JP2010254437A - エレベータ呼び登録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音声認識による認識率を向上した、利便性の高いエレベータ呼び登録装置を得る。
【解決手段】ステップS1において、人検出手段が人検出信号を出力し、ステップS2で音声合成手段により音声メッセージが合成されると、ステップS3で制御手段により行き先候補データベースに格納する行き先候補リストが生成される。その後、ステップS7において、行き先判定手段は、エレベータの利用者の入力音声を認識して得られた音声認識結果情報及び行き先候補情報D23の内容を比較し、最も適切と思われる行き先候補を判定行き先候補として指示する判定行き先情報を取得し、呼び登録手段に出力する。その後のステップS8において、呼び登録手段により判定行き先候補を確定候補としてエレベータ制御装置に登録する。
【選択図】図4

Description

この発明は、音声によりエレベータの呼びを登録することができるエレベータ呼び登録装置に関する。
従来、一般的にエレベータホールには行き先の上下方向を表す方向呼びボタンあるいは行き先階を表す行き先階登録ボタン、エレベータかご内には行き先階登録ボタンが設置されている。利用者は行き先階を呼び登録すべく、エレベータホール及びかごのうち、少なくとも一方において、移動しようとする階や方向に応じたボタン(方向呼びボタン,行き先階登録ボタン)を操作する必要があった。
したがって、利用者は荷物などで両手がふさがっている場合は、荷物を持ち替えたり、空いている指や肘などの体の部分や棒状の道具などを用いたりして、ボタンを操作していた。また、建物の高層化によって、エレベータの停止階数が増加しており、行き先階登録ボタンの少なくとも一部が比較的高い位置に設けられる場合、身長の低い子供や車椅子利用者などは行き先階登録ボタンに手が届かない可能性もある。
一方、近年、音声認識技術や情報処理技術の向上により、音声による操作が可能な機器や設備が開発されている。例えば、自動車で目的地までの経路を案内するカーナビゲーションシステムにおいては、特定のボタンなどの操作により音声認識を開始し、目的地や「ガソリンスタンド」などの付近の設備を音声で入力し、目的地の登録を行うものが開発されている。
エレベータに関しても、音声によるエレベータの呼び登録を可能にするエレベータ呼び登録装置が提案されている。しかし、自動車などとは異なり、ビルやマンション、駅など主に公共性の高い場所に設置されるエレベータに関しては、建物の残響、周囲の騒音、利用者同士の会話などにより、意図しない音声認識の実行、誤認識、認識できないなどの認識エラーが発生しやすいという問題が指摘されている。
利用者同士の会話や周囲の騒音などによる意図しない音声認識の実行、および誤認識などによる不適切な行き先階の登録を防止するための技術として、例えば特許文献1に開示されている手法がある。
特許文献1に示される手法は、あらかじめ定められた領域に利用者が立ち入ったこと、すなわち、利用者の乗車意志を検出して、音声による行き先の入力を求める放送を行うものである。特許文献1に示される手法によれば、利用者の乗車意志が確認されたときのみ音声認識を行うことができるので、エレベータホール内の雑音などの意図しない音声の入力による誤認識を回避することができる。さらに、特許文献1に示される手法は、入力された音声が示す行き先階が登録されている階であるか否かを判定するので、誤認識などにより、存在しない階や音声認識による呼び登録に対応しない階など、不適切な行き先階の登録を防止することができる。
また、エレベータが発する音声メッセージによる意図しない音声認識の実行を防止するためになされた発明として、例えば、特許文献2に示された手法が挙げられる。
特許文献2に示される手法は、利用者が行き先を入力するためのマイクロホンを設置し、マイクロホンの前方に利用者が存在することが検出されないとき、またはエレベータから音声メッセージが発せられているときは音声認識処理を禁止するものである。特許文献2に示される手法によれば、利用者同士の会話またはエレベータの音声メッセージなどの意図しない音声の入力による誤認識を回避することができる。
実公平5−40053号公報 特許第2647207号公報
しかしながら、上述した従来の方法では、あらかじめ定められた領域、すなわち音声入力用に設けられたマイクロホンの前方などで、利用者が呼び登録以外の音声を発している場合、意図しない音声認識が開始され、不要な呼び登録が実行される可能性があるという問題点があった。
また、呼び登録はあらかじめ登録されている階であるか否かという静的な条件のみに基づいて判定されるため、誤認識や逆方向行きのエレベータへの乗車などにより、現在階への呼び登録や行き先方向とは逆の階などへの不適切な呼び登録が行われる可能性があるという問題点があった。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、音声認識による認識率を向上した、利便性の高いエレベータ呼び登録装置を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載のエレベータ呼び登録装置は、音声によりエレベータの呼びを登録するエレベータ呼び登録装置であって、エレベータの利用者の存在を検知する人検出手段と、前記利用者に行き先の音声入力を促し、前記利用者の入力音声を認識して、行き先候補を指示する音声認識結果情報を得る音声処理部と、前記エレベータが利用可能な行き先候補を指示する行き先候補情報を格納する行き先候補情報格納部と、前記音声認識結果情報と前記行き先候補情報とに基づき、前記利用者の行き先を判定して判定行き先候補を得、該判定行き先候補を所定の条件で確定候補とする行き先判定手段と、前記確定候補をエレベータの呼びとして登録する呼び登録手段と、前記人検出手段、前記音声処理部、前記行き先候補情報格納部、前記行き先判定手段及び前記呼び登録手段の動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段は前記人検出手段による前記利用者の検出毎に前記行き先候補情報を生成する。
請求項1記載のエレベータ呼び登録装置は、行き先判定手段により、前記音声認識結果情報と前記行き先候補情報に基づき、利用者の行き先候補を判定するため、エレベータホールやかご内の呼び登録以外の音声による誤動作や不適切な行き先の登録を防止することができ、利便性を高めることができる。
加えて、制御手段は人検出手段による利用者の検出毎に行き先候補情報を生成するため、常に最新の行き先候補情報に基づき、行き先判定手段が判定行き先候補を得ることにより、音声認識による認識率の向上を図ることができる。
この発明の実施の形態1であるエレベータ呼び登録装置が利用されるエレベータ環境を模式的に示した説明図である。 実施の形態1であるエレベータ呼び登録装置の構成を示すブロック図である。 行き先候補情報の一例を示す説明図である。 実施の形態1であるエレベータ呼び登録装置による行き先候補登録処理を示すフローチャートである。 図4における行き先候補リストの生成処理の詳細を示すフローチャートである。 行き先選別情報の一例を示す説明図である。 図4で示した行き先候補登録処理の変形例を示すフローチャートである。 音声認識結果情報の一例を示す説明図である。 行き先候補選定確率と確信度との積算値計算例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ呼び登録装置の全体構成を示すブロック図である。 実施の形態2であるエレベータ呼び登録装置による行き先候補登録処理を示すフローチャートである。 仮確定行き先候補情報の一例を示す説明図である。 実施の形態2の行き先候補登録処理の変形例(その1)を示すフローチャートである。 実施の形態2の行き先候補登録処理の変形例(その2)を示すフローチャートである。 実施の形態2の行き先候補登録処理の変形例(その3)を示すフローチャートである。 実施の形態2の行き先候補登録処理の変形例(その4)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータ呼び登録装置の全体構成を示すブロック図である。 認識率情報の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ呼び登録装置による行き先候補登録処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4であるかご内エレベータ呼び登録装置が利用されるエレベータかご内環境を模式的に示した説明図である。
<実施の形態1>
(エレベータ環境)
図1はこの発明の実施の形態1であるエレベータ呼び登録装置が利用されるエレベータ環境を模式的に示した説明図である。
同図に示すように、エレベータホール11において、乗り場ドア12の近傍に、行き先入力装置13、音声出力装置14、音声入力装置15、及び人検出装置16が設置されている。
