JP2003284421A - コンバインの刈取部構造 - Google Patents

コンバインの刈取部構造

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JP2003284421A JP2002090674A JP2002090674A JP2003284421A JP 2003284421 A JP2003284421 A JP 2003284421A JP 2002090674 A JP2002090674 A JP 2002090674A JP 2002090674 A JP2002090674 A JP 2002090674A JP 2003284421 A JP2003284421 A JP 2003284421A
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Fumio Furuno
文雄 古野
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誠 押谷
Ryosuke Hirai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取部の底側を開放して清掃とか点検や修理
が行いやすいコンバインを提供することにある。 【解決手段】 穀稈引起経路を形成するとともに前端部
で分草具11を支持している分草フレーム58の後端側
を支持フレーム57によって支持させてある。支持フレ
ーム57は、角パイプフレーム55によって機体横向き
の軸芯Xまわりで回動自在に支持されており、分草フレ
ーム58は、軸芯Xまわりで作業用の上昇閉じ位置と、
管理用の下降開き位置とに切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植立穀稈に作用す
る引起装置及び刈取装置、刈取穀稈を脱穀装置に供給す
る搬送装置を備えているコンバインの刈取部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインの刈取部にあっては、穀
稈やワラ屑が詰まって内部清掃が必要になることがあ
る。従来、この清掃を行うとか、内部を点検したり修理
する管理作業を行う場合、次の如き問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、刈取部の上記し
た清掃や管理作業を行う際、分草フレームや分草具が障
害物になりやすとか、分草フレームなどのために刈取部
の底側が狭くなっていて作業が行いにくくなっていた。
【0004】本発明の目的は、底側の清掃や管理が容易
に行えるコンバインの刈取部構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕植立穀稈に作用する引起装置及び
刈取装置、刈取穀稈を脱穀装置に供給する搬送装置を備
えているコンバインの刈取部構造において、穀稈引起経
路を形成するとともに前端部で分草具を支持している機
体前後向きの分草フレームを、後端側に位置する軸芯ま
わりで作業用の上昇閉じ状態と、管理用の下降開き状態
とに上下揺動切り換え自在に取付けてある。
【0007】〔作用〕分草フレームを上昇閉じ状態から
下降開き状態に切り換えると、分草フレームが作業用の
場合よりも下降し、かつ、分草具も分草フレームに付い
て下降して作業用の場合より下降するものである。これ
により、刈取部の清掃とか点検や修理を行う際、分草フ
レーム及び分草具を作業用の場合より下降させて障害物
になりくくするとともに刈取部の底側を開放することが
できる。
【0008】〔効果〕したがって、刈取部を清掃したり
点検や修理するに当たり、分草フレーム及び分草具を障
害物になりにくくするとともに刈取部の底側を開放し、
刈取部の底側に手や工具を容易に届かせたり広い作業ス
ペースを確保して能率よく作業できる。
【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記刈取装置が、前記分草フレームと共に上下揺動
する状態で分草フレームによって支持されている。
【0011】〔作用〕分草フレームを下降開き状態に切
り換えると、刈取装置が分草フレームに付いて下降して
作業用の場合より下降するものである。これにより、分
草フレームの下降操作により、刈取装置も下降させて障
害物になりにくくしたり、上方の搬送具などとの間隔を
広げたりすることができる。
【0012】〔効果〕したがって、刈取装置も障害物に
なりにくくしたり刈取装置とその上方の搬送具などとの
間に作業用スペースを形成し、刈取装置やその周辺を清
掃したり点検するなどの作業も能率よく行える。しか
