JPH0998290A - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

画像記録装置及び画像記録方法

Info

Publication number
JPH0998290A
JPH0998290A JP7252791A JP25279195A JPH0998290A JP H0998290 A JPH0998290 A JP H0998290A JP 7252791 A JP7252791 A JP 7252791A JP 25279195 A JP25279195 A JP 25279195A JP H0998290 A JPH0998290 A JP H0998290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error diffusion
image data
noise
data
original image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7252791A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Sugiura
杉浦  進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7252791A priority Critical patent/JPH0998290A/ja
Publication of JPH0998290A publication Critical patent/JPH0998290A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間記録濃度付近で擬似輪郭が生じ、復元画
像の粒状性が増大して画像全体ががさつく。 【解決手段】 誤差拡散データを生成し、原画像データ
とこの誤差拡散データとを加算する。一方、誤差拡散に
ついてのマトリクスをもとに所定のノイズを生成し、原
画像データの濃度について求めた分散値をもとに、原画
像データの濃度範囲の内、特定範囲を最適ノイズ加算範
囲として、この特定範囲において、上記の加算にて得ら
れた画像データにノイズを付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インクジ
ェット記録、サーマル/サーマル転写/昇華型熱転写記
録、レーザ記録、強誘電体表示記録を行なう画像記録装
置及び画像記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より画像記録方法として、例えば、
Katoh, Y.Arai, Y.Yasudaによる「多値誤差拡散法」(Na
tional Conference of Communication, Department in
Showa53 Year, Society of Electronic Communication
in Japan (1973), pp 504 (Japanese))では、1つの固
定しきい値を設ける従来の誤差拡散法に対して、複数の
しきい値を設ける誤差拡散方法を実現している。例え
ば、画像データの範囲が0〜255であるとすると、従
来は128をしきい値として誤差拡散し、2値データを
得ているが、Katoh, Y.Arai, Y.Yasudaによる「多値誤
差拡散法」では、2種のインク濃度で濃淡記録する場
合、しきい値として85,175を設定し、2種類の記
録濃度で3値化したデータを得るようにしている。
【0003】また従来、例えば、H. Ochiによる「階層
構造を有する高品質多値誤差拡散法」(140th Research
Meeting for Image Processing and Communication, So
ciety of Image Electronics in Japan (1994), pp 17-
20 (Japanese))では、最初にしきい値170にて濃度1
の2値化画像データを得、次に、原画データと濃度1で
2値化された画像データの差分を計算して、85のしき
い値に相当する薄い濃度(濃度2)で再度、誤差拡散を
行なう。そして、出力画像を濃度1と濃度2のデータで
3値化表現する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の誤差拡散法、例えば、Katohの方法では、中間記録
濃度付近で擬似輪郭を生じ、また、Ochiの方法では、Ka
tohにおける擬似輪郭は解消するが、復元画像の粒状性
が増大し画像全体ががさつく、という問題がある。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、擬似輪郭、粒状性を減
少し、従来技術の有する欠点をなくした画像記録装置及
び画像記録方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数の記録濃度にて画像の可視記録を行
なう画像記録装置において、所定のマトリクスより誤差
拡散データを生成する手段と、原画像データと前記誤差
拡散データとを加算する手段と、誤差拡散についてのマ
トリクスをもとに所定のノイズを生成する手段と、前記
加算にて得られた画像データの値が所定範囲にあるか否
かを判定する手段と、前記画像データが所定範囲にある
場合、前記原画像データの示す濃度範囲の中間濃度近傍
にて該画像データに前記ノイズを付加する手段とを備
え、前記ノイズを付加された原画像データが誤差拡散法
にて2値中間調表現される。
【0007】また、他の発明は、複数の記録濃度にて画
像の可視記録を行なう画像記録装置において、所定のマ
トリクスより誤差拡散データを生成する手段と、原画像
データと前記誤差拡散データとを加算する手段と、誤差
拡散についてのマトリクスをもとに所定のノイズを生成
する手段と、前記原画像データの濃度についての分散値
