JP2002017150A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2002017150A
JP2002017150A JP2000208388A JP2000208388A JP2002017150A JP 2002017150 A JP2002017150 A JP 2002017150A JP 2000208388 A JP2000208388 A JP 2000208388A JP 2000208388 A JP2000208388 A JP 2000208388A JP 2002017150 A JP2002017150 A JP 2002017150A
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JP
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grain
tank
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auxiliary
temporary storage
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Application number
JP2000208388A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Satoji
久幸 里路
Yasushi Ihara
靖 井原
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク本体と補助タンクの各タンク内に脱穀
装置で脱穀選別された穀粒をそれぞれ適切に搬送する手
段を備えたコンバインを提供すること。 【解決手段】 コンバインのタンク本体31aの上に補
助タンク31bを設け、一番揚穀筒16から穀粒をタン
ク本体31aと補助タンク31bに搬入するに際して、
一番揚穀筒16からタンク本体31aと補助タンク31
b内へのそれぞれの穀粒排出口(籾排出口311a、3
11b)を共に一番揚穀筒16の軸芯上に配置する。一
番揚穀筒16の内部に設けられる穀粒搬送ラセンの長さ
を長くすることのみで補助タンク31bへの穀粒搬入が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場で穀類の収穫
作業を行うコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインは、走行フレームの上部にエ
ンジンを搭載し、走行フレームの下部側に土壌面を走行
する左右一対の走行クローラを有する走行装置を配設
し、走行フレームの前方側に刈取装置と供給搬送装置が
設けられている。刈取装置は、植立穀稈を分草する分草
具と、植立穀稈を引き起こす引起しケースと、植立穀稈
を刈り取る刈刃と該刈刃により刈り取られた穀稈を挟持
して後方に搬送する株元搬送装置から構成されている。
この株元搬送装置の後方には、該株元搬送装置から搬送
されてくる穀稈を引き継いで搬送する供給搬送装置が設
けられ、供給搬送装置からフィードチェーンに穀稈を引
き継いで、脱穀装置に供給し脱穀、選別を行っている。
刈取装置は、穀稈を所定の位置で刈取するために、刈取
装置支持フレームと共に上下動する構成である。
【0003】走行フレームの上部には、刈取装置から搬
送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィードチェー
ンを有する脱穀装置と、脱穀装置で脱穀選別された穀粒
を一時貯溜するグレンタンクが載置されている。フィー
ドチェーンは穀粒のついた穀稈を脱穀装置に供給し、脱
穀装置内に軸架され、回転運動する扱胴の扱歯で穀粒を
穀稈から脱穀し、穀粒を選別分離して、選別された穀粒
はグレンタンクへ搬送して一時貯留し、分離された藁屑
などはカッタで切断してコンバイン後部から圃場に放出
する。
【0004】グレンタンク内の底部に穀粒移送用のグレ
ンタンクラセンを設け、グレンタンクラセンの後部に縦
オーガおよび横オーガからなる排出オーガを連接し、グ
レンタンク内に貯留した穀粒を排出オーガを経由してコ
ンバインの外部に排出する。排出オーガは、コンバイン