も、分草フレームの下降操作によって刈取装置も一挙に
下降して操作簡単で済む。
【0013】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0014】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、穀稈用の搬送ガイドが、前記分草フレームと
共に上下揺動する状態で分草フレームによって支持され
ている。
【0015】〔作用〕分草フレームを下降開き状態に切
り換えると、搬送ガイドが分草フレームに付いて下降し
て作業用の場合より下降するものである。これにより、
分草フレームの下降操作により、搬送ガイドも下降させ
て障害物になりにくくしたり、搬送ガイドと搬送具の間
隔を広げたりすることができる。
【0016】〔効果〕したがって、搬送ガイドも障害物
になりにくくしたり搬送ガイドと搬送具の間に作業用ス
ペースを形成し、搬送ガイドや搬送具を清掃したり点検
するなどの作業も能率よく行える。しかも、分草フレー
ムの下降操作によって搬送ガイドも一挙に下降して操作
簡単で済む。。
【0017】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0018】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記引起装置を、上端側に位置
する軸芯まわりで管理用の上昇開き状態と、作業用の下
降閉じ状態とに上下揺動切り換え自在に取付けある。
【0019】〔作用〕引起装置を下降閉じ状態から上昇
開き状態に切り換えると、引起装置が作業用の場合より
も上昇して刈取部の前側が開くものである。これによ
り、刈取部の清掃とか点検や修理を行う際、刈取部の前
方から内部を作業しやすいように刈取部の前側を開放で
きる。
【0020】〔効果〕刈取部を清掃したり点検や修理す
るに当たり、刈取部の前側も開放し、内部に対する作業
を前方から容易に行って能率よく作業できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に示すように、クローラ式走
行装置1、運転部2を備えている自走機体の機体フレー
ム3の前部に、刈取部10の刈取部フレームの基端部を
機体横向きの軸芯Pまわりで回動自在に連結するととも
に、刈取部フレームにリンク機構6を介してシリンダロ
ッドが連結しているリフトシリンダ7によって刈取部フ
レームを上下に揺動操作して刈取部10を下降作業位置
と上昇非作業位置とに昇降操作するように構成し、自走
機体に脱穀装置4及び穀粒タンク5を設けて、稲・麦な
どを収穫するコンバインを構成していある。
【0022】すなわち、図1、図2、図4に示すよう
に、刈取部10は、刈取部10の前端部でその横方向に
並ぶ複数個の分草具11によって植立穀稈を刈取り対象
と非刈取り対象の穀稈とに分草し、分草具11からの複
数条の刈取り対象穀稈を機体横方向に並んでいる複数本
の穀稈引起経路12に各別に導入し、各穀稈引起経路1
2に導入した植立穀稈を穀稈引起経路12の横側に位置
している引起装置20a,20bの引起こし爪25aに
よって引起こし処理しながら、株元側を引起装置20
a,20bの下方に位置している無端回動ベルト31を
備えている前搬送装置30によって穀稈引起経路12の
終端部に位置している一つのバリカン形の刈取装置13
に搬送して刈取り処理し、刈取装置13からの複数条の
刈取穀稈を、刈取装置13の上方で機体横方向に並んで
いる複数個の搬送回転体41を備えている後搬送装置4
0によって機体後方向きに搬送し、搬送途中で合流させ
てさらに機体後方向きに搬送して脱穀装置4の脱穀フィ
ードチェン4aの始端部に供給する。
【0023】脱穀装置4は、刈取部10からの刈取り穀
稈の株元側を脱穀フィードチェーン4aによって挟持し
て機体後方側に搬送し、その穂先側を扱室(図示せず)
に供給して脱穀処理し、脱穀粒を前記穀粒タンク5に搬
送して回収させる。
【0024】刈取部10についてさらに詳述すると、次
の如く構成してある。
【0025】図3、図10に示すように、入力プーリ5
1aが一端側に付いているとともに機体フレーム3に前
記軸芯Pまわりで回動自在に連結するように構成してあ
る機体横向きの入力ケース51、この入力ケース51の
中間部に基端側が接続している機体前後向きの伝動ケー
ス52、この伝動ケース52の先端部に中間部が接続し
ている機体横向きの伝動ケース53の各伝動ケースで成
る刈取りメインフレームと、前記横向き伝動ケース53
の前側に位置している機体横向きの丸パイプフレーム5
4と、この丸パイプフレーム54の前側に位置している
機体横向きの角パイプフレーム55と、前記横向き伝動
ケース53の両端部から機体前方向きに延出していると