を求める手段と、前記分散値をもとに、前記原画像デー
タの濃度範囲の内、特定範囲を決定する手段と、前記特
定範囲において前記加算にて得られた画像データに前記
ノイズを付加する手段とを備え、前記ノイズを付加され
た原画像データが誤差拡散法にて2値中間調表現され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。 <概要説明>近年のインクジェットプリンタにおける技
術の進展には重要なものがあり、これらのプリンタは、
今や事務所や家庭において広く受け入れられつつある。
このように受け入れられるための重要な要素の1つとし
て高画質の達成があげられる。このインクジェットプリ
ンタにおいて画質の向上を行なうには2つの方法があ
る。その1つは、インクジェットヘッドの解像度を上げ
ることであり、2つ目は、多濃度インクを用いた多値誤
差拡散法を開発することである。そこで、上記の2番目
の処理を実現すべく、新規に得られた方法を利用して中
間調処理の改善を行なう。
【0009】従来の多値誤差拡散法では、原画像の濃度
が多濃度インクに近い場所で輪郭が発生する。これは、
これらの場所では誤差が生じないからである。そこで、
この輪郭発生の理由を説明するために従来の方法を解析
し、それをもとに新たに改善された誤差拡散法を提供す
る。ここでは、本願発明の実験的な確認のためシルバー
ハイドライドプリンタを用いて、この新規な技術をもと
にプリンタのシュミレーションを行なう。また、ここで
は、新規な方法による画質を従来の方法によるものと比
較して、その違いを明確にする。 <基本事項の説明>プリンタの仕様を決めるには、人間
の視覚システムの機能を知ることが非常に重要である。
Roetlingによれば、通常の視覚を有する人間が識別でき
るレベル数は、以下の式(1)にて表わすことができ
る。
【0010】
【数1】
【0011】 L=1010(Exp[-0.138(5ω)](1-Exp[-0.1(5ω)]))+1 (1) ここで、Lは識別可能なレベル数、ωは空間周波数(サ
イクル/mm)である。多値誤差拡散法による中間調処
理を用いたプリンタにて得られる階調数は、式(2)に
て与えられる。
【0012】
【数2】
【0013】ここで、Nは得られる階調数、nはプリン
タの主中間調レベルの数、ωは空間周波数(サイクル/
mm)、Resはプリンタの解像度(ドット/mm)で
ある。
【0014】本発明の目的の1つは、人間の視覚システ
ムの機能に近づくことであり、これは、上記の式(2)
にて得られる階調数Nが、式(1)における識別可能な
レベル数Lに近づくことを意味する。式(2)から、そ
こには2つの潜在的なパラメータが存在することが分か
る。その1つは解像度Resであり、他の1つは中間調
レベルnの数である。最初のパラメータを可変とするた
めには、新規なインクジェットヘッドの開発が必要であ
る。そこで、このような性能を有するインクジェットプ
リンタの開発は容易であるとの理由から、中間調レベル
の数を可変にする方法を採用した。 <従来の多値誤差拡散法の解析>1973年、S. Katoh
らは、多値誤差拡散法についての研究発表を行なっ
た。この研究における基本的な概念は、多濃度インクに
対する入力データの濃度をもとに、誤差拡散法のしきい
値レベルを変えることにある。この提案は、インクジェ
ットプリンタにて実現するのは容易であるが、輪郭を生
じてしまうという欠点がある。この輪郭は、中間調レベ
ルが、インク表現が可能な濃度に近い画像位置において
相当な発生が見られる。画像の他の位置において、この
方法は卓越した品質を呈する。ここでは、この方法を
“ME2”と呼ぶ。
【0015】また、近年、H. Ochiがこの問題に注目
し、階層構造を有する誤差拡散法を繰返し用いることで
Katohによる方法の改善を行ない、上記の輪郭の発生を
軽減しようとした。Ochiの方法では、多濃度レベルがN
(ここで、Nは2のm乗である)であれば、上記の繰返
しは、m+1回行なわれる。しかし、この方法にて輪郭
の発生を軽減することができたとしても、単一の濃度領
域における分散が増大する。なお、ここでは、このOchi
の方法を“ME3”と呼ぶ。 <多値誤差拡散における輪郭及び分散の解析>簡単のた
め、印刷ドットが重複しない理想的なプリンタを想定す
る。そして、中間調画像における画素を考慮し、予測さ
れる中間調の値と、変化あるいは分散との関係を調べ
る。中間調は階調再現を決定づけ、分散は輪郭の程度を
示す。上記の予測値は、中間調画像データにより算定で
きる。上記の変化あるいは分散は、偏差値(標準分散)
により見積ることができる。ここでは、2つの理想的な
プリンタに対する平均値及び標準分散を比較する。第1
のプリンタは、標準化された濃度スケール上において、
0,0.5,1の3レベルにてドットを生成するプリンタ
である。2番目のプリンタは、上記と同様のスケールに
おいて、0あるいは1の濃度レベルのドットを生成す
る、通常の2値プリンタである。
【0016】そこで、任意の中間調画像データをgiと
表現し、その画像データの平均値をg1とすると、予測
値はE(gi)=g1と表現できる。中間調レベルの全標
準化範囲が0≦gi≦1の場合、標準分散は、次のよう
に表現できる。
【0017】
【数3】
【0018】3つのレベルに中間調処理された画像の場
合、giは、以下のPiにて置き換えることができる。こ
こでPiは、Pi={0,0.5,1}である。
【0019】まず、階調の範囲の内、前半の階調範囲に
ついて考える。0≦gi≦0.5に対して、式(3)を式
(4)に変形できる。
【0020】
【数4】
【0021】次に、階調の範囲の内、後半の階調範囲に
ついて考える。0.5≦gi≦1.0に対して、E(gi)は、
【0022】
【数9】
【0023】にて表わされる。また、0.5≦gi≦1.0の
範囲において、標準分散は、次のように表現できる。
