JP2013063959A - W/o型乳化毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】 優れた光沢、なめらかな感触、及び、べたつきがなくしっとりとした感触を毛髪へ付与し、製剤の安定性に優れたW/O型乳化毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】 (a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物をW/O型乳化剤として含有させてW/O型乳化毛髪化粧料を構成する。前記組成物中の各成分の配合比率は成分(a)10〜30質量%、成分(b)50〜60質量%、成分(c)10〜30質量%であり、W/O型乳化毛髪化粧料中の前記組成物の配合量は1〜10質量%であることが好ましい。
【選択図】 なし
【解決手段】 (a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物をW/O型乳化剤として含有させてW/O型乳化毛髪化粧料を構成する。前記組成物中の各成分の配合比率は成分(a)10〜30質量%、成分(b)50〜60質量%、成分(c)10〜30質量%であり、W/O型乳化毛髪化粧料中の前記組成物の配合量は1〜10質量%であることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
本発明は、油中水型(以下、W/O型と称す)乳化毛髪化粧料に関する。さらに詳しくは、毛髪に対し、優れた光沢、なめらかな感触を付与し、べたつきがなくしっとりとした使用性を有し、安定性に優れたW/O型乳化毛髪化粧料に関する。
毛髪化粧料は、機能の一つとして、毛髪を指で触った時の感触を向上させることが求められる。例えば、べたつきのないしっとりとした感触、指通りの良いつるつるとした感触、髪がまとまる感触である整髪力などが望まれている。特に近年はヘアカラーやパーマの常態化によって、ヘアダメージが深刻化してきており、ダメージヘアの改善・修復のための毛髪化粧料が望まれている。
これまでに、ダメージ毛髪へのなじみが良いという点や、べたつかないという点で、乳化ヘアケア剤、特に水中油型(O/W型)乳化タイプの毛髪化粧料が開発されてきた(特許文献1)。しかし、このようなO/W型乳化毛髪化粧料では、べたつき感は少ないが、毛髪に十分な光沢やしっとり感を付与できず、また効果の持続性に乏しいという欠点があった。
一方、W/O型乳化タイプの毛髪化粧料は、前記O/W型乳化タイプの欠点を解決でき、毛髪に十分な光沢としっとり感を付与できる。特にシリコーン油は、表面張力が低く毛髪へのなじみに優れ、良い光沢が得られるため、ダメージの改善や感触向上の目的でシリコーンを配合したW/O型乳化毛髪化粧料が多く開発されてきた(特許文献2〜6)。しかしながら、これらのW/O型乳化毛髪化粧料では、長期連用すると、毛髪のきしみ感が増す又はべたつくという欠点があった。
W/O型乳化毛髪化粧料を製造するための乳化剤としては、一般にグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン系活性剤が使用されている。しかし、これらの乳化剤を用いてW/O型乳化毛髪化粧料を製造すると、低温においては、水滴の凝集によって連続相である油相の分離が生じやすく、高温においては、水滴の合一によって粒子が増大して沈降し、上層部が油分のみとなる油相分離が生じるといった問題があった。また、乳化物の安定性を重視し、前記W/O型乳化剤を多量に配合すると、毛髪にべたつきやきしみ感を与えるという問題があった。
本発明は、以上に述べたような従来の毛髪化粧料の欠点や問題点を解決して、優れた光沢、なめらかな感触、及び、べたつきがなくしっとりとした感触を毛髪へ付与し、製剤の安定性に優れたW/O型乳化毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討の結果、(a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物をW/O型乳化剤として含有したW/O型乳化毛髪化粧料が、上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物をW/O型乳化剤として含有することを特徴とするW/O型乳化毛髪化粧料を基本発明とするものであって、これを請求項1に係る発明とする。
そして、前記発明のより好ましい形態として、前記組成物中の成分(a)〜(c)の配合比率が、
(a)オクチルドデシルキシロシド 10〜30質量%、
(b)オクチルドデカノール 50〜60質量%、
(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコール 10〜30質量%、
であることを特徴とする請求項1に記載のW/O型乳化毛髪化粧料を、請求項2に係る発明とする。
(a)オクチルドデシルキシロシド 10〜30質量%、
(b)オクチルドデカノール 50〜60質量%、
(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコール 10〜30質量%、
であることを特徴とする請求項1に記載のW/O型乳化毛髪化粧料を、請求項2に係る発明とする。
そして、アクリル系ポリマーを含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のW/O型乳化毛髪化粧料を、請求項3に係る発明とする。
