JP2013189392A - 化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】保湿効果が持続し、塗布後の肌なじみ、はり感、みずみずしさに優れ、安定性が良好な化粧料を提供する。
【解決手段】化粧料は、成分(A)0.01〜30質量%、成分(B)0.01〜10質量%および成分(C)1〜50質量%を含有する。(A)式(I)で示される平均分子量1800以上のアルキレンオキシド誘導体。
G−{O(EO)x(PO)y−(BO)z−H} (I)
(Gは、炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルグリコシドから水酸基を除いた残基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、xおよびyは、それぞれ、オキシエチレン基EOおよびオキシプロピレン基POの付加モル数であり、5≦x≦20、1≦y≦10を満足し、オキシエチレン基EOとオキシプロピレン基POとの合計質量に対するオキシエチレン基EOの質量比が55〜90質量%であり、オキシエチレン基EOとオキシプロピレン基POとはランダム状に付加しており、BOはオキシブチレン基であり、zはオキシブチレン基BOの平均付加モル数で、1≦z≦2である) (B)HLBが3以上12未満であって、炭素数12〜24の炭化水素基または炭素数12〜24の水酸基含有炭化水素基を有する非イオン性界面活性剤 (C)エステル油と炭化水素油との少なくとも一方
【選択図】 なし

Description

本発明は、保湿効果が持続し、塗布後の肌なじみ、はり感、みずみずしさに優れ、安定性が良好な化粧料に関する。
乳液、保湿クリームなどの化粧料において、保湿効果は最も基本的な機能である一方で、最近の消費者には、単に保湿効果を付与するだけでなく、感触の優れた製剤が好まれる。特に、肌なじみに優れ、塗布後に良好なはり感やみずみずしさを与える製剤のニーズが高まっている。
化粧料は、使用する油剤の極性や融点などの特性を利用して、使用感をコントロールするのが一般的である。油剤としては、オリーブ油、ホホバ油などのエステル油、ワセリン、流動パラフィン、スクワランなどの炭化水素油が特に汎用される。水とこれら油剤を安定に配合させるためには、非イオン性界面活性剤の乳化力を利用するのが一般的である。しかし、使用感のよい油剤を使用しても、界面活性剤や保湿剤で感触を悪化させてしまうこともある。たとえば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどは、乳化力の高い界面活性剤として汎用されるが、べたつきなど塗布時の感触を悪化させてしまったり、塗布後に良好なはり感を与えるのは困難であった。また、グリセリン、ソルビトールなど多価アルコールは、保湿効果が高く汎用されるが、べたつき感が生じることや、油剤や乳化剤との相溶性が悪いため、安定性を得るのが困難であった。
このような課題に対して、保湿効果や使用感、肌荒れ改善効果に優れた直鎖型アルキレンオキシド誘導体を含有する提案がなされている(例えば特許文献1)。この提案では、保湿効果、肌へのなめらかさやべたつきのなさ、肌荒れ改善効果、皮膚刺激性に優れているものの、塗布後にはり感やみずみずしさを与えるには十分ではなかった。
さらに、グリセリン骨格を有するアルキレンオキシド誘導体と、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースなど水溶性高分子化合物を併用して、肌へのはり感をもたらす皮膚化粧料の提案がなされている(例えば特許文献2)。この提案では、水溶性高分子化合物によるべたつきが生じてしまい、十分なはり感やみずみずしさが得られない上、安定性において課題があった。
特開2004−83541 特開2006−199665
このように、保湿効果が持続し、塗布後の肌なじみ、はり感、みずみずしさに優れ、安定性が良好な化粧料の開発はなされていなかった。
本発明の課題は、保湿効果が持続し、塗布後の肌なじみ、はり感、みずみずしさに優れ、安定性が良好な化粧料を提供することである。
すなわち、本発明は、以下に示されるものである。
(1) 下記の成分(A)0.01〜30質量%、成分(B)0.01〜10質量%、および、成分(C)1〜50質量%を含有することを特徴とする化粧料である。
(A)下記の式(I)で示される平均分子量1800以上のアルキレンオキシド誘導体。

G−{O(EO)x(PO)y−(BO)z−H} (I)

(式(I)中、Gは、炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルグリコシドから水酸基を除いた残基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、xおよびyは、それぞれ、前記オキシエチレン基EOおよび前記オキシプロピレン基POの付加モル数であり、5≦x≦20、1≦y≦10を満足し、前記オキシエチレン基EOと前記オキシプロピレン基POとの合計質量に対する前記オキシエチレン基EOの質量比が55〜90質量%であり、前記オキシエチレン基EOと前記オキシプロピレン基POとはランダム状に付加しており、BOはオキシブチレン基であり、zは前記オキシブチレン基BOの平均付加モル数で、1≦z≦2である)
