JP2000325771A - 化粧料用乳化剤およびそれを含有する化粧料 - Google Patents

化粧料用乳化剤およびそれを含有する化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の疎水性物質に対する乳化など、界面活
性能に優れたクリーム、乳液、ファンデーション、化粧
水等の化粧料用乳化剤およびそれを含有する化粧料を提
供する。 【解決手段】 下記の式(I)で示されるアルキレンオ
キシド誘導体からなる化粧料用乳化剤およびそれを含有
する化粧料。 【化1】 (式中、R1およびR2は炭素数2以上の炭化水素基であ
り、炭素数はR1+R2=14〜34、R1とR2は同一で
も異なっていてもよい。POはオキシプロピレン基、B
Oはオキシブチレン基、EOはオキシエチレン基であ
り、a、bおよびcはそれぞれオキシプロピレン基、オ
キシブチレン基およびオキシエチレン基の平均付加モル
数で、0≦a≦10、2≦b≦20および1≦c≦40
であり、オキシプロピレン基とオキシブチレン基はブロ
ック状に付加していてもランダム状に付加していてもよ
い。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーム、乳液、
ファンデーション、化粧水等の化粧料用乳化剤およびそ
れを含有する化粧料に関し、各種の疎水性物質に対する
乳化など界面活性能に優れた化粧料用乳化剤およびそれ
を含有する化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クリーム、乳液、ファンデーション等の
化粧料は通常、油脂、香料などの非水溶性物質を系中に
均一に存在させるために乳化剤を使用している。既存の
乳化剤は酸性またはアルカリ性のいずれの場合において
も乳化物の安定度を高くするために非イオン性界面活性
剤が一般に広く使用されており、代表的なものとして
は、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンモノ脂
肪酸エステルなどが挙げられる。このうち、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンモノ脂肪酸エステルなどは加水分解されやすく、
極度の酸性条件下やアルカリ性条件下では使用が限定さ
れる。また、エステル結合をもたない界面活性剤として
は、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、そ
の中でも特にポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ルは、比較的安価であるとともに、洗浄剤、乳化分散
剤、可溶化剤などとして有効な非イオン性界面活性剤と
して広く利用されている。しかし、特にポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテルは、難生分解性であり、そ
の分解生成物も環境攪乱物質となる可能性が指摘されて
おり、その使用が規制される方向にある。
【0003】この中でポリオキシエチレンアルキルエー
テルは、加水分解されにくく、生分解性もよいことか
ら、非イオン性界面活性剤としてよく使用されている。
しかし、その原料のほとんどが天然系原料由来の炭素数
が偶数の直鎖アルコールである。そのエチレンオキシド
誘導体は流動点や融点が高く、取り扱いが難しく、浸透
性、乳化および可溶化分散性、洗浄性なども満足できる
ものではない。ポリオキシエチレンアルキルエーテルの
うち、流動性を向上させるため、もしくは、浸透性、乳
化および可溶化分散性、洗浄性などを向上させるため
に、石油系原料由来の分岐合成アルコール誘導体の使用
例もある。特開平10−168014号公報では、高級
第2アルコールにアルキレンオキシドを付加させた非イ
オン性界面活性剤が開示されている。しかし、この高級
第2アルコールのアルキレンオキシド誘導体は、誘導化
するときの反応工程が複雑であり、工業的には有利では
ない。また、オキソ反応によって合成された分岐アルコ
ールのアルキレンオキシド誘導体も存在するが、分岐鎖
が短く、充分な乳化および可溶化分散性、洗浄性などが
得られない。特開昭61−42328号公報には、ガー
ベット反応で得られた分岐アルコールにエチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドのブロック反応誘導体の使用が
開示されている。しかし、親油基にプロピレンオキシド
を付加するだけでは乳化性能が得られないケースがあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各種の疎水