ともに機体前後向きの前記丸パイプフレーム54及び角
パイプフレーム55の端部を支持している機体前後向き
の外側分草フレーム56と、前記角パイプフレーム55
に沿っているとともにこの角パイプフレーム55に連結
している横断面L字形の機体横向きの1本の支持フレー
ム57の長手方向での複数箇所から前方向きに延出して
いる機体前後向きの内側分草フレーム58と、前記横向
き伝動ケース53の一端側に下端側が接続している機体
上下向きの縦伝動ケース59と、前記横向き伝動ケース
53の他端側に立設してある支柱60と前記縦伝動ケー
ス59とにわたって連結しているとともにこの縦伝動ケ
ース59に対して接続している機体横向きの引起こし伝
動ケース61とにより、刈取部フレームを構成してあ
る。
【0026】前記複数本の外側及び内側分草フレーム5
6,58の隣接し合う一対の分草フレーム56,58,
58どうしの間に1 本の前記穀稈引起経路12が形成さ
れる状態で前記複数本の外側及び内側分草フレーム5
6,58によって機体横方向に並ぶ複数本の前記穀稈引
起経路12を形成し、各分草フレーム56,58の前端
部に前記分草具11を取付け、前記各穀稈引起経路12
それぞれの前端部の横側で、外側分草フレーム56及び
内側分草フレーム58の前端側と、前記引起こし伝動ケ
ース61とにわたって前記引起装置20a,20bを取
付け、前記内側分草フレーム58及び前記刈取りメイン
フレームによって前記前搬送装置30を支持させてあ
る。前記支持フレーム57に前記刈取装置13を取付
け、前記角パイプフレーム55や刈取りメインフレーム
によって前記後搬送装置40を支持させてある。
【0027】図4に示すように、前記各前搬送装置30
は、刈取装置13の上方に駆動回動自在に位置している
搬送回転体41、この搬送回転体41の上方に搬送終端
側が位置している前記無段回動ベルト31、前記内側分
草フレーム58の引起装置20bを支持する部位の付近
から後方向きに延出して延出端側が搬送回転体41及び
無端回動ベルト31の付近に位置しているとともに途中
が穀稈引起経路12に入り込むように屈曲している丸棒
材で成る搬送ガイド32などを備えて構成してあり、引
起装置20a,20bが作用している穀稈の株元側を搬
送ガイド32によって後方に案内し、無端回動ベルト3
1が備えているアーム形状の係止搬送爪31aと、搬送
回転体41の外周部に周設されている突起による掻き込
みとによって刈取装置13に送り込む。
【0028】図4に示すように、前記後搬送装置40
は、前記複数個の搬送回転体41、最も機体内側に位置
する前記搬送回転体41の上方に搬送始端部が位置して
いる始端側株元挟持搬送チェーン42、この始端側株元
挟持搬送チェーン42の搬送終端部に搬送始端部が接続
している合流株元挟持搬送チェーン43、この合流株元
挟持搬送チェーン43の搬送終端部に搬送始端部が接続
している終端側株元挟持搬送チェーン44、前記始端側
株元挟持搬送チェーン42の搬送始端側の上方に搬送始
端部が、前記終端側株元挟持搬送チェーン44の機体内
側の上方に搬送終端部がそれぞれ位置している穂先側係
止搬送チェーン45、複数個の搬送回転体41の機体横
方向での中央部に位置している搬送回転体41の上方に
搬送始端部が位置している始端側株元挟持搬送チェーン
46、最も機体外側に位置する前記搬送回転体41の上
方に搬送始端部が位置している始端側株元挟持搬送チェ
ーン47、この始端側株元挟持搬送チェーン47の上方
に位置する始端側穂先係止搬送チェーン48などを備え
て構成してあり、刈取装置13からの複数条の刈取穀稈
を搬送回転体41、始端側株元挟持搬送チェーン42,
46,47、始端側穂先係止搬送チェーン48及び穂先
側係止搬送チェーン45によって縦姿勢で後方に搬送し
て合流株元挟持搬送チェーン43に供給して合流させ、
合流した刈取穀稈を合流株元搬送チェーン43、終端側
株元搬送チェーン44及び穂先側係止搬送チェーン45
によってさらに縦姿勢で後方に搬送し、終端側株元搬送
チェーン44によって穂先側が機体内側に倒れた倒伏姿
勢に姿勢変更して脱穀フィードチェーン4aに供給す
る。
【0029】機体横方向に並ぶ前記複数個の引起装置2
0a,20bのうち、最も左外側に位置するものと最も
右外側に位置するものとの2個の引起装置20a以外の
全ての引起装置20bそれぞれの上端側は、図5に示す
如く引起装置20bの上端側に備えてある連結部材71
などを有した連結機構70によって前記引起こし伝動ケ
ース61に連結されるように構成してある。
【0030】この引起装置上端側の連結機構70は、引
起装置20bの引起こしチェーン25などを支持してい
るメインフレーム21の上端側と、チェーン駆動スプロ
