JP2010256400A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着処理時間の短縮化及び小型化を達成できる共に、高品質の画像を得ることが可能な定着装置を提供する。
【解決手段】加熱部材20と、加熱部材20に接触して定着ニップNを形成する対向部材21と、加熱部材20を回転駆動させる回転駆動手段と、定着ニップNにおいて加熱部材20と記録媒体Pの未定着画像面との間にシート材Sを供給するシート材供給機構とを備える。加熱部材20の熱でシート材Sを介して記録媒体Pの未定着画像Tを加熱して、未定着画像Tを記録媒体Pに定着させる定着装置におけるものである。加熱部材20の回転駆動力によって、定着ニップNに供給されたシート材Sに、定着ニップNよりもシート材Sの搬送方向上流側で張力Fを与えるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体に画像を定着させる定着装置、及びその定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置において、未定着のトナー画像が形成された紙などの記録媒体を、加熱ローラと加圧ローラによって挟持しつつ搬送して、トナー画像を記録媒体に定着させる定着装置が多く用いられている。
この種の定着装置は、加熱ローラが記録媒体の画像形成面に接触することによりトナーを溶融させるため、トナーに含まれる樹脂等が加熱ローラの表面に付着しやすい。加圧ローラの表面に樹脂等が付着し、その後、付着した樹脂等が固化すると、固化した樹脂等によって加圧ローラの表面に細かな凹凸が形成される。このような凹凸が形成された加圧ローラによって画像の定着を行うと、定着後のトナー画像の表面にも凹凸が形成されるため、光沢度の高い画像が得られなくなる問題がある。
上記のような問題を解決する方法として、光沢付与シートを記録媒体の画像形成面に重ね合わせ、重ね合わせた状態で定着を行う方法がある。
図11に、光沢付与シートを使用する定着装置の概略構成を示す。この定着装置は、加熱ローラ100と、加圧ローラ200と、シート搬送ローラ300等を備える。定着処理を行う場合は、まず、図示しないシート収容部に収容されている光沢付与シートSを、シート搬送ローラ300によって、加熱ローラ100と加圧ローラ200との間の定着ニップNに供給する。その直後に、未定着のトナー画像Tが形成された記録用紙Pを定着ニップNに送り込む。光沢付与シートSと記録用紙Pは重なり合った状態で、回転する加熱ローラ100と加圧ローラ200によって搬送される。このとき、加熱ローラ100の熱が光沢付与シートSを介して記録用紙Pのトナー画像Tに伝わり、トナーが溶融して記録用紙Pに定着される。その後、光沢付与シートSを記録用紙Pの画像形成面から剥がすと、平滑に形成された光沢の高い画像が得られる。
ところで、図12に示すように、光沢付与シートSを定着ニップに供給した場合、光沢付与シートSが、それ自身の剛性によって定着ニップの入口側の近傍(図の矢印Zで示す箇所)において加熱ローラ100の表面から浮き上がることがある。このように、光沢付与シートSが浮き上がっていると、記録用紙Pが定着ニップに進入する際に、記録用紙Pの未定着のトナー画像Tが光沢付与シートSに接触しやすくなる。そして、光沢付与シートSにトナー画像Tが接触した結果、トナー画像Tが乱れると、定着後の画質が低下する。
また、下記の特許文献1には、2つの定着装置を備えた画像形成装置が提案されている。この画像形成装置は、まず、第1の定着装置によって、記録用紙の未定着画像を仮定着する。その後、第2の定着装置によって、仮定着した記録用紙と光沢付与シートを重ね合わせて本定着を行うようにしている。このように、未定着画像を仮定着してから、記録用紙と光沢付与シートを重ね合わせて本定着を行えば、記録用紙と光沢付与シートとが接触しても、画像は仮定着されているので乱れることがない。
また、下記の特許文献2には、1つの定着装置によってトナー画像の仮定着と本定着を行う画像形成装置が提案されている。この画像形成装置は、定着装置から排出された(仮定着後の)記録用紙を再度定着装置に案内するための搬送路及び搬送手段等を備えている。
上記特許文献1又は2に示す画像形成装置によれば、記録用紙と光沢付与シートを重ね合わせる前に画像を仮定着しているため、記録用紙と光沢付与シートとが接触しても画像の乱れを防止することができる。
しかしながら、特許文献1又は2に示す画像形成装置は、仮定着と本定着の2回の定着処理を行うため、1回で定着処理を終える場合に比べて定着処理時間が長くなってしまう。また、仮定着と本定着を行うために、定着装置を2つ設ける、あるいは定着装置に記録媒体を再送するための搬送路及び搬送手段等を設ける必要があるため、装置が大型化するといった問題がある。
そこで、本発明は、斯かる事情に鑑み、定着処理時間の短縮化及び装置の小型化を達成できる共に、高品質の画像を得ることが可能な定着装置、及びその定着装置を備えた画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、加熱部材と、当該加熱部材に接触して定着ニップを形成する対向部材と、前記加熱部材と前記対向部材の少なくとも一方を回転駆動させる回転駆動手段と、前記定着ニップにおいて前記加熱部材と記録媒体の未定着画像面との間にシート材を供給するシート材供給機構とを備え、前記加熱部材の熱で前記シート材を介して前記記録媒体の未定着画像を加熱して、当該未定着画像を前記記録媒体に定着させる定着装置において、前記加熱部材と前記対向部材の少なくとも一方の回転駆動力によって、前記定着ニップに供給された前記シート材に、定着ニップよりも前記シート材の搬送方向上流側で張力を与えるように構成したものである。
定着ニップよりもシート材の搬送方向上流側でシート材に張力を与えることにより、定着ニップの入口側の近傍においてシート材が加熱部材の表面から浮き上がるのを抑制することができる。このシート材の浮き上がりを抑制することによって、記録媒体が定着ニップに進入する際に、記録媒体の未定着画像がシート材に接触することを回避することができ、画質の低下を防止できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記シート材供給機構は、駆動源によって回転駆動して前記シート材を搬送する回転体を有し、前記シート材が前記定着ニップに供給され、かつ、前記シート材が前記回転体と接触した状態で、前記回転体の周速をV1とし、前記加熱部材と前記対向部材の少なくとも一方の周速をV2とすると、V1<V2となるようにしたものである。