そして、前記アクリル系ポリマーが、
(d)ポリアクリルアミド、
(e)ポリアクリル酸アンモニウム、
(f)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、
(g)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(h)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(i)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマー、
(j)アクリル酸、アクリル酸アミド、アクリル酸Na及びアクリロイルジメチルタウリンNaの四元系共重合体、
(k)アクリロイルジメチルタウリンのアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートの四元系共重合体、並びに、
(l)(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
から選ばれる1種以上のポリマーであることを特徴とする請求項3に記載のW/O型乳化毛髪化粧料を、請求項4に係る発明とする。
(d)ポリアクリルアミド、
(e)ポリアクリル酸アンモニウム、
(f)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、
(g)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(h)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(i)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマー、
(j)アクリル酸、アクリル酸アミド、アクリル酸Na及びアクリロイルジメチルタウリンNaの四元系共重合体、
(k)アクリロイルジメチルタウリンのアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートの四元系共重合体、並びに、
(l)(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
から選ばれる1種以上のポリマーであることを特徴とする請求項3に記載のW/O型乳化毛髪化粧料を、請求項4に係る発明とする。
また、水相成分を80〜95質量%含有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のW/O型乳化毛髪化粧料を、請求項5に係る発明とする。
さらに、請求項6に係る発明は、成分(a)〜(c)から成る前記組成物の配合量が1〜10質量%であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のW/O型乳化毛髪化粧料である。
本発明のW/O型乳化毛髪化粧料は、優れた光沢、なめらかな感触、及び、べたつきがなくしっとりとした感触を毛髪へ付与し、安定性に優れる。
以下に、本発明の実施形態について説明する。
本発明のW/O型乳化毛髪化粧料は、(a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物をW/O型乳化剤として含有させたものである。
本発明のW/O型乳化毛髪化粧料は、(a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物をW/O型乳化剤として含有させたものである。
成分(a)のオクチルドデシルキシロシドは、キシロースにアルコールをグリコシド結合させたアルキルポリキシロシドであり、下記の一般式(I)
R−O−(X)p (I)
(式中、pは1〜5の数を表し、Xはキシロース残基を表し、Rはオクチルドデシル基を表す)で表される。オリゴマー構造(X)pは、構造異性体や立体異性体を問わず、任意の異性体であり、これら異性体の混合物であってもよい。
R−O−(X)p (I)
(式中、pは1〜5の数を表し、Xはキシロース残基を表し、Rはオクチルドデシル基を表す)で表される。オリゴマー構造(X)pは、構造異性体や立体異性体を問わず、任意の異性体であり、これら異性体の混合物であってもよい。
式(I)では、アセタール構造を有するため、R−O−基がキシロース残基のアノマー炭素とグリコシド結合によって結合する。Rを示すオクチルドデシル基は、2−オクチルドデシル基が、W/O型乳化毛髪化粧料の安定性をより高めるため好ましい。
式(I)中、pは、キシロースの平均重合度を表し、1〜5の数であり、好ましくは1〜2.5であり、より好ましくは1〜2.0である。
成分(a)のオクチルドデシルキシロシドは、例えば、特開2002−3497号公報や特表2004−520159号公報に記載の方法によって製造できる。
成分(b)のオクチルドデカノールとしては、2−オクチルドデカノールが、W/O型乳化毛髪化粧料の安定性をより高めるため好ましい。
