JPH08122521A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JPH08122521A
JPH08122521A JP25857594A JP25857594A JPH08122521A JP H08122521 A JPH08122521 A JP H08122521A JP 25857594 A JP25857594 A JP 25857594A JP 25857594 A JP25857594 A JP 25857594A JP H08122521 A JPH08122521 A JP H08122521A
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JP
Japan
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transfer
substrate
film
transfer film
peeling
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Application number
JP25857594A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Nakajima
泰秀 中島
Masaru Sasaki
賢 佐々木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各着色画素のパターンを形成する各着色材料
をカラーフィルター用の基板に転写する工程を効率良く
行えるようにする。 【構成】 巻取2から転写フィルム1を繰り出す供給部
Aと、転写フィルム1と基板10とを重ねる前に加熱す
るプレヒート部C,Dと、転写フィルム1と基板10と
を重ね合わせて貼り合わせる加熱部Eと、貼り合わせた
転写フィルム1と基板10を剥がすために冷却する冷却
部Fと、冷却後に転写フィルム1の基材フィルムを着色
材料を転写した基板10から剥がす剥離部Gと、転写終
了後に基材フィルムを巻き取る排出部Hとを具備させて
構成する。転写フィルム1の品質状態を検査する第1の
検査部B、基板10の着色レジストの品質状態を検査す
る第2の検査部Iを設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイ用の
カラーフィルターにおけるレッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)の各着色画素と遮光層とをフィル
ム転写法によりカラーフィルター用の基板上に形成する
工程に係り、詳しくは、着色画素のパターンを形成する
各着色材料を基板に転写するのに使用する転写装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカラーフィルターの製造
方法の一つとしていわゆるフィルム転写法が知られてい
る。この方法は、基材フィルム上に透明着色材料を形成
してなる転写フィルムをカラーフィルター用のガラス基
板に重ね合わせ、加熱圧着して着色材料を基板上に転写
し、フォトマスクを介して前記着色材料を露光した後、
現像して着色画素のパターンを形成する一連の工程から
なり、色相の異なる着色材料について前記の工程を繰り
返すことによってカラーフィルターを製造するものであ
る。また、基材フィルムに薄いフィルムを使用するなど
して露光時に適正ギャップが得られる場合にあっては、
基材フィルムを剥離する前に露光することも行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたフ
ィルム転写法においては、小切れの転写フィルムを1枚
毎カラーフィルター用のガラス基板上に載せ、その後加
熱してローラで押圧することで貼り合わせ、着色材料の
基板への転写が完了した後で基材フィルムを剥がしてい
る。しかしながら、このように1枚毎の転写フィルムを
用いて着色材料のガラス基板への転写を行っているので
は、時間が多くかかり生産効率が著しく低いという問題
点があった。また、転写フィルムや転写後のガラス基板
に不良が有るかどうかを調べるのに1枚ずつ検査しなけ
ればならず、これも生産効率を下げる要因になってい
た。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、転写フィルムの着色材料を効率
良くカラーフィルター用の基板に転写することができ、
しかも不良の発生を防止できる転写装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る転写装置は、基材フィルム上に着色
材料を設けてなる転写フィルムから着色材料をカラーフ
