に有機発光材料を含むインクを塗布する場合に、正孔輸送層がインクに溶出しにくいよう、正孔輸送層内の正孔輸送材料は、架橋されていることが好ましい。正孔輸送材料を架橋するには、正孔輸送層の材料液に架橋剤を含有させればよい。架橋剤の例には、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートなどが含まれる。正孔輸送層の厚さは、特に限定されないが、例えば5〜100nm程度であり、約20nmである。
6)対向電極
本発明の有機EL発光装置は、有機機能層上に対向電極を有する。対向電極は通常陰極として機能するが、陽極として機能してもよい。
パッシブマトリクス型有機EL発光装置では、対向電極は、発色領域ごとに独立して配置される。一方アクティブマトリクス型有機EL発光装置では、TFTによって各副画素が独立して制御されるので、全ての副画素が一つの対向電極を共用する。
対向電極の材料は、有機EL発光装置がボトムエミッション型か、トップエミッション型かによってその材料が異なる。トップエミッション型の場合には、対向電極が透明である必要があるので、対向電極の材料の例には、透過率が80%以上の導電性部材を用いることが好ましい。これにより、発光効率が高いトップエミッション有機EL発光装置を得ることができる。
このような透明陰極は、アルカリ土類金属を含む層と、電子輸送性の有機材料かならる層と、金属酸化物層とから構成されてもよい。アルカリ土類金属の例には、マグネシウム、カルシウムおよびバリウムなどが含まれる。電子輸送性の有機材料は、例えば電子輸送性の有機半導体材料である。金属酸化物は、特に限定されないが、例えば、インジウム錫酸化物あるいはインジウム亜鉛酸化物である。
また、透明陰極は、アルカリ金属、アルカリ土類金属またはそれらのハロゲン化物を含む層と銀を含む層とから構成されてもよい。銀を含む層は、銀のみから構成されてもよいし、銀合金から構成されてもよい。また、銀を含む層上に透明度が高い屈折率調整層を設けてもよい。屈折率調整層を設けることで光取り出し効率を向上させることができる。
本発明の有機EL発光装置は、対向電極上にカバー材を有していてもよい。カバー材によって酸素や水分の侵入を防止することができる。
2.本発明の有機EL発光装置の製造方法
上述した本発明の有機EL発光装置の製造方法は、1)有機機能層が形成される前のパネルを準備する第1ステップ、2)パネルに有機機能層の材料液を塗布して、有機機能層を形成する第2ステップを含む。以下それぞれのステップについて説明する。
1)第1ステップについて
第1ステップでは、有機機能層が形成される前のパネルを準備する。第1ステップで準備するパネルは、上述した基板と、主バンクと、を有する。
上述したように基板は、複数の画素領域が一列に配列された発色領域を有する。また、バンクは発色領域を規定する。さらに画素領域間に配置された画素分離領域には、補助バンクと、画素領域同士を連通する溝とが配置される。また、それぞれの画素領域には画素電極が配置されている。
主バンクおよび補助バンクは、例えば、凹版印刷法や露光・現像プロセスを含むフォトリソグラフィ法によって形成される。特に凹版印刷法で主バンクおよび補助バンクを形成すれば、他の部材(画素電極)などに損傷を与えにくい。
2)第2ステップについて
第2ステップでは、第1ステップで準備したパネルに有機機能層の材料液(以下単に「材料液」とも称する)を塗布して、有機機能層を形成する。材料液は、高分子有機発光材料を含むことが好ましい。高分子有機発光材料は発色領域から所望の発色(R、G、B)が生じるように、適宜選択される。
より具体的には、第2ステップでは、主バンクによって規定された発色領域ごとに、有機機能層の材料液をライン状に塗布する。したがって、材料液は、画素分離領域に配置された補助バンク上にも付着する。このため、補助バンクの高さと主バンクの高さとが同じ場合、補助バンク上に付着した材料液は、主バンク上に移動して、隣接する発色領域内に侵入するおそれがある。
しかし、本発明では、上述のように補助バンクの高さは、主バンクの高さよりも低いので、補助バンク上に付着した材料液は、主バンク上に移動することはできない。このため材料液が隣接する発色領域に侵入する恐れは少ない。
第2ステップは、クリーンルーム内で行われているが、有機機能層を形成するための機材や周辺環境からのパーティクルなどの異物を完全に除去することはできない。したがって、有機EL発光装置を製造する過程で、発色領域に異物が混入してしまうことがある。発色領域に異物が混入すると、発色領域内に塗布された有機機能層の材料液が、異物に吸引され、画素領域間の膜厚が不均一になったり、有機機能層が形成されない画素領域が発生したりする(図2B参照)。
