JP2010259621A - 美容用マスク - Google Patents
美容用マスク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010259621A JP2010259621A JP2009112681A JP2009112681A JP2010259621A JP 2010259621 A JP2010259621 A JP 2010259621A JP 2009112681 A JP2009112681 A JP 2009112681A JP 2009112681 A JP2009112681 A JP 2009112681A JP 2010259621 A JP2010259621 A JP 2010259621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic
- cosmetic mask
- tension body
- ear
- mask
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】ポリエステルを含有し伸縮性を有するシート状基材からなり、口の周り及び頬を覆い、口角及び頬を耳に向かって引張する第一の引張体20と、第一の引張体20の下部に、下顎を覆い下顎を顎先から耳に向かって引張する第二の引張体40とを設け、前記第一の引張体20には一対の第一の耳掛け部30を設け、前記第二の引張体40には一対の第二の耳掛け部50を設け、前記第一の引張体20と前記第二の引張体40との間には、両側端から中心に向かう切込み部60を設ける。
【選択図】図1
Description
また、例えば、顔面を覆うフェイスシートの下側部に顎部を被覆する延長片と該延長片に連接して首筋を被覆するカバーシートを一体に成形したフェイスシート化粧品が提案されている。このフェイスシート化粧品は、フェイスシートとカバーシートに耳掛け用の切込み部が設けられている(例えば、特許文献3)。このようなフェイスシート化粧品は、耳掛け部を設けることで、顔面に貼り付けた後に、顔面や首筋からの剥離防止を図っている。
そこで、本発明は、装着が容易で、引き上げ効果の良好な美容用マスクを目的とする。
図1は、本発明の美容用マスク10の平面図である。図2は、第一の耳掛け部30の拡大図である。図1に示すように、美容用マスク10は、第一の引張体20と第二の引張体40とを有し、第一の引張体20と第二の引張体40との間には、両側端から中心線Oに向かう切込み部60が形成されている。
なお、略三角形とは、各片が曲線で構成されたものや、頂点に隅切が形成されたり、Rが形成されたものをも含む概念である。
シート状基材として用いる不織布の種類は特に限定されないが、例えば、スパンボンド、メルトブロー、サーマルボンド、ケミカルボンド、スパンレース、ニードルパンチ等の公知の製造方法により得られる不織布が挙げられる。また、例えば、潜在捲縮性繊維を含む繊維ウェブをスパンレース法により繊維交絡処理に付し、交絡処理後の繊維ウェブを加熱により立体捲縮を発現させた不織布(以下、立体捲縮不織布という)が挙げられる。中でも、シート状基材としては、立体捲縮不織布が好ましい。立体捲縮不織布であれば、良好な伸縮性を有するため、より良好な引き上げ効果が得られる。このような立体捲縮不織布としては、例えば、特開2008−285433号公報に記載されているものが挙げられ、市販品としてJP−100(ダイワボウポリテック株式会社製)等が挙げられる。なお、立体捲縮とは、スパイラル状の湾曲又はカール、及びスタッフィングボックス型クリンパー等によって付与され、捲縮の屈曲部分が変形して丸みを帯びるに至った部分を指す。
このように、シート状基材を不織布、より好ましくはPET系繊維の不織布とすることで、不織布の良好な伸縮性により、美容用マスクの肌への密着性及び引き上げ効果の向上が図れる。
なお、L1とL2とは同一であってもよいし、異なっていてもよい。ただし、装着時の耳への負担を緩和する観点から、L1とL2とは同一、あるいは、L1がL2よりも長いことが好ましい。
第一の耳掛け部30の長さL5(図2)は、シート状基材の材質や第一の引張体20の長さL1等を勘案して決定することができ、例えば、30〜50mmとされる。上記範囲内であれば、装着が容易であると共に、必要な強度を維持できる。
第二の耳掛け部50の長さは、第一の耳掛け部30の長さと同様である。
含浸する皮膚化粧料は、例えば、美容液、化粧水(美白、紫外線防止も含む)、油性成分を含む乳化組成物(乳液)、クレンジング剤等が挙げられる。
皮膚化粧料の組成は、特に限定されないが、密着性を高め、引き上げ効果を高める観点から、グリセリン、ジプロピレングリコール、1−3ブチレングリコール等の多価アルコールを含むものが好ましい。皮膚化粧料中の多価アルコールの含有量は、皮膚化粧料に求める効果を勘案して決定することができ、例えば、20〜50質量%が好ましく、25〜40質量%がより好ましい。多価アルコールの含有量が上記範囲内であれば、美容用マスク10と肌との密着性を高め、引き上げ効果をさらに向上できる。加えて、密着性が高まるため、使用者は良好な引き上げ感を得られる。
第一の引張体20を鼻露出部70から鼻91が露出し、口露出部72から口93が露出するように口囲90及び頬92に接触させると共に、第一の耳掛け部30をそれぞれ両の耳95に掛ける。次いで、顎先露出部74から顎先96が露出するように、第二の引張体40を下顎94に接触させると共に、第二の耳掛け部50をそれぞれ両の耳95に掛ける。こうして、美容用マスク10を装着することで、第一の引張体20は、矢印F1のように、頬92及び口角98を耳95に向かって引張する。また、第二の引張体40は、矢印F2のように、下顎94を顎先96から耳95に向かって引張する。
