JP2010259111A - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】疑似輪郭を迅速かつ効果的に防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、複数の色成分からなる色信号を複数処理して、所望の画像の画像信号を形成する。さらに、画像形成装置は、複数の色の色信号のうち少なくとも1つの色信号を用いてグラデーションを形成する場合における入力値の変化量が他の部分に比べ少なくなる地点近傍においてその色信号に雑音信号を付加する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、複数の色成分からなる色信号を複数処理して、所望の画像の画像信号を形成する画像形成装置に関する。
近年、コンピュータの出力装置として、数色のインクをヘッドから吐出するタイプのカラープリンタ(いわゆるインクジェット式のプリンタである)が広く普及し、コンピュータ等が処理した画像を多色多階調で印刷するのに広く用いられている。インクジェット式のプリンタでは、各領域におけるドットの発生比率を制御することにより、入力された階調データに応じた階調を表現している。
かかる考え方に基づき、各画素ごとにドットの発生を制御する方法の一つとして誤差拡散法がある。これは、入力された階調データに基づき表現されるべき濃度とドットの形成の有無により現実に表現される濃度との不一致により各画素ごとに生じる誤差を、周辺の未処理画素に拡散することにより、画像全体として表現される濃度誤差が非常に小さくなるようにドットの形成を制御する方法である。この方法によれば、各画素におけるドットの形成の有無は、入力された階調データに拡散された誤差を反映させた補正データに基づいて行われる。
一方、近年インクジェット式のプリンタでは、階調表現を豊かにするための種々の技術が提案されている。その一つとして、濃淡インクを用いた印刷装置および印刷方法がある(例えば、特願平8−209232)。これは、同一色について濃度の高いインクと低いインクを用意し、両インクの吐出を制御することにより、階調表現に優れた印刷を実現しようとするものである。
また、多階調を表現するための他の手段として、インク濃度とドット径の異なる2種類のドットを形成することにより、単位面積当たりの濃度を多段階に変化させて印刷可能な印刷装置も提案されている(例えば、特開昭59−201864号公報)。これは、1画素を4ドットで構成し、濃度の高いドットと低いドットの画素中における出現頻度を変化させることにより、多段階の濃度での画像の印刷を可能とするものである。
これらはいずれも各色相についてドットのオン・オフによる2値化ではなく、濃淡のドットによる3値化以上の多値化を行うことにより多階調を表現しようとするものである。
図9は従来の誤差拡散法の処理の概略を説明するためのブロック図である。従来の誤差拡散法においては、出力111はドットを出力する/しないの2値となる。図9において、入力値101が入力されると、それ以前に処理された画素の誤差を、誤差バッファ109から読み出された値から分散マトリクス103によって演算し、その演算された誤差を入力値101に加えて補正値108を算出する。そして、算出された補正値108と閾値105とを比較手段107によって比較し、その比較の結果、補正値108が閾値105よりも大きい場合にはドットを出力し、補正値108が閾値105よりも小さい場合にはドットを出力しないように処理する。次に、変換手段102は、ドットを出力した場合には255に、出力しなかった場合には0に変換する。次に、補正値108と255あるいは0との差を誤差バッファ109に登録する。
図6bは、プリンタが1画素あたりにn階調(nは3以上)を持つ場合に用いられる誤差拡散法の処理の概略を説明するためのブロック図である。(以降、この誤差拡散法を多
値誤差拡散法と称する)このブロック図は4階調の場合の図である。4階調のうち濃度の大きいほうから、大ドット、中ドット、小ドットと称し、出力11は、大を出力する、中を出力する、小ドットを出力する、ドットを出力しない、の4値となる。
図6bにおいて、入力値101が入力されると、それ以前に処理された画素の誤差を,誤差バッファ109から読み出された値から分散マトリクス103によって演算し、その演算された誤差を入力値101に加えて補正値108を算出する。そして、算出された補正値108と閾値3とを比較手段5によって比較する。多値誤差拡散法では、閾値3が3個存在しており、各々の閾値3と補正値108は3回比較されることになる。ここで、3個の閾値3をA,B,Cとする。ただしA>B>Cとする。その3個の閾値3と補正値108が比較され、閾値3のAよりも補正値108が大の時には大ドットを出力し、闇値3のBよりも補正値108が大の時には中ドットを出力し、閾値3のCよりも補正値108が大の時には小ドットを出力し、閾値3のCよりも補正値108が小の時には、ドットを出力しないように処理する。
次に、大ドット、中ドット、小ドット、ドットを出力しないの4つの状態に基づいて、予め設定されている相対値表9から相対値を、変換手段8にて選択して読み出し、相対値10に変換する。次に、補正値108と相対値10との差を誤差バッファ109に登録する。