成分(c)のジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールは、ポリヒドロキシステアリン酸とポリエチレングリコールとのジエステルであり、調製法としては、例えば、ポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)に塩化チオニル等のハロゲン化剤を反応させて調製した酸クロライドとポリエチレングリコールを、アルカリ存在下で、反応させることにより得ることができる。この調製において、酸クロライドの量を多めにするとジポリエステルが得られ、この量が少なければモノエステル等のアシル化率の低いものが得られる。また、成分(c)中で疎水基部分となるポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)は、その重合度としては、平均分子量1000〜4000が、そして、ポリエチレングリコールは、平均分子量で400〜6000が、調製時のハンドリングの良さ、乳化能、べたつき緩和の観点から好ましい。成分(c)のジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールの好ましい化合物としては、INCI名がジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30と収載されているものが好ましい。このような成分(c)の市販品としては、ユニケマ社のアラセルP−135(商品名)等が挙げられる。
本発明のW/O型乳化毛髪化粧料中で用いられる成分(a)〜(c)からなる組成物の市販品としては、例えば、セピック社製のEASYNOV(商品名)が挙げられる。EASYNOVは、成分(a)として2−オクチルドデシルキシロシドを15〜25%、成分(b)として2−オクチルドデカノールを50〜60%、及び成分(c)としてジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30を15〜25%含む組成物である。
本発明は、W/O型乳化毛髪化粧料に係るものであるため、その製造時には、成分(a)〜(c)からなる組成物をW/O型乳化剤として含んだ油相と、水溶性成分を含んだ水相とを混合し、乳化することで得ることができる。
この乳化を行う工程において、水相として、アクリル系ポリマーを含有することで形成される水性ジェル相を用いれば、毛髪化粧料中の含水量が飛躍的に向上するため、よりべたつきがなくしっとりとした感触を毛髪へ付与できるW/O型乳化毛髪化粧料を製造することができる。
前記水性ジェル相を調製するために有効なアクリル系ポリマーとしては、
(d)ポリアクリルアミド、
(e)ポリアクリル酸アンモニウム、
(f)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、
(g)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(h)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(i)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマー、
(j)アクリル酸、アクリル酸アミド、アクリル酸Na及びアクリロイルジメチルタウリンNaの四元系共重合体、
(k)アクリロイルジメチルタウリンのアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートの四元系共重合体、並びに、
(l)(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
がW/O型乳化毛髪化粧料の使用感や安定性の面で好ましい。
(d)ポリアクリルアミド、
(e)ポリアクリル酸アンモニウム、
(f)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、
(g)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(h)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(i)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマー、
(j)アクリル酸、アクリル酸アミド、アクリル酸Na及びアクリロイルジメチルタウリンNaの四元系共重合体、
(k)アクリロイルジメチルタウリンのアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートの四元系共重合体、並びに、
(l)(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
がW/O型乳化毛髪化粧料の使用感や安定性の面で好ましい。
なお、前記(d)〜(i)及び(l)の成分名は化粧品表示名称である。ここで、アクリル酸Naとは、アクリル酸のナトリウム塩を示し、アクリロイルジメチルタウリンとは、2−アクリルアミド−2―メチルプロパンスルホン酸を示し、アクリロイルジメチルタウリンNaとは、2−アクリルアミド−2―メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩を示す。