ィルター用の基板に転写する転写装置であって、巻取か
ら転写フィルムを繰り出す供給部と、転写フィルムと基
板とを重ねる前に加熱するプレヒート部と、転写フィル
ムと基板とを重ね合わせて貼り合わせる加熱部と、貼り
合わせた転写フィルムと基板を剥がすために冷却する冷
却部と、冷却後に転写フィルムの基材フィルムを着色材
料を転写した基板から剥がす剥離部と、転写終了後に基
材フィルムを巻き取る排出部とを具備して構成される。
【0006】そして、前記剥離部に小さい径の剥離ロー
ラ又は中央が太い剥離ローラを使用することが好まし
い。
【0007】また、前記供給部から繰り出される転写フ
ィルムの張力を調節するテンションコントロール手段を
設けることが好ましい。
【0008】また、前記供給部から繰り出された転写フ
ィルムの品質状態を検査する第1の検査部を設け、さら
には、転写終了後に転写済みの基板における着色材料の
品質状態を検査する第2の検査部を設けることが好まし
い。
【0009】
【作用】上述の構成からなる本発明の転写装置において
は、巻取りからの転写フィルムの供給、供給された転写
フィルムと基板のプレ加熱、加熱による転写、転写後の
冷却、基材フィルムの剥離、基材フィルムの巻き取り等
の工程が一貫して行われることにより、転写フィルムか
ら着色材料の基板に対する転写を連続的に行われる。
【0010】剥離部において使用する小さい径の剥離ロ
ーラは、基板に転写した着色材料が基材フィルムに取ら
れるのを防止する。また、中央が太い剥離ローラは、フ
ィルム面に剥離ローラの中央を接触させることにより基
材フィルムが基板から平行に剥がれるように機能する。
【0011】テンションコントロール手段は、供給部か
ら繰り出された転写フィルムの転写時における張力を一
定にするように機能する。
【0012】また、第1の検査部で転写フィルムの良否
が判断され、不良品であれば転写部では転写が行われ
ず、さらに第2の転写部で着色材料付きの基板の良否が
判断され、不良基板が選別される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0014】図1は本発明に係る転写装置の一例を示す
概略構成図である。
【0015】図中1は転写フィルムであり、厚さ10〜
100μm程度のPETフィルムからなる基材フィルム
上に透明着色レジストと保護フィルムを形成したものが
使用されている。また、2色目以降が転写しやすいよう
に基材フィルムを3〜10μmと薄くしたり、基材フィ
ルムに加えクッション材層、剥離層等を積層したものを
使用してもよい。この転写フィルム1は、長尺状のもの
を巻き取った巻取2として供給部Aにセットされる。図
示の供給部Aでは巻取2が1本ではあるが、さらに生産
性を向上させるのであれば、巻取を複数セットしてもよ
く、さらには転写フィルム1を自動的に接続できるオー
トペースターを使用してもよい。
【0016】供給部Aから繰り出された転写フィルム1
は、テンションコントロール用ローラ3を経由した後、
保護フィルム1aを剥がされて第1の検査部Bに至る。
このテンションコントロール用ローラ3は、第1の検査
部Bの後に配設されたテンション検出用ローラ4の検出
信号によりテンション制御部5がコントロールするよう
になっている。すなわち、転写フィルム1が所定の張力
より強く引っ張られると、テンションコントロール用ロ
ーラ3は張力を小さくするように下方に移動し、逆に転
写フィルム1が所定の張力より緩むと、テンションコン
トロール用ローラ3は張力を大きくするように上方に移
動する。
【0017】第1の検査部Bでは転写フィルム1の画像
を入力するCCDカメラ6がセットされており、着色レ
ジストの色ムラや筋、またはゴミ付きを検査することが
できるようになっている。この第1の検査部Bにおける
光学系の構造としては、転写フィルム1を境にしてCC
Dカメラ6の反対側に拡散板7をセットし、その両脇か
らカラーフィルターのR,G,Bの各色にピークを持つ
3波長の光源8(白色蛍光灯でもハロゲンランプでもよ
い)を用いて拡散板7に照射する手段が採られている。
3波長の光源8を用いた方がそのピークであるR,G,
Bの各色のムラ等を検査しやすい。光は拡散板7で拡散
され転写フィルム1を均一に照らすので、この画像をC
CDカメラ6から入力し図示しない判定部にて転写フィ
ルム1の品質状態を判定する。
【0018】この時の判定画像の一例を図2及び図3に
示している。横軸はフィルムの巾方向であり縦軸は転写
フィルムの色の濃度である。良品と不良品の判定は、カ
ラーフィルターのR,G,Bの各色毎に用意してある許
容値±a1 と基準色濃度レベルm1 とCCDカメラ5か
らの入力データとを比較して行う。この場合、デジタル
スイッチを用いてR,G,Bの色毎に許容値±a1 は±
