JP5811247B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
前側壁21の上部には上方に至るに従い後傾斜となる上部傾斜面24に形成する。上部傾斜面24には前側透明点検蓋(透明部材)25を設ける。前側透明点検蓋25はその一部または全体を透明部材で形成し、前側透明点検蓋25からグレンタンク7内を視認できるように形成する。
また、作業灯26が前側透明点検蓋25に対して機体の外側方へ偏倚した位置に設けられるため、作業者が操縦部4から前側透明点検蓋25をのぞく際にまぶしすぎることはない。そして、機体の外側方へ偏倚した作業灯26によって機体後方を照らすことができる。
また、グレンタンク7内には前側透明点検蓋25から作業灯26の光が差し込んでいるので、グレンタンク7内が明るくなって上側透明点検蓋28からのグレンタンク7内の視認性は一層、良好になり、前側透明点検蓋25と上側透明点検蓋28の併存により合理的な構成となる。
即ち、上側透明点検蓋28と脱穀装置3の揚穀装置30とが側面視で重なるように配置する。
刈取装置5は、左右側壁35と、オーガー36の下方に位置する底板37と、左右の左右側壁35と底板37とを連結するように設けた後板38有するオーガーフレーム39を設けている。
小豆・大豆用刈取搬送装置44Dの上側搬送装置46は、下側駆動プーリー51の上方に同軸状に上側駆動プーリー62を取付け、上側駆動プーリー62と上側従動プーリー63との間に無端状の上側ベルト64を掛け回し、上側ベルト64には所定間隔をおいて上側搬送ラグ(上側搬送体)65を設けている。
ひまわり用刈取搬送装置44Hは、所定長さを有する上側縦伝動ケース61により下側搬送装置45と上側搬送装置46との間に上下空間Hを形成し、ひまわりの茎をできるかぎり長く切断し、長い茎部を任意の方法で回収してアルコール製造等に利用できるようにする。
即ち、第二刈刃66は、上側搬送装置46の上側搬送ラグ65の終端側の下方に縦軸回転するように設け、ひまわりの花托部Kに可及的に接近した位置の茎部を切断する。
前記上側搬送装置46の後部には案内体70を設ける(図7)。案内体70はオーガーフレーム39のオーガー36に花托部Kを案内するものであり、上側搬送装置46の上側搬送ラグ65の移動軌跡より下方に設ける。案内体70は板部材により形成し、案内体70の基部は上側搬送装置46の任意の固定部に取り付け、案内体70の先端はオーガー36の上方に臨ませる。案内体70は、その基部の部分を除いて後側に至るに従い後下がりに傾斜させ、案内体70の先端はオーガー36の軸心より前方に位置させる。
そのため、上側搬送装置46により終端まで搬送された花托部Kを、案内体70により確実にオーガーフレーム39内に取込むことができ、ヘッドロスを低減させる。
スパイラル翼75はオーガー36の外周に螺旋状に設ける。スパイラル翼75の外周の一部または全部には凹部76と凸部77とをスパイラル翼75の長さ方向に所定間隔をおいて複数設ける(図8)。
84は補助ステップ83の上方に位置する機体側に設けた第二ステップ、85は操縦部4の運転席ステップである。
86Aは分草用案内体80の補助ステップ83部分より前側部分の彎曲部である。
補助ステップ83および分草用案内体80を使用位置と格納位置とに切り替え自在にしているので、車両への積み降ろしを容易にでき、また、格納位置にすることで分草用案内体80の変形破損を防止する。
この場合、刈取用ガイド86の後部を分草用案内体80の前部に重ねているので、刈取装置5を上下させてかり高さ調節して、刈取用ガイド86と分草用案内体80とに高低差が生じても確実に分草穀稈の引き渡しを行うことができる。
また、前側プレート89はグレンタンク7の縦の後側プレート91と連結杆92により連結する。
前記グレンタンク7は、機体フレーム1に対して後部の任意位置に設けた可動支点を中心に外側回動自在に取付け、外側オープン可能に構成する。
固定手段93は、グレンタンク7を機体フレーム1と脱穀装置3との二カ所に固定するように構成し、固定手段93はグレンタンク7の二カ所の固定および固定解除を一つの操作レバー94により行えるように構成する。
前記アーム95の軸96より外端側には取付部材101を取付け、取付部材101にはフレーム側係合部材102の上部を取付ける。フレーム側係合部材102の上下中間部にはガイド103に上下自在に挿通する。ガイド103は前側プレート89に取付ける。
(実施例の作用)
エンジンを始動し、走行装置2により機体を走行させると、刈取装置5により圃場の穀稈を刈り取り、脱穀装置3へ供給されて脱穀され、脱穀された穀粒はグレンタンク7に貯留される。
3 脱穀装置
4 操縦部