(d)ポリアクリルアミドの市販品としては、SEPIGEL 305、(e)ポリアクリル酸アンモニウムの市販品としては、SIMULGEL A、(f)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマーの市販品としては、SEPIPLUS 265、(g)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーの市販品としては、SEPINOV EMT10やSIMULGEL NS、(h)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーの市販品としては、SIMULGEL EG、(j)アクリル酸、アクリル酸アミド、アクリル酸Na及びアクリロイルジメチルタウリンNaの四元系共重合体の市販品としては、SEPIPLUS 400、(k)アクリロイルジメチルタウリンのアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートの四元系共重合体の市販品としては、SEPIMAX ZENなどが挙げられる。なお上記の市販品はいずれもセピック社製で、名称は商品名である。
本発明のW/O型乳化毛髪化粧料では、成分(a)〜(c)からなる組成物を通常の方法でW/O型乳化剤として用いた場合、最大80質量%までの水相を配合することが可能である。しかし、前記アクリル系ポリマーを配合した水性ジェルを水相として用いることで、80〜95質量%まで水相を配合することができ、超高内水相のW/O型乳化毛髪化粧料を得ることができる。この高内水相のW/O型乳化毛髪化粧料は、よりべたつきがなくしっとりとした使用感を毛髪へ付与することができ、安定性も優れている。
本発明のW/O型乳化毛髪化粧料は、W/O型の乳化系を有する毛髪化粧料であれば、どのようなものでも前記に示した効果を奏する。W/O型乳化毛髪化粧料の具体例としては、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアセット剤、ヘアクリーム、システムトリートメント、ヘアミストなどが挙げられ、それらの中でも、ヘアトリートメントが特に好ましく、中でも毛髪への塗布後に洗い流さない種類のヘアトリートメントが本発明の効果をより奏する。
また、本発明のW/O型毛髪化粧料は、多量の水相を含むことができるため、べたつきが少ない。そのため、一般的にはW/O型の剤型では調製されない毛髪化粧料、例えば、酸性染毛料、酸化染毛剤、縮毛矯正剤、パーマネントウェーブ用剤などの毛髪化粧料とすることもできる。
本発明のW/O型乳化毛髪化粧料中での(a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物の含有量は、W/O型乳化毛髪化粧料の種類や組成によっても異なるが、1質量%〜10質量%が好ましく、1質量%〜5質量%がより好ましい。
前記組成物のW/O型乳化毛髪化粧料中での含有量が上記範囲より少なくなると、W/O型乳化剤としての機能が乏しくなり、製剤の安定性が悪くなるおそれがある。また、組成物の含有量が上記範囲より多くなっても、該W/O型乳化毛髪化粧料の安定性に大きな変化が見られず、また、そのようなW/O型乳化毛髪化粧料では、塗布後の毛髪がべたつくおそれがある。
本発明のW/O型乳化毛髪化粧料には、必須成分以外、すなわち、W/O乳化剤として配合している組成物の成分(a)〜(c)や、それぞれのW/O型乳化毛髪化粧料において必須成分として配合している成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、他の成分を適宜含有させることができる。そのような成分としては、例えば、油脂、ロウ、炭化水素、エステル油、シリコーン油などの油性原料、脂肪酸、低級アルコール、高級アルコール、多価アルコール、界面活性剤、タンパク質加水分解物またはその誘導体、アミノ酸、ポリペプチド、糖、高分子、粉体、色剤、紫外線防御剤、ビタミン類、動植物抽出物、酸化防止剤、殺菌・防腐剤、酸剤、浸透促進剤、pH緩衝剤、抗炎症剤、金属封鎖剤、香料、育毛剤、肌荒れ防止剤、老化防止剤などが挙げられる。
油性原料の具体例としては、例えば、オリーブ油、マカデミアナッツ油、椿油、メドフォーム油、ひまわり油、紅花油、ひまし油、ホホバ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ラノリン、米糠ワックス、流動パラフィン、イソパラフィン、スクワラン、ワセリン、セレシン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセロール、トリイソステアリン酸グリセロール、トリイソパルミチン酸グリセロール、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、リンゴ酸ジイソステアリル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソステアリン酸イソステアリル、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、セラミド類、シリコーンオイル類などが挙げられる。
脂肪酸としては、例えば、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、リシノール酸、樹脂酸、水素添加樹脂酸、アビエチン酸、ロジン、不均化ロジン、水素添加ロジン、テトラヒドロアビエチン酸などが挙げられる。
低級アルコールや高級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、オクタノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、バチルアルコール、キミルアルコール、コレステロール、フィトステロールなどが挙げられ、多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコ−ル、ソルビトール、エリスリトール、マルチトールなどが挙げられる。
