JP6685524B1 - 理美容処理方法及びそれに用いるシャンプー並びに湿潤剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】理美容処理薬液の浸透性を高めることにより、髪質差による理美容処理のばらつきを低減する理美容処理方法、及びそれに用いる頭髪用シャンプー並びに湿潤剤を提供する。【解決手段】パーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め処理の理美容処理において、頭皮、頭髪用シャンプーを用いて頭皮、頭髪を洗浄する段階と、頭皮、頭髪を洗浄した後に理美容処理薬剤を塗布する段階と、該理美容処理薬剤を塗布した後に、湿潤剤を頭髪に散布する段階を有し、前記頭皮、頭髪用シャンプーは、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムと、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、フルボ酸と、を含み、前記湿潤剤は、前記クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、前記クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、前記フルボ酸と、を含むことを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、理美容処理方法及びそれに用いるシャンプー並びに湿潤剤に係り、より詳しくは、パーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め等の理容処理において薬液の毛髪への均一な浸透により髪質差による理美容処理のばらつきを低減する理美容処理方法及びそれに用いるシャンプー並びに湿潤剤に関する。
理美容院で行うパーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め処理などの理美容処理は、薬液を塗布した毛髪を加熱、乾燥処理すること等により行われる。
理美容処理に用いる薬液は、毛髪全体に均一に浸透させることにより所望の理美容処理を達成することができるが、毛髪の薬液浸透性は個人差が大きいばかりでなく、同一人においても毛髪部位によって浸透性が大きく異なっており、理美容処理のばらつきが大きくなる原因となっている。
髪の構造は、髪の表面のキューティクル(毛小皮)、髪の90%を占めるコルテックス(皮質)、髪の中心にあるメデュラ(髄質)の3層構造になっており、理美容処理の薬液は、コルテックス(皮質)を形成するコルテックス細胞のシスチンを含まない親水性の非ケラチンタンパクである間充物質と呼ばれる部分に浸透して、コルテックス細胞の繊維状ケラチンからなるフィブリルに作用する。
髪の表面を保護するキューティクルが破損すると、間充物質が減少し、薬液の浸透性が低下してパーマがかりの悪化やヘアカラーの色落ちを招く。また、理美容処理のための薬液の髪への浸透性や薬液効果の出現状況は個体差も大きく、キューティクルが破損して間充物質が減少した毛髪では薬液の浸透が低下し、顧客の髪質に合わせて細やかな処理条件の調整が必要となるなど、理美容処理は手間と時間のかかるものとなっている。
薬液の浸透性を高める方法として、頭髪に水蒸気を吹きかけ、薬液の浸透や薬液処理時間の短縮を図る方法が提案されている(例えば、文献1参照)。
しかしながら、頭髪に水蒸気を吹きかける方法では、高温のスチームを吹きかけると頭皮、頭髪へのダメージが大きく、低温にしたスチームを吹きかけても十分な薬液浸透の促進効果が得られないという問題があった。
一方、処理に用いる薬液については、パーマネント剤、ストレートパーマ剤や縮毛矯正剤などの毛髪処理剤に海洋性腐植土壌抽出エキスを含有させて、毛髪処理薬剤の浸透を促進するとともに、毛髪損傷を軽減させることが提案されている(例えば、文献2参照)。
しかしながら、部分的にキューティクルが破損した状態の毛髪に処理薬液を浸透させても、キューティクルが破損して間充物質が減少した部分では薬液の浸透性が正常な部分に比べ低いため、薬液は毛髪全体に均一に浸透せず、パーマがかりのムラやヘアカラーの色ムラを発生させてしまうという問題があった。
特開2004−057603号公報 特開2010−270063号公報
理容処理では、繰り返し行われる理容処理によるキューティクルの破損の影響、個人差、毛髪の根本、中間、先端の部位差により、薬液の髪への浸透性や処理効果の出現状況が大きく異なるため、加熱方法や薬液組成の改良のみでは美しい理美容処理の仕上がりを実現することは難しく、キューティクルの破損状況や個人差等の毛髪状況に合わせた毛髪の下地処理や中間、仕上げ処理等の処理補助技術の向上が求められている。
理容処理は、例えばパーマネントウェーブ処理の場合、以下の(1)〜(8)の手順で行われる。
(1)毛髪診断 髪質及び髪の痛み具合を把握しパーマ施術時の温度、湿度、使用する薬剤などを設定する。
(2)頭皮、頭髪洗浄 シャンプーにより、毛髪表面の汚れや、頭皮や毛穴に固着した古く酸化した脂質を落とす。
(3)パーマ液1剤(還元剤)の塗布 還元剤の作用により毛髪のタンパク質構造の一部を切断する。
(4)ワインディング 電熱で加熱できるロッドに髪を巻きつける。
(5)加温、加湿処理 ロッドを加熱して髪に熱を伝え、スチーマーにより蒸気を髪の内部に浸透させる。
(6)中間処理 パーマ液1剤(還元剤)を洗い流す。
(7)パーマ液2剤(酸化剤)の塗布 毛髪の切断されたタンパク質構造をつなぎ合わせ、髪を元の状態に戻す。
(8)仕上げ処理 2剤を洗い流してロッドを取り外し、PH調整等を行う。
髪の表面を保護する疎水性のキューティクルが破損すると、髪の表面は親水性となり、理容処理薬液の浸透性が変化するため、理容処理薬液の毛髪への均一な浸透が得られず美しい理美容処理の仕上がりを実現することが難しくなる。そのため、このような毛髪においては、(2)の頭髪洗浄段階において、シャンプーにキューティクル代替物を混合し、毛髪にキューティクル代替物を吸着させる方法が行われる。しかしながら、シャンプーにキューティクル代替物を混合しても、毛髪に吸着したキューティクル代替物は、シャンプーのすすぎの時に容易に水に流されてしまうため、充分な効果が得られるものではなかった。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、理美容処理における薬液の毛髪への均一な浸透により髪質差による理美容処理のばらつきを低減し、美しい理美容処理の仕上がりを実現する理美容処理方法及びそれに用いる頭髪用シャンプー並びに湿潤剤を提供することにある。
近年、皮膚外用剤、化粧料、育毛剤、シャンプーなどに、抗菌・殺菌などの効能から腐植土抽出物を用いる提案が数多くなされている(例えば、特許文献3参照)。
腐植土抽出物に含まれる腐食物質は、アルカリ及び酸に不溶のヒューミン、アルカリ可溶、酸に不溶のフミン酸、アルカリ可溶、酸可溶のフルボ酸の3種に分類される。