シート材が定着ニップに供給され、かつ、シート材が回転体と接触した状態で、V1<V2とすることによって、加熱部材と対向部材の少なくとも一方の回転によるシート材への牽引力が、回転体の回転によるシート材への押し込み力よりも大きくなる。その結果、定着ニップよりも上流側でシート材に張力が与えられることとなる。これにより、シート材が定着ニップの入口側の近傍において加熱部材の表面から浮き上がるのを抑制することができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の定着装置において、前記シート材が前記定着ニップに供給された後に、前記回転体の回転速度を減速させて、V1<V2となるようにしたものである。
シート材が定着ニップに供給された後に回転体を減速させてV1<V2とする場合は、減速させるタイミングまで前記と反対のV1>V2とすることができる。従って、搬送途中で減速してV1<V2とする方が、常時V1<V2とするよりも、シート材を速く供給することができる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の定着装置において、前記シート材が前記定着ニップに供給された後に、前記駆動源の出力制御によって、V1<V2となるようにしたものである。
駆動源の出力制御によって回転体の回転速度を減速させることにより、V1<V2とすることが可能である。
請求項5の発明は、請求項3に記載の定着装置において、前記シート材が前記定着ニップに供給された後に、ブレーキ手段によって前記回転体に制動力を付与して、V1<V2となるようにしたものである。
ブレーキ手段によって回転体に制動力を付与してその回転速度を減速させることにより、V1<V2とすることが可能である。
請求項6の発明は、請求項3から5のいずれか1項に記載の定着装置において、前記シート材が前記定着ニップに供給されたことを検知するシート材検知手段を設け、当該シート材検知手段の検知信号によって、前記回転体の回転速度を減速させて、V1<V2となるようにしたものである。
この場合、シート材検知手段によって、シート材が定着ニップに供給されたことを確実に検知することができるので、正確なタイミングで回転体を減速させて、シート材に張力を与えることが可能である。これにより、記録媒体の未定着画像がシート材と接触するのを高度に防止することができる。
請求項7の発明は、請求項2から6のいずれか1項に記載の定着装置において、前記シート材に与える張力が所定の値を越えたときに前記回転体の空転を許容するトルクリミッターを設けたものである。
シート材に与える張力が所定の値を越えたとき、トルクリミッターが回転体の空転を許容するため、シート材が無理に引っ張られて過大な張力が作用するのを回避することができる。これにより、シート材の損傷を防止することができると共に、回転体、加熱部材又は対向部材等の耐久性を良好に維持することが可能となる。
請求項8の発明は、請求項2から6のいずれか1項に記載の定着装置において、前記シート材に与える張力を検知する張力検知手段を備え、当該張力検知手段の検知信号に基づいて、前記シート材に与える張力が所定の値となるように前記駆動源の出力を制御するようにしたものである。
張力検知手段の検知信号に基づいて、シート材に与える張力が所定の値となるように駆動源の出力を制御することにより、シート材に過大な張力が作用するのを防止することができる。これにより、シート材の損傷を防止することができると共に、回転体、加熱部材又は対向部材等の耐久性を良好に維持することが可能となる。しかも、この場合は、上記トルクリミッターを用いた場合と異なり、一定に維持する張力を任意の値に変更することが可能である。従って、シート材に与える張力の最大値を、そのシート材の強度などに応じて設定することができる。
請求項9の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載の定着装置において、前記シート材に張力が付与された際に、当該シート材が少なくとも前記定着ニップの入口側の近傍で前記加熱部材に接触するように、前記シート材供給機構と前記加熱部材の相対的位置を設定したものである。
シート材を少なくとも定着ニップの入口側の近傍で加熱部材に接触させることにより、シート材の加熱をより早いタイミングで開始できると共に、シート材への熱供給時間を長くすることができる。これにより、一層小さい熱エネルギーで効果的にシート材を加熱することができるようになり、省エネルギー化及び低コスト化を図れる。
請求項10の発明は、請求項1から9のいずれか1項に記載の定着装置において、少なくとも前記定着ニップの入口側の近傍で前記加熱部材に対向して配設されると共に、前記シート材を前記加熱部材に接触させつつガイドするガイド部材を設けたものである。
この場合も、ガイド部材によって、シート材を少なくとも定着ニップの入口側の近傍で加熱部材に接触させることができる。これにより、シート材の加熱をより早いタイミングで開始できると共に、シート材への熱供給時間を長くすることができるため、一層小さい熱エネルギーで効果的にシート材を加熱することができ、省エネルギー化や低コスト化を実現できる。しかも、ガイド部材を用いることにより、シート材供給機構と加熱部材の相対的位置によらずシート材を定着ニップの入口側の近傍で加熱部材に接触させることが可能となる。
請求項11の発明は、請求項10に記載の定着装置において、前記ガイド部材の少なくとも前記加熱部材に対向する部分を、前記加熱部材に対して接近離間するように構成すると共に、当該ガイド部材の接近離間する部分を前記加熱部材に対して接近させる方向に付勢する付勢手段を設けたものである。
ガイド部材の少なくとも加熱部材に対向する部分を、加熱部材に対して接近離間するように構成しているので、シート材の厚さに応じて、ガイド部材の加熱部材に対向する部分と加熱部材との間隔を変更することが可能である。これにより、厚さの異なるシート材を供給してもガイド部材によって安定的かつ円滑にガイドすることができると共に、シート材を加熱部材に対して確実に接触させることが可能となる。
請求項12の発明は、請求項10又は11に記載の定着装置において、前記ガイド部材の少なくとも前記加熱部材に対向する部分を、前記加熱部材における最大記録媒体通過幅の外側に配設したものである。
特に、最大記録媒体通過幅の範囲内で加熱部材に損傷や摩耗が生じると、画像定着処理に影響を与え、画像ノイズ等の不具合が発生する虞がある。ガイド部材の少なくとも加熱部材に対向する部分を、加熱部材における最大記録媒体通過幅の外側に配設することにより、画像定着処理に影響を与える虞のある範囲にガイド部材が接触することを回避することができ、その範囲内での加熱部材の損傷や摩耗を防止することができる。これにより、画像ノイズ等の不具合を防止することができる。
請求項13の発明は、請求項1から12のいずれか1項に記載の定着装置において、前記シート材を前記記録媒体に対応させて1枚ずつ供給するように構成したものである。
シート材を1枚ずつ供給する構成は、長いシート材を定着ニップに連続して供給する構成のように、シート材を巻回した送出ドラムや、その送出ドラムから送り出されたシート材を巻き取る巻取ドラム等を配設する必要がない。このため、シート材を1枚ずつ供給する構成を採用することによって、装置の小型化を図りやすくなる。