1 (r)、±a1 (g)、±a1 (b)として、基準
色濃度レベルm1 はm1 (r)、m1 (g)、m
1 (b)としてそれぞれセットしておく。ここで、オペ
レータが良品と判断したところで基準値入力スイッチを
押すことにより、画像入力データを平均することで基準
色濃度レベルm1 が各色に合わせて記憶されるようにし
てもよい。
【0019】図2は良品の場合を示す例であり、画像入
力したデータは設定してある基準色濃度レベルm1 を中
心に許容値±a1 以内に入っている。図3は不良品を示
す例であり、画像入力したデータは設定してある基準色
濃度レベルm1 を中心に許容値±a1 より外れている。
左側の急峻な突起x1 はゴミ付きによる不良であり、右
側のなだらかな凸部y1 は着色レジストの濃度ムラであ
る。
【0020】図1において10はカラーフィルター用の
ガラス基板であり、コロ11の上を図の右側から左側へ
と搬送される。プレヒート部Cの前のコロ11は図4
(a)又は(b)に示す如く形成され、ガラス基板10
の裏側を擦らないようになっており、かつ外側に傾斜面
をもっておりガラス基板10を真っ直ぐに搬送するよう
になっている。そして、第1の検査部Bによって転写フ
ィルム1が不良と判断されると、前工程から搬送されて
きたガラス基板10は上下動するストッパー12により
停止され、転写フィルム1はガラス基板10に転写され
ることなく巻き取られる。すなわち、不良の場合は、後
方のニップローラに設置されているカウンタ13によっ
て不良位置を検出し、図示しない記録装置により不良位
置を記憶する。そして、この記憶された不良位置データ
に基づき、不良の転写フィルム部分は転写されないタイ
ミングで排出部Hへと巻き取られる。このようにニップ
ローラにカウンタ13を接続しておくと、ニップローラ
がフィルムをしっかりと挟み込んでいるためにカウンタ
値とフィルムの送り量とのずれがなく正確に不良位置が
把握できる。
【0021】第1の検査部Bで転写フィルム1が良品と
判断されると、ガラス基板10は停止せずにプレヒート
部Cに搬送され、良品の転写フィルム部分もプレーヒー
ト部Dへと移動して加熱される。基板用のプレヒート部
Cでは、内部にニクロム線等の電熱線を入れた複数のロ
ーラによりベルトを介して下部からガラス基板10を8
0〜150℃程度に十分加熱する。また、転写フィルム
1のプレヒート部Dでは、遠赤外線ヒーターにより転写
フィルム1を上部から20〜80℃程度にある程度加熱
する。転写フィルム1は加熱しすぎると伸びてしまう
し、複数の材料で構成された転写フィルムだと材料が混
ざり合ってしまうことがあるのであまり加熱しないよう
にする。そして、加熱されたガラス基板10と転写フィ
ルム1は共に同速度で加熱部Eへと移動する。
【0022】加熱部Eでは、基板用のプレヒート部Cと
同じ構成の加熱装置が上下に設けてあり、転写フィルム
1とガラス基板10を上下から十分加熱しながら、転写
フィルム1をガラス基板10に貼り合わせる。このよう
に貼り合わされた後、一体となった転写フィルム1とガ
ラス基板10は30〜50℃の温水を通している6本の
ローラ群14を経由して冷却部Fへ移動する。
【0023】冷却部Fでは、内部に冷水を通した複数の
ローラにより、転写フィルム1と基板10を上下からベ
ルトを介して20〜25℃程度に冷却する。このように
冷却することで、転写フィルム1の着色レジストはガラ
ス基板10から剥がれにくくなり、逆に基材フィルムか
ら剥がれやすくなる。
【0024】十分に冷却したところで次の剥離部Gにお
いて小径の剥離ローラ15により転写フィルム1をガラ
ス基板10から剥離する。すなわち、剥離ローラ15を
迂回させて転写フィルム1を排出部Hで巻き取ると同時
に、押さえローラ16によりガラス基板10を押さえな
がら送るようにする。これによりガラス基板10から基
材フィルムだけが剥がれ、転写フィルム1から着色レジ
ストをガラス基板10に転写することができる。ここで
十分に温度が降下していないと基材フィルムに着色レジ
ストが取られてうまく転写できない。
【0025】剥離部Gで使用する剥離ローラ15の形状
を図5に示す。図示のように剥離ローラ15はローラ部
分15aの両サイドに円盤15bを有しており、駆動部
による保持及び回転をしやすくしている。ローラ部分1
5aの径は20mm以下にするのが好ましい。径をあま
り大きくすると着色レジストが基材フィルムに取られや
すくなる。また、図6に示す剥離ローラ15は、ローラ
部分15aの中央部を少し太くしてあり、この剥離ロー
ラ15を使用すれば、中央部を転写フィルム1に接触さ
せることによってガラス基板10から平行に基材フィル
ムを剥がすことができ、着色レジストの転写を綺麗に行
える。
【0026】第2の検査部Iにガラス基板10が搬送さ