一方、本発明によれば、上述したように画素分離領域Aの溝137の端部139の投象が、画素分離領域130Bに配置された補助バンクに重なるので、インクが異物に吸引されることを抑制することができる。以下、本発明において、異物が混入した発色領域内に有機機能層の材料液を塗布したときの、インクの挙動について図面を参照しながら説明する。
図4は、異物150が混入した発色領域120内に有機機能層の材料液107を塗布した様子を示す。図3に示した有機EL発光装置と同一の構成部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図4に示されるように、第3画素領域121cには、異物150が付着している。上述のように異物150は、材料液107を吸引することから、発色領域120内に塗布された材料液107には、第3画素領域121cへと引き寄せられる。
しかし上述のように本発明では、画素分離領域130Aの溝137の端部139の投象が、画素分離領域130Bに配置された補助バンクに重なる。このため、第1画素領域121aから第2画素領域121bに流入した材料液107は、画素分離領域130Bの補助バンク131にぶつかり、ストレートに第3画素領域121cに流入することはできない。
このように、補助バンクによって発色領域内を材料液がストレートに流れることを防止することで、画素領域間の材料液の流動性を減少させることができる。このため、材料液が画素領域間を移動するために時間がかかり、発色領域内の材料液が、異物が付着した画素領域に吸引されることを防止することができる。このため、本発明によれば、発色領域に異物が付着したとしても、画素領域間で、均一な膜厚を有する有機機能層を形成することができる。
一方、異物が付着した画素領域では、有機EL発光装置の使用時に異物を通した電流のリークなどが生じる恐れがある。このため異物が付着した画素領域は、レーザ照射などによって修復されることが好ましい。
また、本発明では、画素分離領域の発色領域のライン方向の長さを縮めても、「材料液がストレートに流れることを防止し、画素領域間の材料液の流動性を減少させる」という本発明の効果が発揮される。すなわち、本発明では、画素分離領域の主バンクのライン方向(以下単に「ライン方向」とも称する)の長さ(発色領域内の画素領域間の間隔)を狭めても、異物に材料液が吸引されることを防止することができる。したがって、本発明では、画素領域間の非発色領域の幅を狭めることができ、有機EL発光装置の開口率を向上させることができる。
また、本発明によれば、発色領域内の材料液の過剰な流動性は抑制されるが、材料液は、画素分離領域の溝によって近接する画素領域間を自由に移動することができる。このため、画素領域間で有機機能層の膜厚がレベリングされる。
このように、本発明によれば、高い開口率を維持しつつ、材料液が異物に吸引されることを防止することと、画素領域間で有機機能層の膜厚がレベリングされることとを両立させることができる。
有機機能層を形成したのち、電子注入輸送層、対向電極などを積層し、さらに封止膜やガラス基板などを配置してディスプレイを製造する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1では、各画素分離領域に配置された補助バンクの数が一つであるアクティブマトリクス型の有機EL発光装置について説明する。したがって、実施の形態1の有機EL発光装置は、全ての副画素が共有する対向電極(以下単に「共有対向電極」とも称する)を有する。
図5は共有対向電極および有機機能層を省略した実施の形態1の有機EL発光装置100の平面図である。図5に示されるように実施の形態1の有機EL発光装置100は、基板101、基板上に配置されたライン状の主バンク105を有する。基板101は、複数の発色領域120を有する。それぞれの発色領域120内には画素領域121が一列に配置されている。またそれぞれの画素領域121内には、画素電極103が配置されている。
図6は、図5に示された有機EL発光装置100の四角αの拡大図である。図5と同一の構成要件については、同一の符号を付し説明を省略する。図6では、発色領域120は、互いに対向する2つの主バンク(105a、105b)によって規定されている。また図6では、一列に連続して配列された3つの画素領域121(第1画素領域121a、第2画素領域121b、第3画素領域121c)が示される。
図6に示されるように、画素領域121間には、画素分離領域130が配置される。第1画素領域121aと第2画素領域121bとの間には、画素分離領域130Aが配置され、第2画素領域121bと第3画素領域121cとの間には、画素分離領域130Bが配置される。
それぞれの画素分離領域130には、溝137と1つの補助バンク131とが配置されている。画素分離領域130Aに配置された補助バンク131は、主バンク105aのみに接続している。また、画素分離領域130Bに配置された補助バンク131は、主バンク105bのみに接続している。それぞれの画素分離領域130に配置された補助バンク131のライン方向に垂直方向の長さ(以下単に「補助バンクの長さ」とも称する)131wは、発色領域の短軸方向の長さ120wの1/2以上である。