このような腐植土抽出物に含まれる腐食物質の中でもフルボ酸は、酸にもアルカリにも可溶で、天然の組成物としては最強の有機電解質ともいわれ、重金属イオンを水に可溶化して、輸送するキレート作用やスカベンジャー作用を有し、フルボ酸鉄の形で森林土壌の鉄分の海への移送の多くを担っている。
本発明者は、このようなフルボ酸が、疎水性基を有する被膜形成性のオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの毛髪表面への付着性を高め、更に、フルボ酸をクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体とクラドシホンノバエカレドニアエエキスとともに毛髪表面に存在させ、理容処理薬液塗布後にフルボ酸、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキスを含む湿潤剤を毛髪に散布することにより、理容処理薬液を毛髪全体に均一に浸透させることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による理美容処理方法は、パーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め処理の理美容処理において、頭皮、頭髪用シャンプーを用いて頭皮、頭髪を洗浄する段階と、頭皮、頭髪を洗浄した後に理美容処理薬剤を塗布する段階と、該理美容処理薬剤を塗布した後に、湿潤剤を頭髪に散布する段階を有し前記頭皮、頭髪用シャンプーは、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムと、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、フルボ酸と、を含み、前記湿潤剤は、前記クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、前記クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、前記フルボ酸と、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による頭皮、頭髪用シャンプーは、 パーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め処理の理美容処理において、理美容処理薬剤を塗布する前に行う頭皮、頭髪洗浄のための頭皮、頭髪用シャンプーであって、該頭皮、頭髪用シャンプーは、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムと、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、フルボ酸と、を含み、前記フルボ酸の含有量が前記クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と前記クラドシホンノバエカレドニアエエキスと前記オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの合計重量の0.1倍量以上含まれていることを特徴とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による湿潤剤は、パーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め処理の理美容処理において、理美容処理薬剤塗布後に頭髪に散布する湿潤剤であって、該湿潤剤は、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、フルボ酸と、を含み、前記フルボ酸の含有量が前記クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と前記クラドシホンノバエカレドニアエエキスの合計重量の0.3〜2.0倍量含まれ、前記湿潤剤は、更に、バナジウムを50〜200μg/L含むことを特徴とする。
本発明の理美容処理方法によれば、理美容処理薬液塗布前に行う頭皮、頭髪洗浄において用いる頭皮、頭髪用シャンプーに含まれる疎水性基を有する被膜形成性のオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムがフルボ酸により毛髪表面に固定され、洗浄後のすすぎにおいても毛髪表面に残存し、キューティクルが欠損して親水性となった毛髪表面を健康な毛髪と同様に疎水性に変化させ、頭皮、頭髪用シャンプーに含まれるクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体とクラドシホンノバエカレドニアエエキスは、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム及びフルボ酸とともに毛髪表面に被膜を形成し、高分子量のクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体は毛髪表面に存在し、低分子量のクラドシホンノバエカレドニアエエキスは毛髪内部に浸透し、それらに混合されたフルボ酸が理美容薬剤のキャリアーとなる理美容薬剤の浸透経路が頭髪表面に形成される。そして、理美容処理薬剤塗布後に散布された湿潤剤に含まれるフルボ酸が、理美容処理薬剤をこの浸透経路を伝って毛髪内部に浸透させる。
本発明の理美容処理方法によれば、健康な毛髪もキューティクルが欠損した毛髪も均質な理美容薬剤浸透性を有するようになり、理美容処理薬剤塗布後に、フルボ酸を含む湿潤剤を散布することにより理美容薬剤の浸透速度が加速、均質化され、理美容処理薬液の浸透の均一性を高め、髪質差による理美容処理のばらつきを低減することができ、美しい理美容処理の仕上がりを実現することができる。
本発明の実施の形態を以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の一態様による理美容処理方法は、頭皮、頭髪用シャンプーを用いて頭皮、頭髪を洗浄する段階と、頭皮、頭髪を洗浄した後に理美容処理薬剤を塗布する段階と、理美容処理薬剤を頭髪に塗布した後に、湿潤剤を頭髪に散布する段階を有する。
本実施形態において頭皮、頭髪用シャンプーを用いて頭皮、頭髪を洗浄する段階は、毛髪表面の汚れや頭皮の古く酸化した脂質を落として理美容処理の環境を整えると共に、毛髪に塗布する理美容処理薬剤が均一に浸透するように毛髪表面に浸透被膜を形成する段階である。
健康な毛髪は表面をキューティクルが覆い疎水性であるが、キューティクルが欠損すると親水性を有するようになる。髪の毛1本においても、根本はしっかりとキューティクルに覆われて疎水性が強いが、中間部になるとキューティクルが剥がれて親水性が強まり、毛先になるとキューティクルがほとんどなくなりコルテックスがむき出しになり親水性が強い状態に変化している。
このように毛髪の表面の性質がばらついていると、理美容薬剤の浸透にもばらつきを生じ、その結果、美しい理美容処理の仕上がりを実現することができなくなってしまう。