れると、下側からストッパー17が上昇してガラス基板
10を所定の前後位置で停止させる。ここでの搬送に使
用するコロ18は図4(b)に示すタイプで、連結軸が
なく左右のコロ18が別々に動くものであり、このため
ガラス基板10の下方から光を照射して上方から検査す
ることができる。また、コロ18はモータ駆動するが、
ストッパー17が上昇するとモータ駆動が切れるように
なっている。
【0027】第2の検査部Iでは着色レジストの転写さ
れたガラス基板10の画像を入力するCCDカメラ20
がセットされており、着色レジストの色ムラや筋、また
はゴミ付きを検査することができるようになっている。
この第2の検査部Iにおける光学系の構造は第1の検査
部Bと同様であり、ガラス基板10を境にしてCCDカ
メラ20の反対側に拡散板21をセットし、その両脇か
らカラーフィルターのR,G,Bの各色にピークを持つ
3波長の光源22(白色蛍光灯でもハロゲンランプでも
よい)を用いて拡散板21に照射する手段が採られてい
る。3波長の光源22を用いた方がそのピークである
R,G,Bの各色のムラ等を検査しやすい。光は拡散板
21で拡散されガラス基板10を均一に照らすので、こ
の画像をCCDカメラ20から入力し図示しない判定部
にてガラス基板10上の着色レジストの品質状態を判定
する。
【0028】この時の判定画像の一例を図7及び図8に
示している。判定画像は図2及び図3にて説明したのと
ほぼ同じであるが、ガラス基板10に着色レジストが転
写された状態であるので、許容値は転写フィルム1の検
査の時とは異なる。横軸はカラーフィルターの巾であり
縦軸は着色レジストの濃度である。良品と不良品の判定
は、カラーフィルターのR,G,Bの各色毎に用意して
ある許容値±a2 と基準色濃度レベルm2 とCCDカメ
ラ20からの入力データとを比較して行う。この場合、
デジタルスイッチを用いてR,G,Bの色毎に許容値±
2 は±a2 (r)、±a2 (g)、±a2 (b)とし
て、基準色濃度レベルm2 はm2 (r)、m2 (g)、
2 (b)としてそれぞれセットしておく。ここで、オ
ペレータが良品と判断したところで基準値入力スイッチ
を押すことにより、画像入力データを平均することで基
準色濃度レベルm2 が各色に合わせて記憶されるように
してもよい。
【0029】図7は良品の場合を示す例であり、画像入
力したデータは設定してある基準色濃度レベルm2 を中
心に許容値±a2 以内に入っている。なお、一定間隔で
濃度レベルが降下しているのはガラス基板10上に形成
されているブラックマトリクス(BM)の部分である。
図8は不良品を示す例であり、画像入力したデータは設
定してある基準色濃度レベルm2 を中心に許容値±a2
より外れている。左側の急峻な突起x2 はゴミ付きによ
る不良であり、右側のなだらかな凸部y2 は着色レジス
トの濃度ムラである。検査方法としては、基準画像を予
め記憶しておき、検査対象のガラス基板10が搬入され
るごとに各画素を比較して前記許容値より大きく差がで
るかどうかで判定する。
【0030】第2の検査部Iでの検査結果が良品であれ
ば図示していない良品用のデリバリへ排出され、不良品
であれば図示していない不良品用のデリバリへ排出され
る。また、ガラス基板10が多面付けであれば、第2の
検査結果に基づき、品質に合った仕分けをして次工程へ
搬送すればよい。
【0031】このように第1色目の着色レジストをガラ
ス基板10に転写した後、フォトマスクを介してこの着
色レジストを露光し、現像を経て着色画素のパターンを
形成する。そして、第2色目、第3色目の着色レジスト
についても、同様に転写フィルムからガラス基板10上
への転写、露光、現像を行うことによりカラーフィルタ
ーの着色画素パターンを形成する。なお、基材フィルム
を剥離する前に露光する場合には、冷却部Fと剥離部G
の間にて露光を行うようにする。
【0032】本発明の転写装置において、加熱部を、平
らな面で転写フィルムを加熱押圧するのではなく、押圧
するローラ等の表面に、形成しようとするカラーフィル
ターの着色画素パターンに対応した凸部を予め形成して
おき、これにより転写フィルムを着色画素パターン状に
加熱押圧して基板上に着色材料を転写するようにするこ
とにより、露光、現像の工程なしで、第1〜3色目まで
順次着色画素パターンを形成することができる。
【0033】
【発明の効3】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載の効果を奏する。
【0034】請求項1記載の転写装置は、転写フィルム
上の着色材料をカラーフィルター用の基板に転写する工
程を人手によらず自動的に行うようにしたので、フィル
ム転写法によるカラーフィルターの生産効率を上げるこ