なお、相対値とは、各色ごとに大ドットに対する、大、中、小ドットの相対的な濃度比を示した値であり、大ドットを255とした場合では、表1のように相対値が設定される。また、相対値は、インクの種類、メディア、解像度などのプリンタの印刷条件によって異なっており、それぞれの条件ごとに記録されている。
従来の誤差拡散法は、以上の処理を繰り返し行うことによって出力値111を算出するものであった。
一方、6色プリンタ(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック、Lc:ライトシアン、Lm:ライトマゼンタ)においては、シアン成分からシアンとライトシアンとが分配され、マゼンタ成分からマゼンタとライトマゼンタとが分配されるが、これらの分配は、第10図(A)及び第10図(B)<破線:シアン、実線:ライトシアン>に示すような分配カーブを利用して行われていた。
特開2000−006444号公報
上述の誤差拡散法は、ドットの形成を制御する他の方法に比較して画像全体としての誤差を非常に小さくすることができ画質を向上することができるため、2値化を行う方法としては優れたものである。ところが、多値誤差拡散法を行った場合には、階調が連続的に変化するグラデーション部分をもつ画像においていわゆる疑似輪郭が発生するという問題があった。
特に、6色プリンタ(CMYKLcLm)の場合には、シアン及びマゼンタは、ノーマルインク(濃いインク)とライトインク(薄いインク)とを使用しており、特に、この切り替え部分で疑似輪郭が発生し、画質が悪化するという問題があった。
本発明は、以上の問題を解決するためになされたものであり、疑似輪郭を迅速かつ効果的に防止することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の画像形成装置は以下の構成を備える。
第1の構成として、画像形成装置は、複数の色成分からなる色信号を複数処理して、所望の画像の画像信号を形成するものを対象として、特に、前記複数の色の色信号のうち少なくとも1の第3の色信号を用いてグラデーションを形成する場合における入力値の変化量が他の部分に比べ少なくなる第2の地点近傍において前記第3の色信号に雑音信号を付加する。
このような構成により、雑音信号は、複数の色の色信号のうち少なくとも1の第3の色信号の値を用いてグラデーションを形成する場合における入力値の変化量が他の部分に比べ少なくなる第2の地点近傍において第3の色信号に付加されるので、第3の色信号と他の色信号との境目が認識しにくくなり、その結果として疑似輪郭を防止することができる。
第2の構成として、画像形成装置は、複数の色成分からなる色信号を複数処理して、所望の画像の画像信号を形成するものを対象として、特に、前記複数の色の色信号のうち少なくとも1の第3の色信号を用いてグラデーションを形成する場合における入力値の変化量が他の部分に比べ少なくなる第2の地点近傍において前記第3の色信号とは異なる少なくとも1の第4の色信号に雑音信号を付加する。
このような構成により、雑音信号は、複数の色の色信号のうち少なくとも1の第3の色信号の値を用いてグラデーションを形成する場合における入力値の変化量が他の部分に比べ少なくなる第2の地点近傍において第3の色信号とは異なる少なくとも1の第4の色信号に付加されるので、第3の色信号と第4の色信号との境目が認識しにくくなり、その結果として疑似輪郭を防止することができる。
第3の構成として、画像形成装置は、サイズの異なる複数の入力ドットからなる色信号を複数処理して、所望の画像の画像信号を形成するものを対象として、特に、前記複数の入力ドットのうち、最大入力ドットである第1ドットを最大濃度値とした場合の各ドットの相対的な濃度値を記憶した相対値記憶手段と、前記複数の入力ドットのうち、所定の入力ドットの入力値を変更することでグラデーションを形成する場合であって、当該グラデーションの形成の際の前記所定の入力ドットに対応する濃度値が1/2となる入力値近傍において雑音信号を付加する。
このような構成により、雑音信号は、複数の入力ドットのうち、最大入力ドットである第1ドットを最大濃度値とした場合の各ドットの相対的な濃度値を記憶した相対値記憶手段から、複数の入力ドットのうち、所定の入力ドットの入力値を変更することでグラデーションを形成する場合であって、当該グラデーションの形成の際の前記所定の入力ドットに対応する濃度値が1/2となる入力値近傍において付加されるので、雑音信号を付加する位置を迅速に特定するとともに、疑似輪郭を効果的に防止することができる。
以上より、本発明の画像形成装置によれば、疑似輪郭を迅速かつ効果的に防止することができる。