(B) HLBが3以上12未満であって、炭素数12〜24の炭化水素基または炭素数12〜24の水酸基含有炭化水素基を有する非イオン性界面活性剤
(C) エステル油と炭化水素油との少なくとも一方
保湿効果が持続し、塗布後の肌なじみ、はり感、みずみずしさに優れ、安定性が良好という特性を併せ持った化粧料は、これまで提供されてこなかった。本発明は、このような特性を併せ持った化粧料を提供するものであり、したがって産業上極めて有用である。
[成分(A):式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体]
式(I)において、Gは、炭素数1〜4のアルキルを有するアルキルグリコシドから水酸基を除いた残基である。アルキルグリコシドは、塗布後のはり感、みずみずしさを与えるために必須である。なお、アルキルグリコシドは式(II)で示すことができる。
式(II)において、Rは、炭素数1〜4のアルキル基であり、直鎖および分岐鎖のいずれでもよい。Rの炭素数が5以上の場合は、塗布後のみずみずしさ、安定性を損ねることがあり、好ましくない。具体的には、Rとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基が例示でき、メチル基、エチル基、n−ブチル基が好ましく、メチル基、n−ブチル基が更に好ましく、メチル基が最も好ましい。
Figure 2013189392
また、式(II)の誘導体は、D体でもL体でもラセミ体でも何れでもよく、アノマー中心の立体は、α型でもβ型でもよい。また、水酸基の立体についても、特に制限はない。したがって、グリコシドとしては、グルコシド、ガラクトシド、マンノシド、フルクトシドなどが例示できるが、特に好ましくはグルコシドである。
したがって、アルキルグリコシドとして、好ましくは、メチルグルコシド、エチルグルコシド、n−ブチルグルコシドであり、より好ましくは、メチルグルコシドである。
EOはオキシエチレン基である。POはオキシプロピレン基である。POは、好ましくは、1,2−プロピレンオキシド由来のオキシプロピレン基であり、すなわち、オキシメチルエチレン基である。
xおよびyはそれぞれオキシエチレン基およびオキシプロピレン基の平均付加モル数で、5≦x≦20、1≦y≦10である。xが5より小さいと、十分な保湿効果の持続性が得られず好ましくない。こうした観点からは、xは、6以上であることが更に好ましい。また、xが20を超えると、塗布後の肌なじみやみずみずしさ、および、保湿効果の持続性も劣る。こうした観点からは、xは、15以下であることが好ましく、10以下であることが更に好ましい。
yが1より小さいと、保湿効果の持続性に劣り、塗布後のはり感が悪化してしまい好ましくない。こうした観点からは、yは、2以上であることが更に好ましい。また、yが10を超えると、安定性を損なうために好ましくない。こうした観点からは、yは、5以下であることが更に好ましく、3以下が最も好ましい。
EOとPOの合計質量(100質量%)に対するEOの重量比率は55〜90質量%である。これが55質量%より少ないと、保湿効果の持続性に劣るほか、塗布後のみずみずしさ、安定性を維持できなくなり好ましくない。このような観点からは、EO質量比率は、60質量%以上がさらに好ましい。また、90質量%を超えると、保湿効果の持続性に劣り、塗布後のはり感が得られず、好ましくない。この観点からは、EOの質量比率は、86質量%以下が更に好ましく、80質量%以下が最も好ましい。
EOとPOはランダム状に付加する。ブロック状に付加すると、塗布後の肌なじみを悪化してしまい、好ましくない。
BOは、1,2−エポキシブタン由来のオキシブチレン基であり、すなわち、オキシエチルエチレン基である。したがって、BOはエチル分岐を有している。BOが末端水酸基に付加重合することによって、エチル分岐鎖が水酸基の水素結合を緩和させる効果があり、塗布後の肌なじみを良好にするための必須成分である。さらに、BOによって親油性を付与することができ、安定性を促進させる効果ももたらす。
zは、BOの平均付加モル数で、1≦z≦2であり、好ましくはz=1である。z=0では、塗布時ののびが悪化してしまうばかりか、安定性を得ることができない。2を超えると、逆に、曇点が低下するため、安定性が劣ってしまい、好ましくない。