とができる。
【0035】請求項2記載の転写装置は、剥離部におい
て径の小さい剥離ローラを使用することにより、基板に
転写した着色材料が基材フィルムに取られることなく基
材フィルムを綺麗に剥がすことができる。
【0036】請求項3記載の転写装置は、剥離部におい
て中央が太い剥離ローラを使用することにより、フィル
ム面に剥離ローラの中央を接触させて基板から平行に基
材フィルムを剥がすことができる。
【0037】請求項4記載の転写装置は、供給部から繰
り出される転写フィルムの張力を一定にするテンション
コントロール手段を設けたことにより、供給部から繰り
出された転写フィルムの転写時における張力が一定とな
り、着色材料を基板に対して綺麗に転写することができ
る。
【0038】請求項5記載の転写装置は、供給部から繰
り出された転写フィルムの品質状態を検査する第1の検
査部を設けたことにより、不良品の転写フィルム部分は
転写せずに良品の転写フィルム部分のみを連続的に転写
することができ、余計な転写を行わないようにしてカラ
ーフィルターの生産効率を上げることができる。
【0039】請求項6記載の転写装置は、転写終了後に
転写済みの基板における着色材料の品質状態を検査する
第2の検査部を設けたことにより、不良品の基板を選別
して別に搬出することができ、不良品に対する後工程を
行うのを防止してカラーフィルターの生産効率を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写装置の一例を示す概略構成図
である。
【図2】第1の検査部における判定画像の一例を示すグ
ラフである。
【図3】第1の検査部における判定画像の一例を示すグ
ラフである。
【図4】基板を搬送するためのコロを基板と共に示す正
面図である。
【図5】剥離部で使用する剥離ローラを示す正面図であ
る。
【図6】剥離ローラの他の例を示す正面図である。
【図7】第2の検査部における判定画像の一例を示すグ
ラフである。
【図8】第2の検査部における判定画像の一例を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 転写フィルム 2 巻取 3 テンションコントロール用ローラ 10 基板 15 剥離ローラ A 供給部 B 第1の検査部 C プレヒート部 D プレヒート部 E 加熱部 F 冷却部 G 剥離部 H 排出部 I 第2の検査部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルム上に着色材料を設けてなる
    転写フィルムから着色材料をカラーフィルター用の基板
    に転写する転写装置であって、巻取から転写フィルムを
    繰り出す供給部と、転写フィルムと基板とを重ねる前に
    加熱するプレヒート部と、転写フィルムと基板とを重ね
    合わせて貼り合わせる加熱部と、貼り合わせた転写フィ
    ルムと基板を剥がすために冷却する冷却部と、冷却後に
    転写フィルムの基材フィルムを着色材料を転写した基板
    から剥がす剥離部と、転写終了後に基材フィルムを巻き
    取る排出部とを具備することを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の転写装置において、剥離
    部に小さい径の剥離ローラを使用したことを特徴とする
    転写装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の転写装置において、剥離
    部に中央が太い剥離ローラを使用したことを特徴とする
    転写装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の転写装置にお
    いて、供給部から繰り出される転写フィルムの張力を調
    節するテンションコントロール手段を設けたことを特徴
    とする転写装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の転写装置
    において、供給部から繰り出された転写フィルムの品質
    状態を検査する第1の検査部を設けたことを特徴とする
    転写装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5記載の転写
    装置において、転写終了後に転写済みの基板における着
    色材料の品質状態を検査する第2の検査部を設けたこと
    を特徴とする転写装置。
JP25857594A 1994-10-24 1994-10-24 転写装置 Pending JPH08122521A (ja)

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