本発明の画像形成装置であるプリンタを使用した画像処理システムの概略構成図である。 本発明の画像形成装置としてのプリンタの概略構成図である。 インク吐出用ヘッドの内部の概略構成を示す説明図である。 ピエゾ素子PEとノズルNzとの構造を説明する説明図である。 制御回路の内部構成を示す説明図である。 多値誤差拡散の処理の概略を説明するためのブロック図である。 多値誤差拡散処理における入力値と出力値との関係を示した図である。 多値誤差拡散処理におけるライトシアン及びシアンの入力値と出力値との関係を示した図である。 従来の誤差拡散法の処理の概略を説明するためのブロック図である。 分配カーブを説明するための説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、従来技術と同様の処理については、同番号を付して説明するものとする。
(1)装置の構成
図1に本発明の画像形成装置であるプリンタ22を使用した画像処理システムの構成を示し、図2にその画像形成装置であるプリンタ22の概略構造を示す。
図1において、画像処理システムは、パーソナルコンピュータ90によって構成され、外部にスキャナー12と、カラープリンタ22とを有している。パーソナルコンピュータ90は、カラーディスプレイ21とキーボード、マウス等からなる入力部92とを備えている。
コンピュータ90の内部には、図示しないCPU,RAM,ROM等が備えられており、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からはこれらのドライバを介して、最終カラー画像データFNLが出力されることになる。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、スキャナ12から画像を読み込み、これに対して所定の処理を行いつつビデオドライバ91を介してCRTディスプレイ21に画像を表示している。このアプリケーションプログラム95が、印刷命令を発行すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像情報をアプリケーションプログラム95から受け取り、これをプリンタ22が印字可能な信号(ここではシアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ライトシアン及びライトマゼンタの各色についての2値化された信号)に変換している。図1に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、アプリケーションプログラム95が扱っているカラー画像データをドット単位の画像データに変換するラスタライザ97と、ドット単位の画像データに対してプリンタ22が使用するインク色および発色の特性に応じた色補正を行う色補正モジュール98と、色補正モジュール98が参照する色補正テーブルCTと、色補正された後の画像情報からドット単位でのインクの有無によってある面積での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画像情報を生成するハーフトーンモジュール99とが備えられている。
スキャナ12は、カラー原稿からカラー画像データを読み取り、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなる原カラー画像データORGをコンピュータ90に供給する。
また、プリンタ22は、印字可能な上記信号を受け取り、記録用紙に画像情報を記録する。
次に、図2によりプリンタ22の概略構成を説明する。図示するように、このプリンタ22は、紙送りモータ23によって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載された印字ヘッド28を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御する機構と、これらの紙送りモータ23,キャリッジモータ24,印字ヘッド28および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とから構成されている。
このプリンタ22のキャリッジ31には、黒インク(Bk)用のカートリッジ71とシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)の6色のインクを収納したカラーインク用カートリッジ72が搭載可能である。キャリッジ31の下部の印字ヘッド28には計6個のインク吐出用ヘッド61ないし66が形成されており、キャリッジ31の底部には、この各色用ヘッドにインクタンクからのインクを導く導入管67(図3参照)が立設されている。キャリッジ31に黒(Bk)インク用のカートリッジ71およびカラーインク用カートリッジ72を上方から装着すると、各カートリッジに設けられた接続孔に導入管67が挿入され、各インクカートリッジから吐出用ヘッド61ないし66へのインクの供給が可能となる。
インクが吐出される機構を簡単に説明する。図3はインク吐出用ヘッド28の内部の概略構成を示す説明図である。インク用カートリッジ71,72がキャリッジ31に装着されると、図3に示すように毛細管現象を利用してインク用カートリッジ内のインクが導入管67を介して吸い出され、キャリッジ31下部に設けられた印字ヘッド28の各色ヘッド61ないし66に導かれる。なお、初めてインクカートリッジが装着されたときには、専用のポンプによりインクを各色のヘッド61ないし66に吸引する動作が行われるが、本実施例では吸引のためのポンプ、吸引時に印字ヘッド28を覆うキャップ等の構成については図示および説明を省略する。