加えて、顎先露出部が形成されていることで、美容用マスクは、肌への密着性が高まり、引き上げ効果の向上が図れると共に、装着が容易となる。
上述の実施形態では、鼻露出部が形成されているが、本発明はこれに限定されず、鼻露出部が形成されていなくてもよい。ただし、装着時の鼻への圧迫感や息苦しさを解消する観点から、鼻露出部が形成されていることが好ましい。
なお、第二の耳掛け部は第一の耳掛け部と同様に、略直線の切込み線の第二の耳掛け部50a(図4)であってもよいし、略楕円形の孔の第二の耳掛け部50b(図5)であってもよいし、略三角形の孔の第二の耳掛け部50c(図6)であってもよい。
また、美容用マスクの装着時において撚れやしわの発生を助長しない範囲で、切込み部には、蛇腹状の接続部が設けられていてもよい。
(使用材料)
<シート状基材>
基材1:ニードルパンチ法により作製した不織布(OS−90、材質;PET、厚さ;0.88mm、旭化成ホームプロダクツ株式会社製)
基材2:PET/PET潜在捲縮性繊維を含む繊維ウェブを水流交絡処理後、熱処理をし、捲縮性を発現させて作製した不織布(JP−100、厚さ;0.83mm、ダイワボウポリテック株式会社製)
基材3:スパンレース法により作製した不織布(HE−100、厚さ;0.78mm、材質;PET、日本バイリーン株式会社製)
基材4:PET/レーヨン分割繊維をスパンレース法により作製した不織布(RPT−2、厚さ;0.75mm、ダイワボウポリテック株式会社製)
基材5:親水性繊維してのレーヨンと、疎水性繊維としてのPET/PE分割繊維(50/50)とを質量比率(親水性繊維/疎水性繊維)が40/60となるように混合したカードウェブを、支持体上で水流交絡処理するスパンレース法により作製した不織布(DFS(SH)R−70、厚さ;0.68mm、ダイワボウポリテック株式会社製)
基材6:親水性PET/特殊レーヨンをスパンレース法により作製した不織布(2RTEP2100、厚さ;0.83mm、日清紡テキスタイル株式会社製)
基材7:コットン/PET/PE繊維をスパンレース法により作製した不織布(C080P/E01、厚さ;0.73mm、ユニチカ株式会社製)
基材8:コットンをスパンレース法により作製した不織布(CO80S/A18、厚さ;0.75mm、ユニチカ株式会社製)
基材9:レーヨンをスパンレース法により作製した不織布(PRB00Y0、厚さ;0.68mm、ユニチカ株式会社製)
基材10:PP繊維をスパンボンド法により作製した不織布(RW2100、厚さ;0.78mm、出光石油株式会社製)
なお、基材1〜10については、伸縮力を測定し、その結果を表中に記載した。また、基材1〜10の厚さは、マイクロメーターを用いて測定した実測値である。
化粧料1:表1の組成に従い、各成分をアジホモミキサー(真空乳化装置 PVI−I−20、みずほ工業株式会社製)にて以下の手順で混合し、化粧料1を調製した。
まず、グリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガムを精製水の一部に溶解し、水相小物とした。植物性スクワラン、ミリスチン酸イソプロピル、モノステアリン酸グリセリル、ポリオキシエチレン(10)フィトステロール、メチルポリシロキサン(10mm2/s)、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・ブチレン・メチルポリシロキサン共重合体、セトステアリルアルコールを70〜80℃に維持して溶解し、油相小物とした。エタノール、トリイソプロパノールアミンを精製水の残部に溶解し、エタノール相小物とした。
前記水相小物をアジホモミキサーに投入した。アジホモミキサーをかき取り羽根:90rpm、真空度:−40〜60kPa(ゲージ圧)の条件で運転し、70〜80℃で5分間、攪拌した。次いで、前記油相小物をアジホモミキサーに投入した。アジホモミキサーをかき取り羽根:90rpm、乳化用攪拌羽根:8000rpm、真空度:−40〜60kPa(ゲージ圧)の条件で運転し、70〜80℃で2分間、乳化した。乳化した後、乳化用攪拌羽根を停止し、かき取り羽根:90rpm、真空度:−40〜60kPaで乳化液を攪拌し冷却した。乳化液が42℃になった時点で、前記エタノール小物をアジホモミキサーに投入し、15分間攪拌して化粧料1を得た。
得られた化粧料1は、粘度が3000mPa・s、pH7.50であった。化粧料1の粘度は、BL型粘度計(東京計器株式会社製)を用い、ローターNo.3、30rpm、60秒、25℃の条件で測定した。pHは、化粧料1をバイアル瓶(SV−50、白電理化硝子株式会社製)にいれ、25±1℃の条件下で、ガラス電極式水素イオン濃度計(6366−10D、株式会社堀場製作所製)で測定した。
<引き上げ感>
引き上げ感の評価は、専門パネル10名が各例の美容用マスクを15分間装着した後、下記の評価基準により評価した。10名の評価の平均点を算出し、下記の分類基準に従い、平均点を分類した。
5点:引き上げ感が非常にある
4点:引き上げ感がかなりある
3点:引き上げ感がある
2点:引き上げ感がごくわずかにある
1点:引き上げ感はほとんどない
◎◎:4.5点以上5点以下
◎:4.0点以上4.5点未満
◎〜○:3.5点以上4.0点未満
○:3.0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