式(I)のアルキレンオキシド誘導体は、平均分子量1800以上である。平均分子量が1800未満であると、求める塗布後のはり感やみずみずしさが得られず、好ましくない。この観点から、式(I)のアルキレンオキシド誘導体の平均分子量は、2000以上が好ましく、2100以上が更に好ましい。また、式(I)のアルキレンオキシド誘導体の平均分子量は、4000以下が好ましく、3900以下が更に好ましく、3700以下が一層好ましく、3000以下が最も好ましい。
ここで、平均分子量とは、「JIS
K−1557 1」に記載の水酸基価によって得られるものである。
また、式(I)のアルキレンオキシド誘導体は、10質量%水溶液での曇点が50〜80℃であるものが好ましい。この曇点を50℃以上とすることによって、化粧料の安定性が向上する。またこの曇点が80℃以上であると、求める塗布後のはり感がいっそう向上する。この曇点は、アルキレンオキシド誘導体の10質量%水溶液を加温して、白濁した温度として求められる。
本発明の化粧料には、成分(A)が0.01〜30質量%含有される。好ましくは、0.1〜25質量%、より好ましくは0.1〜10質量%である。成分(A)の割合が0.01質量%未満であると、保湿効果の持続性、塗布後の肌なじみ、塗布後のはり感、塗布後のみずみずしさが得られず好ましくない。30質量%を超えると、塗布後の肌なじみが十分ではなく、安定性を損なうことがあり好ましくない。
[式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体の製造]
本発明の式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体は、公知の方法で製造することができる。例えば、アルカリ触媒下、式(II)で示されるアルキルグルコシドにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを付加重合した後に、炭素数4のブチレンオキシドを付加反応させることによって得られる。
[成分(B):HLBが3以上、12未満であって、炭素数12〜24の炭化水素基または炭素数12〜24の水酸基含有炭化水素基を有する非イオン性界面活性剤]
以下、非イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレンを、それぞれ単に、ノニオン、POE、および、POPと表記することもある。
HLBとは、Hyrophile−Lipophile Balanceの略で、界面活性剤の親水基および親油基のバランスを数値化した概念である。一般的に、0から20で示され、数値が高い方が、親水性が高いことを示す。
HLBの算出は、Griffinによって提唱された下記(1)〜(2)の何れかの式により算出する。
(1)POEアルキルエーテル型
HLB=オキシエチレン基の重量分率/5
(2) 多価アルコール脂肪酸エステル型およびポリグリセリン型非イオン性界面活性剤
HLB=20(1−S/A)
S:エステルのけん化価、A:脂肪酸の酸価
出展: 新版 界面活性剤ハンドブック 工学図書株式会社
成分(B)のHLBは、3以上、12未満であり、この範囲のものであれば、1種もしくは2種以上配合することができる。
成分(B)のHLBを3以上とすることによって、塗布後のみずみずしさ、安定性が優れる。この観点からは、成分(B)のHLBは、3.5以上が更に好ましい。また、成分(B)のHLBを12未満とすることによって、塗布後の肌なじみやはり感、安定性が顕著に改善する。この観点からは、成分(B)のHLBを11.8以下とすることが好ましく、11.5以下とすることが更に好ましい。また、成分(B)のHLBが12以上である場合、成分(C)を安定配合させるのが困難であり、安定性を損ねることがあり好ましくない。
成分(B)は、炭素数12〜24の炭化水素基もしくは水酸基含有炭化水素基を有する非イオン性界面活性剤である。塗布後の肌へのなじみ、安定性をより良好にするためには、炭素数は16〜24がさらに好ましい。炭化水素基もしくは水酸基含有炭化水素基は、直鎖、分岐鎖、不飽和でも何れでもよい。このような炭化水素基もしくは水酸基含有炭化水素基としては、ラウリル基、トリデシル基、ミリスチル基、パルミチル基、セチル基、イソパルミチル基、ステアリル基、イソステアリル基、オレイル基、オクチルドデシル基、ベヘニル基、ヒドロキシステアリル基やこれらの混合アルキル基が挙げられる。
また、成分(B)の親水基としては、POE、グリセリン、ポリグリセリン、ソルビタンなどが例示できるが、グリセリン、ソルビトール、ソルビタン骨格を有するPOE型ノニオンが、塗布後の肌へのなじみ、みずみずしさや安定性を良好にするためには好ましい。すなわち、モノイソステアリン酸POEグリセリル、トリイソステアリン酸POEグリセリルなどのPOEグリセリン脂肪酸エステル、トリイソステアリン酸POEグリセリルなどのPOEグリセリン脂肪酸エステル、POEオレイン酸ソルビタン、POEステアリン酸ソルビタンなどのPOEソルビタン脂肪酸エステル、テトラオレイン酸POEソルビトール、テトライソステアリン酸POEソルビトールなどのPOEソルビトール脂肪酸エステルが好ましい。さらに好ましくは、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEソルビトール脂肪酸エステルである。具体的には、POEグリセリン脂肪酸エステルとしては、モノステアリン酸POE(5モル)グリセリン(HLB10.2)、モノイソステアリン酸POE(8モル)グリセリル(HLB11.9)、トリイソステアリン酸POE(20モル)グリセリル(HLB10.4)、POEソルビトール脂肪酸エステルとして、テトラオレイン酸POE(30)ソルビトール(HLB11.2)、テトライソステアリン酸POE(30)ソルビトール(HLB11.1)などが例示できる。