性物質に対する乳化など、界面活性能に優れたクリー
ム、乳液、ファンデーション、化粧水等の化粧料用乳化
剤およびそれを含有する化粧料を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)下記の式(I)で示されるアルキレンオキシド誘
導体からなる化粧料用乳化剤、
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R1およびR2は炭素数2以上の炭
化水素基であり、炭素数はR1+R2=14〜34、R1
とR2は同一でも異なっていてもよい。POはオキシプ
ロピレン基、BOはオキシブチレン基、EOはオキシエ
チレン基であり、a、bおよびcはそれぞれオキシプロ
ピレン基、オキシブチレン基およびオキシエチレン基の
平均付加モル数で、0≦a≦10、2≦b≦20および
1≦c≦40であり、オキシプロピレン基とオキシブチ
レン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加
していてもよい。)
【0008】(2)式(I)で示される、アルキレンオ
キシド誘導体がa=0である(1)記載の化粧料用乳化
剤、および、(3)(1)または(2)記載の化粧料用
乳化剤を含有することを特徴とする化粧料である。
【0009】
【発明の実施の形態】式(I)で示されるアルキレンオ
キシド誘導体において、R1およびR2は炭素数2以上の
炭化水素基であり、直鎖でも分岐していてもよい。炭素
数はR1+R2=14〜34であり、原料であるアルコー
ルとしての炭素数は16〜36、好ましくは18〜28
である。使用する原料のアルコールの例として、2−ヘ
キシルデカノール、2−オクチルデカノール、2−ヘキ
シルドデカノール、2−オクチルドデカノール、2−デ
シルテトラデカノール、2−ドデシルヘキサデカノー
ル、2−テトラデシルオクタデカノール、2−テトラデ
シルエイコサノール、2−ヘキサデシルオクタデカノー
ル、2−ヘキサデシルエイコサノールなどのアルコール
およびこれらの混合アルコールなどが挙げられる。市販
品ではCONDEA社のISOFOL、日産化学工業
(株)のファインオキソコールなどが挙げられる。炭素
数15以下では親油性が低いため油相と水相が分離しや
すくなり、炭素数37以上では物質の融点が高いため乳
化時の作業性が悪くなる。
【0010】aおよびbはそれぞれオキシプロピレン基
およびオキシブチレン基の平均付加モル数であり、0≦
a≦10、2≦b≦20、好ましくは0≦a≦5、5≦
b≦15、より好ましくはa=0、5≦b≦10であ
る。aが10を越えるか、もしくはbが2未満または2
0を越えると油相と水相が分離しやすくなる。cはオキ
シエチレン基の平均付加モル数であり、1≦c≦40、
好ましくは5≦c≦30である。cが0であるか、もし
くは40を越えると油相と水相が分離しやすくなる。プ
ロピレンオキシドとブチレンオキシドの付加する順序は
特に指定はなく、ブロック状に付加していてもランダム
状に付加していてもよい。しかし、プロピレンオキシド
またはブチレンオキシドを付加した後にエチレンオキシ
ドを付加する。
【0011】本発明の化粧料用乳化剤は公知の方法で製
造することができる。通常は、炭素数16〜36の分岐
アルコールに、触媒として水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、ナトリウムメチラートなどのアルカリ触媒を用
い、高圧下に80〜180℃の温度でプロピレンオキシ
ドまたはブチレンオキシドを付加重合した後にエチレン
オキシドを付加重合することによって得られる。
【0012】本発明の乳化剤の使用に際しては、特別の
方法に限定されずに乳化物を得ることができる。例え
ば、被乳化物に対して最適のHLBになる当該乳化剤を
選択し、その乳化剤を被乳化物中に均一に混合した後、
水を添加する方法がある。また本発明の乳化剤は、条件
によっては可溶化剤、分散剤および洗浄剤としても使用
でき、特に可溶化剤として好適に使用できる。また、通
常用いられている乳化剤、例えば、脂肪酸せっけん、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族エーテ
ル、ソルビタンモノオレート、脂肪酸モノグリセリン、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレートなどと併用するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の乳化剤を使用することにより、
クリーム、乳液、ファンデーション等のさまざまな乳化
物である化粧料において、長期にわたって安定性を得る
