JP2018089255A - 美容用マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】快適な装着性を有しながら、皮膚の引き上げ効果が良好な美容用マスクを提供する。【解決手段】本発明を適用した美容用マスクの一例である美容用マスク1は、中心部材2と、第1の引張体3と、第2の引張体4と、第3の引張体5と、第4の引張体6を備えている。中心部材2、第1の引張体3、第2の引張体4、第3の引張体5及び第4の引張体6は、同一のシリコーンゴムで形成された透明なシート状の部材であり、全体で1枚の平面状のシート体を構成している。また、シート体は自己粘着性を有し、表裏の両面いずれも顔に貼付け可能であり、繰り返し使用することができる。【選択図】図1

Description

本発明は美容用マスクに関する。詳しくは、快適な装着性を有しながら、皮膚の引き上げ効果が良好な美容用マスクに係るものである。
従来、顔の肌に潤いや張りを与えるために様々な美容用品が用いられている。このような美容用品としては、例えば、美容液等の皮膚化粧料や、顔に貼り付けて使用するパック剤がある。
また、皮膚化粧料等を含侵させた美容用マスクで顔、特に、目元、口元、頬、首筋等を覆い、肌の手入れを行うことが行われている。
美容用マスクは、一般的に、フェイスシート、フェイスマスク等と呼ばれ、使用者の顔を覆う程度の大きさに成形した吸水性のシート状基材が知られている。このフェイスマスク等には化粧料等が含浸され、顔面に密着させることで、顔の肌への化粧料の浸透を図っている。
また、美容用マスクの中には、化粧料の浸透だけでなく、顔の皮膚を引き上げることで、口元に笑みを浮かべたような美しいフェイスラインを実現させることを試みたマスクが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、図5で示す美容用マスク100が記載されている。美容用マスク100は、ポリエステルを含有し、伸縮性を有するシート状基材から構成されている。
美容用マスク100は、口の周り及び頬を覆い、口角及び頬を耳に向かって引張する第一の引張体101と、第一の引張体101の下部に、下顎を覆い下顎を顎先から耳に向かって引張する第二の引張体102が設けられている。また、第一の引張体101には一対の第一の耳掛け部103を設け、第二の引張体102には一対の第二の耳掛け部104が設けられている。
美容用マスク100は、第一の耳掛け部103及び第二の耳掛け部104を耳に掛けて装着することで、第一の引張体101と、第二の引張体102が顔面に当接した部分を引き上げるものとなる。
特開2010−259621号公報
しかしながら、特許文献1に記載の美容用マスクをはじめ、従来の顔の皮膚を引き上げるための美容用マスクは、マスクの一部に切り込みを入れる等して耳掛け部を設けて、その部分を耳に掛けて装着する構造となっている。
そのため、美容用マスクの装着時に耳に痛みを伴うことがあり、皮膚の引き上げ効果を高めようとしたものほど、耳への負担が大きなものとなる。また、美容用マスクは、例えば就寝時等、長時間の装着が想定されるため、装着時の快適性を高めることは重要な問題である。
また、耳に掛ける構造であるため、皮膚を充分に引き上げることのできない箇所が生じてしまう。例えば、目元や頬の皮膚の耳に近い領域では、耳掛け部の方向にかけて皮膚とマスクとが接触しない部分が生じ、顔全体に対して良好なリフトアップ効果を付与することが難しかった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、快適な装着性を有しながら、皮膚の引き上げ効果が良好な美容用マスクを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の美容用マスクは、一端に切り欠きが形成されると共に、該切り欠きと他端との間に貫通孔が形成された中心部材と、該中心部材の前記切欠きが形成された領域に連設された第1の引張体と、前記中心部材の前記第1の引張体と反対側に連設された第2の引張体と、前記第1の引張体との間に所定の間隙を有して、前記中心部材の貫通孔が形成された領域に連設された第3の引張体と、前記第2の引張体との間に所定の間隙を有して、前記中心部材の前記第3の引張体と反対側に連設された第4の引張体とを備え、前記中心部材、前記第1の引張体、前記第2の引張体、前記第3の引張体及び前記第4の引張体は自己粘着性と伸縮性を有するシート状体であるものとなっている。