の走行時および刈取作業時にはコンバイン上部の格納位
置に収納し、穀粒を排出するときに旋回、昇降して穀粒
輸送車などの受け入れ口の位置に排出オーガの排出口を
臨ませることができる。
【0005】グレンタンクは、グレンタンクが定位置に
あるとき接近できないコンバイン内部のエンジンをはじ
めとする各装置、機器、グレンタンク自身、および排出
オーガの点検、清掃、注油、調整、交換などのメンテナ
ンスのために、グレンタンク後部の回動支点を中心に水
平面内で旋回して、コンバイン内の定位置から開放位置
にオープンできる構造である。
【0006】刈取装置とグレンタンクの間でエンジンの
上部付近に操縦席を設け、オペレータが搭乗してコンバ
インの操縦、操作を行う。
【0007】グレンタンクは穀粒を一時貯留する装置で
あるが、収穫した穀粒量が多い場合には従来の収納容量
のグレンタンクでは足りないことがある。そのために増
量分の穀粒を一時貯留する装置をコンバインに設ける必
要になることがしばしば生じるようになってきた。
【0008】そこで、貯留穀粒の量が増えて対応できる
ように、従来から設置されているほぼ直方体形の穀粒一
時貯留手段のタンク本体の上に穀粒一時貯留用の補助タ
ンクを備えた構成を本発明者らは提案し、特許出願をし
た(特願平2000−64574号)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記本発明者らの提案
したタンク本体の上に補助タンクを備えた構成のコンバ
インにより貯留穀粒の量が増えても対応できるようにな
った。
【0010】しかし、タンク本体と補助タンクの各タン
ク内に脱穀装置で脱穀選別された穀粒をそれぞれ搬送す
る手段を設ける必要があるが、いままでは、前記両方の
タンクに穀粒を適切に搬送する手段が開発されていなか
った。
【0011】本発明の課題は、タンク本体と補助タンク
の各タンク内に脱穀装置で脱穀選別された穀粒をそれぞ
れ適切に搬送する手段を備えたコンバインを提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、次
の構成からなるコンバインで解決される。 (1)走行装置の上に、植立穀稈を刈り取る刈取手段、
穀稈から穀粒を分離する脱穀手段、分離された穀粒を一
時的に溜める穀粒一時貯留手段、過剰の穀粒を溜めるた
めの該穀粒一時貯留手段(タンク本体31a)の上に設
置された補助穀粒一時貯留手段(補助タンク31b)及
び前記穀粒一時貯留手段と補助穀粒一時貯留手段に穀粒
を搬入する揚穀手段(一番揚穀筒16)を設けたコンバ
インにおいて、揚穀手段(一番揚穀筒16)は単一の手
段からなり、穀粒一時貯留手段と補助穀粒一時貯留手段
への揚穀手段からの各穀粒排出口(籾排出口311a、
311b)を前記揚穀手段の長手方向の軸芯上に配置し
たコンバインにより解決される。 (2)前記補助穀粒一時貯留手段の穀粒一時貯留手段へ
の結合部分を絞り込む構成とするコンバイン。 (3)前記穀粒一時貯留手段と補助穀粒一時貯留手段の
結合部分の固着部を穀粒一時貯留手段の内側に設け、補
助穀粒一時貯留手段の前記結合部分近傍の内側に流し板
(流し板312)を張り付け、流し板と補助穀粒一時貯
留手段の結合部分側面とで三角形空間(空間B)を形成
するコンバイン。
【0013】
【発明の効果】上記(1)の発明により、揚穀手段(一
番揚穀筒16)及び、その内部に設けられる穀粒搬送手
段(搬送ラセン36)の長さを長くすることのみで補助
穀粒一時貯留手段(補助タンク31b)への穀粒搬入が
できる。上記(2)の発明により、穀粒一時貯留手段
(タンク本体31a)にかかる圧力を低下させることが
できる。上記(3)の発明により、穀粒一時貯留手段
(タンク本体31a)と補助穀粒一時貯留手段(補助タ
ンク31b)との結合部分が流し板(流し板312)で
補強され、強度が高くなり、また、穀粒一時貯留手段
(タンク本体31a)の容量を大きくすると共に、穀粒
一時貯留手段(タンク本体31a)と補助穀粒一時貯留
手段(補助タンク31b)の結合部の外観形状を段差の
無いストレート一体型タンクとすることができ、三角形
空間(空間B)を形成する流し板(流し板312)の内
側傾斜面で穀粒一時貯留手段(タンク本体31a)と補
