JP2010252732A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】グレンタンク7の前側に操縦部4を設け、前記グレンタンク7の前側壁21の上部を後上がり傾斜する上部傾斜面24に形成し、該上部傾斜面24には一部または全体を透明部材で形成した前側透明点検蓋25を設け、前記操縦部4の後面部には光が前記前側透明点検蓋25からグレンタンク7内に差し込むように作業灯26を設け、前記上部傾斜面24の上端には前記グレンタンク7の天井部材22の前側部分を接続し、該天井部材22は前側を高く、後側を低く傾斜させて形成し、該天井部材22の所定位置には一部または全体を透明部材で形成した上側透明点検蓋28を開閉自在に設けたことを特徴とするコンバイン。
【選択図】図1
Description
本願は、グレンタンク内の視認性を向上するように工夫して、脱穀作業の作業性を向上させたものである。
また、グレンタンク7の天井部材22は前側を高く、後側を低く傾斜させて形成しているので、天井部材22が存在しても、作業灯26の光は充分に天井部材22の後方へ届いて、天井部材22の存在が作業灯26の照明の障害とならず、グレンタンク7の後側方向の視認性が良好になる。
天井部材22の所定位置には上側透明点検蓋28を設けているので、上側透明点検蓋28からグレンタンク7内を視認できる。
グレンタンク7内には前側透明点検蓋25から作業灯26の光が差し込んでいるので、上側透明点検蓋28からグレンタンク7内を視認するとき、グレンタンク7内が明るくなっており、視認作業は容易となる。
これによって、作業者が操縦部4からグレンタンク7内に貯留された穀粒の状態を確認しながら刈取作業を行え、選別不良や穀粒の詰まり・汚染等が発生した場合に素早く対処でき、収穫損失の低減および刈取脱穀性能の向上を図ることができる。
グレンタンク7内には、グレンタンク7内の穀粒を排出する排出装置(図示省略)を設ける。排出装置の構成は任意であるが、実施例ではグレンタンク7内の穀粒を搬送風(エアー)により排出搬送するように構成している(図1)。14は縦揚穀搬送部、15は縦揚穀搬送部14の上部に設けた横排出用搬送部であり、横排出用搬送部15は、縦揚穀搬送部14に対して上下回動自在および旋回自在に取付ける。
また、グレンタンク7内に穀粒を排出する排出螺旋式の排出装置を設け、排出螺旋の終端に揚穀螺旋を内蔵した縦揚穀装置の下部を接続し、縦揚穀装置の上部に上下回動自在および旋回自在に排出用搬送螺旋を内蔵した排出用オーガーを接続する構成でもよい。
前側壁21の上部には上方に至るに従い後傾斜となる上部傾斜面24に形成する。上部傾斜面24には前側透明点検蓋25を設ける。前側透明点検蓋25はその一部または全体を透明部材で形成し、前側透明点検蓋25からグレンタンク7内を視認できるように形成する。
操縦部4の後面部の機体外側よりの部位には作業灯26を設け、作業灯26からの光が前側透明点検蓋25からグレンタンク7内に差し込むようにして、グレンタンク7内を明るくする構成とする。尚、作業灯26は前側透明点検蓋25に対して機体の外側方へ偏倚した位置に設けている。
そのため、グレンタンク7内の穀粒の選別状態や穀粒量等を前側透明点検蓋25から容易に視認でき、操作性および作業性を向上させられる。
また、作業灯26が前側透明点検蓋25に対して機体の外側方へ偏倚した位置に設けられるため、作業者が操縦部4から前側透明点検蓋25をのぞく際にまぶしすぎることはない。そして、機体の外側方へ偏倚した作業灯26によって機体後方を照らすことができる。
そのため、天井部材22は、最も高い前端部分27が作業灯26より低くく、しかも後下がりに傾斜しているので、天井部材22の存在が前記作業灯26による後方への照明の障害とならず、グレンタンク7の後側方向の視認性を良好にする。
天井部材22の所定位置には上側透明点検蓋28を設ける。上側透明点検蓋28はその一部または全体を透明部材で形成し、上側透明点検蓋28からグレンタンク7内を視認できるように形成する。