ここで、中心部材の一端に切り欠きが形成されると共に、切り欠きと他端との間に貫通孔が形成されたことによって、美容用マスクに、使用者の鼻と口を配置せしめる領域を確保することができる。即ち、切り欠きの部分に鼻が、貫通孔の部分に口が位置した状態として、中心部材を使用者の顔の真ん中に配置可能となる。また、中心部材によって、鼻と口の間や顎の部分の皮膚を覆うことが可能となる。
また、中心部材の切欠きが形成された領域に連設された第1の引張体と、中心部材の第1の引張体と反対側に連設された第2の引張体によって、使用者の鼻と目元周辺の皮膚を覆うことが可能となる。より具体的には、鼻の鼻翼の部分から、頬骨のある部分、目の下、目の外側の目尻の部分の皮膚を、第1の引張体と第2の引張体で覆うことが可能となる。なお、本発明の美容用マスクの装着時の説明に用いる顔の部位の名称は、あくまで一般的な顔の大きさの使用者を想定して記載したものである。従って、使用者の顔の大きさや形状によって、美容用マスクの各部分が覆う部位が異なる場合がある。本段落以降の記載も同様である。
また、中心部材の貫通孔が形成された領域に連設された第3の引張体と、中心部材の前記第3の引張体と反対側に連設された第4の引張体によって、使用者の口元周辺から耳の下部側の皮膚を覆うことが可能となる。より具体的には、口角の部分から、頬の下部、えら、耳たぶの近傍の皮膚を、第3の引張体と第4の引張体で覆うことが可能となる。
また、第3の引張体が第1の引張体との間に所定の間隙を有し、第4の引張体が第2の引張体との間に所定の間隙を有することによって、顔の凹凸形状に沿って美容用マスクを装着することが可能となり、装着時に美容用マスクと皮膚との間に隙間が生じにくいものとなる。この結果、美容用マスクで覆った全ての領域の皮膚に引き上げ力を付与することができる。即ち、美容用マスク全体で見た場合に、第3の引張体は、第1の引張体を顔に貼り付けた方向(顔に対する貼付角度)とは異なる方向(異なる貼付角度)に貼付けることができ、それぞれの部材が顔の形状に沿って配置されるものとなる。第4の引張体と第2の引張体も同様である。例えば、美容用マスクが平面のシート状の形状であっても、顔の凹凸に併せて配置可能であり、顔の異なる形状に対応することができる。
また、中心部材、第1の引張体、第2の引張体、第3の引張体及び第4の引張体が、自己粘着性と伸縮性を有するシート状体であることによって、美容用マスクを引っ張りながら顔の皮膚に装着させ、皮膚を引き上げた状態を維持することができる。即ち、美容用マスクの自己粘着性により、各部分が使用者の皮膚にくっつき、貼り付けられた状態の形状を維持でき、耳に掛けることなく装着可能となる。また、美容用マスクの伸縮性により、伸びた状態の形状が元に戻ろうとする復元力を、皮膚を引っ張る力として利用するものとなる。
また、タイプAデュロメータ硬さが5〜35の範囲のシリコーンゴムで形成された場合には、装着した際の適度な粘着力と顔の皮膚の引張り力を担保することができる。シリコーンゴムにおいて、タイプAデュロメータ硬さ(硬度)は、部材の自己粘着性と伸縮性に寄与するパラメータとなる。硬度の値が小さいほど柔らかい部材となり、自己粘着性は高まるが、伸縮性が下がり引張り力が弱くなる傾向となる。硬度が5〜35の範囲にある場合には、美容用マスクが顔に張り付いた状態で、皮膚を良好に引っ張るものにすることができる。なお、タイプAデュロメータ硬さは、JIS規格(JISK6253)に準拠して測定された硬度である。
一方、美容用マスクが、タイプAデュロメータ硬さが5未満のシリコーンゴムで形成された場合には、マスクが柔らかすぎて皮膚に及ぼす引張り力が不充分となる。また、タイプAデュロメータ硬さが35を超えたシリコーンゴムで形成された場合には、皮膚の引張り力は強くなるが、自己粘着性が下がり、顔に張り付いた状態を維持できないおそれがある。