溝137の幅137wは、狭いことが好ましい。より具体的には、溝の幅137wは、5〜20μmであることが好ましい。また、画素分離領域130Aに配置された溝137は、第1画素領域121a側の端部138と第2画素領域121b側の端部139とを有する。画素分離領域130Aに配置された溝137の端部139の投象は、画素分離領域130Bに配置された補助バンク131に重なる。
このように、画素分離領域130Aに配置された溝137の端部139の投象が、画素分離領域130Bに配置された補助バンク131に重なることで、有機EL発光装置の製造時に、発色領域にパーティクルなどの異物が付着した場合であっても、有機機能層の材料液が異物に吸引されることを、抑制することができる(図4参照)。
また、本実施の形態のように溝の幅137wが狭いと、共有対向電極のうち主バンク105a上の領域と、主バンク105b上の領域とが、共有対向電極のうち補助バンク131上の領域を介して接続されやすい。このため、本実施の形態のように溝の幅137wが狭いと、共有対向電極が分断しにくい。したがって、本実施の形態によれば、共有対向電極を薄くすることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、補助バンクが主バンクに接続されない形態について説明する。
図7は、実施の形態2の有機EL発光装置の平面図の一部拡大図である。図7に示されるように実施の形態2の有機EL発光装置は、画素分離領域230を有する以外は、実施の形態1の有機EL発光装置と同じである。実施の形態1の有機EL発光装置と同一の構成要件については同一の符号を付し説明を省略する。
図7に示されるように、それぞれの画素分離領域230には、2つの溝237と、一つの補助バンク231とが配置されている。また、主バンクは凹部を有する。主バンク105aが有する凹部と、主バンク105bが有する凹部とは対向する。
補助バンク231は、互いに対向する主バンク105aが有する凹部と、主バンク105bが有する凹部との間に配置される。補助バンク231は主バンク105とは接続されない。補助バンク231と主バンク105に形成された凹部との間のギャップが溝237を構成する。補助バンク231の長さ231wは、発色領域の短軸方向の長さ120w以上であることが好ましい。
[実施の形態3]
実施の形態1〜2では、それぞれの画素分離領域に、一つの補助バンクが配置された形態について説明した。実施の形態3〜5では、それぞれの画素分離領域に、2つの補助バンクが配置された形態について説明する。
図8は、実施の形態3の有機EL発光装置の平面図の一部拡大図である。図8に示されるように実施の形態3の有機EL発光装置は、画素分離領域330を有する以外は、実施の形態1の有機EL発光装置と同じである。実施の形態1の有機EL発光装置と同一の構成要件については同一の符号を付し説明を省略する。
図8に示されるように、それぞれの画素分離領域330には、蛇行状の溝337と、第1補助バンク331および第2補助バンク332とが配置されている。
第1補助バンク331は、主バンク105bのみに接続され、第2補助バンク332は、主バンク105aのみに接続される。また、第1補助バンク331のライン方向の位置と、第2補助バンク332のライン方向の位置とは、異なる。第1補助バンク331および第2補助バンク332の長さは、発色領域の短軸方向の長さ120wの1/2以上である。また、第1補助バンク331と、第2補助バンク332との間隔337wは、5〜20μmであることが好ましい。
このように、本実施の形態ではそれぞれの画素分離領域に、2つの補助バンクが配置されている。このため、本実施の形態によれば、実施の形態1および2と比較して、発色領域に塗布された材料液の流動性をさらに抑制することができる。
[実施の形態4]
実施の形態4では、第1補助バンクおよび第2補助バンクが突起を有する形態について説明する。
図9は、実施の形態4の有機EL発光装置の平面図の一部拡大図である。図9に示されるように実施の形態4の有機EL発光装置は、補助バンクが突起を有する以外は、実施の形態3の有機EL発光装置と同じである。実施の形態3の有機EL発光装置と同一の構成要件については同一の符号を付し説明を省略する。
図9に示されるように、それぞれの画素分離領域330において、第1補助バンク331は、突起401を有し、第2補助バンク332は突起402を有する。より具体的には、突起401は、第1補助バンク331の端部に配置され、第2補助バンク332に対向する。また、突起402は、第2補助バンク332の端部に配置され、第1補助バンク331に対向する。