各色のヘッド61ないし66には、後で説明する通り、各色毎に32個のノズルNzが設けられており、各ノズル毎に電歪素子の一つであって応答性に優れたピエゾ素子PEが配置されている。ピエゾ素子PEとノズルNzとの構造を詳細に示したのが、図4である。図示するように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインクを導くインク通路68に接する位置に設置されている。ピエゾ素子PEは、周知のように、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。本実施例では、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、図4下段に示すように、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路68の一側壁を変形させる。この結果、インク通路68の体積はピエゾ素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、粒子Ipとなって、ノズルNzの先端から高速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテン26に装着された用紙Pに染み込むことにより、印刷が行われる。
以上説明したハードウェア構成を有するプリンタ22は、紙送りモータ23によりプラテン26その他のローラを回転して用紙Pを搬送しつつ(いわゆる副走査)、キャリッジ31をキャリッジモータ24により往復動させ(いわゆる主走査)、同時に印字ヘッド28の各色ヘッド61ないし66のピエゾ素子PEを駆動して、各色インクの吐出を行い、ドットを形成して用紙P上に多色の画像を形成する。
用紙Pを搬送する機構は、紙送りモータ23の回転をプラテン26のみならず、用紙搬送ローラに伝達するギヤトレインを備える(図示省略)。また、キャリッジ31を往復動させる機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ3
8と、キャリッジ31の原点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されている。
次に、プリンタ22の制御回路40の内部構成を説明する。図5は、制御回路40の内部構成を示す説明図である。図5に示す通り、この制御回路40の内部には、CPU41,PROM42,RAM43の他、コンピュータ90とのデータのやりとりを行うPCインタフェース44と、紙送りモータ23、キャリッジモータ24および操作パネル32などとの信号をやりとりする周辺入出力部(PIO)45と、計時を行うタイマ46と、ヘッド61〜66にドットのオン・オフの信号を出力する転送用バッファ47などが設けられており、これらの素子および回路はバスで相互に接続されている。また、制御回路40には、所定周波数で駆動波形を出力する発信器51、および発信器51からの出力をヘッド61〜66に所定のタイミングで分配する分配器55も設けられている。制御回路40は、コンピュータ90で処理されたドットデータを受け取り、これを一時的にRAM43に蓄え、所定のタイミングで転送用バッファ47に出力する。
なお、PROM42には、インク色(黒、シアン、マゼンタ、イエロ、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)及び形成されるドットの大きさごとに相対値が予め記憶されている。PROM42に記憶されている相対値の例を表1に示す。
なお、第1の実施の形態では、小ドットの液滴量を6pl、中ドットの液滴量を10pl、大ドットの液滴量を20plとした。
次に、第1の実施の形態における多値誤差拡散の処理について説明する。この多値誤差拡散処理は、プリンタ22に内蔵されたCPU41が行う。
図6aは、本発明の多値誤差拡散の処理の概略を説明するためのブロック図である。図6aにおいて、PCインターフェース44を介して入力値101が入力されると、それ以前に処理された画素の誤差を、誤差バッファ109から読み出した値から分散マトリクス103によって演算し、その演算された誤差を入力値101に加えて補正値108を算出する。そして、算出された補正値と閾値3とを比較手段5によって比較する。なお、閾値3は、入力値101に応じたノイズ1を付加する。そして、以後、従来技術と同様の処理によりドットの出力と当該画素における誤差の誤差バッファ109への登録が行われる。
一方、ノイズ1は、全入力値101に対し付加されるのではなく、特定の入力値付近で付加される。特に、前記相対値の1/2の値近傍又は小ドット(最も低濃度のドット又はインク)の相対値の1/2の値近傍においてノイズを付加したところ最も疑似輪郭発生の防止に効果があった。例えば、シアンインクを使用して小ドットで形成した画像の相対値は、表1によれば60であるが、この60の1/2の値である30近傍の入力値においてノイズを付加すれば疑似輪郭が効果的に除去されるのである。