5 刈取装置
7 グレンタンク
21 前側壁
22 天井部材
24 上部傾斜面
25 前側透明点検蓋(透明部材)
26 作業灯
27 前端部分(前端部)
28 上側透明点検蓋(点検蓋)
30 揚穀装置
35 左右側壁(左右の側壁)
37 底板
39 オーガーフレーム
43 分草体
44 刈取搬送装置
44D 小豆・大豆用刈取搬送装置
44H ひまわり用刈取搬送装置
45 下側搬送装置
50 従動プーリー
51 下側駆動プーリー
52 ベルト
53 下側搬送ラグ
54 第一刈刃
56 縦伝動ケース
57 駆動軸
60 上側駆動軸
61 上側縦伝動ケース
62 上側駆動プーリー
63 上側従動プーリー
64 上側ベルト
65 上側搬送ラグ
66 第二刈刃
K 花托部
Claims (2)
- 走行装置(2)の前方に刈取装置(5)を設け、走行装置(2)の上部一側には脱穀装置(3)を設け、前記走行装置(2)の上部他側にはグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の前側に操縦部(4)を設け、前記刈取装置(5)に備えたオーガーフレーム(39)における左右の分草体(43)の間の部位には、下側搬送装置(45)と上側搬送装置から構成される複数の刈取搬送装置(44)を左右方向に並べて設けたコンバインにおいて、前記グレンタンク(7)の前側壁(21)の上部には、後上がり傾斜する平面状の上部傾斜面(24)が形成され、該上部傾斜面(24)にはグレンタンク(7)内に光を差し込ませうる透明部材(25)が設けられ、該上部傾斜面(24)の上端にはグレンタンク(7)の天井部材(22)の前側部分が接続され、該天井部材(22)の前部に開閉自在な点検蓋(28)が設けられて、平面視において前記透明部材(25)の直後方に位置する部位に前記点検蓋(28)が配置される構成とし、前記操縦部(4)の作業者が、該透明部材(25)から差し込む光によって明るくなったグレンタンク(7)内を視認する構成とし、前記脱穀装置(3)からグレンタンク(7)へ穀粒を揚送する揚穀装置(30)が設けられ、前記点検蓋(28)が揚穀装置(30)の穀粒吐出口の近傍に配置され、該点検蓋(28)を開いた状態で、作業者の手によって揚穀装置(30)の穀粒吐出口の詰まりが取り除かれる構成とし、前記天井部材(22)には前側を高く後側を低く傾斜させた傾斜面が形成され、前記刈取搬送装置(44)に備える下側搬送装置(45)を、オーガーフレーム(39)の底板(37)の前端よりも前方に設けた前側の従動プーリー(50)と後側の下側駆動プーリー(51)との間に、下側搬送ラグ(53)を有した無端状のベルト(52)を掛け回した構成とし、該下側搬送装置(45)の搬送始端部下方には縦軸回転式の第一刈刃(54)を設け、前記下側駆動プーリー(51)を駆動する駆動軸(57)を内蔵した縦伝動ケース(56)の上部に、上側駆動軸(60)を内蔵した上側縦伝動ケース(61)を取り付け、前記上側駆動軸(60)の上端部には上側駆動プーリー(62)を取付け、上側駆動プーリー(62)と該上側駆動プーリー(62)の前方に設けた上側従動プーリー(63)の間に上側搬送ラグ(65)を有した無端状の上側ベルト(64)を掛け回して、ひまわり用刈取搬送装置(44H)としての花托部(K)搬送用の上側搬送装置を構成し、該上側搬送装置の搬送終端側下方の位置に縦軸回転式の第二刈刃(66)を設け、該第二刈刃(66)によってひまわりの茎部における花托部(K)に可及的に接近した部位を切断する構成としたことを特徴とするコンバイン。
- 前記操縦部(4)の後面部の機体外側寄りの部位には、前記透明部材(25)からグレンタンク(7)内へ光を差し込ませうる作業灯(26)が設けられ、該作業灯(26)は、前記天井部材(22)の前端部(27)よりも高く前記透明部材(25)に対して機体の左右方向へ偏倚した位置に配置され、前記刈取搬送装置(44)に備える上側搬送装置として、前記上側縦伝動ケース(61)を備えることなく前記下側駆動プーリー(51)の上側近傍に配置されて該下側駆動プーリー(51)と同軸で駆動される上側駆動プーリー(62)と、該上側駆動プーリー(62)の前方に配置した上側従動プーリー(63)の間に、上側搬送ラグ(65)を有した無端状の上側ベルト(64)を掛け回して小豆・大豆用刈取搬送装置(44D)の上側搬送装置を構成し、前記下側搬送装置(45)をオーガフレーム(39)に取付けたまま、前記ひまわり用刈取搬送装置(44H)の上側搬送装置を小豆・大豆用刈取搬送装置(44D)の上側搬送装置に交換自在な構成とした請求項1に記載のコンバイン。
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