耳の痛みの評価は、専門パネル10名が各例の美容用マスクを15分間装着した後、下記の評価基準により評価した。10名の評価の平均点を算出し、下記の分類基準に従い、平均点を分類した。
5点:耳の痛みを感じない
4点:耳の痛みをほとんど感じない
3点:耳の痛みをごくわずかに感じる
2点:耳の痛みをやや感じる
1点:耳の痛みをかなり感じる
◎:4.5点以上5点以下
◎〜○:3.5点以上4.5点未満
○:3.0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
使用性の評価は、専門パネル10名が各例の美容用マスクを装着し、撚れやしわの発生なく、容易に装着できるものを使用性が良好であると評価した。専門パネラーの評価結果を下記評価基準により分類し、使用性の評価結果とした。
◎◎:良好と答えた者が10名中10名
◎:良好と答えた者が10名中9名
◎〜○:良好と答えた者が10名中7〜8名
○:良好と答えた者が10名中5〜6名
△:良好と答えた者が10名中3〜4名
×:良好と答えた者が10名中2名以下
専門パネル5名により、実施例20、23〜30、比較例7の美容用マスクの引き上げ効果を以下の方法により比較した。
図7に示すように、ほうれい線(鼻唇溝)に近い頬に、直径5mmのマーク100を6つ付け被験部とした。美容用マスクの装着前、美容用マスクの装着時、美容用マスクの取外し直後、取外し10分後において、被験部の写真をデジタルカメラで撮影した。画像処理にて装着前の画像に各時間の画像を重ね合わせ、マーク100の中心部102が移動した距離を算出した。なお、顔面の位置合わせの正確を期するため、撮影時には、額、両こめかみ、顎を固定できる眼科検診用の顎固定台(竹井機器工業株式会社製)110にて頭部を固定した。各例の美容用マスクについて、5名のパネラーにより測定を行った。評価は、5名の測定結果の平均移動距離を算出し、下記評価基準で評価した。
◎◎:3.0mm以上
◎:1.0mm以上3.0mm未満
○:0.5mm以上1.0mm未満
△:0.3mm以上0.5mm未満
×:0.3mm未満
表中のシート状基材を図4に示す形状に型抜きし、美容用マスクを得た。図4の美容用マスク10aは、第一の引張体20aの長さL1を260mmとし、幅W1を95mmとした。第二の引張体40aの長さL2を260mmとし、幅W2を55mmとした。切込み部60は、長さL4を90mmとし、角度αを25°とした。第一の耳掛け部30aは、長さ33mmの直線の切込み線とした。第二の耳掛け部50aは長さ35mmの直線の切込み線とした。なお、口露出部及び顎先露出部は設けなかった。
得られた美容用マスクについて、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表5〜6、10に示す。実施例2については、耳の痛みについても評価し、その結果を表5に示す。
切込み部60を直線の切込み線(角度αを0°)とした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表6に示す。
切込み部60の角度αを15°とした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表6に示す。
切込み部60の角度αを45°とした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表7に示す。
切込み部60の角度αを60°とした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表6に示す。
シート状基材を図5に示す形状に型抜きした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。図5の美容用マスク10bは、第一の引張体20bに形成された略楕円形の孔(長径=33mm、短径=10mm)を第一の耳掛け部30bとし、第二の引張体40bに形成された略楕円形の孔(長径=33mm、短径=10mm)を第二の耳掛け部50bとした以外は、美容用マスク10aと同様である。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表6に示す。
シート状基材を図6に示す形状に型抜きした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。図6の美容用マスク10cは、第一の引張体20cに設けられた第一の耳掛け部30c及び第二の引張体40cに設けられた第二の耳掛け部50cを略二等辺三角形の孔とした以外は、美容用マスク10aと同様である。第一の耳掛け部30cは、底辺35c(35mm)を中心線O側とし、頂点32c(25°)を側端22c側とした略二等辺三角形の孔である。第二の耳掛け部50cは、底辺55c(35mm)を中心線O側とし、頂点52c(25°)を側端42c側とした略二等辺三角形の孔である。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表7に示す。
第一の耳掛け部及び第二の耳掛け部を美容用マスク10(図1、2)と同様の形状(三角孔と延長切込み線)とした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。第一の耳掛け部及び第二の耳掛け部は、三角孔を角度β=15°、底辺(図1の底辺35、55)の長さ=10mmの略二等辺三角形とし、延長切込み線(図1の延長切込み線33、53)の長さを22mmとした。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表7に示す。