タンパク質加水分解物やその誘導体のタンパク質部分としては、例えば、シルク、コラーゲン、ケラチン、カゼイン、コンキオリン、大豆タンパク、小麦タンパク、コメタンパク、ゴマタンパク、エンドウタンパクなどが挙げられ、タンパク質加水分解物の誘導体としては、タンパク質加水分解物をカチオン化、アシル化、エステル化、シリル化したもの、あるいは特開2011−88828に記載のペプチドやペプチド誘導体と界面活性剤とのイオンコンプレックスなどが挙げられる。
界面活性剤に関して非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、ポリエーテル変性シリコーンなどが挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸石鹸、アルカンスルフォン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩、脂肪酸モノグリセリド硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アシルN−メチルタウリン塩などが挙げられる。また、カチオン性界面活性剤としては、例えば、テトラアルキルアンモニウム塩、脂肪酸アミドアミン塩、アルキルエーテルアンモニウム塩などが挙げられ、両性界面活性剤としては、例えば、アルキルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩、脂肪酸アミドプロピルベタイン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルフォン酸塩、フォスファチジルコリン、フォスファチジルイノシトール、フォスファチジルエタノールアミン、フォスファチジルグリセロール、リゾレシチン、レシチンなどが挙げられる。その他、高分子タイプ、天然系などの界面活性剤も用い得る。
高分子としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ビニルピロリドン系ポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、アミノ変性シリコーン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、寒天、グアーガム、クインスシードガム、タマリンドガム、デンプン、デキストリン、ローカストビーンガム、キトサン、カチオン化セルロース、カチオン化グアガム、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
紫外線防御剤としては、例えば、パラメトキシケイヒ酸2−エチルヘキシル、4−t−ブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、パラジメチルアミノ安息香酸、サリチル酸ホモメンチル、ジパラメトキシケイヒ酸オクチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルフォン酸塩、2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2−エチルヘキシル−1−オキシ)−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、それらの誘導体が挙げられ、ビタミンC誘導体としては、例えば、特許第4681670号に記載されている2−O−グリセリルアスコルビン酸や2,3−ジ−グリセリルアスコルビン酸、3−O−グリセリル−2−O−オクチルアスコルビン酸、2−O−グリセリル−3−O−オクチルアスコルビン酸などが挙げられる。
植物抽出物としては、例えば、カンカエキスや地黄エキス、シャクヤク抽出液、ボタン皮抽出液などが挙げられる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、それらの実施例に例示のもののみに限定されるものではない。また、以下の実施例などにおける各成分の含有量(配合量)はいずれも質量部によるものであり、配合時の量が固形分量でないものについては、成分名のあとに括弧書きで固形分濃度を示す。なお、実施例では、(a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物として、セピック社製のEASYNOV(商品名)を用いた。
実施例1〜2、及び比較例1〜比較例2
表1に示す組成の4種類のヘアトリートメントを以下に示す製造方法によって調製し、使用時の官能特性と経時安定性について、以下に示す評価方法によって評価し、結果を併せて表1に示した。なお、比較例1及び2のW/O型ヘアトリートメントでは、前記組成物に代えて、一般的なW/O型乳化剤であるイソステアリン酸ソルビタンを用いた。さらに実施例2では、アクリル系ポリマーとして(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを使用したが、実施例2中の水相成分量は約92質量%である。
表1に示す組成の4種類のヘアトリートメントを以下に示す製造方法によって調製し、使用時の官能特性と経時安定性について、以下に示す評価方法によって評価し、結果を併せて表1に示した。なお、比較例1及び2のW/O型ヘアトリートメントでは、前記組成物に代えて、一般的なW/O型乳化剤であるイソステアリン酸ソルビタンを用いた。さらに実施例2では、アクリル系ポリマーとして(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを使用したが、実施例2中の水相成分量は約92質量%である。