【0024】
【数5】
【0025】一方、この後半の階調範囲では、
【0026】
【数6】
【0027】となる。これらの式(5),(6)から、
【0028】
【数7】
【0029】が成立する。
【0030】これら画像データの平均値及び標準分散の
関係は、3レベルの中間調処理に基づくものである。す
なわち、Piは0,0.5,1の3種類のデータをとる。黒
白の2レベルの中間調処理では、その関係は以下のよう
になる。
【0031】
【数8】
【0032】図1は、上記の式(4),(7),(8)
に基づく関係を示し、横軸は8ビットの入力中間調レベ
ルを また、縦軸は分散を示す。同図から、どのような
理由で、多値誤差拡散にて中間調処理された画像に輪郭
が生じるかが容易に理解できる。インクによる濃度表現
が可能な中間調レベルでは、標準分散はゼロである。イ
ンク表現可能な2つの濃度間では、標準分散は、ゼロか
らその範囲の中央部において最大となるように単調に増
加し、次に、ゼロに向って単調に減少していく。また、
階調レベルの中間部分にて標準分散がゼロになる動作
は、従来の多値誤差拡散法にて生成される画像にて見る
ことができる、輪郭現象の原因となるものである。本発
明は、標準分散を平滑化して、階調レベルの中間部分に
て標準分散がゼロにならないようにするものである。 <従来の多値誤差拡散法における画素分散の計測>印刷
ドット間に重複がない条件において、本願出願人は、従
来の誤差拡散法及び多値誤差拡散法にて得られた分散及
び直線性を計測した。図2は、3つの誤差拡散法に対す
る分散及び階調再生の直線性を比較した結果を示す。同
図において、 ・ERD_Lin及びERD_Devは、従来の2階調
誤差拡散法における直線性及び分散の両方の特性を示
し、 ・ME2_Lin及びME2_Devは、Katohによる
多値誤差拡散法の特性を示し、 ・ME3_Lin及びME3_Devは、Ochiによる多
値誤差拡散法の特性を示す。
【0033】分散に関して、図2から、Katoh,Ochiに
よる多値誤差拡散法は、従来の2値の誤差拡散法よりも
良好であることが分かる。そこで、これらの多値誤差拡
散法を比較した場合、分散の一様性及び階調再生の直線
性において、ME2(Katohの方法)がME3(Ochiの方
法)よりも優れている。しかし、これら両方の方法にて
印刷された画像を視覚的に比較した場合、ME3がME
2よりも輪郭が少ないことに気がつく。
【0034】上記の両方法には利点もあれば欠点もある
ので、本願出願人は、分散、直線性、及び輪郭を考慮に
入れた新しい多値誤差拡散法の開発を試みた。 <本発明に係る多値誤差拡散法>図3は、本発明に係る
新規な多値誤差拡散法の概念図である。同図において、
曲線群は、以下のデータを示している。
【0035】 1.従来の誤差拡散法による分散特性曲線 2.上記の式(4),(7)に基づく多値誤差拡散法に
よる分散 3.所望の分散特性曲線 曲線3の特性が実現できれば、得られる画像は、分散及
び直線性の両方において非常に高い品質のものになる。
そこで、この特性曲線を実現する目的で、中間濃度のイ
ンクにて印刷された濃度周囲での分散を増加させるため
にノイズを付加し、標準分散がゼロとなるのを避ける。
ここで付加されたノイズは、低階調部の曲がり点(図3
のT1)から中間の濃度点Tmにて増加し、次に、この
中間の濃度点Tmから高階調部の曲り点T2にかけての
部分にて減少する。
【0036】図4は、低階調部の曲がり点から高階調部
の曲り点の範囲において、どのようにノイズが付加され
るかを示す図である。同図において、低階調部での曲が
り点がth‐m、高階調部での曲り点がth+mであ
る。ここで、thは第2のインクにて印刷された濃度T
mであり、mはノイズの大きさを決めるパラメータであ
る。mの値は、実験的に決める。また、ラベルexy
は、(x,y)に位置する入力画像データを示し、Px
yは、この点と同一な点における出力画像データを示
す。
【0037】図5は、本発明に係る新規な多値誤差拡散
法を実現する装置の構成を示すブロック図である。同図
において、ノイズは、以下に説明する4×4のディザマ
トリクス51を使って付加される。原画像と処理後の画
像との間の濃度を保存するために、本誤差拡散法は、4
×4ブロック内において適用される。また、誤差拡散マ
トリクス52の大きさは、従来のものより小さい。これ
は、誤差拡散マトリクス52が、例えば、3×5のよう
な大きさであれば、付加されるノイズが平均化され、輪
郭の減少が行なわれないことになるからである。
【0038】ノイズは原画像に付加され、次に、その画
像は、Katohの方法(ME2)を使用して処理される。
ここでは、入力の値に応じて3つの分岐が行なわれる。
すなわち、exyが(th+m)より大きかったり、あ
るいは(th‐m)より小さい場合、または、出力デー
タがexyのまま(Pxy=exy)の場合である。つ
まり、これらの場合は、何の補償も発生しない。しか
し、(th‐m)<exy<(th+m)の場合には入
力値にノイズが付加され、(exy+ノイズ)が出力さ
れる。この場合の補償は、群ディザノイズからなる。
【0039】図5から分かるように、従来技術を使用す
ることにより、様々な工程のハードウエア実行手段(誤
差拡散、ディザ処理、条件付き分岐)を容易に実行でき
る。
【0040】図6は、ノイズの大きさのパラメータmに
依存する分散及び直線性に対する特性曲線の変化を示す
図である。これは、本発明に係る新規の多値誤差拡散法
に基づくものである。同図において、36_Devは、
m=36に対する分散の特性曲線を示し、同様に40_
Linは、m=40に対する直線性の特性を示してい
る。パラメータmを32から42に可変することで、分
散が計測でき、また、最適な値としてm=38を選択で
きる。これは、この値にて最も一様な分散が生成できる
からである。なお、ここでは、この新規な方法を“ME