人検出装置16は検出マット(斜線で示す領域)上に利用者が存在するか否かを検出する。なお、人検出装置16は、図示するような検出マットのほか、赤外線などによる人感センサ、カメラを用いた画像処理など、エレベータに乗車しようとする利用者の存在を検出できるものであればよい。
音声入力装置15は、人検出装置16が検出できる領域に存在する利用者が話した、一般的会話レベルの音声を認識することができる位置に設置される。
また、音声入力装置15から特定の語句、すなわち、利用者があらかじめ設定またはあらかじめ利用者に通知された合い言葉を入力することにより、利用者を検出することもできる。例えば、「エレベータ呼び登録」や「乗ります」などを発声することにより、音声認識による呼び登録を利用可能な利用者が存在し、呼び登録を開始しようとしていることを検知できる。
行き先入力装置13は、図示するような、方向呼びボタン機能のもののほか、行き先階のボタンが配列されているものや行き先階を入力するテンキーなどであってもよい。
(エレベータ呼び登録装置の構成)
図2はこの発明の実施の形態1であるエレベータ呼び登録装置の構成を示すブロック図である。
人検出手段21は音声認識を利用してエレベータ呼び登録を行おうとする利用者を検出する手段であり、図1で示した人検出装置16に相当する。
行き先候補データベース(DB)23(行き先候補情報格納部)は、エレベータの行き先候補情報を格納する。
図3は行き先候補データベース23に格納される行き先候補リスト33としての行き先候補情報の一例を示す説明図である。同図に示すように、行き先候補情報D23aは、「チカニカイ」、「チカイッカイ」、「イッカイ」、「ヨンカイ」、及び「ゴカイ」から構成され、このような行き先候補情報D23aが行き先候補リスト33として、行き先候補データベース23に格納される。
図2に戻って、入出力手段24は、利用者が本発明のエレベータ呼び登録装置に対して入出力を行う手段であり、図1の行き先入力装置13、音声出力装置14、音声入力装置15などから構成される。
音声合成手段25は、入出力手段24の音声出力装置14から出力する音声メッセージの内容を合成音声により生成する音声合成装置として機能する。
音声認識手段26は、入出力手段24の音声入力装置15から入力された音声信号を、行き先候補との比較が可能な文字列などの形式に変換して、行き先候補を指示する音声認識結果情報を出力する音声認識装置として機能する。したがって、入出力手段24の音声出力装置14、音声入力装置15、音声合成手段25及び音声認識手段26により音声処理部が構成される。
行き先判定手段27は、音声認識手段26から出力される音声認識結果情報と行き先候補データベース23に格納されている行き先候補リストの内容を比較して、行き先を判定して判定行き先候補を得る行き先判定装置として機能する。
呼び登録手段28は行き先判定手段27によって得られた判定行き先候補を確定候補してエレベータ制御装置29に登録する装置として機能する。
エレベータ制御装置29はエレベータ制御盤であり、エレベータの昇降等の動作制御を行い、呼び登録手段28により登録された確定候補の指示する行き先に移動するようにエレベータを制御する。
制御手段22は、上記の各手段(装置)24〜29および行き先候補データベース23間のデータの送受信を制御する手段である。また、制御手段22は行き先候補リスト33の生成、更新処理を行う。
(行き先候補登録処理)
図4はこの発明の実施の形態1であるエレベータ呼び登録装置による行き先候補登録処理を示すフローチャートである。なお、図4において、一部、行き先候補データベース23におけるデータ(行き先候補情報D23)の授受状況を模式的に示している。以下、同図を参照して、実施の形態1のエレベータ呼び登録装置による行き先候補登録処理を説明する。
ステップS1において、人検出手段21はあらかじめ定められた領域に利用者が存在することを検知すると(YES)、音声合成手段25に人検出信号を出力し、ステップS2に移行する。一方、ステップS1で利用者の存在が検知されない場合(NO)、ステップS1の処理が繰り返される。
ステップS2において、音声合成手段25は、人検出手段21からの人検出信号を受信すると、「何階へ行きますか?」や「上へ行きますか?、下へ行きますか?」など行き先の入力を促す音声メッセージを合成する。
ステップS2で音声メッセージが合成されると、制御手段22により、ステップS3で行き先候補データベース23に格納する行き先候補リスト33が生成される。この行き先候補リスト33は行き先候補情報D23から構成される。行き先候補情報D23は、エレベータを利用できるすべての行き先階を行き先候補として指示している。
一方、ステップS4において、ステップS2で合成された音声メッセージを入出力手段24の音声出力装置14より出力する。
ステップS5において、音声認識手段26は、ステップS4の利用者に行き先の入力を促す音声メッセージを出力してから一定時間、入出力手段24の音声入力装置15から音声信号が入力されるのを待つ。そして、一定時間内に音声の入力が検知されない場合(NO)は、利用者が回答を行わなかったと判断して、再度、ステップS2に戻り、ステップS4で行き先を入力するように促す音声メッセージを出力する。一方、ステップS5で音声入力装置15からの音声信号の入力が検知された場合(YES)、次のステップS6に移行する。
ステップS6において、音声認識手段26は、ステップS5で入力された音声信号(入力音声)を行き先候補リスト33を構成する行き先候補情報との比較が可能な文字列などの形式に変換して、行き先候補を指示する音声認識結果情報を得る。
次に、ステップS7において、行き先判定手段27は、音声認識結果情報で指示された行き先候補と行き先候補リスト33に含まれる行き先候補情報D23に指示された行き先候補とを比較し、最も適切と思われる行き先候補を判定行き先候補として指示する判定行き先情報を取得し、該判定行き先情報を呼び登録手段28に出力する。なお、判定行き先候補としては、行き先階、行き先階方向等が考えられるが、以後は、説明の都合上、特に行き先方向等の記載がない限り、判定行き先候補は行き先階を意味するとして説明する。
その後、ステップS8において、呼び登録手段28は判定行き先情報が指示する判定行き先候補を確定候補としてエレベータ制御装置29に登録する。
エレベータ制御装置29は判定行き先情報の指示する行き先候補(行き先階)に向けて移動するようにエレベータを制御する。この際、判定行き先情報が指示する行き先候補(行き先階)を利用者に通知する音声メッセージ、すなわち、例えば、判定行き先情報が判定行き先候補として「2階」を指示する場合、「2階を登録しました」などの音声メッセージを合成して、入出力手段24の音声出力装置14から出力してもよい。
図4で示したフローでは、行き先判定手段27が判定(選定)して得た判定行き先情報が指示する判定行き先候補を、確定候補として、直接、呼び登録手段28に出力するようにしているが、複数の判定行き先候補を指示する判定行き先情報を出力し、上記複数の判定行き先候補を音声メッセージやタッチパネルなどから出力するようにして、利用者に上記複数の判定行き先候補から確定候補を選択させるようにしてもよい。
例えば、「1階」と「2階」が判定行き先情報の判定行き先候補として選定された場合は、音声合成手段25に判定行き先情報の指示する複数の判定行き先候補を出力することにより、音声合成手段25から「1階ですか?2階ですか?」など確定候補を選択させる音声メッセージを出力させる。
このとき、判定行き先情報で指示された判定行き先候補を新たな行き先候補情報D23(行き先候補リスト33の内容)に改めるべく、判定行き先情報で指示する判定行き先候補を行き先候補データベース23に出力し、行き先候補情報D23の指示する内容を判定行き先情報で選定された複数の行き先候補のみに更新する。そして、行き先候補情報D23と利用者の最終決定用音声認識結果情報に基づくことにより、新たに更新された行き先候補情報D23が指示する行き先候補以外が確定候補とされるのを防止することができる。
図5は図4のステップS3における行き先候補リスト33の生成処理の詳細を示すフローチャートである。
同図を参照して、行き先の入力を促す音声メッセージを出力した後、ステップS11において、当該エレベータを利用可能なすべての階を指示する行き先候補情報D23を行き先候補リスト33として初期設定する。
例えば、地下2階、地上5階の建物で利用されるエレベータであれば、チカニカイ(地下2階)、チカイッカイ(地下1階)、イッカイ(1階)、ニカイ(2階)、・・・ゴカイ(5階)を指示する行き先候補情報D23が行き先候補リスト33として行き先候補データベース23に格納される。
なお、呼び登録手段28を利用して、行き先階ではなく、行き先階の上下方向を登録する場合は、上下方向を表す語句「ウエ」、「シタ」、「ウエヘ」、「シタヘ」などを指示する行き先候補情報D23を行き先候補リスト33として初期設定する。