そのため、グレンタンク7内の穀粒の選別状態や穀粒量等を上側透明点検蓋28から容易に視認でき、操作性および作業性を向上させられる。
また、グレンタンク7内には前側透明点検蓋25から作業灯26の光が差し込んでいるので、グレンタンク7内が明るくなって上側透明点検蓋28からのグレンタンク7内の視認性は一層、良好になり、前側透明点検蓋25と上側透明点検蓋28の併存により合理的な構成となる。
また、上側透明点検蓋28は、脱穀装置3の揚穀装置30の吐出口(図示省略)の上方に位置させると、脱穀装置3の処理具合を視認でき、操作性および作業性を向上させられ、好適である。
即ち、上側透明点検蓋28と脱穀装置3の揚穀装置30とが側面視で重なるように配置する。
しかして、図1の刈取装置5は一部省略しており、図4の刈取装置5は、小豆・大豆の刈取脱穀作業に使用する構成であるが、図5の刈取装置5は、茎部が長く背丈が高いひまわりの刈取収穫に使用しうるように構成したものである。
この場合、図示は省略するが、脱穀装置3は、ひまわりの花托部K(図5)から種子を脱粒させうるように構成するが、本願の要旨ではないので、詳細は省略する。
刈取装置5は、左右側壁35と、オーガー36の下方に位置する底板37と、左右の左右側壁35と底板37とを連結するように設けた後板38有するオーガーフレーム39を設けている。
オーガーフレーム39には搬送エレベーター40の先端を接続し、搬送エレベーター40の基部は前記脱穀装置3の脱穀室に接続する。搬送エレベーター40の基部は、脱穀装置3の固定部に横軸回動自在に取付け、刈取装置5がオーガーフレーム39ごと搬送エレベーター40の基部を回動支点として刈取上下シリンダにより上下させて刈り高さを調節する。
各刈取搬送装置44は、下側搬送装置45と上側搬送装置46により上下一対構造に構成し、小豆・大豆用刈取搬送装置44D(図4)の下側搬送装置45と上側搬送装置46との上下間隔に比しひまわり用刈取搬送装置44H(図5)の下側搬送装置45と上側搬送装置46の上下間隔を広く形成して構成する。
そのため、ひまわり用刈取搬送装置44Hの上側搬送装置46は、ひまわりの花托部Kの直ぐ下方に位置して花托部Kの刈取搬送を円滑・確実にし、また、植立しているひまわりの植立姿勢を乱すことなく、刈取ができる。
小豆・大豆用刈取搬送装置44Dとひまわり用刈取搬送装置44Hとは交換自在に構成すると、ロークロップを有する刈取装置5を小豆・大豆とひまわりの刈取兼用構成となって、汎用性の高いコンバインにすることができ、好適である。
この場合、図5の実施例では、下側搬送装置45はオーガーフレーム39に取付けたまま上側搬送装置46のみを交換して、小豆・大豆用刈取搬送装置44Dとひまわり用刈取搬送装置44Hとを交換自在に構成している。
小豆・大豆用刈取搬送装置44Dとひまわり用刈取搬送装置44Hの何れの下側搬送装置45は従動プーリー50と駆動プーリー51との間に無端状のベルト52を掛け回し、ベルト52には所定間隔をおいて下側搬送ラグ53を設ける。従動プーリー50はオーガーフレーム39の底板37の前端よりも前方に所定間隔を置いて設け、従動プーリー50とオーガーフレーム39の底板37の前部との間に縦軸回転の第一刈刃54を設ける。
55は第一刈刃54を駆動するモータ、56は駆動プーリー51に回転伝達する駆動軸57を内蔵した縦伝動ケース56、58は駆動軸57に回転伝達する横伝動軸である。
小豆・大豆用刈取搬送装置44Dの上側搬送装置46は、下側駆動プーリー51の上方に同軸状に上側駆動プーリー62を取付け、上側駆動プーリー62と上側従動プーリー63との間に無端状の上側ベルト64を掛け回し、上側ベルト64には所定間隔をおいて上側搬送ラグ(上側搬送体)65を設けている。
更に、ひまわり用刈取搬送装置44Hでは、上側従動プーリー63の下側後方の所定位置に第二刈刃66を設ける。第二刈刃66はフレーム66Aの上部に支持されたベアリング66Bによって回転自在に支持する(図5)。
67は第二刈刃66を駆動するモータである。
ひまわり用刈取搬送装置44Hは、所定長さを有する上側縦伝動ケース61により下側搬送装置45と上側搬送装置46との間に上下空間Hを形成し、ひまわりの茎をできるかぎり長く切断し、長い茎部を任意の方法で回収してアルコール製造等に利用できるようにする。