〔製造方法〕
A:成分1〜5を混合する。
B:Aに成分7〜9を加えて、乳化する。(実施例2では、成分7〜9を均一に混合し水性ジェル状にしておく)
C:Bに成分6を加えて、均一に混合分散して、容器に充填し、W/O型乳化毛髪化粧料としてW/O型ヘアトリートメントを得た。
A:成分1〜5を混合する。
B:Aに成分7〜9を加えて、乳化する。(実施例2では、成分7〜9を均一に混合し水性ジェル状にしておく)
C:Bに成分6を加えて、均一に混合分散して、容器に充填し、W/O型乳化毛髪化粧料としてW/O型ヘアトリートメントを得た。
〔評価項目〕
毛髪に適用時の官能特性として、(1)なめらかさ、(2)艶やかさ、(3)べたつきのなさ、及び(4)しっとり感を評価した。また、W/O型乳化毛髪化粧料の(5)経時安定性も評価した。
毛髪に適用時の官能特性として、(1)なめらかさ、(2)艶やかさ、(3)べたつきのなさ、及び(4)しっとり感を評価した。また、W/O型乳化毛髪化粧料の(5)経時安定性も評価した。
〔評価方法1〕:(1)〜(4)
化粧料専門パネリスト20名に前記実施例及び比較例のW/O型乳化毛髪化粧料を使用してもらい、(1)なめらかさ、(2)艶やかさ、(3)べたつきのなさ、及び(4)しっとり感について、各自が以下の評価基準に従って7段階評価し、更に、全パネリストの評点の平均点を以下の判断基準に従って判断した。
〔評価基準〕
評点6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
〔判定基準〕
評点平均点
5点を超える : 非常に良好:◎
3.5点を超えて5点以下: 良好 :○
2点を超えて3.5点以下: やや不良 :△
2点以下 : 不良 :×
化粧料専門パネリスト20名に前記実施例及び比較例のW/O型乳化毛髪化粧料を使用してもらい、(1)なめらかさ、(2)艶やかさ、(3)べたつきのなさ、及び(4)しっとり感について、各自が以下の評価基準に従って7段階評価し、更に、全パネリストの評点の平均点を以下の判断基準に従って判断した。
〔評価基準〕
評点6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
〔判定基準〕
評点平均点
5点を超える : 非常に良好:◎
3.5点を超えて5点以下: 良好 :○
2点を超えて3.5点以下: やや不良 :△
2点以下 : 不良 :×
〔評価方法2〕:(5)
実施例及び比較例のW/O型乳化毛髪化粧料を50℃で1ヶ月間保存し、室温に戻した時の外観状態を観察し、室温で1ヶ月保存したものと比べて、以下に示す判定基準によって評価した。
〔判定基準〕
全く変化無し :◎
発汗、分離、排液による僅かな変化はあるが使用に全く支障無し:○
発汗、分離、排液による僅かな変化がある :△
発汗、分離、排液による激しい変化がある :×
実施例及び比較例のW/O型乳化毛髪化粧料を50℃で1ヶ月間保存し、室温に戻した時の外観状態を観察し、室温で1ヶ月保存したものと比べて、以下に示す判定基準によって評価した。
〔判定基準〕
全く変化無し :◎
発汗、分離、排液による僅かな変化はあるが使用に全く支障無し:○
発汗、分離、排液による僅かな変化がある :△
発汗、分離、排液による激しい変化がある :×
表1の結果から、オクチルドデシルキシロシド、オクチルドデカノール、及びジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物を乳化剤として配合したW/O型乳化毛髪化粧料である実施例1及び2のヘアトリートメントは、一般的なW/O型乳化剤であるイソステアリン酸ソルビタンを配合した比較例1及び2比べて、官能特性及び経時安定性が優れていた。さらに、アクリル酸系ポリマーによって形成した水性ジェル相を配合した高内水相のW/O型乳化毛髪化粧料である実施例2の方が、実施例1に比べて、べたつきながなく、しっとり感を付与することができた。
実施例3及び比較例3
表2に示す組成の2種類のヘアスタイリングクリームを以下に示す製造方法によって調製し、使用時の官能特性と経時安定性について、前記と同様の評価方法によって評価し、結果を併せて表2に示した。なお、比較例3では、オクチルドデシルキシロシド、オクチルドデカノール、及びジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物に代えて、汎用的にW/O型乳化化粧料に用いられるポリエーテル変性シリコーン使用した。
表2に示す組成の2種類のヘアスタイリングクリームを以下に示す製造方法によって調製し、使用時の官能特性と経時安定性について、前記と同様の評価方法によって評価し、結果を併せて表2に示した。なお、比較例3では、オクチルドデシルキシロシド、オクチルドデカノール、及びジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物に代えて、汎用的にW/O型乳化化粧料に用いられるポリエーテル変性シリコーン使用した。
〔製造方法〕
A:成分1〜7を混合する。
B:Aに成分10〜12を加えて、乳化する。
C:Bに成分8及び9を加えて、均一に混合分散して、容器に充填し、W/O型乳化毛髪化粧料としてW/O型ヘアスタイリングクリームを得た。