次に、ステップS12において、エレベータ制御装置29からエレベータ制御情報、すなわち現在階および登録済みの階を取得し、それらの階を行き先候補情報D23の指示する行き先階から削除して行き先候補リスト33を更新する。これにより、エレベータの運行状況と整合の取れない行き先階が確定候補(最終決定行き先階)として選定されるのを防止することができる。
例えば、地下2階、地上5階の建物において、既に「2階」が行き先階として登録されている状態で、利用者が「3階」から実施の形態1のエレベータ呼び登録装置を利用してエレベータ呼びを登録しようとする場合、図4のステップS4で実行される「何階へ行きますか?」との音声メッセージ出力に対する整合性のとれた回答を考える。
この場合、図5のステップS11で、建物に存在する階数、すなわち地下2階から5階までの全ての階を行き先階として指示する行き先候補情報D23が行き先候補リスト33として初期設定される。
さらに、ステップS12において、エレベータ制御装置29からの制御情報に基づき、現在階である「3階」と登録済みの階である「2階」が、行き先候補リスト33から削除される。その結果、行き先候補リスト33は図3のような行き先候補情報D23aに更新される。このようにすることにより、音声認識の誤認識によって現在階や登録済みの階など不適切な行き先が誤って登録されるのを確実に防止することができる。
このように、エレベータ制御装置29の制御情報に基づき、行き先候補情報D23の指示する行き先候補が決定されることにより、音声認識の誤認識によって、現在階や登録済みの階、かごの運行方向と逆方向の階などの不適切な行き先が登録されるのを防止することができる。
また、利用者に行き先候補情報D23で指示される行き先候補の中から選択させるようにした場合に、音声認識の誤認識によって選択肢以外の言葉が認識されるのを防止することができる。
さらに、ステップS13において、ビル属性、利用実績に基づき行き先候補リスト33を更新する。
図6は行き先候補リスト33として登録される行き先選別情報C23の一例を示す説明図である。同図に示すように、行き先選別情報C23は行き先階を指示する行き先階情報F23と行き先階に対応する選定確率を指示する選定確率情報P23との組合せから構成される。すなわち、行き先選別情報C23において、各行き先階に対し、その行き先階が確定候補(最終決定行き先階)になると推定される選定確率が対応づけられている。
なお、選定確率情報P23が指示する選定確率は、ビル属性やエレベータ利用実績に基づいて設定される。
したがって、ステップS13では、行き先選別情報C23に基づき、ステップS13後の行き先候補情報D23で指示された行き先候補を絞り込む、行き先候補リスト33の更新処理を行う。
すなわち、行き先候補情報D23で指示する行き先候補のうち、行き先候補の選定確率の低い行き先候補を削除する。行き先候補の選定確率の低い行き先候補を削除する方法は、行き先候補情報D23の指示する行き先候補のうち、行き先選別情報C23が指示する行き先候補選定確率の高いものからn個を残して、それ以外のものを削除する方法や、予めしきい値を設定し、しきい値より低い選定確率を有する行き先候補を削除する方法等が考えられる。
なお、行き先選別情報C23の行き先階情報F23を得るために利用されるビル属性やエレベータ利用実績とは、自社ビル、テナントビル、マンションなどのビル用途、オフィスやテナントの営業時間、テナントやマンションの入居状況、曜日や時間帯ごとの行き先登録の統計データ、百貨店等におけるイベント内容やイベント内容ごとの行き先登録の統計データなどが考えられる。
行き先候補の選定確率とは、例えば、属性ごとの各階毎の行き先階選定回数を全階における行き先階選定回数で除した値である。さらに、行き先階ごとの利用者数が算出できる場合は、属性(各階)ごとの利用者数を全(階の)利用者数で除した値を用いてもよい。また、階ごとのテナント数や居住者数などを用いることもできる。さらに、実績に基づく値でなくても、推定される利用者数の多さを10段階評価した値などを用いてもよい。例えば、オフィスビルにおいて出勤時間帯はほとんどの利用客が上り方向へ移動すると考えられるので、出勤時間帯は上方向の行き先階の評価(選定確率に相当)を増加させたり、下方向の行き先を行き先候補から削除したり、マンションでは居住階からの利用者はほとんどの場合、1階へ移動すると考えられるので、行き先候補を1階に限定したりする。このように行き先候補情報D23とともに行き先選別情報C23を行き先候補データベース23に格納することにより、利用実態など現場固有の条件に従って、個別の現場に適した行き先階の判定を行うことができ、音声認識の誤認識などによる意図しない行き先候補の登録や利用者に行き先候補を再度、発声するように促す回数(リトライ回数)を減少させることができる。なお、リトライ回数の詳細については後述する。
このように、ステップS13において、行き先候補情報D23の指示する行き先候補をエレベータ利用実績に基づいて決定するため、個別のエレベータ現場に適した呼び登録を行うことができ、音声認識の誤認識などによる意図しない行き先の登録や利用者が行き先の登録を試みる回数を減少させることができる。
加えて、エレベータ利用実績に基づき、行き先候補ごとの選定確率を考慮して、行き先候補情報D23の指示する行き先候補を決定することにより、上記効果をさらに高めることができる。
なお、図4のステップS3の実行中において、以下の処理を付加的に行ってもよい。実施の形態1の構成が呼び登録手段28による登録処理後、登録した行き先階を行き先確認音声メッセージとして出力させる構成であり、ステップS3の実行中のタイミングにおいて、直近の行き先候補登録処理における行き先確認音声メッセージが出力された場合を想定する。
この場合、直近の行き先候補登録処理における行き先確認音声メッセージが指示する階等、音声メッセージと整合の取れない言葉を削除する処理を付加的に行う。例えば、音声合成手段25が「2階を登録しました」を行き先確認音声メッセージとして合成した場合、ステップS3で生成する行き先候補情報D23から「2階」を削除する行き先候補リスト33の更新処理を行う付加的処理を行う。
また、音声合成手段25が行き先確認音声メッセージとして「上へ参ります」を合成した場合、ステップS3において、「ウエ」、「ウエヘ」などの上方向を表す語句を行き先候補情報D23から削除して行き先候補リスト33を更新する付加的処理を行う。
このようにステップS3に付加的処理を追加することにより、音声メッセージと整合の取れない音声入力、例えばエレベータホール内の雑音や行き先を回答する意志のない利用者同士の会話による音声認識手段26の誤動作や不要な呼び登録を防止することができる。
このように、エレベータホール11付近に設けられる実施の形態1のエレベータ呼び登録装置は、行き先判定手段27により、音声認識結果情報と行き先候補情報D23に基づき、利用者の行き先候補を判定するため、エレベータホール付近の呼び登録以外の音声による誤動作や不適切な行き先の登録を防止することができ、利便性を高めることができる。
加えて、制御手段22は人検出手段21による利用者の検出毎に行き先候補リスト33を生成するため、常に、最新の行き先候補リスト33に基づき、行き先判定手段27が判定行き先候補を得ることにより、音声認識による認識率の向上を図ることができる。
この際、行き先判定手段27で得た判定行き先候補を無条件(所定の条件)で呼び登録手段28によりエレベータ制御装置29で登録することにより、速やかに、エレベータの呼びの登録を行うことができる。
(変形例)
図7は図4で示した行き先候補登録処理の変形例を示すフローチャートである。同図に示すように、ステップS5でNOの場合(利用者に行き先の入力を促す音声メッセージを出力してから一定時間経過しても音声入力がない場合)の処理を変更している。以下、この点を詳述する。なお、図4のフローと同一内容の処理については同一符号を付して説明を適宜省略する。
ステップS5でNOの場合にステップS21が実行される。ステップS21においてリトライ回数(ステップS5でNOとなった回数)をカウントし、このリトライ回数があらかじめ決められた回数であるn回未満であるか否かを判定する。そして、n回未満であれば(YES)、図4のフローと同様、ステップS2に戻り、利用者に行き先を再度、発声するように促す。
一方、ステップS21においてリトライ回数がn回以上であると判定した場合(NO)、ステップS22に移行する。
ステップS22において、問いかけを行って反応がないとみなし、音声認識による呼び登録を終了し、行き先候補データベース23内の行き先候補リスト33の内容をリセットして、ステップS1に戻す。
このように、図7で示す変形例では、リトライ回数がn回以上の場合、再度、人検出手段21によって利用者の存在が検知されるまで待機するようにしている。
このように行き先候補登録処理を行うことによって、人検出手段21の誤認識、呼びを登録する意志のない利用者、エレベータホール内の雑音など利用者が呼びを登録するために発する音声以外の音によって音声認識が誤作動し、行き先の入力を促し続けるのを防止する。
(行き先判定手段27の行き先判定処理のバリエーション)
次に、行き先判定手段27による行き先判定処理について述べる。行き先判定手段27は、音声認識手段26から出力される音声認識結果情報と行き先候補リスト33内の行き先候補情報D23との内容を比較し、両者で一致する行き先候補を指示する判定行き先情報を出力する。
そして、判定行き先情報で指示された判定行き先候補は、呼び登録手段28に入力される。音声認識結果情報が指示する行き先候補は1候補(1つの行き先階)のみである場合は、出力された音声認識結果情報が行き先候補リスト33内に存在すれば、その候補を行き先候補として、確定候補(最終決定行き先階)として呼び登録手段28により呼びを登録する。
一方、出力された音声認識結果情報が指示する行き先候補が行き先候補リスト33内に存在しなければ、利用者に再度、行き先階を指定する旨の音声入力を促す音声メッセージを出力するようにしても良い。すなわち、ステップS7で行き先候補を認識できない場合、ステップS2に戻り、再び、行き先判定を行う対応が考えられる。
また、音声認識結果情報が複数の行き先候補を指示する場合は、行き先候補情報D23の指示する行き先候補(行き先階)と一致する全ての行き先候補のうち、文字や音声などの方法を用いて利用者に提示して選択させて、判定するようにしてもよい。
図8は音声認識結果情報の一例を示す説明図である。同図に示すように、音声認識結果情報D27aは、行き先階を指示する行き先階情報F27a及び行き先階に対応する認識確信度を指示する確信度情報C27aの組合せより構成される。
なお、認識確信度は、入力された音声信号と基準音声信号との類似度によって算出される値である。類似度は、音声認識手段26の一般的な技術を用いて出力される値であり、入力された音声の特徴データを抽出して、多人数の音声データから構築した音響モデルとの距離によって算出できる。
この場合、行き先判定手段27は、利用者に行き先候補を選択させることなく、音声認識結果情報D27aと行き先候補情報D23とに基づき、最も適切な行き先候補を判定行き先候補として指示する判定行き先情報を得ることができる。
すなわち、行き先判定手段27は行き先候補情報D23の指示する行き先候補と一致する行き先階情報F27aの指示する行き先候補のうち、確信度情報C27aの指示する認識確信度が最も高い行き先候補を判定行き先候補とする判定処理を行う。
例えば、行き先候補情報D23は図3で示す内容であり、音声認識結果情報が図8で示す内容である場合を考える。この場合、行き先候補情報D23aと音声認識結果情報D27aの行き先階情報F27aのうち一致する階(「チカニカイ」,「チカイッカイ」,「イッカイ」)のうち、確信度情報C27aが指示する認識確信度が「70」で最大の「イッカイ」が判定行き先候補として選択される。
音声認識結果情報が行き先候補を1つのみ出力する場合、音声認識の誤認識によって行き先以外の言葉や不適切な行き先が認識結果として得られると、行き先候補情報D23に行き先候補が存在しないために、適切な行き先候補が認識されるまで、利用者は音声入力を行うように促される。
これに対して、上記のような構成とすることにより、音声認識の誤認識などによって、音声認識結果の第一候補として適切な行き先が出力されなかった場合であっても、適切な行き先階を選定できる可能性が高くなるので、リトライ回数を低減することができる。
このように、音声認識手段26が、行き先階情報F27a及び確信度情報C27aからなる音声認識結果情報D27aを出力するようにすることにより、行き先判定手段27は、適切な判定行き先候補を判定できる可能性が高まり、利用者が行き先の登録を試みる回数を低減させ、利便性を高めることができる。
さらに、図6の選定確率情報P23で示した行き先候補選定確率と図8の確信度情報C27aで示した音声認識による認識確信度とを組み合わせて行き先候補を選定するようにしても良い。
すなわち、行き先判定手段27は、行き先候補情報D23と音声認識結果情報との間で一致する行き先候補が複数存在する場合、上記行き先候補選定確率と上記認識確信度との積算値を算出し、その値が最も大きい候補を行き先階として選定するようにしても良い。なお、行き先選別情報C23には存在しない行き先階については行き先候補選定確率を“0”とし、図8の音声認識結果情報に存在しない行き先階については認識確信度を「0」とする。
図9は行き先候補選定確率と確信度との積算値計算例を模式的に示す説明図である。例えば、図6の行き先選別情報C23と、図8の音声認識結果情報D27aとが得られた場合、図9に示すように行き先候補選定確率と確信度との積算値MVが算出されるので、「ニカイ」が「800」、「イッカイ」が「350」、それ以外が0となり、積算値MVが最も大きい「ニカイ」が判定行き先候補として選定される。
<実施の形態2>
図10はこの発明の実施の形態2によるエレベータ呼び登録装置の全体構成を示すブロック図である。
実施の形態2は、図2で示した実施の形態1の構成に加えて、仮登録手段91を有する点が異なる。なお、図2で示した実施の形態1と同一箇所については同一符号を付して説明を適宜省略する。
実施の形態1では、利用者が発した行き先を音声認識し、行き先判定手段27が行き先を選定した判定行き先候補をそのまま確定候補(最終決定行き先階)として呼び登録していた。そのため、音声認識の誤認識などによって誤った行き先候補を指示する音声認識結果情報が得られると、不要な呼びが登録されることになる。また、行き先候補の修正をしようとすると、利用者は従来と同様にボタン操作などにより正しい行き先候補を入力しなければならない。
これに対して、実施の形態2では、仮登録手段91が行き先判定手段27による判定行き先候補を一時的に登録(記憶)しておき、利用者に判定行き先候補の最終的な適否を判断させ、必要ならば行き先候補の修正を行わせる、不要な呼びの登録を防止し、音声により適切な呼びを登録、修正することができるようにしている。
図11はこの発明の実施の形態2であるエレベータ呼び登録装置による行き先候補登録処理を示すフローチャートである。なお、図11において、一部、行き先候補データベース23におけるデータ(行き先候補情報D23,仮確定行き先候補情報E23)の授受状況を模式的に示している。以下、同図を参照して、実施の形態2の行き先候補登録処理を説明する。
ステップS31〜S36の処理は、図4で示した実施の形態1のステップS1〜S6と同じ処理であるため説明を省略する。
ステップS37において、行き先判定手段27は、音声認識結果情報と行き先候補情報D23が指示する行き先候補とを比較し、最も適切と思われる行き先候補(行き先階)である判定行き先候補を指示する判定行き先情報として仮確定し、この判定行き先情報を仮確定結果(情報)として仮登録手段91に仮登録する。
次に、ステップS38において、音声合成手段25は、仮登録手段91から仮確定結果を取得して、仮確定結果の是非を利用者に確認する音声メッセージ、すなわち例えば「2階でよろしいですか?」などの音声メッセージを合成する。
そして、ステップS39において、制御手段22は、ステップS38で合成された音声メッセージに基づき、行き先候補情報D23に代えて仮確定行き先候補情報E23を新たに生成して行き先候補リスト33を更新する。例えば、ステップS38で合成された音声メッセージが「2階でよろしいですか?」であれば、「2階」に関する仮確定行き先候補情報E23が生成される。
図12は、仮確定行き先候補情報の一例を示す説明図である。同図に示すように、仮確定行き先候補情報E23aは回答情報A23a及び行き先階情報B23aから構成される。
仮確定行き先候補情報E23aは、「2階」が仮確定結果とされているとき、ステップS39で得られた例である。この場合、ステップS40で出力される、行き先候補を確認する音声メッセージは「2階でよろしいですか?」等になる。
仮確定行き先候補情報E23aは、行き先候補が利用者の意図した行き先であるかどうかとの音声メッセージとの会話の整合性を考慮しており、回答情報A23aとして仮確定結果の正否を回答するための「ハイ」などの肯定的および「イイエ」などの否定的な回答候補を規定している。一方、行き先階情報B23aは回答情報A23aとして対応して設けられ、回答候補が肯定的な場合(「ハイ」,「ソウ」)等に対応して、仮登録手段91に記憶されている「2階」を指示する行き先階情報B23aが設定される。一方、回答情報A23aで指示する回答候補が否定的な場合(「イイエ」,「チガウ」)等に対応しては、行き先が不明であるとして空白(NULL)を指示する行き先階情報B23aが設定される。
一方、ステップS38後に実行されるステップS40において、ステップS38で合成した音声メッセージを入出力手段24の音声出力装置14から出力する。
次に、ステップS41において、音声認識手段26は、利用者に仮確定結果の是非についての音声入力を促す音声メッセージを出力してから、一定時間、入出力手段24の音声入力装置15から音声信号が入力されるのを待つ。