したがって、第一刈刃54は下側搬送装置45の始端部下方に設け、第二刈刃66は第一刈刃54よりも終端側に配置する。
即ち、第二刈刃66は、上側搬送装置46の上側搬送ラグ65の終端側の下方に縦軸回転するように設け、ひまわりの花托部Kに可及的に接近した位置の茎部を切断する。
換言すると、第二刈刃66は第一刈刃54よりも後側であって上方に設ける。
即ち、案内体70の終端部は前記横伝動軸58を通る鉛直仮想線Sより後方且つオーガー36の軸心より前方に位置させる(図7)。
そのため、上側搬送装置46により終端まで搬送された花托部Kを、案内体70により確実にオーガーフレーム39内に取込むことができ、ヘッドロスを低減させる。
刈取装置5は、前記オーガーフレーム39の後板38の反操縦部4側を搬送エレベーター40の先端に取付ける。オーガーフレーム39内に軸装したオーガー36は、刈り取られたひまわりの花托部K(小豆・大豆・米麦の穀稈でも同様の効果を奏する)を集めるものであり、終始略同径の円筒状部材により構成する。
オーガーフレーム39の後板38と前記搬送エレベーター40との接続部分の左右両側には開口部にひまわりの花托部Kを集送するスパイラル翼75を設ける。
スパイラル翼75はオーガー36の外周に螺旋状に設ける。スパイラル翼75の外周の一部または全部には凹部76と凸部77とをスパイラル翼75の長さ方向に所定間隔をおいて複数設ける(図8)。
しかして、操縦部4の側方からグレンタンク7の側方にかけて分草用案内体80を設ける(図9)。分草用案内体80は軸部材により形成し、分草用案内体80の後部は取付部材81により機体フレーム1の任意位置に取付ける。
分草用案内体80の前側は、前後一対の支持部材82により機体フレーム1の任意位置に取付ける。前後の支持部材82の間の分草用案内体80は補助ステップ83に形成する(図10)。
そのため、従来、操縦部4の側方からグレンタンク7の側方にかけて分草用案内体分草用案内体80を設けた構成は公知であるが、単に分草作用しか奏しなかったが、本願では分草作用のみならず、補助ステップ83として使用できる。
即ち、操縦部4の側部近傍の機体フレーム1の任意位置に前後一対の支持部材82を所定間隔を置いて設け、前後の支持部材82により支持される分草用案内体80の部分が補助ステップ83となる。
また、補助ステップ83を取り付けるための特別な部材を不要とし、部品点数を減少させて軽量化でき、取付を容易にして、製造コストを低減できる。
84は補助ステップ83の上方に位置する機体側に設けた第二ステップ、85は操縦部4の運転席ステップである。
そのため、補助ステップ83と第二ステップ84と運転席ステップ85により乗降が容易になる。
86Aは分草用案内体80の補助ステップ83部分より前側部分の彎曲部である。
この場合、前記前後一対の支持部材82は、補助ステップ83が使用位置と格納位置とに切り替わるように、位置切替自在に構成する(図12)。
補助ステップ83および分草用案内体80を使用位置と格納位置とに切り替え自在にしているので、車両への積み降ろしを容易にでき、また、格納位置にすることで分草用案内体80の変形破損を防止する。
また、刈取装置5のオーガーフレーム39の右側壁35に、刈取用ガイド86を設ける(図13)。刈取用ガイド86の後部は側面視および平面視において分草用案内体80の前部と上下・左右方向で重なるように配置する。
そのため、刈取装置5の刈取用ガイド86により分草した穀稈を引き続き分草用案内体80に受け渡して分草することができ、分草作用を有効に発揮させられる。
この場合、刈取用ガイド86の後部を分草用案内体80の前部に重ねているので、刈取装置5を上下させてかり高さ調節して、刈取用ガイド86と分草用案内体80とに高低差が生じても確実に分草穀稈の引き渡しを行うことができる。
即ち、グレンタンク7の下面は、後下がりの前側傾斜下面88に形成し、前側傾斜下面88に前側プレート89の上部を上部取付部材90により取付け、前側プレート89に送風機(ブロワー)87を取付ける。