本実施形態の理美容処理方法では、頭皮、頭髪洗浄の段階で、頭皮、頭髪用シャンプーにオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムとフルボ酸を含ませ、まず、毛髪表面にオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムによる親油性被膜を形成させることから行う。
オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムは、トウモロコシでんぷん由来の加工澱粉であり、疎水基により撥水性を示す微粒子でファンデーション、クリーム、軟膏等に用いられる。また、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムは、膨潤ゲル化させた状態でシャンプー内に含有させて用いることにより毛髪表面に湿潤被膜を形成させることができる。
しかしながら、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムのみでは毛髪表面での定着性に乏しく、シャンプーに混ぜて用いてもすすぎにより容易に流されてしまい、毛髪表面に十分な親油性被膜を形成させることができなかった。
発明者は、親油・親水の両面の性質を有するフルボ酸をオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムに混ぜて用いることにより、毛髪表面への定着性が高まることを見出した。これにより、すすぎを行っても毛髪表面に十分な湿潤被膜が残るようになる。
しかしながら、クテニルコハク酸デンプンアルミニウムとフルボ酸の被膜を毛髪表面に形成したのみでは、健康な毛髪とキューティクルが欠落した毛髪の理美容薬液の浸透性を同程度にすることは難しい。
本実施形態の理美容処理方法では、頭皮、頭髪洗浄の段階で、頭皮、頭髪用シャンプーに、更にクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体とクラドシホンノバエカレドニアエエキスを加えることにより、クテニルコハク酸デンプンアルミニウムとフルボ酸の被膜に理美容処理薬剤の浸透経路を形成させる。
これにより、傷んだ毛髪も健康な毛髪も同等の理美容薬液の浸透性を有することになり、毛髪全体が均一な浸透性を有するようになり、パーマがかりや色ムラ等のばらつきを抑えることができる。
クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体及びクラドシホンノバエカレドニアエエキスは、一般的にはフコイダンの名称で知られ、褐藻類や有棘動物から抽出される粘着質に含まれる硫酸化多糖類であり、L−フコースがα−1,2結合で連なった多糖類である。
本願明細書では褐藻類等から抽出される粘着質に含まれる硫酸化多糖類のうち、GPCによる重量平均分子量が10万〜100万の高分子量物をクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と呼び、GPCによる重量平均分子量が3万以下の低分子量物をクラドシホンノバエカレドニアエエキスと呼ぶ。
本実施形態の理美容処理方法により理美容処理薬剤の浸透性が均一化するメカニズムについて、発明者は以下のように考えている。すなわち、高分子量のクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体はクテニルコハク酸デンプンアルミニウムとともに毛髪表面に被膜を形成し、低分子量のクラドシホンノバエカレドニアエエキスは毛髪内部に浸透し、それらに混合された親油・親水の両面の性質を有するフルボ酸が理美容処理薬剤の浸透経路となるメカニズムである。
本実施形態の理美容処理方法は、クテニルコハク酸デンプンアルミニウム、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキス、フルボ酸を含むシャンプーの被膜を毛髪表面に形成させた後、理美容処理薬剤を頭髪に塗布する段階を有する。
理美容処理薬剤を頭髪に塗布する段階は、理美容処理薬剤をクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキス、フルボ酸の被膜に含ませる段階である。
本実施形態の理美容処理方法は、理美容処理薬剤を頭髪に塗布する段階の後、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキス、フルボ酸を含む湿潤剤を頭髪に散布する段階を有する。
クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキス、フルボ酸を含む湿潤剤は、毛髪表面に形成された被膜組成と類似した組成を有するので、容易に被膜内部に取り込まれ、湿潤剤に含まれるフルボ酸がキャリアーとなって、被膜内の理美容処理薬剤を毛髪内部に浸透させる。
本実施形態の理美容処理方法は、毛髪表面に形成させた理美容処理薬剤の浸透経路となる被膜に理美容処理薬剤を含浸させ、そこに理美容処理剤のキャリアーとなるフルボ酸を含む湿潤剤を散布することにより、理美容処理薬剤の浸透の均一性を高め、髪質差による理美容処理のばらつきを低減することができ、美しい理美容処理を行うことができる。
本実施形態の理美容処理方法において用いる頭皮、頭髪用シャンプーにおいて、クテニルコハク酸デンプンアルミニウムのシャンプー中の濃度は、0.1〜5.0質量%であることが好ましく、0.1質量%より少ないと毛髪表面に十分な親油性皮膜を形成できず、5.0質量%より多いと石鹸による頭皮、頭髪の洗浄効果を阻害する場合がある。
また、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体のシャンプー中の濃度は、0.01〜3.0質量%であることが好ましく、0.01質量%より少ないと理美容処理薬剤の浸透経路が十分に形成することができず、3.0質量%より多いと洗浄後の毛髪にべたつきを生じる場合がある。
また、クラドシホンノバエカレドニアエエキスのシャンプー中の濃度は、0.01〜5.0質量%であることが好ましく、0.01質量%より少ないと毛髪中への浸透量が不足し、理美容処理薬剤の浸透経路が十分に形成することができず、5.0質量%より多いと洗浄後の毛髪にべたつきを生じる場合がある。
本実施形態の理美容処理方法において用いる頭皮、頭髪用シャンプーにおいて、フルボ酸のシャンプー中の濃度は、クテニルコハク酸デンプンアルミニウム、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキスの濃度に応じて決められることが好ましく、クテニルコハク酸デンプンアルミニウム、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキスの合計量の0.1倍量以上の濃度であることが好ましい。
フルボ酸の量がクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキスの合計量の0.1倍量より少ないと、十分な被膜定着性や処理薬剤浸透性が得られない場合がある。