そして、一定時間内に音声の入力が検知されない場合(NO)は、利用者が回答を行わなかったと判断して、再度、ステップS38に戻り、再び、ステップS40で判定行き先候補の是非についての入力するように促す音声メッセージを出力する。一方、ステップS41で音声入力装置15からの音声信号の入力が検知された場合(YES)、次のステップS42に移行する。
ステップS42において、音声認識手段26は入力された音声信号を仮確定行き先候補情報E23の回答情報A23と比較が可能な文字列などの形式に変換して、回答内容を指示する回答用音声認識結果情報を得る。
次に、ステップS43において、行き先判定手段27は、回答用音声認識結果情報と仮確定行き先候補情報E23aとを比較し、回答情報A23aから最も適切と思われる回答候補を選択し、回答候補を指示する判定回答候補情報を取得する。
そして、ステップS44において、判定回答候補情報で指示する回答候補が、肯定的な内容か、すなわち、仮確定行き先候補情報E23の指示する行き先階に対応する回答内容(「2階」に対応する「ハイ」等)として登録されているか否かを判定し、肯定的な内容でなければ(NO)は、ステップS46に移行する。なお、回答が否定的か肯定的かを判断する方法は,図12の仮確定行き先候補情報E23aにおける行き先階情報B23aに該当する部分がNULLであるか否かによっても判断できる。
そして、ステップS46は、ステップS37の仮確定結果が正しくなかったものと判断して仮登録手段91に記憶されている仮確定結果を削除し、再び、ステップS32に戻って、利用者に行き先候補の訂正を促す。
一方、判定回答候補情報で指示する回答候補が、仮確定行き先候補情報E23において肯定的な内容であれば(YES)、ステップS45に移行する。
ステップS45において、呼び登録手段28は、仮登録手段91に仮登録された仮確定結果を確定候補(最終決定行き先階)としてエレベータ制御装置29に登録する。
実施の形態2はこのように行き先候補登録処理を行うことにより、音声認識の誤動作や誤認識によって、誤った行き先候補を指示する音声認識結果情報が出力されたときに、不要な呼びが登録されるのを防止し、利用者が音声により呼びを修正することができる。
このように、実施の形態2の行き先判定手段27は、回答用音声認識結果情報に基づき、仮確定結果が正しいと認識したとき、仮確定結果を確定候補とし、呼び登録手段28が確定候補である行き先階をエレベータ制御装置29に登録させている。
したがって、音声認識の誤動作や誤認識によって、誤った行き先候補が仮確定結果として認識されたときでも、利用者が音声により行き先を修正することができるので、不要な呼びの登録を防止し、音声により適切な呼びを登録、修正することができる。
(変形例(その1))
図13は実施の形態2の行き先候補登録処理の変形例(その1)を示すフローチャートである。なお、図11で示す処理内容と同一のステップは同一符号を付して説明を適宜省略する。
同図に示すように、図11で示す基本フローと同様、ステップS40で仮確定された行き先候補の正否を訊ねる音声メッセージを出力後、ステップS41〜S43を経てステップS44に移行する。
ステップS44において、ステップS43で得た判定回答候補情報で指示する回答候補が否定的な内容(「イイエ」,「チガウ」等)であった場合、同然、ステップS44でNOとなる。
その後、ステップS46で、仮登録手段91に記憶されている仮確定結果がクリアされる。
その後、ステップS50において、行き先候補情報D23から仮確定結果として登録されて行き先候補を削除する、行き先候補リスト33の更新処理を行う。
その後、図11で示す基本フローと同様、ステップS32に戻り、利用者に対して行き先を入力するように促す。なお、ステップS50の実行後に、ステップS32に戻った場合、ステップS33の行き先候補リスト生成処理は省略される。
このように、実施の形態2の変形例(その1)では、行き先候補リスト33から、誤りと判定された仮確定結果の行き先階を削除することにより、否定された行き先候補が再び選定されるのを確実に防止することができる。
(変形例(その2))
図14は実施の形態2の行き先候補登録処理の変形例(その2)を示すフローチャートである。なお、図11で示す基本フローの処理内容と同一のステップは同一符号を付して説明を適宜省略する。
変形例(その2)は、ステップS37後に実行されステップS49(図11の基本フローのステップS38に相当)において、仮確定された行き先候補を利用者に通知して、必要ならば訂正するように促す音声メッセージを合成している。以下、説明の都合上、ステップS37で「2階」を指示する仮確定結果が得られたとして述べる。
この場合、例えば、ステップS49において、「2階を登録しました。違う場合は行き先をお話し下さい。」という音声メッセージ合成し、その後のステップS52でその音声メッセージを出力する。
一方、ステップS49の実行後、ステップS51において、制御手段22は、行き先候補情報D23から、仮確定された行き先候補(行き先階)を削除、すなわち、「2階」を削除して、行き先候補リスト33を更新する。
ステップS52後に実行されるステップS53において、音声認識手段26は、利用者に仮確定結果の是非についての音声入力を促す音声メッセージを出力してから、一定時間、入出力手段24の音声入力装置15から音声信号が入力されるのを待つ。
そして、一定時間内に音声の入力が検知されない場合(NO)は、利用者が回答を行わなかった、すなわち、利用者は仮確定結果の行き先候補が正しいと判断した(訂正の必要が無かったと判断した)と認識し、ステップS54に移行する。
そして、ステップS54において、呼び登録手段28は、仮確定結果を確定候補(最終決定行き先階)としてエレベータ制御装置29に登録する。
一方、ステップS53で音声入力装置15からの音声信号の入力が検知された場合(YES)、利用者は仮確定結果の行き先候補が誤りであったと判断したと認識して、ステップS46に移行する。
ステップS46で、仮登録手段91に記憶されている仮確定結果がクリアされた後、再び、ステップS36の音声認識処理、ステップS37の行き先判定処理を実行させる。
なお、ステップS37が再び実行される場合は、先に実行されたステップS51の行き先候補リスト33の更新処理により、行き先候補情報D23から「2階」が削除されているため、再び「2階」が判定行き先候補として判定されることはない。したがって、誤った行き先候補が何度も仮確定結果として認識されるのを防止することができる。
(変形例(その3))
図15は実施の形態2の行き先候補登録処理の変形例(その3)を示すフローチャートである。なお、図11で示す処理内容と同一のステップは同一符号を付して説明を適宜省略する。
変形例(その3)は、ステップS37後に実行されステップS59(図11の基本フローのステップS38に相当)において、仮確定された行き先候補を利用者に通知して、必要ならば具体的に訂正するように促す音声メッセージを合成している。以下、説明の都合上、ステップS37で「2階」を指示する仮確定結果が得られたとして述べる。
この場合、例えば、ステップS59において、「2階でよろしければ、はい、違う場合は行き先をお話し下さい。」という音声メッセージを合成し、その後、ステップS60でこの音声メッセージを出力する。
一方、ステップS59の実行後、ステップS58において、制御手段22は、行き先候補情報D23から、仮確定された行き先候補(行き先階)を削除、すなわち、「2階」を削除して、行き先候補リスト33を更新する。さらに、ステップS58は、仮確定結果の正否を回答するための「ハイ」などの肯定的な回答情報を行き先候補情報D23内に追加する。
次に、ステップS61において、音声認識手段26は、利用者に仮確定結果の是非(訂正指示の要求含む)についての音声入力を促す音声メッセージを出力してから、一定時間、入出力手段24の音声入力装置15から音声信号が入力されるのを待つ。
そして、一定時間内に音声の入力が検知されない場合(NO)は、利用者が回答を行わなかったと判断して、再度、ステップS59に戻り、再び、ステップS60で行き先を入力するように促す音声メッセージを出力する。一方、ステップS61で音声入力装置15からの音声信号の入力が検知された場合(YES)、次のステップS62に移行する。
ステップS62において、音声認識手段26は入力された音声信号を行き先候補あるいは回答候補との比較が可能な文字列などの形式に変換して回答内容を指示する訂正用音声認識結果情報を得る。
次に、ステップS63において、行き先判定手段27は、訂正用音声認識結果情報と行き先候補情報D23とを比較し、回答情報から最も適切と思われる回答候補(「ハイ」あるいは他の行き先候補)を選択し、回答候補を指示する判定回答候補情報を取得する。
そして、ステップS64において、行き先候補情報D23に存在し、判定回答候補情報が「ハイ」等の肯定的回答を指示するか否かを判断する。肯定的であれば(YES)は、ステップS65に移行し、呼び登録手段28は仮登録手段91に仮登録された仮確定結果を確定候補(最終決定行き先階)としてエレベータ制御装置29に登録する。
