JP5457515B2 - パック用シート及びその用法 - Google Patents

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本発明は、シート体と、前記シート体の片面又は両面に貼り合わせられるフィルムとを備えているものであって、前記シート体が折り畳まれた状態から、容易に平面体に展開して、人体に貼り付けができるパック用シート及びその用法に関する。
前記シート体としては、例えば、バイオセルロースシートやゲル状の薬事シート体、ゲルと不織布シートなど(以下これらをシート体と略称する)を用いることができる。また、前記フィルムとしては、例えば、樹脂フィルム、不織布フィルムなどを用いることができる。なお、前記フィルムは、前記シート体との組み合わせにより美容や医療の相乗効果が得られる特徴、曲げると反発力が生じる特徴、撥水性を有する特徴など(以下これらをフィルムと略称する)を有していることが望ましい。
前記フィルムには、パック用シートの、折り曲げる角の外側となる箇所や貼り付けて凸部となる人の鼻部や頬部そして顎部や膝や肘等の箇所には、曲げることやなぞることでフィルムの角に剥がし易くするための、摘まめる部位又はつまみ用突出部を形成するための及び/又はつまみ用突出部を交互に形成するためのつまみ用切り込み線を必要に応じた箇所に設けるものである。
更には、前記フィルムに、前記つまみ用切り込み線を施す仕様は、フィルムを切り離すことができる連続する直線、及び/又は、曲線である切り込み線又は切り残し部を形成して繋がる切り込み線(以下これらはつまみ用切り込み線と略称する)であり、前記つまみ用切り込み線で構成される摘まめる部位又はつまみ用突出部の形状には、矩形波形状又は円形状又は波形形状又は星型形状又はハート型形状又は絵文字形状或いは異形のつまみ形状又は切り込み線を隔てる両片シートの切り口がつまめる形状(以下これらをつまみ用突出部と略称する)等がある。
折り畳まれ封入される包装体のパック用シートの好ましい形態は、左右二つに折り合わせて曲がる角の外側や貼り付けて凸部の鼻部や顎部そして膝や肘等の部位に沿ってフィルムの角につまみ用突出部が形成されるつまみ用の切り込み線を施して、平面体の輪郭部に設ける突出部や突端部の少なくとも一部を外に出した状態で折り畳むものあり、薬事に対応する製剤の液剤や散剤或いはゲル剤(以下これらを薬剤と略称する)と共に1枚或いは複数枚を封入(以下これらを封入と略称する)されているものである。
従来品のパック用シートはフィルムや不織布を用いてゲル状シートを両面から真ん中にして挟み込んだ状態で、ほぼ顔面を覆うことができる或いは顔上部と顔下部に分けての貼りつけられるように構成されて折り畳まれて、使用する際には両面のフィルムを剥がしてゲル状シートを顔面に貼り付けるものである。尚、ゲル状シートには美容液の含浸やシート体には美容効果が得られる原料を含ませて形成している。
これらパック用シートの平面体には、輪郭や概ねフィット調整の切り込み線や両眼、口に対抗する部分には切り欠き孔を設け、刃型で打ち抜くことによって形成されている。
特許第3660161号 特許第3836445号 特許第4995981号
本願発明の一つである、フェイスマスク(以下これらをパック用シートと略称する)には、シート体と、前記シート体の片面又は両面に貼り合わせられるフィルムとを備えて折り畳まれているので、平面体に広げて、フィルムを剥がし、ゲル状シートを取りだす造作は粘着性や軟性であることから手間暇がかかり難しいので、少なくとも造作を省略して貼り付け可能な対応策が必要であり、近年増加し続けるネイルアートでの爪先を長く異物でデコレーションする或いは化粧人口が増えつつある特に女性に限定するわけではないが老眼の方々にも、折り畳みの状態から容易にワンタッチで広げる仕組みを設けて、フィルムを剥がす造作を簡単にする仕組みを設けて、顔に貼り付けられる等の対応策が必要だ。
ゲル状シートは粘着性や軟性であることから造作が難しいので、ワンタッチで折り畳まれた状態から平面体に展開できる用法やシート体から造作を簡単にしてフィルムを剥がす用法、更には顔に貼り付けて外側のフィルムを剥がす用法、フィット調整やリフティング作業の丁寧な用法を本品裏面や化粧箱への告知も必要なことである。