このように第1補助バンク331が突起401を有し、第2補助バンクが突起402を有することで、溝337内を材料液が流れにくくなる。これにより発色領域に塗布された材料液の流動性をさらに抑制することができる。
[実施の形態5]
実施の形態5では、主バンクが画素分離領域に配置された溝に接続する凹部が形成されている形態について説明する。
図10は、実施の形態5の有機EL発光装置の平面図の一部拡大図である。図10に示されるように実施の形態5の有機EL発光装置は、主バンクが凹部を有する以外は、実施の形態3の有機EL発光装置と同じである。実施の形態3の有機EL発光装置と同一の構成要件については同一の符号を付し説明を省略する。
図10に示されるように、主バンク105は、それぞれの溝337と接続する凹部501を有する。このように、主バンク105が、溝337と接続する凹部501を有することで、溝337内を材料液が流れにくくなる。これにより発色領域に塗布された材料液の流動性をさらに抑制することができる。
[実施の形態6]
実施の形態3〜5では、それぞれの画素分離領域に、2つの補助バンクが配置された形態について説明した。実施の形態6および7では、それぞれの画素分離領域に3つの補助バンクが配置された形態について説明する。
図11は、実施の形態6の有機EL発光装置の平面図の一部拡大図である。図11に示されるように実施の形態6の有機EL発光装置は、画素分離領域630を有する以外は、実施の形態1の有機EL発光装置と同じである。実施の形態1の有機EL発光装置と同一の構成要件については同一の符号を付し説明を省略する。
図11に示されるように、それぞれの画素分離領域630には、溝637と、第1補助バンク631、第2補助バンク632および第3補助バンク633とが配置される。
第1補助バンク631は、主バンク105bのみに接続し、第2補助バンク632は、主バンク105aのみに接続している。第1補助バンク631および第2補助バンク632は、互いに対向している。第1補助バンク631と第2補助バンク632との間には、溝637が配置される。
また、第1補助バンク631および第2補助バンク632は、三角柱状であってもよく(図14参照)。また、第1補助バンク631および第2補助バンク632の長軸は、主バンクに対して傾いていてもよい(図15参照)。
一方、第3補助バンク633のライン方向の位置は、第1補助バンク631および第2補助バンク632のライン方向の位置と異なる。また、第3補助バンク633のライン方向に垂直方向の位置は、第1補助バンク631と第2補助バンク632との間に配置された溝637の位置と重なる。さらに、第3補助バンク633は主バンク105に接続しないことが好ましい。また、第3補助バンク633の壁面は、曲面であってもよい(図13A、図13B参照)。
また、図11に示されるように画素分離領域630Aにおける第1補助バンク631、第2補助バンク632および第3補助バンク633の位置関係は、画素分離領域630Bにおける第1補助バンク631、第2補助バンク632および第3補助バンク633の位置関係と同じであってもよい(図11、図13A参照)。この場合、画素分離領域630Aの第3補助バンク633と、画素分離領域630Bの第1補助バンク631および第2補助バンク632とで、第2画素領域121bを挟む。
一方、画素分離領域630Aにおける第1補助バンク631、第2補助バンク632および第3補助バンク633の位置関係と、画素分離領域630Bにおける第1補助バンク631、第2補助バンク632および第3補助バンク633の位置関係とは、ライン方向に垂直な線に関して線対称であってもよい(図12、図13B参照)。この場合、画素分離領域630Aの第1補助バンク631および第2補助バンク632と、画素分離領域630Bの第1補助バンク631および第2補助バンク632とで、第2画素領域121bを挟む。
このように、本実施の形態では、それぞれの画素分離領域に、3つの補助バンクが配置される。これにより、発色領域に塗布された材料液の流動性を、さらに抑制することができる。
[実施の形態7]
実施の形態6では、第3補助バンクのライン方向の位置が、第1補助バンクおよび第2補助バンクのライン方向の位置と異なる形態について説明した。実施の形態7では、第3補助バンクのライン方向の位置が、第1補助バンクおよび第2補助バンクのライン方向の位置と同じである形態について説明する。
図16は、実施の形態7の有機EL発光装置の平面図の一部拡大図である。図16に示されるように実施の形態7の有機EL発光装置は、画素分離領域730を有する以外は、実施の形態1の有機EL発光装置と同じである。実施の形態1の有機EL発光装置と同一の構成要件については同一の符号を付し説明を省略する。
図16に示されるように、それぞれの画素分離領域730には、2つの溝(737、738)と、第1補助バンク731、第2補助バンク732および第3補助バンク733とが配置される。