請求項14の発明は、請求項13に記載の定着装置において、前記記録媒体ごとに前記シート材を供給するか否かを選択可能に構成したものである。
シート材の供給が不要な場合は、シート材の供給をせず、記録媒体のみを定着ニップに搬送し定着を行う。これにより、シート材の消費を必要最小限に抑えることが可能である。
請求項15の発明は、請求項1から14のいずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置である。
本発明の定着装置を画像形成装置に適用可能である。
本発明によれば、記録媒体が定着ニップに進入する際に、記録媒体の未定着画像がシート材に接触するのを防止できるので、画像の乱れを防止して、高画質の画像を得ることが可能である。また、本発明は仮定着と本定着の2回の定着工程を行わなくてもよいため、定着処理時間の短縮及び装置の小型化を実現することが可能である。
また、本発明は、記録媒体を搬送しつつ画像を定着するための加熱部材と対向部材の少なくとも一方の回転駆動力を、シート材に張力を与える手段に転用しているので、張力を付与するための専用の機構が不要となり、さらなる装置の小型化を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施例1に係る定着装置の概略構成図である。 本発明の実施例2に係る定着装置の概略構成図である。 本発明の実施例3に係る定着装置の概略構成図である。 本発明の実施例4に係る定着装置の概略構成図である。 本発明の実施例5に係る定着装置の概略構成図である。 本発明の実施例6に係る定着装置の概略構成図である。 本発明の実施例7に係る定着装置の概略構成図である。 図8に示すガイド部材等を図8とは直交する方向から見た図である。 シート搬送ローラと加熱ローラとの相対的位置を説明するための図である。 従来の定着装置の概略構成図である。 定着ニップの入口側の近傍において光沢付与シートが加熱ローラから浮き上がった状態を示す図である。
図1は、本発明に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置は、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bは、画像形成装置本体Hに対して着脱可能に構成してある。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。そこで、1つのプロセスユニット1Yを例にその構成を説明する。
プロセスユニット1Yは、像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5を備えている。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bの上方には、露光装置7が配設されている。露光装置7は、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bの感光体2にレーザ光を照射するように構成されている。また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bの下方には、中間転写ユニット8が配設されている。中間転写ユニット8は、複数のローラ14,15に掛け渡された無端状のベルトから成る中間転写ベルト16を有する。中間転写ベルト16の内周面には、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ17が配設されている。各一次転写ローラ17は、それぞれ感光体2に対向した位置で中間転写ベルト16の内周面に圧接している。これにより、各感光体2が中間転写ベルト16の外周面に圧接し、各感光体2と中間転写ベルト16との圧接部において一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト16を張架する1つのローラ14に対向して、二次転写手段としての二次転写ローラ18が配設されている。この二次転写ローラ18は、中間転写ベルト16の外周面に圧接しており、二次転写ローラ18と中間転写ベルト16との圧接部において二次転写ニップが形成されている。また、中間転写ベルト16の外周には、中間転写ベルト16の表面をクリーニングするためのベルトクリーニング装置19が配設されている。
画像形成装置の下部には、記録媒体としての記録用紙Pを収容した給紙カセット9と、その給紙カセット9から記録用紙Pを送り出す給紙ローラ23が配設されている。給紙カセット9から二次転写ニップへ記録用紙Pを搬送する搬送経路の途中には、一対のレジストローラ22が配設されている。
一方、画像形成装置の上部には、記録用紙Pに画像を定着させる定着装置6と、定着後の記録用紙Pをストックするストック部10と、定着装置6へ光沢付与シートSを供給するシート材供給機構11と、光沢付与シートSを記録用紙Pから分離する分離手段としての分離ローラ24と、分離した光沢付与シートSを回収するシート回収部13が配設されている。
上記定着装置6は、例えば、ヒータ等の加熱源を内装した加熱部材(加熱回転体)としての加熱ローラ20と、加熱ローラ20に圧接された加圧部材(加圧回転体)としての加圧ローラ21を有している。加熱ローラ20と加圧ローラ21とが互いに圧接する圧接部において、定着ニップNを形成している。加熱ローラ20は、図示しない回転駆動手段によって回転可能に構成されている。また、加圧ローラ21は、回転駆動する加熱ローラ20と従動回転するようになっている。
ここでは、定着ニップ形成部材として、加熱ローラ20と加圧ローラ21を適用しているが、ローラ以外にベルト等の回転体を適用することも可能である。また、定着ニップ形成部材のどちらか一方を回転可能に構成し、他方を回転しないパッド部材などで構成することも可能である。さらに、加熱部材に対して加圧せずに接触させるだけの対向部材としてもよい。
加熱ローラ20は、円筒状部材の表面に、弾性層を被覆し、さらにその弾性層の表面に離型層を被覆して構成されている。上記円筒状部材としては、機械的強度に優れ、かつ、熱伝導性が良好なアルミニウム等の金属材料を適用することが望ましい。ただし、円筒状部材としては、アルミニウムに限定されない。機械的強度と良好な熱伝導性を備えていれば、例えばステンレス、鋼、黄銅等の金属や合金も円筒状部材に適用可能である。
上記弾性層には、シリコーンゴム等の弾性部材を適用している。ただし、弾性層を構成する部材は耐熱性を有する部材であればよく、シリコーンゴム以外に、例えばフッ素系ゴム等も弾性層に適用可能である。また、弾性層を円筒状部材の表面に被覆する方法は、特に限定されない。その具体的な方法としては、例えば、注入成型法やコーティング法などを採用することができる。