助穀粒一時貯留手段(補助タンク31b)の結合部に溜
る穀粒を下方にスムーズに落下させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面と共に
説明する。図1は本発明の実施の形態の穀類の収穫作業
を行うコンバインの左側面図を示し、図2はコンバイン
の右側面図を示し、図3はコンバインの正面立面図を示
し、図4はコンバインの平面図を示し、図5はコンバイ
ンのグレンタンクの前面側から見た立面図を示し、図6
はグレンタンクを開放位置にオープンした状態のコンバ
インの平面図であり、図7は操縦席、脱穀装置およびグ
レンタンクの一部切り欠き平面図であり、図8は操縦
席、グレンタンクおよび排出オーガの一部切り欠き側面
図であり、図9はエンジンとグレンタンクおよび排出オ
ーガの動力伝動機構図である。
【0015】図1ないし図5に示すコンバイン1の走行
フレーム2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材と
して無端帯状に成型した左右一対のクローラ4を持ち、
乾田はもちろんのこと、湿田においてもクローラ4が若
干沈下するだけで自由に走行できる構成の走行装置3を
備え、走行フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、
走行フレーム2の上部にはエンジン100(図9)なら
びに脱穀装置15、グレンタンク30、および操縦席2
0を搭載する。
【0016】刈取装置6は、図示しない刈取昇降シリン
ダの伸縮作用により刈取装置6全体を昇降して、圃場に
植生する穀稈を所定の高さに刈取できる構成としてい
る。刈取装置6の前端下部に分草具7を、その背後に傾
斜状にした穀稈引起し装置8を、その後方底部には刈刃
(図示せず)を配置している。刈刃と脱穀装置15のフ
ィードチェーン14の始端部との間に、前部搬送装置、
扱深さ調節装置、供給搬送装置などを順次穀稈の受継搬
送と扱深さ調節とができるように配置している。
【0017】コンバイン1の刈取装置6の作動は次のよ
うに行われる。まず、エンジン100を始動して操作レ
バー(HSTやベルコン用)をコンバイン1が前進する
ように操作し、刈取脱穀クラッチを入り操作して機体の
回転各部を伝動しながら、走行フレーム2を前進走行さ
せると、刈取、脱穀作業が開始される。圃場に植立する
穀稈は、刈取装置6の前端下部にある分草具7によって
分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置8の引起し作用
によって倒伏状態にあれば直立状態に引起こされ、穀稈
の株元が刈刃に達して刈取られ、前部搬送装置に掻込ま
れて後方に搬送され、扱深さ調節装置、供給搬送装置に
受け継がれて順次連続状態で後部上方に搬送される。
【0018】穀稈は供給搬送装置からフィードチェーン
14の始端部に受け継がれ、脱穀装置15に供給され
る。脱穀装置15は、上側に扱胴を軸架した扱室を配置
し、扱室の下側に選別室を一体的に設け、供給された刈
取穀稈を脱穀、選別する。
【0019】脱穀装置15に供給された穀稈は、主脱穀
部である扱室に挿入され、扱室に軸架され回転する扱胴
の多数の扱歯と、フィードチェーン14による穀稈の移
送と、扱網との相互作用により脱穀され、被処理物(穀
粒や藁くず)は脱穀装置15内の選別部の揺動棚で受け
止められ、上下前後方向に揺動する揺動棚上を移動しな
がら、唐箕からの送風を受けて風力選別され、比重の重
い穀粒はシーブおよび選別網を通過し、一番ラセンか
ら、搬送ラセン36(図10(a)参照)を内蔵してい
る一番揚穀筒16(図1参照)を経てグレンタンク30
へ搬送され、グレンタンク30に一時貯留される。
【0020】脱穀装置15の扱室の終端に到達した脱穀
された残りの穀稈で長尺のままのものは、排藁チェーン
および排藁穂先チェーンに挟持されて搬送され、脱穀装
置15の後部の藁用カッターに投入されて切断され、圃
場に放出される。
【0021】グレンタンク30内の底部に穀粒移送用の
グレンタンクラセン17(図7)を設け、グレンタンク
ラセン17を駆動するラセン駆動軸122(図8)に縦
オーガ18および横オーガ19からなる排出オーガを連
接し、グレンタンク30内に貯留した穀粒を排出オーガ