さらに、塗布後の肌なじみ、および、安定性を良好にするためには、これらPOE型ノニオンに加え、モノグリセリン脂肪酸エステル型ノニオン、ポリグリセリン脂肪酸エステル型ノニオン、もしくは、ソルビタン脂肪酸エステル型ノニオンを併用することが好ましい。
モノグリセリン脂肪酸エステル型ノニオンとしては、モノオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリンなどが例示できる。ポリグリセリン脂肪酸エステル型ノニオンとしては、イソステアリン酸ポリグリセリン、オレイン酸ポリグリセリン、ステアリン酸ポリグリセリンなどが例示できる。ソルビタン脂肪酸エステル型ノニオンとしては、モノオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタンなどが例示できる。
これらのうち、好ましくは、モノイソステアリン酸ジグリセリン(HLB6.8)、ジイソステアリン酸ジグリセリン(HLB3.7)、モノイソステアリン酸テトラグリセリン(HLB10.2)、モノオレイン酸ジグリセリン(HLB6.9)、モノステアリン酸ジグリセリン(HLB6.8)、モノラウリン酸ソルビタン(HLB8.4)、モノステアリン酸ソルビタン(HLB6.8)、モノオレイン酸ソルビタン(HLB6.8)、セスキオレイン酸ソルビタン(HLB5.0)などが例示できる。
本発明の化粧料には、成分(B)が0.01〜10質量%含有される。成分(B)が0.01質量%より少ないと、求める安定性が得られず好ましくない。この観点からは、成分(B)は0.1質量%以上であることが更に好ましい。また、成分(B)が10質量%を越えると、塗布後の肌なじみやはり感が十分ではなく好ましくない。この観点からは、成分(B)は7.5質量%以下が更に好ましい。
(成分(C):エステル油と炭化水素油との少なくとも一方) 本発明の化粧料は、成分(C)として、エステル油と炭化水素油との一方または双方を含有する。
エステル油としては、エステル基を有する油剤であり、高級脂肪酸とグリセリンとのトリグリセリド、動植物油脂、さらには、脂肪酸と一価以上アルコールのエステルが例示できる。
トリグリセリドとしては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソパルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、エイコサン酸、べへン酸、テトラコサン酸、ミリストレン酸、パルミトレン酸、オレイン酸、エライジン酸、エルカ酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ヒドロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、硬化パーム核油脂肪酸、パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、豚脂脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、硬化ヒマシ油脂肪酸などの脂肪酸炭素数6以上の高級脂肪酸のトリグリセリドが例示できる。
動植物油脂としては、オリーブ油、ヒマワリ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヤシ油、ツバキ油、カカオ脂、シア脂などが例示できる。
脂肪酸と一価以上アルコールのエステルとしては、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチル、2−エチルへキサン酸ステアリル、2−エチルへキサン酸イソステアリル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オクチルドデシル、ピバリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、エルカ酸オクチルドデシル、ジデカン酸ネオペンチルグリコール、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパンアジピン酸ジデシル、アジピン酸ジデシル、(アジピン酸・2−エチルへキサン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル、イソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、イソステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸バチル、イソステアリン酸フィトステリル、オキシステアリン酸オクチル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、オレイン酸フィトステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、ジヤシ油脂肪酸ペンタエリスリット、ステアリン酸硬化ヒマシ油、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、ラノリン脂肪酸イソステアリル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ステアリン酸コレステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル、リシノレイン酸セチル、コハク酸ジオクチル、乳酸セチル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジノナン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジステアリン酸プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコールなどが例示できる。また、ミツロウ、モクロウ、カルナバロウ、ラノリン、キャンデリラロウ、ホホバ油などロウも使用できる。これらを1種もしくは2種以上用いることができる。
エステル油としては、好ましくは、炭素数6以上の高級脂肪酸のトリグリセリド、動植物油脂、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、ミツロウ、モクロウなどロウである。
炭化水素油としては、流動パラフィン、ポリブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、スクワラン、スクワレン、プリスタン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、テトラデセン、イソヘキサデカン、イソドデカン、α―オレフィンオリゴマー、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィン、ポリエチレン、セレシン等を挙げることができる。好ましくは、流動パラフィン、水添ポリイソブテン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックスである。これらを1種もしくは2種以上、用いることができる。
本発明の化粧料には、成分(C)が1〜50質量%含有される。ただし、成分(C)の量は、エステル油の量と炭化水素油の量との合計値である。
成分(C)の量が1質量%より少ないと、求めるはり感が得られず好ましくない。この観点からは、成分(C)の量は、2.5質量%以上であることが好ましく、5.0重量%以上であることが更に好ましい。また、成分(C)の量が50質量%を超えると、塗布後のみずみずしさや安定性が十分ではないため好ましくない。この観点からは、成分(C)の量は、45質量%以下が好ましく、30質量%以下が更に好ましい。
さらに、成分(C)において、エステル油と炭化水素油とを併用することが好ましい。この場合、エステル油と炭化水素油との合計量を100重量部としたときに、炭化水素油の量を10質量部以上とすることが好ましく、20質量%以上とすることが更に好ましく、これによって化粧料の安定性がいっそう向上する。また、この場合、この炭化水素油の量は、90質量部以下が好ましく、80質量部以下が更に好ましい。
本発明の化粧料の形態は、乳液、クリームなど何れの形態をとり得る。更に詳細には、保湿化粧料、クレンジング化粧料、ヘアケア化粧料などである。
本発明の化粧料おいてはさらに必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬品などに一般的に用いられている各種成分を添加できる。こうした成分としては、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールなどの多価アルコール、ビタミンCおよびその誘導体やビタミンEおよびその誘導体などのビタミン類、オクチルシンナメート、4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンなどの紫外線吸収剤、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルエチルセルロースなどの水溶性高分子、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどの酸化防止剤、アルキルエーテル硫酸塩、アミノ酸系などのアニオン界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウム塩などのカチオン界面活性剤、アルキルベタインなどの両性界面活性剤、アルブチン、アスコルビン酸誘導体などの美白剤、(B)成分以外のノニオン界面活性剤、エデト酸四ナトリウム、エチドロン酸などの金属イオン封鎖剤、エタノール、増粘剤、パラベン類、フェノキシエタノールなどの防腐剤、色素、顔料、香料などが例示できる。