第一の耳掛け部及び第二の耳掛け部を三角孔の角度β=30°、底辺(図1の底辺35、55)の長さ=10mmの略二等辺三角形とし、延長切込み線(図1の延長切込み線33、53)の長さを22mmとした以外は、実施例14と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表7に示す。
第一の耳掛け部及び第二の耳掛け部を三角孔の角度β=45°、底辺(図1の底辺35、55)の長さ=10mmの略二等辺三角形とし、延長切込み線(図1の延長切込み線33、53)の長さを22mmとした以外は、実施例14と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表7に示す。
第一の耳掛け部及び第二の耳掛け部を三角孔の角度β=60°、底辺(図1の底辺35、55)の長さ=10mmの略二等辺三角形とし、延長切込み線(図1の延長切込み線33、53)の長さを22mmとした以外は、実施例14と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表7に示す。
L3/L2(図1)を0.08とする顎先露出部(L3=20mm)を形成した以外は、実施例15と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表7に示す。
L3/L2(図1)を0.12とする顎先露出部(L3=30mm)を形成した以外は、実施例15と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表8に示す。
L3/L2(図1)を0.15とする顎先露出部(L3=40mm)を形成した以外は、実施例15と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表8に示す。
L3/L2を0.23とする顎先露出部(L3=60mm)を形成した以外は、実施例15と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表8に示す。
L3/L2を0.31とする顎先露出部(L3=80mm)を形成した以外は、実施例15と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表8に示す。
美容用マスク全体に、皮膚化粧料1を含浸倍率=5となるようにハケで塗布した以外は、実施例20と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表8に示す。
美容用マスク全体に、皮膚化粧料1を含浸倍率=7となるようにハケで塗布した以外は、実施例20と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表8に示す。
美容用マスク全体に、皮膚化粧料1を含浸倍率=11となるようにハケで塗布した以外は、実施例20と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表9に示す。
美容用マスク全体に、皮膚化粧料1を含浸倍率=13となるようにハケで塗布した以外は、実施例20と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表9に示す。
皮膚化粧料1を皮膚化粧料2に換えた以外は、実施例25と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表9に示す。
皮膚化粧料1を皮膚化粧料3に換えた以外は、実施例25と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表9に示す。
皮膚化粧料1を皮膚化粧料4に換えた以外は、実施例25と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表9に示す。
口露出部72を設け、図1の美容用マスク10と同様に型抜きした以外は、実施例25と同様にして美容用マスクを得た。口露出部72は、長径=44mm、短径=20mmの略楕円形とした。耳の痛み、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表9に示す。
図8に示すように、切込み部を設けない形状に型抜きした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表10に示す。
図9に示すように、第二の耳掛け部を設けない形状に型抜きした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表10に示す。
図10に示すように、第一の耳掛け部を設けない形状に型抜きした以外は、実施例2と同様にして美容用マスクを得た。得られた美容用マスクについて、引き上げ感及び使用性を評価し、その結果を表10示す。
市販のマスク(商品名:SKIIサインズデュアルトリートメントマスク、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社製)を用い、引き上げ感及び使用性の評価、ならびに引き上げ効果の測定を行い、その結果を表11に示す。
実施例2、12〜13と、実施例14〜17との比較において、第一の耳掛け部及び第二の耳掛け部を三角孔と延長切込み線との組み合わせとすることで、耳への負担を緩和し、耳の痛みを解消できることが判った。