排出口からコンバイン1の外部に排出する。グレンタン
クラセン17、縦オーガラセン(図示せず)および横オ
ーガラセン(図示せず)は、エンジン100(図9)の
動力の伝動を受けて回転駆動され、それぞれのラセン羽
根17a(図9)のスクリュウコンベヤ作用により貯留
穀粒を搬送する。
【0022】すなわち、図9に示すように、エンジン1
00の一方の出力軸101aは、図示しない駆動プーリ
から走行装置3に動力を伝動し、また出力軸101aに
軸着する刈取脱穀駆動プーリ102から、刈取脱穀駆動
ベルト103を巻回した刈取脱穀被動プーリ104が軸
着する刈取脱穀駆動軸105を経て、刈取装置6および
脱穀装置15に動力を伝動して、それぞれを駆動する。
【0023】エンジン100の他方の出力軸101b
は、軸着するオーガ駆動プーリ110からオーガ駆動ベ
ルト111を巻回したオーガ被動プーリ112が軸着す
るオーガ駆動軸114を経て、ベベルギヤボックス11
5に動力を伝動する。オーガ駆動プーリ110とオーガ
被動プーリ112との中間に、オーガ駆動ベルト111
に当接し、または離隔できるテンションプーリ113を
設け、テンションプーリ113をオーガ駆動ベルト11
1に当接した状態でのみ排出オーガに動力を伝動する構
造として、これを排出オーガクラッチとする。排出オー
ガクラッチのON、OFF作動は、操縦席20に設けた
排出オーガクラッチレバー(図示せず)により操作す
る。
【0024】ベベルギヤボックス115に伝動されたエ
ンジン100の駆動動力は、オーガ駆動軸114に軸着
する駆動ベベルギヤ116から、該駆動ベベルギヤ11
6に噛み合い、延長軸118に軸着する被動ベベルギヤ
117、延長軸118から該延長軸118の他端に軸着
する駆動スプロケットホイール119に伝動される。被
動スプロケットホイール120はラセン駆動軸122に
軸着され、駆動スプロケットホイール119との間に無
端のチェンベルト121を巻回する。
【0025】ラセン駆動軸122の中間部にオーガ駆動
ベベルギヤ123を軸着し、該オーガ駆動ベベルギヤ1
23はオーガラセン軸125に軸着するオーガ被動ベベ
ルギヤ124に噛み合い、排出オーガに駆動力を伝動す
る。ラセン駆動軸122の後半部の外周にはラセン羽根
17aを設けて穀類を排出オーガ方向に搬送可能な構造
とする。ラセン駆動軸122の他端は、グレンタンク3
0内のグレンタンクラセン17を外周にもつグレンタン
クラセン軸127と軸方向脱着可能構造の軸継手126
を軸着する。なお、グレンタンク30の内部には、図示
していないがタンク補強用の支持パイプが設けられてい
る。
【0026】グレンタンク30は、コンバイン1の上の
空間を利用して、可及的内容積を大きく取るために複雑
な形状をしているが、タンク本体31aは基本的には長
方形の箱体であり、タンク本体31aの上に補助タンク
31bを備えている。タンク本体31a内の下部にグレ
ンタンクラセン17(図7)を配置し、後部に排出オー
ガ接続部31c、後部の上部に回動支点ブラケット3
2、および前部側面中央付近にグレンタンクオープン機
構33をそれぞれ備えている(図7、図8参照)。
【0027】回動支点ブラケット32から鉛直下方向に
回動支点ピン32aが突出し、該回動支点ピン32aは
走行フレーム2から立設する縦オーガ支持フレーム37
の上部端部に固着したグレンタンク支持部38の軸穴に
遊嵌して、回動自在かつグレンタンク30のオープン時
にグレンタンク30の重量を支持する構造である。
【0028】グレンタンク30が定位置にあるときは、
グレンタンク30の排出オーガ接続部31cは接続、密
閉して搬送穀粒の漏えいを防ぎ、また軸継手126(図
9)はグレンタンクラセン軸127とラセン駆動軸12
2とを接続してグレンタンクラセン17を回転駆動する
構造であり、グレンタンク30のオープン時には、排出
オーガ接続部31cおよび軸継手126が切り離されて
オープンが可能な構造である。
【0029】本発明の実施の形態の特徴は、図1に示す
ように一番揚穀筒16の長手方向の軸芯上にタンク本体
31aの籾排出口311aと補助タンク31bの籾排出
口311bを設けたことである。
【0030】一番揚穀筒16の軸芯上にタンク本体31
aの籾排出口311aと補助タンク31bの籾排出口3