ちなみに、この効果を図7を用いて説明する。図7(a)は、従来の多値誤差拡散処理(図9)における入力値(細線)と出力値(太線)との関係を示した図であり、図7(b
)は、本発明の多値誤差拡散処理(図6a)における入力値(細線)と出力値(太線)との関係を示した図である。これらの図7(a)及び図7(b)に示した入力値及び出力値は、シアンインク・小ドットで形成されたグラデーション部分において発生した擬似輪郭を対象にしている。また、図7(a)及び図7(b)の縦軸に示す0〜120は、入力値(グラフ上太線が入力値を示す)及び出力値(グラフ上細線が出力値を示す)のレベル値を表し、横軸に示す0〜400は、画像の所定の位置からの距離を表す。図7(a)によると、240〜250の位置には、出力値が水平状態から急落している部分が見られ、入力値との乖離が見られる。これが擬似輪郭となって所見され、この疑似輪郭の発生地点が入力値30近傍の地点であることが理解される。そこで、この入力値30の地点近傍においてノイズを付加してやると、図7(b)のように乖離部分が消滅し、疑似輪郭が消滅した。
ここで付加するノイズは、相対値の1/2の近傍の時に最大の雑音信号を付加し、相対値との差の絶対値が大きくなるに従い漸次減少させて付加するのが望ましい。この場合の雑音信号は、閾値3の値を下記式により算出して付加することができる。
閾値=閾値 + rate × 係数 × ノイズ
ここで、Rangeの値は10に設定され、rate>0の場合にノイズが付加される。また、ノイズは一般に使用されている白色ノイズを使用した。
なお、第1の実施の形態では、シアンインク・小ドットで形成されたグラデーション部分における擬似輪郭の改善を説明したが、シアンインク・小ドットで形成されたグラデーション部分に限らず、他のインク色(黒、マゼンタ、イエロ、ライトシアン、ライトマゼンタ)及び他のドットの大きさ(大ドット、中ドット)の組合せにおける相対値(表1参照)についても同様の効果が確認できた。
次に、第2の実施の形態における多値誤差拡散の処理について説明する。
図8(a)は、従来の多値誤差拡散処理(図9)におけるライトシアンの入力値(太線)と出力値(太線の周りの振動している線)との関係及びシアンの入力値(細線)と出力値(細線の周りの振動している線)との関係を示した図であり、図8(b)は、本発明の多値誤差拡散処理(図6a)におけるライトシアンの入力値(太線)と出力値(太線の周りの振動している線)との関係及びシアンの入力値(細線)と出力値(細線の周りの振動している線)との関係を示した図である。さらに詳細に説明すると、図8(b)は、ライトシアンインク(第2の色信号)にシアンインク(第1の色信号)を混合させた地点(第1の地点)近傍においてシアンインク(第1の色信号)に雑音信号を付加した場合におけるライトシアンの入力値(太線)と出力値(太線の周りの振動している線)との関係及びシアンの入力値(細線)と出力値(細線の周りの振動している線)との関係を示した図である。
なお、これらの図8(a)及び図8(b)に示した入力値及び出力値は、シアンのグラデーション部分において発生した擬似輪郭を対象にしている。また、図8(a)及び図8(b)の縦軸に示す0〜60は、入力値及び出力値のレベル値を表し、横軸に示す1〜2501は、画像の所定の位置からの距離を表す。
図8(a)において距離が1500の近傍では、シアンの出力値が入力値より遅延していることが確認される。一方、シアンの出力値が遅延している距離でのライトシアンの出力値を見ると、ライトシアンの出力値はほぼ水平状態になっている。このライトシアンの出力値が水平状態であって、シアンの出力値が発生するまでの位置において擬似輪郭が発生していることが確認された。
一方、図8(b)において距離が1500の近傍では、シアンの出力値が入力値とほぼ同じ位置から立ち上がっている。そして、シアンの出力値が立ち上がっている位置でのライトシアンの出力値を見ると、ライトシアンの出力値はちょうど値が水平状態になり始める位置になっており、この状態において擬似輪郭が改善されていることが確認された。
なお、第2の実施の形態においては、ライトシアンインク(第2の色信号)にシアンインク(第1の色信号)を混合させた地点(第1の地点)近傍においてシアンインク(第1の色信号)に雑音信号を付加した場合において疑似輪郭が改善されたことを説明したが、その他にも、ライトシアンインク(第2の色信号)にシアンインク(第1の色信号)を混合させた地点(第1の地点)近傍においてライトシアンインク(第2の色信号)に雑音信号を付加した場合においても疑似輪郭が改善されていることが確認され、ライトシアンインク(第2の色信号)にシアンインク(第1の色信号)を混合させた地点(第1の地点)近傍においてライトシアンインク(第2の色信号)及びシアンインク(第1の色信号)に雑音信号を付加した場合においても疑似輪郭が改善されていることが確認された。
また、雑音信号を第1の地点近傍において特定して付加するので、疑似輪郭を迅速かつ効果的に防止することができた。