本実施形態の理美容処理方法において用いる頭皮、頭髪用シャンプーは、上記配合剤の他に必要に応じて水及び通常のシャンプーに配合される添加成分、例えば油性基剤、界面活性剤、アルコール類、保湿剤、高分子・増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、pH調整剤・酸・アルカリ、紫外線吸収剤、美白剤、溶剤、角質剥離・溶解剤、鎮痒剤、消炎剤、制汗剤、清涼剤、還元剤・酸化剤、高分子粉体、ビタミン類及びその誘導体類、糖類及びその誘導体類、有機酸類、無機粉体類、香料、色素、顔料等を配合することができる。
本実施形態のシャンプーに用いることができる油性基剤を例示すると、セタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸等の脂肪酸類及びそのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム塩等の金属石けん類、アミド等の含窒素誘導体類、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、スクワレン、ワセリン、固形パラフィン等の炭化水素類、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、もくろう、みつろう、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等のワックス類、ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティーツリー油、ハッカ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、落花生油、コメヌカ油、カカオ脂、シア脂、水素添加ヤシ油、水素添加ヒマシ油、ホホバ油、水素添加ホホバ油等の植物油脂類、牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油等の動物性油脂類、鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類、液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴミエリン、ホスファチジン酸、リゾレシチン等のリン脂質類、水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類、コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、フィトステロール等のステロール類、酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のステロールエステル類、オレイン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジオクチル等の低級アルコール脂肪酸エステル類、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸オクチルドデシル、パルミチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、オクタン酸ヘキシルデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル、ネオデカン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、エルカ酸オクチルドデシル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油等の高級アルコール脂肪酸エステル類、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸水添ヒマシ油等のオキシ酸エステル類、トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、水素添加ロジングリセリル(水素添加エステルガム)、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ジオレイン酸プロピレングリコール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、水素添加ロジンペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、ノナイソステアリン酸ポリグリセリル−10、デカ(エルカ酸/イソステアリン酸/リシノレイン酸)ポリグリセリル−8等の多価アルコール脂肪酸エステル類、ダイマージリノール酸ジイソプロピル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル等のダイマー酸若しくはダイマージオールの誘導体、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、パルミチン酸モノエタノールアミド、パルミチン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類、低粘度ジメチルポリシロキサン、高粘度ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルシロキサン(デカメチルシクロペンタシロキサン)、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性ポリシロキサン、カチオン変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリグリセリン変性ポリシロキサン、糖変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類が挙げられる。
本実施形態のシャンプーに用いることができる界面活性剤を例示すると、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸メチルアラニンナトリウム等のアシルN−メチルアミノ酸塩、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ココイルアラニントリエタノールアミン、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム等のアシルアミノ酸塩、ラウレス酢酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム等のコハク酸エステル塩、脂肪酸アルカノールアミドエーテルカルボン酸塩、アシル乳酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の脂肪酸グリセリド硫酸塩、アルキルベンゼンポリオキシエチレン硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