また、タイプAデュロメータ硬さが15〜25の範囲である場合には、美容用マスクの粘着力と顔の皮膚への引張り力をより一層担保しやすいものとなる。
また、シリコーンゴムが鏡面処理されたゴムである場合には、より一層、美容用マスクの自己粘着性を高めることができる。即ち、美容用マスクを顔に貼り付けた状態を維持しやすいものとなる。なお、鏡面処理とは、ゴム素材の表面の凹凸を極めて少なくするための処理である。例えば、美容用マスクをゴム材料から成型する際の金型を鏡面加工して、同金型にてゴムを成型することで、成型後のゴム材料の表面の凹凸を極めて少なくなり、ゴム材料の自己粘着性が向上する。
また、厚みが0.4mm〜0.6mmの範囲である場合には、美容用マスクの粘着力と顔の皮膚への引張り力をより一層担保しやすいものとなる。
また、第1の引張体と第3の引張体との間の間隙の中心部材側の端部が丸く形成され、第2の引張体と第4の引張体との間の間隙の中心部材側の端部が丸く形成された場合には、各間隙の端部の部分から中心部材にかけて裂け目が生じにくくなり、美容用マスクの耐久性を向上させることができる。
また、第1の引張体の第3の引張体と反対側の端部と、第2の引張体の第4の引張体と反対側の端部は、緩やかな凹状の曲線に形成された場合には、第1の引張体及び第2の引張体が、使用者の目元の下部の皮膚に沿って配置しやすい形状となり、同部分の皮膚を効率よく引き上げることが可能となる。
本発明に係る美容用マスクは、快適な装着性を有しながら、皮膚の引き上げ効果が良好なものとなっている。
本発明を適用した美容用マスクを示す概略正面図である。 美容用マスクを顔に装着した状態を示す斜視図である。 図2を顔の正面側から見た図である。 美容用マスクを顔に装着した状態の他の一例を示す斜視図である。 従来の美容用マスクの構造を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
なお、以下に示す構造は本発明の一例であり、本発明の内容はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、本発明を適用した美容用マスクの一例である美容用マスク1は、中心部材2と、第1の引張体3と、第2の引張体4と、第3の引張体5と、第4の引張体6を備えている。
中心部材2、第1の引張体3、第2の引張体4、第3の引張体5及び第4の引張体6は、同一のシリコーンゴムで形成された透明なシート状の部材であり、全体で1枚の平面状のシート体を構成している。また、シート体は自己粘着性を有し、表裏の両面いずれも顔に貼付け可能であり、繰り返し使用することができる。
美容用マスク1は、顔面に装着した際に、口及び鼻の周りの皮膚を耳元にかけて覆う形状を有している。美容用マスク1は、中心部材2を真ん中の部材として、その上部側に左右一対の第1の引張体3及び第2の引張体4が設けられている。また、中心部材2の下部側に左右一対の第3の引張体5及び第4の引張体6が設けられている。
中心部材2は、上部に切欠き7が形成され、同部分は使用者の鼻が配置される部分となる。また、中心部材2には、貫通孔8が形成され、同部分は使用者の口が配置される部分となる。美容用マスク1を顔に装着した際に、中心部材2は、鼻の周辺、鼻の下部、口の周辺及び顎の皮膚を覆うものとなる(図2及び3参照)。
また、第1の引張体3と、第3の引張体5との間には切り込み部9が形成されている。切り込み部9は、図1で見る左側方向から中心部材2の方向に向けて形成され、その端部10が丸みを帯びた形状となっている。
また、第2の引張体4と、第4の引張体6との間には切り込み部11が形成されている。切り込み部11は、図1で見る右側方向から中心部材2の方向に向けて形成され、その端部12が丸みを帯びた形状となっている。
美容用マスク1は切り込み部9が形成されたことで、第1の引張体3と、第3の引張体5とが、使用者の顔の皮膚に対して異なる貼付角度で貼付け可能となる。また、切り込み部11が形成されたことで、第3の引張体5と、第4の引張体6も同様に機能する。