顎先露出部を設けない実施例15と、顎先露出部を設けた実施例18〜22との比較において、顎先露出部を適切に設けることで引き上げ感及び使用性の向上が図れることが判った。
皮膚化粧料を含浸しない実施例20と、皮膚化粧料を含浸した実施例23〜30との比較において、皮膚化粧料を含浸した美容用マスクは、引き上げ感がさらに向上することが判った。
加えて、実施例30と比較例7の比較において、本発明の美容用マスクは高い引き上げ効果と、良好な使用性を兼ね備えていることが判った。
20、20a、20b、20c 第一の引張体
22、22c、42、42c 側端
30、30a、30b、30c 第一の耳掛け部
31、51 三角孔
32、52 頂点
33、53 延長切込み線
40、40a、40b、40c 第二の引張体
50、50a、50b、50c 第二の耳掛け部
60 切込み部
70 鼻露出部
72 口露出部
74 顎先露出部
Claims (7)
- 伸縮性を有するシート状基材からなり、口の周り及び頬を覆い、口角及び頬を耳に向かって引張する第一の引張体と、第一の引張体の下部に設けられ、下顎を覆い、下顎を顎先から耳に向かって引張する第二の引張体とを有し、
前記シート状基材は、ポリエステルの単繊維又はポリエステルを含む複合繊維であり、
前記第一の引張体には、一対の第一の耳掛け部が設けられ、
前記第二の引張体には、一対の第二の耳掛け部が設けられ、
前記第一の引張体と前記第二の引張体との間には、両側端から中心に向かう切込み部が設けられていることを特徴とする、美容用マスク。 - 前記切込み部は、両側端に向かうに従って、その幅が広がるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の美容用マスク。
- 前記第一の耳掛け部は、中心から側端に向かうに従って、その幅が狭くなるように形成された略三角形の孔と、前記略三角形の孔の頂点からさらに前記第一の引張体の側端に向かうように形成された切込み線とからなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の美容用マスク。
- 前記第二の耳掛け部は、中心から側端に向かうに従って、その幅が狭くなるように形成された略三角形の孔と、前記略三角形の孔の頂点からさらに前記第二の引張体の側端に向かうように形成された切込み線とからなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の美容用マスク。
- 顎先を露出させる顎先露出部が形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の美容用マスク。
- 口を露出させる口露出部が形成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の美容用マスク。
- 皮膚化粧料を含浸させてなる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の美容用マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009112681A JP2010259621A (ja) | 2009-05-07 | 2009-05-07 | 美容用マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009112681A JP2010259621A (ja) | 2009-05-07 | 2009-05-07 | 美容用マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010259621A true JP2010259621A (ja) | 2010-11-18 |
Family
ID=43358235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009112681A Pending JP2010259621A (ja) | 2009-05-07 | 2009-05-07 | 美容用マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010259621A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011000388A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Kao Corp | フェイスマスク |
JP5260784B1 (ja) * | 2012-10-29 | 2013-08-14 | 栄子 安心院 | 紫外線防止用フェイスマスク |
JP2014097426A (ja) * | 2014-02-25 | 2014-05-29 | Kao Corp | フェイスマスク |
WO2014140663A1 (en) | 2013-03-12 | 2014-09-18 | L'oreal | Non-woven face mask and corresponding cosmetic treatment method. |
WO2014188972A1 (ja) * | 2013-05-22 | 2014-11-27 | 株式会社 Mtg | シートマスク |
EP2962596A1 (en) | 2014-06-30 | 2016-01-06 | L'oreal | Cosmetic treatment method of the face and neck by application of a non-woven mask |