本願発明の、折り畳まれた状態から、容易に平面体に展開して、フィルムを剥がして、顔面に貼り付ける、美容の効能効果が得られるパック用シートを以下に示す。
前記パック用シートを容易に平面体に展開できるための折り畳みの形態は、例えば、図1のパック用シートの両面に備えるフィルムには、前記パック用シートの概ね左右対称とする鼻筋や下顎中央部を結ぶ線に対応させる領域にはつまみ用切り込み線を施して、図3の前記鼻筋縦の方向を折り目に合せて二つに折り曲げて合せるものであり、続いて、図4の前記折り合せたパック用シートの予め設ける左右双方のこめかみ外側縁部に設ける突出部や下顎両辺部に設ける突端部(以下これらをつまみ部と略称する)の部位を折り畳みの外に出す形状で、凡そ左の部分と右の部分を折り合せるものであって、図5の前記折りあわせたパック用シートの鼻筋縦の方向である上部分と下部分は、外に出す前記つまみ部に連続するシートを中ほどにして挟み、或いは前記挟みは任意の畳みとし、前記つまみ部を外に出して任意の回数に折り合わせて畳まれるものである。
包装体に含浸して封入の、前記折り畳まれたパック用シートを造作なく平面体に展開できる本願パック用シートは、例えば、一部を外に出した状態の前記つまみ部の左部は左の方向に、右部は右の方向に引っ張ると、折り畳まれたパック用シートは、最初に鼻筋縦の方向の上部分と下部分との合わせのシートが剥がれて、次には、折り合せたパック用シートの凡そ左の部分と右の部分を折り合せのシートが剥がれて、更には鼻筋縦の方向を目安にしてパック用シートを折り曲げて合せるシートが剥がれて、スムーズに平面体に展開できるものである。
本願発明の平面体に展開するパック用シートには、例えば、両面に貼り合せるフィルムの、前記パック用シートの折り曲がる角の外側となる、概ね左右対称とする鼻筋縦の方向を目安に対応させるつまみ用切り込み線で形成されるつまみ用突出部を摘まんで、シート体からフィルムを剥がして、パック用シートの上部に設けた左右双方のつまみ部を摘まんでフィルムを剥がした面を顔に向けて貼り付けるものであり、更には顔に貼り付けて外側となるフィルムにもつまみ用切り込み線を施し、摘まめる部位やつまみ用突出部を設けると、手のひらや指の腹なぞり貼り合せることで鼻筋や凹凸する部位には、摘まめる部位やつまみ用突出部が自然と形成されて、シート体からフィルムは容易に剥がせるものである。
平面体に設けたフィット調整やリフティング効果を容易に得るための切り込み線は、周縁部を切り込むと周縁部の互いがゲル状の粘着性や軟性と相俟ってシート片は絡まり合うので、平面体に展開し難く、顔に貼り付ける造作も容易でないので、切り込み線先部は周縁縁部の手前を終端として設けると周縁部が繋がった平面体の状態であるので、貼り付ける順に応じて切り込み先端部の周縁部を指で千切り順に貼り付けると顔に貼り付ける作業はスムーズである。
本願発明の、複数枚で構成されて更には粘着性や軟性を有して造作に手間暇がかかるパック用シートでありながら、ワンタッチ機能を設けて平面体に広げ、更に貼り合せるフィルムに設けるつまみ用突出部を摘まんで剥がすことができるものであるから、容易に顔面に貼り付けられるものであり、貼り付けて、手のひらや指の腹で馴染ませると、顔面に貼り付ける外側のフィルムに設けるつまみ用の突出部も自然と構成されるので指で摘まんで容易に剥がせるものであり、パック用シートを肌になじませフィットさせて貼り付ける一連の美容の作業はスムーズに行えるものであるから、課題とする方々にも楽しんで頂けるものである。
本発明品でほぼ顔面全体を覆う丸型の平面体に打ち抜かれ、鼻筋縦方向につまみ用切り込み線を施して左右対称に折り畳む状況の平面図 本発明品で図1の丸型のパック用シートを打ち抜く状況の平面図 図1を左右対称に折り畳まれた平面図 図3を更に左右を合わせて、つまみ部を外に出す、折り畳みの状況の平面図 図4を上部分と下部分を概ね合わせて折り畳んで封入し、美容液を充填含浸して封印された包装体 本願発明で、平面体の左右両眼に対応するフラップ仕様のパック用シート
本願発明の一つの例を美容向けパック用シートで示し、前記パック用シートを構成するゲル状シート符号1の厚みは凡そ70〜80ミクロンであって、両面又は片方の面にあわせるフィルム符号2の素材と目付量は、例えばスパンボンド製法のポリエステルテレフタレートやポリプロピレン等の化学繊維を素材とする、折り曲げると多少の反発力がみられる撥水性の不織布を用いて目付量は凡そ30(g/mm2)を用いて示すが、素材の規格の選択は商品コンセプトに応じるものであり、図2のこれらは別々の工程やシート体に貼りあわせた状態で刃型によって打ち抜かれる。