これにより、美容用マスク1が平面状のシート体であっても、使用者の顔の凹凸に併せて密着させることができる。即ち、美容用マスク1は、使用者の顔の形状や大きさを問わず使用可能で、汎用性の高いものとなる。
また、各切り込み部11、12の端部10、12が丸みを帯びて形成されたことで、各切り込み部11、12の箇所から中心部材2側にかけて美容用マスク1が避けにくい構造となる。
美容用マスク1の第1の引張体3の上端部13と、第2の引張体4の上端部14は、それぞれ、緩やかに湾曲した凹状の形状に形成されている。これにより、美容用マスク1を顔に貼り付けた際に、第1の引張体3の上端部13と、第2の引張体4の上端部14は、目の下部の皮膚に沿って付着し、同部分の皮膚を耳の方向にかけて充分に引き上げるものとなる。
ここで、必ずしも、美容用マスク1が透明な部材である必要はない。但し、透明にすることで、貼り付け後に鏡等を見て、美容用マスク1の貼り付け状態を確認可能となり、例えば、密着が不充分な箇所(皮膚とマスクの間が浮いてた部分)を目視して、再度の装着がしやすくなる点から、美容用マスク1が透明な部材であることが好ましい。
また、必ずしも、美容用マスク1は、表裏の両面いずれも顔に貼付け可能に構成される必要はない。例えば、シートの一方の面のみを顔への貼り付け面として形成することもできる。但し、両面使用可能で、顔への貼り付けが容易になる点から、美容用マスク1は、表裏の両面いずれも顔に貼付け可能に構成されることが好ましい。
また、美容用マスク1の中心部材2と各引張体の大きさや形状は特に限定されるものではなく、使用者の鼻と口の周囲から耳にかけて覆うことが可能となっていれば充分である。但し、顔の皮膚の広範囲を効率良く引き上げる観点から、切り込み部9、11の幅が小さめ(例えば、幅広の部分で10mm未満、幅が狭い部分で2〜3mm程度)に形成されることが好ましい。
また、美容用マスク1の切欠き7及び貫通孔8の形状や大きさは特に限定されるものではなく、使用者の鼻や口を位置させることが可能な形状と大きさになっていれば充分である。
また、必ずしも、各切り込み部11、12の端部10、12が丸みを帯びて形成される必要はない。但し、上述したように、各切り込み部11、12の位置から美容用マスク1が避けにくく、マスクの耐久性が向上する点から、各切り込み部11、12の端部10、12が丸みを帯びて形成されることが好ましい。
また、必ずしも、美容用マスク1の第1の引張体3の上端部13と、第2の引張体4の上端部14が、緩やかに湾曲した凹状の形状に形成される必要はない。但し、使用者の目の下部の皮膚に沿わせて、同部分を効率よく引き上げることが可能となる点から、美容用マスク1の第1の引張体3の上端部13と、第2の引張体4の上端部14が、緩やかに湾曲した凹状の形状に形成されることが好ましい。
美容用マスク1は、厚みが0.5mmのシート体に形成され、シリコーンゴムは、タイプAデュロメータ硬さが20(±5)の範囲の硬度を有する素材が採用されている。また、シリコーンゴムの両面は、金型でシート状に成型される際に鏡面処理が施されている。鏡面処理とは、ゴム素材の表面の凹凸を極めて少なくするための処理である。例えば、美容用マスクをゴム材料から成型する際の金型を鏡面加工して、同金型にてゴムを成型することで、成型後のゴム材料の表面の凹凸を極めて少なくなり、ゴム材料の自己粘着性が向上する。
美容用マスク1は、タイプAデュロメータ硬さが20(±5)の範囲の硬度を有することで、シート体が適度な柔らかさを有するものとなり、低硬度のゴムの特性による自己粘着性を発揮する。更に、シリコーンゴムに鏡面処理が施されたことで、シートの表面の凹凸が極めて少ない状態となり、より一層、シートの自己粘着性が高められている。
ここでいう、タイプAデュロメータ硬さとは、ゴムの硬度を測定するJISI規格(JISK6253)に記載された試験方法に準じて測定された硬度を意味するものである。