一方、判定回答候補情報が行き先候補情報D23に存在する肯定的回答でなく、その他の行き先階を指示する場合(NO)、ステップS66に移行する。
そして、ステップS66で仮確定結果をクリアして、再び、ステップS37の行き先判定処理を実行させる。この際、ステップS62の訂正用音声認識結果情報に基づき、行き先判定処理が実行される。
なお、ステップS37が再び実行される場合は、先に実行されたステップS58の行き先候補リスト33の更新処理により、行き先候補情報D23から「2階」が削除されているため、再び「2階」が判定行き先候補として得られることはない。したがって、誤った行き先候補が何度も仮確定結果として認識されるのを防止することができる。
また、他の行き先候補を表す音声が入力されることにより、仮確定結果が誤りであることが認識できるので、いったん行き先候補を否定してから再び行き先候補の音声入力を促す必要がないため、変形例(その1)に比べ、行き先候補の修正にかかる時間を短縮することができる。
さらに、変形例(その3)では必ず利用者からの音声が入力されるので,変形例(その2)で考えられるような誤認識(最初に誤動作によって仮確定されてしまった音声を正解と推定してしまう)がなくなるという効果を奏する。
(変形例(その4))
図16は実施の形態2の行き先候補登録処理の変形例(その4)を示すフローチャートである。なお、図7及び図11で示す処理内容と同一のステップは同一符号を付して説明を適宜省略する。
ステップS41でNOの場合にステップS71が実行される。ステップS71においてリトライ回数(ステップS41でNOとなった回数)をカウントし、このリトライ回数があらかじめ決められた回数であるn回未満であるか否かを判定する。そして、n回未満であれば(YES)、図11のフローと同様、ステップS39に戻り、利用者に仮確定結果の是非の確認を促す処理を行う。
一方、ステップS71においてリトライ回数がn回以上であると判定した場合(NO)、ステップS72に移行する。
ステップS72において、問いかけを行って反応がないとみなし、仮確定結果をクリアするとともに、行き先候補データベース23内の行き先候補リスト33の内容をリセットする。その後、ステップS73で人検出手段21の領域外に移動して再び領域内に入るように促す音声メッセージを合成及び出力して、ステップS31に戻す。
なお、ステップS35がNOの場合に実行されるステップS21及びステップS22の処理は図7で示した処理と同様である。なお、図7のステップS1〜S5と図16のステップS31〜S35とが対応する。
このように、実施の形態2の変形例(その4)は、リトライ回数を超えてステップS41の音声入力が確認されなかった場合、一旦、ステップS73で人検出手段21の領域外に移動して再び領域内に入るように促す音声メッセージを出力した後、ステップS31に戻している。そして、再度、人検出手段21によって利用者の存在が検知されるまで待機するように構成することによって、音声メッセージに対応しない音声の入力、すなわちエレベータホール内の雑音など、利用者が呼びを登録するために発する音声以外の音によって音声認識が誤動作するのを防止することができる。また、ステップS72の実行後に,ステップS73を経てステップS31に戻って、ステップS34で再度行き先を訊ねた後、それでも音声の入力がなければ(ステップS35でNO)、リトライ回数を考慮することなく直ちにステップS22を経て、ステップS31に戻り待機状態となるようにしてもよい。
このように、実施の形態2の変形例(その4)では、制御手段22の制御下で、利用者に仮確定結果の是非についての音声入力を促している期間が、所定期間(ステップS41でNOとなる回数がn回に達する期間)経過すると、行き先候補リスト33をクリアするため、利用者が呼びを登録するために発する音声以外の音によって音声認識が誤動作するのを防止することができる。
(変形例(その5))
図11で示す基本フローのステップS37において、行き先候補情報D23で指示された行き先候補と音声認識結果上の指示する行き先候補が一致するものが1つしか存在しない場合は、仮確定を行わずに、直ちにステップS45で呼びを登録するようにしても良い。その結果、仮確定結果の確認用のステップS38〜S44を省略することにより、音声認識を開始してから呼びを登録するまでの時間を短くすることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、ステップS40で音声メッセージを出力してから、ステップS41で音声入力が検知されなかったと判断するまでの時間を短くすることによっても、仮確定時間を短くする、効果が得られる。
(変形例(その6))
図11で示す基本フローにおいて、ステップS36の音声認識の際、図8に示す音声認識結果情報D27aのように、行き先階情報F27aで指示する行き先候補とともに、確信度情報C27aで指示する認識確信度から音声認識結果を得た場合、最も確信度が高い行き先候補の認識確信度が十分高い場合は、仮確定を行わずにステップS45で呼びを登録するようにしても良い。その結果、仮確定結果の確認用のステップS38〜S44を省略することにより、音声認識を開始してから呼びを登録するまでの時間を短くすることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
ここで、行き先候補の認識確信度が十分高いとは、あらかじめ設定されたしきい値以上であることや、他の行き先候補と比較して認識確信度が有意に高い、例えば、2番目に認識確信度の高い行き先候補の2倍以上であることなどの条件で判断する。
また、認識確信度の値や他の行き先候補との確信度の差に応じて仮確定時間を短くする、すなわち、ステップS40で音声メッセージを出力してから、ステップS41で音声入力が検知されなかったと判断するまでの時間を短くすることによっても、仮確定時間を短くする、効果が得られる。
このように、変形例(その6)では、判定行き先候補に対応する音声認識情報の認識確信度が所定のレベル(しきい値以上等)にあるときを条件(所定の条件)として、仮確定結果の行き先候補を直ちに確定候補として呼び登録している。
その結果、音声入力を開始してから呼びを登録するまでの時間を短くすることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
(変形例(その7))
図11で示す基本フローにおいて、行き先候補リスト33が図6で示す行き先選別情報C23のように、行き先階情報F23で示す行き先候補とともに、選定確率情報P23で示すビル属性やエレベータ利用実績に基づく行き先候補の選定確率を有するとき、最も選定確率が高い行き先候補の選定確率が十分高い場合は、仮確定を行わずにステップS45の呼びを登録するようにしても良い。その結果、仮確定結果の確認用のステップS38〜S44を省略することにより、音声認識を開始してから呼びを登録するまでの時間を短くすることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
ここで、行き先候補の選定確率が十分高いとは、あらかじめ設定されたしきい値以上であることや、他の行き先候補と比較して選定確率が有意に高い、例えば、2番目に選定確率の高い行き先候補の2倍以上であることなどの条件で判断する。
また、行き先候補選定確率の値や他の行き先候補との選定確率の差に応じて仮確定時間を短くする、すなわち、ステップS40で音声メッセージを出力してから、ステップS41で音声入力が検知されなかったと判断するまでの時間を短くすることによっても、仮確定時間を短くする、効果が得られる。
このように、実施の形態2の変形例(その7)では、判定行き先候補に対応する選定確率が所定のレベル(しきい値以上等)にあるときを条件(所定の条件)として、仮確定結果の行き先候補を直ちに確定候補として呼び登録している。
その結果、音声入力を開始してから呼びを登録するまでの時間を短くすることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
<実施の形態3>
図17はこの発明の実施の形態3によるエレベータ呼び登録装置の全体構成を示すブロック図である。
実施の形態2は、図10で示した実施の形態2の構成に加えて、認識率リストを格納する認識率データベース61(認識率情報格納部)を有する点が異なる。なお、図2で示した実施の形態1及び図10で示した実施の形態2と同一箇所については同一符号を付して説明を適宜省略する。
図18は認識率リストとして登録される認識率情報の一例を示す説明図である。同図に示すように、認識率情報D61は、行き先階情報F61、仮確定回数情報H61、正解回数情報C61、及び認識率情報R61から構成される。
行き先階情報F61は行き先候補である行き先階を指示し、仮確定回数情報H61は対応する行き先階の仮確定回数のカウント値を指示する。正解回数情報C61は呼びが登録された正解回数のカウントした値を指示する。認識率情報R61は仮確定回数に対する正解回数の比として算出された認識率を指示する。
なお、認識率情報D61は、仮確定回数情報H61、正解回数情報C61及び認識率情報R61を全て有する必要はなく、少なくともいずれか2つを有すれば良い。
図19はこの発明の実施の形態3によるエレベータ呼び登録装置による行き先候補登録処理を示すフローチャートである。なお、図19において、一部、行き先候補データベース23におけるデータ(行き先候補情報D23)の授受状況を模式的に示している。
以下、同図を参照して、実施の形態3の行き先候補登録処理を説明する。なお、ステップS31〜S37までの行き先階を仮確定するまでの処理は、図11で示した実施の形態2と同様であるため、図19で図示を省略するとともに、説明を省略する。
ステップS37において仮登録手段91に仮確定結果が仮登録された後、ステップS81が実行される。
ステップS81において、認識率データベース61から認識率リスト(認識率情報D61)を取得する。
ステップS81後に実行されるステップS41〜S44において、利用者に仮確定結果の正否を確認し、必要ならば訂正を行わせる処理は、図11で示した実施の形態2のフローと同じであるので説明を省略する。
仮確定結果が利用者の意図した行き先候補であり、正しいと判断されると(ステップS44でYES)、ステップS82において、認識率リスト(認識率情報D61)を更新する。すなわち、認識率情報D61の行き先階に対応する仮確定回数に“1”を加え、さらに正解回数に“1”を加え、認識率を再計算する。
なお、認識率情報D61が正解回数情報C61を有していない場合は、仮確定回数に認識率を乗じて正解回数を算出後、認識率を再計算する。また、認識率情報D61が認識率情報R61を有しない場合、正解回数を仮確定回数で除して認識率を算出する。一方、認識率情報D61が仮確定回数情報H61を有さない場合は、正解回数を認識率で除して仮確定回数を算出後、認識率を再計算する。
ステップS82の実行後、ステップS45において、呼び登録手段28は、仮確定結果を確定候補(最終決定行き先階)としてエレベータ制御装置29に登録する。
一方、仮確定結果が利用者の意図した行き先階でなく、誤りであると判断されると(ステップS44でNO)、ステップS83において、認識率リスト(認識率情報D61)を更新する。すなわち、認識率情報D61の行き先階に対応する仮確定回数に“1”を加え、認識率を再計算する。その後、ステップS46に移行する。
このように、実施の形態3のエレベータ呼び登録装置は、仮確定結果が正しいと判定された割合を示す認識率が算出可能な認識率情報D61を有するため、仮確定結果の妥当性を客観的に判断し、後述する様々な活用が可能となる効果を奏する。
さらに、ステップS81において、認識率情報D61を参照して仮確定された行き先階の認識率が十分高い場合は、仮確定を行わず、ステップS82の認識率リスト更新とステップS45の呼びの登録を実行するようにしても良い。その結果、仮確定結果の確認用のステップS38〜S44等を省略することにより、音声認識を開始してから呼びを登録するまでの時間を短くすることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、ステップS81において、認識率情報D61を参照して、仮確定された行き先候補の認識率が十分高い場合は、認識率の値や他の行き先候補との認識率の差に応じて仮確定時間を短くすることが考えられる。
すなわち、ステップS40で音声メッセージを出力してから、ステップS41で音声入力が検知されなかったと判断するまでの時間を短くすることによって、ステップS41で音声入力を開始してからステップS45で呼びを登録するまでの仮確定時間を短くすることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
なお、認識率が十分高いとは、あらかじめ設定されたしきい値以上であることや、他の行き先候補と比較して認識率が有意に高い、例えば、2番目に認識率の高い行き先候補の2倍以上であることなどの条件で判断する。
<実施の形態4>
図20はこの発明の実施の形態4であるかご内エレベータ呼び登録装置が利用されるエレベータかご内環境を模式的に示した説明図である。
同図に示すように、エレベータかご41内において、かごドア42の近傍またはかご側面に、操作パネル43、音声出力装置44、音声入力装置45、及び人検出装置46が設置されている。
人検出装置46は検出マット(斜線で示す領域)上に利用者が存在するか否かを検出する。なお、人検出装置46は、図示するような検出マットのほか、赤外線などによる人感センサ、カメラを用いた画像処理など、開いたドアの間を利用者が通過したことを検知する光電装置、秤装置が示す値の変動など、利用者がかごに乗車したことを検出できるものであればよい。
音声入力装置45は、人検出装置46が検出できる領域に存在する利用者が話した、一般的会話レベルの音声を認識することができる位置に設置される。
また、音声入力装置45から特定の語句、すなわち利用者があらかじめ設定またはあらかじめ利用者に通知された合い言葉を入力することにより、利用者を検出することもできる。例えば、「エレベータ呼び登録」や「行き先階入力」などを発声することにより、音声認識による呼び登録を利用可能な利用者が存在し、呼び登録を開始しようとしていることを検知できる。
操作パネル43は、開閉ボタン、行き先階のボタンが配列されている。かご内において利用者は行き先階を指定することができる。
利用者は図1で示したエレベータホール11の行き先入力装置13またはエレベータホールに設置された実施の形態1〜実施の形態3のエレベータ呼び登録装置により行き先候補として行き先の上下方向を登録することができる。その後、次に、実施の形態4のかご内エレベータ呼び登録装置を用いて行き先候補として行き先階を登録することができる。
実施の形態4のかご内エレベータ呼び登録装置は、図2で示した実施の形態1であるエレベータ呼び登録装置の構成と実質的に同じである。
人検出手段21は音声認識を利用してエレベータ呼び登録を行おうとする利用者を検出する手段であり、図20で示した人検出装置46に相当する。
行き先候補データベース(DB)23は、エレベータの行き先候補情報を格納するデータベースである。
入出力手段24は、利用者が本発明のエレベータ呼び登録装置に対して入出力を行う手段であり、図20の操作パネル43、音声出力装置44、音声入力装置45などから構成される。
音声合成手段25は、入出力手段24の音声出力装置44から出力する音声メッセージの内容を合成音声により生成する音声合成装置として機能する。
音声認識手段26は、入出力手段24の音声入力装置45から入力された音声信号を、行き先候補との比較が可能な文字列などの形式に変換して、行き先候補を指示する音声認識結果情報を出力する音声認識装置として機能する。したがって、入出力手段24の音声出力装置44、音声入力装置45、音声合成手段25及び音声認識手段26により音声処理部が構成される。
行き先判定手段27は、音声認識手段26から出力される音声認識結果情報と行き先候補データベース23に格納されている行き先候補情報との内容を比較して、行き先候補を判定する行き先判定装置として機能する。
呼び登録手段28は行き先判定手段27で選定された行き先候補を確定候補として呼び登録する装置として機能する。
エレベータ制御装置29はエレベータ制御盤であり、エレベータの昇降等の動作制御を行い、呼び登録手段28により登録された確定候補の指示する行き先に移動するようにエレベータを制御する。
制御手段22は、上記の各手段(装置)24〜29および行き先候補データベース23間のデータの送受信を制御する手段である。
実施の形態4のかご内エレベータ呼び登録装置における行き先候補登録処理は、実質的に図4で示した実施の形態1であるエレベータ呼び登録装置による行き先候補登録処理と同様に行われる。
また、実施の形態4のかご内エレベータ呼び登録装置における行き先候補リストの生成処理は、図5で示した実施の形態1のフローと基本的に同様に行われる。以下、図5を参照して説明する。
行き先の入力を促す音声メッセージを出力した後、ステップS11において、当該エレベータを利用可能なすべての階を行き先階候補として指示する行き先候補情報D23を行き先候補リスト33として初期設定する。
次に、ステップS12において、エレベータ制御装置29からエレベータ制御情報、すなわち現在階および登録済みの階を取得し、現在階、登録済みの階、当該エレベータの運行方向を取得し、現在階、登録済みの階、および運行方向と逆方向の階を、行き先候補情報D23の指示する行き先階から削除して行き先候補リスト33を更新する。