4”と呼ぶ。 <画質の比較>本発明において画質を評価するために使
用したテストチャートは、2つのパッチチャートと1つ
の絵写真からなる。すなわち、 1.16のパッチ 2.連続した階調スケール 3.日本語文字と2つの写真を有する「庭」の絵 である。そして、従来の誤差拡散法(ERD)、Katoh
の方法(ME2)、Ochiの方法(ME3)、そして、m
=38(ME4)に基づく新規な方法による処理を行な
い、シュミレーションサンプルを得た。このシュミレー
ションには、シルバーハイドライド連続階調プリンタを
使用した。得られた分散や階調再生曲線を図7に示す。
直線性や分散という観点からは、OchiのME3や本発明
に係るME4が明らかに優秀である。さらに、輪郭に関
しては、ME4がOchiのものより良好であった。そし
て、視覚による判定は、この新規な方法にて得られたサ
ンプルが最高であることが確認できた。
【0041】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、多値誤差拡散法における擬似輪郭の発生原因を画像
の分散から推定し、画像分散値特性からノイズを加算す
る範囲を推定してノイズ加算をすることで、簡単なハー
ドウエア構成にて、画像の擬似輪郭を防止するととも
に、画像の平均的分散値を削減でき、結果的に画像の粒
状性を減らして画質を向上できる。
【0042】また、本発明は、ホストコンピュータ、イ
ンタフェース、プリンタ等の複数の機器から構成される
システムに適用しても、複写機等の1つの機器からなる
装置に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装
置にプログラムを供給することによって実施される場合
にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発
明に係るプログラムを格納した記憶媒体が本発明を構成
することになる。そして、該記憶媒体からそのプログラ
ムをシステム或は装置に読み出すことによって、そのシ
ステム或は装置が、予め定められた仕方で動作する。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原画像データの示す濃度範囲の中間濃度付近にノイズ加
算することで、画像の擬似輪郭の防止、画像の粒状性の
軽減による画質向上ができる。
【0043】また、他の発明によれば、誤差拡散法にお
ける擬似輪郭の発生原因を画像の分散から推定し、画像
分散値特性からノイズを加算する範囲を推定してノイズ
加算をすることで、画像の擬似輪郭を防止し、画像の平
均的分散値を削減して、画像の粒状性を減らした画質の
向上ができる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】理論的な分散の特性曲線を示す図である。
【図2】3つの誤差拡散法に対する分散及び階調再生の
直線性を比較した結果を示す図である。
【図3】本発明に係る新規の多値誤差拡散法の概念図で
ある。
【図4】ノイズが付加される様子を示す図である。
【図5】新規な多値誤差拡散法を実現する装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】大きさのパラメータmに依存する分散及び直線
性に対する特性曲線の変化を示す図である。
【図7】得られた分散や階調再生曲線を示す図である。
【符号の説明】
51 ディザマトリクス 52 誤差拡散マトリクス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録濃度にて画像の可視記録を行
    なう画像記録装置において、 所定のマトリクスより誤差拡散データを生成する手段
    と、 原画像データと前記誤差拡散データとを加算する手段
    と、 誤差拡散についてのマトリクスをもとに所定のノイズを
    生成する手段と、 前記加算にて得られた画像データの値が所定範囲にある
    か否かを判定する手段と、 前記画像データが所定範囲にある場合、前記原画像デー
    タの示す濃度範囲の中間濃度近傍にて該画像データに前
    記ノイズを付加する手段とを備え、 前記ノイズを付加された原画像データが誤差拡散法にて
    2値中間調表現されることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録濃度にて画像の可視記録を行
    なう画像記録装置において、 所定のマトリクスより誤差拡散データを生成する手段
    と、 原画像データと前記誤差拡散データとを加算する手段
    と、 誤差拡散についてのマトリクスをもとに所定のノイズを
    生成する手段と、 前記原画像データの濃度についての分散値を求める手段
    と、 前記分散値をもとに、前記原画像データの濃度範囲の
    内、特定範囲を決定する手段と、 前記特定範囲において前記加算にて得られた画像データ
    に前記ノイズを付加する手段とを備え、 前記ノイズを付加された原画像データが誤差拡散法にて
    2値中間調表現されることを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記誤差拡散データを生成するためのマ
    トリクスのサイズは、2次元ノイズマトリクスのサイズ
    よりも小さいことを特徴とする請求項1あるいは請求項
    2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 複数の記録濃度にて画像の可視記録を行
    なう画像記録方法において、 所定のマトリクスより誤差拡散データを生成する工程
    と、 原画像データと前記誤差拡散データとを加算する工程
    と、 誤差拡散についてのマトリクスをもとに所定のノイズを
    生成する工程と、 前記加算にて得られた画像データの値が所定範囲にある