続いて、実施するパック用シートの形態は4つのタイプの平面体に打ち抜かれるものであって、ほぼ顔を覆う額の上部から口下部分まで185mm左の頬部の縁から右の頬部の縁までは210mmの形状であり、図1の額の上部から下顎裏部分まで220mm左の頬部の縁から右の頬部の縁までは210mmの形状であり、額上部から下顎両辺部から下顎裏を経て喉部又は首元部を加えた凡そ270mm左の突端部の縁から右の突端部までは220mmの形状で、セパレーツ型は額の上部から首部の縦の方向の凡そ270mmを直角方向に任意に分けて覆う形態である。
それぞれのパック用シートの平面体には、輪郭符号3や切り欠き線そして切り欠き孔や複数列のミシン目状の切り込み線又はミシン目状の切り込み線の互い向き合う切り込みを上下にずらし工夫する複数列を設け、摘まめる部位やつまみ用突出部を形成するつまみ用切り込み線を設け、これら切り欠き線や切り欠き孔そしてミシン目状の切り込み線は以下の用法や機能の要不要に応じて適所に設けるものである。
本願発明の一つである、凡そ顔面を覆うパック用シートの平面体には、概ね、両眼に対応する箇所には長軸楕円の切り欠き孔符号4又は両眼の領域を個々に覆うフラップ符号21なるものを設け、左右双方の目尻からこめかみ部の領域には波紋の形状に似たる弓状符号5で複数列並ぶミシン目状の切り込み線又は縦方向に伸びて横方向に複数列に並ぶミシン目状の切り込み線を設け、加えて下端若しくはこめかみ部挟む内側から外方向に伸びる切り込み線符号14を適所に設け、且つ、左右双方のこめかみの外側縁部にはつまみ用の突出部符号12を設け又は左右双方のつまみ用の突出部は互いを上下にずらして設け、鼻部に対応する箇所にはU字型の切り欠き線を設け又は左右の鼻翼を結ぶ切り欠き線を設け又は左右の鼻翼を結ぶ切り欠き線符号8を下端とし鼻筋の方向には縦方向やハ字状に走るミシン目状の切り込み線符号6を複数列設け、加えて鼻尖目印符号9を設け、左右両頬部には縦方向に伸びて横方向に並ぶミシン目状の切り込み線符号7を複数列設け、口部に対応する箇所には長軸が顔面の横方向である切り欠き孔符号10又は複数の孔を設け、左右双方の口元の周囲のほうれい線や小皺に対応する縦方向に伸びて横方向に並ぶ又は左右双方にほうれい線に似たるハ字状に走るミシン目状の切り込み線符号11を複数列設け、これらの機能は各商品のコンセプトに応じて任意に設けるものである。
前記凡そ顔面を覆うパック用シートの平面体に連続して下部を加える平面体には、下顎両辺部符号13から下顎裏を経て喉部分又は首元部分までの領域を覆う又は前記下顎両辺部から喉部分又は首元部分の領域を略翁形状に広く覆うことができる、更にはリフティングやフィットそして矯正する機能の付加には下顎部には縦方向に延びて横方向に並ぶ又は下顎部に沿って横方向に延びて上下に並ぶ、喉部又は首部には縦方向に延びて横方向に並ぶ、或いは喉部又は首部には横方向に延びて上下に並ぶ、それぞれには複数列のミシン目状の切り込み線を設けるもので、更には下顎左裏から中央部を経て右喉部又は右首元部の下顎両辺部からの外周縁部を結ぶ直前に終端する略S字状の切り込み線を設け、互いのシート片は和服を着こむ互いの襟を重ねるが如く貼り付けるものであり、これら切り欠き線、切り欠き孔、複数列からなるミシン目状の切り込み線、これらの機能は各商品のコンセプトに応じて任意に設けるものである。
平面体に設ける内側から外側輪郭線方向に向かう切り込み線符号14の先端は、輪郭線に設ける千切る目印符号16の楔型や凹部や凸部等に対向符号15させて設けるものである。
剥がすための突出部が自動形成されるつまみ用の切り込み線を施す箇所は、造作が省けて容易に平面体に展開する際の折り曲がりの部位や貼り付ける最中に剥がす作業が容易となるものであり、何れの顔面凸部に設けるとつまみ易くフィルムをゲル状シートから剥がし易いものであり、凹部に突出部が自動形成される切り込み線加え設けても問題とせず、突出部が自動形成される切り込み線の方向は自在に設けられものである。
突出部が自動形成される切り込み線と折り曲がりの角が多少ずれても折り曲がりの角には突出部は形成されるもので問題としない。