(化合物1: ポリオキシエチレン(28モル、x=7)ポリオキシプロピレン(8モル、y=2)ポリオキシブチレン(4モル、z=1)メチルグルコシド(a=4)エーテルの合成例)
メチルグルコシド194g、トルエン200g、触媒として水酸化カリウム6.5gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ内の空気を乾燥窒素で置換した後、撹拌しながら120℃にて、滴下装置によりエチレンオキシド1232gとプロピレンオキシド464gの混合物(EO72.6質量%)を滴下させ、2時間撹拌した。ひきつづき滴下装置によりブチレンオキシド288gを滴下させ、2時間撹拌した。その後オートクレーブより反応組成物をとりだし、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有するトルエンおよび水分を除去するために、減圧−0.095MPa(ゲージ圧)、100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するためろ過を行い、化合物1を得た。なお、化合物1の水酸基価は、103.4(KOHmg/g)であることから、平均分子量は、2170であった。さらに、10質量%水溶液の曇点は、61℃であった。
(化合物2〜5および比較物質6〜10)
合成例と同様に、成分(A)として化合物2〜5、成分(A’)として、比較物質6〜10の合成を行った。表1に、平均分子量と曇点を併せて示す。
Figure 2013189392

(実施例1〜5および比較例1〜7)
成分(A)として本発明の化合物1〜5、成分(A’)として比較物質6〜12、成分(B)としてテトラオレイン酸POE(30モル)ソルビトール、ジイソステアリン酸ジグリセリン、成分(C)としてトリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、オリーブ油、スクワランを選定し、表2の配合組成(重量%)にて乳液を調製して、官能評価を行った。
<調製方法>
グリセリン、1,3−ブチレングリコール、クエン酸Na、クエン酸、フェノキシエタノール、グリチルリチン酸ジカリウム、キサンタンガムを70℃にて溶解し水相とする。(B)成分、(C)成分、ホホバ油、ビタミンEを溶解して油相とする。油相に水相を70℃にて徐々に添加した。その後、40℃まで冷却後、(A)成分、もしくは、(A’)成分を添加して乳液を得た。
<官能評価>
10名の専門パネラーを用いて、「保湿効果の持続性」、「塗布後の肌なじみ」、「塗布後のはり感」、「塗布後のみずみずしさ」、「安定性」の評価を行った。評価方法は、上腕部を石鹸で洗浄した後に、乳液を塗布した。
<保湿効果の持続性>
塗布後120分後の保湿効果について、以下の基準にて評価した。◎、○を合格とした。
◎:10名中、9人名以上が、保湿効果ありと回答。
○:10名中、7〜8名が、保湿効果ありと回答。
△:10名中、5〜6名が、保湿効果ありと回答。
×:10名中、4名以下が、保湿効果ありと回答。
<塗布後の肌なじみ>
塗布後120分後の肌なじみについて、以下の基準にて評価した。◎、○を合格とした。
◎:10名中、9人名以上が、肌なじみが良好と回答。
○:10名中、7〜8名が、肌なじみが良好と回答。
△:10名中、5〜6名が、肌なじみが良好と回答。
×:10名中、4名以下が、肌なじみが良好と回答。
<塗布後のはり感>
塗布後120分後のはり感について、以下の基準にて評価した。◎、○を合格とした。
◎:10名中、9人名以上が、厚みがあり、はり感が良好と回答。
○:10名中、7〜8名が、厚みがあり、はり感が良好と回答。
△:10名中、5〜6名が、厚みがあり、はり感が良好と回答。
×:10名中、4名以下が、厚みがあり、はり感が良好と回答。
<塗布後のみずみずしさ>
塗布後120分後のみずみずしさについて、以下の基準にて評価した。◎、○を合格とした。
◎:10名中、9人名以上が、みずみずしさが良好と回答。
○:10名中、7〜8名が、みずみずしさが良好と回答。
△:10名中、5〜6名が、みずみずしさが良好と回答。
×:10名中、4名以下が、みずみずしさが良好と回答。
さらに、化粧料の熱安定性を以下の基準にて評価した。
<熱安定性>
40℃で3ヶ月保存したときの外観を、以下の基準にて目視にて評価した。○を合格とした。
