JP2014117308A - たるみ矯正具およびウィッグセット - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に着用することができ、着用時の見栄えもよく、長時間の着用にも適したたるみ矯正具およびウィッグセットを提供する。
【解決手段】本発明を適用したたるみ矯正具の一例であるフェイスリフトネット1は本体ネット部2と頭部固定ベルト3とリフトバンド4と髪留めクリップ12を備えている。リフトバンド4で顔の皮膚を引っ張りあげることにより、顔のしわやたるみを引き上げることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たるみ矯正具およびウィッグセットに関する。詳しくは、着用者自身で容易に着脱することができ、着用時の見栄えがよく、任意のタイミングや着用時間による脱着が可能であり、長時間の着用にも適したたるみ矯正具およびウィッグセットに係るものである。
顔や髪型などの人の目につきやすい部分をより若々しく、美しく見せたいという願望は誰しも持っており、これを実現させるための道具として種々の美容製品が存在する。
特に女性においては、個人の変身嗜好や、疾病による要因、加齢による毛髪料の減少を補完するため、髪にボリュームを出し、髪型に変化をつけて外観を美しく見せる目的から、日常的にウィッグ(かつら)を着用することがある。ウィッグには、部分的に着用するものと、頭部全体を覆うことが可能なものが存在し、頭部全体を覆うものであれば、自身の髪の長さに関わらず自然に着用することができる。
また、ウィッグを着用する際には、自身の髪の毛の上にウィッグ用のネットを必ず被り、髪の毛を束ねることで、ウィッグの着用後の見栄えを良くし、ウィッグのずれを防止することが通例である。
しかしながら、ウィッグを着用した場合でも、顔の皮膚や筋肉が加齢とともに衰え、額や目尻、頬、口角付近などにしわやたるみを有することで、髪の毛のみが若返った外観となり、却って不自然に見えることがある。
また、ウィッグの着用に関わらず、顔のしわやたるみを改善することは女性にとって重要な課題であり、化粧品の使用や顔の筋肉の体操による改善、場合によっては、美容整形の手術に至ることもある。
こうしたなか、顔のしわやたるみをできるだけ簡易な方法で、かつ個人が欲する任意の短時間内において改善するための手段として、顔や頭部に装着して用いる矯正具が存在し、例えば、特許文献1に記載のたるみ矯正具が提案されている。
ここで、特許文献1には、図8(a)に示すようなたるみ矯正具100が記載されている。たるみ矯正具100は、髪に固定するための留め具101と、顔に貼り付ける貼付テープ103を有し、その間は人口毛髪郡102で繋がっている。
また、たるみ矯正具100は、図8(b)に示すように、貼付テープ103を顔に貼りつけて、留め具101を顔の上方向に持ち上げた状態で髪の毛に固定することで、顔の皮膚および筋肉を持ち上げて使用される。
特開2010―234048号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたたるみ矯正具は、顔のいずれかの部分に貼付テープを接着させる必要があり、着用時に顔の皮膚に直接的な違和感を生じることになる。また、皮膚を引っ張る力が強くなるように固定すると皮膚への負担が大きく、長時間の着用には適さないものとなる。
また、貼付テープは、色や大きさを工夫したとしても、テープの存在を完全に隠すことはできず、近距離で見た場合に見栄えが悪いものとなってしまうおそれがある。さらに、使い慣れたものでなければ、貼付テープや留め具の固定する位置を決めることが難しく、容易に着用できないという不都合が存在する。
また、前述したように、ウィッグを着用し、髪型の見栄えを良くすることと同時に、顔のたるみやしわを改善することができ、全体が自然な外観となるような矯正具があれば、より使い勝手のよいものとなる。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、着用者自身で容易に着脱することができ、着用時の見栄えがよく、任意のタイミングや着用時間による脱着が可能であり、長時間の着用にも適したたるみ矯正具およびウィッグセットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のたるみ矯正具は、略半球形状に形成された伸縮性を有する本体と、該本体の端部に接続されると共に、前記本体の端部の内径を調節可能に形成された固定用ベルト部と、該固定用ベルト部の内周側に固定されると共に、開閉自在に構成された固定部材と、一端が前記固定用ベルト部に接続されると共に、他端が前記固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部とを備える。
ここで、たるみ矯正具が略半球形状に形成された本体を有することによって、着用者がたるみ矯正具を頭部に装着することができる。即ち、頭部を略半球形状の本体の内部に収めて使用することになる。
また、たるみ矯正具が伸縮性を有する本体を有することによって、着用時には本体を広げることが可能となり、着用者の頭部円周囲の如何によっても、着用者の自毛の多い、または長い場合においても、その伸縮により矯正具内に髪をまとめる等して格納できるため、容易に装着することができる。
また、本体の端部に接続されると共に、本体の端部の内径を調節可能に形成された固定用ベルト部を有することによって、着用者の頭部の大きさに合わせて本体の内径を調節することが可能となり、たるみ矯正具をしっかりと頭部に固定することができる。
また、固定用ベルト部の内周側に固定されると共に、開閉自在に構成された固定部材を有することによって、着用者の頭髪にたるみ矯正具を固定することができる。即ち、固定部材の開閉自在な部分に着用者の髪束を挟みこむことで、たるみ矯正具がずれないようにすることができる。
また、一端が固定用ベルト部に接続されると共に、他端が固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部を有することによって、固定用ベルト部の一端が接続された位置を他端側へ引っ張ることとなる。即ち、固定用ベルト部で使用者の顔の上部の皮膚を引っ張り上げて、顔のしわやたるみを引き上げることができる。
また、引っ張りベルト部の他端が引っ張りベルト部の一端が接続された位置と略対向する位置に接合される場合には、引っ張りベルト部の張力が大きくなり、皮膚の引き上げ効果を高めることができる。
また、引っ張りベルト部が2本形成され、引っ張りベルト部の他端が接合された際に引っ張りベルト部同士が本体の上部で交差する場合には、顔の上部の皮膚を二点で内側斜め方向に引っ張り上げることとなる。例えば、顔のこめかみ部分を引き上げる位置に引っ張りベルト部を設けた場合には、こめかみ部分の斜め方向への引き上げと、おでこから頭頂部への垂直方向への引き上げの両方が可能となり、顔のしわやたるみの引き上げ効果をより高めることができる。
また、引っ張りベルト部は引っ張りベルト部の一端側が分岐した形状に形成されると共に、引っ張りベルト部の分岐した先の複数の端部が固定用ベルトに接続された場合には、顔の上部の皮膚を複数の点で引き上げることとなる。即ち、顔の上部の皮膚への作用点が増えることとなり、皮膚の引き上げ効果を高めることができる。また、引っ張った際に働く力を分散させることとなり、着用時の痛みを少ないものにできる。
また、引っ張りベルト部が2本形成され、一方の引っ張りベルト部の一端が接続された位置と対向する位置に、他方の引っ張りベルト部の一端が接続された場合には、頭部の対向する両方の位置から皮膚を引き上げることができる。例えば、頭部の前後を引き上げる位置に引っ張りベルト部を設けた場合には、頭部の前後両方からの皮膚を引っ張ることが可能となり、頭部全体に皮膚の引き上げ効果を生じさせることができる。
また、固定部材が引っ張りベルト部の一端が接続された位置と対応する位置、若しくは、引っ張りベルト部の他端が接合される位置と対応する位置の少なくとも一方に固定された場合には、引っ張りベルト部の端部が固定された位置でたるみ矯正具を頭髪に固定することとなる。即ち、引っ張る力がかかることで外れやすくなる部分を充分に固定することができる。固定部材を設ける位置は、一端の位置または他端の位置のいずれかでもよいが、両方に設けることで、より一層たるみ矯正具を外れにくくすることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のたるみ矯正具は、略半球形状に形成された伸縮性を有する本体と、該本体の端部の内周に沿って取付けられた可塑性を有する密着部材とを備える。
ここで、たるみ矯正具が略半球形状に形成された伸縮性を有する本体を有することによって、着用時に本体の伸縮性により頭部の皮膚を引き締めることができる。即ち、本体により顔の皮膚が引っ張られることとなり、顔のしわやたるみを引き上げることができる。
また、本体の端部の内周に沿って取付けられた可塑性を有する密着部材を有することによって、密着部材が使用者の頭部に密着することになり、たるみ矯正具を外れにくいものにすることができる。また、本体と頭部の間に密着部材が介在することとなり、着用時の痛みを少ないものにすることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のたるみ矯正具は、頭部に装着可能な本体と、該本体の端部に接続されると共に、前記本体の端部の内径を調節可能に形成された固定用ベルト部と、該固定用ベルト部の内周側に固定されると共に、開閉自在に構成された固定部材と、一端が前記固定用ベルト部に接続されると共に、他端が前記固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部とを備える。
ここで、たるみ矯正具が頭部に装着可能な本体と、一端が固定用ベルト部に接続されると共に、他端が固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部を有することによって、たるみ矯正具を頭部に装着し、顔の上部の皮膚を引っ張り上げ、顔のしわやたるみの引き上げることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のウィッグセットは、略半球形状に形成された伸縮性を有する本体と、該本体の端部に接続されると共に、前記本体の端部の内径を調節可能に形成された固定用ベルト部と、該固定用ベルト部の内周側に固定されると共に、開閉自在に構成された固定部材と、一端が前記固定用ベルト部に接続されると共に、他端が前記固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部とを有するたるみ矯正具と、前記たるみ矯正具の上から装着可能に構成されたウィッグとを備える。
ここで、略半球形状に形成された伸縮性を有する本体と一端が固定用ベルト部に接続されると共に、他端が固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部とを有するたるみ矯正具を有することによって、顔の上部の皮膚を引っ張り上げ、顔のしわやたるみを引き上げることができる。
また、たるみ矯正具の上から装着可能に構成されたウィッグを有することによって、ウィッグにより髪にボリュームを出し、髪型に変化をつけることで髪型を若返らせることができる。
本発明に係るたるみ矯正具は、着用者自身で容易に着脱することができ、着用時の見栄えがよく、任意のタイミングや着用時間による脱着が可能であり、長時間の着用にも適したものとなっている。
また、本発明に係るウィッグセットは、着用者自身で容易に着脱することができ、着用時の見栄えがよく、任意のタイミングや着用時間による脱着が可能であり、長時間の着用にも適したものとなっている。
本発明を適用したたるみ矯正具の一例を示す概略斜視図である。 髪留めクリップを示す概略図である。 たるみ矯正具を着用した状態を側面から見た概略図(a)および後部から見た概略図(b)である。 たるみ矯正具を着用した場合の概略正面図である。 Y字型ネットの着用状態を示す概略図(a)およびW字型ネットの着用状態を示す概略図(b)である。 I字型ネットの着用状態を示す概略図(a)および前後引き上げ型ネットの着用状態を示す概略図(b)である。 密着型キャップの着用状態を示す概略図(a)およびウィッグセットの着用状態を示す概略図(b)である。 従来のたるみ矯正具の概略図(a)およびその着用図(b)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したたるみ矯正具の一例を示す概略斜視図である。図2は、髪留めクリップを示す概略図である。
ここで、図1に示すように、本発明を適用したたるみ矯正具の一例であるフェイスリフトネット1は、本体ネット部2と頭部固定ベルト3とリフトバンド4と髪留めクリップ12を備えている。
また、本体ネット部2は、略半球形状に形成され、本体ネット部2を広げて頭部に装着できるようになっている。また、本体ネット部2は網目状のネット部材であり、通気性を有するものになっている。また、本体ネット部2はゴムで形成されている。
また、本体ネット部2の頭頂部に対応する位置には、両端が本体ネット部2に固定されたバンドガイド11が設けられている。バンドガイド11と本体ネット部2の間にリフトバンド4を通すことができる。
ここで、本体ネット部2は、略半球形状に形成され、頭部に装着することができれば充分であり、必ずしも網目状のネット部材となっている必要はない。但し、通気性がよく、長時間の着用に適したものとなる点から、本体ネット部2は網目状のネット部材となっていることが好ましい。
また、本体ネット部2は、必ずしもゴムで形成される必要はなく、伸縮性を有する素材で形成されていれば充分である。
また、必ずしも、本体ネット部2の頭頂部に対応する位置には、両端が本体ネット部2に固定されたバンドガイド11が設けられる必要はない。但し、リフトバンド4で皮膚を引っ張り上げ、固定した際に、リフトバンド4をずれにくくする点から、本体ネット部2の頭頂部に対応する位置には、両端が本体ネット部2に固定されたバンドガイド11が設けられることが好ましい。
図1に示す頭部固定ベルト3は、本体ネット部2の略半球形状の端部、即ち、球体の断面部分に該当する位置に取り付けられ、フェイスリフトネット1を使用者の頭部の外周に沿って固定する部分となっている。
また、頭部固定ベルト3は一部分に切れ目5が形成され、両端に雌雄の面ファスナ6が設けられることで、内径を調節して端部同士を固定可能なものとなっている。また、切れ目5は、本体ネット部2上にまで繋がって形成されており、頭部固定ベルト3の端部同士が固定された場合には、本体ネット部2に開口領域45が形成されることになる。
ここで、必ずしも頭部固定ベルト3に切れ目5が形成され、両端に雌雄の面ファスナ6が設けられる必要はなく、内径が調節可能に形成されていれば充分である。但し、頭部への着脱が容易になる点から、頭部固定ベルト3に切れ目が形成され、両端に雌雄の面ファスナが設けられることが好ましい。
また、必ずしも、本体ネット部2に開口領域45が形成される必要はない。但し、髪の長い人がフェイスリフトネット1を着用した際に、髪の束を開口領域45に通して、ネットの外側に逃がすことができ、着用しやすくなる点から、本体ネット部2に開口領域45が形成されることが好ましい。
図1に示すリフトバンド4は伸縮性を有するゴム製のベルトであり、2本形成されている。また、それぞれのリフトバンドの一端7は、着用時に頭部固定ベルト3のこめかみ近傍に対応する位置に固定されている。
また、リフトバンドの他端8には面ファスナ9が設けられている。また頭部固定ベルト3上のリフトバンドの一端7が接続された位置と対向する位置には、面ファスナ9と対をなす面ファスナ10が設けられ、リフトバンドの他端8を接着して固定することができる。
ここで、必ずしも、リフトバンド4はゴム製のベルトで形成される必要はなく、伸縮性を有する素材であれば特に限定されるものではない。
また、必ずしも、リフトバンド4は2本形成される必要はなく、1本であってもよい。但し、複数の位置で顔の皮膚を引っ張り、顔のしわやたるみの引き上げ効果を高める観点から、2本形成されることが好ましい。また、引っ張り上げたい位置に応じて、さらに本数を増やしてもよい。
また、必ずしも、リフトバンドの一端7が、着用時に頭部固定ベルト3のこめかみ近傍に対応する位置に固定される必要はない。但し、こめかみ近傍を斜め方向に引き上げることで、目元の皮膚を引き上げ、鼻の両脇から唇の両端に伸びる法令線(しわ)も目立たなくすることができる点から、リフトバンドの一端7が、着用時に頭部固定ベルト3のこめかみ近傍に対応する位置に固定されることが好ましい。
また、必ずしも、リフトバンドの他端8には面ファスナ9が設けられる必要はなく、頭部ベルト3に接合可能に構成されていれば、どのような接合方法を用いてもよい。例えば、面ファスナの代わりに、頭部ベルト3に引っ掛けるクリップ状の固定具を用いてもよい。但し、着脱が容易な点から、リフトバンドの他端8には面ファスナ9が設けられることが好ましい。
また、必ずしも、頭部固定ベルト3上に面ファスナ10が設けられる必要はなく、リフトバンドの他端8が頭部ベルト3に接合可能に構成されていれば充分である。但し、ロフトバンドの着脱が容易な点から、頭部固定ベルト3上に面ファスナ10が設けられることが好ましい。
また、必ずしも、頭部固定ベルト3上のリフトバンドの一端7が接続された位置と対向する位置にリフトバンド7の他端が接合される必要はない。但し、リフトバンドにより皮膚を引っ張る力が最も強くなり、引き上げ効果が高まる点から、頭部固定ベルト3上のリフトバンドの一端7が接続された位置と対向する位置にリフトバンド7の他端が接合されることが好ましい。
図1に示す髪留めクリップ12は、頭部固定ベルト3のリフトバンドの一端7が固定された位置および面ファスナ10が設けられた位置の内側にそれぞれ設けられている。髪留めクリップ12は、使用者の髪の束を開閉自在な部分に挟みこみ、フェイスリフトネット1を頭部に固定するものとなっている。
また、髪留めクリップ12の形状を図2に示す。金属製の髪留めクリップ12は略長方形のクリップ本体13とくし状の挟みこみ部14から構成されている。クリップ本体13と挟みこみ部14の間は開閉可能に形成されており、髪の毛の束をこの間に挟んで固定することができる。
ここで、必ずしも、髪留めクリップ12は、頭部固定ベルト3のリフトバンドの一端7が固定された位置および面ファスナ10が設けられた位置の内側のそれぞれに設けられる必要はない。但し、リフトバンド7で皮膚を引っ張り上げた際に、頭部ベルト3の引っ張る力がかかる部分を固定し、頭部固定ベルト3を外れにくくする点から、髪留めクリップ12は、頭部固定ベルト3のリフトバンドの一端7が固定された位置および面ファスナ10が設けられた位置の内側のそれぞれに設けられることが好ましい。
また、必ずしも、髪留めクリップ12は、頭部固定ベルト3のリフトバンドの一端7が固定された位置および面ファスナ10が設けられた位置の内側に設けられる必要はない。リフトバンドの一端7が固定された位置および面ファスナ10が設けられた位置の内側からずれた部分に、髪留めクリップ12が設けられてもよい。但し、リフトバンド7で皮膚を引っ張り上げた際に、頭部ベルト3の引っ張る力がかかる部分を固定し、頭部固定ベルト3を外れにくくする点から、髪留めクリップ12は、頭部固定ベルト3のリフトバンドの一端7が固定された位置および面ファスナ10が設けられた位置の内側に設けられることが好ましい。
また、髪留めクリップ12は、略長方形のクリップ本体13とくし状の挟みこみ部14から構成される必要はなく、頭部ベルト3の内側に固定され、開閉自在に形成されていれば充分である。但し、髪の毛を挟みこみやすく、着脱が容易な点から、髪留めクリップ12は、略長方形のクリップ本体13とくし状の挟みこみ部14から構成されることが好ましい。
また、髪留めクリップ12の素材は金属製に限定されるものではなく、髪の束を固定することができればどのような素材で形成されてもよい。
以下、本発明を適用したたるみ矯正具の使用形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
第1の実施形態として、図1に示したフェイスリフトネット1の使用状態を示す。
図3は、たるみ矯正具を着用した状態を側面から見た概略図(a)および後部から見た概略図(b)である。図4は、たるみ矯正具を着用した場合の概略正面図である。
まず、本体ネット部2および頭部固定ベルト3を広げて頭に装着する。この際、頭部固定ベルト3の切れ目が後頭部側にくる向きで本体ネット部2を装着する。また、使用者の頭の大きさに合わせて、頭部固定ベルト3の両端の面ファスナ6の重ね合わせ部分の長さを調節し、雌雄の面ファスナで位置を仮固定する。
次に、後頭部近傍に位置する2つの髪留めクリップ12で使用者の髪の束を固定する。髪留めクリップ12のクリップ本体13と挟みこみ部14の間を開放し、髪の束を挟みこみ、挟み込み部14を閉じることで、フェイスリフトネット1を髪の毛に固定する。
また、後頭部近傍の髪留めクリップ12を固定した後に、再度、頭部固定ベルト3の両端の面ファスナ6の重ね合わせ部分を調節し、しっかりと締めて固定する。
また、本体ネット部2の装着の位置を整えて、頭部前方に位置する2つの髪留めクリップ12をこめかみ部分の髪の束が固定可能な位置に合わせ、髪の束を固定する。
全ての髪留めクリップを固定した後に、1本目のリフトバンド4の固定を行う。図3(a)に示すように、フェイスリフトネット1が頭部から外れないように、リフトバンドの一端7のこめかみ部分近傍の位置を手で押さえ、本体ネット部2がたわまないようにゆっくりと頭部後方へリフトバンド4を引っ張る。
リフトバンド4を頭頂部付近に設けられたバンドガイド11と本体ネット部2の間に通し、そのまま引っ張りながらリフトバンドの他端8の面ファスナ9を、後頭部近傍に位置する面ファスナ10に接着させる。
また、2本目のリフトバンド4も引っ張り、バンドガイド11と本体ネット部2の間に通し、そのまま引っ張りながらリフトバンドの他端8の面ファスナ9を、後頭部近傍に位置する面ファスナ10に接着させる。図3(b)に示すように、1本目と2本目のリフトバンドは本体ネット部2の上で交差して固定された形状となる。
図4に示すように、2本のリフトバンド4で、こめかみ付近の皮膚を引っ張りあげることで、目がつり目となり、顔全体のしわやたるみを引き上げることができる。また、同時に額の皮膚を頭頂部に向けて垂直に引っ張ることにもなり、まぶた周辺のしわを引き上げることができる。なお、図4に示す顔の部分の点線は、皮膚を引っ張り上げる前の目もと、口元および頬の位置を示したものである。
また、フェイスリフトネット1を頭部に装着した後に、ウィッグを装着することで髪型も若返らせることができる。ウィッグは、後頭部から前にかけて被り、位置を整え、髪留めクリップ12が隠れるようにすることで装着が完了する。
次に、本発明を適用したたるみ矯正具の変形例について示す。図5は、Y字型ネットの着用状態を示す概略図(a)およびW字型ネットの着用状態を示す概略図(b)である。図6は、I字型ネットの着用状態を示す概略図(a)および前後引き上げ型ネットの着用状態を示す概略図(b)である。図7は、密着型キャップの着用状態を示す概略図(a)およびウィッグセットの着用状態を示す概略図(b)である。なお、本発明を適用したたるみ矯正具およびウィッグセットは、以下の実施形態の内容に限定されるものではない。
図5(a)に第2の実施形態のY字型ネット16を示す。Y字型ネット16では、頭部前方側にリフトバンドの端部17が2か所で固定されている。また、リフトバンド18は略Y字型の分岐した形状を有しており、後頭部側にリフトバンド18の端部が面ファスナ19および面ファスナ20により接着して固定される。
Y字型ネット16は、頭部前方の2か所を引っ張ることから、顔のしわやたるみを充分に引っ張ることができる。また、分岐形状を有していないリフトバンドを用いる場合よりも、引っ張る力が分散され、着用時に痛みを感じにくいものとなっている。
図5(b)に第3の実施形態のW字型ネット21を示す。W字型ネット21では、頭部前方側にリフトバンドの端部22が3か所で固定されている。また、リフトバンド23は略W字型の分岐した形状を有しており、頭部後方にリフトバンドの端部が2か所で面ファスナ24および面ファスナ25により接着して固定される。
W字型ネット21は、頭部前方の3か所を引っ張ることから、顔のしわやたるみをより一層引っ張ることができる。また、分岐形状を有していないリフトバンドを用いる場合よりも、引っ張る力が分散され、着用時により痛みを感じにくいものとなっている。
図6(a)に第4の実施形態のI字型ネット26を示す。I字型ネット26では、使用者の額の領域と対応する領域にリフトバンド27が形成されている。リフトバンドの端部28は、頭部固定ベルト3の後頭部側で、面ファスナ29および面ファスナ30により接着して固定される。
I字型ネット26は、頭部前方の額の全域を頭頂部に向けて垂直に引っ張ることから、まぶた周辺のしわをより一層引き上げることができる。また、額の全域を引っ張りあげることになるため、着用時により痛みを感じにくいものとなっている。また、端部28の接着領域が広く、リフトバンド27がより外れにくく、長時間の着用にも適している。
図6(b)に第5の実施形態の前後引き上げ型ネット31を示す。前後引き上げ型ネット31では、頭部前方側にリフトバンドの端部32が2か所で固定されている。また、リフトバンド33は略Y字型の分岐した形状を有しており、頭部後方にリフトバンドの端部が面ファスナ34および面ファスナ35により接着して固定される。
また、前後引き上げ型ネット31は、頭部後方側にリフトバンドの端部36が2か所で固定されている。また、リフトバンド37は略Y字型の分岐した形状を有しており、頭部前方にリフトバンドの端部が面ファスナ38および面ファスナ39により接着して固定される。
前後引き上げ型ネット31は、リフトバンド33およびリフトバンド34の両方で、頭部の前方および後方の皮膚を引っ張ることになる。よって、頭部全体にわたって充分にしわやたるみの引き上げ効果を及ぼすことができる。
図7(a)に第6の実施形態の密着型キャップ40を示す。密着型キャップ40は、略半球形状の伸縮性に富む本体41を有する。本体41を頭部に装着し、髪全体を頭部後方に引っ張り上げることで、顔のしわやたるみを充分に引き上げることができる。本体41は、例えば、ポリウレタン弾性繊維を含む素材で形成することができる。
また、本体41の内側の使用者のこめかみから額に対応する領域には、シリコン製の密着バンド42が取り付けられている。密着バンド42は、使用者の額の髪の毛の生え際付近全体に密着し、密着型キャップ40をずれにくいものにしている。また、頭部や顔の動きにも対応し、着用時の痛みも少ないことから長時間の着用に適したものとなっている。
また、図7(b)に第7の実施形態を示す。ここでは本発明を適用したウィッグセット43を示している。ウィッグセット43は、フェイスリフトネット1とウィッグ44から構成されている。使用者はフェイスリフトネット1を装着して顔のしわやたるみを引き上げることができる。
また、使用者はフェイスリフトネット1を装着した上から、ウィッグ44をかぶり、髪型を若返らせることができる。ウィッグセット43を着用することで、顔と髪型の両方を若返らせ、自然な外観を生じさせることができる。
また、フェイスリフトネット1を被り髪の毛を束ねることで、ウィッグを着用した際の見栄えを良くし、ウィッグ44のずれを防止することができる。即ち、フェイスリフトネット1は、通常のウィッグ用のネットとしても使用することができる。
このように、本発明を適用したたるみ矯正具は着用者自身で容易に着脱することができ、着用時の見栄えがよく、任意のタイミングや着用時間による脱着が可能であり、長時間の着用にも適したものとなっている。
また、本発明を適用したウィッグセットは着用者自身で容易に着脱することができ、着用時の見栄えがよく、任意のタイミングや着用時間による脱着が可能であり、長時間の着用にも適したものとなっている。
1 フェイスリフトネット
2 本体ネット部
3 頭部固定ベルト
4 リフトバンド
5 切れ目
6 面ファスナ
7 リフトバンドの一端
8 リフトバンドの他端
9 面ファスナ
10 面ファスナ
11 バンドガイド
12 髪留めクリップ
13 クリップ本体
14 挟みこみ部
16 Y字型ネット
17 リフトバンドの端部
18 リフトバンド
19 面ファスナ
20 面ファスナ
21 W字型ネット
22 リフトバンドの端部
23 リフトバンド
24 面ファスナ
25 面ファスナ
26 I字型ネット
27 リフトバンド
28 リフトバンドの端部
29 面ファスナ
30 面ファスナ
31 前後引き上げ型ネット
32 リフトバンドの端部
33 リフトバンド
34 面ファスナ
35 面ファスナ
36 リフトバンドの端部
37 リフトバンド
38 面ファスナ
39 面ファスナ
40 密着型キャップ
41 本体
42 密着バンド
43 ウィッグセット
44 ウィッグ
45 開口領域

Claims (9)

  1. 略半球形状に形成された伸縮性を有する本体と、
    該本体の端部に接続されると共に、前記本体の端部の内径を調節可能に形成された固定用ベルト部と、
    該固定用ベルト部の内周側に固定されると共に、開閉自在に構成された固定部材と、
    一端が前記固定用ベルト部に接続されると共に、他端が前記固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部とを備える
    たるみ矯正具。
  2. 前記引っ張りベルト部の他端が同引っ張りベルト部の一端が接続された位置と略対向する位置に接合される
    請求項1に記載のたるみ矯正具。
  3. 前記引っ張りベルト部が2本形成され、
    前記引っ張りベルト部の他端が接合された際に前記引っ張りベルト部同士が前記本体の上部で交差する
    請求項1または請求項2に記載のたるみ矯正具。
  4. 前記引っ張りベルト部は同引っ張りベルト部の一端側が分岐した形状に形成されると共に、同引っ張りベルト部の分岐した先の複数の端部が前記固定用ベルトに接続された
    請求項1に記載のたるみ矯正具。
  5. 前記引っ張りベルト部が2本形成され、
    一方の前記引っ張りベルト部の一端が接続された位置と対向する位置に、他方の同引っ張りベルト部の一端が接続された
    請求項1に記載のたるみ矯正具。
  6. 前記固定部材は前記引っ張りベルト部の一端が接続された位置と対応する位置、若しくは、同引っ張りベルト部の他端が接合される位置と対応する位置の少なくとも一方に固定された
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のたるみ矯正具。
  7. 略半球形状に形成された伸縮性を有する本体と、
    該本体の端部の内周に沿って取付けられた可塑性を有する密着部材とを備える
    たるみ矯正具。
  8. 頭部に装着可能な本体と、
    該本体の端部に接続されると共に、前記本体の端部の内径を調節可能に形成された固定用ベルト部と、
    該固定用ベルト部の内周側に固定されると共に、開閉自在に構成された固定部材と、
    一端が前記固定用ベルト部に接続されると共に、他端が前記固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部とを備える
    たるみ矯正具。
  9. 略半球形状に形成された伸縮性を有する本体と、該本体の端部に接続されると共に、前記本体の端部の内径を調節可能に形成された固定用ベルト部と、該固定用ベルト部の内周側に固定されると共に、開閉自在に構成された固定部材と、一端が前記固定用ベルト部に接続されると共に、他端が前記固定用ベルト部に接合可能に構成された伸縮性を有する引っ張りベルト部とを有するたるみ矯正具と、
    前記たるみ矯正具の上から装着可能に構成されたウィッグとを備える
    ウィッグセット。
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