ことができる。
【0014】
【実施例】次に実施例および比較例を挙げて本発明を説
明する。 実施例1 ポリオキシエチレン(12モル)ポリオキシ
ブチレン(6モル)ポリオキシプロピレン(3モル)2
−デシルテトラデシルエーテルの合成 2−デシルテトラデカノール1モルと触媒として水酸化
カリウム0.3重量%をオートクレーブ中に仕込み、オ
ートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、撹拌し
ながら130℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置
によりプロピレンオキシド3モルとブチレンオキシド6
モルの混合物を滴下させ、2時間撹拌した。ひきづつき
滴下装置によりエチレンオキシド12モルを滴下させ、
2時間撹拌した。オートクレーブより反応組成物を取り
出し、リン酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分
を除去するため減圧50mmHg、100℃で1時間処
理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を
行い、乳化剤を得た。得られた乳化物のプロピレンオキ
シドとブチレンオキシドとはランダム状付加である。
【0015】実施例2 ポリオキシエチレン(8モル)
ポリオキシブチレン(6モル)2−オクチルドデシルエ
ーテルの合成 2−オクチルドデカノール1モルと触媒として水酸化カ
リウム0.3重量%をオートクレーブ中に仕込み、オー
トクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、撹拌しな
がら130℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置に
よりブチレンオキシド6モルを滴下させ、2時間撹拌し
た。ひきづつき滴下装置によりエチレンオキシド8モル
を滴下させ、2時間撹拌した。オートクレーブより反応
組成物を取り出し、リン酸で中和してpH6〜7とし
た。含有する水分を除去するため減圧50mmHg、1
00℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除
去するため濾過を行い、乳化剤を得た。得られた乳化物
のプロピレンオキシドとブチレンオキシドとはランダム
状付加である。
【0016】実施例3 ポリオキシエチレン(25モ
ル)ポリオキシブチレン(8モル)ポリオキシプロピレ
ン(2モル)2−デシルテトラデシルエーテルの合成 2−デシルテトラデカノール1モルと触媒として水酸化
カリウム0.3重量%をオートクレーブ中に仕込み、オ
ートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、撹拌し
ながら130℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置
によりプロピレンオキシド2モルとブチレンオキシド8
モルの混合物を滴下させ、2時間撹拌した。ひきづつき
滴下装置によりエチレンオキシド25モルを滴下させ、
2時間撹拌した。オートクレーブより反応組成物を取り
出し、リン酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分
を除去するため減圧50mmHg、100℃で1時間処
理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を
行い、乳化剤を得た。得られた乳化物のプロピレンオキ
シドとブチレンオキシドとはランダム状付加である。
【0017】比較例1 ポリオキシエチレン(12モ
ル)ポリオキシブチレン(6モル)ポリオキシプロピレ
ン(3モル)2−ブチルオクチルエーテルの合成 2−ブチルオクタノール1モルと触媒として水酸化カリ
ウム0.3重量%をオートクレーブ中に仕込み、オート
クレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、撹拌しなが
ら130℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によ
りプロピレンオキシド3モルとブチレンオキシド6モル
の混合物を滴下させ、2時間撹拌した。ひきづつき滴下
装置によりエチレンオキシド12モルを滴下させ、2時
間撹拌した。オートクレーブより反応組成物を取り出
し、リン酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を
除去するため減圧50mmHg、100℃で1時間処理