○:変化なし
×:わずかに底部に離水がある。
××:油相と水相が分離している。
表2、表3に評価結果も合わせて示す。
Figure 2013189392
Figure 2013189392
(実施例6〜12および比較例8〜12)
成分(A)として請求項1記載の化合物1および2、成分(B)として、請求項1記載のノニオン、成分(B’)として比較ノニオン、成分(C)として2−エチルヘキサン酸セチル、ワセリン、水添ポリイソブテンを選定し、表3の配合組成(重量%)にて乳液を調製し、官能評価を行った。
<調製方法>
ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エタノール、カルボキシビニルポリマー、水酸化カリウム、クエン酸、アラントイン、水を70℃にて溶解し水相とする。成分(B)もしくは成分(B’)溶解して油相とする。水相に油相を70℃にて徐々に添加した。その後、40℃まで冷却後、成分(A)を添加して乳液を得た。
表4、表5に評価結果も合わせて示す。
Figure 2013189392
Figure 2013189392
表4、5より、本発明の化粧料は、「保湿効果の持続性」、「塗布後の肌なじみ」、「塗布後のはり感」、「塗布後のみずみずしさ」、「安定性」について、比較例と比べて、何れも良好な結果となった。
以下、本発明の化粧料の参考処方を例示する。何れの処方例も「保湿効果の持続性」、「塗布後の肌なじみ」、「塗布後のはり感」、「塗布後のみずみずしさ」、「安定性」が良好であった。
<処方例1 エモリエントクリーム>
成分(C)全量を100重量部としたときの炭化水素油の重量部:
71.4重量部
(A)化合物1 3.0質量%
(B)モノステアリン酸グリセリン(HLB4.1) 1.0質量%
(C)ミネラルオイル 10.0質量%
(C)ミツロウ 1.0質量%
(C)トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 3.0質量%
セチルアルコール 6.0質量%
ステアリルアルコール 4.0質量%
モノステアリン酸POE(75モル) 0.5質量%
モノステアリン酸POE(20モル)ソルビタン 1.0質量%
1,2−へキシレングリコール 1.0質量%
1,3−ブチレングリコール 2.0質量%
グリセリン 0.5質量%
クエン酸Na 0.3質量%
クエン酸 0.1質量%
エタノール 3.0質量%
メチルパラベン 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.2質量%
アルブチン 0.01質量%
ビタミンEアセテート 0.01質量%
香料 適量
水 残量
(調製方法) 1,2-へキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、クエン酸Na、クエン酸、メチルパラベン、フェノキシエタノール、アルブチンを70℃にて溶解し水相とする。成分(B)、成分(C)、セチルアルコール、ステアリルアルコール、モノステアリン酸POE(75モル)、モノステアリン酸POE(20モル)ソルビタン、ビタミンEアセテートを溶解して油相とする。水相に油相を70℃にて徐々に添加した。その後、40℃まで冷却後、成分(A)、エタノール、香料を添加してエモリエントクリームを得た。
<処方例2 美白乳液>
成分(C)全量を100重量部としたときの炭化水素油の重量部:
40.0重量部
(A)化合物3 5.0質量%
(B)モノステアリン酸グリセリン(HLB4.1) 0.7質量%
(B)モノステアリン酸POE(5モル)グリセリン(HLB10.2)
1.5質量%
(C)パルミチン酸エチルヘキシル 1.5質量%
(C)スクワラン 1.0質量%
ジメチコン 4.0質量%
1,2−プロピレングリコール 2.0質量%
1,3−ブチレングリコール 3.0質量%
ポリエチレングリコール#1500 1.0質量%
ベタイン 0.5質量%
クエン酸Na 0.3質量%
クエン酸 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.2質量%
ヒドロキシプロピルセルロース 0.1質量%
アスコルビン酸グルコシド 0.5質量%
ビタミンE 0.01質量%
香料 適量
水 残量
(調製方法) 1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール#1500、ベタイン、クエン酸Na、クエン酸、フェノキシエタノール、ヒドロキシプロピルセルロース、アスコルビン酸グルコシドを70℃にて溶解し水相とする。成分(B)、成分(C)、ジメチコン、ビタミンEを溶解して油相とする。水相に油相を70℃にて徐々に添加した。その後、40℃まで冷却後、成分(A)、エタノール、香料を添加して美白乳液を得た。
<処方例3 ヘアクリーム>
成分(C)全量を100重量部としたときの炭化水素油の重量部:
40.0重量部
(A)化合物3 0.5質量%