本願発明の、薬剤を含浸して封入する、折りたたみの状態のパック用シートを取り出して、折り畳み状態から突出するつまみ部の左部と右部の互いを摘まんで相反する方向に引っ張ることで、パック用シートは平面体に広がるものであり、折り曲がる外側のフィルムに形成されるつまみ用突出部を摘まみ、フィルムを剥がす方向に引っ張ってゲルシートから剥がして、パック用シートの左右上部に設けるつまみ部を摘まみながら、前記剥がれたゲルシートの面を、両眼に対応して設ける孔や鼻尖目印、口部を目安にして貼り付けるものである。
続いて、切り込み線先端と千切る目印の部位を千切りながら貼り付けて、手のひらや指の腹で馴染ませると、顔面に貼り付ける外側に貼り付けるフィルムには、つまみ用突出部が自然と作られて、フィルムを剥がす方向に引っ張ってゲルシートから剥がして、輪郭部に設けるつまみ部を引っ張りフィットさせて、つまみ部を引き上げるリフトアップを行い、ゲルシートを貼り付けている美容用法の時間は凡そ15分程度である。
1 顔面に貼り付けるゲルシートの平面体
2 ゲルシートにあわせるフィルムの平面体
3 本発明品のパック用シートの一つの線で繋がった輪郭線縁部
4 両眼部に対応する切り欠き孔
5 こめかみ部の弓状に走る複数列のミシン目状切り込み線
6 鼻部の縦方向やハ字状に複数列走るミシン目状の切り込み線
7 両頬部の複数列に設けたミシン目状の切り込み線
8 鼻下端部に対応する横方向の切り込み線
9 鼻尖の異形の目印
10 口部に対応する切り欠き孔
11 左右の両小鼻下から口元端部に走るハ字状の複数列の切り込み線
12 こめかみ縁部のつまみ用突出部分
13 つまんでリフトアップをするための左右頬両端部
14 フィット調整の切り込み線
15 輪郭線の達する手前に施された切り込み線の隙間
16 対向する切り込み線で輪郭線を切り離す部位の目印
17 左右対称に折られる方向
18 凡そ左右対称とする真ん中の軸
19 つまみ用切り込み線が設けられる領域
20 つまみ用切り込み線で形成されるつまみ用突出部
21 左右双方の両眼個々に対応して覆うフラップ
22 フラップのつまみ部分
23 目の領域を覆うシートを脱着できるフラップ形態の切り込み線
24 フラッ形態の互いの切り込み線が対向する切り残し部
25 パック用シートのロール
26 パック用シートのロール引っ張る方向








Claims (5)

  1. シート体と、前記シート体の片面又は両面に貼り合わせられるフィルムとを備えるパック用シートであって、
    前記フィルムに連続線からなるつまみ用切り込み線を設け、前記連続する前記つまみ用切り込み線周辺が折り曲げられると前記フィルムを前記シート体から剥離してつまむことができるつまみ用突出部が形成され、
    前記パック用シートを前記フィルムに設けられた前記連続するつまみ用切り込み線に沿って折り曲げて、
    前記つまみ用切り込み線に沿って折り曲げたことで設けられた辺と外側縁部のつまみ部は、
    前記折り曲げたことで設けられた辺と並行する辺を軸にして前記外側縁部のつまみ部の一部を外に出した状態で折り畳み、
    更には、前記外側縁部のつまみ部の一部を外に出した状態で折り畳まれた前記パック用シートの長手方向の端部ともう片方の端部とが前記長手方向と交差する折れ線で折り返して畳み、
    前記交差する折れ線で折り返して畳まれた前記パック用シートは、前記外側縁部のつまみ部の一部を摘まんで、平面体に展開できる状態で包装体に封入されているパック用シート。
  2. 薬剤を有する請求項1に記載のパック用シート。
  3. 前記フィルムの人体の凸部に対応した位置、及び/又は、前記フィルムの人体の凹部に対応した位置に前記連続線からなるつまみ用切り込み線を設けた請求項1又は2に記載のパック用シート。
  4. 前記連続線からなるつまみ用切り込み線は、フィルムを切り離すことができる連続する直線、及び/又は、曲線である切り込み線又は切り残し部を形成して繋がる切り込み線である請求項1から3のいずれかに記載のパック用シート。
  5. 両眼の領域を個々に覆うためのフラップを設ける請求項1から4のいずれかに記載のパック用シート。
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