また、第1補助バンク731は主バンク105bのみに接続し、第2補助バンク732は主バンク105aのみに接続する。第1補助バンク731および第2補助バンク732は、互いに対向している。第3補助バンク733は、第1補助バンク731と第2補助バンク732との間に配置される。このため、第1補助バンク731と、第3補助バンク733との間に溝737が形成され、第2補助バンク732と、第3補助バンク733との間に溝738が形成される。
溝(737、738)は、ライン方向に対して傾いていることが好ましい。また、図17に示されるように、溝(737、738)は、曲がっていてもよい。
このように、本実施の形態では、互いに対向する第1補助バンクと第2補助バンクとの間に第3補助バンクが配置される。これにより、材料液の流動性を抑えつつ、画素分離領域のライン方向の長さを縮めることができる。これにより画素領域間を狭めることができ、有機EL発光装置の開口率を向上させることができる。
[実施の形態8]
実施の形態6および7では、それぞれの画素分離領域に3つの補助バンクが配置された形態について説明した。実施の形態8では、それぞれの画素分離領域に4つの補助バンクが配置された形態について説明する。
図18は、実施の形態8の有機EL発光装置の平面図の一部拡大図である。図18に示されるように実施の形態8の有機EL発光装置は、画素分離領域830を有する以外は、実施の形態1の有機EL発光装置と同じである。実施の形態1の有機EL発光装置と同一の構成要件については同一の符号を付し説明を省略する。
図18に示されるように、それぞれの画素分離領域830には、溝837と、第1補助バンク831、第2補助バンク832、第3補助バンク833および第4バンク834とが配置される。
第1補助バンク831は、主バンク105bのみに接続し、第2補助バンク832は、主バンク105aのみに接続する。第1補助バンク831と第2補助バンク832とは、互いに対向している。また、第1補助バンク831と第2補助バンク832との間には溝837が配置される。
本実施の形態では、第1補助バンク831および第2補助バンク832は、第3補助バンク833と、第4補助バンク834とに挟まれる。また、第3補助バンク833のライン方向に垂直方向の位置および第4補助バンク834のライン方向に垂直方向の位置は第1補助バンク831と第2補助バンク832との間に配置された溝の位置と重なる。さらに、第3補助バンク833および第4補助バンク834は主バンク105と接続しないことが好ましい。
また、第3補助バンク833および第4補助バンク834の壁面は、曲面であってもよい(図19参照)。
このように、本実施の形態では、それぞれの画素分離領域に、4つの補助バンクが配置される。これにより、発色領域に塗布された材料液の流動性を、さらに抑制することができる。
[実施の形態9]
実施の形態8では、それぞれの画素分離領域に4つの補助バンクが配置される形態について説明した。実施の形態9では、それぞれの画素分離領域に5つの補助バンクが配置される形態について説明する。
図20は、実施の形態9の有機EL発光装置の平面図の一部拡大図である。図20に示されるように実施の形態9の有機EL発光装置は、画素分離領域930を有する以外は、実施の形態1の有機EL発光装置と同じである。実施の形態1の有機EL発光装置と同一の構成要件については同一の符号を付し説明を省略する。
図20に示されるように、それぞれの画素分離領域930には、溝937と、第1補助バンク931、第2補助バンク932、第3補助バンク933、第4バンク934および第5補助バンク935とが配置される。
第1補助バンク931および第4補助バンク934は主バンク105bのみに接続し、第2補助バンク932および第5補助バンク935は主バンク105aのみに接続する。第1補助バンク931および第2補助バンク932は、互いに対向しており;第4補助バンク934および第5補助バンク935は、互いに対向している。したがって、第1補助バンク931および第2補助バンク932のライン方向の位置と、第4補助バンク934および第5補助バンク935のライン方向の位置とは異なる。
本実施の形態では、第3補助バンク933は、第1補助バンク931および第2補助バンク932と、第4補助バンク934および第5補助バンク935とに挟まれる。また、第3補助バンク933のライン方向に垂直方向の位置は、第1補助バンク931と第2補助バンク932との間に配置された溝の位置および第4補助バンク934と第5補助バンク935との間に配置された溝の位置と重なる。さらに、第3補助バンク933は主バンク105と接続しないことが好ましい。
このように、本実施の形態では、それぞれの画素分離領域に、5つの補助バンクが配置される。これにより、発色領域に塗布された材料液の流動性を、さらに抑制することができる。