ところで、シアンインクに雑音信号を付加する場合には、ライトシアンインクにシアンインクを混合させた地点近傍において最大の雑音信号を付加するとともに、シアンインクの値が増加するに伴い漸次減少させて付加するのが望ましい。この場合の雑音信号は、閾値3の値を下記式により算出して付加することができる。
閾値=閾値 + rate × 係数 × ノイズ
ここで、Rangeの値は10に設定され、0<rate≦1の場合にノイズが付加される。また、第2の実施の形態においては、係数=0.2とし、ノイズは一般に使用されている白色ノイズを使用した。
一方、ライトシアンインクに雑音信号を付加する場合には、ライトシアンインクにシア
ンインクを混合させた地点近傍において最大の雑音信号を付加するとともに、ライトシアンインクの値が減少するに伴い漸次減少させて付加するのが望ましい。この場合の雑音信号も、閾値3の値を下記式により算出して付加することができる。
閾値=閾値 + rate × 係数 × ノイズ
ここで、Rangeの値は10に設定され、0<rate≦1の場合にノイズが付加される。また、前記同様に、係数=0.2とし、ノイズは一般に使用されている白色ノイズを使用した。
ライトシアンインクにシアンインクを混合させた地点近傍において最大の雑音信号を付加するとともに、シアンインクの値が増加するに伴い漸次減少させて雑音信号を付加した場合、及びライトシアンインクにシアンインクを混合させた地点近傍において最大の雑音信号を付加するとともに、ライトシアンインクの値が減少するに伴い漸次減少させて雑音信号を付加した場合には、疑似輪郭がさらに防止されることが確認された。
また、ライトシアンインクにシアンインクを混合させた地点近傍においてシアンインク及びライトシアンインクに最大の雑音信号を付加するとともに、シアンインクには、シアンインクの値が増加するに伴い漸次減少させて雑音信号を付加し、ライトシアンインクには、ライトシアンインクの値が減少するに伴い漸次減少させて雑音信号を付加すれば、さらに疑似輪郭が顕著に防止されることが確認された。
次に、第3の実施の形態における多値誤差拡散の処理について説明する。第3の実施の形態においては、図8(b)を利用して説明する。すなわち、第2の実施の形態においては、ライトシアンインクにシアンインクを混合させた地点近傍においてシアンインク又はライトシアンインクに雑音信号を付加したが、第3の実施の形態においては、例えば、ライトシアンインク(第3の色信号)の入力値が略一定になる地点(第2の地点)近傍においてライトシアンインクに雑音信号を付加する。この雑音信号の付加により、ライトシアンの色信号とシアンの色信号との境目が認識しにくくなり、その結果として疑似輪郭が改善されていることが確認された。
また、第3の実施の形態においては、ライトシアンインク(第3の色信号)の入力値が略一定になる地点(第2の地点)近傍においてシアンインク(第4の色信号)に雑音信号を付加してもよい。その場合には、雑音信号の付加により、シアンの出力値が入力値とほぼ同じ位置から立ち上がり擬似輪郭が改善されていることが確認された。
以上、本発明の種々の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態による実施が可能である。例えば、以上で説明した種々の処理は画像形成装置に備えられたCPU41で実行するものとしているが、かかる処理を実行する機能を画像形成プログラムとして実施するものであってもよい。この場合には、画像形成プログラムをCD−ROM等の記録媒体を介して、
またはインターネットを介して実施することも可能である。
41 CPU
42 PROM
43 RAM

Claims (3)

  1. 複数の色成分からなる色信号を複数処理して、所望の画像の画像信号を形成する画像形成装置において、
    前記複数の色の色信号のうち少なくとも1の第3の色信号を用いてグラデーションを形成する場合における入力値の変化量が他の部分に比べ少なくなる第2の地点近傍において前記第3の色信号に雑音信号を付加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の色成分からなる色信号を複数処理して、所望の画像の画像信号を形成する画像形成装置において、
    前記複数の色の色信号のうち少なくとも1の第3の色信号を用いてグラデーションを形成する場合における入力値の変化量が他の部分に比べ少なくなる第2の地点近傍において前記第3の色信号とは異なる少なくとも1の第4の色信号に雑音信号を付加することを特徴とする画像形成装置。
  3. サイズの異なる複数の入力ドットからなる色信号を複数処理して、所望の画像の画像信号を形成する画像形成装置において、
    前記複数の入力ドットのうち、最大入力ドットである第1ドットを最大濃度値とした場合の各ドットの相対的な濃度値を記憶した相対値記憶手段と、
    前記複数の入力ドットのうち、所定の入力ドットの入力値を変更することでグラデーションを形成する場合であって、当該グラデーションの形成の際の前記所定の入力ドットに対応する濃度値が1/2となる入力値近傍において雑音信号を付加することを特徴とする画像形成装置。
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