ケット22に駆動力を導入するようにメインフレーム2
1から延出している入力ケース23にわたって基端側が
連結している前記連結部材71と、この連結部材71の
先端側に固定されている連結ピン72に支持作用するよ
うに構成して引起こし伝動ケース61に固設してある支
持フック73とを備えて構成してあり、連結部材71の
連結ピン72を支持フック73に対して係脱させること
により、引起装置20bの上端側を引起こし伝動ケース
61に対して連結したり、引起装置20bの上端側を引
起こし伝動ケース61から分離させるのであり、連結部
材71を連結ピン72によって支持フック73に掛けて
おけば、引起装置20bの上端側を引起こし伝動ケース
61に対して前記連結ピン72の機体横向きの軸芯72
aまわりで回動自在に支持されるように連結しておく。
引起装置20bが連結ピン72の軸芯72aまわりで引
起こし伝動ケース61に対して回動すると、入力ケース
23が引起こし伝動ケース61の出力部61aに対して
離間したり接続するように、かつ、これに伴って、入力
ケース23の内部に位置している入力軸23aが連結具
24によって引起こし伝動ケース61の出力軸62に対
して自ずと連結したり分離するように構成してある。
【0031】機体横方向に並ぶ前記複数個の引起装置2
0a,20bのうち、前記横外側の2個の引起装置20
aを除く他の全ての引起装置20bの下端側は、図6、
図8に示す如く引起装置20bの下端側に備えてある連
結部材81などを備えている連結機構80によって前記
内側分草フレーム58の前端側に連結されるように構成
してある。
【0032】この引起装置下端側の連結機構80は、引
起装置20bの前記メインフレーム21の下端側に固定
されている前記連結部材81と、前記内側分草フレーム
58に支持パイプ82を介して固定されている支持ブラ
ケット83と、この支持ブラケット83の一対の支持片
83aにわたって付いている連結ピン84と、支持ブラ
ケット83の支持片83aどうしの間でコイル部が連結
ピン84に外嵌している連結ばね85とを備えて構成し
てあり、連結部材81を連結ピン84によって支持ブラ
ケット83に連結したり、この連結を解除することによ
って引起装置20bの下端側を内側分草フレーム58に
対して連結したり、この連結を解除する。
【0033】すなわち、連結ピン84を一端側の操作部
84aによって支持片83aに対して連結ばね85に抗
してスライド操作し、連結ピン84の先端部84bを連
結部材81の一方の連結片81aの貫通ピン孔86から
抜き外した状態にしながら、引起装置20bを上端側の
前記連結ピン72の軸芯72aまわりで上昇揺動させる
ことにより、連結部材81が支持ブラケット83から分
離し、引起装置20bの下端側を内側分草フレーム58
から分離させる。この分離操作の場合と同様に連結ピン
84を連結ばね85に抗してスライドさせた状態にしな
がら、引起装置20bを前記軸芯72aまわりで下降揺
動させ、連結部材81の他方の連結片81aが切欠きピ
ン孔87のために連結ピン84に外嵌して一対の連結片
81aが支持ブラケット83の両外側に別れて重なった
状態になると、連結ピン84を連結ばね85によってス
ライド操作させる。すると、連結ピン84の先端部84
bが前記貫通ピン孔86に入り込んで連結ピン84が連
結部材81を支持ブラケット83に連結し、引起装置2
0bの下端側を内側分草フレーム58に連結する。
【0034】これにより、横外側に位置する位置する2
個の引起装置20aを除く他の全ての引起装置20bに
あっては、下端側の前記連結機構80による内側分草フ
レーム58に対する連結を解除した状態にすれば、引起
こし伝動ケース61によって引起装置20bの上端側に
位置する前記軸芯72aのまわりで上下に揺動するよう
に支持された状態になり、前記軸芯72aまわりで上下
に揺動操作することにより、図1に二点鎖線で示すとと
もに図9に示す如く上昇揺動して刈取部10の前部を開
放した管理用の上昇開き状態と、図1に実線で示すとと
もに図5に示す如く下降揺動して穀稈引起経路12に導
入された植立穀稈に引起こし作用する作業用の下降閉じ
状態とに切り換えられるようになっている。また、上昇
開き状態にして連結部材71を支持フック73から外し
たり、支持フック73に掛けたりすることにより、引起
こし伝動ケース61に対して着脱できるようになってい
る。
【0035】図11、図13に示すように、前記複数本
の内側分草フレーム58及び刈り刃支持台91を支持し
ている前記支持フレーム57の縦辺部57aの下端側
が、前記角パイプフレーム55の下部に対して機体横向
きの軸芯Xまわりで回動自在に連結しており、各内側分
草フレーム58及び刈取装置13が角パイプフレーム5