等のオレフィンスルホン酸塩、スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のアルキルスルホコハク酸塩、スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルエーテルスルホコハク酸塩、テトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、アシルイセチオン酸塩、アルキルグリシジルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホ酢酸塩、ラウレスリン酸ナトリウム、ジラウレスリン酸ナトリウム、トリラウレスリン酸ナトリウム、モノオレスリン酸ナトリウム等のアルキルエーテルリン酸エステル塩、ラウリルリン酸カリウム等のアルキルリン酸エステル塩、カゼインナトリウム、アルキルアリールエーテルリン酸塩、脂肪酸アミドエーテルリン酸塩、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、環状リゾホスファチジン酸またはその塩等のリン脂質類、カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン等のシリコーン系陰イオン性界面活性剤等、ラウレス(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)類、セテス(ポリオキシエチレンセチルエーテル)類、ステアレス(ポリオキシエチレンステアリルエーテル)類、ベヘネス類(ポリオキシエチレンベヘニルエーテル)、イソステアレス(ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル)類、オクチルドデセス(ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル)類等の種々のポリオキシエチレン付加数のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のヒマシ油及び硬化ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンコレステロール、ポリオキシエチレンコレスタノール、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレン還元ラノリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン2−デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、PPG−9ジグリセリル等の(ポリ)グリセリンポリオキシプロピレングリコール、ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸部分エステル類、ステアリン酸ポリグリセリル−2、ステアリン酸ポリグリセリル−3、ステアリン酸ポリグリセリル−4、ステアリン酸ポリグリセリル−5、ステアリン酸ポリグリセリル−6、ステアリン酸ポリグリセリル−8、ステアリン酸ポリグリセリル−10、ジステアリン酸ポリグリセリル−6、ジステアリン酸ポリグリセリル−10、トリステアリン酸ポリグリセリル−2、デカステアリン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセリル−2、イソステアリン酸ポリグリセリル−3、イソステアリン酸ポリグリセリル−4、イソステアリン酸ポリグリセリル−5、イソステアリン酸ポリグリセリル−6、イソステアリン酸ポリグリセリル−8、イソステアリン酸ポリグリセリル−10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−3(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10、オレイン酸ポリグリセリル−2、オレイン酸ポリグリセリル−3、オレイン酸ポリグリセリル−4、オレイン酸ポリグリセリル−5、オレイン酸ポリグリセリル−6、オレイン酸ポリグリセリル−8、オレイン酸ポリグリセリル−10、ジオレイン酸ポリグリセリル−6、トリオレイン酸ポリグリセリル−2、デカオレイン酸ポリグリセリル−10等のポリグリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン酸エチレングリコール等のエチレングリコールモノ脂肪酸エステル、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール部分脂肪酸エステル、ソルビトール部分脂肪酸エステル、マルチトール部分脂肪酸エステル、マルチトールエーテル、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ウンデシレン酸トレハロース等の糖誘導体部分エステル、カプリリルグルコシド等のアルキルグルコシド、アルキルポリグリコシド、マンノシルエリスリトールリピッド等の糖脂質、ラノリンアルコール、還元ラノリン、ポリオキシエチレンジステアレート、ポリチレングリコールジイソステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジオレエート等のポリオキシエチレン脂肪酸モノ及びジエステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート等のポリオキシエチレンモノオレエート等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールミツロウ等のポリオキシエチレン動植物油脂類、イソステアリルグリセリルエーテル、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類、多価アルコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレン−エチレンジアミン縮合物類、サポニン、ソホロリピッド等の天然系界面活性剤、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類、ラウラミンオキシド、コカミンオキシド、ステアラミンオキシド、ベヘナミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルメルカプタン、ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサンオキシアルキレン共重合体、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン等のシリコーン系非イオン性界面活性剤等、ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムクロリド等のアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリモニウムブロミド等のアルキルトリメチルアンモニウムブロミド、ジステアリルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等のジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン等の脂肪酸アミドアミン及びその塩、ステアロキシプロピルジメチルアミン等のアルキルエーテルアミン及びその塩または四級塩、エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12〜31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等の脂肪酸アミド型四級アンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドグアニジウム塩、アルキルエーテルアミンモニウム塩、アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系陽イオン性界面活性剤等、ラウレス(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)類、セテス(ポリオキシエチレンセチルエーテル)類、ステアレス(ポリオキシエチレンステアリルエーテル)類、ベヘネス類(ポリオキシエチレンベヘニルエーテル)、イソステアレ
ス(ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル)類、オクチルドデセス(ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル)類等の種々のポリオキシエチレン付加数のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のヒマシ油及び硬化ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンコレステロール、ポリオキシエチレンコレスタノール、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレン還元ラノリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン2−デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール、PPG−9ジグリセリル等の(ポリ)グリセリンポリオキシプロピレングリコール、ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸部分エステル類、ステアリン酸ポリグリセリル−2、ステアリン酸ポリグリセリル−3、ステアリン酸ポリグリセリル−4、ステアリン酸ポリグリセリル−5、ステアリン酸ポリグリセリル−6、ステアリン酸ポリグリセリル−8、ステアリン酸ポリグリセリル−10、ジステアリン酸ポリグリセリル−6、ジステアリン酸ポリグリセリル−10、トリステアリン酸ポリグリセリル−2、デカステアリン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセリル−2、イソステアリン酸ポリグリセリル−3、イソステアリン酸ポリグリセリル−4、イソステアリン酸ポリグリセリル−5、イソステアリン酸ポリグリセリル−6、イソステアリン酸ポリグリセリル−8、イソステアリン酸ポリグリセリル−10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−3(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10、オレイン酸ポリグリセリル−2、オレイン酸ポリグリセリル−3、オレイン酸ポリグリセリル−4、オレイン酸ポリグリセリル−5、オレイン酸ポリグリセリル−6、オレイン酸ポリグリセリル−8、オレイン酸ポリグリセリル−10、ジオレイン酸ポリグリセリル−6、トリオレイン酸ポリグリセリル−2、デカオレイン酸ポリグリセリル−10等のポリグリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン酸エチレングリコール等のエチレングリコールモノ脂肪酸エステル、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール部分脂肪酸エステル、ソルビトール部分脂肪酸エステル、マルチトール部分脂肪酸エステル、マルチトールエーテル、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ウンデシレン酸トレハロース等の糖誘導体部分エステル、カプリリルグルコシド等のアルキルグルコシド、アルキルポリグリコシド、マンノシルエリスリトールリピッド等の糖脂質、ラノリンアルコール、還元ラノリン、ポリオキシエチレンジステアレート、ポリチレングリコールジイソステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジオレエート等のポリオキシエチレン脂肪酸モノ及びジエステル、ポリオキシエチレン・プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート等のポリオキシエチレンモノオレエート等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールミツロウ等のポリオキシエチレン動植物油脂類、イソステアリルグリセリルエーテル、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類、多価アルコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレン−エチレンジアミン縮合物類、サポニン、ソホロリピッド等の天然系界面活性剤、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類、ラウラミンオキシド、コカミンオキシド、ステアラミンオキシド、ベヘナミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルメルカプタン、ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサンオキシアルキレン共重合体、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン等のシリコーン系非イオン性界面活性剤等、ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムクロリド等のアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリモニウムブロミド等のアルキルトリメチルアンモニウムブロミド、ジステアリルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等のジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン等の脂肪酸アミドアミン及びその塩、ステアロキシプロピルジメチルアミン等のアルキルエーテルアミン及びその塩または四級塩、エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12〜31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等の脂肪酸アミド型四級アンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドグアニジウム塩、アルキルエーテルアミンモニウム塩、アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系陽イオン性界面活性剤等、ラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)等のN−アルキル−N、N−ジメチルアミノ酸ベタイン、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン等の脂肪酸アミドアルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン、ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム等のイミダゾリン型ベタイン、アルキルジメチルタウリン等のアルキルスルホベタイン、アルキルジメチルアミノエタノール硫酸エステル等の硫酸型ベタイン、アルキルジメチルアミノエタノールリン酸エステル等のリン酸型ベ タイン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、リゾレシチン、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質、水酸化レシチン等のリン脂質類、シリコーン系両性界面活性剤等、高分子界面活性剤では、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体、シリコーン系各種界面活性剤が挙げられる。
また、本実施形態の頭皮、頭髪用シャンプーは、その他公知の化粧料、医薬品、食品等成分などに使用される成分を本発明の効果を損なわない範囲において、適宜配合することができる。
本実施形態の頭髪を洗浄した後に理美容処理薬剤を塗布する段階において用いる理美容処理薬剤は、特に制限はなく市販の理美容処理薬剤を用いることができる。
パーマネントウェーブ用剤の例としては、1液ではチオグリコール酸塩類、システイン類が挙げられ、2液では臭素酸ナトリウム、過酸化水素が挙げられる。
ストレートパーマ剤(縮毛矯正剤)の例としてはチオグリコール酸を有効成分としたもの、カーリング剤の例としては亜硫酸塩を有効成分としたサルファイト系カーリング剤が挙げられる。
ヘアカラーリング剤の例としては、酸化染料とアルカリ剤を主成分とする永久染毛剤(酸化染毛剤)、ポリフェノールと鉄塩を主成分とする永久染毛剤(非酸化染毛剤)、過酸化水素水とアルカリ剤を主成分とする脱色剤、酸性染料と塩基性染料を主成分とするヘアマニキュア用半永久染毛料、顔料と樹脂を主成分とする一時染毛料が挙げられる。
本実施形態の理美容処理薬剤を塗布した後に湿潤剤を散布する段階において用いる湿潤剤は、水とフルボ酸とクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体とクラドシホンノバエカレドニアエエキスを含む。
湿潤剤中のフルボ酸の量は、水1g当たり0.005〜0.5gであることが好ましく、0.005gより少ないと理美容処理剤の毛髪内部への浸透を促進させる効果が十分でなく、0.5gより多いと毛髪表面に形成したクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体とクラドシホンノバエカレドニアエエキス、クテニルコハク酸デンプンアルミニウム、フルボ酸の被膜への湿潤剤の浸透が遅くなり十分な理美容処理剤の毛髪内部への浸透効果が得られない場合がある。
湿潤剤中のクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体の量は、水1g当たり0.001〜0.5gであることが好ましく、0.001gより少ないと毛髪表面への定着性が乏しくなり、0.5gより多いと毛髪表面被膜への湿潤剤の浸透性が乏しくなる。
また、湿潤剤中のクラドシホンノバエカレドニアエエキスの量は、水1g当たり0.001〜0.5gであることが好ましく、0.001gより少ないと処理薬剤の浸透が遅くなり、0.5gより多い場合には湿潤剤の毛髪表面被膜への浸透が遅くなる。
湿潤剤中のフルボ酸の量は、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体とクラドシホンノバエカレドニアエエキスの合計重量の0.3〜2.0倍量含まれることが好ましく、0.3倍量より少ないと処理薬剤の浸透が遅くなり、2.0倍量より多い場合には湿潤剤の毛髪表面被膜への浸透が遅くなる。
本実施形態の湿潤剤は、更にバナジウムを含むことが好ましく、湿潤剤の水1g当たり5〜200μg含むことが好ましい。バナジウムは、遊離脂肪酸の分泌を抑える働きがあり、血液中の老廃物の排出を容易にし、毛髪の健康維持に役立つ。
湿潤剤の散布方法は、特に制限されるものではないが、噴射式のスプレーで頭髪全体に満遍なく行うことが望ましい。
本実施形態の湿潤剤は、理美容処理薬剤塗布後に頭髪に散布するものであるが、それ以外に、パーマ液1剤(還元剤)を洗い流した後や、仕上げ処理においても毛髪に散布することが好ましい。フルボ酸とクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体とクラドシホンノバエカレドニアエエキスを含む本実施形態の湿潤剤は、理美容処理中の湿潤剤として用いることにより、頭皮、毛髪を保護、補修に役立つ。
以下、本発明の理美容処理方法及びそれに用いる頭皮、頭髪用シャンプー並びに湿潤剤を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔頭皮、頭髪用シャンプーAの調製〕
ココイルアラニントリエタノールアミン及びココイルメチルタウリンナトリウムのアミノ酸系界面活性剤を含むシャンプーに、クテニルコハク酸デンプンアルミニウム、フルボ酸、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキスを添加し、頭皮、頭髪用シャンプーAを調製した。配合組成は以下の通りである。

ココイルアラニントリエタノールアミン 1.0質量%
ココイルメチルタウリンナトリウム 0.5質量%
クテニルコハク酸デンプンアルミニウムを 0.3質量%、
フルボ酸 0.2質量%、
クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体 0.1質量%、
クラドシホンノバエカレドニアエエキス 0.1質量%