JP2017144203A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 照美 高嶋 | 美容クリップおよび美容クリップの装着方法 |
JP2018089255A (ja) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 有限会社竹本 | 美容用マスク |
JP2021006191A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 小林製薬株式会社 | 美容用具 |
CN112493573A (zh) * | 2019-09-16 | 2021-03-16 | 玄旱蔚 | 防尘口罩 |
JP2021101861A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | ユニ・チャーム株式会社 | フェイスマスク |
CN114009881A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-02-08 | 武汉大学 | 一种美容口罩及其使用方法 |
KR20220080317A (ko) * | 2020-12-07 | 2022-06-14 | 콜마스크 주식회사 | 미용 시트 |
KR20230003498A (ko) | 2020-04-14 | 2023-01-06 | 다이이찌 산쿄 헬스케어 가부시키가이샤 | 페이스 마스크 및 시트상 기재 |
JP7339040B2 (ja) | 2019-07-12 | 2023-09-05 | 株式会社カナエテクノス | リフトアップシート、フェイスマスク |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000128732A (ja) * | 1998-10-21 | 2000-05-09 | Kao Corp | シート状化粧料 |
JP3074700U (ja) * | 2000-07-10 | 2001-01-19 | 有限会社タケウチ化成 | 美顔用マスク及びこれを用いた美顔用具 |
JP2006015049A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Shiseido Co Ltd | 美容液を含浸した顔用マスク |
JP3120502U (ja) * | 2006-01-17 | 2006-04-06 | 守屋 真樹 | パック用化粧シート及びパック用化粧シート包装体 |
JP2009061166A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Hakujuji Co Ltd | パック用シート |
-
2009
- 2009-05-07 JP JP2009112681A patent/JP2010259621A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000128732A (ja) * | 1998-10-21 | 2000-05-09 | Kao Corp | シート状化粧料 |
JP3074700U (ja) * | 2000-07-10 | 2001-01-19 | 有限会社タケウチ化成 | 美顔用マスク及びこれを用いた美顔用具 |
JP2006015049A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Shiseido Co Ltd | 美容液を含浸した顔用マスク |
JP3120502U (ja) * | 2006-01-17 | 2006-04-06 | 守屋 真樹 | パック用化粧シート及びパック用化粧シート包装体 |
JP2009061166A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Hakujuji Co Ltd | パック用シート |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011000388A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Kao Corp | フェイスマスク |
JP5260784B1 (ja) * | 2012-10-29 | 2013-08-14 | 栄子 安心院 | 紫外線防止用フェイスマスク |
JP2014088650A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Eiko Ajimi | 紫外線防止用フェイスマスク |
JP2016512456A (ja) * | 2013-03-12 | 2016-04-28 | ロレアル | ユーザの顔に装着するための不織布フェイスマスクおよび対応する美容処理方法 |
WO2014140663A1 (en) | 2013-03-12 | 2014-09-18 | L'oreal | Non-woven face mask and corresponding cosmetic treatment method. |
WO2014188972A1 (ja) * | 2013-05-22 | 2014-11-27 | 株式会社 Mtg | シートマスク |
JP2014226281A (ja) * | 2013-05-22 | 2014-12-08 | 株式会社 Mtg | シートマスク |