A:成分1〜7を混合する。
B:Aに成分10〜12を加えて、乳化する。
C:Bに成分8及び9を加えて、均一に混合分散して、容器に充填し、W/O型乳化毛髪化粧料としてW/O型ヘアスタイリングクリームを得た。
表2の結果から、オクチルドデシルキシロシド、オクチルドデカノール、及びジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物を乳化剤として配合したW/O型乳化毛髪化粧料である実施例3のヘアスタイリングクリームは、ポリエーテル変性シリコーンを配合した比較例3比べて、官能特性及び経時安定性が優れていた。
実施例4
表3に示す組成のヘアワックスを調製した。
表3に示す組成のヘアワックスを調製した。
実施例4のW/O型乳化毛髪化粧料であるヘアワックスを実施例1〜3と同様の方法で評価した結果、実施例4は、(1)なめらかさ、(2)艶やかさ、(3)べたつきのなさ、(4)しっとり感、及び(5)経時安定性の全ての項目に優れたヘアワックスであった。
Claims (6)
- (a)オクチルドデシルキシロシド、(b)オクチルドデカノール、及び(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコールからなる組成物をW/O型乳化剤として含有することを特徴とするW/O型乳化毛髪化粧料。
- 前記組成物中の成分(a)〜(c)の配合比率が、
(a)オクチルドデシルキシロシド 10〜30質量%、
(b)オクチルドデカノール 50〜60質量%、
(c)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコール 10〜30質量%、
であることを特徴とする請求項1に記載のW/O型乳化毛髪化粧料。 - アクリル系ポリマーを含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のW/O型乳化毛髪化粧料。
- 前記アクリル系ポリマーが、
(d)ポリアクリルアミド、
(e)ポリアクリル酸アンモニウム、
(f)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、
(g)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(h)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
(i)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマー、
(j)アクリル酸、アクリル酸アミド、アクリル酸Na及びアクリロイルジメチルタウリンNaの四元系共重合体、
(k)アクリロイルジメチルタウリンのアンモニウム塩、N,N−ジメチルアクリルアミド、ラウリルメタクリレート、及びエチレンオキサイドの付加モル数が4のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレートの四元系共重合体、並びに、
(l)(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、
から選ばれる1種以上のポリマーであることを特徴とする請求項3に記載のW/O型乳化毛髪化粧料。 - 水相成分を80〜95質量%含有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のW/O型乳化毛髪化粧料。
- 前記組成物の配合量が1〜10質量%であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のW/O型乳化毛髪化粧料。
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JP2012181400A JP2013063959A (ja) | 2011-08-29 | 2012-08-20 | W/o型乳化毛髪化粧料 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017132740A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社ナリス化粧品 | 油中水型乳化化粧料 |
JP2017132741A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社ナリス化粧品 | 油中水型乳化化粧料 |
CN107822928A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-03-23 | 广州环亚化妆品科技有限公司 | 一种面霜及其制备方法 |
WO2020262043A1 (ja) * | 2019-06-26 | 2020-12-30 | 住友精化株式会社 | 粘性組成物 |
-
2012
- 2012-08-20 JP JP2012181400A patent/JP2013063959A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017132740A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社ナリス化粧品 | 油中水型乳化化粧料 |
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