この美容用マスク1の有する自己粘着性により、顔に貼り付けた状態が維持可能となっている。なお、ここでいう自己粘着性の程度は、貼り付け状態を維持可能な粘着性ではあるが、使用時に不快感を伴うような粘度の大きなものではない。また、美容用マスク1を化粧水等と併用することで、肌に貼り付けた状態をより維持しやすいものとなる。
また、シート体は伸縮可能であり、顔に装着する際に、各引張体(第1〜第4の引張体)を外側や斜め上側に引っ張って引き伸ばした状態で顔の皮膚に貼り付けることができる。各引張体が引っ張られた状態で皮膚に貼り付けられるため、素材の復元力が皮膚に働き、皮膚の引き上げ効果を生じるものとなる。
ここで、必ずしも、美容用マスク1は、厚みが0.5mmに形成される必要はなく、厚みの数値を変更することも可能である。但し、肌への張り付きを担保し、使用感を快適にする点から、美容用マスク1の厚みは、0.5(±0.1)mmの厚みに形成されることが好ましい。
また、必ずしも、美容用マスク1が、タイプAデュロメータ硬さが20(±5)の範囲の硬度を有するシリコーンゴムで形成される必要はなく、自己粘着性を有し、貼り付けた肌への引き上げ力を生じる素材であれば、異なるタイプAデュロメータ硬さの素材であってもよい。但し、自己粘着性と肌への引き上げ力の両方を担保する観点から、使用される素材のタイプAデュロメータ硬さは、5〜35の範囲であることが好ましく、更には、15〜25の範囲であることがより一層好ましい。上記の範囲であれば、タイプAデュロメータ硬さの数値が小さい素材とすることで自己粘着性を高めることができ、数値が大きい素材とすることで、引き伸ばして貼り付けた際の肌を引っ張る力を高めることができる。
また、必ずしも、シリコーンゴムに鏡面処理が施されたものである必要はないが、美容用マスク1の自己粘着性を高める点から、シリコーンゴムに鏡面処理が施されることが好ましい。
図2乃至図4を用いて、本発明を適用した美容用マスク1の使用状態を説明する。
なお、図2乃至図4に示すものは、使用状態の例であり、使用者の顔に貼り付けて使用するものであれば、その使用方法は特に限定されるものではない。
図2に示すように、美容用マスク1は、使用者の鼻の周囲、口の周囲、顎、頬から耳の近傍にかけて、顔の皮膚を覆うものとなる。第2の引張体4を引っ張り、目の下部から眉の横の皮膚にかけて貼り付けることで、第2の引張体4が覆った全領域を斜め上方に引き上げて、その状態を維持することができる。第1の引張体3についても同様である。
また、第4の引張体6を引っ張り、口の横から頬、耳たぶの近傍にかけて貼り付けることで、第4の引張体6が覆った全領域を斜め上方に引き上げて、その状態を維持することができる。第3の引張5についても同様である。美容用マスク1の自己粘着性により、引っ張った状態の各引張体の形状を維持したままで、顔に張り付けて、長時間固定することができる。即ち、美容用マスク1によって肌を引き上げた状態を保持することができる。美容用マスク1の自己粘着性により貼り付ける態様であるため、耳に引っ掛ける従来のマスクのように使用時に耳に痛みを伴わず、快適に長時間使用することが可能となる。
図2及び図3に示すように、上側に位置する各引張体3、4と、下側に位置する各引張体5、6との間に、それぞれ切り込み部9、11が形成されていることで、上側と下側の引張体を引っ張る方向を変えて、顔に貼り付けることができる。即ち、上側の引張体とし下側の引張体によって、それぞれが覆った皮膚の部分を異なる方向に引き上げることができる。この結果、顔の形状の凹凸に沿って、無理なく皮膚を引き上げることができ、皮膚の引き上げ効率を高めることができる。また、平面状のシート体であっても、使用者の顔の形状に合わせて貼付け可能となり、汎用性の高い美容用マスクとすることができる。
また、図4に示すように、上側に位置する引張体3、4に対して、下側に位置する各引張体5、6の一部を重ね合わせて固定することもできる。美容用マスク1は、その自己粘着性により、引張体同士を重ねて貼り付けることが可能となっている。この結果、肌の引き上げ方向が調整しやすくなっている。また、顔の小さい人等、使用者の顔の大きさや形状に合わせて、美容用マスク1を適切に貼り付けて使用することができる。