例えば、地下2階、地上5階の建物において、1階から上方向の利用者がエレベータに乗車したとする。このとき、すでに「2階」が登録済みであったとすると、地下2階から5階までのうち、現在階「1階」と登録済みの階「2階」と運行方向と逆方向の階「地下1階」「地下2階」を削除して、行き先候補情報D23は、「3階」「4階」「5階」を行き先候補として指示する。なお、ステップS13の処理については、実施の形態1と同様に行われる。
このように、エレベータかご41内に設けられる実施の形態4のエレベータ呼び登録装置は、行き先判定手段27により、音声認識結果情報と行き先候補情報D23に基づき、利用者の行き先を判定するため、エレベータホールやかご内の呼び登録以外の音声による誤動作や不適切な行き先の登録を防止することができる。
加えて、実施の形態4のかご内エレベータ呼び登録装置は、音声認識の誤認識などによりエレベータの運行状況と整合の取れない行き先が登録されるのを確実に防止することができる。
なお、利用者がエレベータホールに到着したときに、すでにエレベータが当該階で扉を開いて待機中であった場合は、ステップS12において運行方向は特定されないので運行方向による行き先階の削除は行わない。
また、上述した実施の形態4のかご内エレベータ呼び登録装置では実施の形態1の構成及び動作を基準に説明したが、同様にして、実施の形態2あるいは実施の形態3の構成及び動作を基準として、実施の形態4のかご内エレベータ呼び登録装置を適用することも勿論可能である。
21 人検出手段、22 制御手段、23 行き先候補データベース(DB)、24 入出力手段、25 音声合成手段、26 音声認識手段、27 行き先判定手段、28 呼び登録手段、29 エレベータ制御装置、61 認識率データベース(DB)、91 仮登録手段。

Claims (17)

  1. 音声によりエレベータの呼びを登録するエレベータ呼び登録装置であって、
    エレベータの利用者の存在を検知する人検出手段と、
    前記利用者に行き先の音声入力を促し、前記利用者の入力音声を認識して、行き先候補を指示する音声認識結果情報を得る音声処理部と、
    前記エレベータが利用可能な行き先候補を指示する行き先候補情報を格納する行き先候補情報格納部と、
    前記音声認識結果情報と前記行き先候補情報とに基づき、前記利用者の行き先を判定して判定行き先候補を得、該判定行き先候補を所定の条件で確定候補とする行き先判定手段と、
    前記確定候補をエレベータの呼びとして登録する呼び登録手段と、
    前記人検出手段、前記音声処理部、前記行き先候補情報格納部、前記行き先判定手段及び前記呼び登録手段の動作を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は前記人検出手段による前記利用者の検出毎に前記行き先候補情報を生成する、
    エレベータ呼び登録装置。
  2. 請求項1記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記行き先候補情報の指示する行き先候補は、前記エレベータの制御情報に基づき決定される、
    エレベータ呼び登録装置。
  3. 請求項1あるいは請求項2記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記行き先候補情報の指示する行き先候補は、前記エレベータの利用実績に基づいて決定される、
    エレベータ呼び登録装置。
  4. 請求項3記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記行き先候補情報の指示する行き先候補は、前記エレベータの利用実績に基づき、行き先候補ごとの選定確率を考慮して決定される、
    エレベータ呼び登録装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のうち、いずれか1項に記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記制御手段は、前記利用者に行き先の音声入力を促している期間が、所定期間経過すると、前記行き先候補情報をクリアする、
    エレベータ呼び登録装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のうち、いずれか1項に記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記音声認識結果情報は、行き先候補と該行き先候補に対応する認識確信度を指示する情報を含む、
    エレベータ呼び登録装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のうち、いずれか1項に記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記判定行き先候補を仮確定結果として仮登録する仮登録手段をさらに備え、
    前記音声処理部は、前記利用者に前記仮確定結果の是非についての音声入力を促し、前記利用者の入力音声を認識して、回答内容を指示する回答用音声認識結果情報を得、
    前記行き先判定手段は、前記回答用音声認識結果情報に基づき、前記仮確定結果が正しいと認識したとき、前記行き先候補を前記確定候補とし、前記所定の条件は前記仮確定結果が正しいと認識した場合を含む、
    エレベータ呼び登録装置。
  8. 請求項7記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記制御手段は、前記利用者に前記仮確定結果の是非についての音声入力を促している期間が、仮確定時間経過すると、前記行き先候補情報をクリアする、
    エレベータ呼び登録装置。
  9. 請求項7あるいは請求項8記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記制御手段は、前記行き先判定手段が、前記仮確定結果が誤りであると認識したとき、前記仮確定結果が指示する前記判定行き先候補を前記行き先候補情報が指示する行き先候補から除外する、
    エレベータ呼び登録装置。
  10. 請求項7ないし請求項9のうち、いずれか1項に記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記仮確定結果が正しいと判定された割合を示す認識率が算出可能な認識率情報を格納する認識率情報格納部をさらに備え、
    前記制御手段は、前記行き先判定手段が、前記仮確定結果の正誤を認識したとき、前記認識率情報の内容を更新する、
    エレベータ呼び登録装置。
  11. 請求項8記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記仮確定結果が正しいと判定された割合を示す認識率が算出可能な認識率情報を格納する認識率情報格納部をさらに備え、
    前記制御手段は、前記行き先判定手段が、前記仮確定結果の正誤を認識したとき、前記認識率情報の内容を更新し、
    前記認識率情報を参照し前記仮確定結果の認識率に基づき、前記仮確定時間を変更する、
    エレベータ呼び登録装置。
  12. 請求項1ないし請求項6のうち、いずれか1項に記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記所定の条件は無条件を含む、
    エレベータ呼び登録装置。
  13. 請求項1ないし請求項6のうち、いずれか1項に記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記所定の条件は、前記行き先候補情報に指示された行き先候補と前記音声認識結果情報が指示する行き先候補との間で一致する行き先候補が1つの場合を含む、
    のエレベータ呼び登録装置。
  14. 請求項6記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記所定の条件は、前記判定行き先候補に対応する前記音声認識情報の認識確信度が所定のレベルにあるときを含む、
    エレベータ呼び登録装置。
  15. 請求項4記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記所定の条件は、前記判定行き先候補の前記選定確率が所定レベルにあるときを含む、
    エレベータ呼び登録装置。
  16. 請求項1ないし請求項15のうち、いずれか1項に記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記人検出手段及び前記音声処理部はエレベータ付近に設けられ、
    前記利用者はエレベータに乗車しようとする利用者を含む、
    エレベータ呼び登録装置。
  17. 請求項1ないし請求項15のうち、いずれか1項に記載のエレベータ呼び登録装置であって、
    前記人検出手段及び前記音声処理部はエレベータかご内に設けられ、
    前記利用者はエレベータに乗車中の利用者を含む、
    エレベータ呼び登録装置。
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