5によって前記軸芯Xまわりで上下揺動自在に支持され
ているように構成してあるとともに、図10に示すよう
に、前記支持フレーム55の長手方向での複数箇所に、
フレームロックアーム101を備えたフレームロック機
構100を設けてある。
【0036】図11に示すように、前記刈取装置13を
支持している刈り刃支持台91の後端側が、前記支持フ
レーム57の縦辺部57aに対して機体横向きの軸芯Y
まわりで回動自在に連結しており、刈取装置13が内側
分草フレーム58と共に軸芯Xまわりで角パイプフレー
ム55に対して上下揺動する状態に内側分草フレーム5
8によって支持されるように構成し、かつ、前記軸芯Y
まわりで支持フレーム57に対して上下揺動する状態に
支持されるように構成してあるとともに、図10に示す
ように、刈取装置13の両端側と、刈取装置13の中央
側の2箇所とに、図11、図13に示す刈取ロックアー
ム111を備えた刈取装置ロック機構110を設けてあ
る。
【0037】図11、図14に示すように、前記各フレ
ームロック機構100は、前記角パイプフレーム55に
固定されている支持台102と、この支持台102に基
端側が連結ピン103によって回動自在に連結してい
て、支持台102によって連結ピン103の軸芯まわり
で揺動操作自在に支持されている前記フレームロックア
ーム101と、前記支持フレーム57から後方向きに延
出しているロックピンアーム104とを備えて構成して
ある。すなわち、内側分草フレーム58が上昇揺動さ
れ、ロックピンアーム104の延出端側が支持台102
の表面側に接近した状態なると、フレームロックアーム
101を連結ピン103の軸芯まわりでロックピンアー
ム104の方に揺動操作して、ロックピンアーム104
の表面側に重なるとともにロックアーム104に固定の
ロックピン105に対して切欠き部101aによって係
合したロック状態にする。すると、フレームロック機構
100は、支持フレーム57を角パイプフレーム55に
対して揺動しないようにロックし、これにより、内側分
草フレーム58を角パイプフレーム55に対して穀稈引
起経路12を形成する取り付け姿勢で固定するようにロ
ック状態になる。このとき、フレームロックアーム10
1をこれの操作部101bの位置する方が支持台102
から浮き上がるように弾性変形させて、操作部101b
の近くに位置する部分をピン孔101cによって支持台
102の外れ止めピン106に係合させることにより、
フレームロックアーム101をロック状態にこれからず
れ動かないように固定できる。フレームロックアーム1
01を前記外れ止めピン106から外れた状態に弾性変
形させながら機体後方側に揺動操作して、ロックピンア
ーム104から外れたロック解除状態にする。すると、
フレームロック機構100は、支持フレーム57の角パ
イプフレーム55に対する揺動ロックを解除し、内側分
草フレーム58の軸芯Xまわりでの上下揺動を許容する
ようにロック解除状態になる。
【0038】図11、図13に示すように、前記各刈取
装置ロック機構110は、前記刈り刃支持台91から機
体前方向きに延出している前記刈取ロックアーム111
の延出端側と、前記支持フレーム57から延出している
支持アーム57aや、外側分草フレーム56に付設して
あるロック部材112とにわたってロックボルト113
を装着して、刈取ロックアーム111をロック部材11
2に連結することにより、刈り刃支持台91を支持フレ
ーム57に対して揺動しないようにロックすることによ
って、刈取装置13を支持フレーム57に対して作業用
の取付け姿勢で固定するようにロック状態になり、刈取
りロックアーム111のロック部材112に対するロッ
クボルト113による連結を解除することにより、刈り
刃支持台91の支持フレーム57に対する揺動ロックを
解除し、刈取装置13の支持フレーム57に対する上下
揺動を許容するようにロック解除状態になる。
【0039】これにより、図15に示すように、刈取部
10を自走機体に対して上昇させて刈取部フレームと地
面との間に内側分草フレーム58が下降するスペースを
確保した状態にし、支持フレーム57の複数箇所に位置
している前記フレームロック機構100のそれぞれ、及
び、刈取装置13の両横側に位置している前記刈取装置
ロック機構110のそれぞれをロック解除状態に切り換
えることにより、全ての内側分草フレーム58を分草具
11が付いているままで一挙に軸芯Xまわりで上下に揺
動操作して、図15に示す如く刈取部10の底側を開放
した管理用の下降開き状態と、図1に示す如く穀稈引起
経路12を形成するとともに引起装置20bの下端側を
支持する作業用の上昇閉じ状態とに切り換えられる。こ
のとき、分草具11、刈取装置13及び前記搬送ガイド