本発明を適用した美容用マスクは、伸縮性及び自己粘着性を有することで耳に引っ掛けることなく、顔に貼付け可能であり、肌を引き上げた状態を維持することができる。そのため、快適な装着性と充分な肌の引き上げ効果を両立しうるものである。
また、従来の、あらかじめ化粧料等を含侵させたフェイスシートのように、決まった化粧料や美容液等を使用する必要はなく、自分の肌質に合わせた化粧料と組み合わせて使用することができる。即ち、敏感肌等の肌の弱い使用者でも、自分の肌質にあった化粧料が使用でき、汎用性の高い美容用マスクとなっている。
更に、本発明の美容用マスクを就寝時に使用する際には、肌を引き上げるだけでなく、いびき軽減の効果も得ることができる。1枚のシート体の美容用マスクが、使用者の鼻と口を中心に左右方向に肌を引き上げることで、意識しなければ口が開けにくい状態となる。即ち、無意識となる就寝時に口が大きく開かなくなり、いびきを防止することができる。そのため、女性が美容のために使用する用途の他、いびきをかきやすい人や男性も使用可能なものとなっている。
また、本発明の美容用マスクは、自己粘着性により使用者の顔に張り付いた状態を維持できるため、装着時に顔の皮膚に対して保湿作用を生じるものとなる。この保湿作用は、美容用マスクを貼り付ける際に、美容液等と併用してマスクを貼り付けることで、より一層、保湿効果を高めることができる。更に、肌の引き上げ効果に伴い、継続的に使用することで、顔を引き締めて小顔にする効果も付与するものとなっている。
以上のように、本発明の美容用マスクは、快適な装着性を有しながら、皮膚の引き上げ効果が良好なものとなっている。
1 美容用マスク
2 中心部材
3 第1の引張体
4 第2の引張体
5 第3の引張体
6 第4の引張体
7 切欠き
8 貫通孔
9 切り込み部
10 切り込み部9の端部
11 切り込み部
12 切り込み部11の端部
13 第1の引張体3の上端部
14 第2の引張体4の上端部

Claims (7)

  1. 一端に切り欠きが形成されると共に、該切り欠きと他端との間に貫通孔が形成された中心部材と、
    該中心部材の前記切欠きが形成された領域に連設された第1の引張体と、
    前記中心部材の前記第1の引張体と反対側に連設された第2の引張体と、
    前記第1の引張体との間に所定の間隙を有して、前記中心部材の貫通孔が形成された領域に連設された第3の引張体と、
    前記第2の引張体との間に所定の間隙を有して、前記中心部材の前記第3の引張体と反対側に連設された第4の引張体とを備え、
    前記中心部材、前記第1の引張体、前記第2の引張体、前記第3の引張体及び前記第4の引張体は自己粘着性と伸縮性を有するシート状体である
    美容用マスク。
  2. タイプAデュロメータ硬さが5〜35の範囲のシリコーンゴムで形成された
    請求項1に記載の美容用マスク。
  3. タイプAデュロメータ硬さが15〜25の範囲である
    請求項2に記載の美容用マスク。
  4. 前記シリコーンゴムは鏡面処理されたゴムである
    請求項2または請求項3に記載の美容用マスク。
  5. 厚みが0.4mm〜0.6mmの範囲である
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の美容用マスク。
  6. 前記第1の引張体と前記第3の引張体との間の間隙の前記中心部材側の端部は丸く形成され、
    前記第2の引張体と前記第4の引張体との間の間隙の前記中心部材側の端部は丸く形成された
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載の美容用マスク。
  7. 前記第1の引張体の前記第3の引張体と反対側の端部と、前記第2の引張体の前記第4の引張体と反対側の端部は、緩やかな凹状の曲線に形成された
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載の美容用マスク。
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