上記離型層には、PFA(四フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合体)等の材料を適用している。なお、離型層の材料としては、耐熱性を有し、かつ、トナーに対する適度な離型性を有するものであればよく、例えば、フッ素系ゴムやフッ素系樹脂等も適用可能である。
加圧ローラ21は、上記加熱ローラ20と同様に、アルミニウム等の金属製の円筒状部材の表面に、シリコーンゴム等の弾性層を被覆し、さらに弾性層の表面にPFA等から成る離型層を被覆した構成となっている。
上記シート材供給機構11は、光沢付与シートSを収容したシート収容部12と、シート収容部12から定着装置6へ光沢付与シートSを搬送するシート搬送ローラ25と、搬送される光沢付与シートSをガイドするガイド部材26等によって構成されている。
上記光沢付与シートSの材料として、耐熱性を有すると共にトナー融着の発生を抑制するポリエステル(PET)を基材とした厚さ25μmの薄膜のシート材を適用している。ただし、光沢付与シートSの材料や厚さ等は、これに限定されることはない。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bの感光体2が図の時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体2の表面には、露光装置7からレーザ光がそれぞれ照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として可視像化される。
中間転写ベルト16を張架するローラが回転駆動し、中間転写ベルト16を周回走行させる。また、各一次転写ローラ17に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ17と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト16上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト16はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、転写後の各感光体2の表面には、中間転写ベルト16に転写しきれなかったトナーが残留している。この感光体2上に残留したトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
給紙カセット9に収容された記録用紙Pが、給紙ローラ23が回転することによって矢印Aの方向に搬出される。搬出された記録用紙Pは、一対のレジストローラ22によってタイミングを計られて、二次転写ローラ18と中間転写ベルト16との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ18に、中間転写ベルト16上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、二次転写ニップに転写電界が形成される。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト16上のトナー画像が記録用紙P上に一括して転写される。トナー画像が転写された記録用紙Pは、二次転写ニップから定着装置6に向かって矢印Bの方向に搬送される。また、転写後の中間転写ベルト16上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置19によって除去される。
一方、シート収容部12から、光沢付与シートSが矢印Cの方向に送り出される。送り出された光沢付与シートSは、回転駆動するシート搬送ローラ25によって定着装置6へと搬送される。本発明の実施形態では光沢付与シートSは記録用紙Pよりも若干速く定着装置6の定着ニップに進入するように制御されている。
そして、記録用紙Pの未定着トナー画像形成面に光沢付与シートSが重なり合った状態で、加熱ローラ20と加圧ローラ21の間の定着ニップNに進入し、回転する加熱ローラ20と加圧ローラ21によって、記録用紙Pと光沢付与シートSが加熱及び加圧されつつ搬送される。このとき、加熱ローラ20の熱が光沢付与シートSを介して記録用紙Pのトナー画像に伝わり、トナーが溶融して記録用紙Pに定着される。
その後、定着装置6から搬出された記録用紙Pと光沢付与シートSは、分離ローラ24によって分離される。分離された記録用紙Pは矢印Dの方向に搬送され、ストック部10に排出される。一方、分離された光沢付与シートSは、矢印Eの方向に搬送され、シート回収部13に排出される。以上のように、光沢付与シートSを記録用紙Pのトナー画像形成面に重ね合わせて定着させた後、光沢付与シートSを剥がすことにより、定着されたトナー画像面は平滑に形成され、光沢の高い画像が得られる。
以上の説明は、記録用紙にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
また、光沢画像の要・不要に応じて、記録用紙Pごとに、光沢付与シートSを定着装置6へ供給するか否かを選択可能に構成してもよい。例えば、写真印刷する場合などの画像に光沢が必要な場合は、光沢付与シートSを定着装置6に供給し、上述のように記録用紙Pの画像形成面に光沢付与シートSを重ね合わせて定着を行う。これにより、光沢のある画像が得られる。一方、文字印刷の場合などの画像に光沢が不要な場合は、光沢付与シートSを供給せず、記録用紙Pのみを定着装置6に搬送し、定着を行う。これにより、光沢付与シートSの消費を必要最小限に抑えることが可能である。
以下、図2〜図10に基づいて、本発明の特徴部分について説明する。なお、図2〜図10において、同一の符号は同じ部材又は装置等を示している。
図2は、本発明の実施例1に係る定着装置及びシート材供給機構の概略構成図である。
図2において、シート搬送ローラ25は、駆動源としての駆動モータ27によって、反時計回りに回転駆動するようになっている。このシート搬送ローラ25の回転駆動によって光沢付与シートSが定着装置6へと搬送される。また、定着装置6の加熱ローラ20は、図示しない回転駆動手段によって反時計回りに回転駆動し、加圧ローラ21は回転駆動する加熱ローラ20によって時計回りに従動回転するようになっている。定着ニップNに光沢付与シートSが進入した場合、その光沢付与シートSは回転する加熱ローラ20及び加圧ローラ21によって図の上方へ搬送される。また、未定着トナー画像Tが形成された記録用紙Pの定着処理を行う場合は、上述したように、記録用紙Pのトナー画像Tが光沢付与シートSに重なり合うように記録用紙Pを定着ニップNに進入させる。
本発明では、定着ニップNに供給された光沢付与シートSに対して、張力Fを付与するようにしている。図2に示すように、光沢付与シートSが定着ニップNに供給され、かつ、光沢付与シートSがシート搬送ローラ25と接触した状態では、光沢付与シートSには、シート搬送ローラ25の回転駆動による押し込み力が作用すると共に、加熱ローラ20の回転駆動による牽引力が作用する。このとき、牽引力が押し込み力よりも大きければ、定着ニップNよりも光沢付与シートSの搬送方向上流側において、光沢付与シートSに張力Fが付与される。