CN105228489A (zh) * | 2013-05-22 | 2016-01-06 | 株式会社Mtg | 片状面膜 |
KR20160012130A (ko) | 2013-05-22 | 2016-02-02 | 가부시키가이샤 엠티지 | 시트 마스크 |
JP2014097426A (ja) * | 2014-02-25 | 2014-05-29 | Kao Corp | フェイスマスク |
EP2962596A1 (en) | 2014-06-30 | 2016-01-06 | L'oreal | Cosmetic treatment method of the face and neck by application of a non-woven mask |
JP2017144203A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 照美 高嶋 | 美容クリップおよび美容クリップの装着方法 |
JP2018089255A (ja) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 有限会社竹本 | 美容用マスク |
JP2021006191A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 小林製薬株式会社 | 美容用具 |
JP7339040B2 (ja) | 2019-07-12 | 2023-09-05 | 株式会社カナエテクノス | リフトアップシート、フェイスマスク |
CN112493573A (zh) * | 2019-09-16 | 2021-03-16 | 玄旱蔚 | 防尘口罩 |
JP2021101861A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | ユニ・チャーム株式会社 | フェイスマスク |
KR20230003498A (ko) | 2020-04-14 | 2023-01-06 | 다이이찌 산쿄 헬스케어 가부시키가이샤 | 페이스 마스크 및 시트상 기재 |
KR20220080317A (ko) * | 2020-12-07 | 2022-06-14 | 콜마스크 주식회사 | 미용 시트 |
KR102501679B1 (ko) * | 2020-12-07 | 2023-02-21 | 콜마스크 주식회사 | 미용 시트 |
CN114009881A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-02-08 | 武汉大学 | 一种美容口罩及其使用方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010259621A (ja) | 美容用マスク | |
KR101169194B1 (ko) | 안면으로부터 목끝의 3d에 대응하는 다기능 팩용 시트 | |
JP5242058B2 (ja) | 毛髪化粧料組成物 | |
JP5342056B1 (ja) | 3dに対応するシート及びその製法 | |
JP6050638B2 (ja) | 美容マスク | |
JP6530236B2 (ja) | 皮膚用クリーム | |
TW200936171A (en) | Hair cosmetic composition | |
JP2009095574A (ja) | フェイスマスク用補助具 | |
JP2009107975A (ja) | 整髪料 | |
JP2013047205A (ja) | 毛髪処理剤 | |
WO2013058153A1 (ja) | パック用シート及びその用法 | |
WO2015111249A1 (ja) | クレンジングシート | |
KR20190053754A (ko) | 페이스 마스크 | |
JP6982307B2 (ja) | 分離型シート状フェイスマスク | |
JP2019011534A (ja) | マスク | |
JP5457515B2 (ja) | パック用シート及びその用法 | |
JP6982306B2 (ja) | 分離型シート状フェイスマスク | |
KR20120032058A (ko) | 입체 페이스 마스크 및 그 제조방법 | |
KR101456335B1 (ko) | Ⅴ-라인 마스크 | |
WO2021210531A1 (ja) | フェイスマスクおよびシート状基材 | |
JP7339040B2 (ja) | リフトアップシート、フェイスマスク | |
WO2020262163A1 (ja) | 美容用具 | |
JP3233538U (ja) | フェイスマスク | |
JP6804162B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
WO2020262162A1 (ja) | 美容用具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20111226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130702 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130830 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20130924 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |