JP2013047205A - 毛髪処理剤 - Google Patents

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淳仁 笠原
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清香 中村
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康子 松井
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Abstract

【課題】イオン性物質の存在下でも、(1)容易に粘性の製剤に調製でき、(2)安定性に優れ、(3)施術中に垂れ落ちがなく、均一に毛髪に塗布できるので操作性が良く、(4)施術後の毛髪にべたつき感やごわつき感を与えず、優れた官能特性を付与することが可能な毛髪処理剤を提供する。
【解決手段】2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させて毛髪処理剤を構成する。上記毛髪処理剤は、酸性染毛料、酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤として調製することが好ましく、特に酸性染毛料として調製することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、毛髪処理剤に関し、さらに詳しくは、耐塩性に優れた特定の共重合体を増粘剤として含有し、イオン性物質の存在下でも、(1)容易に粘性の製剤に調製でき、(2)安定性に優れ、(3)施術中に垂れ落ちがなく、均一に毛髪に塗布できるので操作性が良く、(4)施術後の毛髪にべたつき感やごわつき感を与えず、優れた官能特性を付与することが可能な毛髪処理剤に関する。
粘性を必要とする毛髪処理剤、特に酸性染毛料、酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤などには、キサンタンガム、ペクチン、アラビアゴム、マルトデキストリン、デンプン、ゼラチン、セルロース誘導体などの天然または半合成の増粘剤を含有させたり(特許文献1、特許文献2)、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、アクリル酸やアクリルアミドの重合物や共重合物などの合成高分子を含有させている(特許文献3、特許文献4)。
しかしながら、従来の増粘剤を用いて粘性を必要とする毛髪処理剤を調製する際には、増粘剤を水相などに分散させるのに時間を要したり、pHを調整するのに手間がかかることなど、作業性の面で問題があった。
さらに、酸性染毛料や酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤などは、pHが2〜9と幅広く、しかも、イオン性物質を含有するため、製剤の粘度を安定に保つことが容易ではなく、そのため、粘性を必要とする毛髪処理剤においては、充分な粘度が安定して得られなかった。その結果、製剤を均一に毛髪に塗布することができず、その効果を充分に発現できなかったり、施術中に製剤が垂れ落ちて施術時の操作性を悪くするなどの問題があった。
一方、粘度を安定に保つことを重視して、増粘剤を多量に配合した毛髪処理剤や、複数の増粘剤を組み合わせて配合した毛髪処理剤も開発されてきたが、そのような毛髪処理剤は、毛髪にべたつき感やごわつき感を与え、施術後の毛髪の官能特性が悪くなる場合が多かった。
したがって、粘性が必要な毛髪処理剤において、イオン性物質の存在下でも、製剤を容易に調製でき、調製した製剤が安定性に優れ、施術中においては製剤の垂れ落ちがなく、均一に毛髪に塗布でき、さらに施術後の毛髪の官能特性が良好な毛髪処理剤が求められていた。
特開2002−80330号公報 特開2003−95881号公報 特開2001−114641号公報 特開2004−67651号公報
本発明は、そのような事情に鑑み、イオン性物質の存在下でも、製剤を容易に調製でき、調製した製剤が安定性に優れ、施術中においては製剤の垂れ落ちがなく、均一に毛髪に塗布でき、さらに施術後の毛髪の官能特性が良好な毛髪処理剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため研究を行った結果、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体が耐塩性に優れており、該共重合体を増粘剤として毛髪処理剤に含有させるときは、イオン性物質の存在下でも、粘性のあるクリームやジェルなどの製剤が容易に調製でき、しかも調製後の毛髪処理剤の外観や粘度の変化が少なく、施術後の毛髪の官能特性が良好であって、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有することを特徴とする毛髪処理剤に関する。
そして、上記共重合体を増粘剤として含有する毛髪処理剤としては、特に、毛髪への均一な塗布や、毛髪への塗布後、そのままの状態で一定時間保持することが必要とされる酸性染毛料、酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤として調製するのが好ましい。
本発明の毛髪処理剤は、イオン性物質の存在下でも、(1)容易に粘性の製剤に調製でき、(2)安定性に優れ、(3)施術中に垂れ落ちがなく、均一に毛髪に塗布できるので操作性が良く、(4)施術後の毛髪にべたつき感やごわつき感を与えず、優れた官能特性を付与することができる。
本発明の毛髪処理剤を酸性染毛料として調製した場合、該酸性染毛料は、前記(1)〜(4)の効果に加え、(5)毛髪を均一に染色することができるという効果を奏する。
また、本発明の毛髪処理剤を酸化染毛剤として調製した場合、該酸化染毛剤も、前記(1)〜(4)の効果に加え、(5)毛髪を均一に染色することができるという効果を奏する。
本発明の毛髪処理剤を縮毛矯正剤として調製した場合、該縮毛矯正剤は、前記(1)〜(4)の効果に加え、(6)縮毛矯正効果が優れている。
また、本発明の毛髪処理剤をパーマネントウェーブ用剤として調製した場合、該パーマネントウェーブ用剤は、前記(1)〜(4)の効果に加え、(7)ウェーブの付与効果に優れている。
毛髪のウェーブ効率の測定を行う際の毛髪のウェーブ状態を模式的に示す図である。
本発明の毛髪処理剤は、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させたものであるが、上記共重合体の市販品としては、例えば、セピック社製のSEPIMAX ZEN(商品名)が挙げられる。
上記2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体は、イオン性物質の存在下でも、増粘作用が優れていることに加え、増粘させる場合の粘度の調整が容易であって、所望の粘度に容易に調整することができ、しかも、安定性が優れ、毛髪に対する官能特性も優れている。
従って、この共重合体を増粘剤として含有させた毛髪処理剤は、イオン性物質の存在下でも、(1)容易に粘性の製剤に調製でき、(2)安定性に優れ、(3)施術中に垂れ落ちがなく、均一に毛髪に塗布できるので操作性が良く、(4)施術後の毛髪にべたつき感やごわつき感を与えず、優れた官能特性を付与することができる。
本発明の毛髪処理剤は、上記(1)〜(4)に示す効果を奏することから、粘性を必要とする毛髪処理剤、例えば、シャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアセット剤、ヘアクリーム、システムトリートメント、ジェル状ヘアミスト、酸性染毛料、酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤などとして調製することが好ましいが、それらの中でも、酸性染毛料、酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤などにおいては、毛髪に均一に塗布することができ、かつ毛髪に塗布した状態で一定時間保持できて、垂れ落ちを防止できることが要求されることから、本発明の毛髪処理剤をこれら酸性染毛料、酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤として調製することが特に好ましい。
つまり、本発明を酸性染毛料、酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤に適用した場合、従来の増粘剤を含有させて調製した製剤に比べて、本発明の製剤の方が、イオン性物質の存在下でも、(1)容易に粘性の製剤に調製でき、(2)安定性に優れていることに加えて、(3)施術中に垂れ落ちがなく、均一に毛髪に塗布できるので操作性が良く、しかも、(4)施術後の毛髪にべたつき感やごわつき感を与えず、優れた官能特性を付与する効果がより高度に奏される。
さらに、本発明による酸性染毛料や酸化染毛剤では、前記(1)〜(4)の効果に加え、(5)毛髪を均一に染色できるという効果を奏し、また、本発明による縮毛矯正剤やパーマネントウェーブ用剤では、前記(1)〜(4)の効果に加え、均一に毛髪に塗布できるため、(6)縮毛矯正効果や(7)ウェーブの付与効果に優れている。
本発明の毛髪処理剤の調製は、従来からの毛髪処理剤に、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させることによって調製される。ただし、調製時の上記共重合体の添加時期に関しては制約がなく、既存の毛髪処理剤に添加してもよいし、また、例えば、酸性染毛料の調製にあたって、他の成分と共に混合して上記共重合体を増粘剤として含有する酸性染毛料として調製してもよい。要は最終的にできあがった毛髪処理剤に上記共重合体が含有されていればよい。
上記2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体の毛髪処理剤中の含有量としては、毛髪処理剤の種類や組成によっても異なるが、例えば、0.5質量%〜5質量%が好ましく、0.5質量%〜4質量%がより好ましい。
上記共重合体の毛髪処理剤中での含有量が上記より少なくなると、増粘力が乏しくなり、例えば、調製後の毛髪処理剤の安定性が悪くなるおそれがある。また、上記共重合体の毛髪処理剤中での含有量が上記より多くなると、そのような毛髪処理剤では、毛髪に均一に塗布することが困難になったり、塗布後の毛髪がごわついたり、べたつくようになるおそれがある。
また、上記共重合体は、透明な水溶性ジェルを製造するのに適しているため、該共重合体を増粘剤として含有することによって、従来の毛髪処理剤の製造分野では困難であった透明ジェルの形状で本発明の毛髪処理剤を提供することも可能である。
ここで、本発明の毛髪処理剤の中で最も好ましい形態を挙げると、
(A)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として0.5質量%〜5質量%含有し、
(B)酸性染料を0.5質量%〜1.5質量%、
(C)ベンジルアルコールを5質量%〜20質量%、および
(D)エタノールを5質量%〜20質量%、
含有し、かつ、(C)+(D)の合計含有量が10質量%〜30質量%である酸性染毛料である。
上記組成の酸性染毛料は、従来の酸性染毛料に比べて、(5)毛髪を均一に染色する効果が非常に優れていて、本発明の中でも最も好ましい形態である。
本発明の毛髪処理剤には、必須成分以外、すなわち、上記のように増粘剤として含有させる共重合体やそれぞれの毛髪処理剤において必須成分として含有させる成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、他の成分を適宜含有させることができる。そのような成分としては、例えば、油脂、ロウ、炭化水素、エステル油、シリコーン油などの油性原料、脂肪酸、低級アルコール、高級アルコール、多価アルコール、界面活性剤、タンパク質加水分解物またはその誘導体、アミノ酸、ポリペプチド、糖、高分子、粉体、色剤、紫外線防御剤、ビタミン、動植物抽出物、酸化防止剤、殺菌・防腐剤、酸、浸透促進剤、pH緩衝剤、抗炎症剤、金属封鎖剤、香料、育毛剤、肌荒れ防止剤、老化防止剤などが挙げられる。
油性原料の具体例としては、例えば、オリーブ油、マカデミアナッツ油、椿油、メドフォーム油、ひまわり油、紅花油、ひまし油、ホホバ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ラノリン、米糠ワックス、流動パラフィン、イソパラフィン、スクワラン、ワセリン、セレシン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセロール、トリイソステアリン酸グリセロール、トリイソパルミチン酸グリセロール、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、リンゴ酸ジイソステアリル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソステアリン酸イソステアリル、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、セラミド類、シリコーンオイル類などが挙げられる。
脂肪酸としては、例えば、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、リシノール酸、樹脂酸、水素添加樹脂酸、アビエチン酸、ロジン、不均化ロジン、水素添加ロジン、テトラヒドロアビエチン酸などが挙げられる。
低級アルコールや高級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、オクタノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、バチルアルコール、キミルアルコール、コレステロール、フィトステロールなどが挙げられ、多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコ−ル、ソルビトール、エリスリトール、マルチトールなどが挙げられる。
タンパク質加水分解物やその誘導体のタンパク質部分としては、例えば、シルク、コラーゲン、ケラチン、カゼイン、コンキオリン、大豆タンパク、小麦タンパク、コメタンパク、ゴマタンパクなどが挙げられ、タンパク質加水分解物の誘導体としては、タンパク質加水分解物をカチオン化、アシル化、エステル化、シリル化したもの、あるいは特開2011−88828に記載のペプチドやペプチド誘導体と界面活性剤とのイオンコンプレックスなどが挙げられる。
界面活性剤に関して非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、ポリエーテル変性シリコーンなどが挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸石鹸、アルカンスルフォン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩、脂肪酸モノグリセリド硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アシルN−メチルタウリン塩などが挙げられる。また、カチオン性界面活性剤としては、例えば、テトラアルキルアンモニウム塩、脂肪酸アミドアミン塩、アルキルエーテルアンモニウム塩などが挙げられ、両性界面活性剤としては、例えば、アルキルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩、脂肪酸アミドプロピルベタイン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルフォン酸塩、フォスファチジルコリン、フォスファチジルイノシトール、フォスファチジルエタノールアミン、フォスファチジルグリセロール、リゾレシチン、レシチンなどが挙げられる。その他、高分子タイプ、天然系などの界面活性剤も用い得る。
高分子としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ビニルピロリドン系ポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、アミノ変性シリコーン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、寒天、グアーガム、クインスシードガム、タマリンドガム、デンプン、デキストリン、ローカストビーンガム、キトサン、カチオン化セルロース、カチオン化グアガム、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
紫外線防御剤としては、例えば、パラメトキシケイヒ酸2−エチルヘキシル、4−t−ブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、パラジメチルアミノ安息香酸、サリチル酸ホモメンチル、ジパラメトキシケイヒ酸オクチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルフォン酸塩、2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2−エチルヘキシル−1−オキシ)−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる。
ビタミンとしては、例えば、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、それらの誘導体が挙げられ、ビタミンC誘導体としては、例えば、特許第4681670号に記載されている2−O−グリセリルアスコルビン酸や2,3−ジ−グリセリルアスコルビン酸、3−O−グリセリル−2−O−オクチルアスコルビン酸などが挙げられる。
植物抽出物としては、例えば、カンカエキスや地黄エキス、シャクヤク抽出液、ボタン皮抽出液などが挙げられる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、それらの実施例に例示のもののみに限定されるものではない。また、以下の実施例などにおける各成分の含有量(配合量)はいずれも質量部によるものであり、配合時の量が固形分量でないものについては、成分名のあとに括弧書きで固形分濃度を示す。なお、実施例では、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体として、セピック社製のSEPIMAX ZEN(商品名)を用いた。
実施例1および比較例1〜比較例2
表1に示す組成の3種類の酸性染毛料を調製し、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性、(4)施術後の官能特性、(5)毛髪の染色能を比較評価した。なお、比較例1では、実施例の四元系の共重合体に代えて、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウムとアクリル酸ナトリウムとの二元系共重合体を増粘剤として用い、比較例2では、キサンタンガムを増粘剤として用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製した実施例1および比較例1〜2の酸性染毛料について、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性、(4)施術後の官能特性、および(5)毛髪の染色能を評価した。その評価結果を表2に示すが、その評価基準は下記に示す通りである。
〔評価基準〕
(1)調製のしやすさ
専門パネリスト10名による製剤の調製試験によって、以下の基準で評価した。
○:8名以上が、短時間に容易に調製できると答えた。
△:4〜7名が、短時間に容易に調製できると答えた。
×:3名以下が、短時間に容易に調製できると答えた。
(2)安定性
50℃、1ヶ月間保存後の外観の様相を目視によって評価した。
○:外観に変化がなかった。
△:外観に若干の変化が見られた。
×:外観が変化し、粘度の低下または液層分離が見られた。
(3)施術中の操作性
専門パネリスト10名による製剤の使用試験によって、以下の基準で評価した。
○:8名以上が、垂れ落ちがなく、毛髪に均一に塗布しやすいと答えた。
△:4〜7名が、垂れ落ちがなく、毛髪に均一に塗布しやすいと答えた。
×:3名以下が、垂れ落ちがなく、毛髪に均一に塗布しやすいと答えた。
(4)施術後の官能特性
製剤を毛髪に施術した後の毛髪官能試験を、以下の基準で専門パネリスト10名によって評価した。
○:8名以上が、毛髪にべたつき感やごわつき感がなく、優れた官能特性であると答えた。
△:4〜7名が、毛髪にべたつき感やごわつき感がなく、優れた官能特性であると答えた。
×:3名以下が、毛髪にべたつき感やごわつき感がなく、優れた官能特性であると答えた。
(5)毛髪の染色能
専門パネリスト10名の目視によって、以下の基準で施術後の毛髪の染色具合を評価した。
○:8名以上が、毛髪を均一に染色できていると答えた。
△:4〜7名が、毛髪を均一に染色できていると答えた。
×:3名以下が、毛髪を均一に染色できていると答えた。
Figure 2013047205
表2に示すように、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させた実施例1の酸性染毛料は、いずれの評価項目に関しても、評価結果が「○」であって、従来の酸性染毛料に相当する比較例1の酸性染毛料や比較例2の酸性染毛料に比べて、酸性染毛料としての特性が優れていた。
すなわち、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウムとアクリル酸ナトリウムとの二元系共重合体を増粘剤として含有させた比較例1の酸性染毛料は、「調製のしやすさ」や「施術後の官能特性」に関して、実施例1の酸性染毛料と同等の特性を有するものの、「安定性」、「施術中の操作性」、「毛髪の染色能」に関して、実施例1の酸性染毛料より特性が劣り、キサンタンガムを増粘剤として含有させた比較例2の酸性染毛料は、「安定性」に関して、実施例1の酸性染毛料と同等の特性を有するものの、「調製のしやすさ」、「施術中の操作性」、「施術後の官能特性」、「毛髪の染色能」に関して、実施例1の酸性染毛料より特性が劣っていて、実施例1の酸性染毛料は、これら比較例1〜2の酸性染毛料に比べて、酸性染毛料としての特性が優れていた。
実施例2および比較例3〜4
表3に示す組成の3種類の酸化染毛剤第1剤を調製した。比較例3の酸化染毛剤第1剤では、増粘剤としてポリアクリルアミドを用い、比較例4の酸化染毛剤第1剤では、増粘剤としてカルボキシビニルポリマーを用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製した実施例2および比較例3〜4の酸化染毛剤第1剤について、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性を、実施例1の場合と同様の評価基準で評価した。その結果を後記の表5に示す。
そして、(4)施術後の官能特性および(5)毛髪の染色能については、後記の実施例3および比較例5〜6の酸化染毛剤第2剤と組み合せて使用して評価した。その組み合せについては、後記の「実施例3および比較例5〜6」のところで示し、その評価結果は後記の表5に示す。
実施例3および比較例5〜6
表4に示す組成の3種類の酸化染毛剤第2剤を調製した。比較例5の酸化染毛剤第2剤では、増粘剤としてポリアクリルアミドを用い、比較例6の酸化染毛剤第2剤では、増粘剤としてカルボキシビニルポリマーを用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製した実施例3および比較例5〜6の酸化染毛剤第2剤について、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性を、実施例1の場合と同様の評価基準で評価した。その結果を表5に示す。
そして、(4)施術後の官能特性および(5)毛髪の染色能については、前記の実施例2および比較例3〜4の酸化染毛剤第1剤と組み合せて用いて比較した。酸化染毛剤第1剤と酸化染毛剤第2剤の組み合せは、次の通りである。
すなわち、用いた増粘剤の種類に応じて、(a)実施例2の酸化染毛剤第1剤と実施例3の酸化染毛剤第2剤との組み合せ、(b)比較例3の酸化染毛剤第1剤と比較例5の酸化染毛剤第2剤との組み合せ、(c)比較例4の酸化染毛剤第1剤と比較例6の酸化染毛剤第2剤との組み合せにし、染毛処理に用いた。
そして、この(4)施術後の官能特性および(5)毛髪の染色能の評価基準は前記実施例1の場合と同様であり、それらの評価結果は表5に示す。
Figure 2013047205
表5に示すように、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させた実施例2の酸化染毛剤第1剤と実施例3の酸化染毛剤第2剤は、「調製のしやすさ」、「安定性」、「施術中の操作性」のいずれの評価項目においても、評価結果が「○」であり、また、それらの第1剤と第2剤とを組み合せて用いた場合の「施術後の官能特性」および「毛髪の染色能」も評価結果が「○」であって、これら実施例2の酸化染毛剤第1剤や実施例3の酸化染毛剤第2剤は、従来の酸化染毛剤第1剤や酸化染毛剤第2剤に相当する比較例3〜4の酸化染毛剤第1剤や比較例5〜6の酸化染毛剤第2剤に比べて、特性が優れていた。
実施例4および比較例7〜8
表6に示す組成の3種類の縮毛矯正用剤第1剤を調製した。比較例7の縮毛矯正剤第1剤では、増粘剤としてポリアクリルアミドを用い、比較例8の縮毛矯正用剤第1剤では、増粘剤としてカルボキシビニルポリマーを用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製した縮毛矯正用剤第1剤について、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性を、実施例1の場合と同様の評価基準で評価した。その結果を後記の表8に示す。
そして、(4)施術後の官能特性および(6)縮毛矯正効果については、後記の実施例5および比較例9〜10の縮毛矯正用剤第2剤と組み合せて使用して評価した。その組み合せについては、後記の「実施例5および比較例9〜10」のところで示し、その評価結果は後記の表8に示す。
実施例5および比較例9〜10
表7に示す組成の3種類の縮毛矯正用剤第2剤を調製した。比較例9の縮毛矯正用剤第2剤では、増粘剤としてポリアクリルアミドを用い、比較例10の縮毛矯正用剤第2剤では、増粘剤としてカルボキシビニルポリマーを用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製した実施例5および比較例9〜10の縮毛矯正用剤第2剤について、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性を、実施例1の場合と同様の評価基準で評価した。その結果を表8に示す。
そして、(4)施術後の官能特性および(6)縮毛矯正効果については、前記の実施例4および比較例7〜8の縮毛矯正用剤第1剤と組み合わせて用いて評価した。縮毛矯正用剤第1剤と縮毛矯正用剤第2剤との組み合せは、次の通りである。
すなわち、用いた増粘剤の種類に応じて、(a)実施例4の縮毛矯正用剤第1剤と実施例5の縮毛矯正用剤第2剤の組み合せ、(b)比較例7の縮毛矯正用剤第1剤と比較例9の縮毛矯正用剤第2剤の組み合せ、(c)比較例8の縮毛矯正用剤第1剤と比較例10の縮毛矯正用剤第2剤の組み合せにし、縮毛矯正処理に用いた。
そして、この(4)施術後の官能特性の評価基準は、前記実施例1の場合と同様であるが、(6)縮毛矯正効果の評価については、比較例8の縮毛矯正用剤第1剤と比較例10の縮毛矯正用剤第2剤とを組み合せて使用した場合における毛髪の縮毛矯正状態を基準にして、他の2つの組み合せ例について専門パネリスト10名に、下記の基準で0点〜+2点を採点させることで評価した。それらの評価結果を表8に示すが、縮毛矯正効果の評価結果については採点結果を平均点で示す。
(6)縮毛矯正効果の評価基準
+2:ほぼ直毛である。
+1:やや直毛にする効果が認められる。
0:縮毛矯正効果(直毛にする効果)が認められない。
Figure 2013047205
表8に示すように、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させた実施例4の縮毛矯正用剤第1剤と実施例5の縮毛矯正用剤第2剤は、「調製のしやすさ」、「安定性」、「施術中の操作性」のいずれの項目においても、評価結果が「○」であり、また、それら実施例4の縮毛矯正用剤第1剤と実施例5の縮毛矯正用剤第2剤とを組み合せて用いた場合の「施術後の官能特性」も評価結果が「○」であり、「縮毛矯正効果」も、評価点が高く、これら実施例4の縮毛矯正用剤第1剤や実施例5の縮毛矯正用剤第2剤は、従来の縮毛矯正用剤第1剤や縮毛矯正用剤第2剤に相当する比較例7〜8の縮毛矯正用剤第1剤や比較例9〜10の縮毛矯正用剤第2剤に比べて特性が優れていた。
実施例6および比較例11
表9に示す組成の2種類のヘアトリートメントを調製した。比較例11の増粘剤には2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウムとアクリル酸ナトリウムとの二元系共重合体を用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製した実施例6および比較例11のヘアトリートメントについて、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性、(4)施術後の官能特性を評価した。評価基準は、前記実施例1の場合と同様である。
Figure 2013047205
表10に示すように、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させた実施例6のヘアトリートメントは、いずれの評価項目に関しても、評価結果が「○」であって、従来のヘアトリートメント相当する比較例11に比べて、特性が優れていた。
実施例7および比較例12
表11に示す組成の2種類のシャンプーを調製した。比較例12の増粘剤にはカルボキシビニルポリマーを用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製した実施例7および比較例12のシャンプーについて、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性、(4)施術後(シャンプー処理後)の官能特性を評価した。ここで、(3)施術中の操作性とは、シャンプーを手に取った際の垂れ落ちのなさと、毛髪上での泡立て易さを指し、その評価を下記に示す基準で行った。
(3)施術中の操作性−2
専門パネリスト10名による製剤の使用試験によって、以下の基準で評価した。
○:8名以上が、手に取った際に垂れ落ちがなく、毛髪上で泡立てやすいと答えた。
△:4〜7名が、手に取った際に垂れ落ちがなく、毛髪上で泡立てやすいと答えた。
×:3名以下が、手に取った際に垂れ落ちがなく、毛髪上で泡立てやすいと答えた。
Figure 2013047205
表12に示すように、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させた実施例7のシャンプーは、いずれの評価項目に関しても、評価結果が「○」であって、従来のシャンプーに相当する比較例12に比べて、特性が優れていた。
実施例8および比較例13〜14
表13に示す組成の3種類のパーマネントウェーブ用第1剤を調製した。比較例13のパーマネントウェーブ用第1剤では、増粘剤としてポリアクリル酸ナトリウムを用い、比較例14のパーマネントウェーブ用第1剤では、増粘剤としてキサンタンガムを用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製したパーマネントウェーブ用第1剤について、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性を、実施例1の場合と同様の評価基準で評価した。そして、(4)施術後の官能特性および(7)ウェーブ付与効果については、後記の実施例9および比較例15〜16のパーマネントウェーブ用第2剤と組み合せて使用して評価した。その組み合せについては、後記の「実施例9および比較例15〜16」のところで示し、それらの評価結果は後記の表15に示す。
実施例9および比較例15〜16
表14に示す組成の3種類のパーマネントウェーブ用第2剤を調製した。比較例15のパーマネントウェーブ用第2剤では、増粘剤としてポリアクリル酸ナトリウムを用い、比較例16のパーマネントウェーブ用第2剤では、増粘剤としてキサンタンガムを用いた。
Figure 2013047205
上記のように調製した実施例9および比較例15〜16のパーマネントウェーブ用第2剤について、(1)調製のしやすさ、(2)安定性、(3)施術中の操作性を、実施例1の場合と同様の評価基準で評価した。その結果を後記の表15に示す。
そして、(4)施術後の官能特性および(7)ウェーブ付与効果については、前記の実施例8および比較例13〜14のパーマネントウェーブ用第1剤と組み合わせて用いて評価した。パーマネントウェーブ用第1剤とパーマネントウェーブ用第2剤との組み合せは次の通りである。
すなわち、用いた増粘剤の種類に応じて、(a)実施例8のパーマネントウェーブ用第1剤と実施例9のパーマネントウェーブ用第2剤の組み合せ、(b)比較例13のパーマネントウェーブ用第1剤と比較例15のパーマネントウェーブ用第2剤の組み合せ、(c)比較例14のパーマネントウェーブ用第1剤と比較例16のパーマネントウェーブ用第2剤の組み合せにし、以下のパーマネントウェーブ処理に用いた。
パーマネントウェーブーブ処理は、長さ20cmに揃えた毛髪20本からなる毛束を3本作製し、それらをそれぞれロッドに巻き付けた。ロッドにはあらかじめ10mm毎に印を付けておいた(反対側にも5mmずつずらして印を付ける)直径10mmで長さの80mmのガラス管を使用し、ロッドの上の印の上を通るように毛束を巻き付け、両端を輪ゴムで固定し、そのロッドに巻き付けたそれぞれの毛束に、実施例8および比較例13〜14のパーマネントウェーブ用第1剤をそれぞれ1mlずつ均一に塗布し、ロッドをラップで覆い15分間放置後、毛髪をロッドごと水道水の流水中で30秒間洗浄し、タオルで余分な水分を除去した。ついで、実施例9および比較例15〜16のパーマネントウェーブ用第2剤をそれぞれ1mlずつ均一に塗布し、15分間放置後、水道水の流水中で30秒間洗浄した。毛束をロッドからはずしてタオルで余分な水分を除いた後、デシケータ中で根元側を上にして垂直に吊して12時間乾燥した。
パーマネントウェーブ処理の(4)施術後の官能特性の評価基準は、前記実施例1の場合と同様であるが、(7)ウェーブの付与効果の評価は、上記のパーマネントウェーブ処理した毛束のウェーブの波長および波数を測定して平均波長(L)を求めてウェーブ効率を下記の方法で計算した。この結果も表15に示す。
波長、波数の測定は、図1に示すように、両端のウェーブを除き、一方の端部から2番目の波の頂点から他方の端部から2番目の波の頂点までの距離を左右とも測定し、その左右の波の頂点から頂点までの距離をL、Lとし、LとLの間にある波の数をそれぞれn、nとし、平均波長(L)を下式によって求めた。
Figure 2013047205
ロッドそのものの波長(直径)は10mmであるから、ウェーブ効率は次式により求められる。
Figure 2013047205
Figure 2013047205
表15に示すように、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有させた実施例8のパーマネントウェーブ用第1剤と実施例9のパーマネントウェーブ用第2剤は、「調製のしやすさ」、「安定性」、「施術中の操作性」のいずれの項目においても、評価結果が「○」であり、また、それら実施例8のパーマネントウェーブ用第1剤と実施例9のパーマネントウェーブ用第2剤とを組み合せて用いた場合の「施術後の官能特性」も評価結果が「○」であり、かつ「ウェーブ効率」も最も高く、これら実施例8のパーマネントウェーブ用第1剤や実施例9のパーマネントウェーブ用第2剤は、従来のパーマネントウェーブ用第1剤やパーマネントウェーブ用第2剤に相当する比較例13〜14のパーマネントウェーブ用第1剤や比較例15〜16のパーマネントウェーブ用第2剤に比べて特性が優れていた。

Claims (5)

  1. 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートを共重合して得られる共重合体を増粘剤として含有することを特徴とする毛髪処理剤。
  2. 酸性染毛料である請求項1に記載の毛髪処理剤。
  3. 酸化染毛剤である請求項1に記載の毛髪処理剤。
  4. 縮毛矯正剤である請求項1に記載の毛髪処理剤。
  5. パーマネントウェーブ用剤である請求項1に記載の毛髪処理剤。
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Cited By (4)

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