そこで、本発明は、光沢付与シートSが定着ニップNに供給され、かつ、光沢付与シートSがシート搬送ローラ25と接触した図2の状態で、牽引力を押し込み力よりも大きくするために、加熱ローラ20の周速(外周の速度)V2をシート搬送ローラ25の周速(外周の速度)V1よりも大きくしている(V1<V2)。
具体的には、シート搬送ローラ25を回転駆動させる駆動モータ27に、その出力を制御する制御部28を設け、この制御部28によって、シート搬送ローラ25の周速V1を、加熱ローラ20の周速V2よりも遅くするように制御可能に構成している。
また、V1とV2の関係は、常にV1<V2としていなくてもよい。この実施例1では、光沢付与シートSが定着ニップNに供給された直後の所定のタイミングで、駆動モータ27の出力を低下させて、シート搬送ローラ25の周速を減速させ、V1<V2となるようにしている。すなわち、シート搬送ローラ25を減速させる切換を行うまでは、反対にV1>V2となるようにしている。また、駆動モータ27の出力を低下させる以外に、出力をOFFにすることによっても、シート搬送ローラ25を減速させてV1<V2とすることが可能である。
上記シート搬送ローラ25の周速を減速させる所定のタイミングは、例えば、シート搬送ローラ25の動作開始、又は光沢付与シートSの搬送開始から、光沢付与シートSが定着ニップNに進入後に所定の位置に到達するまでの時間を予め測定することによって、決定することが可能である。この場合、シート搬送ローラ25の動作開始、又は光沢付与シートSの搬送開始を検知してから、予め測定した時間をカウントした時に、シート搬送ローラ25を減速させるように制御する。
図3に示す本発明の実施例2では、シート搬送ローラ25に制動力を付与するブレーキ手段29を設けている。このブレーキ手段29は、ブレーキパッド30と、ブレーキパッド30をシート搬送ローラ25の外周面に接離させる接離機構としてのピストンシリンダユニット31によって構成される。また、ピストンシリンダユニット31の伸縮動作は、制御部32によって制御されている。制御部32の指示によってピストンシリンダユニット31を伸長させて、ブレーキパッド30をシート搬送ローラ25に当接させることにより、シート搬送ローラ25の周速を減速させることが可能である。このように、実施例2は、ブレーキ手段29によって、上記実施例1と同様に、所定のタイミングでシート搬送ローラ25の周速を減速させて、V1<V2とするようにしている。
図4に示す本発明の実施例3では、定着ニップNよりも光沢付与シートSの搬送方向下流側に、光沢付与シートSを検知するシート材検知手段としての非接触式センサ33を設けている。図4に示すように、光沢付与シートSの前端が定着ニップNを通過して所定の位置(図の二点鎖線で示す位置)に到達した場合に、非接触式センサ33によって光沢付与シートSの前端が検知される。また、シート材検知手段は、光沢付与シートSと接触することによって当該光沢付与シートSが所定の位置に到達したことを検知する接触式センサであってもよい。
そして、上記非接触式センサ33の検知信号によって、シート搬送ローラ25の回転速度(周速)を減速させて、V1<V2となるようにしている。また、シート搬送ローラ25の回転速度(周速)を減速させる手段としては、シート搬送ローラ25の駆動モータ27の出力制御(図2参照)、又はブレーキ手段によるシート搬送ローラ25への制動力の付与(図3参照)を適用可能である。あるいは、光沢付与シートSに直接制動力(搬送抵抗力)を付与して、光沢付与シートSに張力を与えるようにしてもよい。
図5に示す本発明の実施例4は、上記図2に示す実施例1と同様に、シート搬送ローラ25の駆動モータ27の出力制御によって、シート搬送ローラ25の周速を所定のタイミングで減速させ、光沢付与シートSに張力Fを与えるようにしている。さらに、この場合は、駆動モータ27にトルクリミッター34を設けている。このトルクリミッター34は、光沢付与シートSに与える張力Fが所定の値を越えたときにシート搬送ローラ25の空転を許容するものである。シート搬送ローラ25に対し、光沢付与シートSを搬送する回転方向に回転トルクがかかっている場合、トルクリミッター34は作動しないが、その逆方向に所定の値を越える回転トルクがかかった場合に、トルクリミッター34が作動する。トルクリミッター34が作動すると、駆動モータ27とシート搬送ローラ25との連結が解除され、シート搬送ローラ25の空転を許容するように構成されている。
図6に示す本発明の実施例5も、上記図2に示す実施例1と同様に、シート搬送ローラ25の駆動モータ27の出力制御によって、シート搬送ローラ25の周速を所定のタイミングで減速させ、光沢付与シートSに張力Fを与えるようにしている。さらに、この場合は、光沢付与シートSに与える張力Fを検知する張力検知手段として接触式の張力測定装置35を設けている。張力測定装置35はシート搬送ローラ25と加熱ローラ20との間で光沢付与シートSに接触しており、張力測定装置35の光沢付与シートSに接触する部分が揺動する角度を検知することによって、光沢付与シートSの張り具合(張力の大きさ)を測定する構成となっている。なお、張力測定装置35は、図6に示す構成のものに限定されない。張力測定装置35として、非接触式のものを適用することも可能である。
光沢付与シートSに与える張力Fの大きさは、シート搬送ローラ25の回転による押し込み力と、加熱ローラ20の回転による牽引力との相対的関係が変わるとそれに伴って変動する。そこで、本実施例では、上記張力測定装置35の検知信号に基づいて、制御部28によってシート搬送ローラ25の駆動モータ27の出力を制御することにより、光沢付与シートSに与える張力Fが所定の値となるようにしている。
図7に示す本発明の実施例6では、シート搬送ローラ25から加熱ローラ20に渡って光沢付与シートSをガイドするガイド部材36が設けてある。このガイド部材36の加熱ローラ20側の端部36a(又は光沢付与シートSの搬送方向下流端部)は、定着ニップNの入口側の近傍で、加熱ローラ20と対向して配設されている。また、ガイド部材36は、定着ニップNへと搬送される記録用紙Pと干渉(接触)しない位置に配設されている。ここでは、図示しないシート収容部12(図1参照)からシート搬送ローラ25へ光沢付与シートSをガイドするガイド部材26と、シート搬送ローラ25から定着ニップNへと光沢付与シートSを案内するガイド部材36とが、別体で構成されているが、これら2つのガイド部材26,36を一体的に構成することも可能である。