32も内側分草フレーム58に付いて共に上下揺動す
る。
【0040】つまり、刈取部10の前搬送装置30及び
後搬送装置40を点検したり修理するとか、前搬送装置
30及び後搬送装置40に詰まったワラ屑を清掃するな
ど刈取部10の内部に対する清掃、点検、修理などを行
う際、図15に示すように、外側の2個の引起装置20
aを除く他の引起装置20bを下降閉じ状態から前記上
昇開き状態に切り換えることにより、刈取部10の前搬
送装置30、後搬送装置40などの前方を作業しやすい
ように開放できる。このとき、引起装置20bを取外し
てもよい。さらに、全ての内側分草フレーム58を上昇
閉じ状態から下降開き状態に切り換えることにより、刈
取部10の前搬送装置30、後搬送装置40などの底側
も作業しやすいように開放できる。さらにこのとき、分
草具11、刈取装置13及び搬送ガイド32も内側分草
フレーム58に付いて一挙に下降して、前搬送装置3
0、後搬送装置40などの前方及び底側をより作業しや
すいように開放できる。尚このとき、刈取装置13の左
右の入力部13aが、刈り刃駆動アームから抜け外れて
刈取装置13の下降が可能になる。さらに、図12に示
すように、刈取装置13の中央側2箇所の前記刈取装置
ロック機構110による刈取装置13の支持フレーム5
7に対する揺動ロックを解除することにより、刈取装置
13を単独で支持フレーム57に対して下降揺動させ
て、さらに刈取装置13のまわりに作業用スペースを広
く確保できる。
【0041】〔別実施形態〕上記実施形態の如く、引起
装置20bを上下揺動も着脱も可能なように構成するほ
か、上下揺動のみ可能なように構成して実施してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン前部の側面図
【図2】刈取部の正面図
【図3】刈取部フレームの斜視図
【図4】前搬送装置及び後搬送装置の概略平面図
【図5】引起装置上端側の連結機構を示す側面図
【図6】引起装置下端側の連結機構を示す側面図
【図7】引起装置下端側の連結解除状態を示す側面図
【図8】引起装置下端側の連結機構の斜視図
【図9】引起装置上端側の上昇状態を示す側面図
【図10】刈取装置及びフレームロック機構の平面図
【図11】刈取装置中央側の刈取装置ロック機構を示す
側面図
【図12】内側分草フレーム及び刈取装置の下降状態を
示す側面図
【図13】刈取装置端側の刈取装置ロック機構を示す側
面図
【図14】フレームロック機構の平面図
【図15】刈取部の点検状態を示す側面図
【符号の説明】
4 脱穀装置 11 分草具 13 刈取装置 20b 引起装置 32 搬送ガイド 40 搬送装置 58 分草フレーム 72a 軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 押谷 誠 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 平井 良介 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B076 AA03 BA08 CA01 CA09 CA13 CA14 CA15 2B081 AA01 BB05 CC25 DA02 DA03 DA09 DA13 DD01 DD14 EA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立穀稈に作用する引起装置及び刈取装
    置、刈取穀稈を脱穀装置に供給する搬送装置を備えてい
    るコンバインの刈取部構造であって、 穀稈引起経路を形成するとともに前端部で分草具を支持
    している機体前後向きの分草フレームを、後端側に位置
    する軸芯まわりで作業用の上昇閉じ状態と、管理用の下
    降開き状態とに上下揺動切り換え自在に取付けてあるコ
    ンバインの刈取部構造。
  2. 【請求項2】 前記刈取装置が、前記分草フレームと共
    に上下揺動する状態で分草フレームによって支持されて
    いる請求項1 記載のコンバインの刈取部構造。
  3. 【請求項3】 穀稈用の搬送ガイドが、前記分草フレー
    ムと共に上下揺動する状態で分草フレームによって支持
    されている請求項1又は2記載のコンバインの刈取部構
    造。
  4. 【請求項4】 前記引起装置を、上端側に位置する軸芯
    まわりで管理用の上昇開き状態と、作業用の下降閉じ状
    態とに上下揺動切り換え自在に取付けある請求項1〜3
    のいずれか1項に記載のコンバインの刈取部構造。
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