した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行
い、乳化剤を得た。得られた乳化物のプロピレンオキシ
ドとブチレンオキシドとはランダム状付加である。
【0018】比較例2 ポリオキシエチレン(8モル)
ポリオキシプロピレン(6モル)2−オクチルドデシル
エーテルの合成 2−オクチルドデカノール1モルと触媒として水酸化カ
リウム0.3重量%をオートクレーブ中に仕込み、オー
トクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、撹拌しな
がら130℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置に
よりプロピレンオキシド6モルを滴下させ、2時間撹拌
した。ひきづつき滴下装置によりエチレンオキシド15
モルを滴下させ、2時間撹拌した。オートクレーブより
反応組成物を取り出し、リン酸で中和してpH6〜7と
した。含有する水分を除去するため減圧50mmHg、
100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を
除去するため濾過を行い、乳化剤を得た。
【0019】比較例3 ポリオキシエチレン(25モ
ル)ポリオキシプロピレン(6モル)2−オクチルドデ
シルエーテルの合成 2−オクチルドデカノール1モルと触媒として水酸化カ
リウム0.3重量%をオートクレーブ中に仕込み、オー
トクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、撹拌しな
がら130℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置に
よりプロピレンオキシド6モルを滴下させ、2時間撹拌
した。ひきづつき滴下装置によりエチレンオキシド25
モルを滴下させ、2時間撹拌した。オートクレーブより
反応組成物を取り出し、リン酸で中和してpH6〜7と
した。含有する水分を除去するため減圧50mmHg、
100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を
除去するため濾過を行い、乳化剤を得た。
【0020】これら実施例1〜3および比較例1〜3の
乳化剤について乳化試験を行なった。下記の組成の乳化
剤を含む油を70℃に加温し均一に溶解した後、撹拌し
ながら水を同温度で添加した。実施例1〜2および比較
例1〜2は組成1を用い、実施例3および比較例3は組
成2を用いて評価を行った。使用した油成分を表1およ
び表2に示す。
【0021】(組成1) 油 50.0wt% 乳化剤 5.0wt% 水 45.0wt% (組成2) 油 25.0wt% 乳化剤 5.0wt% 水 70.0wt%
【0022】作製した乳化剤組成物を乳化直後および4
0℃で1ヶ月保管後の乳化状態を下記の基準により、目
視で測定を行った。結果を表1および表2に示す。 ◎:エマルジョンが細かく安定な状態 ○:安定な状態 △:やや不均一な状態 ×:多少分離している状態 ××:完全にクリーミングまたは分離している状態
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】実施例4 本発明の化粧料用乳化剤を使用して乳液を作製した。以
下の組成からなる基剤のうち乳化剤を含む油相部を70
℃に加温し均一に溶解した後、撹拌しながら水相部を同
温度で添加した。 油相部: パラフィン 35.0wt% ラノリン 2.0wt% ミツロウ 2.0wt% スクワラン 34.0wt% ポリオキシエチレン(12モル)ポリオキシブチレン(6モル)ポリオキシプロ ピレン(3モル)2−デシルテトラデシルエーテル(実施例1の乳化剤) 6.0wt% 香料 適量 防腐剤 適量 水相部: グリセリン 5.0wt% 精製水 残部
【0026】作製した乳化剤組成物を乳化直後および4
0℃で一ヶ月保管後の乳化状態を下記の基準により、目
視で測定を行った。結果を表3に示す。 ◎ :エマルジョンが細かく安定な状態 ○ :安定な状態 △ :やや不均一な状態 × :多少分離している状態 ××:クリーミングまたは分離している状態
【0027】
【表3】
【0028】実施例5〜7および比較例4〜7について
も同様の評価を行った。 実施例5 本発明の化粧料用乳化剤を使用してハンドクリームを作
製した。以下の組成からなる基剤のうち乳化剤を含む油
相部を70℃に加温し均一に溶解した後、撹拌しながら
水相部を同温度で添加した。 油相部: パラフィン 10.0wt% ワセリン 3.0wt% ポリオキシエチレン(8モル)ポリオキシブチレン(6モル)2−オクチルドデ シルエーテル(実施例2の乳化剤) 5.0wt% 香料 適量 防腐剤 適量 水相部: 精製水 残部 グリセリン 5.0wt% ポリエチレングリコール4000(PEG#4000 日本油脂株式会社製) 5.0wt%