また、この実施例6においても、上記と同様に、所定のタイミングでV1<V2とすることによって光沢付与シートSに張力Fを与えるようにしている。V1<V2とする手段としては、シート搬送ローラ25の駆動モータ27の出力制御(図2参照)、又はブレーキ手段によるシート搬送ローラ25への制動力の付与(図3参照)、あるいは、光沢付与シートSへの制動力(搬送抵抗力)の付与などの方法から適宜選択して適用することが可能である。
図8に示す本発明の実施例7は、上記実施例6と同様に、シート搬送ローラ25から加熱ローラ20に渡ってガイド部材36が設けてある。ただし、この場合、ガイド部材36は、支軸36bを中心として図の矢印Jの方向に揺動可能に構成されている。このようにガイド部材36が揺動することによって、ガイド部材36の加熱ローラ20に対向する端部36aは、加熱ローラ20に対して接近離間するように動作する。また、ガイド部材36は図示しない付勢手段によって、加熱ローラ20に接近する方向へ付勢されている。例えば、バネによる付勢力や、磁石による磁気的引力等によって、ガイド部材36を加熱ローラ20側へ付勢することが可能である。
図9は、図8に示すガイド部材36等を図8と直交する方向から見た図である。
図9に示すように、ガイド部材36は、(加熱ローラ20の軸方向に対応する)長手方向の両端部において、加熱ローラ20側へ延伸した一対のアーム部36cを有する。また、光沢付与シートSは記録用紙Pよりも幅が広く形成されている。従って、光沢付与シートSが搬送されるときの通過幅Wsは、記録用紙Pが搬送されるときの幅Wpよりも広い。
各アーム部36cは、記録用紙Pの通過幅Wpよりも外側であって、光沢付与シートSの通過幅Wsよりも内側に配設されている。また、複数種類のサイズの記録用紙Pを搬送可能に構成されている場合は、各アーム部36cを記録用紙Pの最大通過幅よりも外側に配設する。この実施例では、各アーム部36cは、記録用紙Pの通過幅Wpよりも外側であって、さらに加熱ローラ20の軸部を除くローラ部の軸方向長さLより外側に配設されている。従って、各アーム部36cは、加熱ローラ20側に接近しても、加熱ローラ20のローラ部には接触しないようになっている。また、このようにアーム部36cが加熱ローラ20に接触しない構成としているため、上記付勢手段の付勢力に対抗してアーム部36cを所定の位置に保持するためのストッパー等を設けている(図示省略)。
なお、この実施例7において、上記説明した以外の構成は、図7に示す実施例6と同様であるので説明を省略する。また、上記図7に示すガイド部材36の形状を、図9に示すガイド部材36のように、記録用紙Pの通過幅Wpよりも外側であって、光沢付与シートSの通過幅Wsよりも内側に配設されたアーム部36cを有する構成としてもよい。
以下、本発明に係る各実施例の作用・効果について説明する。
図2に示す本発明の実施例1では、光沢付与シートSが定着ニップNに供給された直後の所定のタイミングで、制御部28によって駆動モータ27の出力を低下させて、シート搬送ローラ25の周速を減速させてV1<V2となるようにする。V1<V2とすることによって、加熱ローラ20の回転による光沢付与シートSへの牽引力が、シート搬送ローラ25の回転による光沢付与シートSへの押し込み力よりも大きくなる。その結果、定着ニップNよりも図の下方(光沢付与シートSの搬送方向上流側)において、光沢付与シートSに張力Fが与えられる。これにより、図2に示すように、シート搬送ローラ25と加熱ローラ20との間で光沢付与シートSが撓むことなく張られるので、定着ニップNの入口側の近傍(図2の矢印Zで示す箇所)において光沢付与シートSが加熱ローラ20の表面から浮き上がるのを抑制することができる。このように、定着ニップNの入口側の近傍における光沢付与シートSの浮き上がりを抑制できるため、記録用紙Pが定着ニップNに進入する際に、記録用紙Pの未定着のトナー画像Tが光沢付与シートSに接触することによる画像ノイズの発生を防止することができる。
上記実施例1の作用の説明では、駆動モータ27の出力を低下させてシート搬送ローラ25を減速させているが、駆動モータ27の出力をOFFにしてシート搬送ローラ25を従動回転させることにより、光沢付与シートSに張力を発生させてもよい。また、出力をOFFにしてシート搬送ローラ25を従動回転させる場合は、光沢付与シートSに発生する張力が過大となるのを抑制することが可能である。これにより、光沢付与シートSの損傷を防止することができると共に、シート搬送ローラ25や加熱ローラ20等の耐久性を良好に維持することができる。
また、図3に示す実施例2のように、ブレーキ手段29によってシート搬送ローラ25に制動力を与えて、V1<V2とすることによっても、光沢付与シートSに張力Fを与えることが可能である。あるいは、光沢付与シートSに直接制動力(搬送抵抗力)を付与することによって、光沢付与シートSに張力を与えてもよい。
また、上述の実施例では、シート搬送ローラ25の減速を行うタイミングを、光沢付与シートSが定着ニップNに供給された直後の所定のタイミングに設定しているが、光沢付与シートSが定着ニップNに供給され、かつ、光沢付与シートSがシート搬送ローラ25と接触した状態で、V1<V2となっていれば、前記減速のタイミングはその他のタイミングに適宜設定することも可能である。例えば、光沢付与シートSが定着ニップNに供給される前の所定のタイミングで、シート搬送ローラ25の減速を行ってもよい。
また、シート搬送ローラ25の周速V1と加熱ローラ20の周速V2との関係を、常時V1<V2に保持することによっても、光沢付与シートSに張力Fを与えることは可能である。この場合は、シート搬送ローラ25の回転速度切換機構が不要となるため、構造を簡素化できコスト削減を図れるメリットがある。一方、シート搬送ローラ25を途中で減速させる場合は、その減速させるタイミングまでV1>V2とすることができるので、常時V1<V2とするよりも光沢付与シートSを速く供給することができるメリットがある。
図4に示す実施例3の場合は、非接触式センサ33によって光沢付与シートSの前端が検知されると、その非接触式センサ33の検知信号によって、シート搬送ローラ25を減速させてV1<V2とする。この場合、非接触式センサ33によって、光沢付与シートSが定着ニップNに供給されたことを確実に検知することができるので、正確なタイミングでシート搬送ローラ25を減速させて、光沢付与シートSに張力を与えることが可能である。これにより、定着ニップNの入口側で、記録用紙Pのトナー画像Tが光沢付与シートSと接触するのを高度に防止することができる。
図5に示す実施例4では、上記各実施例と同様にして光沢付与シートSに張力を与えたとき、その張力Fが所定の値を越えると、トルクリミッター34が作動して駆動モータ27とシート搬送ローラ25との連結を解除するため、シート搬送ローラ25は光沢付与シートSが引っ張られる方向に空転することになる。その結果、光沢付与シートSはほぼ一定の張力のもとで搬送される。すなわち、トルクリミッター34は、光沢付与シートSに作用する張力を保持する張力保持手段として機能する。これにより、光沢付与シートSが無理に引っ張られて過大な張力が作用するのを回避することができるので、光沢付与シートSの損傷を防止することができると共に、シート搬送ローラ25や加熱ローラ20等の耐久性を良好に維持することが可能となる。