11bを設けることにより一番揚穀筒16及びその搬送
ラセン36(図10(a)参照)の長さを長くすること
のみで補助タンク31bを設置できる。万一、前記一番
揚穀筒16の軸芯上に籾排出口311a、311bがな
ければ、一番揚穀筒16の脱穀装置15への取付角度を
変更する必要があり、構成が複雑となり、その取付も難
しくなる。
【0031】また、補助タンク31b内で籾(穀粒)が
満タンになると、下方のタンク本体31aに大きな圧力
が発生し、タンク本体31aが膨らんでしまったり、大
きな圧力のため、穀粒(籾)が流れにくくなったり、部
分的にかたまってしまうことがある。
【0032】それを防ぐために、図10(図10(a)
は図4に示すグレンタンク30のS1−S1線断面図、
図10(b)は図4に示すグレンタンク30のS2−S
2線断面図)に示すように補助タンク31bのタンク本
体31aへの結合部分を絞り込む構成とすると、タンク
本体31aにかかる圧力を低下させることができる。
【0033】また、補助タンク31bのタンク本体31
aへの結合部分の絞り部には補助タンク31bとタンク
本体31aとの連通口部は図10に示すようにボルト・
ナット結合されるが、このボルト・ナット結合はタンク
本体31aと補助タンク31bが一体構成でないため、
強度は比較的弱い。
【0034】そこで、図10に示すように、タンク本体
31aと補助タンク31bとの結合部分をタンク内側に
設け、結合部分をボルト・ナット結合とし、補助タンク
31bの前記結合部近傍内側に流し板312を張り付
け、流し板312と補助タンク31bの絞り部分側面と
で三角形空間Bを形成する。
【0035】上記構成により、タンク本体31aと補助
タンク31bとの結合部分が流し板312で補強され強
度が高くなり、また、タンク本体31aと容量を大きく
すると共に、タンク本体31aと補助タンク31bの結
合部分の外観形状が段差の無いストレート一体型タンク
とすることができる。また、三角形空間Bを形成する流
し板312の内側傾斜面でタンク本体31aと補助タン
ク31bとの結合部分に溜る穀粒を下方に落下させるこ
とができる。
【0036】上記本実施の形態のタンク構成において、
図5及び図11のタンクの斜視図に示すように籾(穀
粒)がタンク本体31aの内容積の約2/3の容量を占
める位置まで入っているかどうかを確認できるように、
タンク本体31aの前壁部には窓31eを設け、補助タ
ンク31bには籾が満タン状態で入ったことが確認でき
る位置の補助タンク31bの前壁部に窓31fを設けた
構成とする。
【0037】従来はグレンタンク30の内容積の約2/
3の容量(穀粒満タン容量)に相当する高さにセンサー
を設けてグレンタンク30内の穀粒収納量を検出してい
たが、本発明の窓31e、31fを設ける構成により、
穀粒収納量の検出が安価に、かつ簡略化でき、その構成
上トラブルの発生のおそれがなくなる。
【0038】補助タンク31bを追加し、グレンタンク
30全体の高さを高くすると、グレンタンク30の底部
付近には外光が入りにくくなる。これを防止するため、
上記窓31e、31fの他に補助タンク31bの天井部
分に窓31hを設け、その窓31hの大きさを窓31f
より大きくし、窓31hを窓31e、31fはグレンタ
ンク30の同一鉛直線上に配置する構成を採用してもよ
い。
【0039】この場合は、天井部の窓31hから太陽光
等の光を取入れ易くなり天井の窓31hから入った光
は、必ず窓31e、31fへ投光することになり、グレ
ンタンク30の内部が良く見えるようになる。
【0040】また、窓31e、31fはタンク本体31
a、補助タンク31bの前壁部のコンバイン進行方向に
直交する平面部に設けると、オペレータが操縦席20に
着席した状態で後方確認する場合に見やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行う
コンバインの左側面図。
【図2】 図1のコンバインの右側面図。
【図3】 図1のコンバインの正面立面図。
【図4】 図1のコンバインの平面図。
【図5】 図1のコンバインのグレンタンクの前面側か
ら見た立面図。
【図6】 図1のコンバインのグレンタンクを開放位置
にオープンした状態の部分平面図。