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.3質量%
水 残量
〔湿潤剤Bの調製〕
バナジウムを水1g当たり33μg含むバナジウム水に、水1g当たりフルボ酸を0.02g、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体を0.01g、クラドシホンノバエカレドニアエエキスを0.01g添加し、湿潤剤Bを調製した。 バナジウムを130μg/L含むバナジウム水に、フルボ酸を2.0質量%、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体を0.1質量%、クラドシホンノバエカレドニアエエキスを1.2質量%添加し、湿潤剤Bを調製した。
〔パーマネント処理施術試験〕
本実施例におけるパーマネント処理性の確認は、以下のように行った。
2名の施術者が各々5名の女性被施術者に、頭皮、頭髪用シャンプーAを用いて処理前の頭皮、頭髪洗浄段階、パーマ1液の塗布段階、湿潤剤散布段階、パーマ2液の塗布段階、湿潤剤散布段階を含むパーマネント処理を行い、施術者2名にはパーマネント処理完了時に聞き取り調査を行い、被施術者10名には、パーマネント処理完了時及びパーマネント処理完了から2週間経過時について、聞き取り調査を行ないパーマネント処理の均一性、パーマがかりの良否、持続性の評価を行った。
パーマネント処理の均一性についての評価は、以下の評価基準により判定した。
評価記号 評価基準
◎…これまでより著しく均一性に優れる。
〇…これまでより均一性に優れる。
△…これまでと均一性の程度は変わらない。
×…これまでより均一性に劣る。
パーマがかりについての評価は、以下の評価基準により判定した。
評価記号 評価基準
◎…これまでより著しくパーマがかりが良い。
〇…これまでよりパーマがかりが良い。
△…これまでとパーマがかりの程度は変わらない。
×…これまでより均パーマがかりが劣る。
パーマがかりの維持性についての評価は、以下の評価基準により判定した。
評価記号 評価基準
◎…これまでより著しくパーマがかりの維持性が良い。
〇…これまでよりパーマがかりの維持性が良い。
△…これまでとパーマがかりの維持性に変わりはない。
×…これまでよりパーマがかりの維持性が劣る。
比較例として、同一の施術者2名と別途の10名の女性被施術者を選定し、頭皮、頭髪用シャンプーAからクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、フルボ酸、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、及びクラドシホンノバエカレドニアエエキスを除いた頭皮、頭髪用シャンプー、及び湿潤剤Bの代わりに精製水を湿潤液として用いて実施例と同様のパーマネント処理試験を実施した。
実施例、比較例の結果を表1に示す。
Figure 0006685524
表1に示した通り、実施例では、比較例に比べ、パーマネント処理の均一性、パーマがかりの良否、持続性のいずれにおいても大きな改善効果が見られた。
本発明の理美容処理方法によれば、理美容処理薬液塗布前に行う本発明の頭髪用シャンプーを用いた頭皮、頭髪洗浄により、本発明の頭髪用シャンプーに含まれるオクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、フルボ酸、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クラドシホンノバエカレドニアエエキスが毛髪表面に被膜を形成し理美容薬剤の浸透経路となる。そして、理美容処理薬剤塗布後に本発明の湿潤剤を散布することにより、理美容処理薬剤がこの浸透経路を伝って毛髪内部に浸透する。
本発明の理美容処理方法によれば、健康な毛髪もキューティクルが欠損した毛髪も均質な理美容薬剤浸透性を有するようになり、理美容処理薬液の浸透の均一性を高め、髪質差による理美容処理のばらつきを低減することができ、美しい理美容処理の仕上がりを実現することができる。

Claims (3)

  1. パーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め処理の理美容処理において、頭皮、頭髪用シャンプーを用いて頭皮、頭髪を洗浄する段階と、頭皮、頭髪を洗浄した後に理美容処理薬剤を塗布する段階と、該理美容処理薬剤を塗布した後に、湿潤剤を頭髪に散布する段階を有し、
    前記頭皮、頭髪用シャンプーは、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムと、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、フルボ酸と、を含み、
    前記湿潤剤は、前記クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、前記クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、前記フルボ酸と、を含むことを特徴とする理美容処理方法。
  2. パーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め処理の理美容処理において、理美容処理薬剤を塗布する前に行う頭皮、頭髪洗浄のための頭皮、頭髪用シャンプーであって、
    該頭皮、頭髪用シャンプーは、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムと、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、フルボ酸と、を含み、
    前記フルボ酸の含有量が前記クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と前記クラドシホンノバエカレドニアエエキスと前記オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの合計重量の0.1倍量以上含まれていることを特徴とする頭皮、頭髪用シャンプー。
  3. パーマネント処理、縮毛矯正処理及び毛染め処理の理美容処理において、理美容処理薬剤塗布後に頭髪に散布する湿潤剤であって、
    該湿潤剤は、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と、クラドシホンノバエカレドニアエエキスと、フルボ酸と、を含み、
    前記フルボ酸の含有量が前記クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体と前記クラドシホンノバエカレドニアエエキスの合計重量の0.3〜2.0倍量含まれ、
    前記湿潤剤は、更に、バナジウムを水1g当たり5〜200μg含むことを特徴とする湿潤剤。
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