    か否かを判定する工程と、 前記画像データが所定範囲にある場合、前記原画像デー
    タの示す濃度範囲の中間濃度近傍にて該画像データに前
    記ノイズを付加する工程とを備え、 前記ノイズを付加された原画像データが誤差拡散法にて
    2値中間調表現されることを特徴とする画像記録方法。
  5. 【請求項5】 複数の記録濃度にて画像の可視記録を行
    なう画像記録方法において、 所定のマトリクスより誤差拡散データを生成する工程
    と、 原画像データと前記誤差拡散データとを加算する工程
    と、 誤差拡散についてのマトリクスをもとに所定のノイズを
    生成する工程と、 前記原画像データの濃度についての分散値を求める工程
    と、 前記分散値をもとに、前記原画像データの濃度範囲の
    内、特定範囲を決定する工程と、 前記特定範囲において前記加算にて得られた画像データ
    に前記ノイズを付加する工程とを備え、 前記ノイズを付加された原画像データが誤差拡散法にて
    2値中間調表現されることを特徴とする画像記録方法。
  6. 【請求項6】 前記誤差拡散データを生成するためのマ
    トリクスのサイズは、2次元ノイズマトリクスのサイズ
    よりも小さいことを特徴とする請求項4あるいは請求項
    5に記載の画像記録方法。
JP7252791A 1995-09-29 1995-09-29 画像記録装置及び画像記録方法 Withdrawn JPH0998290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7252791A JPH0998290A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像記録装置及び画像記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7252791A JPH0998290A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像記録装置及び画像記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0998290A true JPH0998290A (ja) 1997-04-08

Family

ID=17242310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7252791A Withdrawn JPH0998290A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像記録装置及び画像記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0998290A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006444A (ja) * 1998-06-26 2000-01-11 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
US7502140B2 (en) 1998-12-04 2009-03-10 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus
US7528992B2 (en) 2001-09-18 2009-05-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing device and image processing method
US7564588B2 (en) 2002-01-24 2009-07-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming device, image forming method, and recording medium that provide multi-level error diffusion
JP2010259111A (ja) * 2010-08-06 2010-11-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置及び画像形成プログラム
US8982417B2 (en) 2012-11-30 2015-03-17 Kyocera Document Solutions Inc. Image processing apparatus that prevents an occurrence of contouring, non-transitory computer-readable recording medium storing an image processing program, and image processing method
US9191552B2 (en) 2012-11-30 2015-11-17 Kyocera Document Solutions Inc. Image processing apparatus that performs color conversion and image processing method

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006444A (ja) * 1998-06-26 2000-01-11 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
US7502140B2 (en) 1998-12-04 2009-03-10 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus
US7528992B2 (en) 2001-09-18 2009-05-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing device and image processing method
US7564588B2 (en) 2002-01-24 2009-07-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming device, image forming method, and recording medium that provide multi-level error diffusion
JP2010259111A (ja) * 2010-08-06 2010-11-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置及び画像形成プログラム
US8982417B2 (en) 2012-11-30 2015-03-17 Kyocera Document Solutions Inc. Image processing apparatus that prevents an occurrence of contouring, non-transitory computer-readable recording medium storing an image processing program, and image processing method
US9191552B2 (en) 2012-11-30 2015-11-17 Kyocera Document Solutions Inc. Image processing apparatus that performs color conversion and image processing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5602943A (en) Digital halftoning space filling curves
JP3934442B2 (ja) マスク作成方法、画像処理装置及びソフトウェアプログラム
EP0659012A2 (en) Method for quantization of gray level pixel data with extended distribution set
US5226096A (en) Digital halftoning with selectively applied dot-to-dot error diffusion
JPH05308514A (ja) 画素値量子化方法
Lee et al. Inkjet printer model-based halftoning
JPH05308515A (ja) 画像中のピクセル値を量子化する方法
JP3973734B2 (ja) 電子イメージ処理システム及び処理方法
EP0774856B1 (en) A system and method for providing a highly addressable printing system
US7164502B2 (en) Image processing method, and image processor and storage medium thereof
US5805724A (en) Method and system for hybrid error diffusion processing of image information using dynamic screens based on brightness/darkness settings
US6025930A (en) Multicell clustered mask with blue noise adjustments
Verevka et al. Halftoning with image-based dither screens
US6552824B2 (en) Method of processing pixels with binary or multibit error diffusion
JPH0998290A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
KR20190005114A (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 저장 매체
JP2005184840A (ja) カラー・イメージ・データを処理するシステム及び方法
EP0696131B1 (en) A method and system for processing image information using screening and error diffusion
Sugiura et al. An improved multilevel error diffusion method
EP0812103B1 (en) Method and system for reducing grey levels of a pixel
US20010038465A1 (en) Threshold matrix, and method and apparatus of reproducing gray levels using threshold matrix
JP3814921B2 (ja) グレースケール画像のハーフトーニング方法、およびグレースケール画像のハーフトーニング手段を有する装置
JP2010093756A (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP2005182824A (ja) イメージ・データを処理する方法
JP3770291B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021203