【図7】 図1のコンバインの操縦席、脱穀装置および
グレンタンクの一部切り欠き平面図。
【図8】 操縦席、グレンタンクおよび排出オーガの一
部切り欠き側面図。
【図9】 図1のコンバインのエンジンとグレンタンク
および排出オーガの動力伝動機構図。
【図10】 図1のコンバインのグレンタンクの断面図
(図10(a)は図4のS1−S1線断面図を示し、図
10(b)は図4のS2−S2線断面図を示す)。
【図11】 図1のコンバインのグレンタンクの斜視
図。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 走行フレーム 3 走行装置 4 クローラ 6 刈取装置 7 分草具 8 穀稈引起し装置 14 フィードチェ
ーン 15 脱穀装置 16 一番揚穀筒 17 グレンタンクラセン 17a ラセン羽根 18 縦オーガ 19 横オーガ 20 操縦席 22 オーガ受け 30 グレンタンク 31a タンク本体 31b 補助タンク 31c 排出オーガ
接続部 31d グレンタンク底部の蓋 31e、31f、3
1h 窓 31g 三角カバー 32 回動支点ブラ
ケット 32a 回動支点ピン 33 グレンタンク
オープン機構 36 搬送ラセン 37 縦オーガ支持
フレーム 38 グレンタンク支持部 41 吸気カバー 42 空間 100 エンジン 101a、101b 出力軸 102 刈取脱穀駆
動プーリ 103 刈取脱穀駆動ベルト 104 刈取脱穀被
動プーリ 105 刈取脱穀駆動軸 110 オーガ駆動
プーリ 111 オーガ駆動ベルト 112 オーガ被動
プーリ 113 テンションプーリ 114 オーガ駆動
軸 115 ベベルギヤボックス 116 駆動ベベル
ギヤ 117 被動ベベルギヤ 118 延長軸 119 駆動スプロケットホイール 120 被動スプロケットホイール 121 無端のチェンベルト 122 ラセン駆動
軸 123 オーガ駆動ベベルギヤ 124 オーガ被動
ベベルギヤ 125 オーガラセン軸 126 軸継手 127 グレンタンクラセン軸 312 流し板
フロントページの続き Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KA02 KC02 KE02 KE04 LA03 LC09 LG12 LN02 LN12 LR02 LR08 LR13 MA08 MC02 MC04 MC07 ME04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置の上に、植立穀稈を刈り取る刈
    取手段、穀稈から穀粒を分離する脱穀手段、分離された
    穀粒を一時的に溜める穀粒一時貯留手段、過剰の穀粒を
    溜めるための該穀粒一時貯留手段の上に設置された補助
    穀粒一時貯留手段及び前記穀粒一時貯留手段と補助穀粒
    一時貯留手段に穀粒を搬入する揚穀手段を設けたコンバ
    インにおいて、 揚穀手段は単一の手段からなり、穀粒一時貯留手段と補
    助穀粒一時貯留手段への揚穀手段からの各穀粒排出口を
    前記揚穀手段の長手方向の軸芯上に配置したことを特徴
    とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 補助穀粒一時貯留手段の穀粒一時貯留手
    段への結合部分を絞り込む構成とすることを特徴とする
    請求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 穀粒一時貯留手段と補助穀粒一時貯留手
    段の結合部分の固着部を穀粒一時貯留手段内側に設け、
    補助穀粒一時貯留手段の前記結合部分近傍の内側に流し
    板を張り付け、流し板と補助穀粒一時貯留手段の結合部
    分側面とで三角形空間を形成することを特徴とする請求
    項1記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252732A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Iseki & Co Ltd コンバイン

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