また、図6に示す実施例5のように、張力測定装置35によって光沢付与シートSに与えられる張力Fを検知(測定)し、その張力測定装置35の検知信号(測定値)に基づいて、駆動モータ27の出力を制御してシート搬送ローラ25の周速を調整することによっても、光沢付与シートSに与える張力Fを所定の値に維持することができる。しかも、この場合は、上記実施例4のトルクリミッター34を用いた場合と異なり、一定に維持する張力を任意の値に変更することが可能である。従って、光沢付与シートSに与える張力の最大値を、その光沢付与シートSの強度などに応じて設定することができる。
図7に示す実施例6は、シート搬送ローラ25と加熱ローラ20との間にガイド部材36が設けてあるため、このガイド部材36によって光沢付与シートSはガイドされ定着ニップNへ供給される。ガイド部材36は定着ニップNの入口側の近傍で加熱ローラ20に対向して配設されているので、光沢付与シートSはガイド部材36によってガイドされつつ定着ニップNの入口側の近傍で加熱ローラ20の表面に接触する。さらに、上記各実施例と同様に、V1<V2にして光沢付与シートSに張力Fを与えることで、光沢付与シートSは撓むことなくガイド部材36に沿って安定して搬送される。
このようにガイド部材36と張力Fよって、光沢付与シートSを定着ニップNの入口側の近傍において加熱ローラ20から浮き上がるのを抑制することができるため、記録用紙Pの未定着のトナー画像Tが光沢付与シートSに接触することによる画像ノイズの発生を防ぐことができる。また、ガイド部材36は記録用紙Pと干渉しない位置に配設しているため、記録用紙Pのトナー画像Tがガイド部材36に接触することはない。
なお、光沢付与シートSに張力Fを与えず、ガイド部材36だけで光沢付与シートSを加熱ローラ20に接触させることによっても、定着ニップNの入口側の近傍で光沢付与シートSが加熱ローラ20から浮き上がるのを抑制することが可能である。しかしながら、この光沢付与シートSの浮き上がりを高度に抑制するには、ガイド部材36の端部36aを定着ニップNにできるだけ近づけることが好ましいが、そうすると記録用紙Pがガイド部材36に接触する可能性が上がる。そのため、上述のように、光沢付与シートSに張力Fを与えることにより、特に、光沢付与シートSがガイド部材36の端部36aを通過後、定着ニップNに進入するまでの領域で、上記光沢付与シートSの浮き上がりを高度に抑制することが可能となる。
また、ガイド部材36によって光沢付与シートSを加熱ローラ20に接触させることにより、光沢付与シートSと加熱ローラ20との接触範囲が搬送方向上流側で増加する。その結果、光沢付与シートSの加熱をより早いタイミングで開始できると共に、光沢付与シートSへの熱供給時間が長くなる。このため、一層小さい熱エネルギーで効果的に光沢付与シートSを加熱することができ、省エネルギー化及び低コスト化を図れる。
図8に示す実施例7においても、上記実施例6と同様に、シート搬送ローラ25と加熱ローラ20との間にガイド部材36を設けているため、このガイド部材36と張力Fによって、光沢付与シートSを少なくとも定着ニップNの入口側の近傍で加熱ローラ20の表面に接触させることができる。従って、この場合も、定着ニップNの入口側の近傍で光沢付与シートSの浮き上がりを高度に抑制することができると共に、一層小さい熱エネルギーで効果的に光沢付与シートSを加熱することが可能である。
さらに、この場合、ガイド部材36の端部36aが加熱ローラ20に対して接近離間可能となっているので、光沢付与シートSの厚さに応じて、ガイド部材36の端部36aと加熱ローラ20との間隔を変更することが可能である。これにより、厚さの異なる光沢付与シートSを供給してもガイド部材36によって安定的かつ円滑にガイドすることができると共に、光沢付与シートSを加熱ローラ20に対して確実に接触させることができる。
また、図9に示すように、ガイド部材36の一対のアーム部36cを、加熱ローラ20のローラ部の軸方向長さLより外側に配設することにより、各アーム部36cのローラ部への接触を防止することができる。これにより、アーム部36cがローラ部に接触することによるローラ部の破損や摩耗を回避することができ、画像ノイズ等の発生を防止することが可能となる。
上記画像ノイズの発生は、ローラ部において特に記録用紙Pの通過幅Wp内で破損・摩耗が生じた場合に起こる。このため、各アーム部36cの配設位置は、少なくとも記録用紙Pの通過幅Wpの外側であれば、画像ノイズを防止することができる。また、記録用紙Pの通過幅Wpより外側に配設するのは、アーム部36cの全体としなくてもよい。少なくとも加熱ローラ20に対向する部分(図9においてガイド部材36の端部36a及びその近傍の部分)を、記録用紙Pの通過幅Wpより外側に配設すればよい。
上述のように、ガイド部材36を有する実施例6又は実施例7は、ガイド部材36によって光沢付与シートSを定着ニップNの入口側の近傍で加熱ローラ20に接触させることができる。一方、実施例1〜5は、ガイド部材36を有しないが、シート搬送ローラ25と加熱ローラ20との相対的位置を以下のように設定することによって、定着ニップNの入口側の近傍で光沢付与シートSを加熱ローラ20に接触させることが可能である。
具体的には、図10に示すように、加熱ローラ20と加圧ローラ21との間に形成された定着ニップNの入口側端部NINを通る加熱ローラ20の接線Mよりも、シート搬送ローラ25を加熱ローラ20側(図の左側)に配設する。
上記のようにシート搬送ローラ25を配設して、供給する光沢付与シートSに張力を発生させると、図の二点鎖線に示すように光沢付与シートSは接線Mよりも加熱ローラ20側に接近するため、光沢付与シートSを定着ニップNの入口側の近傍で加熱ローラ20に対して接触させることが可能である。これにより、光沢付与シートSの加熱をより早いタイミングで開始できると共に、光沢付与シートSへの熱供給時間を長くすることができるので、より小さい熱エネルギーで効果的に光沢付与シートSを加熱することが可能となる。さらに、シート搬送ローラ25の中心Oと定着ニップNの入口側端部NINとを通る直線Qと上記接線Mとの成す角θが大きくなるほど、光沢付与シートSを接線Mからより離れて搬送することができ、光沢付与シートSと加熱ローラ20との接触面積を大きく確保することが可能である。また、このようにシート搬送ローラ25と加熱ローラ20との相対的位置を設定すれば、ガイド部材36を省略することができるメリットがある。一方、ガイド部材36を設けている場合は、シート搬送ローラ25と加熱ローラ20との相対的位置によらず定着ニップNの入口側の近傍で光沢付与シートSを加熱ローラ20に接触させることができるメリットがある。