【0029】実施例6 本発明の化粧料用乳化剤を使用してクレンジングクリー
ムを作製した。以下の組成からなる基剤のうち乳化剤を
含む油相部を70℃に加温し均一に溶解した後、撹拌し
ながら水相部を同温度で添加した。 油相部: セタノール 2.0wt% ビースワックス 6.0wt% ワセリン 5.0wt% スクワラン 34.0wt% イソプロピルミリステート 5.0wt% グリセリンモノステアレート 2.0wt% ステアリン酸 0.5wt% ポリオキシエチレン(25モル)ポリオキシブチレン(8モル)ポリオキシプロ ピレン(2モル)2−デシルテトラデシルエーテル(実施例3の乳化剤) 1.5wt% 香料 適量 防腐剤 適量 水相部: プロピレングリコール 2.0wt% 精製水 残部
【0030】実施例7 本発明の化粧料用乳化剤を使用してクレンジングローシ
ョンを作製した。以下の組成からなる基剤のうち乳化剤
を含む油相部を70℃に加温し均一に溶解した後、撹拌
しながら水相部を同温度で添加した。 油相部: セタノール 1.0wt% 流動パラフィン 10.0wt% ワセリン 2.0wt% グリセリンモノステアレート 2.0wt% ステアリン酸 0.5wt% ポリオキシエチレン(25モル)ポリオキシブチレン(8モル)ポリオキシプロ ピレン(2モル)2−デシルテトラデシルエーテル(実施例3の乳化剤) 1.5wt% 香料 適量 防腐剤 適量 水相部: プロピレングリコール 5.0wt% トリエタノールアミン 0.5wt% 精製水 残部
【0031】比較例4 乳液を作製した。以下の組成からなる基剤のうち乳化剤
を含む油相部を70℃に加温し均一に溶解した後、撹拌
しながら水相部を同温度で添加した。
【0032】比較例5 ハンドクリームを作製した。以下の組成からなる基剤の
うち乳化剤を含む油相部を70℃に加温し均一に溶解し
た後、撹拌しながら水相部を同温度で添加した。
【0033】比較例6 クレンジングクリームを作製した。以下の組成からなる
基剤のうち乳化剤を含む油相部を70℃に加温し均一に
溶解した後、撹拌しながら水相部を同温度で添加した。
【0034】比較例7 クレンジングローションを作製した。以下の組成からな
る基剤のうち乳化剤を含む油相部を70℃に加温し均一
に溶解した後、撹拌しながら水相部を同温度で添加し
た。 実施例1〜7および比較例1〜7のいずれも、表1〜表
3から明らかなように乳化直後の形態に差は見られない
が、保存安定性では、本発明の乳化剤の方が優れてい
る。
【0035】実施例8 本発明の化粧料用乳化剤を使用して化粧水を作製した。
以下の組成からなる基剤のうち可溶化剤、エタノールを
含む油相部を室温で均一に溶解した後、撹拌しながら水
相部を同温度で添加した。 油相部: グリセリン 4.0wt% 1,3ブチレングリコール 2.0wt% オレイルアルコール 0.2wt% ポリオキシエチレン(25モル)ポリオキシブチレン(8モル)ポリオキシプロ ピレン(2モル)2−デシルテトラデシルエーテル(実施例3の可溶化剤) 2.0wt% エタノール 15.0wt% 香料 適量 防腐剤 適量 水相部: ヒドロキシエチルセルロース 0.1wt% 精製水 残部 実施例8の化粧水は、可溶化直後および40℃で1ヶ月
保管後共に可溶化状態は安定であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の式(I)で示されるアルキレンオキ
    シド誘導体からなる化粧料用乳化剤。 【化1】 (式中、R1およびR2は炭素数2以上の炭化水素基であ
    り、炭素数はR1+R2=14〜34、R1とR2は同一で
    も異なっていてもよい。POはオキシプロピレン基、B
    Oはオキシブチレン基、EOはオキシエチレン基であ
    り、a、bおよびcはそれぞれオキシプロピレン基、オ
    キシブチレン基およびオキシエチレン基の平均付加モル
    数で、0≦a≦10、2≦b≦20および1≦c≦40
    であり、オキシプロピレン基とオキシブチレン基はブロ
    ック状に付加していてもランダム状に付加していてもよ
    い。)
  2. 【請求項2】式(I)で示されるアルキレンオキシド誘
    導体がa=0である請求項1記載の化粧料用乳化剤。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の化粧料用乳
    化剤を含有することを特徴とする化粧料。
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