したがって、送風機(ブロワー)87はグレンタンク7の縦の前側プレート89よりも後側に位置して、グレンタンク7と操縦部4との間の間隔を広げ、ベルトの着脱等のメンテナンス作業を容易にでき、作業性を向上させることができる。
送風機(ブロワー)87を従来より後方に配置できるので、コンバインの前後の重量バランスを良好にして、走行安定性を向上させることができる。
また、前側プレート89はグレンタンク7の縦の後側プレート91と連結杆92により連結する。
前記グレンタンク7は、機体フレーム1に対して後部の任意位置に設けた可動支点を中心に外側回動自在に取付け、外側オープン可能に構成する。
このグレンタンク7の外側オープンをロックする固定手段(ロック装置)93を設ける。
固定手段93は、グレンタンク7を機体フレーム1と脱穀装置3との二カ所に固定するように構成し、固定手段93はグレンタンク7の二カ所の固定および固定解除を一つの操作レバー94により行えるように構成する。
操作レバー94は左右方向のアーム95の外端側に取付ける。アーム95の中間部は軸96により前側プレート89に回動自在に取付ける。アーム95の内端側にはロッド97の基部を取付ける。ロッド97の先端には脱穀側係合フック98を取付ける。脱穀側係合フック98は軸99によりステー100に回動自在に取付ける。
前記アーム95の軸96より外端側には取付部材101を取付け、取付部材101にはフレーム側係合部材102の上部を取付ける。フレーム側係合部材102の上下中間部にはガイド103に上下自在に挿通する。ガイド103は前側プレート89に取付ける。
フレーム側係合部材102は、ガイド103により上下するように案内され、操作レバー94によりアーム95を図16において反時計回転に回動させると、フレーム側係合部材102が上動して機体フレーム1(係合部)との係合を解除する。
したがって、固定手段93は、下部の機体フレーム1に係合するフレーム側係合部材102と脱穀装置3側に係合する脱穀側係合フック98を有して構成し、操作レバー94を図16において反時計回転に回動させると、フレーム側係合部材102と脱穀側係合フック98の両方の係合を解除できる。
アーム95と、ロッド97および取付部材101との取付部分は、ロッド97および取付部材101の移動を円滑にするために遊びを有して取り付けている。
エンジンを始動し、走行装置2により機体を走行させると、刈取装置5により圃場の穀稈を刈り取り、脱穀装置3へ供給されて脱穀され、脱穀された穀粒はグレンタンク7に貯留される。
グレンタンク7は、左右側壁20と前後壁21により包囲した空間を有して構成され、側壁20および前後壁21の上方は天井部材22により閉塞され、前後壁21の上部には上方に至るに従い後傾斜となる上部傾斜面24に形成し、上部傾斜面24には前側透明点検蓋25を設けているので、前側透明点検蓋25からグレンタンク7内を視認できる。
この場合、操縦部4の後面部の所定位置には、前側透明点検蓋25からグレンタンク7内に光が差し込むように作業灯26を設けているので、作業灯26からの照明によりグレンタンク7内を明るくでき、グレンタンク7内の穀粒の選別状態や穀粒量等を前側透明点検蓋25から容易に視認でき、操作性および作業性を向上させられる。
天井部材22の所定位置には上側透明点検蓋28を設けているので、上側透明点検蓋28からグレンタンク7内の穀粒の選別状態や穀粒量等を上側透明点検蓋28から容易に視認でき、操作性および作業性を向上させられる。
しかして、図5の刈取装置5は、オーガーフレーム39に、下側搬送装置45と上側搬送装置46により上下一対構造に構成した刈取搬送装置44を左右に複数並設し、各刈取搬送装置44は、小豆・大豆用刈取搬送装置44Dの下側搬送装置45と上側搬送装置46の上下間隔に比し上下間隔を広く形成したひまわり用刈取搬送装置44Hの下側搬送装置45と上側搬送装置46に交換自在に構成しているので、小豆・大豆の刈取作業の他、茎部が長く背丈が高いひまわりの刈取収穫作業を行え、作業の汎用性を向上させることができる。