(B)モノステアリン酸グリセリン(HLB4.1) 2.5質量%
(B)モノステアリン酸ソルビタン(HLB6.8) 3.0質量%
(B)テトラオレイン酸POE(30モル)ソルビトール(HLB11.2)
0.5質量%
(C)流動パラフィン 35.0質量%
(C)ワセリン 8.0質量%
(C)ミツロウ 1.0質量%
ジメチコン 2.0質量%
モノステアリン酸POE(75モル) 0.5質量%
1,3−ブチレングリコール 1.0質量%
ポリエチレングリコール#1500 1.0質量%
ビタミンE 0.01質量%
メチルパラベン 0.1質量%
香料 適量
水 残量
(調製方法) 1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール#1500、メチルパラベンを80℃にて溶解し水相とする。成分(B)、成分(C)、ジメチコン、ビタミンEを溶解して油相とする。水相に油相を80℃にて徐々に添加した。その後、40℃まで冷却後、成分(A)、香料を添加してヘアクリームを得た。
<処方例4 エモリエントクリーム>
成分(C)全量を100重量部としたときの炭化水素油の重量部:
20.0重量部
(A)化合物4 1.0質量%
(B)モノステアリン酸グリセリン(HLB4.1) 1.0質量%
(C)パルミチン酸セチル 8.0質量%
(C)水添ポリイソブテン 2.0質量%
ステアリン酸 8.0質量%
ステアリルアルコール 4.0質量%
プロピレングリコール 2.0質量%
フェノキシエタノール 0.2質量%
水酸化カリウム 0.4質量%
ビタミンE 0.05質量%
香料 適量
水 残量
(調製方法) プロピレングリコール、水酸化カリウムを70℃にて溶解し水相とする。成分(B)、成分(C)、ステアリン酸、ステアリルアルコール、フェノキシエタノール、ビタミンE、香料を溶解して油相とする。水相に油相を70℃にて徐々に添加した。その後、40℃まで冷却後、成分(A)を添加してエモリエントクリームを得た。
<処方例5 乳液>
成分(C)全量を100重量部としたときの炭化水素油の重量部:
11.8重量部
(A)化合物5 3.0質量%
(B)モノオレイン酸グリセリン(HLB4.1) 1.5質量%
(C)2−エチルヘキサン酸セチル 3.5質量%
(C)スクワラン 1.5質量%
モノステアリン酸POE(20モル)ソルビタン 1.0質量%
ジメチルポリシロキサン 4.0質量%
ベヘニルアルコール 0.5質量%
ラウロイルグルタミン酸Na 0.15質量%
ベタイン 0.5質量%
ジプロピレングリコール 10.0質量%
グリセリン 5.0質量%
ブチルパラベン 0.05質量%
メチルパラベン 0.10質量%
アラントイン 0.05質量%
キサンタンガム 0.3質量%
カルボマー 1.0質量%
ビタミンE 0.05質量%
L−アルギニン 0.1質量%
水 残量
(調製方法) ラウロイルグルタミン酸Na、ベタイン、ジプロピレングリコール、グリセリン、メチルパラベン、アラントイン、キサンタンガム、カルボマーを70℃にて溶解し水相とする。成分(B)、成分(C)、モノステアリン酸POE(20モル)ソルビタン、ジメチルポリシロキサン、ベヘニルアルコール、ブチルパラベン、ビタミンEを溶解して油相とする。油相を水相に70℃にて徐々に添加した。その後、L−アルギニンを添加して、40℃まで冷却後、成分(A)を添加して乳液を得た。

Claims (1)

  1. 下記の成分(A)0.01〜30質量%、成分(B)0.01〜10質量%、および成分(C)1〜50質量%含有することを特徴とする化粧料。
    (A) 下記の式(I)で示される平均分子量1800以上のアルキレンオキシド誘導体。

    G−{O(EO)x(PO)y−(BO)z−H} (I)

    (式(I)中、Gは、炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルグリコシドから水酸基を除いた残基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、xおよびyは、それぞれ、前記オキシエチレン基EOおよび前記オキシプロピレン基POの付加モル数であり、5≦x≦20、1≦y≦10を満足し、前記オキシエチレン基EOと前記オキシプロピレン基POとの合計質量に対する前記オキシエチレン基EOの質量比が55〜90質量%であり、前記オキシエチレン基EOと前記オキシプロピレン基POとはランダム状に付加しており、BOはオキシブチレン基であり、zは前記オキシブチレン基BOの平均付加モル数であり、1≦z≦2である)
    (B) HLBが3以上、12未満であって、炭素数12〜24の炭化水素基または炭素数12〜24の水酸基含有炭化水素基を有する非イオン性界面活性剤
    (C) エステル油と炭化水素油との少なくとも一方
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