本出願は、2008年12月18日出願の特願2008−322135に基づく優先権を主張する。当該出願明細書に記載された内容は、すべて本願明細書に援用される。
本発明の有機EL発光装置は、大画面テレビや携帯電話などの情報機器端末のモニタ用の有機ELディスプレイとして用いることができる。
100 有機EL発光装置
101 基板
103 画素電極
105 主バンク
107 有機機能層の材料液
120 発色領域
121 画素領域
130、230、330、630、730、830、930 画素分離領域
131、231、331、332、631、632、633、731、732、733、831、832、833、834、931、932、933、934、935 補助バンク
137、237、337、637、737、738、837、937 溝
138、139 溝の端部
150 異物
401、402 突起
501 凹部

Claims (8)

  1. 2以上の画素領域が一列に配列された発色領域と、ソース電極およびドレイン電極を有する薄膜トランジスタと、を有する基板と、
    前記発色領域を規定し、互いに対向するライン状の主バンクと、
    前記発色領域において前記画素領域間に配置された画素分離領域と、
    前記画素領域毎に配置され、かつ前記薄膜トランジスタのソース電極またはドレイン電極と接続された画素電極と、
    前記画素電極上に配置された有機機能層と、を有するアクティブマトリクス型有機EL発光装置であって、
    前記画素分離領域には、補助バンクと、前記画素領域同士を連通する溝と、が配置され、
    前記発色領域において連続する3つの前記画素領域を、第1画素領域、第2画素領域、第3画素領域とし、
    前記第1画素領域と、前記第2画素領域との間の画素分離領域を、画素分離領域Aとし、
    前記第2画素領域と、前記第3画素領域との間の画素分離領域を、画素分離領域Bとしたとき、
    前記画素分離領域Aに配置された溝の前記第2画素領域側の端部を、前記第1画素領域側から前記第2画素領域側に、前記主バンクのライン方向に沿って投射すると、前記端部の投象は、前記画素分離領域Bに配置された前記補助バンクに遮蔽される、アクティブマトリクス型有機EL発光装置。
  2. 前記主バンクは、順テーパ状である、請求項1に記載の有機EL発光装置。
  3. それぞれの前記画素分離領域には、一つの補助バンクが配置され、
    前記画素分離領域Aに配置された補助バンクは、前記対向する主バンクの一方にのみ接続し、前記画素分離領域Bに配置された補助バンクは、前記対向する主バンクの他方にのみ接続し、
    それぞれの前記画素分離領域に配置された前記補助バンクの前記ライン方向に垂直方向の長さは、前記発色領域の短軸方向の長さの1/2以上である、請求項1に記載の有機EL発光装置。
  4. それぞれの前記画素分離領域には、第1補助バンクおよび第2補助バンクが配置され、
    前記第1補助バンクは、前記対向する主バンクの一方にのみ接続し、前記第2補助バンクは、前記対向する主バンクの他方にのみ接続し、
    前記第1補助バンクの前記ライン方向の位置と、前記第2補助バンクの前記ライン方向の位置とは異なり、
    前記第1補助バンクおよび前記第2補助バンクの前記ライン方向に垂直方向の長さは、前記発色領域の短軸方向の長さの1/2以上である、請求項1に記載の有機EL発光装置。
  5. それぞれの前記画素分離領域には、第1補助バンク、第2補助バンクおよび第3補助バンクが配置され、
    前記第1補助バンクは、前記対向する主バンクの一方にのみ接続し、前記第2補助バンクは、前記対向する主バンクの他方にのみ接続し、
    前記第1補助バンクと第2補助バンクとは、互いに対向し、
    前記第1補助バンクと、前記第2補助バンクとの間には前記溝が配置され、
    前記第3補助バンクの前記ライン方向の位置は、前記第1補助バンクおよび第2補助バンクの前記ライン方向の位置と異なり、
    前記第3補助バンクの前記ライン方向に垂直方向の位置は、前記第1補助バンクと前記第2補助バンクとの間に配置された前記溝の位置と重なる、請求項1に記載の有機EL発光装置。
  6. 前記補助バンクの高さは、前記主バンクの高さの0.05〜1.0倍である、請求項1に記載の有機EL発光装置。
  7. 前記画素電極と前記有機機能層との間には正孔注入層が配置され、
    前記正孔注入層の材料は遷移金属の酸化物である、請求項1に記載の有機EL発光装置。
  8. 前記遷移金属の酸化物は、WO、MoO、TiO、NiO、VまたはRuOから選択される、請求項7に記載の有機EL発光装置。
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