この場合、図5の実施例では、下側搬送装置45はオーガーフレーム39に取付けたまま上側搬送装置46のみを交換して下側搬送装置45と上側搬送装置46の上下間隔を広げる構成としているので、小豆・大豆用刈取搬送装置44Dとひまわり用刈取搬送装置44Hとの交換作業を容易にでき、刈取作業全般を容易にすることができる。
小豆・大豆用刈取搬送装置44Dとひまわり用刈取搬送装置44Hの何れの下側搬送装置45も、従動プーリー50と駆動プーリー51との間に無端状のベルト52を掛け回し、ベルト52には所定間隔をおいて下側搬送ラグ53を設け、従動プーリー50とオーガーフレーム39の底板37の前部との間に縦軸回転の第一刈刃54を設けているので、小豆・大豆の穀稈は圃場上面近傍で刈取切断されるが、未刈ひまわりの茎部を刈り取るときには、刈取装置5をオーガーフレーム39ごと刈取上下シリンダ(図示省略)により上昇させ、左右の刈取搬送装置44の下側搬送ラグ53間に進入しした移動中のひまわりの茎部は、その上下中間部が第一刈刃54により切断される。
上側搬送装置46の上側従動プーリー63の下側後方の所定位置には第二刈刃66を設けているので、ひまわり用刈取搬送装置44Hは、所定長さを有する上側縦伝動ケース61により下側搬送装置45と上側搬送装置46との間に上下空間Hを形成し(図3)、ひまわりの茎の上下中間部分を第一刈刃54によりできるかぎり長く切断し、長い茎部を任意の方法で回収してアルコール製造等に利用する。
そのため、第二刈刃66は上側搬送ラグ65の移動軌跡の直ぐ下方に配置し、第一刈刃54は下側搬送装置45の始端部下方に設け、第二刈刃66は第一刈刃54よりも終端側に配置することにより、ひまわりの花托部Kの直ぐ下方の茎部を切断でき、脱穀装置3に搬送される茎部の量を減少させ、脱穀装置3の負荷を軽減することができる。
ひまわり用刈取搬送装置44Hの上側搬送装置46の後部には案内体70を設けているので、上側搬送装置46の終端側まで搬送された花托部Kは案内体70によりオーガーフレーム39のオーガー36上に誘導・案内され、花托部Kを確実にオーガーフレーム39内に取込むことができ、ヘッドロスを低減させる。
案内体70は、その基部の部分を除いて後側に至るに従い後下がりに傾斜させ、案内体70の先端(終端)はオーガー36の軸心より前方に位置させているので、花托部Kはオーガー36上に誘導され、オーガー36はオーガーフレーム39と搬送エレベーター40との接続部分にひまわりの花托部Kを集める。
即ち、案内体70は前記横伝動軸58を通る鉛直仮想線Sより後方で且つオーガー36の軸心より前方に位置させているので、上側搬送装置46により終端まで搬送された花托部Kを、案内体70により確実にオーガーフレーム39内に取込むことができ、ヘッドロスを低減させる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
Claims (1)
- 走行装置(2)の前方に圃場の穀稈刈取って後方へ移送する刈取装置(5)を設け、走行装置(2)の上方の一側に刈取装置(5)が刈り取った穀稈を脱穀する脱穀装置(3)を設け、前記走行装置(2)の上方の他側にグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の前側に操縦部(4)を設け、前記グレンタンク(7)の前側壁(21)の上部を後上がり傾斜する上部傾斜面(24)に形成し、該上部傾斜面(24)には一部または全体を透明部材で形成した前側透明点検蓋(25)を設け、前記操縦部(4)の後面部には光が前記前側透明点検蓋(25)からグレンタンク(7)内に差し込むように作業灯(26)を設け、前記上部傾斜面(24)の上端には前記グレンタンク(7)の天井部材(22)の前側部分を接続し、該天井部材(22)は前側を高く、後側を低く傾斜させて形成し、該天井部材(22)の所定位置には一部または全体を透明部材で形成した上側透明点検蓋(28)を開閉自在に設けたことを特徴とするコンバイン。
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