以上、本発明によれば、記録用紙が定着ニップに進入する際に、記録用紙の未定着画像が光沢付与シートに接触するのを防止できるので、高画質の画像を得ることが可能である。また、本発明は仮定着と本定着の2回の定着工程を行わなくてもよいため、定着処理の時間短縮と装置の小型化を実現することが可能である。
また、本発明は、記録用紙を搬送しつつ画像を定着するための加熱ローラの回転駆動力と、光沢付与シートを供給するためのシート搬送ローラの回転駆動力を、光沢付与シートに張力を与える手段に転用しているので、張力を付与するための専用の機構が不要となり、さらなる装置の小型化を図れる。
また、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上述の実施例では、シート材供給機構として光沢付与シートを1枚ずつ供給可能なものを適用しているが、長い光沢付与シートを定着ニップに連続して供給するシート材供給機構も適用可能である。ただし、長い光沢付与シートを連続して供給する場合は、一般的に、光沢付与シートを巻回した送出ドラムと、その送出ドラムから送り出された光沢付与シートを巻き取る巻取ドラム等を設けることから、光沢付与シートを1枚ずつ供給する構成の方が小型化を図りやすい。また、本発明の構成において、シート搬送ローラを、ローラ部材以外にベルト等の回転体とすることも可能である。
また、上述の実施例では、定着装置と、光沢付与シートを供給する装置(シート材供給機構)とを、別個の装置として説明しているが、定着装置が光沢付与シートを供給する装置を備える構成としてもよい。
また、本発明に係る画像形成装置として、複数の感光体に形成された画像を中間転写ベルトを介して記録用紙に一括転写するタンデム型中間転写方式のものを採用しているが、それ以外の複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置を採用することも可能である。
6 定着装置
11 シート材供給機構
20 加熱ローラ(加熱部材)
21 加圧ローラ(対向部材)
25 シート搬送ローラ(回転体)
27 駆動モータ(駆動源)
33 非接触式センサ(シート材検知手段)
34 トルクリミッター
35 張力測定装置(張力検知手段)
36 ガイド部材
F 張力
N 定着ニップ
P 記録用紙(記録媒体)
S 光沢付与シート(シート材)
T トナー画像
V1 周速
V2 周速
Wp 通過幅
Z 定着ニップの入口側の近傍
特開2008−51857号公報 特開2008−20520号公報

Claims (15)

  1. 加熱部材と、当該加熱部材に接触して定着ニップを形成する対向部材と、前記加熱部材と前記対向部材の少なくとも一方を回転駆動させる回転駆動手段と、前記定着ニップにおいて前記加熱部材と記録媒体の未定着画像面との間にシート材を供給するシート材供給機構とを備え、前記加熱部材の熱で前記シート材を介して前記記録媒体の未定着画像を加熱して、当該未定着画像を前記記録媒体に定着させる定着装置において、
    前記加熱部材と前記対向部材の少なくとも一方の回転駆動力によって、前記定着ニップに供給された前記シート材に、定着ニップよりも前記シート材の搬送方向上流側で張力を与えるように構成したことを特徴とする定着装置。
  2. 前記シート材供給機構は、駆動源によって回転駆動して前記シート材を搬送する回転体を有し、前記シート材が前記定着ニップに供給され、かつ、前記シート材が前記回転体と接触した状態で、前記回転体の周速をV1とし、前記加熱部材と前記対向部材の少なくとも一方の周速をV2とすると、V1<V2となるようにした請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記シート材が前記定着ニップに供給された後に、前記回転体の回転速度を減速させて、V1<V2となるようにした請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記シート材が前記定着ニップに供給された後に、前記駆動源の出力制御によって、V1<V2となるようにした請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記シート材が前記定着ニップに供給された後に、ブレーキ手段によって前記回転体に制動力を付与して、V1<V2となるようにした請求項3に記載の定着装置。
  6. 前記シート材が前記定着ニップに供給されたことを検知するシート材検知手段を設け、当該シート材検知手段の検知信号によって、前記回転体の回転速度を減速させて、V1<V2となるようにした請求項3から5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記シート材に与える張力が所定の値を越えたときに前記回転体の空転を許容するトルクリミッターを設けた請求項2から6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記シート材に与える張力を検知する張力検知手段を備え、当該張力検知手段の検知信号に基づいて、前記シート材に与える張力が所定の値となるように前記駆動源の出力を制御するようにした請求項2から6のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記シート材に張力が付与された際に、当該シート材が少なくとも前記定着ニップの入口側の近傍で前記加熱部材に接触するように、前記シート材供給機構と前記加熱部材の相対的位置を設定した請求項1から8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 少なくとも前記定着ニップの入口側の近傍で前記加熱部材に対向して配設されると共に、前記シート材を前記加熱部材に接触させつつガイドするガイド部材を設けた請求項1から9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記ガイド部材の少なくとも前記加熱部材に対向する部分を、前記加熱部材に対して接近離間するように構成すると共に、当該ガイド部材の接近離間する部分を前記加熱部材に対して接近させる方向に付勢する付勢手段を設けた請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記ガイド部材の少なくとも前記加熱部材に対向する部分を、前記加熱部材における最大記録媒体通過幅の外側に配設した請求項10又は11に記載の定着装置。
  13. 前記シート材を前記記録媒体に対応させて1枚ずつ供給するように構成した請求項1から12のいずれか1項に記載の定着装置。
  14. 前記記録媒体ごとに前記シート材を供給するか否かを選択可能に構成した請求項13に記載の定着装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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